JP2008214887A - 建設機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】 運転席の背後に保護部材を設け、かつエンジンのメンテナンス作業、給油作業の作業性を高める。
【解決手段】 カウンタウエイト7に固定ブラケット14を固定し、固定ブラケット14の左,右方向の一側に、支持軸25を介して可動ブラケット20を左,右方向に回動可能に取付け、固定ブラケット14と可動ブラケット20の左,右方向の他側にロックピン27を抜き差し可能に取付ける。従って、ロックピン27を差込んで可動ブラケット20をロックしたときには、可動ブラケット20の保護バー28によってエンジンカバー11上の運転席12に着席したオペレータを保護することができる。また、ロックピン27を抜取ったときには、支持軸25を支点として、保護バー28とエンジンカバー11とが干渉しない位置に可動ブラケット20を回動させ、メンテナンス作業、給油作業の作業性を高めることができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、例えば油圧ショベル等の建設機械に関し、特に、エンジンを覆うエンジンカバー上に運転席が設けられた形式の建設機械に関する。
一般に、建設機械の代表例である油圧ショベルは、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体の前部側に俯仰動可能に設けられた作業装置とにより大略構成され、上部旋回体を旋回させつつ作業装置を俯仰動させることにより、土砂の掘削作業等を行うものである。
ここで、上部旋回体は、後側にカウンタウエイトが設けられると共に前側に作業装置が取付けられる旋回フレームを有している。そして、旋回フレーム上には、カウンタウエイトの前側に位置してエンジン、油圧ポンプ、燃料タンク等の搭載機器が搭載され、これら搭載機器はエンジンカバーによって覆われている。また、バケット容量が小さい小型の油圧ショベルとして、エンジンカバー上にオペレータが着席する運転席が設けられたものが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開平10−183673号公報 特開2002−285588号公報
そして、この種の従来技術による小型の油圧ショベルでは、通常、エンジン等に対するメンテナンス作業、燃料タンクへの給油作業を行うため、エンジンカバーの後部側はヒンジ機構等を介して旋回フレームに回動可能に取付けられ、エンジンカバーは、その前部側を後方に倒すように回動させることにより開,閉する構成となっている。
ところで、上述した従来技術による小型の油圧ショベルのように、エンジンカバー上に運転席が設けられている形式のものの中で、この運転席の背後位置にオペレータを保護するための保護部材となる保護バーを設けたものも知られている。
しかし、運転席の背後に剛性の高い保護バーを配設した場合には、エンジンのメンテナンス作業時、燃料タンクへの給油作業時に、運転席と一緒にエンジンカバーを前側から後側に向けて開,閉するときに、このエンジンカバーが保護バーとぶつかってしまう。
このため、従来技術による保護バーは、エンジンカバーの左,右方向の幅寸法よりも大きな間隔をもって旋回フレーム等に取付けられ、エンジンカバーを、左,右の保護バーの間を通過させることにより、前側から後側に向けて倒すように開,閉する構成となっている。
従って、上述の如き保護バーを備えた油圧ショベルは、旋回フレーム等に保護バーを取付けた分、上部旋回体の左,右方向の幅寸法が大きくなってしまう。この結果、走行する油圧ショベルが門扉等の狭い場所を通過するときに、この門扉等に保護バーが干渉してしまうという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、運転席の背後に保護部材を設け、かつエンジンのメンテナンス作業、燃料タンクへの給油作業を行うとき等の作業性を高めることができるようにした建設機械を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため本発明は、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体の前側に俯仰動可能に設けられた作業装置とからなり、前記上部旋回体は、後側にカウンタウエイトが設けられると共に前側に前記作業装置が取付けられる旋回フレームと、前記カウンタウエイトの前側に位置して該旋回フレームに設けられたエンジンと、該エンジンを上側から覆うと共に前側から開,閉できるように後側を支点として前記旋回フレームの後側に取付けられたエンジンカバーと、該エンジンカバー上に設けられオペレータが着席する運転席とを備えてなる建設機械に適用される。
