JP5352567B2 - 燃料噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明はエンジンの燃焼室内の空燃比を制御するための燃料噴射装置に関するものであり、特に、気筒毎に設けられた複数のインジェクタにより運転領域に応じて噴射燃料を制御する燃料噴射装置に関するものである。
従来より、インジェクタの噴射方向をエンジンの吸気弁付近に向かうようにすることで、エンジン燃焼室における燃焼効率を高くする効果が期待されている。また、吸気通路の各々にインジェクタが2つずつ備えられる燃料噴射装置には、それらインジェクタに燃料を供給する共通の燃料供給管が付加されている。共通の燃料供給管から2つのインジェクタそれぞれに燃料を供給する場合、両方のインジェクタの燃料入口が共通の燃料供給管に連結されなければならない。この場合、スロットル装置の吸気方向の長さを抑えるため、インジェクタがスロットルボデーから突き出ないように、上流側のインジェクタの噴射方向を吸気方向に対して大きな角度をもって設置する。一方、下流側のインジェクタは、前出のように、エンジンの吸気弁方向にすることが望ましい。よって、インジェクタ同士に大きな角度差を設けることが要求される。
そこで、2つのインジェクタに共通の燃料供給管と片方のインジェクタとの間に、両者を接続する接続管を配置することでインジェクタ同士の角度差を大きくできる燃料供給管構造が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2007−170349
ところで、上記特許文献1の燃料供給管から燃料が供給される通路においては、下流側インジェクタに接続される接続管と上流側インジェクタとが平行に配置されている。下流側インジェクタの噴射角度のみを吸気通路に沿うように上流側インジェクタと下流側インジェクタの角度差を大きく設置しようとすると、接続管と下流側インジェクタとの連結部分を大きく曲げる必要が生じるが、その場合には、燃料供給管を組み付ける方向に対して下流側インジェクタの差込方向が直交する方向に近づくため、組み付けが不安定となってしまう恐れがある。
一方、燃料供給管に上流側インジェクタと、接続管を挟んだ下流側インジェクタとを事前に組み立てサブアッセンブリとする場合には、複数のスロットルボデーにそのサブアッセンブリを組み付けることが難しくなる。例えば、4気筒エンジン用の燃料噴射装置の場合には、合計8箇所の差込口にひとつの工程でインジェクタを組み付けなければならなくなる。
他方、上流側インジェクタ、接続管を備えた下流側インジェクタと燃料供給管とを順番にスロットルボデーに組み付ける場合にも、複数のスロットルボデーに組み付けることが難しくなる。例えば、4気筒エンジン用の燃料噴射装置の場合には、最後に組み付けられる燃料供給管が支持するのが4つの接続管と4つの上流側インジェクタとの合計8箇所となり、これらをひとつの工程で組み付けなければならなくなる。
また、共通の燃料供給管から直接2つのインジェクタに燃料を供給する場合、エンジンの燃焼室に向かう方向に噴射させようとして下流側インジェクタのみの噴射角度を吸気通路に沿うように設置すると、燃料の通路に無理な曲がりを生じさせないように下流側インジェクタを上流側インジェクタに対して大きく下流側に設置しなければならなくなり、インジェクタ間の距離を大きく設定する必要が生じる。よって、スロットルボデーの吸気方向の長さが大きくなってしまう。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の吸気通路により構成され吸気通路毎に2つのインジェクタが共通の燃料供給管により連結される燃料噴射装置において、スロットルボデーの吸気方向の長さを抑制しながら2つのインジェクタ同士の角度差が大きくなるように設定する点と、スロットルボデーと燃料供給管との組み付けを容易にする点とを両立する燃料噴射装置を提供することにある。
