JP2014122525A - 建設機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ストライカとラッチを前外装カバーの外部に配置した場合でも、これらを固定する締結具を覆い隠すことにより、開閉カバーを確実に施錠できるようにする。
【解決手段】 前外装カバー11には、ラッチ20のラッチ固定部21と一緒に2本のラッチボルト23を外部から見えないように覆い隠す目隠し部材24を目隠し部材ボルト28,29を用いて取付ける。この目隠し部材ボルト29は、開閉カバー14を閉じたときにストライカ16の係合部材18に隠れる位置に配置する構成としている。従って、ラッチ20を前外装カバー11のラッチ取付台12に取付けている2本のラッチボルト23は、目隠し部材24によって目視できないように覆い隠すことができる。しかも、目隠し部材24を前外装カバー11に取付けている目隠し部材ボルト29は、係合部材18によって隠すことができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えば上部旋回体の前側に前外装カバーとこれを開閉する開閉カバーとを備えた油圧ショベル等の建設機械に関する。
一般に、建設機械の代表例としての油圧ショベルは、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に設けられた上部旋回体と、該上部旋回体の前,後方向の前側に俯仰動可能に設けられた作業装置とにより構成されている。
上部旋回体は、前側に位置して左,右方向の中間部に作業装置を取付けるための取付ブラケットが設けられた旋回フレームと、該旋回フレームの前側に位置して前記取付ブラケットよりも左,右方向の外側に配置され内部が物品収容空間となると共に該物品収容空間に物品を出し入れするための開口部を有する前外装カバーと、該前外装カバーの開口部を開閉するために該前外装カバーに対して開閉可能に設けられた開閉カバーとにより構成されている。
前外装カバーは、左,右方向の外側となる右側位置に開口部が設けられ、開閉カバーは、その後部がヒンジ部材を用いて前外装カバーの一部を構成する構造体に取付けられている。これにより、開閉カバーは、水平方向(左,右方向ないし前,後方向)に回動可能(開閉可能)となっている。前外装カバーの前部内側には、ストライカが取付けられ、開閉カバーの前部内側には、該開閉カバーを閉じたときにストライカに係合するラッチが設けられ、これらのストライカとラッチによりロック装置を構成している(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−64348号公報
ところで、特許文献1によるものでは、前外装カバーに設けたストライカに対し、開閉カバーに設けたラッチを係合することにより、開閉カバーを閉じた状態でロックすることができる。この場合、ラッチは、前外装カバーおよび開閉カバーの内側位置でストライカに係合しているから、ラッチとストライカとの係合具合を外側から目視で確認することはできない。このために、前外装カバーに対し開閉カバーを組付ける作業では、ラッチとストライカとの係合具合の調整作業に手間を要してしまうという問題がある。
そこで、各カバーの外側からラッチとストライカの係合調整を行えるようにすることが考えられる。この場合、ラッチとストライカを各カバーの外側に配置しなくてはならない。しかし、ラッチとストライカをカバーの外側に配置した場合には、これらを取付けている締結具、例えばボルトやナットも外部に露出することになる。このように、ボルトやナットが外側に露出した状態では、外側からボルトやナットを緩めることができてしまい、ロック装置を施錠したとしても開閉カバーが開けられてしまうという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、ストライカとラッチを前外装カバーの外部に配置した場合でも、これらを固定する締結具を覆い隠すことができ、開閉カバーを閉じた状態で確実に施錠できるようにした建設機械を提供することにある。
本発明による建設機械は、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体に俯仰動可能に設けられた作業装置とからなり、前記上部旋回体は、前側に位置して左,右方向の中間部に前記作業装置を取付けるための取付ブラケットが設けられた旋回フレームと、該旋回フレームの前側に位置して前記取付ブラケットよりも左,右方向の外側に配置され内部が物品収容空間となると共に該物品収容空間に物品を出し入れするための開口部を有する前外装カバーと、該前外装カバーの開口部を開閉するために該前外装カバーに対して開閉可能に設けられた開閉カバーとを備えてなる。