そして、請求項1の発明の特徴は、前記カウンタウエイトの後面側には、左,右方向に延びる固定ブラケットを固定して設け、該固定ブラケットには、該固定ブラケットの左,右方向の一側を回動支点として平面上で回動する可動ブラケットを取付け、該可動ブラケットには、前記運転席に着席するオペレータを保護するため上方に向けて突出した保護部材を設け、前記固定ブラケットと可動ブラケットとの間をロックするために、前記回動支点とは左,右方向の反対側に位置して上,下方向に抜き差しされるロックピンを設ける構成としたことにある。
請求項2の発明は、前記固定ブラケットには、上面側に位置して前記ロックピンを保持するキャッチを設け、前記ロックピンの上端側とキャッチとの間には、前記ロックピンを抜止め状態に保持するための抜止めピンを取付ける構成としたことにある。
請求項3の発明は、前記固定ブラケットは、上板と、該上板の下側に離間して配置される下板と、前記上板と下板との間を連結する連結板とにより強度部材として形成し、前記可動ブラケットは、上板と、該上板の下側に離間して配置される下板と、前記上板と下板との間を連結するために左,右方向一側の前部位置と左,右方向他側の前部位置とにそれぞれ上,下方向に立設された左,右の支持筒体とにより強度部材として形成し、前記可動ブラケットには、左,右方向両側の後部位置に前記保護部材の下端を固着して設け、前記回動支点となる支持軸を、前記左,右方向一側の支持筒体を介して前記固定ブラケットと可動ブラケットとの間に取付け、前記ロックピンを、前記左,右方向他側の支持筒体を介して前記固定ブラケットと可動ブラケットとの間に抜き差し可能に取付ける構成としたことにある。
請求項1の発明によれば、回動支点とは左,右方向の反対側に配置されたロックピンを、可動ブラケットと固定ブラケットとに差込むことにより、可動ブラケットを固定ブラケットに対してロックすることができ、この可動ブラケットに設けた保護部材によってエンジンカバー上の運転席に着席したオペレータを保護することができる。また、ロックピンを可動ブラケットと固定ブラケットから抜取ることにより、可動ブラケットは回動支点を中心として平面上で回動するので、可動ブラケットに設けられた保護部材を、エンジンカバーを前側から後側に向けて開,閉したときにこのエンジンカバーと干渉しない位置に移動させることができる。従って、運転席の背後に保護部材を設けたとしても、エンジン等に対するメンテナンス作業、燃料タンクへの給油作業等を行うときの作業性を高めることができる。
請求項2の発明によれば、可動ブラケットを固定ブラケットにロックするため、ロックピンを固定ブラケットと可動ブラケットとに上,下方向に差込んだときに、このロックピンは固定ブラケットの上面側に設けたキャッチに保持される。そして、ロックピンの上端側とキャッチとの間に抜止めピンを取付けることにより、確実にロックピンを抜止め状態に保持しておくことができる。
請求項3の発明によれば、可動ブラケットを構成する支持筒体のうち左,右方向の一側の支持筒体を利用して、可動ブラケットの回動支点となる支持軸を固定ブラケットと可動ブラケットとの間に取付けることができる。また、左,右方向の他側の支持筒体を利用して、可動ブラケットをロックするためのロックピンを、固定ブラケットと可動ブラケットとの間に抜き差し可能に取付けることができる。
以下、本発明に係る建設機械の実施の形態を、小型の油圧ショベルに適用した場合を例に挙げ、図1ないし図12を参照しつつ詳細に説明する。
なお、本実施の形態では、固定ブラケットの左側に可動ブラケットの回動支点を設け、固定ブラケットと可動ブラケットの右側にロックピンを設けた場合を例示する。
図中、1は建設機械の代表例としての油圧ショベルで、該油圧ショベル1は、自走可能なクローラ式の下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回可能に搭載された上部旋回体3と、該上部旋回体3の前部側に設けられたスイング式の作業装置4とにより大略構成されている。
ここで、上部旋回体3は、狭い作業現場での旋回動作を円滑に行うように非常にコンパクトに構成されている。そして、上部旋回体3は、後述の旋回フレーム5、エンジン8、エンジンカバー11、運転席12、操作レバー装置13等により構成されている。
5は上部旋回体3のベースとなる旋回フレームで、該旋回フレーム5は強固な支持構造体をなし、例えば鋳造によって一体形成されている。ここで、旋回フレーム5の前端側には、作業装置4のスイングポスト4Aを左,右方向に揺動可能に支持する支持ブラケット6が設けられている。また、旋回フレーム5の後端側には、作業装置4との重量バランスをとるカウンタウエイト7が一体に設けられている。この場合、カウンタウェイト7は、厚肉で重量のある湾曲板として形成され、旋回フレーム5の後端部から上方に向けてほぼ垂直に立上がっている。また、カウンタウエイト7の後面7A側には、後述の固定ブラケット14が設けられる構成となっている。