本発明の燃料噴射装置は、エンジンに通じる吸気通路を内部に形成する複数のスロットルボデーと、前記スロットルボデーのそれぞれに設置され前記吸気通路に燃料を噴射する上流側インジェクタと、前記スロットルボデーのそれぞれに設置され、前記上流側インジェクタに対して下流側に設置され前記吸気通路に燃料を噴射する下流側インジェクタと、前記上流側インジェクタと前記下流側インジェクタとに燃料を供給するための共通の燃料供給管と、前記燃料供給管を、前記スロットルボデーのそれぞれに設置された前記上流側インジェクタと前記下流側インジェクタとに接続する接続管とを備える燃料噴射装置において、前記接続管の内部には、前記燃料供給管から供給された燃料が分岐されて前記上流側インジェクタに供給される上流側分岐通路と、前記燃料供給管から供給された燃料が分岐されて前記下流側インジェクタに供給される下流側分岐通路とが構成され、前記吸気通路の吸気流方向に対する前記上流側インジェクタの挟み角が前記下流側分岐通路の挟み角より大きく、前記吸気通路の吸気流方向に対する前記下流側分岐通路の挟み角が前記下流側インジェクタの挟み角より大きいように構成されていることを特徴としている。
また、本発明の燃料噴射装置における前記複数のスロットルボデーは一体成型されていることを特徴としている。
また、本発明の燃料噴射装置における前記燃料供給管と前記接続管とは共通の固定部材により前記スロットルボデーに固定されているように構成されていることを特徴としている。
本発明の燃料噴射装置によれば、上流側インジェクタと下流側インジェクタとに流れる燃料の通路が接続管の内部において分岐されているので、上流側インジェクタと下流側インジェクタと接続管とを事前に組み立てたサブアッセンブリとすることができる。従って、そのサブアッセンブリをスロットルボデーの吸気通路毎にそれぞれ組み付けることができるので組み付け易くなる。そして、燃料供給管が支持するのは接続管のみとなるので、支持構造が単純となり信頼性が向上する。
次に、接続管内部の下流側分岐通路の方向を上流側インジェクタの向きより下流方向に、言い換えれば、よりエンジンの燃焼室に向かう方向に構成し、下流側インジェクタの向きを下流側分岐通路の方向より下流方向に構成することで、下流側インジェクタの向きを、上流側インジェクタの向きと比較して、より下流方向のエンジンの燃焼室に向かう方向とすることができる。上流側インジェクタと下流側インジェクタとの間の角度を、接続管から下流側インジェクタへの接続部分の角度だけではなく、接続管内部の分岐部分の角度にも依存させているので、これら分岐や接続によるそれぞれの角度を抑えながら上流側インジェクタと下流側インジェクタとの角度を大きくすることができる。従って、エンジンの燃焼室に近い位置に燃料を噴射できるようになり、より効率的に噴射燃料が燃焼室に供給されるようになる。
また、上流側インジェクタと下流側インジェクタとの角度を、接続管から下流側インジェクタへの接続部分の角度だけではなく、接続管内部の分岐部分の角度にも依存させているので、下流側インジェクタと上流側インジェクタとの距離を短くすることができる、従って、2つのインジェクタに共通する燃料供給管により燃料が供給される燃料噴射装置においても、スロットルボデーの吸気方向の長さを抑制しながらエンジンの燃焼室に近い位置に燃料を噴射できるようになる。
本発明の実施の形態による燃料噴射装置を示す全体構成図。 本発明の実施の形態による燃料噴射装置の一つの吸気通路における主要構成図。 本発明の実施の形態による燃料噴射装置の固定部品部材により主要構成部が固定される状態を示す図。 本発明の実施の形態による燃料噴射装置のインジェクタの配置関係に基づいた作用効果を示す図(a)、及び、別の視点からの作用効果を示す図。 本発明の実施の形態による燃料噴射装置の上流側インジェクタが組み付けられるときの拡大図。
まず、図1乃至図3に基づいて本発明の実施形態による燃料噴射装置の全体構成を説明する。
