JP2003129523A - 建設機械 - Google Patents

建設機械

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JP2003129523A
JP2003129523A JP2001325441A JP2001325441A JP2003129523A JP 2003129523 A JP2003129523 A JP 2003129523A JP 2001325441 A JP2001325441 A JP 2001325441A JP 2001325441 A JP2001325441 A JP 2001325441A JP 2003129523 A JP2003129523 A JP 2003129523A
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一徳 山田
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誠 菅谷
Naohiro Ishikawa
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/18Counterweights

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カウンタウエイトの重量を大きく確保し、か
つ、該カウンタウエイトを利用してキャブを取付ける。 【解決手段】 カウンタウエイト38を、旋回フレーム
11から外装カバー33を構成する左上カバー36,右
上カバー37の上面36B,37Bまで上,下方向に延
びる高さ寸法をもって形成する。これにより、カウンタ
ウエイト38の重量を大きく確保することができ、作業
装置4との重量バランスを良好に保つことができる。ま
た、カウンタウエイト38を構成する上側ウエイト40
の庇部40Bに、キャブ32の後部下側を取付けること
により、重量物であるキャブ32を、専用の取付台等を
用いることなくカウンタウエイト38を利用して強固に
支持することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば掘削作業に
好適に用いられる油圧ショベル等の建設機械に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル等の建設機械は、
自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に
設けられ前側に作業装置が取付けられる上部旋回体とに
より大略構成されている。そして、上部旋回体は、旋回
フレームと、該旋回フレーム上に設けられた動力源とな
るエンジンと、作業装置との重量バランスをとるために
旋回フレームの後端側に設けられたカウンタウエイト
と、該カウンタウエイトの前側に位置して旋回フレーム
上に設けられた運転席と、該運転席に着席したオペレー
タを覆うキャブまたはキャノピと、旋回フレーム上に設
けられカウンタウエイトと協働してエンジンを含む内部
機器を覆う外装カバーとを備えている。
【0003】ここで、例えば狭い路地、山岳地等での掘
削作業に用いるため、上部旋回体の後端部の旋回半径を
小さく抑えた後方小旋回式の油圧ショベルが知られてお
り、この後方小旋回式油圧ショベルは、カウンタウエイ
トの後面が、上部旋回体の旋回中心を中心とした円弧状
に形成され、かつ、下部走行体の車幅寸法(左,右の履
帯間の幅寸法)に対して120%以下の直径をもった仮
想円内に納まるように構成されている。
【0004】そして、上述の後方小旋回式油圧ショベル
は、上部旋回体の後端部の旋回半径を小さくするため、
カウンタウエイトを上部旋回体の前側(作業装置側)に
寄せて配設しており、作業装置との重量バランスをとる
ためにカウンタウエイトの重量を大きくする必要があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術によ
る後方小旋回式の油圧ショベルは、外装カバー及びカウ
ンタウエイトによって覆われたエンジン等に対する保
守、点検を行うときの作業性を高めるため、カウンタウ
エイトの上端部が外装カバーの上面位置よりも低くなっ
ている場合が多い。このため、カウンタウエイトの高さ
寸法が小さく、カウンタウエイトの重量を増大するのが
難しいという問題がある。
【0006】これに対し、カウンタウエイトの後面等に
追加ウエイトを取付けることにより、作業装置との重量
バランスを確保する方法が採用されているが、カウンタ
ウエイト自体の重量が小さい分、大きな追加ウエイトを
取付ける必要があるため、追加ウエイトがカウンタウエ
イトの後面から大きく突出してしまい、上部旋回体の旋
回時に追加ウエイトが周囲の塀、立木等と干渉する虞れ
がある。
【0007】一方、後方小旋回式の油圧ショベルは、カ
ウンタウエイトを上部旋回体の前側(作業装置側)に寄
せて配設した分、旋回フレーム上にエンジン、油圧ポン
プ、コントロールバルブ、燃料タンク、作動油タンク等
の内部機器を配設するためのスペースが小さく制限され
ている。
【0008】このため、例えば運転席に着席したオペレ
ータを保護するキャブまたはキャノピの一部を取付ける
ための専用の取付台を旋回フレーム上に設けた場合に