8はカウンタウエイト7よりも前側に位置して旋回フレーム5上に搭載されたエンジンで、該エンジン8は、図3に示すように、左,右方向に延びる横置き状態で配置されている。そして、エンジン8の右側には油圧ポンプ9が取付けられ、該油圧ポンプ9は、油圧ショベル1に搭載された油圧アクチュエータに作動用の圧油を吐出するものである。また、エンジン8の左前側には、エンジン8に供給される燃料を貯溜する燃料タンク10が設けられている。
11はエンジン8、油圧ポンプ9、燃料タンク10等を覆って旋回フレーム5に設けられたエンジンカバーで、該エンジンカバー11は、大きな強度を有する伏椀状のカバーとして形成されている。ここで、エンジンカバー11の後部下側は、例えば旋回フレーム5のカウンタウエイト7にヒンジ機構等を介して回動可能に取付けられている。
従って、エンジンカバー11は、その後部側を中心として、図2に示す閉位置と図3に示す開位置との間で前,後方向に開,閉され、エンジンカバー11は、油圧ショベル1の運転時には閉位置に保持され、エンジン8、油圧ポンプ9、燃料タンク10等を覆っている。一方、エンジン8等のメンテナンス作業、燃料タンク10への給油作業を行うときには、エンジンカバー11を、その後部側を中心として前部側を後方に倒すように回動させることにより、図3に示す開位置へと回動し、エンジン8、油圧ポンプ9、燃料タンク10を外部に容易に露出させることができる構成となっている。
12はエンジンカバー11の上面側に設けられた運転席で、該運転席12は、油圧ショベル1を運転するオペレータが着席するものである。従って、エンジンカバー11を閉位置に保持した状態で、このエンジンカバー11上の運転席12に着席したオペレータにより、油圧ショベル1が操作される構成となっている。
13はエンジンカバー11の前側に位置して旋回フレーム5の前部側に設けられた操作レバー装置で、該操作レバー装置13は、運転席12に着席したオペレータが操作するものである。そして、操作レバー装置13は、旋回フレーム5の前部側に立設されたレバースタンド13Aと、該レバースタンド13Aの上部に左,右方向に離間して設けられた左,右の作業操作レバー13Bと、該各作業操作レバー13B間に設けられた左,右の走行操作レバー13Cとにより大略構成されている。
14はカウンタウエイト7の後面7A側に固定して設けられた固定ブラケットで、該固定ブラケット14は、後述の可動ブラケット20が取付けられるものである。ここで、固定ブラケット14は、図4、図5等に示すように、前端側がカウンタウエイト7の後面7Aに沿って湾曲した状態で左,右方向に延びる平板状の上板15と、該上板15の下側に離間して配置され左,右方向に延びる平板状の下板16と、上端側が上板15の下面に溶接されると共に下端側が下板16の上面に溶接され、これら上板15と下板16との間を連結する連結板17とからなる強度部材として形成されている。
また、上板15の左端側には、後述の支持軸25が挿通される軸挿通孔15Aが穿設され、上板15の右端側には、後述のロックピン27が挿通されるピン挿通孔15Bが穿設されている。一方、下板16の前端側には、後述のボルト18が挿通される左,右のボルト挿通孔16Aが穿設されている。また、下板16の左後端側には、上板15の軸挿通孔15Aと対応する位置に軸挿通孔(図示せず)が穿設され、下板16の右後端側には、上板15のピン挿通孔15Bと対応する位置にピン挿通孔16Bが穿設されている。さらに、連結板17の左,右方向の両端側には、後述のボルト19が挿通される左,右の円筒体17A,17Aが、前,後方向に延びて設けられている。
そして、下板16の各ボルト挿通孔16Aに挿通したボルト18を、カウンタウエイト7の下面に設けた雌ねじ孔(図示せず)に螺着すると共に、連結板17の各円筒体17Aに挿通した長尺なボルト19を、カウンタウエイト7の後面7Aに設けた雌ねじ孔(図示せず)に螺着することにより、固定ブラケット14が、カウンタウエイト7の後面7A側に強固に固定される構成となっている。
20は固定ブラケット14に対し平面上で左,右方向に回動可能に取付けられた可動ブラケットで、該可動ブラケット20は、後述の保護バー28が固定されるものである。ここで、可動ブラケット20は、図4、図5等に示すように、左,右方向に延びる平板状に形成され左,右方向の両端側が前方に突出した上板21と、該上板21の下側に離間して左,右方向に延びる平板状に形成され、左,右方向の両端側が前方に突出した下板22と、上板21及び下板22の左側の前部位置に立設され、両者間を連結する円筒状の左支持筒体23と、上板21及び下板22の右側の前部位置に立設され、両者間を連結する円筒状の右支持筒体24とからなる強度部材として形成されている。
この場合、上板21の左側の前部位置には、左支持筒体23と同心状の軸挿通孔21Aが穿設され、下板22の左側の前部位置にも、左支持筒体23と同心状の軸挿通孔(図示せず)が穿設されている。また、上板21の右側の前部位置には、右支持筒体24と同心状のピン挿通孔21Bが穿設され、下板22の右側の前部位置にも、右支持筒体24と同心状の軸挿通孔(図示せず)が穿設されている。