本発明の実施の形態に係る燃料噴射装置は、図示されないエンジンの燃焼室に通じる吸気通路2を内部に形成する設けられるスロットルボデー1、吸気通路2に直行するようにスロットルボデー1を貫通する上流側スロットルシャフト15、同じく吸気通路2に直行するようにスロットルボデー1を貫通し上流側スロットルシャフト15の下流側に配置される下流側スロットルシャフト16、上流側スロットルシャフト15に固定され吸気通路2の吸入空気量を調節する上流側スロットルバルブ7、下流側スロットルシャフト16に固定され吸気通路2の吸入空気量を調節する下流側スロットルバルブ8、図示されないエンジンの運転状況に応じた燃料噴射量や燃料噴射時期等に基づいて制御され燃料を噴射する上流側インジェクタ4及び下流側インジェクタ5、同じく図示されない燃料ポンプから圧送された燃料を上流側インジェクタ4及び下流側インジェクタ5に供給する燃料供給管3、燃料供給管3と各インジェクタ4及び5とを連結する接続管6、燃料供給管3と接続管6とをスロットルボデー1に対して固定する固定部材9とを含むように構成される。
スロットルボデー1には、例えば、4気筒エンジンのそれぞれの燃焼室に通じる吸気通路2が形成されており、上流側インジェクタ4と下流側インジェクタ5とがそれぞれの吸気通路2に燃料を噴射するように配置されている。燃料供給管3は、上流側インジェクタ4と下流側インジェクタ5の全てに燃料を供給するように共通の燃料通路として配置されている。接続管6には、その内部を通過する燃料を分岐する上流側分岐通路6aと下流側分岐通路6bとが形成されている。上流側分岐通路6aは上流側インジェクタ4に接続され、下流側分岐通路6bは下流側インジェクタ5に接続される。燃料供給管3から接続管6に供給される燃料はその接続部に設けられるシール10によって封止されており、接続管6から上流側インジェクタ4と下流側インジェクタ5とに供給される燃料はそれぞれの接続部に設けられるシール11と12とによって封止されている。また、上流側インジェクタ4はスロットルボデー1の上流側スロットルバルブ7近傍にシール13を介して差し込まれて設置されており、下流側インジェクタ5はスロットルボデー1の下流側スロットルバルブ8の周辺または下流側にシール14を介して差し込まれて設置されている。燃料供給管3と接続管6とは共通の固定部材9によりねじ止めされることでスロットルボデー1の張り出した部分1aから1dに固定されている。エンジンに吸入される空気は吸気通路2を図2の左から右の方向に向かって、すなわち、上流側から下流側へ吸気される。
次に、図2に基づいて本発明の実施形態による噴射燃料の供給経路について説明する。
燃料供給管3に圧送された燃料は、接続管6を介して燃料供給管3から各インジェクタ4及び5に供給され、各吸気通路2内に噴射される。接続管6の内部を通過する燃料は上流側分岐通路6aと下流側分岐通路6bとに分岐される。上流側インジェクタ4と下流側インジェクタ5に供給された燃料は、制御された燃料噴射量等に基づいて、各吸気通路2内に噴射される。上流側インジェクタ4に供給された燃料は上流側スロットルバルブ7付近に噴射され、下流側インジェクタ5に供給された燃料は下流側スロットルバルブ8の周辺または下流位置でエンジンの燃焼室に近づく方向に向かって噴射される。
同じく図2に基づいて本発明の実施形態による主要部品の位置関係について説明する。
上流側スロットルシャフト15と下流側スロットルシャフト16とを通る直線をXとする。上流側インジェクタ4の噴射開口部における燃料噴射方向Aと直線Xとの挟み角を角度α、下流側分岐通路6bの燃料移相方向Bと直線Xとの挟み角を角度β、下流側インジェクタ5の噴射開口部における燃料噴射方向Cと直線Xとの挟み角を角度γとする。上流側インジェクタ4、下流側インジェクタ5および接続管6は、スロットルボデー1に対して角度αが角度βより大きく、角度βが角度γより大きくなるように取り付けられている。
下流側インジェクタ5がスロットルボデー1に差し込まれている箇所において、下流側インジェクタ5とスロットルボデー1との間を隙間sとする。隙間sは、下流側インジェクタ5がシール14を支点として微小に位置変動可能な大きさとなる。
また、図1乃至図5に基づいて本実施の形態の燃料噴射装置を組み立てる際の特徴について説明する。
まず、上流側インジェクタ4と下流側インジェクタ5とに流れる燃料の通路が接続管6の内部において分岐されているので、燃料供給管3が支持するのは接続管6のみとなり支持構造が単純となる。従って、例えば4気筒用の燃料噴射装置の場合には合計4箇所3a、3b、3c、3dにおいて接続管6を差し込むだけで燃料通路を連通できるので、複数気筒用の配管である燃料供給管3を一度に組み付けることが容易となる。
