JP2012077536A - 建設機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡素な構成で保護部材の高さを変更することができ、しかも、保護部材の高さを低くしたときも走行等することができる建設機械を提供する。
【解決手段】カウンタウエイト7の後面7A側にキャノピ23を支持する支持ブラケット13を設ける。該支持ブラケット13には、キャノピ23の支柱24を縦方向に立てた状態で支持する縦支持部19と、キャノピ23の支柱24を横方向に寝かした状態で支持する横支持部21とを設ける。横支持部21によりキャノピ23を寝かした状態で支持したときに、該キャノピ23が運転席11や操作レバー装置12等と干渉しないようにすることができ、キャノピ23の高さを低くしたときも油圧ショベル1を走行等させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば油圧ショベル等の建設機械に関し、特に、運転席に着座するオペレータを保護するための保護部材が設けられた建設機械に関する。
一般に、建設機械の代表例である油圧ショベルは、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体の前側に俯仰動可能に設けられた作業装置とにより大略構成され、上部旋回体を旋回させつつ作業装置を俯仰動させることにより、土砂の掘削作業等を行うものである。
ここで、上部旋回体は、前部側に作業装置が取付けられると共に後部側にカウンタウエイトが設けられる旋回フレームを有している。そして、旋回フレーム上には、カウンタウエイトの前面側に位置してエンジン、油圧ポンプ、燃料タンク等の搭載機器が搭載され、これら搭載機器はエンジンカバーによって覆われている。
また、バケット容量が小さい小型の油圧ショベルとして、エンジンカバー上にオペレータが着席する運転席を設けると共に、該運転席に着席するオペレータを保護する保護部材(保護バー)をカウンタウエイトの後面側に支持ブラケット(可動ブラケット)を介して支持する構成としたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような保護部材が設けられた油圧ショベルは、保護部材の高さ分、油圧ショベル全体の高さ寸法が増大し、その分、油圧ショベルの輸送高さや保管高さが高くなる。そこで、特許文献1に開示された油圧ショベルにおいては、保護部材を構成する支柱を折り畳み可能に構成し、例えば輸送時や保管時等に保護部材の高さを低くできるようにしている。
一方、油圧ショベルには、保護部材(キャノピ)を構成する支柱の支持位置を上,下方向に変更可能に構成し、例えば輸送時や保管時等に保護部材の高さを低くできるようにしたものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2008−214887号公報 実開平3−88820号公報
特許文献1に開示された油圧ショベルは、保護部材を構成する支柱を折り畳み可能に構成するため、支柱の構造が複雑になり、部品点数が増大する虞がある。
特許文献2に開示された油圧ショベルは、保護部材の高さを低くしたときに、保護部材により操作レバーが覆われるため、油圧ショベルを走行等させることができなくなるという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、簡素な構成で保護部材の高さを変更することができ、しかも、保護部材の高さを低くしたときも走行等することができる建設機械を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、本発明は、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体の前側に俯仰動可能に設けられた作業装置とからなり、前記上部旋回体は、前部側に前記作業装置が取付けられると共に後部側にカウンタウエイトが設けられる旋回フレームと、前記カウンタウエイトの前面側に位置して前記旋回フレームに設けられるエンジンと、該エンジンを上側から覆うエンジンカバーと、該エンジンカバー上に設けられオペレータが着席する運転席と、前記カウンタウエイトの後面側に設けられた支持ブラケットと、基端側が該支持ブラケットに支持される左,右の支柱を有すると共に該各支柱の先端側を互いに連結する連結部を有し前記運転席に着席するオペレータを保護する保護部材とを備えてなる建設機械に適用される。