は、旋回フレーム上の狭隘なスペースがさらに狭くな
り、上述したエンジンを含む内部機器のレイアウトが難
しくなるという問題がある。
【0009】また、上述の取付台は、旋回フレーム上に
配設されたエンジン等の内部機器との干渉をさけるため
に非常に複雑な形状となり、かつ、重量物であるキャブ
等を確実に支持できるだけの強度を有する必要があるた
め、その製造コストが嵩むという問題がある。
【0010】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、カウンタウエイトの重量を大きく確保す
ることができ、かつ、該カウンタウエイトを利用してキ
ャブまたはキャノピを取付けることができるようにした
建設機械を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため本発明は、自走可能な下部走行体と、該下部走行体
上に旋回可能に設けられ前側に作業装置が取付けられる
上部旋回体とからなり、該上部旋回体は、旋回フレーム
と、該旋回フレーム上に設けられた動力源となるエンジ
ンと、作業装置との重量バランスをとるために旋回フレ
ームの後端側に設けられたカウンタウエイトと、該カウ
ンタウエイトの前側に位置して旋回フレーム上に設けら
れた運転席と、該運転席に着席したオペレータを覆うキ
ャブまたはキャノピと、旋回フレーム上に設けられカウ
ンタウエイトと協働してエンジンを含む内部機器を覆う
外装カバーとを備えてなる建設機械に適用される。
【0012】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、カウンタウエイトは、旋回フレームから外装カ
バーの上面位置近傍まで上,下方向に延びる高さ寸法を
もって形成し、カウンタウエイトには、キャブまたはキ
ャノピの一部を取付けたことにある。
【0013】このように構成したことにより、カウンタ
ウエイトの高さ寸法を大きくした分、該カウンタウエイ
トの重量を大きく確保することができ、作業装置との重
量バランスを適正に保つことができる。また、カウンタ
ウエイトを利用してキャブまたはキャノピの一部を取付
けることができるので、これらキャブ等を取付けるため
の専用の取付台等を不要にでき、この分、旋回フレーム
上にエンジンを含む内部機器を配設するための大きなス
ペースを確保することができる。
【0014】請求項2の発明は、カウンタウエイトの上
面部位には、キャブの後部下側またはキャノピの支柱を
取付ける取付部を設ける構成としたことにある。
【0015】このように構成したことにより、重量物で
あるキャブまたはキャノピを、強度に優れたカウンタウ
エイトを利用して強固に支持することができる。
【0016】請求項3の発明は、エンジンはカウンタウ
エイトの近傍に位置して旋回フレームの後部側に配設
し、カウンタウエイトは上方からみてエンジンの後側の
一部または全体を覆う構成としたことにある。
【0017】このように構成したことにより、外装カバ
ーとカウンタウエイトとによってエンジンを含む内部機
器を覆うことができる。
【0018】請求項4の発明は、カウンタウエイトの周
壁部には、エンジンを点検するために開口した点検窓を
設ける構成としたことにある。
【0019】このように構成したことにより、旋回フレ
ームから外装カバーの上面部位近傍まで上,下方向に延
びるカウンタウエイトを設けた場合に、該カウンタウエ
イトの周壁部に設けた点検窓を通じて、エンジン等の点
検作業を容易に行うことができる。
【0020】請求項5の発明は、カウンタウエイトは、
旋回フレームに取付けられる下側ウエイトと、該下側ウ
エイト上に取付けられる上側ウエイトとにより2分割可
能に構成したことにある。
【0021】このように構成したことにより、重量の大
きなカウンタウエイトを、下側ウエイトと上側ウエイト
とに分けた状態で個別に旋回フレームに取付けることが
でき、この取付け作業の作業性を高めることができる。
【0022】請求項6の発明は、カウンタウエイトは、
旋回フレームに取付けられる下側ウエイトと、該下側ウ
エイト上に取付けられる上側ウエイトとにより2分割可
能に構成し、下側ウエイトと上側ウエイトのうち少なく
とも一方のウエイトには、これら下側ウエイトと上側ウ
エイトとの境目に位置して点検窓を形成する切欠部を設
ける構成としたことにある。
【0023】このように構成したことにより、下側ウエ
イト上に上側ウエイトを取付けたときに、両者の境目に
切欠部からなる点検窓を形成することができ、この点検
窓を通じてエンジン等の点検作業を行うことができる。
【0024】請求項7の発明は、カウンタウエイトに
は、その周壁部の外周面よりも上部旋回体の旋回中心側
に引込んだ位置に点検窓を閉塞する蓋体を着脱可能また
は開閉可能に設ける構成としたことにある。
【0025】このように構成したことにより、蓋体によ
って点検窓を閉塞したときには、該点検窓を通じて外装
カバー内に土砂等が侵入するのを抑えることができる。
また、カウンタウエイトから蓋体を取外す、あるいは蓋
体を開くことにより、点検窓を通じてエンジン等の点検
作業を行うことができる。
【0026】請求項8の発明は、カウンタウエイトに
は、点検窓の開口部に位置して追加ウエイトを着脱可能
に取付けるための追加ウエイト取付部を設ける構成とし
たことにある。