そして、上述した課題を解決するために、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記開閉カバーに設けたストライカに前記前外装カバーに設けたラッチを係合させることにより該開閉カバーを前記前外装カバーに対して施錠、解錠可能にロックするロック装置を有し、前記ロック装置の前記ストライカは、前記開閉カバーに取付けられたストライカ固定部と該ストライカ固定部から前記前外装カバーに向けて延びた係合部材とにより構成し、前記ロック装置の前記ラッチは、ラッチ締結具を用いて前記前外装カバーに取付けられたラッチ固定部と該ラッチ固定部から前記ストライカの前記係合部材に向けて延び前記係合部材に対して外側から係合する係合レバーとにより構成し、前記ラッチ締結具が外部から見えないように隠す目隠し部材を備え、該目隠し部材は、前記前外装カバーに対して目隠し部材締結具を用いて取付ける構成とし、前記目隠し部材締結具は、前記開閉カバーを閉じたときに前記ストライカの前記係合部材に隠れる位置に配置する構成としたことにある。
請求項2の発明は、前記ストライカの前記ストライカ固定部は、前記開閉カバーに対しストライカ締結具を用いて取付け、該ストライカ締結具は、前記開閉カバーを閉じたときに該開閉カバーと前記前外装カバーとの間に隠れる位置に配置する構成としたことにある。
請求項3の発明は、前記開閉カバーは、後端が前記前外装カバーの後部位置に水平方向に回動可能に取付けられた横開きカバーとして形成し、前記ストライカは、前記開閉カバーの前端に前記前外装カバーに向けて水平方向に延びるように設け、前記ラッチは、前記前外装カバーの前面に水平方向に延びる横置き状態で取付ける構成としたことにある。
請求項4の発明は、前記目隠し部材は、前記ラッチの前記ラッチ固定部と前記ラッチ締結具とを覆い隠す山形状に形成され、前記目隠し部材を前記目隠し部材締結具を用いて前記前外装カバーの前面に取付けた状態では、前記ラッチの前記係合レバーのみが前記目隠し部材から突出する構成としたことにある。
請求項5の発明は、前記目隠し部材は、前記ラッチ締結具を隠すために突出して設けられた目隠し用膨出部と、該目隠し用膨出部から前記ストライカ側に向け薄板状に延び前記目隠し部材締結具を用いて前記前外装カバーに取付けられる取付板部と、前記目隠し用膨出部に設けられ前記ラッチの係合レバーが回動可能に突出する開口部とにより構成したことにある。
請求項1の発明によれば、ストライカは、そのストライカ固定部を開閉カバーに取付けることにより、前外装カバーに向けて延びた先端に係合部材を配置する。一方、ラッチは、ラッチ固定部をラッチ締結具を用いて前外装カバーに取付ける。これにより、ラッチ固定部からストライカに向けて延びるように係合レバーを配置する。
これにより、ストライカの係合部材とラッチの係合レバーとは、開閉カバー、前外装カバーの外部に露出した部位で係合させることができるから、ストライカとラッチの係合具合の調整作業は、目視しながら容易に行うことができる。
しかも、前外装カバーには、ラッチ締結具を覆い隠す目隠し部材を目隠し部材締結具を用いて取付けているから、ラッチを前外装カバーに取付けているラッチ締結具は、目隠し部材によって外部から見えないように覆い隠すことができる。さらに、目隠し部材締結具は、開閉カバーを閉じたときにストライカの係合部材に隠れる位置に配置しているから、開閉カバーを閉じた状態では、外部から目隠し部材締結具を緩めたり、取外したりすることはできない。
この結果、ストライカとラッチとを開閉カバー、前外装カバーの外部に露出した部位に配置した場合でも、ラッチを前外装カバーに固定しているラッチ締結具は、開閉カバーを閉じた状態では緩めたり、取外したりできないから、開閉カバーを閉じてロック装置を施錠したときには、開閉カバーを確実に施錠することができ、不用意な開扉を防止することができる。一方、目隠し部材は、ラッチと別個に設けているから、ラッチには、一般的に市販されている安価なものを用いることができる。
請求項2の発明によれば、ストライカは、ストライカ固定部をストライカ締結具を用いて開閉カバーに取付けることができる。この場合、ストライカ締結具は、開閉カバーを閉じたときに開閉カバーと前外装カバーとの間に隠れて外部から目視できない位置に配置しているから、開閉カバーを閉じた状態では、外部からストライカ締結具が緩められたり、取外されたりするのを防止することができる。
請求項3の発明によれば、開閉カバーは、水平方向に開閉する横開きカバーとして形成することができ、ストライカは、この横開きカバーの開閉方向に応じて水平方向に延びるように設けている。この上で、ラッチは、前外装カバーの前面に水平方向に延びる横置き状態で取付ける構成としているから、この横置き状態のラッチをストライカに係合させることにより、横開きカバーを閉扉状態でロックすることができる。
請求項4の発明によれば、目隠し部材を山形状に形成しているから、その内部にラッチのラッチ固定部とラッチ締結具とを外部から見えないように隠すことができる。さらに、目隠し部材を前外装カバーの前面に取付けた状態では、ラッチの係合レバーを目隠し部材から突出させることができ、該係合レバーは、ストライカの係合部材に係合させることができる。
請求項5の発明によれば、ラッチの係合レバーを開口部に挿通させつつ、目隠し用膨出部によってラッチ締結具を覆い隠している。これにより、ラッチ締結具を外部から取外せないようにすることができる。さらに、目隠し部材は、目隠し用膨出部からストライカ側に向け薄板状に延びる取付板部を設け、この取付板部を目隠し部材締結具を用いて前外装カバーに取付けている。従って、目隠し用膨出部によってラッチ締結具を隠すことができ、ストライカの係合部材によって目隠し部材締結具を目視できないように隠すことができる。一方、ラッチの係合レバーは、開口部から回動自在に突出させることができる。