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記支持ブラケットは、前記保護部材の連結部が前記オペレータの上方に位置するように前記左,右の支柱を縦方向に立てた状態で支持する左,右の縦支持部と、前記保護部材の各支柱と連結部を横方向に寝かした状態で支持する左,右の横支持部とを備える構成としたことにある。
請求項2の発明は、前記支持ブラケットは、左,右方向に延びる下板と、該下板の上側に離間して配置される上板と、前記下板と上板の左,右方向両側に位置して該下板と上板との間に設けられ前記左,右の支柱が縦方向に挿通される筒体からなる前記左,右の縦支持部と、前記下板と上板の左,右方向両側に位置して該上板に設けられ前記左,右の支柱が横方向に挿通される筒体からなる前記左,右の横支持部とにより構成したことにある。
請求項3の発明は、前記保護部材の連結部は前記左,右の支柱から前記運転席に向けて延びることにより、前記保護部材は前記運転席の上方と後方とを保護するキャノピを構成したことにある。
請求項1の発明によれば、左,右の縦支持部により保護部材を縦方向に立てた状態で支持することができ、左,右の横支持部により保護部材を横方向に寝かした状態で支持することができるので、簡素な構成で保護部材の高さを変更することができる。また、左,右の横支持部により保護部材を寝かした状態で支持したときに、該保護部材が運転席や操作レバー等と干渉しないように構成することができるので、該保護部材の高さを低くしたときも建設機械を走行等させることができる。このため、従来技術に比べ、天井高さがより低い場所で建設機械を走行等させることができ、建設機械の走行性、作業性を向上させることができる。
請求項2の発明によれば、左,右の縦支持部と左,右の横支持部とを保護部材の支柱が挿通される筒体により構成しているので、各縦支持部により保護部材を縦方向に安定して支持することができ、各横支持部により保護部材を横方向に安定して支持することができる。これにより、支持ブラケットに対する保護部材の支持強度を向上することができ、保護部材の信頼性を向上できる。
請求項3の発明によれば、保護部材は運転席の上方と後方とを保護するキャノピにより構成しているので、運転席に着席するオペレータをより広い範囲で覆う(保護する)ことができる。
本発明の第1の実施の形態に適用される油圧ショベルを保護部材を立てた状態で示す正面図である。 保護部材を立てたときの油圧ショベルをエンジンカバーを開いた状態で示す正面図である。 保護部材を立てたときの油圧ショベルを作業装置を省略して示す左側面図である。 保護部材を立てたときの油圧ショベルを作業装置を省略して示す平面図である。 保護部材を寝かしたときの油圧ショベルを示す正面図である。 保護部材を寝かしたときの油圧ショベルを作業装置を省略して示す左側面図である。 保護部材を寝かしたときの油圧ショベルを作業装置を省略して示す平面図である。 カウンタウエイト、支持ブラケット等を示す分解斜視図である。 保護部材を立てるときの該保護部材、支持ブラケット等を示す分解斜視図である。 保護部材を寝かすときの該保護部材、支持ブラケット等を示す分解斜視図である。 本発明の第2の実施の形態による油圧ショベルを保護部材を立てた状態で示す正面図である。 保護部材を寝かしたときの油圧ショベルを示す正面図である。 保護部材、支持ブラケット等を示す図9と同様な分解斜視図である。 本発明の変形例による保護部材、支持ブラケット等を示す図9と同様な分解斜視図である。
以下、本発明に係る建設機械の実施の形態を、超ミニショベルと呼ばれる小型の油圧ショベルに適用した場合を例に挙げ、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1ないし図10は本発明の第1の実施の形態を示している。図中、1は建設機械としての油圧ショベルを示し、該油圧ショベル1は、自走可能なクローラ式の下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回可能に搭載された上部旋回体3と、該上部旋回体3の前側に俯仰動可能に設けられたスイングポスト式の作業装置4とにより大略構成されている。
ここで、上部旋回体3は、狭い作業現場での旋回動作を円滑に行うように非常にコンパクトに構成されている。そして、上部旋回体3は、後述の旋回フレーム5、エンジン8、エンジンカバー10、運転席11、操作レバー装置12、支持ブラケット13、キャノピ23等により構成されている。