25は固定ブラケット14に対し可動ブラケット20を平面上で回動可能に支持する支持軸で、該支持軸25は、固定ブラケット14の左,右方向の一側(左側)に配置され、可動ブラケット20が固定ブラケット14に対して左,右方向に回動するときの回動支点となるものである。ここで、図5に示すように、支持軸25は1本の丸棒材により形成されている。また、支持軸25の上端側には、平板状の廻止め板25Aが固着して設けられている。
そして、支持軸25は、固定ブラケット14を構成する上板15の軸挿通孔15A、可動ブラケット20を構成する上板21の軸挿通孔21A、左支持筒体23、可動ブラケット20の下板22に穿設した軸挿通孔(図示せず)、固定ブラケット14の下板16に穿設した軸挿通孔(図示せず)に挿通される。そして、支持軸25の廻止め板25Aは、ボルト26を用いて固定ブラケット14の上板15に固定される構成となっている。
このように、支持軸25は、可動ブラケット20の左支持筒体23を介して固定ブラケット14と可動ブラケット20との間に取付けられ、可動ブラケット20は、固定ブラケット14に対し支持軸25を回動支点として、平面上で左,右方向に回動する構成となっている。
27は固定ブラケット14の左,右方向の他側(右側)に設けられたロックピンで、該ロックピン27は、支持軸25とは左,右方向の反対側に配置され、支持軸25を回動支点として回動する可動ブラケット20を、固定ブラケット14に対してロックするものである。ここで、図5等に示すように、ロックピン27は、1本の丸棒材により形成されている。また、ロックピン27の上端側には、小径な棒材により長方形の枠状に形成された把手27Aが固着して設けられている。
そして、ロックピン27は、固定ブラケット14を構成する上板15のピン挿通孔15Bから、可動ブラケット20を構成する上板21のピン挿通孔21B、右支持筒体24、可動ブラケット20の下板22に穿設したピン挿通孔(図示せず)、固定ブラケット14の下板16に穿設したピン挿通孔16Bへと、上方から下方へと順次挿通される。そして、ロックピン27の把手27Aは、後述のキャッチ36によって保持される構成となっている。
このように、ロックピン27は、可動ブラケット20の右支持筒体24を介して固定ブラケット14と可動ブラケット20との間に抜き差し可能に取付けられている。そして、固定ブラケット14と可動ブラケット20との間からロックピン27を抜取ったときには、図3に示すように、可動ブラケット20は支持軸25を回動支点として平面上で左,右方向に回動することができる。一方、固定ブラケット14と可動ブラケット20との間にロックピン27を差込んだときには、可動ブラケット20を固定ブラケット14に対してロックすることができる構成となっている。そして、可動ブラケット20をロックしたロックピン27は、固定ブラケット14に設けられた後述のキャッチ36によって保持される構成となっている。
28は可動ブラケット20に固定して設けられた保護部材となる保護バーで、該保護バー28は、運転席12の背後に配置され、可動ブラケット20から逆U字状をなして上方に突出している。そして、保護バー28は、例えば油圧ショベル1が転倒した場合等において、運転席12に着席したオペレータを保護するものである。ここで、保護バー28は、図5ないし図8に示すように、後述の下側バー29、上側バー30、連結装置31等により構成されている。
29は保護バー28のベースとなる左,右一対の下側バーで、この下側バー29は、例えば中空なパイプ材を用いて形成されている。ここで、左側の下側バー29の下端側は、可動ブラケット20を構成する上板21及び下板22の左側の後部位置に溶接等によって固着され、右側の下側バー29の下端側は、可動ブラケット20を構成する上板21及び下板22の右側の後部位置に溶接等によって固着され、これら左,右の下側バー29は、可動ブラケット20から鉛直上向きに延びている。
そして、下側バー29の上端側には、当該下側バー29よりも僅かに大径な環状のフランジ板29Aが固着され、該フランジ板29Aの上面側には、下側バー29よりも小径な小径筒体29Bが突設されている。また、左,右の下側バー29の長さ方向の途中部位には、それぞれ三角形状のベルト取付板29Cが前方に突出して設けられ、該各ベルト取付板29Cには、シートベルト29Dの基端側が回動可能に取付けられる構成となっている。
30は各下側バー29の上端側に着脱可能に取付けられる上側バーで、該上側バー30は、例えば下側バー29と略等しい外径寸法を有するパイプ材を用いて逆U字状に形成され、その下端側は補強梁30Aによって補強されている。ここで、上側バー30の左,右の下端部は、それぞれ小径筒体29Bの外径寸法よりも大きな内径寸法を有する開口端30Bとなり、この開口端30Bを下側バー29の小径筒体29Bに嵌合させてフランジ板29Aに当接させることにより、左,右の下側バー29の上端側に、それぞれ上側バー30を直立した状態で取付けることができる構成となっている。