本発明の実施の形態に係る油圧ショベルを示す正面図である。 作業装置を省略した状態の油圧ショベルを示す前面図である。 上部旋回体の右前側を右上側から見た要部拡大の斜視図である。 ロック装置のストライカとラッチの係合を解除して開閉カバーを開いた状態を左上側から見た要部拡大の斜視図である。 ロック装置を分解した状態を図4と同様位置から見た分解斜視図である。 ロック装置のストライカとラッチとを係合させた状態で図2中の矢示VI−VI方向から見た要部拡大の断面図である。 ロック装置のストライカとラッチとの係合を解除させた状態を図6と同様位置から見た断面図である。 ストライカとラッチを示す斜視図である。 ラッチを単体で拡大して示す正面図である。 ラッチを単体で拡大して示す背面図である。 目隠し部材を単体で拡大して示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態に係る建設機械の代表例として、クローラ式の油圧ショベルを例に挙げ、図1ないし図11に従って詳細に説明する。本実施の形態では、上部旋回体の右前側に前外装カバーを設け、この前外装カバーの左,右方向の外側となる右側に開閉カバーを設けた場合を例示し、これらの配置に合せてロック装置等の取付位置を設定している。従って、前外装カバーを上部旋回体の左前側に配置した場合には、前外装カバー、開閉カバー、ロック装置等の左,右方向の位置関係を逆にすればよいものである。
図1において、1は建設機械としてのクローラ式の小型の油圧ショベルを示している。この油圧ショベル1は、自走可能なクローラ式の下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回可能に搭載された上部旋回体3と、該上部旋回体3の前,後方向の前側に揺動可能かつ俯仰動可能に設けられ土砂の掘削作業等を行う作業装置4とにより構成されている。
ここで、油圧ショベル1は、上部旋回体3が小さな旋回半径で旋回することができる小旋回機として構成されている。この場合の上部旋回体3は、上方から見て略円形状をなし、全体としてコンパクトに形成されている。上部旋回体3は、後述の旋回フレーム5、キャブ6、カウンタウエイト7、後外装カバー10、前外装カバー11、開閉カバー14、ロック装置15によって構成されている。
5は上部旋回体3のベースとなる旋回フレームである。この旋回フレーム5は、前,後方向に延びる厚肉な鋼板等からなる底板5A上に左,右の縦板5B(右側の一部のみ図示)を有し、該各縦板5Bの前部は、左,右方向の中間部に位置して作業装置4を取付けるための取付ブラケット5Cとなっている。一方、旋回フレーム5の左,右方向の外側位置には、前,後方向に円弧状に延びた左サイドフレーム5Dと右サイドフレーム5Eとが設けられ、この左サイドフレーム5Dと右サイドフレーム5Eの前部には、左,右方向の内側に延びる左前フレーム5Fと右前フレーム5Gが設けられている。
さらに、旋回フレーム5には、底板5A、左,右の縦板5Bと左,右のサイドフレーム5D,5Eとを接続する複数本の張出しビームが設けられ、これら張出しビーム間は、アンダカバー(いずれも図示せず)によって覆われている。旋回フレーム5の後側には、油圧ポンプを駆動するためのエンジン(いずれも図示せず)が搭載されている。
6は旋回フレーム5の左前側に搭載されたキャブで、該キャブ6は、上,下方向に延びるボックス体として形成されている。キャブ6は、オペレータが搭乗するもので、内部にはオペレータが着座する運転席、走行用の操作レバー、作業用の操作レバー(いずれも図示せず)等が配設されている。
7はエンジンの後側を覆うように旋回フレーム5の後部に設けられたカウンタウエイトである。このカウンタウエイト7は、作業装置4との重量バランスをとるもので、重量物として形成されている。カウンタウエイト7は、旋回動作したときの旋回半径が小さくなるように、円弧状に形成されている。
8は旋回フレーム5の右側に位置してエンジンの前側、即ち、旋回フレーム5の前,後方向の中間位置に設けられた燃料タンクである。この燃料タンク8は、エンジンに供給する燃料を貯えるものである。9は燃料タンク8の左隣に位置して旋回フレーム5上に設けられた作動油タンク(図3参照)で、該作動油タンク9は、各アクチュエータに供給する作動油を貯えるものである。
10はキャブ6、燃料タンク8、作動油タンク9とカウンタウエイト7との間に位置して旋回フレーム5上に設けられた後外装カバーである。この後外装カバー10は、エンジン、油圧ポンプ、熱交換器等を覆うものである。
11は旋回フレーム5の前側に設けられた前外装カバーを示している。この前外装カバー11は、旋回フレーム5の取付ブラケット5Cよりも左,右方向の外側となる右側に配置されている。前外装カバー11は、図3、図4に示すように、各タンク8,9の上部から下側に傾斜しつつ前側に延びた上面板11Aと、該上面板11Aの前端から右前フレーム5Gに向けて下側に延びた前面板11Bと、前記上面板11Aと前面板11Bの左側を閉塞するように立設された左側面板11Cとにより構成されている。