5は上部旋回体3のベースとなる旋回フレームで、該旋回フレーム5は強固な支持構造体をなし、例えば鋳造によって一体形成されている。ここで、旋回フレーム5の前部側には、作業装置4のスイングポスト4Aを左,右方向に揺動可能に支持するブラケット6が設けられ、該ブラケット6を介して旋回フレーム5に作業装置4を取付ける構成となっている。
7は旋回フレーム5と一体に形成され該旋回フレーム5の後部側に配置されたカウンタウエイトで、該カウンタウエイト7は、作業装置4との重量バランスをとるものである。ここで、カウンタウエイト7は、厚肉で重量のある湾曲板として形成され、旋回フレーム5の後端部から上方に向けてほぼ垂直に立上がると共に、左,右方向の中間部が後方に突出した略円弧状をなしている。
また、図8等に示すように、カウンタウエイト7の後面7A側には、後述の支持ブラケット13が着脱可能に取付けられる構成となっている。このために、カウンタウエイト7の後面7Aと下面7Bとには、支持ブラケット13をカウンタウエイト7に固定するボルト15,18を螺着するねじ穴7C,7Dが設けられている。
8はカウンタウエイト7の前面側に位置して旋回フレーム5上に設けられたエンジンで、該エンジン8は、左,右方向に延びる横置き状態で配置されている。そして、例えばエンジン8の右側には油圧ポンプ(図示せず)が取付けられ、該油圧ポンプは、油圧ショベル1に搭載された油圧アクチュエータに作動用の圧油を吐出するものである。また、例えばエンジン8の左側にはエンジン8の冷却水等を冷却するラジエター9、エンジン8の左前側には、エンジン8に供給される燃料を貯溜する燃料タンク(図示せず)等の搭載機器が搭載されている。
10はエンジン8、油圧ポンプ、ラジエター9、燃料タンク等を上側から覆って旋回フレーム5に設けられたエンジンカバーで、該エンジンカバー10は、大きな強度を有する伏椀状のカバーとして形成されている。ここで、エンジンカバー10の後部下側は、例えば旋回フレーム5のカウンタウエイト7にヒンジ機構等を介して回動可能に取付けられている。
これにより、エンジンカバー10は、その後部側を中心として、図1に示す閉位置と図2に示す開位置との間で前,後方向に開,閉され、エンジンカバー10は、油圧ショベル1の運転時には閉位置に保持され、エンジン8、油圧ポンプ、ラジエター9、燃料タンク等を覆っている。一方、エンジン8等のメンテナンス作業、燃料タンクへの給油作業等を行うときには、エンジンカバー10を、その後部側を中心として前部側を後方に倒すように回動させることにより、図2に示す開位置へと回動し、エンジン8、油圧ポンプ、ラジエター9、燃料タンク等を外部に容易に露出させることができる構成となっている。
11はエンジンカバー10の上面側に設けられた運転席で、該運転席11は、油圧ショベル1を運転するオペレータが着席するものである。運転席11に着席したオペレータは、油圧ショベル1を操縦(運転)するときに、後述のキャノピ23によって保護される。
12はエンジンカバー10の前側に位置して旋回フレーム5の前部側に設けられた操作レバー装置で、該操作レバー装置12は、運転席11に着席したオペレータが操作するものである。そして、操作レバー装置12は、旋回フレーム5の前部側に立設されたレバースタンド12Aと、該レバースタンド12Aの上部に左,右方向に離間して設けられた左,右の作業操作レバー12Bと、該各作業操作レバー12B間に設けられた左,右の走行操作レバー12Cとにより大略構成されている。
次に、キャノピ23を支持するための支持ブラケット13について説明する。
即ち、13はカウンタウエイト7の後面7A側に設けられた支持ブラケットで、該支持ブラケット13は、後述のキャノピ23を立てた状態と寝かした状態とで支持するものである。ここで、支持ブラケット13は、図8等に示すように、後述の下板14と、上板16と、連結板17と、左,右の縦支持部19と、左,右の横支持部21とにより大略構成され、これら下板14、上板16、連結板17、左,右の縦支持部19、左,右の横支持部21は、溶接手段等を用いて互いに接合されている。
14は左,右方向に延び前端側がカウンタウエイト7の下面7Bに固定される平板状の下板を示している。ここで、下板14は、例えば鋼板等の金属板により形成され、該下板14には、左,右方向両側に位置する左,右の固定ブラケット部14Aと、該各固定ブラケット部14Aの間に位置して後側に向けて凹んだ凹部14Bと、該凹部14Bの左角隅部に位置してエンジン8のマフラに対する逃げとなる逃げ部14Cとが設けられている。
