JP5353795B2 - 作業機械 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば油圧ショベル等の作業機械に関し、その中でも機械室を覆っているカバーの閉止構造に関する。
この種の閉止構造としては、例えば、本出願人が先に提案した作業機械がある(特許文献1)。その作業機械では、機器類を覆う比較的大きなガードカバーが開閉可能に設けられている。ガードカバーには小窓が設けられていて、その小窓には、更に小窓カバーが開閉可能に設けられている。この小窓カバーは厳重に施錠できるようになっている。
一方、ガードカバーを閉じ状態にロックする閉止機構は小窓の内側に配置されていて、ガードカバーを開ける際には、小窓を開けてそのロックを解除するようになっている。そうすることで、閉止機構に施錠等の複雑な構造を設ける必要がなくなるため、美観に優れ、安全性の向上やコストの低減などの効果を得ることができる。
特開2005−23727号公報
作業機械の機種の1つに、小回りのきく旋回半径の小さい機種(小旋回型)がある。小旋回型の機種の場合、旋回半径が小さくなる分、機器類の設置スペースが限られる。そのため、この機種の機械室内には、コントロールバルブ等の機器類やこれらに接続される各種バルブや配管、ホース等の類が狭い空間に密集した状態で配設されている。
図9に、そのような小旋回型の油圧ショベルの一例を示す。この油圧ショベル100には、下部走行体101(クローラ式)やその上に搭載される上部旋回体102などが備えられている。上部旋回体102には、フレーム103(基部)やアタッチメント104、キャブ105、側部機械室106などが備えられている。
側部機械室106はサイドカバー107によって覆われていて、その内部には作動油タンク110やコントロールバルブ111などが収容されている。サイドカバー107は、その後端部が縦軸周りに揺動自在に支持されていて、後端部を支点に側方へ大きく開閉することができる。サイドカバー107の前端部には小窓カバー112が設けられている。
図10や図11に示すように、小窓カバー112は、サイドカバー107の前端部に開口する開口部107aを開閉可能に塞いでいる。小窓カバー112には所定の鍵でのみ開閉できる施錠部113が設けられている。側部機械室106の内部には、サイドカバー107を閉止状態に保持し、簡単な操作でその閉止状態を解くことができるラッチ部材114が配設されている。従って、サイドカバー107を全開させる場合には、小窓カバー112を開けてラッチ部材114を操作し、その閉止状態を解除する。
図11に示すように、コントロールバルブ111は、作動油タンク110の右側に近接して前後方向に延びるように配設されている。コントロールバルブ111には多数の配管(ホース)等が接続されていて、同図ではその一部(符号111aで示す)を除いて省略したが、コントロールバルブ111の周りは配管等が密集した状態になっている。
作動油タンク110の前面には、切替弁用ブラケット115が取り付けられている。この切替弁用ブラケット115に、手動によって作動油の流れを切り替え制御する切替弁116が取り付けられている。作動油タンク110の側面には、ラッチ用ブラケット117が取り付けられている。
ラッチ用ブラケット117は、略L字形状を呈し、作動油タンク110に一端が取り付けられる長寸の帯板状の腕部117aと、この腕部117aの他端から連続して屈曲する短寸のラッチ支持部117bとを有している。ラッチ部材114は、ラッチ支持部117bに設けられている。
図12に示すように、ラッチ部材114は、操作し易いように開口部107aを正面から見てその上部中央に設けられている。サイドカバー107の内側にはロック部材118が取り付けられていて、これがラッチ部材114に掛け止められることにより、サイドカバー107が閉止状態に保持される。なお、開口部107aは、ラッチ部材114の操作だけでなく、切替弁116の操作など、比較的高頻度に行われるメンテナンスにも利用されている。
ところで、油圧ショベル100では、作業中にすくい上げた岩石等がこぼれ落ちてサイドカバー107にぶつかる虞がある。特に、サイドカバー107の前端部は作業領域に面しているため、その可能性が高い。
岩石等がぶつかってサイドカバー107が大きく変形した場合、サイドカバー107を介してその衝撃が切替弁116に作用することも考えられるため、切替弁116については、そのような異常事態が発生しても支障のないようにサイドカバー107から奥まった部位に設けられている。奥まった部位に設けられる結果、切替弁116の操作が困難になっている。