前外装カバー11は、後側が各タンク8,9によって閉塞されることにより、その内部が消耗品、工具等の物品を収容する物品収容空間11Dとなっている。前外装カバー11には、左側面板11Cと反対側となる右側に位置して開口部11Eが形成され、この開口部11Eにより物品収容空間11Dに物品を出し入れすることができる。さらに、開口部11Eは、後述の開閉カバー14によって開閉することができる。
ここで、前外装カバー11の前面板11Bは、約上半分の範囲が後述のラッチ20、目隠し部材24を取付けるための取付面11B1となり、この取付面11B1には、後述のラッチ取付台12と目隠し部材取付台13とが設けられている。
12は取付面11B1の一部をなすように該取付面11B1の左,右方向の左側寄りに設けられたラッチ取付台である。このラッチ取付台12は、ラッチ20をストライカ16に対応する前,後位置に配置するために取付面11B1から突出して形成されている。即ち、ラッチ取付台12は、長方形状の板体を折り曲げることにより、前板部12A、左板部12Bおよび右板部12CによりU字状に形成されている。前板部12Aには、ラッチ20のラッチ固定部21を固定するためのラッチボルト23が螺着されるめねじ孔12Dが、例えば上,下方向に間隔をもって2個設けられている。一方、左板部12Bには、後述する目隠し部材24の左板24Bを固定するための目隠し部材ボルト28が螺着されるめねじ孔12Eが、例えば1個設けられている。
13は取付面11B1の一部をなすように該取付面11B1の左,右方向の右側寄りに設けられた目隠し部材取付台である。この目隠し部材取付台13は、図6に示す如く、ストライカ16が後述の目隠し部材ボルト29に干渉しないように、ラッチ取付台12よりも突出寸法が小さくなるように低く形成されている。目隠し部材取付台13は、長方形状の板体を折り曲げることによりU字状に形成され、その前面に目隠し部材24の取付板部26を固定するための前記目隠し部材ボルト28が螺着されるめねじ孔13Aが、例えば上,下方向に間隔をもって2個設けられている。
14は前外装カバー11の開口部11Eを開閉するために該前外装カバー11に対して開閉可能に設けられた開閉カバーである。この開閉カバー14は、前外装カバー11の右側に配置され、旋回フレーム5の右サイドフレーム5Eの円弧形状と同等の円弧面を有している。即ち、開閉カバー14は、図5に示すように、右サイドフレーム5Eに沿って緩やかに湾曲した右円弧面部14Aと、該右円弧面部14Aの上部から前外装カバー11の上面板11A側に延びて形成された上面部14Bと、前記右円弧面部14Aの先端を前外装カバー11の前面板11Bに向けて小さな円弧で湾曲して形成された前面部14Cとにより構成されている。ここで、前面部14Cは、前外装カバー11の前面板11Bよりも前側に配置され、これにより、前面部14Cと前外装カバー11の前面板11Bとの間には、ストライカ16のブラケット17を通すための隙間が形成されている。
開閉カバー14は、基端がヒンジ14Dを用いて前外装カバー11の後部位置に水平方向に回動可能に取付けられている。これにより、開閉カバー14は、横開きカバーとして形成されている。一方、開閉カバー14の先端となる前面部14Cには、該開閉カバー14を閉じたときに開口部11Eと対面するストライカ取付板14Eが設けられている。このストライカ取付板14Eには、前外装カバー11の前面板11Bの取付面11B1に対応する上側位置に例えば2個のめねじ孔14Fが設けられている。この2個のめねじ孔14Fは、後述のストライカ16を固定するためのストライカボルト19が螺着されるものである。
次に、本実施の形態による特徴部分であるロック装置15の構成について詳しく述べる。
即ち、15は開閉カバー14を閉じた状態で、該開閉カバー14を前外装カバー11に対して施錠、解錠可能にロックするロック装置を示している。このロック装置15は、開閉カバー14に設けられた後述のストライカ16と、前外装カバー11に設けられたラッチ20と、該ラッチ20のラッチ固定部21を前外装カバー11に取付けているラッチボルト23を外部から目視できないように覆い隠す目隠し部材24とにより構成されている。
16は開閉カバー14のストライカ取付板14Eに設けられたストライカである。このストライカ16は、図8に示すように、ストライカ取付板14Eに取付けられたブラケット17と、該ブラケット17に設けられた係合部材18とにより構成されている。
ブラケット17は、長方形状の板体を長さ方向の途中位置で折り曲げることにより略L字状の曲板として形成されている。このブラケット17は、長さ方向の基端側がストライカ固定部17Aとなり、このストライカ固定部17Aには、ストライカ取付板14Eの各めねじ孔14Fに対応する位置にボルト挿通孔17Bが形成されている。一方、ブラケット17の長さ方向の先端側は、係合部材18を取付けるための取付部17Cとなっている。
ブラケット17は、図5に示すように、各ボルト挿通孔17Bに後述のストライカボルト19を挿通し、このストライカボルト19をストライカ取付板14Eの各めねじ孔14Fに螺着することにより、開閉カバー14の先端側に取付けられている。この場合、開閉カバー14を閉じた状態では、ブラケット17の取付部17Cが、前外装カバー11に向けて水平方向に延び、前面板11Bと対面している。