また、固定ブラケット部14Aには、前,後方向に長い左,右の長孔14Dが設けられている。これら各長孔14Dには、カウンタウエイト7の下面7Bに設けられたねじ穴7Cに螺着されるボルト15が挿通され、該ボルト15を用いて下板14をカウンタウエイト7の下面7Bに固定する構成となっている。
16は下板14の上側に離間して配置され前端側がカウンタウエイト7の後面7Aに沿って湾曲した状態で左,右方向に延びる平板状の上板を示している。ここで、上板16も、下板14と同様に例えば鋼板等の金属板により形成されている。そして、上板16の左,右方向両側には、後述する左,右の縦支持部19の開口となる貫通孔16Aが設けられ、該各貫通孔16Aを前,後方向に挟む位置には、後述する左,右の横支持部21が溶接手段を用いて接合されている。また、上板16の左,右方向両側のうち左,右の横支持部21を構成する前支持部21Aの下側には、該前支持部21Aのボルト挿通孔21A1に対応してボルト挿通孔(図示せず)が設けられている。
17は下板14と上板16との間に設けられた連結板で、該連結板17は、上端側が上板16の下面に溶接されると共に下端側が下板14の上面に溶接され、これら上板16と下板14との間を連結するものである。ここで、連結板17は、例えば鋼板等の金属板に折曲げ加工等を施すことにより、横断面形状が略コ字状に形成されている。そして、連結板17の左,右方向両端側には、左,右の円筒体17Aが前,後方向に延びて設けられている。これら各円筒体17Aには、カウンタウエイト7の後面7Aに設けられたねじ穴7Dに螺着されるボルト18が挿通され、該ボルト18を用いて連結板17をカウンタウエイト7の後面7A側に固定する構成となっている。
19は下板14と上板16の左,右方向両側に位置して該下板14と上板16との間に設けられた左,右の縦支持部で、該各縦支持部19は、後述のキャノピ23を立てた状態で支持するものである。即ち、縦支持部19は、図1ないし図4、図9等に示すように、キャノピ23のU字状連結部25が運転席11に着席するオペレータの上方に位置するように、キャノピ23の左,右の支柱24を縦方向(上,下方向)に立てた状態で支持するものである。
このために、縦支持部19は、キャノピ23の各支柱24を縦方向に挿通する筒体、より具体的には、鋼管等の金属製の管状部材(円筒部材)として形成され、上板16の貫通孔16Aと同心上に配置されている。また、縦支持部19の下側には、径方向に対向して一対のボルト挿通孔19Aが設けられている。これら各ボルト挿通孔19Aには、図9等に示すように、各縦支持部19に対してキャノピ23の各支柱24の基端側を固定するためのボルト20が挿通され、該ボルト20にはナット20Aが螺着される構成となっている。
21は上板16の左,右方向両側に位置して該上板16の上面に設けられた左,右の横支持部で、該各横支持部21は、後述のキャノピ23を寝かした状態で支持するものである。即ち、横支持部21は、図5ないし図7、図10等に示すように、キャノピ23の左,右の支柱24とU字状連結部25を横方向(前,後方向)に寝かした状態で支持するものである。
ここで、横支持部21は、上板16の上面に貫通孔16Aを挟んで前,後方向に離間して設けられた前支持部21Aと後支持部21Bとによりそれぞれ構成され、これら各支持部21A,21Bは、キャノピ23の各支柱24を横方向に挿通する筒体、より具体的には、鋼管等の金属製の管状部材(円筒部材)として形成されている。
また、前,後の支持部21A,21Bのうち前支持部21Aには、径方向に対向して一対のボルト挿通孔21A1が設けられ、上板16にもボルト挿通孔21A1と同心上に前記ボルト挿通孔が設けられている。これら各ボルト挿通孔21A1には、図10等に示すように、各横支持部21に対してキャノピ23の各支柱24の先端側を固定するためのボルト22が挿通され、該ボルト22には上板16の下面側からナット22Aが螺着される構成となっている。
23は運転席11に着席するオペレータを保護する保護部材としてのキャノピで、該キャノピ23は、後述する左,右の支柱24と、U字状連結部25とにより大略構成されている。ここで、キャノピ23は、図9等に示すように、例えば鋼管等の金属製の管状素材に折曲げ加工等を施すことにより、左,右の支柱24とU字状連結部25とを一体に形成した枠体として構成されている。