31は下側バー29と上側バー30との間に設けられた連結装置で、該連結装置31は、図6に示す如く上側バー30を下側バー29の上端側に接続した直立位置と、図8に示す如く上側バー30を下側バー29の上端側から後側へと折返した折返し位置との間で、下側バー29と上側バー30とを折畳み可能に連結するものである。ここで、連結装置31は、後述の下側ステー32、上側ステー33、連結ピン34、固定ボルト35等により構成されている。
32は下側バー29の後部上端側に設けられた下側ステーで、該下側ステー32は、左,右方向に間隔をもって対面する一対の板体からなり、上,下方向に延びている。ここで、下側ステー32の上,下方向の中間部位には、上,下方向に延びる長孔状のピン挿通溝32Aが形成され、このピン挿通溝32Aの上側には上ボルト挿通孔32Bが穿設され、ピン挿通溝32Aの下側には下ボルト挿通孔32Cが穿設されている。
33は上側バー30の後部下端側に設けられた上側ステーで、該上側ステー33は、上側バー30から下方に延びる一枚の板体からなり、下側ステー32を構成する一対の板体間に挿入されるものである。そして、上側ステー33の下端側には、後述の連結ピン34が挿通されるピン挿通孔33Aが穿設され、該ピン挿通孔33Aの上側には、後述の固定ボルト35が挿通されるボルト挿通孔33Bが穿設されている。
34は下側ステー32と上側ステー33との間を連結する連結ピンで、該連結ピン34は、下側ステー32を構成する一対の板体間に上側ステー33を挿入した状態で、下側ステー32のピン挿通溝32Aと上側ステー33のピン挿通孔33Aとに挿通されるものである。この場合、下側ステー32のピン挿通溝32Aと上側ステー33のピン挿通孔33Aとに挿通された連結ピン34の両端側には、割りピン、止め輪等の抜止め部材(図示せず)が取付けられる構成となっている。
そして、連結ピン34を介して下側ステー32に連結された上側ステー33は、連結ピン34が下側ステー32のピン挿通溝32Aに沿って移動することにより、図6に示すように、上側バー30の開口端30Bが下側バー29の小径筒体29Bに嵌合してフランジ板29Aに当接する位置と、図7に示すように、上側バー30の開口端30Bが下側バー29の小径筒体29Bから離脱する位置との間で上,下方向に移動することができる構成となっている。
35は連結ピン34を介して連結された下側ステー32と上側ステー33との間を固定する固定ボルトで、該固定ボルト35は、下側ステー32の上ボルト挿通孔32Bと上側ステー33のボルト挿通孔33Bとの間、または下側ステー32の下ボルト挿通孔32Cと上側ステー33のボルト挿通孔33Bとの間に選択的に挿通されるものである。
そして、図6に示すように、上側バー30の開口端30Bを下側バー29のフランジ板29Aに当接させた状態で、下側ステー32の上ボルト挿通孔32Bと上側ステー33のボルト挿通孔33Bとの間に固定ボルト35を挿通し、この固定ボルト35にナットを螺着したときには、上側バー30を図6に示す直立位置に固定することができ、これら下側バー29と上側バー30とによって運転席12に着席したオペレータを保護することができる構成となっている。
一方、図8に示すように、上側バー30を下側バー29の上端側から後側に折返した状態で、下側ステー32の下ボルト挿通孔32Cと上側ステー33のボルト挿通孔33Bとの間に固定ボルト35を挿通し、この固定ボルト35にナットを螺着したときには、上側バー30を図8に示す折返し位置に固定することができ、例えば油圧ショベル1をトラック等に積載して作業現場に輸送するときの輸送高さを低く抑えることができる構成となっている。
また、図2等に示すように、カウンタウエイト7の後面7A側に設けられた固定ブラケット14、可動ブラケット20、保護バー28は、カウンタウエイト7の左,右方向の幅寸法内に収めれている。これにより、油圧ショベル1が門扉等の狭い場所を通過するときに、これら固定ブラケット14、可動ブラケット20、保護バー28が門扉等と干渉することがない構成となっている。
36はロックピン27の近傍に位置して固定ブラケット14の上面側に設けられたキャッチで、該キャッチ36は、可動ブラケット20を固定ブラケット14に対してロックするロックピン27を保持するものである。
ここで、キャッチ36は、図9ないし図12に示すように、略L字状に折曲げられ固定ブラケット14から上方に立上った基板部36Aと、該基板部36Aの上端側に溶接等によって固着された略L字状のフック部36Bとを有し、固定ブラケット14を構成する上板15の上面側にボルト37を用いて取付けられている。そして、図11に示すように、フック部36Bにロックピン27の把手27Aが係合することにより、このロックピン27を、可動ブラケット20をロックした位置に保持している。