係合部材18は、図6、図7、図8に示すように、ブラケット17のストライカ固定部17Aから前外装カバー11に向けて延びた位置、即ち、ブラケット17の取付部17Cに一体的に取付けられている。係合部材18は、平板状の取付板18Aと、該取付板18Aのラッチ20側(左側)に位置して該取付板18Aから前方に突出した位置に配設された係合ピン18Bと、前記取付板18Aの右側に位置して設けられた円形状のシリンダ挿通孔18Cとにより構成されている。係合部材18は、外部から緩めることができないボルト、溶接等の手段を用いてブラケット17の取付部17Cの前面に一体的に取付けられている。
19はストライカ16を開閉カバー14に固定するストライカ締結具としてのストライカボルト(図5、図6等参照)である。このストライカボルト19は、ブラケット17のストライカ固定部17Aに設けたボルト挿通孔17Bに挿通され、開閉カバー14のストライカ取付板14Eに設けためねじ孔14Fに螺着することにより、ブラケット17のストライカ固定部17Aを開閉カバー14のストライカ取付板14Eに取付けることができる。一方、ストライカボルト19は、前外装カバー11と対面する開閉カバー14のストライカ取付板14Eに設けているから、前記開閉カバー14を閉じたときには、ストライカボルト19の頭部を開閉カバー14と前外装カバー11との間に外部から見えないように隠すことができ、いたずら等により不用意に緩めることができないようになっている。
20は前外装カバー11の前面板11Bに水平方向に延びる横置き状態で取付けられたラッチを示している。このラッチ20は、ストライカ16に係合することにより、前外装カバー11に対して開閉カバー14を閉扉状態に保持するものである。ラッチ20は、図5、図6、図7に示すように、後述のラッチボルト23を用いて前外装カバー11に取付けられたラッチ固定部21と、該ラッチ固定部21からストライカ16の係合部材18に向けて延び該係合部材18に対して外側から係合する係合レバー22とにより構成されている。
ラッチ固定部21は、L字形状の曲板からなり、上,下方向に所定の間隔をもって対称位置に配置された2個の脚体21Aを有している。この2個の脚体21Aは、互いに対面する位置がレバー取付部21A1となり、このレバー取付部21A1に係合レバー22が左,右方向ないし前,後方向に回動可能に取付けられている。各脚体21Aには、それぞれボルト挿通孔21Bが設けられている。ラッチ固定部21は、2個の脚体21Aを前外装カバー11の前面板11Bに設けられたラッチ取付台12の前板部12Aに配置し、後述のラッチボルト23をボルト挿通孔21Bに挿通し、このラッチボルト23をラッチ取付台12のめねじ孔12Dに螺着する。これにより、ラッチ固定部21は、ラッチボルト23を用いて前外装カバー11に取付けることができる。
係合レバー22は、ラッチ固定部21からストライカ16の係合部材18に向けて延び、該係合部材18に対して外側から係合するものである。係合レバー22は、ラッチ固定部21に対し水平方向に延びる横置き状態で取付けられている。係合レバー22は、各脚体21A間に水平方向に回動可能に取付けられた回動部材22Aと、該回動部材22Aに伸縮自在に取付けられた可動部材22Bと、該可動部材22Bの先端部の接続ピン22B1に長さ方向の途中部位が回動可能に取付けられたレバー本体22Cと、前記可動部材22B内に設けられ該可動部材22Bを縮小方向に付勢するばね部材22Dと、前記レバー本体22Cの中間部に設けられたキーシリンダ22Eとにより構成されている。
レバー本体22Cの基端部には、係合部材18の係合ピン18Bに係合する溝部22C1が形成されている。キーシリンダ22Eは、図6に示すロック状態で、係合部材18のシリンダ挿通孔18Cに挿入する円柱体として形成され、差し込んだキー(図示せず)を回して爪部22E1(図8、図10等参照)を突出させることで、抜止め状態に施錠することができ、爪部22E1を引っ込めることで解錠することができる。ここで、係合レバー22は、ばね部材22Dの付勢力に抗したときにレバー本体22Cが伸長する構成としているから、ストライカ16とラッチ20との間の位置ずれを許容することができ、組立作業時の位置調整作業を簡略化することができる。
23はラッチ20を前外装カバー11に固定するラッチ締結具としての2本のラッチボルト(図5参照)である。このラッチボルト23は、ラッチ固定部21の各脚体21Aに設けられたボルト挿通孔21Bに挿通され、前外装カバー11の前面板11Bに設けたラッチ取付台12のめねじ孔12Dに螺着することにより、ラッチ20のラッチ固定部21を前外装カバー11の前面板11Bに取付けることができる。一方、ラッチボルト23は、ラッチ固定部21と一緒に後述の目隠し部材24によって外部から目視できないように隠されている。