また、ラッチ部材114や切替弁116は、いずれもブラケット115,117を介して作動油タンク110に支持されているため、これらに外力が作用すると作動油タンク110の損傷を招く虞もある。
更に、ラッチ用ブラケット117が歪むと、ラッチ部材114とロック部材118とが噛み合わなくなってサイドカバー107を閉止状態に保持できなくなる。そうした場合、ラッチ用ブラケット117を取り替える必要があるが、ラッチ用ブラケット117の腕部117aの取付部位は奥まったところに位置しているため、容易には交換できない。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、サイドカバーに岩石等がぶつかるようなことがあっても切替弁を効果的に保護できるうえに、切替弁を容易に操作できる作業機械を提供することにある。
上記目的を達成するために、特に本発明ではブラケットの構造を工夫した。
具体的には、本発明の作業機械は、フレームと、前記フレームの前端部に起伏可能に支持される作業装置と、前記作業装置の側方に隣接して前記フレームの上に設けられる側部機械室と、前記側部機械室の少なくとも前部及び側部を覆うカバー部材とを備えている。
前記カバー部材は、開口部と、該開口部を開閉する蓋部材と、該開口部の近傍の内側に取り付けられるロック部材とを有し、後部に設けられたヒンジ部を支点に開閉自在に支持されている。
前記側部機械室の内部には、前記ロック部材と協働して前記カバー部材を閉じ状態に保持するラッチ部材と、手動で操作可能な切替弁とが設けられている。前記ラッチ部材及び前記切替弁は、前記開口部の近傍に配置され、前記側部機械室の内方から前記開口部側に延びる支持ブラケットに一体的に支持されており、前記ラッチ部材は、前記切替弁よりも前記開口部側かつ上方に配置されている。
このように、ラッチ部材と切替弁とを支持ブラケットに一体的に支持したうえで、ラッチ部材を切替弁よりも開口部側かつ上方に位置させてあると、切替弁の保護機能を強化することができる。
すなわち、カバー部材における切替弁よりも開口部側かつ上方の部分は不慮の外力によって変形する可能性がある。しかし、その部分と切替弁との間にラッチ部材を配置しているため、ラッチ部材でカバー部材の大きな変形を阻止できる。従って、切替弁にカバー部材の変形の影響が及ぶのを防ぐことができる。
前記開口部を正面から見たとき、前記ラッチ部材及び前記切替弁は前記開口部の内側に位置するとともに、重ならずにずれて位置させるのが好ましい。
そうすれば、ラッチ部材や切替弁の操作が容易になり、作業性が向上する。
前記支持ブラケットは、前記側部機械室の内方から前記開口部側に延びるブラケット本体と、前記ブラケット本体における前記開口部側の部分に着脱可能に取り付けられる第1ブラケット及び第2ブラケットと、を有し、前記ラッチ部材及び前記切替弁は、それぞれ前記第1ブラケット及び前記第2ブラケットに支持されているようにするのが好ましい。
そうすれば、ラッチ部材に不具合が発生した場合には、第1ブラケットを交換するだけで修復できる。
前記側部機械室の内部には、前記開口部の近傍に位置するとともに、前記フレームにベースを介して支持されたコントロールバルブが設けられ、前記支持ブラケットは前記ベースに取り付けられているようにするのが好ましい。
そうすれば、ラッチ部材に加わる衝撃は支持ブラケットに伝わるが、支持ブラケットはフレームに固定されたベースに取り付けられているため、衝撃が大きくても安定して受け止めることができる。
以上説明したように、本発明によれば、カバー部材に岩石等がぶつかるようなことがあっても切替弁を効果的に保護できるうえに、切替弁を容易に操作できるようになる。
本実施形態の油圧ショベルを示す概略平面図である。 側部機械室の前部の概略斜視図である。 側部機械室の前部の概略斜視図である。 開口部が開口した状態をその正面から見た図である。 側部機械室の内部を前方から見た図である。 図5の矢印I方向から見た図である。 図5の矢印II方向から見た図である。 支持ブラケットの分解斜視図である。 小旋回型の油圧ショベルを示す概略斜視図である。 図9における油圧ショベルの要部を示す概略斜視図である。 図9における油圧ショベルの要部を示す概略斜視図である。 図9における油圧ショベルの要部を示す概略斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。ただし、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物あるいはその用途を制限するものではない。