【0027】このように構成したことにより、カウンタ
ウエイトに設けた点検窓の開口部を利用して追加ウエイ
トを取付けることができ、作業装置との重量バランスを
適宜に調整することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る建設機械の実
施の形態を、後方小旋回式の油圧ショベルを例に挙げ、
図1ないし図12を参照しつつ詳細に説明する。
【0029】図中、1は装軌式の下部走行体、2は該下
部走行体1上に旋回輪3を介して旋回可能に搭載された
上部旋回体で、該上部旋回体2は、後述の旋回フレーム
11、エンジン28、運転席30、キャブ32、外装カ
バー33、カウンタウエイト38等により構成されてい
る。
【0030】4は上部旋回体2の前部側に設けられたス
イングポスト式の作業装置で、該作業装置4は、後述す
る旋回フレーム11の前部側に取付けられスイングシリ
ンダ5Aによって水平方向に回動するスイングポスト5
と、該スイングポスト5に俯仰動可能に取付けられブー
ムシリンダ6Aによって作動するブーム6と、該ブーム
6の先端側に俯仰動可能に取付けられアームシリンダ7
Aによって作動するアーム7と、該アーム7の先端側に
回動可能に取付けられバケットシリンダ8Aによって作
動するバケット8とにより大略構成されている。
【0031】9は下部走行体1の前部側に上,下方向に
回動可能に設けられた排土板装置で、該排土板装置9
は、排土作業、地均し作業に用いられる他に、例えば傾
斜地での掘削作業時に車両姿勢を安定させるためのアウ
トリガーとしても用いられるものである。
【0032】11は上部旋回体2のベースをなす旋回フ
レームで、該旋回フレーム11は、旋回輪3を介して下
部走行体1上に旋回可能に設けられている。ここで、旋
回フレーム11は、図4及び図5に示すように、後述の
センタフレーム12、各張出しビーム22,23,2
4、各サイドフレーム25,26等により構成されてい
る。
【0033】12は旋回フレーム11の中央部に位置す
るセンタフレームで、該センタフレーム12は、鋼板等
により平板状に形成され前,後方向に延びた底板13
と、該底板13上に立設され、前部側から後部側に向け
て徐々に広幅となるように上方からみて略「ハ」の字状
をなして前,後方向に延びる左,右の縦板14,15
と、これら各縦板14,15の前端側に固着され底板1
3と上,下方向で対面する略三角形状の上板16と、該
上板16と底板13との間に位置して各縦板14,15
の前端部に固着され、作業装置4のスイングポスト5を
ピン(図示せず)を介して回動可能に支持する円筒状の
ボス筒17と、底板13上に立設されて左,右方向に延
び縦板14,15の後端部間を連結する横板18と、底
板13の後端側に固着されて左,右方向に延び、後述の
カウンタウエイト38が取付けられる厚肉なウエイト取
付板19と、該ウエイト取付板19と横板18との間に
位置して底板13上に立設され、前,後方向の両端部が
横板18とウエイト取付板19とにそれぞれ固着された
左,右の後縦板20,21とにより大略構成されてい
る。
【0034】22はセンタフレーム12から左,右方向
の左側に張出した左張出しビームで、該左張出しビーム
22は、その一端側がセンタフレーム12の底板13と
後縦板20とに固着され、他端側が後述の左サイドフレ
ーム25に固着されている。23,24はセンタフレー
ム12から左,右方向の右側に張出した前,後の右張出
しビームで、これら右張出しビーム23,24は、その
一端側がセンタフレーム12の底板13と縦板15とに
固着され、他端側が後述の右サイドフレーム26に固着
されている。
【0035】25は旋回フレーム11の左側に位置する
左サイドフレームで、該左サイドフレーム25は、例え
ば角パイプ等に曲げ加工を施すことにより円弧状に形成
されている。ここで、左サイドフレーム25の前端部
は、センタフレーム12の底板13と縦板14とに溶接
等によって固着され、左サイドフレーム25の後端側
は、左張出しビーム23の突出端部に溶接等によって固
着されている。
【0036】26は旋回フレーム11の右側に位置する
右サイドフレームで、該右サイドフレーム26も、例え
ば角パイプ等に曲げ加工を施すことにより円弧状に形成
されている。ここで、右サイドフレーム26の前端部
は、センタフレーム12の底板13と縦板15とに溶接
等によって固着され、右サイドフレーム26の中間部
は、前,後の右張出しビーム23,24の突出端部に溶
接等によって固着されている。そして、左サイドフレー
ム25と右サイドフレーム26とは、上部旋回体2の旋
回中心Oを中心とした半径Rの仮想円C内に納められる
構成となっている。
【0037】27は左側の後縦板20に固着されたブラ
ケットで、該ブラケット27は後縦板20から左サイド
フレーム25に向けて突出し、スイングポスト5を揺動
させるスイングシリンダ5Aの基端側を回動可能に支持
するものである。
【0038】28は旋回フレーム11上に設けられた動
力源をなすエンジンで、該エンジン28は、図4に示す
ように、センタフレーム12を構成する横板18の後側
に位置し、左,右方向に延在する横置き状態に配置され
ている。そして、エンジン28は油圧ポンプ29を駆動
し、該油圧ポンプ29は、上述の各シリンダ5A,6