24は前外装カバー11の前面板11Bの取付面11B1に取付けられた目隠し部材を示している。この目隠し部材24は、ラッチ20のラッチ固定部21と一緒に各ラッチボルト23を覆い隠す山形状(伏椀状)に突出して形成され、後述の目隠し部材ボルト28,29を用いて前記取付面11B1に取付けられている。図11に示すように、目隠し部材24は、ステップ状の箱体として形成されている。即ち、目隠し部材24は、ラッチ取付台12の前板部12Aと対面する突出前板24Aと、該突出前板24Aの左端から前面板11Bに向けて後側に延びた左板24Bと、前記突出前板24Aの右端から前面板11Bに向け傾斜して延びた傾斜板24Cと、前記突出前板24Aよりも前面板11B側に凹陥(後退)した位置に目隠し部材取付台13と対面して設けられた後退前板24Dと、前記各板24A,24B,24C,24Dを挟むように上,下の端縁に設けられた上板24E,下板24Fとにより構成されている。
ここで、目隠し部材24は、左側部位がラッチボルト23を目隠しするために突出して設けられた目隠し用膨出部25となり、右側部位が該目隠し用膨出部25からストライカ16側に向け薄板状に延び後述の目隠し部材ボルト29を用いて目隠し部材取付台13に取付けられる取付板部26となっている。目隠し用膨出部25には、上,下方向の中間部に位置して突出前板24A、左板24B、傾斜板24Cに亘って開口部27が設けられ、該開口部27は、ラッチ20の係合レバー22のみが回動可能に突出するものである。
さらに、左板24Bは、ラッチ取付台12の左板部12Bに対面するもので、めねじ孔12Eに対応する位置にボルト挿通孔24Gが設けられている。一方、後退前板24Dには、目隠し部材取付台13のめねじ孔13Aに対応する位置にボルト挿通孔24Hが設けられている。
このように構成された目隠し部材24は、図6、図7に示すように、ラッチ取付台12に対応する左側部位を目隠し用膨出部25として形成しているから、該目隠し用膨出部25を構成する突出前板24A、左板24B、傾斜板24Cによってラッチ20のラッチ固定部21とラッチボルト23を目視できないように覆い隠すことができる。一方、目隠し部材24は、目隠し部材取付台13に対応する右側部位を前記目隠し用膨出部25よりも薄板状の取付板部26として形成しているから、開閉カバー14を閉じてストライカ16と対面したときに、このストライカ16に取付板部26や後述の目隠し部材ボルト29が干渉するのを防止することができる。さらに、開口部27は、ラッチ20の係合レバー22が水平方向に回動したときに干渉しない範囲で小さく形成されており、この開口部27を介してラッチボルト23を緩めることができないようになっている。
28は目隠し部材24の左側部分を前外装カバー11の前面板11Bに固定する目隠し部材締結具としての1本の目隠し部材ボルトである。29は目隠し部材24の右側部分を前外装カバー11の前面板11Bに固定する目隠し部材締結具としての2本の目隠し部材ボルトである。左側に位置する1本の目隠し部材ボルト28は、目隠し部材24のボルト挿通孔24Gに挿通され、前外装カバー11の前面板11Bに設けたラッチ取付台12のめねじ孔12Eに螺着することにより、目隠し部材24の左側部分をラッチ取付台12に取付けることができる。
一方、右側に位置する2本の目隠し部材ボルト29は、目隠し部材24のボルト挿通孔24Hに挿通され、前外装カバー11の前面板11Bに設けた目隠し部材取付台13のめねじ孔13Aに螺着することにより、目隠し部材24の右側部分を目隠し部材取付台13に取付けることができる。この2本の目隠し部材ボルト29が配置されている位置は、図3、図6等に示すように、開閉カバー14を閉じたときにストライカ16の係合部材18(ブラケット17の取付部17C)に隠れて外部から見えない位置となっている。
これにより、目隠し部材ボルト29は、目隠し部材24を取付け、取外しするときには、外部に露出しているから、容易に締付けたり、緩めたりすることができる。一方、開閉カバー14を閉じた状態では、目隠し部材ボルト29は、ストライカ16の係合部材18によって外部から見えないように隠すことができるから、不用意に緩められるような事態を未然に防ぐことができる。
ここで、目隠し部材24の左側部分を固定している左側の目隠し部材ボルト28は、外部から緩めることができる。しかし、左側の目隠し部材ボルト28を緩めただけでは、右側の目隠し部材ボルト29が目隠し部材24を固定している上に、ラッチ20の係合レバー22が開口部27に係合するから、目隠し部材24を取外そうとする作業を阻止することができる。
本実施の形態による油圧ショベル1は上述の如き構成を有するもので、次に、この油圧ショベル1の動作について説明する。
オペレータは、キャブ6に搭乗して運転席に着座する。この状態で走行用のレバーを操作することにより、下部走行体2を駆動して油圧ショベル1を前進または後退させることができる。一方、運転席に着座したオペレータは、作業用のレバーを操作することにより、作業装置4等を動作させて土砂の掘削作業等を行うことができる。
ここで、前外装カバー11内の物品収容空間11Dに物品を出し入れするために、開閉カバー14を開くときの動作について述べる。作業者は、キーをラッチ20のキーシリンダ22Eに差し込んで回すことによりロック装置15を解錠し、レバー本体22Cの先端側を掴んで手前側に引き倒す。これにより、図7に示すように、レバー本体22Cの溝部22C1とストライカ16の係合部材18の係合ピン18Bとの係合を解除することができる。従って、図4に示すように、開閉カバー14を右側に開くことができ、開口部11Eを介して消耗品、工具等の物品を出し入れすることができる。