図1に、本発明を適用した小旋回型の油圧ショベル1(作業機械)を示す。この油圧ショベル1の基本的な構成は上述した油圧ショベル100と同じである。すなわち、この油圧ショベル1においてもクローラ式の下部走行体2の上に上部旋回体3が搭載されていて、上部旋回体3にはフレーム4やアタッチメント5、キャブ6、機械室7などが備えられている。
フレーム4は、上部旋回体3を支えるベースであり、平面視で略円板状の外観を呈している。フレーム4は、その略中心部が下部走行体2に旋回可能に支持されている。フレーム4は、水平方向に拡がるように設けられ、その上にキャブ6や機械室7が設置されている。
アタッチメント5は、ブームやアーム、バケットなどで構成されていて、この機種の場合、フレーム4の前端部略中央に起伏自在で左右に揺動自在に支持されている。上部旋回体3の後部には、アタッチメント5との間で前後のバランスを保つために、カウンターウエイト8が配置されている。なお、この機種では設置スペースが限られるために、カウンターウエイト8が機械室7の一部(下部)を覆うカバーを兼ねている。
キャブ6は、運転シートや操作機器、キャノピなどで構成されていて、上部旋回体3の前部(左寄り)に配置されている。機械室7は、キャブ6の周囲、主に上部旋回体3の後部から右側部に至る部分に配置されている。
後部の機械室7(後部機械室7a)には、エンジン9や油圧ポンプ10、ラジエータ11、燃料タンク12などが収容されている。右側部の機械室7(側部機械室7b)には、作動油タンク13やコントロールバルブ14などが収容されている。側部機械室7bの前部は、アタッチメント5の右方に隣接している。後部機械室7aはリアカバーにより、側部機械室7bはサイドカバー15(カバー部材)により、それぞれの上面や側面が覆われている。
サイドカバー15は、その後端部がヒンジ部15aを介して縦軸周りに揺動自在に支持されていて、同図に仮想線で示すように、そのヒンジ部15aを支点に右方へ大きく開くことができる。サイドカバー15の前端部には開口部16が開口していて、通常は蓋部材17によって塞がれている。
図2〜図7に、側部機械室7b、特にその前部の構造を示す。図2、図3は、側部機械室7bの前部をその外方から見た概略斜視図である。但し、図2では内部を示すためにカバーの一部を切り欠いている。図4は、開口部16が開口した状態をその正面から見た図である。図5は、側部機械室7bの内部を前方から見た図であり、図6は図5の矢印I方向から見た図を、図7は図5の矢印II方向から見た図をそれぞれ示している。
図2や図3に示すように、蓋部材17は、その一方の側部がサイドカバー15に揺動自在に支持されていて、開口部16は開閉可能になっている。蓋部材17には施錠できるように施錠部18が設けられている。サイドカバー15における開口部16の上端近傍の内面には、後述するラッチ部材19と協働してサイドカバー15を閉じ状態に保持するロック部材20が左方に突き出すように取り付けられている。ロック部材20はその左端部に断面J字状のフック20aを有している(図7参照)。
側部機械室7bの前側に、作動油タンク13やコントロールバルブ14が設けられている。作動油タンク13は、長方形箱形の圧力容器であり、作動油を貯留する。コントロールバルブ14は、その作動油を用いてアタッチメント5等を油圧制御する装置であり、作動油タンク13の前方に配置されている。なお、これら図においても一部の例示を除いて配管等は省略してある。
図5や図6に示すように、コントロールバルブ14は、上下方向に延びるように縦置きされている。コントロールバルブ14は、平板状のベース21を介してフレーム4と作動油タンク13とに支持されている。詳しくは、ベース21は縦長の強度部材であり、作動油タンク13の前面に沿って拡がるように配置されている。ベース21の上端は開口部16の近傍に位置している。ベース21の下端は梁部材22を介してフレーム4の縦板4aに固定されている。
図6や図7に示すように、ベース21の上端には貫通孔23が形成されている。この貫通孔23に対応して作動油タンク13の前面に締結ボス24が設けられている。締結ボス24とベース21との間に緩衝部材25を挟み込んだ状態で、貫通孔23に挿入したボルトBを締結ボス24に締結固定している。ボルトBの軸の外径よりも貫通孔23の内径の方が大きく形成されている。従って、作動油タンク13にベース21が支持されていても、ベース21に加わる振動や衝撃は緩衝部材25に吸収されるので、作動油タンク13に伝わり難くなっている。そして、このベース21の上端に蓋部材17(開口部16)側に延びる支持ブラケット30が取り付けられている。