A,7A,8A、及び走行モータ、旋回モータ(いずれ
も図示せず)等に向けて作動用の圧油を吐出するもので
ある。
【0039】30はエンジン28及び後述するカウンタ
ウエイト38の前側に位置して旋回フレーム11上に設
けられた運転席で、該運転席30は、例えば旋回フレー
ム11に設けられた運転席支持台31上に配置され、油
圧ショベルを操作するオペレータが着席するものであ
る。
【0040】32は運転席30に着席したオペレータを
保護するキャブで、該キャブ32は、前面板32A、後
面板32B、左側面板32C、右側面板32D、及び上
面板32Eによって囲まれた箱状に形成され、運転室を
画成するものである。
【0041】ここで、キャブ32のうち、前面板32A
と左側面板32Cとが交わる左前部下側の角隅部と、前
面板32Aと右側面板32Dとが交わる右前部下側の角
隅部とは、旋回フレーム11の前部側にマウント部材
(図示せず)を介して取付けられる構成となっている。
一方、キャブ32の後面板32Bの下端側には、図2、
図3及び図8に示すように、左,右方向に離間して2枚
の取付ブラケット32Fが固着され、これら取付ブラケ
ット32Fは、後述するカウンタウエイト38の庇部4
0Bにマウント部材41を介して取付けられる構成とな
っている。
【0042】33は旋回フレーム11に設けられた外装
カバーで、該外装カバー33は、図2及び図3に示すよ
うに、後述の左下カバー34、右下カバー35、左上カ
バー36、右上カバー37等により構成され、旋回フレ
ーム11上に配設されたエンジン28、油圧ポンプ2
9、及びコントロールバルブ、燃料タンク、作動油タン
ク(いずれも図示せず)等の内部機器を、後述するカウ
ンタウエイト38と協働して覆うものである。
【0043】34は旋回フレーム11の左サイドフレー
ム25に取付けられた左下カバーで、該左下カバー34
は、例えば旋回フレーム11の各縦板14,15と略等
しい高さ寸法を有し、左サイドフレーム25と略等しい
曲率をもった円弧状に形成されている。
【0044】35は旋回フレーム11の右サイドフレー
ム26に取付けられた右下カバーで、該右下カバー35
も、例えば旋回フレーム11の各縦板14,15と略等
しい高さ寸法を有し、右サイドフレーム26と略等しい
曲率をもった円弧状に形成されている。
【0045】36は左下カバー34の後部上側に位置し
て旋回フレーム11に取付けられた左上カバーで、該左
上カバー36は、左下カバー34に沿って円弧状に延び
る外周面36Aと、該外周面36Aの上端側からキャブ
32の左側面板32C側へと延びる上面36Bとからな
っている。そして、左上カバー36は、左下カバー34
と協働してエンジン28等の内部機器を左側方から覆う
ものである。
【0046】37は右下カバー35の上側に位置して旋
回フレーム11に取付けられた右上カバーで、該右上カ
バー37は、右下カバー35に沿って円弧状に延びる外
周面37Aと、該外周面37Aの上端側からキャブ32
の右側面板32Dへと延びる上面37Bとからなってい
る。そして、右上カバー37は、右下カバー35と協働
してエンジン28等を右側方から覆うと共に、後述する
カウンタウエイト38と協働してエンジン28等の内部
機器を上方から覆うものである。
【0047】38はエンジン28の後側に位置して旋回
フレーム11の後端側に設けられたカウンタウエイト
で、該カウンタウエイト38は、図6及び図7に示すよ
うに、後述の下側ウエイト39と上側ウエイト40とに
より2分割可能に構成され、作業装置4との重量バラン
スをとるものである。
【0048】39は旋回フレーム11のウエイト取付板
19に取付けられた下側ウエイトで、該下側ウエイト3
9は、外装カバー33を構成する左,右の下カバー3
4,35間に位置する円弧状の周壁部39Aと、該周壁
部39Aの左端側から前方へと張出した左張出し部39
Bと、周壁部39Aの右端側から前方へと張出した右張
出し部39Cとにより大略構成され、例えば鋳造により
一体形成されている。
【0049】そして、下側ウエイト39を構成する周壁
部39Aの外周面は、外装カバー33を構成する左上カ
バー36,右上カバー37の外周面36A,37Aに滑
らかに連続する円弧面となっている。
【0050】ここで、周壁部39Aの左,右方向の中間
部位には、該周壁部39Aの上縁部から一段下った位置
で左,右方向に延びる切欠溝39Dが凹設されている。
また、切欠溝39Dの底面中央は後述する追加ウエイト
46を取付けるために平坦に形成され、該切欠溝39D
の底面には、追加ウエイト取付部としてのボルト取付孔
39E,39Eが螺設されている。
【0051】そして、下側ウエイト39は、周壁部39
Aの下面を旋回フレーム11のウエイト取付板19上面
に当接させた状態で、該ウエイト取付板19にボルト等
(図示せず)を用いて強固に取付けられる構成となって
いる。
【0052】40は下側ウエイト39の周壁部39A上
に取付けられた上側ウエイトで、該上側ウエイト40
は、外装カバー33を構成する左,右の上カバー36,
37間に位置する円弧状の周壁部40Aと、該周壁部4
0Aの上端側からキャブ32の後面板32Bに向けて庇
状に張出した庇部40Bとにより大略構成され、例えば
鋳造により一体形成されている。
【0053】そして、上側ウエイト40を構成する周壁