次に、開閉カバー14を閉じてロック装置15を施錠するときの動作について述べる。作業者は、開閉カバー14を前外装カバー11側に回動し、開口部11Eを閉じる。この状態で、図7に示すように、レバー本体22Cの溝部22C1をストライカ16の係合部材18に設けた係合ピン18Bに係合させ、図6に示すように、レバー本体22Cを開閉カバー14側に倒すことにより、前外装カバー11に対し開閉カバー14が開かないようにロックすることができる。そして、キーを係合レバー22のキーシリンダ22Eに差し込んで回すことにより、爪部22E1を突出してシリンダ挿通孔18Cに係合させることができ、ロック装置15を施錠することができる。
ここで、ロック装置15は、前外装カバー11、開閉カバー14の外側に配置されているから、ストライカ16とラッチ20との係合調整を外部から容易に行うことができる。しかし、ストライカ16とラッチ20をカバー11,14の外側に配置した場合、ストライカ16を開閉カバー14に取付けているストライカボルト19、ラッチ20を前外装カバー11に取付けているラッチボルト23が外部に露出すると、外側からボルト19,23が緩められてロック装置15を施錠したとしても開閉カバー14が開けられてしまう虞がある。
然るに、本実施の形態によれば、前外装カバー11には、ラッチ20のラッチ固定部21と各ラッチボルト23とを覆い隠す目隠し部材24を目隠し部材ボルト28,29を用いて取付け、この目隠し部材ボルト29は、開閉カバー14を閉じたときにストライカ16の係合部材18に隠れる位置に配置する構成としている。従って、ラッチ20を前外装カバー11のラッチ取付台12に取付けている2本のラッチボルト23は、目隠し部材24によって外部から見えないように覆い隠すことができる。しかも、目隠し部材ボルト29は、係合部材18によって隠すことができるから、開閉カバー14を閉じた状態では、外部から目隠し部材ボルト29を緩めたり、取外したりすることができないようになっている。
この結果、ストライカ16とラッチ20とを開閉カバー14、前外装カバー11の外部に露出した部位に配置した場合でも、開閉カバー14を閉じた状態では、ラッチボルト23を緩めたり、取外したりできないから、開閉カバー14を閉じてロック装置15を施錠したときには、開閉カバー14を確実に施錠することができ、不用意な開扉を防止することができる。一方、目隠し部材24は、ラッチ20と別個に設けているから、ラッチ20としては、一般的に市販されている安価なものを用いることができる。
ストライカ16のブラケット17を構成するストライカ固定部17Aは、2本のストライカボルト19を用いて開閉カバー14のストライカ取付板14Eに取付ける構成としている。この場合、各ストライカボルト19は、開閉カバー14を閉じたときに該開閉カバー14と前外装カバー11との間に隠れる位置に配置している。従って、開閉カバー14を閉じた状態では、外部からストライカボルト19が緩められたり、取外されたりするのを防止することができる。
開閉カバー14は、水平方向に開閉する横開きカバーとして形成し、ストライカ16は、横開きの開閉カバー14の開閉方向に応じて水平方向に延びるように設けている。この上で、ラッチ20は、前外装カバー11の前面板11Bに水平方向に延びる横置き状態で取付ける構成としている。これにより、横置き状態のラッチ20をストライカ16に係合させることにより、横開きカバーを閉扉状態でロックすることができる。
一方、目隠し部材24は、ラッチボルト23とラッチ20のラッチ固定部21を目隠しするために突出して設けられた目隠し用膨出部25と、該目隠し用膨出部25からストライカ16側に向け薄板状に延び目隠し部材ボルト28,29を用いて前外装カバー11に取付けられる取付板部26と、前記目隠し用膨出部25に設けられラッチ20の係合レバー22が回動可能に突出する開口部27とにより構成している。
これにより、目隠し部材24は、目隠し用膨出部25によってラッチボルト23とラッチ固定部21を外部から見えないように隠すことができ、ラッチボルト23を外部から取外せないようにすることができる。一方、取付板部26を前外装カバー11の目隠し部材取付台13に取付けている目隠し部材ボルト29は、ストライカ16の係合部材18によって隠すことができる。この上で、ラッチ20の係合レバー22は、開口部27から回動自在に突出させることができる。
さらに、ラッチ20を構成する係合レバー22は、ばね部材22Dの付勢力を利用してストライカ16に係合する構成としているから、回動部材22Aに対して可動部材22B、レバー本体22Cを伸長させることができる。従って、ストライカ16とラッチ20との間の位置ずれを許容することができ、組立作業時の位置調整作業を簡略化することができる。
なお、実施の形態では、ストライカ締結具,ラッチ締結具,目隠し部材締結具としてボルト19,23,28,29を用いた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えばストライカ締結具,ラッチ締結具,目隠し部材締結具としてナット、ピン等を用いて固定する構成としてもよい。