図8に示すように、支持ブラケット30は、主に、ブラケット本体31、第1ブラケット32、第2ブラケット33の3つの部材で構成されている。
ブラケット本体31は、略L字状に屈曲された帯板状の金具であり、ベース21に固定される基部31aと、基部31aに直交して延びる腕部31bとを有している。腕部31bの先端部には、一方の側部が相対的に突出して斜めに切り欠くように端縁が傾斜した傾斜部31cが形成されている。その一方の側部からは、平行に2つの凸部34が側方に張り出している。基部31aに1箇所、腕部31bの先端部に2箇所、そして各凸部34に1箇所ずつ、それぞれ締結孔31dが形成されている。
第1ブラケット32も略L字形状をした金具である。第1ブラケット32は、ブラケット本体31の腕部31bに固定される連結部32aと、連結部32aに直交して延びるラッチ支持部32bとを有している。連結部32aの先端も腕部31bの傾斜部31cに対応して傾斜しており、ラッチ支持部32bは傾斜した状態で連結部32aと連なっている。連結部32aに2箇所の締結孔32cが形成されている。その連結部32aに形成された2つの貫通孔32cと、ブラケット本体31の腕部31bに形成された2つの貫通孔31dとにボルトBを締結することにより、第1ブラケット32はブラケット本体31に固定されている。ラッチ支持部32bにはラッチ部材19が固定される。
図7等に示すように、ラッチ部材19は、ロック部材20と協働してサイドカバー15を閉じ状態に保持するために設けられている。ラッチ部材19は、揺動操作する摘み19aと、この摘み19aに回動自在に支持された矩形リング19bとを有している。サイドカバー15を閉じたときにロック部材20とラッチ部材19とが所定の状態となるように位置決めされている。従って、ロック部材20のフック20aを矩形リング19bに引っ掛け、摘み19aを揺動操作することにより、サイドカバー15を閉じ状態に保持することができる。
第2ブラケット33は、略T字形状をした金具であり、矩形の取付部33aと、取付部33aにおける一端の両側のそれぞれから側方へ張り出す一対の張出部33b,33bとを有している。各張出部33bに1箇所ずつ締結孔33cが形成されている。各張出部33bに形成された貫通孔33cと、ブラケット本体31の各凸部34に形成された貫通孔31dとにボルトBを締結することにより、第2ブラケット33はブラケット本体31に固定されている。取付部33aには、ラッチ支持部32b側に切替弁36が取り付けられる。切替弁36は、コントロールバルブ14と協働して作動油の流れを切り替え制御する装置であり、手動で操作できるようになっている。
図6や図7などに示すように、ベース21に取り付けた支持ブラケット30に、ラッチ部材19と切替弁36とを一体に取り付けた状態では、ラッチ部材19やラッチ支持部32bは、切替弁36を庇うように、切替弁よりも開口部側かつ上方、具体的には、切替弁36の前方であってその斜め上方に近接して位置する。
このように、ラッチ部材19と切替弁36とを位置させることで、ラッチ部材19に切替弁36の保護部材としても機能させ、切替弁36の保護を強化することができる。例えば、油圧ショベル1では、作業中にすくい上げた岩石等がこぼれ落ちることがあり、こぼれ落ちた岩石等がサイドカバー15にぶつかってサイドカバー15が大きく変形するおそれがある。特に、岩石等はサイドカバー15の前端部の前方斜め上方からぶつかる可能性が高い。
その岩石等がぶつかる可能性の高いサイドカバー15の部分と切替弁36との間にラッチ部材19を配置させることで、ラッチ部材19でサイドカバー15の大きな変形を阻止でき、切替弁36にその力が作用するのを防ぐことができる。しかも、ラッチ部材19やラッチ支持部32bは、近接するサイドカバー15と対向するように斜め上方を向いているので、サイドカバー15が変形してもしっかりと受け止めることができる。
更に、ラッチ部材19に加わる衝撃は支持ブラケット30に伝わるが、支持ブラケット30はフレーム4に固定されたベース21に取り付けられているため、大きな衝撃でも安定して受け止めることができる。支持ブラケット30は作動油タンク13にも支持されているが、作動油タンク13にはその衝撃が伝わり難くなっているため、ラッチ部材19に起因して作動油タンク13が損傷することも防止できる。