部40Aの外周面は、外装カバー33を構成する左上カ
バー36,右上カバー37の外周面36A,37Aに滑
らかに連続する円弧面となっている。また、上側ウエイ
ト40の庇部40Bは、外装カバー33を構成する左上
カバー36,右上カバー37の上面36B,37Bに滑
らかに連続する平坦面となっている。
【0054】ここで、周壁部40Aの左,右方向の中間
部位には、該周壁部40Aの下縁部から一段上った位置
で左,右方向に延びる切欠溝40Cが凹設され、該切欠
溝40Cは、下側ウエイト39の切欠溝39Dと共に後
述の点検窓42を構成するものである。また、庇部40
Bの上面には、キャブ32の後部下側を取付ける取付部
としての2個のボルト取付孔40D,40Dが左,右方
向に離間して穿設されている。
【0055】このように、カウンタウエイト38は、旋
回フレーム11上に取付けられた下側ウエイト39と、
該下側ウエイト39の周壁部39A上に取付けられた上
側ウエイト40とにより構成され、該カウンタウエイト
38は、旋回フレーム11から外装カバー33を構成す
る左,右の上カバー36,37の上面36B,37B近
傍の位置まで上,下方向に延びる高さ寸法をもって形成
され、大きな重量を有している。
【0056】また、カウンタウエイト38を構成する下
側ウエイト39,上側ウエイト40の周壁部39A,4
0Aの外周面は、上部旋回体2の旋回中心Oを中心とし
た半径Rの仮想円C内に収められ、後方小旋回式の油圧
ショベルを実現している(図4参照)。
【0057】そして、下側ウエイト39の周壁部39A
と上側ウエイト40の周壁部40Aは、外装カバー33
と協働してエンジン28等の内部機器を後方から覆い、
上側ウエイト40の庇部40Bは、外装カバー33と協
働してエンジン28等の後側の一部を上方から覆う構成
となっている。
【0058】一方、図8に示すように、上側ウエイト4
0の庇部40Bに穿設された取付部となる各ボルト取付
孔40Dには、マウント部材41の下側ボルト41Aが
挿通されて固定され、マウント部材41の上側ボルト4
1Bは、キャブ32の後面板32Bに設けた取付ブラケ
ット32Fに挿通されて固定されている。
【0059】このように、キャブ32の前部下側は、旋
回フレーム11の前部側にマウント部材(図示せず)を
介して取付けられ、キャブ32の後部下側は、カウンタ
ウエイト38(上側ウエイト40)の庇部40Bにマウ
ント部材41を介して取付けられている。これにより、
重量物であるキャブ32の後部下側をカウンタウエイト
38を利用して支持することができ、例えば旋回フレー
ム11上にキャブ32の後部下側を取付けるための専用
の取付台等を設ける必要がなく、この取付台等を不要と
した分、旋回フレーム11上にエンジン28等を配設す
るための大きなスペースを確保することができる構成と
なっている。
【0060】42はカウンタウエイト38を構成する下
側ウエイト39,上側ウエイト40の周壁部39A,4
0Aに開口して形成された点検窓で、該点検窓42は、
下側ウエイト39の切欠溝39Dと上側ウエイト40の
切欠溝40Cとにより、両者の境目に位置して左,右方
向に延びる長穴状に形成されている。そして、点検窓4
2は、外装カバー33及びカウンタウエイト38によっ
て覆われたエンジン28、油圧ポンプ29等の内部機器
を、上部旋回体2の外部から点検するためのものであ
る。
【0061】43は点検窓42を閉塞するためにカウン
タウエイト38に着脱可能に取付けられた蓋体で、該蓋
体43は、例えば点検窓42と略等しい形状を有する鋼
板等により形成されている。ここで、蓋体43は、図3
及び図9に示すように、下側ウエイト39及び上側ウエ
イト40の内周面に固着された複数の取付板44にボル
ト45を用いて取付けられている。これにより、蓋体4
3は、各ウエイト39,40を構成する周壁部39A,
40Aの外周面よりも上部旋回体2の旋回中心O側に引
込んだ位置に配置され、これら周壁部39A,40Aの
外周面によって定まる上部旋回体2の旋回半径の外側
に、蓋体43及びボルト45が突出しないように考慮さ
れている。
【0062】そして、蓋体43によって点検窓42を閉
塞したときには、該点検窓42を通じて外装カバー33
内に土砂等が侵入するのを抑えることができ、カウンタ
ウエイト38から蓋体43を取外したときには、点検窓
42を通じて、上部旋回体2の外部からエンジン28等
の点検作業を行うことができる構成となっている。
【0063】46はカウンタウエイト38に着脱可能に
取付けられる追加ウエイトで、該追加ウエイト46は、
図10に示すように、下側ウエイト39の周壁部39A
に当接する円弧状の周壁部46Aと、該周壁部46Aの
上端側から水平方向に張出し下側ウエイト39の切欠溝
39D上面に当接する庇部46Bとからなり、例えば鋳
造によって一体形成されている。
【0064】そして、追加ウエイト46は、庇部46B
に挿通したボルト47を、下側ウエイト39に設けた追
加ウエイト取付部としてのボルト取付孔39Eに螺着す
ることにより、周壁部46Aを下側ウエイト39の周壁
部39Aに当接させ、庇部46Bを点検窓42内に挿入
した状態でカウンタウエイト38に取付けられる構成と
なっている。
【0065】このため、点検窓42内に挿入される庇部
46Bを設けた分、周壁部46Aの肉厚を薄くし、下側