そして、接続管6内部の下流側分岐通路6bの方向を上流側インジェクタ4の向きより下流方向(角度α>角度β)に、言い換えれば、よりエンジンの燃焼室に向かう方向に配置し、下流側インジェクタ5の向きを下流側分岐通路6bの方向より下流方向(角度β>角度γ)に、同じく言い換えれば、よりエンジンの燃焼室に向かう方向に配置することで、下流側インジェクタの向きを、上流側インジェクタの向きと比較して、より下流方向であって、よりエンジンの燃焼室に向かう方向とすることができる。上流側インジェクタ4と下流側インジェクタ5との間の角度(角度α−角度γ)が、接続管6内部の分岐による角度と接続管6から下流側インジェクタ5への接続による角度との2箇所の角度を合せたものから成り立っているので、これら分岐や接続によるそれぞれの角度を抑えるようにしながら、上流側インジェクタ4と下流側インジェクタ5との角度(角度α−角度γ)を大きくすることができる。従って、共通単一の燃料供給管3から2つの上流側インジェクタ4と下流側インジェクタ5とに燃料を供給する燃料噴射装置においても、エンジンの燃焼室に近い位置に燃料を噴射することができるようになるので、エンジン燃焼室における燃焼効率を高くする効果が期待されるようになり、空燃比の制御精度が向上する。
ここで、上流側インジェクタ4と接続管6とともにサブアッセンブリ化された下流側インジェクタ5の噴射方向を吸気通路2の方向に近づけることによる更なる効果について、特に図4及び図5を用いて説明する。
図4における直線Ciは、下流側インジェクタと吸気通路2との角度を本実施の形態に対して大きくしたときの下流側インジェクタの噴射開口部における燃料噴射方向を示しており、作用効果の説明において便宜的に使用するための本実施の形態に対する比較対象である。すなわち、直線Ciと直線Xとの挟み角γiは直線Cと直線Xとの挟み角γより大きい。同様に、隙間siは、下流側インジェクタと吸気通路2との角度を本実施の形態に対して大きくしたときの下流側インジェクタ5とスロットルボデー1との間としての隙間を示しており、本実施の形態に対する説明上の便宜的な比較対象である。
また、サブアッセンブリ化された上流側インジェクタ4、下流側インジェクタ5と接続管6とは、下流側インジェクタ5がスロットルボデー1に差し込まれた後に、その差し込まれた部分のシール14を支点として、上流側インジェクタ4が差し込まれる。
まず、下流側インジェクタ5とスロットルボデー1との間には隙間sがあるので、下流側インジェクタ5が差し込まれたときには、上流側インジェクタ4は差し込まれていない状態とすることができる。このときの上流側インジェクタ4の位置を図5における位置P2とする。その後、上流側インジェクタ4は更に位置P1まで差し込まれる。この位置P1と位置P2との距離を余裕yとする。余裕yは、図4に示すように、隙間sの大きさの燃料噴射方向Aの成分に対応しており、余裕yが大きいと、下流側インジェクタ5のシール14を支点として上流側インジェクタ4をスロットルボデー1に差し込むことが容易となり、組み付け易くなる。
ここで、図4の(a)を参照すると、下流側インジェクタ5がスロットルボデー1に差し込まれた後に微小に動くことができる隙間sに対して、上流側インジェクタ4とスロットルボデー1との間を隔てている余裕yは、下流側インジェクタと吸気通路2との角度を本実施の形態に対して大きくしたときの余裕yiより大きくなる。余裕yiは、本実施の形態の余裕yに対する説明上の便宜的な比較対象である。従って、下流側インジェクタ5と吸気通路2との角度を小さくすることにより、本発明のような2つのインジェクタを共通の燃料供給管により支持する燃料噴射装置においても、上流側インジェクタ4を組み付け易くなり、様々な形状の上流側インジェクタを採用できる効果が期待できるようになる。
また、図4の(b)を参照すると、必要最低限の余裕yをもって接続管6と下流側インジェクタ5と一体化された上流側インジェクタ4を組み付ける場合には、下流側インジェクタ5がスロットルボデー1に差し込まれた後に微小に動くことを許容する隙間sは、下流側インジェクタと吸気通路2との角度を本実施の形態に対して大きくしたときの隙間siより小さくなる。よって、下流側インジェクタ5の噴射孔周囲に余分な空間を作らないので、吸気流の不要な乱れを抑制する効果や、シール14を不要に大型化することを抑制する効果が期待できるようになる。