24は、基端側が支持ブラケット13に支持される左,右の支柱で、該各支柱24は、例えば天井高さが高い場所で油圧ショベル1を稼働するときには、図1ないし図4、図9等に示すように、縦支持部19により縦方向に立てた状態で支持され、例えば天井高さが低い場所で油圧ショベル1を稼働したり油圧ショベル1を保管、輸送等するときには、図5ないし図7、図10等に示すように、横支持部21により横方向に寝かした状態で支持されるものである。
このために、支柱24の基端側には、図9等に示すように、縦支持部19により支柱24を縦方向に立てた状態で支持するときに、縦支持部19に対し支柱24を固定するためのボルト20が挿通されるボルト挿通孔24Aが設けられている。また、支柱24の先端側には、図10等に示すように、横支持部21により支柱24を横方向に寝かした状態で支持するときに、横支持部21に対し支柱24を固定するためのボルト22が挿通されるボルト挿通孔24Bが設けられている。
また、図7に示すように、左,右の支柱24の内側の幅寸法Aは、エンジンカバー10の幅寸法Bよりも大きくしている。これにより、支柱24を横支持部21により横方向に寝かした状態で支持したときに、各支柱24を含むキャノピ23が運転席11や操作レバー装置12等と干渉しないようにして、キャノピ23の高さを低くしたときにも油圧ショベル1を走行等させることができるように構成している。また、図7に示すように、左,右の支柱24の外側の幅寸法Cは、下部走行体2の幅寸法D以下にし、各支柱24を含むキャノピ23が下部走行体2の横幅内に収まるように構成している。
25は左,右の支柱24の先端側を互いに連結する連結部としてのU字状連結部で、該U字状連結部25は、図1ないし図4等に示すように、左,右の縦支持部19により各支柱24を縦方向に立てた状態で支持したときに、各支柱24の先端側から運転席11に向けて延びるように形成されている。そして、U字状連結部25は、図4等に示すように、上方からみて略U字状に形成され、該U字状連結部25と各支柱24とにより運転席11の上方と後方とを覆う(保護する)キャノピ23を構成している。
この場合、U字状連結部25は、支柱24を縦支持部19により縦方向に立てた状態で支持したときに、図1等に示すように、運転席11の上側を前,後方向に延びて配置され、該運転席11を上側から覆う(保護する)ことができる。一方、支柱24を横支持部により横方向に寝かした状態で支持したときに、U字状連結部25は、図5等に示すように、運転席11の後側を縦方向に延びて配置され、該運転席11を後側から覆う(保護する)ことができる。
本実施の形態による油圧ショベル1は上述の如き構成を有するもので、この油圧ショベル1は、下部走行体2によって作業現場まで自走した後、例えば上部旋回体3を旋回させつつ作業装置4を俯仰動させることにより、土砂等の掘削作業を行うことができる。このような油圧ショベル1の稼働時(走行時や作業時)には、運転席11に着席するオペレータはキャノピ23によって保護される。
次に、上部旋回体3のカウンタウエイト7の後面7A側に支持ブラケット13を取付ける作業と、該支持ブラケット13にキャノピ23を取付ける作業について説明する。
カウンタウエイト7の後面7A側に支持ブラケット13を取付けるときは、図8等に示すように、カウンタウエイト7の後面7A側に支持ブラケット13を配置し、該支持ブラケット13を構成する下板14の各長孔14Dとカウンタウエイト7の下面7Bに設けたねじ穴7Cとを一致させると共に、支持ブラケット13を構成する連結板17の各円筒体17Aとカウンタウエイト7の後面7Aに設けたねじ穴7Dとを一致させる。
そして、各長孔14Dに挿通したボルト15をカウンタウエイト7の下面7Bのねじ孔7Cに螺着すると共に、各円筒体17Aに挿通したボルト18をカウンタウエイト7の後面7Aのねじ孔7Dに螺着することにより、支持ブラケット13をカウンタウエイト7の後面7A側に固定する。
次に、支持ブラケット13にキャノピ23を縦方向に立てた状態で取付けるときは、図9等に示すように、支持ブラケット13の上側から該支持ブラケット13の左,右の縦支持部19にキャノピ23を構成する左,右の支柱24を挿通する。そして、各支柱24のボルト挿通孔24Aと各縦支持部19のボルト挿通孔19Aとを一致させた状態で、これらボルト挿通孔24A,19Aにボルト20を挿通し、該ボルト20にナット20Aを螺着することにより、支持ブラケット13にキャノピ23を縦方向に立てた状態で取付ける。