ウエイト39の周壁部39A外周面からの追加ウエイト
46の突出寸法を小さくすることができる。これによ
り、上部旋回体2の旋回時に、追加ウエイト46が周囲
の塀、立木等と干渉するのを抑えることができ、オペレ
ータは追加ウエイト46を気にすることなく掘削作業を
行うことができ、この掘削作業の作業性を高めることが
できる。
【0066】本実施の形態による油圧ショベルは上述の
如き構成を有するもので、この油圧ショベルは、下部走
行体1上で上部旋回体2を旋回させつつ作業装置4を俯
仰動させることにより、作業装置4のバケット8を用い
て土砂を掘削し、掘削した土砂を所望の排土場所に排土
する作業(掘削作業)を行う。そして、この掘削作業時
において、カウンタウエイト38は作業装置4との重量
バランスを保ち、油圧ショベルの安定性を確保する。
【0067】ここで、本実施の形態では、カウンタウエ
イト38を、旋回フレーム11から外装カバー33を構
成する左,右の上カバー36,37の上面36B,37
B近傍の位置まで上,下方向に延びる高さ寸法をもって
形成したので、該カウンタウエイト38の重量を大きく
確保することができる。このため、上部旋回体2の後方
小旋回を実現するためにカウンタウエイト38を上部旋
回体2の前側(作業装置4側)に寄せて配設した場合で
も、作業装置4との重量バランスを良好に保つことがで
き、油圧ショベルの安定性を確保することができる。
【0068】また、カウンタウエイト38を、下側ウエ
イト39と上側ウエイト40とにより2分割可能に構成
したので、重量が増大したカウンタウエイト38を、下
側ウエイト39と上側ウエイト40とに分けた状態で個
別に旋回フレーム11に取付けることができ、この取付
け作業の作業性を高めることができる。さらに、カウン
タウエイト38を下側ウエイト39と上側ウエイト40
とに分けた状態で輸送することができ、輸送コストの削
減にも寄与することができる。
【0069】一方、カウンタウエイト38を構成する上
側ウエイト40の庇部40Bにボルト取付孔40Dを設
け、このボルト取付孔40Dに螺着したマウント部材4
1を介して庇部40B上にキャブ32の後部下側を取付
ける構成としたので、重量物であるキャブ32の後部側
をカウンタウエイト38を利用して強固に支持すること
ができる。このため、例えば旋回フレーム11上にキャ
ブ32の後部下側を取付けるための専用の取付台等を設
ける必要がなくなるので、この取付台等を不要とした
分、旋回フレーム11上にエンジン28等の内部機器を
配設するための大きなスペースを確保することができ
る。
【0070】また、カウンタウエイト38を構成する下
側ウエイト39,上側ウエイト40の周壁部39A,4
0Aに点検窓42を設ける構成としたので、外装カバー
33及びカウンタウエイト38によって覆われたエンジ
ン28、油圧ポンプ29等に対する点検、保守作業を、
点検窓42を通じて上部旋回体2の外部から容易に行う
ことができ、この点検、保守作業の作業性を高めること
ができる。
【0071】また、カウンタウエイト38に点検窓42
を閉塞する蓋体43を着脱可能に設ける構成としたの
で、蓋体43によって点検窓42を閉塞したときには、
外装カバー33内に土砂等が侵入するのを抑えることが
でき、カウンタウエイト38から蓋体43を取外したと
きには、点検窓42を通じて上部旋回体2の外部からエ
ンジン28等の点検、保守作業を行うことができる。
【0072】さらに、点検窓42の開口部をなす下側ウ
エイト39の切欠溝39Dにボルト取付孔39Eを設
け、このボルト取付部39Eに螺入されるボルト47に
よってカウンタウエイト38に追加ウエイト46を取付
ける構成としたので、作業装置4との重量バランスを適
宜に調整することができる。
【0073】この場合、追加ウエイト46は、下側ウエ
イト39の周壁部39Aに当接する円弧状の周壁部46
Aと、下側ウエイト39の切欠溝39D上面に当接する
庇部46Bとからなり、庇部46Bを点検窓42内に挿
入した状態でカウンタウエイト38に取付けられる。こ
のため、点検窓42内に挿入される庇部46Bを設けた
分、周壁部46Aの肉厚を薄くし、下側ウエイト39の
周壁部39A外周面からの追加ウエイト46の突出寸法
を小さくすることができるので、上部旋回体2の旋回時
に、追加ウエイト46が周囲の塀、立木等と干渉するの
を抑えることができる。
【0074】なお、上述した実施の形態では、カウンタ
ウエイト38を構成する上側ウエイト40の庇部40B
に、マウント部材41を介してキャブ32の後部下側を
取付けた場合を例に挙げている。しかし、本発明はこれ
に限るものではなく、例えば図11に示す変形例のよう
に、キャブ32に代えて運転席30の上方を覆うキャノ
ピ51を用いた場合には、該キャノピ51のルーフ52
を支持する支柱53を上側ウエイト40の庇部40Bに
取付けることができる。
【0075】また、上述した実施の形態では、カウンタ
ウエイト38に設けた点検窓42を閉塞する蓋体43
を、カウンタウエイト38に対しボルト45を用いて着
脱可能に取付けた場合を例に挙げている。しかし、本発
明はこれに限らず、例えば図12に示す変形例のよう
に、下側ウエイト39にヒンジ機構54を介して蓋体4
3の下端側を回動可能に取付けることにより、蓋体43