この場合、ロックピン27の把手27Aは、キャッチ36のフック部36Bによって上板15の上方に保持されているので、該把手27Aが上板15の上面に当接することがない。これにより、油圧ショベル1の作動時の振動がロックピン27の把手27Aに伝わったとしても、この把手27Aが上板15に擦れて塗装が剥離することがない構成となっている。
また、キャッチ36の基板部36Aとフック部36Bの互いに対向する面には、それぞれピン挿通孔36Cが穿設され、該各ピン挿通孔36Cには、後述の抜止めピン38が挿通される構成となっている。
38はキャッチ36によって保持したロックピン27の把手27Aとキャッチ36との間に取付けられた抜止めピンで、該抜止めピン38は、ロックピン27の把手27Aをキャッチ36に対して抜止め状態に保持するものである。ここで、抜止めピン38は、キャッチ36の基板部36A、フック部36Bに穿設したピン挿通孔36Cに挿通されるピン本体38Aと、該ピン本体38Aに取付けられた環状のリング38Bとにより構成されている。
この場合、図11等に示すように、ピン本体38Aに取付けられたリング38Bの一端部の取付位置と、リング38Bの他端部の取付位置とは互いに離間している。これにより、リング38Bに対して捩り力を作用させ、この捩り力によってリング38Bをピン本体38Aの表面に適度な力で押付けることができ、例えば油圧ショベル1の作動時の振動等によってピン本体38Aがキャッチ36から不用意に脱落してしまうのを防止できる構成となっている。
また、固定ブラケット14を構成する上板15の上面側にキャッチ36を設け、ロックピン27の上端側に取付けた把手27Aとキャッチ36との間に抜止めピン38を取付けることにより、運転席12に着席したオペレータが、固定ブラケット14の上方から抜止めピン38を容易に目視することができる。これにより、仮に抜止めピン38がキャッチ36から脱落したとしても、この抜止めピン38の脱落を早期に発見することができる構成となっている。
本実施の形態による油圧ショベル1は上述の如き構成を有するもので、次に、運転席12の背後に保護バー28を取付ける作業について説明する。
まず、図5に示すように、固定ブラケット14を構成する下板16の各ボルト挿通孔16Aに挿通したボルト18を、カウンタウエイト7の下面に設けた雌ねじ孔(図示せず)に螺着すると共に、連結板17の各円筒体17Aに挿通した長尺なボルト19を、カウンタウエイト7の後面7Aに設けた雌ねじ孔(図示せず)に螺着することにより、図4に示すように、固定ブラケット14をカウンタウエイト7の後面7A側に固定する。
次に、図5に示すように、固定ブラケット14の上板15と下板16との間に、可動ブラケット20の前端側を差込んだ状態で、支持軸25を、固定ブラケット14(上板15)の軸挿通孔15A、可動ブラケット20(上板21)の軸挿通孔21A、左支持筒体23、可動ブラケット20の下板22に穿設した軸挿通孔(図示せず)、固定ブラケット14の下板16に穿設した軸挿通孔(図示せず)に挿通する。そして、支持軸25の廻止め板25Aを、ボルト26を用いて固定ブラケット14の上板15に固定する。
これにより、カウンタウエイト7に固定された固定ブラケット14に対し、可動ブラケット20を、支持軸25を回動支点として平面上で左,右方向に回動可能に取付けることができる。
次に、ロックピン27を、固定ブラケット14(上板15)のピン挿通孔15Bから、可動ブラケット20(上板21)のピン挿通孔21B、右支持筒体24、可動ブラケット20の下板22に穿設したピン挿通孔(図示せず)、固定ブラケット14(下板16)のピン挿通孔16Bへと、上側から下側に向けて挿通する。これにより、図4に示すように、ロックピン27によって可動ブラケット20を固定ブラケット14にロックすることができる。
そして、図9ないし図11に示すように、ロックピン27の上端側に設けた把手27Aを、固定ブラケット14(上板15)の上面側に設けたキャッチ36によって保持した後、把手27Aとキャッチ36との間に抜止めピン38を取付ける。
この場合、本実施の形態では、固定ブラケット14を構成する上板15の上面側にキャッチ36を設け、ロックピン27の上端側に取付けた把手27Aとキャッチ36との間に抜止めピン38を取付ける構成としている。このため、運転席12に着席したオペレータは、固定ブラケット14の上方から抜止めピン38を容易に目視することができるので、仮に抜止めピン38がキャッチ36から脱落したとしても、この抜止めピン38の脱落を早期に発見することができる。
そして、ロックピン27によって可動ブラケット20をロックした状態で、図6に示すように、上側バー30を下側バー29の上端側に接続した直立位置に固定する。これにより、下側バー29と上側バー30とからなる保護バー28を運転席12の背後に取付けることができ、この保護バー28によって運転席12に着席したオペレータを保護することができる。