一方、油圧ショベル1を保管、輸送等するとき、あるいは、例えばキャノピ23を縦方向に立てたときの油圧ショベル1の高さ寸法よりも天井高さが低い場所で油圧ショベル1を稼働するときには、支持ブラケット13にキャノピ23を横方向に寝かした状態で取付けることができる。
この場合は、図10等に示すように、支持ブラケット13の後側から該支持ブラケット13の左,右の横支持部21(前,後の支持部21A,21B)にキャノピ23を構成する左,右の支柱24を挿通する。そして、各支柱24のボルト挿通孔24Bと各横支持部21のボルト挿通孔21A1とを一致させた状態で、これらボルト挿通孔24B,21A1と上板16に設けられたボルト挿通孔とにボルト22を挿通し、該ボルト22にナット22Aを螺着することにより、支持ブラケット13にキャノピ23を横方向に寝かした状態で取付ける。
以上のように、本実施の形態によれば、縦支持部19によりキャノピ23を縦方向に立てた状態で支持することができ、横支持部21によりキャノピ23を横方向に寝かした状態で支持することができるので、簡素な構成でキャノピ23の高さを変更することができる。また、横支持部21によりキャノピ23を寝かした状態で支持したときに、図7等に示すように、該キャノピ23が運転席11や操作レバー装置12等と干渉しないように構成することができるので、キャノピ23の高さを低くしたときも油圧ショベル1を走行等させることができる。このため、従来技術に比べ、天井高さがより低い場所で油圧ショベル1を走行等させることができ、油圧ショベル1の走行性、作業性を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、縦支持部19と横支持部21とを筒体により構成しているので、縦支持部19によりキャノピ23を縦方向に安定して支持することができ、横支持部21(前,後の支持部21A,21B)によりキャノピ23を横方向に安定して支持することができる。これにより、支持ブラケット13に対するキャノピ23の支持強度を向上することができ、キャノピ23の信頼性を向上できる。
さらに、本実施の形態によれば、キャノピ23により運転席11の上方と後方とを保護しているので、運転席11に着席するオペレータをより広い範囲で覆う(保護する)ことができる。
次に、図11ないし図13は本発明の第2の実施の形態を示している。本実施の形態の特徴は、保護部材を全体として逆U字状に形成したことにある。なお、本実施の形態では、上述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略するものとする。
図中、31は運転席11に着席するオペレータを保護する保護部材としての保護バーで、該保護バー31は、後述する左,右の支柱32と、棒状連結部33とにより大略構成されている。ここで、キャノピ31は、図13等に示すように、例えば鋼管等の金属製の管状素材に折曲げ加工等を施すことにより、左,右の支柱32と棒状連結部33とを一体に形成した枠体として構成されている。
32は、基端側が支持ブラケット13に支持される左,右の支柱で、該各支柱32は、例えば天井高さが高い場所で油圧ショベル1を稼働するときには、図11および図13に示すように、縦支持部19により縦方向に立てた状態で支持され、例えば天井高さが低い場所で油圧ショベル1を稼働したり油圧ショベル1を保管、輸送等するときには、図12に示すように、横支持部21により横方向に寝かした状態で支持されるものである。
このために、支柱32の基端側には、図13等に示すように、縦支持部19により支柱32を縦方向に立てた状態で支持するときに、縦支持部19に対し支柱32を固定するためのボルト20が挿通されるボルト挿通孔32Aが設けられている。また、支柱32の先端側には、横支持部21により支柱32を横方向に寝かした状態で支持するときに、横支持部21に対し支柱32を固定するためのボルト22が挿通されるボルト挿通孔32Bが設けられている。
33は左,右の支柱32の先端側を互いに連結する連結部としての棒状連結部で、該棒状連結部33は、各支柱32の先端側の間に左,右方向に延びるように、換言すれば、上からみてI字状(棒状)に形成され、運転席11に着席するオペレータを保護するものである。
本実施の形態による油圧ショベル1は、上述の如き保護バー31を用いて運転席11に着席するオペレータを保護するもので、その基本的作用については、上述した第1の実施の形態によるものと格別差異はない。