をカウンタウエイト38に対して開,閉可能に取付ける
構成としてもよい。
【0076】また、上述した実施の形態では、カウンタ
ウエイト38の点検窓42を、下側ウエイト39に設け
た切欠溝39Dと上側ウエイト40に設けた切欠溝40
Cとによって構成した場合を例に挙げている。しかし、
本発明はこれに限らず、例えば下側ウエイト39の切欠
溝39Dのみ、あるいは上側ウエイト40の切欠溝40
Cのみによって点検窓を構成してもよい。
【0077】また、上述した実施の形態では、カウンタ
ウエイト38を下側ウエイト39と上側ウエイト40と
により構成した場合を例に挙げたが、本発明はこれに限
らず、例えばカウンタウエイト38全体を鋳造等によっ
て一体形成する構成としてもよい。
【0078】さらに、上述した実施の形態では、建設機
械としてクローラ式の油圧ショベルを例に挙げたが、本
発明はこれに限らず、例えば、ホイール式油圧ショベル
等の他の建設機械にも広く適用することができる。
【0079】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、カウンタウエイトを、旋回フレームから外装カバ
ーの上面位置近傍まで上,下方向に延びる高さ寸法をも
って形成し、カウンタウエイトには、キャブまたはキャ
ノピの一部を取付ける構成としている。これにより、カ
ウンタウエイトの高さ寸法を大きくした分、カウンタウ
エイトの重量を大きく確保することができ、例えば後方
小旋回式の油圧ショベル等においてカウンタウエイトを
前側(作業装置側)に寄せて配設した場合でも、作業装
置との適正な重量バランスを保つことができる。また、
カウンタウエイトを利用してキャブまたはキャノピの一
部を取付けることにより、これらキャブ等を取付けるた
めの専用の取付台を不要にできる。このため、取付台を
不要とした分、旋回フレーム上にエンジンを含む内部機
器を配設するための大きなスペースを確保することがで
きる。
【0080】また、請求項2の発明によれば、カウンタ
ウエイトの上面部位に、キャブの後部下側またはキャノ
ピの支柱を取付ける取付部を設けたので、重量物である
キャブまたはキャノピを、強度に優れたカウンタウエイ
トによって強固に支持することができる。
【0081】また、請求項3の発明によれば、カウンタ
ウエイトは上方からみてエンジンの後側の一部または全
体を覆う構成としたので、外装カバーとカウンタウエイ
トとが協働してエンジンを含む内部機器を確実に覆うこ
とができる。
【0082】また、請求項4の発明によれば、カウンタ
ウエイトの周壁部には、エンジンを点検するために開口
した点検窓を設ける構成としたので、旋回フレームから
外装カバーの上面部位近傍まで上,下方向に延びるカウ
ンタウエイトを設けた場合でも、該カウンタウエイトの
周壁部に設けた点検窓を通じて、エンジン等の点検、保
守作業を容易に行うことができる。
【0083】また、請求項5の発明によれば、カウンタ
ウエイトを、旋回フレームに取付けられる下側ウエイト
と、該下側ウエイト上に取付けられる上側ウエイトとに
より2分割可能に構成したので、重量が増大したカウン
タウエイトを、下側ウエイトと上側ウエイトとに分けた
状態で個別に旋回フレームに取付けることができ、この
取付け作業の作業性を高めることができる。また、カウ
ンタウエイトを下側ウエイトと上側ウエイトとに分けた
状態で輸送することができるので、輸送コストの削減に
も寄与することができる。
【0084】また、請求項6の発明によれば、下側ウエ
イトと上側ウエイトのうち少なくとも一方のウエイト
に、これら下側ウエイトと上側ウエイトとの境目に位置
して点検窓を形成する切欠部を設けたので、下側ウエイ
ト上に上側ウエイトを取付けたときに、両者の境目に切
欠部からなる点検窓を形成することができ、この点検窓
を通じてエンジン等の点検作業を行うことができる。
【0085】また、請求項7の発明によれば、カウンタ
ウエイトには、その周壁部の外周面よりも旋回中心側に
引込んだ位置に点検窓を閉塞する蓋体を着脱可能または
開閉可能に設けたので、蓋体によって点検窓を閉塞する
ことにより、該点検窓を通じて外装カバー内に土砂等が
侵入するのを抑えることができ、カウンタウエイトから
蓋体を取外す、あるいは蓋体を開くことにより、点検窓
を通じてエンジン等の点検作業を行うことができる。
【0086】さらに、請求項8の発明によれば、カウン
タウエイトには、点検窓の開口部に位置して追加ウエイ
ト取付部を設ける構成としたので、カウンタウエイトに
設けた点検窓の開口部を利用して追加ウエイトを取付け
ることができ、作業装置との重量バランスを適宜に調整
することができる。この場合、追加ウエイトの一部を点
検窓内に挿入することができるので、カウンタウエイト
の周壁部外周面からの追加ウエイトの突出寸法を小さく
することができ、上部旋回体の旋回時に、追加ウエイト
が周囲の塀、立木等と干渉するのを抑えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に適用される油圧ショベル
を示す正面図である。
【図2】図1中の上部旋回体を拡大して示す拡大正面図
である。
【図3】上部旋回体を図2中の矢示III−III方向からみ
た右側面図である。
【図4】旋回フレームにカウンタウエイト、エンジン等
を取付けた状態を示す平面図である。