ラッチ部材19が歪む、つまり第1ブラケット32が歪むとロック部材20と噛み合わなくなってサイドカバー15を閉じることができなくなる。そうした場合には、第1ブラケット32だけをブラケット本体31から取り外して交換すればよく、簡単に修復できる。その締結部位も前方に突出して開口部16の近くに位置しているので、容易に交換できる。
図4に示すように、開口部16は、ラッチ部材19や切替弁36の前方に近接して位置している。しかも、ラッチ部材19及び切替弁36は、開口部16を正面から見たとき、開口部16の内側に位置するとともに、互いに重ならずに上下にずれて位置している。従って、摘み19aの揺動操作や切替弁36の切替操作は開口部16を通じて容易にできる。
更に、本実施形態の油圧ショベル1の場合、コントロールバルブ14を支持するベース21に、切替弁36を支持する支持ブラケット30が取り付けらているため、製造時には、これらとそれに付随する配管等を予め組み付けておくことが可能になる。従って、作動油タンク13やコントロールバルブ14をフレーム4に組み付けた後に、切替弁36を組み付けて配管等を接続する必要が無くなり、組み付け作業を簡略化することができ、生産性にも優れる。
以上説明したように、本実施形態の油圧ショベル1によれば、サイドカバー15に岩石等がぶつかるようなことがあっても切替弁36を効果的に保護できるうえに、切替弁36を容易に操作できるようになる。
なお、本発明にかかる作業機械は、前記の実施の形態に限定されず、それ以外の種々の構成をも包含する。
例えば、実施形態では油圧ショベル1を例に説明したが、本発明はクレーン等、その他の作業機械にも適用できる。小旋回型の機種に好適ではあるが、それ以外の機種にも適用できる。
1 油圧ショベル(作業機械)
4 フレーム
5 アタッチメント(作業装置)
7b 側部機械室
13 作動油タンク
14 コントロールバルブ
15 サイドカバー(カバー部材)
15a ヒンジ部
16 開口部
17 蓋部材
19 ラッチ部材
20 ロック部材
21 ベース
30 支持ブラケット
31 ブラケット本体
32 第1ブラケット
33 第2ブラケット
36 切替弁

Claims (4)

  1. フレームと、
    前記フレームの前端部に起伏可能に支持される作業装置と、
    前記作業装置の側方に隣接して前記フレームの上に設けられる側部機械室と、
    前記側部機械室の少なくとも前部及び側部を覆うカバー部材と、
    を備えた作業機械であって、
    前記カバー部材は、開口部と、該開口部を開閉する蓋部材と、該開口部の近傍の内側に取り付けられるロック部材と、を有し、後部に設けられたヒンジ部を支点に開閉自在に支持されており、
    前記側部機械室の内部には、前記ロック部材と協働して前記カバー部材を閉じ状態に保持するラッチ部材と、手動で操作可能な切替弁と、が設けられ、
    前記ラッチ部材及び前記切替弁は、前記開口部の近傍に配置され、前記側部機械室の内方から前記開口部側に延びる支持ブラケットに一体的に支持されており、
    前記ラッチ部材は、前記切替弁よりも前記開口部側かつ上方に配置されている作業機械。
  2. 請求項1に記載の作業機械において、
    前記開口部を正面から見たとき、前記ラッチ部材及び前記切替弁は前記開口部の内側に位置するとともに、重ならずにずれて位置している作業機械。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の作業機械において、
    前記支持ブラケットは、
    前記側部機械室の内方から前記開口部側に延びるブラケット本体と、
    前記ブラケット本体における前記開口部側の部分に着脱可能に取り付けられる第1ブラケット及び第2ブラケットと、
    を有し、
    前記ラッチ部材及び前記切替弁は、それぞれ前記第1ブラケット及び前記第2ブラケットに支持されている作業機械。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の作業機械において、
    前記側部機械室の内部には、前記開口部の近傍に位置するとともに、前記フレームにベースを介して支持されたコントロールバルブが設けられ、
    前記支持ブラケットは前記ベースに取り付けられている作業機械。
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