次に、油圧ショベル1に搭載されたエンジン8のメンテナンス作業、燃料タンク10への給油作業を行う場合には、作業者は、図9ないし図11に示す抜止めピン38をキャッチ36から取外した状態で、ロックピン27の把手27Aを把持する。そして、ロックピン27を上方に抜取ることにより、固定ブラケット14に対する可動ブラケット20のロック状態を解除する。
そして、図3に示すように、可動ブラケット20を、支持軸25を回動支点として平面上で左,右方向に回動させる。これにより、可動ブラケット20に固定された保護バー28を、運転席12の後方から左斜め後方へと容易に移動させることができる。
この状態で、エンジンカバー11の前部側を後方に倒すように回動させることにより、エンジン8、油圧ポンプ9、燃料タンク10を外部に露出させ、エンジン8等のメンテナンス作業、燃料タンク10への給油作業を迅速に行うことができ、その作業性を高めることができる。
かくして、本実施の形態によれば、カウンタウエイト7の後面7Aに固定ブラケット14を固定し、この固定ブラケット14の左,右方向の一側には、支持軸25を介して可動ブラケット20を左,右方向に回動可能に取付け、固定ブラケット14と可動ブラケット20の左,右方向の他側にロックピン27を上,下方向に抜き差しする構成としている。
このため、固定ブラケット14と可動ブラケット20とに上方からロックピン27を差込むことにより、可動ブラケット20を固定ブラケット20に対してロックすることができ、この可動ブラケット20に設けた保護バー28によってエンジンカバー11上の運転席12に着席したオペレータを保護することができる。
しかも、図2等に示すように、固定ブラケット14、可動ブラケット20、保護バー28は、カウンタウエイト7の左,右方向の幅寸法内に収めれているので、油圧ショベル1が門扉等の狭い場所を通過するときに、これら固定ブラケット14、可動ブラケット20、保護バー28が門扉等と干渉することがなく、掘削作業等の作業性を高めることができる。
一方、固定ブラケット14と可動ブラケット20からロックピン27を上方に抜取ることにより、可動ブラケット20は、支持軸25を回動支点として平面上で左,右方向に回動するので、可動ブラケット20に設けられた保護バー28を、エンジンカバー11を前側から開,閉したときにこのエンジンカバー11と干渉しない位置に容易に移動させることができる。従って、運転席12の背後に保護バー28を設けたとしても、エンジン8のメンテナンス作業、燃料タンク10への給油作業を行うときの作業性を高めることができる。
しかも、本実施の形態では、固定ブラケット14を構成する上板15の上面側にキャッチ36を設け、このキャッチ36によってロックピン27の上端側に設けた把手27Aを保持すると共に、ロックピン27の把手27Aとキャッチ36との間に抜止めピン38を取付ける構成としている。
これにより、固定ブラケット14と可動ブラケット20とに対し、ロックピン27を上方から下方に向けて差込むときに、キャッチ36によってロックピン27の把手27Aを容易に保持することができる。また、ロックピン27の把手27Aを把持して上方に抜取るときに、把手27Aをキャッチ36から容易に離脱させることができる。
一方、ロックピン27の把手27Aとキャッチ36との間に抜止めピン38を取付けることにより、運転席12に着席したオペレータは、固定ブラケット14の上方から抜止めピン38を容易に目視することができる。この結果、仮に抜止めピン38がキャッチ36から脱落したとしても、この抜止めピン38の脱落を早期に発見できるので、固定ブラケット14と可動ブラケット20とに差込んだロックピン27が脱落するのを防止することができる。
さらに、ロックピン27の把手27Aは、キャッチ36のフック部36Bによって上板15の上方に保持されているので、該把手27Aが上板15の上面に当接することがない。これにより、油圧ショベル1の作動時の振動がロックピン27の把手27Aに伝わったとしても、この把手27Aが上板15に擦れて塗装が剥離することがなく、錆の発生を抑えることができると共に外観品質を高めることができる。
なお、上述した実施の形態では、固定ブラケット14の左側に支持軸25を設け、右側にロックピン27を設けた場合を例示している。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば固定ブラケット14の右側に支持軸25を設け、左側にロックピン27を設ける構成としてもよい。
また、上述した実施の形態では、下側バー29、上側バー30、連結装置31等によって直立位置と折返し位置との間で折畳み可能な保護バー28を構成した場合を例示している。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば直立位置に固定された保護バーを用いる構成としてもよい。