【図5】旋回フレームを単体で示す斜視図である。
【図6】カウンタウエイトをその外周面側から単体で示
す斜視図である。
【図7】カウンタウエイトをその内周面側から単体で示
す斜視図である。
【図8】カウンタウエイトの取付部、キャブ、マウント
部材等を図3中の矢示VIII−VIII方向から拡大してみた
拡大断面図である。
【図9】カウンタウエイトの点検窓、蓋体等を図3中の
矢示IX−IX方向から拡大してみた拡大断面図である。
【図10】カウンタウエイトに追加ウエイトを取付けた
状態を示す図6と同様の斜視図である。
【図11】カウンタウエイトにキャノピを取付けた変形
例を示す図2と同様の拡大正面図である。
【図12】蓋体をヒンジ機構を介してカウンタウエイト
に取付けた変形例を示す図9と同様の拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1 下部走行体 2 上部旋回体 4 作業装置 11 旋回フレーム 28 エンジン 32 キャブ 33 外装カバー 36 左上カバー 36A,37A 外周面 36B,37B 上面 37 右上カバー 38 カウンタウエイト 39 下側ウエイト 39A 周壁部 39D 切欠溝(切欠部) 39E ボルト取付孔(追加ウエイト取付部) 40 上側ウエイト 40A 周壁部 40B 庇部 40C 切欠溝(切欠部) 40D ボルト取付部(取付部) 42 点検窓 43 蓋体 46 追加ウエイト 51 キャノピ 53 支柱
フロントページの続き (72)発明者 山田 一徳 滋賀県甲賀郡水口町笹ヶ丘1−2 株式会 社日立建機ティエラ滋賀工場内 (72)発明者 菅谷 誠 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 石川 直洋 滋賀県甲賀郡水口町笹ヶ丘1−2 株式会 社日立建機ティエラ滋賀工場内 Fターム(参考) 2D015 EA02 FA01 3F205 GA01 GA02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自走可能な下部走行体と、該下部走行体
    上に旋回可能に設けられ前側に作業装置が取付けられる
    上部旋回体とからなり、該上部旋回体は、旋回フレーム
    と、該旋回フレーム上に設けられた動力源となるエンジ
    ンと、前記作業装置との重量バランスをとるために前記
    旋回フレームの後端側に設けられたカウンタウエイト
    と、該カウンタウエイトの前側に位置して前記旋回フレ
    ーム上に設けられた運転席と、該運転席に着席したオペ
    レータを覆うキャブまたはキャノピと、前記旋回フレー
    ム上に設けられ前記カウンタウエイトと協働して前記エ
    ンジンを含む内部機器を覆う外装カバーとを備えてなる
    建設機械において、 前記カウンタウエイトは、前記旋回フレームから前記外
    装カバーの上面位置近傍まで上,下方向に延びる高さ寸
    法をもって形成し、 前記カウンタウエイトには、前記キャブまたはキャノピ
    の一部を取付ける構成としたことを特徴とする建設機
    械。
  2. 【請求項2】 前記カウンタウエイトの上面部位には、
    前記キャブの後部下側または前記キャノピの支柱を取付
    ける取付部を設ける構成としてなる請求項1に記載の建
    設機械。
  3. 【請求項3】 前記エンジンは前記カウンタウエイトの
    近傍に位置して前記旋回フレームの後部側に配設し、前
    記カウンタウエイトは上方からみて前記エンジンの後側
    の一部または全体を覆う構成としてなる請求項1または
    2に記載の建設機械。
  4. 【請求項4】 前記カウンタウエイトの周壁部には、前
    記エンジンを点検するために開口した点検窓を設ける構
    成としてなる請求項1,2または3に記載の建設機械。
  5. 【請求項5】 前記カウンタウエイトは、前記旋回フレ
    ームに取付けられる下側ウエイトと、該下側ウエイト上
    に取付けられる上側ウエイトとにより2分割可能に構成
    してなる請求項1,2,3または4に記載の建設機械。
  6. 【請求項6】 前記カウンタウエイトは、前記旋回フレ
    ームに取付けられる下側ウエイトと、該下側ウエイト上
    に取付けられる上側ウエイトとにより2分割可能に構成
    し、前記下側ウエイトと上側ウエイトのうち少なくとも
    一方のウエイトには、これら下側ウエイトと上側ウエイ
    トとの境目に位置して前記点検窓を形成する切欠部を設
    ける構成としてなる請求項4に記載の建設機械。
  7. 【請求項7】 前記カウンタウエイトには、その周壁部
    の外周面よりも前記上部旋回体の旋回中心側に引込んだ
    位置に前記点検窓を閉塞する蓋体を着脱可能または開閉
    可能に設ける構成としてなる請求項4または6に記載の
    建設機械。
  8. 【請求項8】 前記カウンタウエイトには、前記点検窓
    の開口部に位置して追加ウエイトを着脱可能に取付ける
    ための追加ウエイト取付部を設ける構成としてなる請求
    項4,6または7に記載の建設機械。
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