実施の形態では、前外装カバー11の前面板11Bにラッチ取付台12と目隠し部材取付台13とを設け、このラッチ取付台12と目隠し部材取付台13にラッチ20と目隠し部材24を取付ける構成とした場合を例示している。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば、各取付台12,13を省略し、ラッチ20と目隠し部材24を前外装カバー11の前面板11Bに直接的に取付ける構成としてもよい。
一方、実施の形態では、上部旋回体3にキャブ6を備えたキャブ仕様の油圧ショベル1に適用した場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば、少なくとも運転席の上方だけを覆うキャノピ仕様の油圧ショベルに適用する構成としてもよい。
さらに、実施の形態では、建設機械としてクローラ式の油圧ショベル1を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えばホイール式の下部走行体を備えた油圧ショベルに適用してもよい。さらに、例えば油圧クレーン等の他の建設機械にも広く適用できるものである。
1 油圧ショベル(建設機械)
2 下部走行体
3 上部旋回体
4 作業装置
5 旋回フレーム
11 前外装カバー
11B 前面板
11D 物品収容空間
11E 開口部
12 ラッチ取付台
13 目隠し部材取付台
14 開閉カバー
15 ロック装置
16 ストライカ
17 ブラケット
17A ストライカ固定部
18 係合部材
19 ストライカボルト(ストライカ締結具)
20 ラッチ
21 ラッチ固定部
22 係合レバー
23 ラッチボルト(ラッチ締結具)
24 目隠し部材
25 目隠し用膨出部
26 取付板部
27 開口部
28,29 目隠し部材ボルト(目隠し部材締結具)

Claims (5)

  1. 自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体に俯仰動可能に設けられた作業装置とからなり、
    前記上部旋回体は、前側に位置して左,右方向の中間部に前記作業装置を取付けるための取付ブラケットが設けられた旋回フレームと、該旋回フレームの前側に位置して前記取付ブラケットよりも左,右方向の外側に配置され内部が物品収容空間となると共に該物品収容空間に物品を出し入れするための開口部を有する前外装カバーと、該前外装カバーの開口部を開閉するために該前外装カバーに対して開閉可能に設けられた開閉カバーとを備えてなる建設機械において、
    前記開閉カバーに設けたストライカに前記前外装カバーに設けたラッチを係合させることにより該開閉カバーを前記前外装カバーに対して施錠、解錠可能にロックするロック装置を有し、
    前記ロック装置の前記ストライカは、前記開閉カバーに取付けられたストライカ固定部と該ストライカ固定部から前記前外装カバーに向けて延びた係合部材とにより構成し、
    前記ロック装置の前記ラッチは、ラッチ締結具を用いて前記前外装カバーに取付けられたラッチ固定部と該ラッチ固定部から前記ストライカの前記係合部材に向けて延び前記係合部材に対して外側から係合する係合レバーとにより構成し、
    前記ラッチ締結具が外部から見えないように隠す目隠し部材を備え、該目隠し部材は、前記前外装カバーに対して目隠し部材締結具を用いて取付ける構成とし、
    前記目隠し部材締結具は、前記開閉カバーを閉じたときに前記ストライカの前記係合部材に隠れる位置に配置する構成としたことを特徴とする建設機械。
  2. 前記ストライカの前記ストライカ固定部は、前記開閉カバーに対しストライカ締結具を用いて取付け、該ストライカ締結具は、前記開閉カバーを閉じたときに該開閉カバーと前記前外装カバーとの間に隠れる位置に配置する構成としてなる請求項1に記載の建設機械。
  3. 前記開閉カバーは、後端が前記前外装カバーの後部位置に水平方向に回動可能に取付けられた横開きカバーとして形成し、
    前記ストライカは、前記開閉カバーの前端に前記前外装カバーに向けて水平方向に延びるように設け、
    前記ラッチは、前記前外装カバーの前面に水平方向に延びる横置き状態で取付ける構成としてなる請求項1または2に記載の建設機械。
  4. 前記目隠し部材は、前記ラッチの前記ラッチ固定部と前記ラッチ締結具とを覆い隠す山形状に形成され、前記目隠し部材を前記目隠し部材締結具を用いて前記前外装カバーの前面に取付けた状態では、前記ラッチの前記係合レバーのみが前記目隠し部材から突出する構成としてなる請求項1,2または3に記載の建設機械。
  5. 前記目隠し部材は、前記ラッチ締結具を隠すために突出して設けられた目隠し用膨出部と、該目隠し用膨出部から前記ストライカ側に向け薄板状に延び前記目隠し部材締結具を用いて前記前外装カバーに取付けられる取付板部と、前記目隠し用膨出部に設けられ前記ラッチの係合レバーが回動可能に突出する開口部とにより構成してなる請求項1,2,3または4に記載の建設機械。
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