また、上述した実施の形態では、全体として逆U字状をなす保護バー28を用いた場合を例示している。しかし、本発明はこれに限らず、例えばH形状、M形状をなす保護バーを用いる構成としてもよい。
また、上述した実施の形態では、保護部材として逆U字状をなす保護バー28を用いた場合を例示している。しかし、本発明はこれに限らず、例えばバー材に代えて1枚の板体からなる保護部材を用いてもよく、複数本の棒材を組合わせた格子状の保護部材を用いてもよい。
さらに、上述した実施の形態では、建設機械としてクローラ式の油圧ショベル1を例に挙げて説明している。しかし、本発明はこれに限らず、エンジンカバーの上に運転席を備えた形式の建設機械であれば、ホイール式の油圧ショベル、ホイールローダ等の他の建設機械にも広く適用することができる。
本発明の実施の形態による油圧ショベルを示す正面図である。 油圧ショベルを示す平面図である。 可動ブラケットを回動させてエンジンカバーを開いた状態を示す平面図である。 油圧ショベルを右後方からみた斜視図である。 固定ブラケット、可動ブラケット、保護バー等を示す分解斜視図である。 下側バーの上端側に上側バーを接続した状態を示す保護バーの拡大図である。 下側バーから上側バーを離脱させた状態を示す保護バーの拡大図である。 下側バーの後側に上側バーを折返した状態を示す保護バーの拡大図である。 ロックピンをキャッチによって保持した状態を示す斜視図である。 ロックピンをキャッチによって保持した状態を上方からみた平面図である。 ロックピン、キャッチ、抜止めピン等を図10中の矢示XI−XI方向からみた拡大断面図である。 ロックピン、キャッチ、抜止めピンを示す分解斜視図である。
符号の説明
1 油圧ショベル
2 下部走行体
3 上部旋回体
4 作業装置
5 旋回フレーム
7 カウンタウエイト
7A 後面
8 エンジン
11 エンジンカバー
12 運転席
14 固定ブラケット
15 上板
16 下板
17 連結板
20 可動ブラケット
21 上板
22 下板
23 左支持筒体
24 右支持筒体
25 支持軸(回動支点)
27 ロックピン
27A 把手
28 保護バー(保護部材)
29 下側バー
30 上側バー
31 連結装置
36 キャッチ
38 抜止めピン

Claims (3)

  1. 自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体の前側に俯仰動可能に設けられた作業装置とからなり、
    前記上部旋回体は、後側にカウンタウエイトが設けられると共に前側に前記作業装置が取付けられる旋回フレームと、前記カウンタウエイトの前側に位置して該旋回フレームに設けられたエンジンと、該エンジンを上側から覆うと共に前側から開,閉できるように後側を支点として前記旋回フレームの後側に取付けられたエンジンカバーと、該エンジンカバー上に設けられオペレータが着席する運転席とを備えてなる建設機械において、
    前記カウンタウエイトの後面側には、左,右方向に延びる固定ブラケットを固定して設け、
    該固定ブラケットには、該固定ブラケットの左,右方向の一側を回動支点として平面上で回動する可動ブラケットを取付け、
    該可動ブラケットには、前記運転席に着席するオペレータを保護するため上方に向けて突出した保護部材を設け、
    前記固定ブラケットと可動ブラケットとの間をロックするために、前記回動支点とは左,右方向の反対側に位置して上,下方向に抜き差しされるロックピンを設ける構成としたことを特徴とする建設機械。
  2. 前記固定ブラケットには、上面側に位置して前記ロックピンを保持するキャッチを設け、前記ロックピンの上端側とキャッチとの間には、前記ロックピンを抜止め状態に保持するための抜止めピンを取付ける構成としてなる請求項1に記載の建設機械。
  3. 前記固定ブラケットは、上板と、該上板の下側に離間して配置される下板と、前記上板と下板との間を連結する連結板とにより強度部材として形成し、
    前記可動ブラケットは、上板と、該上板の下側に離間して配置される下板と、前記上板と下板との間を連結するために左,右方向一側の前部位置と左,右方向他側の前部位置とにそれぞれ上,下方向に立設された左,右の支持筒体とにより強度部材として形成し、
    前記可動ブラケットには、左,右方向両側の後部位置に前記保護部材の下端を固着して設け、
    前記回動支点となる支持軸を、前記左,右方向一側の支持筒体を介して前記固定ブラケットと可動ブラケットとの間に取付け、
    前記ロックピンを、前記左,右方向他側の支持筒体を介して前記固定ブラケットと可動ブラケットとの間に抜き差し可能に取付ける構成としてなる請求項1または2に記載の建設機械。
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