然るに、本実施の形態によれば、支柱32の先端側を棒状連結部33により連結する構成としているので、保護バー31を全体形状がU字状の簡素なものにすることができる。これにより、保護バー31の軽量化、形成作業の容易化、製造コストの低減化を図ることができる。
なお、上述した各実施の形態では、横支持部21を構成する前,後の支持部21A,21Bのうち前支持部21Aにボルト挿通孔21A1を設けた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば、後支持部にボルト挿通孔を設ける構成としてもよい。また、例えば、前,後両方の支持部にボルト挿通孔を設ける構成としてもよい。
上述した各実施の形態では、横支持部21を、上板16の貫通孔16Aを挟んで前,後に設けられた一対(前,後)の支持部21A,21Bにより構成した場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば、横支持部を何れか一方の支持部のみにより構成してもよい。この場合には、当該支持部にボルト挿通孔を設けると共に、当該支持部の軸方向寸法を大きくすることにより支持剛性の向上を図ることが好ましい。
上述した第2の実施の形態では、全体として逆U字状をなす保護バー31を用いた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば図14に示す変形例のように、左,右の支柱32′と棒状連結部33′とにより略H形状に形成された保護バー31′を用いる構成としてもよい。
さらに、上述した各実施の形態では、建設機械としてクローラ式の油圧ショベル1を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、エンジンカバーの上に運転席を備えた形式の建設機械であれば、ホイール式の油圧ショベル、ホイールローダ等の他の建設機械にも広く適用することができる。
1 油圧ショベル(建設機械)
2 下部走行体
3 上部旋回体
4 作業装置
5 旋回フレーム
7 カウンタウエイト
8 エンジン
10 エンジンカバー
11 運転席
13 支持ブラケット
14 下板
16 上板
19 左,右の縦支持部
21 左,右の横支持部
23 キャノピ(保護部材)
24,32,32′ 左,右の支柱
25 U字状連結部(連結部)
31,31′ 保護バー(保護部材)
33,33′ 棒状連結部(連結部)

Claims (3)

  1. 自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体の前側に俯仰動可能に設けられた作業装置とからなり、
    前記上部旋回体は、前部側に前記作業装置が取付けられると共に後部側にカウンタウエイトが設けられる旋回フレームと、前記カウンタウエイトの前面側に位置して前記旋回フレームに設けられるエンジンと、該エンジンを上側から覆うエンジンカバーと、該エンジンカバー上に設けられオペレータが着席する運転席と、前記カウンタウエイトの後面側に設けられた支持ブラケットと、基端側が該支持ブラケットに支持される左,右の支柱を有すると共に該各支柱の先端側を互いに連結する連結部を有し前記運転席に着席するオペレータを保護する保護部材とを備えてなる建設機械において、
    前記支持ブラケットは、前記保護部材の連結部が前記オペレータの上方に位置するように前記左,右の支柱を縦方向に立てた状態で支持する左,右の縦支持部と、前記保護部材の各支柱と連結部を横方向に寝かした状態で支持する左,右の横支持部とを備える構成としたことを特徴とする建設機械。
  2. 前記支持ブラケットは、左,右方向に延びる下板と、該下板の上側に離間して配置される上板と、前記下板と上板の左,右方向両側に位置して該下板と上板との間に設けられ前記左,右の支柱が縦方向に挿通される筒体からなる前記左,右の縦支持部と、前記下板と上板の左,右方向両側に位置して該上板に設けられ前記左,右の支柱が横方向に挿通される筒体からなる前記左,右の横支持部とにより構成してなる請求項1に記載の建設機械。
  3. 前記保護部材の連結部は前記左,右の支柱から前記運転席に向けて延びることにより、前記保護部材は前記運転席の上方と後方とを保護するキャノピを構成してなる請求項1または2に記載の建設機械。
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