以上のように、燃料供給管の共通化により2つのインジェクタを一度に組み付けなければならない燃料噴射装置おいても、上流側インジェクタ4と接続管6とともにサブアッセンブリ化された下流側インジェクタ5の吸気通路の吸気方向に対する挟み角度を小さくして配置することができる。
一方、一般に下流側インジェクタ5を、エンジンの燃焼室に向かうように噴射させようとして、吸気通路2に対する角度を小さくするように設定しようとすると、燃料の通路に無理な曲がりを生じさせないように下流側インジェクタ5を上流側インジェクタ4に対して下流側に設置しなければならなくなり、スロットルボデーの吸気方向の長さが長くなってしまう。しかし、本発明の燃料噴射装置によれば、上流側インジェクタ4と下流側インジェクタ5との間の角度を、接続管6から下流側インジェクタ5への接続部分の角度だけではなく、接続管内部の分岐部分の角度にも依存させているので、下流側インジェクタ5と上流側インジェクタ4との間の距離を短くすることができる。従って、2つのインジェクタに共通する燃料供給管3により燃料が供給される燃料噴射装置においても、スロットルボデー1の吸気方向の長さを抑制しながらエンジンの燃焼室に近い位置に燃料を噴射できるようになる。
また、図3に示すように、共通の固定部材9により燃料供給管3と接続管6とを共締めしてスロットルボデー1に固定したので、接続管6が不安定になり下流側インジェクタ5の角度にバラツキが生じる、または、燃圧が増加されると下流側インジェクタ5の角度が意図しない角度になるといった事態を回避することができる。そして、接続管6のシール12の部分から燃料が漏れる懸念が低減され、下流側インジェクタ5と接続管6とがシール12を支点として振動することで打音や振動音が生じるといった事態も回避することができる。
吸気通路の吸入空気量をエンジンの気筒毎に制御するような車両であって、例えば二輪車における燃料噴射装置に特に有効に適用される。
1 スロットルボデー
2 吸気通路
3 燃料供給管
4 上流側インジェクタ
5 下流側インジェクタ
6 接続管
6a 上流側分岐通路
6b 下流側分岐通路
7 上流側スロットルバルブ
8 下流側スロットルバルブ
9 固定部材

Claims (3)

  1. エンジンに通じる吸気通路を内部に形成する複数のスロットルボデーと、
    前記スロットルボデーのそれぞれに設置され前記吸気通路に燃料を噴射する上流側インジェクタと、
    前記スロットルボデーのそれぞれに設置され、前記上流側インジェクタに対して下流側に設置され前記吸気通路に燃料を噴射する下流側インジェクタと、
    前記上流側インジェクタと前記下流側インジェクタとに燃料を供給するための共通の燃料供給管と、
    前記燃料供給管を、前記スロットルボデーのそれぞれに設置された前記上流側インジェクタと前記下流側インジェクタとに接続する接続管と
    を備える燃料噴射装置において、
    前記接続管の内部には、前記燃料供給管から供給された燃料が分岐されて前記上流側インジェクタに供給される上流側分岐通路と、前記燃料供給管から供給された燃料が分岐されて前記下流側インジェクタに供給される下流側分岐通路とが構成され、
    前記吸気通路の吸気流方向に対する前記上流側インジェクタの挟み角が前記下流側分岐通路の挟み角より大きく、前記吸気通路の吸気流方向に対する前記下流側分岐通路の挟み角が前記下流側インジェクタの挟み角より大きい
    ように構成されていることを特徴とする燃料噴射装置。
  2. 前記複数のスロットルボデーは一体成型されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射装置。
  3. 前記燃料供給管と前記接続管とは共通の固定部材により前記スロットルボデーに固定されている
    ように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射装置。
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