JP4840391B2 - 燃圧センサ搭載構造及び燃圧検出システム - Google Patents

燃圧センサ搭載構造及び燃圧検出システム Download PDF

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Description

本発明は、燃料噴射弁に燃料を供給する高圧配管に対する、燃圧センサの搭載構造に関する。
内燃機関の出力トルク及びエミッション状態を精度良く制御するには、燃料噴射弁から噴射される燃料の噴射量及び噴射開始時期等、その噴射形態を精度良く制御することが重要である。そこで従来より、噴射に伴い変動する燃料の圧力を検出することで、実際の噴射形態(噴射率の推移)を検出する技術が提案されている。
例えば、噴射に伴い燃圧が下降を開始した時期を検出することで実際の噴射開始時期を検出したり、噴射に伴い生じた燃圧の下降量を検出することで実際の噴射量を検出することを図っている。このように実際の噴射形態を検出できれば、その検出値に基づき噴射形態を精度良く制御することができる。
このような燃圧の変動を検出するにあたり、コモンレール(蓄圧器)に直接設置された燃圧センサ(レール圧センサ)では、噴射に伴い生じた燃圧変動がコモンレール内で緩衝されてしまうため、正確な燃圧変動を検出することができない。そこで、特許文献1記載の発明では、燃圧センサを、コモンレールから燃料噴射弁に燃料を供給する高圧配管のうちコモンレールとの接続部分に設置することで、噴射に伴い生じた燃圧変動がコモンレール内で緩衝する前に、その燃圧変動を検出することを図っている。
特開2000−265892号公報
ここで、車両のエンジンルームに搭載された内燃機関においては、エンジンルーム内での狭小な作業スペースで燃料噴射弁及びコモンレール等の各種部品の取り付け作業を行わなければならない。そして、このようなエンジンルーム内での狭小作業は作業性が悪いため、車載内燃機関への部品取付工数は極力少なくさせることが望ましい。
しかしながら、レール圧センサでは1つの燃圧センサを取り付ければよいのに対し、特許文献1記載の構造では複数の燃圧センサを取り付ける必要が生じるため、その取付工数が多くなり作業性の悪化を招いてしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、噴射に伴い生じた燃圧変動を高精度で検出することを図りつつ、エンジンルーム内での部品取付工数増大を抑制できる燃圧センサ搭載構造及び燃圧検出システムを提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果について記載する。
請求項1記載の発明では、
車両のエンジンルームに搭載された複数気筒の内燃機関に適用されるとともに、燃料を蓄圧する蓄圧器から高圧配管を通じて各々の燃料噴射弁に燃料を分配供給し、前記燃料噴射弁に形成された噴孔から燃料を噴射する燃料噴射システムに適用され、
前記高圧配管と前記燃料噴射弁とを連通させる連通路が、各気筒に対応して複数形成されたコネクタユニットと、
複数の前記連通路に対応して前記コネクタユニットに複数取り付けられ、前記連通路を流通する高圧燃料の圧力を検出する燃圧センサと、
を備えることを特徴とする。
これによれば、蓄圧器から分配された後の連通路の圧力を燃圧センサは検出するので、燃圧センサ(レール圧センサ)を蓄圧器に取り付けた従来構造に比べて、噴射に伴い生じた燃圧変動を高精度で検出できる。そして、各気筒に対応した連通路の各々を1つのコネクタユニットに形成し、そのコネクタユニットに、各連通路に対応した燃圧センサの各々を取り付けるので、複数の燃圧センサをコネクタユニットにより統合してユニット化できる。そのため、エンジンルーム内での部品取付作業においては、予めユニット化した状態の統合部品として複数の燃圧センサを取り付けるようにできるので、エンジンルーム内での部品取付工数増大を抑制できる。
ここで、燃圧センサを蓄圧器の下流側に搭載するにあたり、その搭載箇所について本発明者らは次の3箇所を検討した。すなわち、蓄圧器と高圧配管との間、高圧配管途中、高圧配管と燃料噴射弁との間である。このうち、高圧配管と燃料噴射弁との間が最も噴孔に近い位置であるため、噴射に伴い生じた燃圧変動をより高精度で検出できる。しかしながら、このように高圧配管と燃料噴射弁との間に燃圧センサを搭載しようとすると、より狭小な作業スペースでの取付作業となり、取付作業性が極めて悪いことが分かった。
この点を鑑み、前記燃料噴射弁と前記高圧配管との間に前記コネクタユニットを取り付ける請求項2記載の発明によれば、上述したユニット化によるエンジンルーム内での部品取付工数増大抑制の効果が好適に発揮される。
請求項3記載の発明では、1つの前記コネクタユニットに、前記内燃機関が有する全ての気筒に対する前記連通路が形成されていることを特徴とする。これによれば、例えば4気筒内燃機関において2気筒につき1つのコネクタユニットを設けて2つの統合部品を構成する場合に比べて、統合部品の数を減らすことができ、エンジンルーム内での部品取付工数増大をより一層抑制できる。
ところで、この種の燃料噴射弁は、例えばシリンダヘッドの挿入穴に挿入配置されており、クランプにより燃料噴射弁を挿入穴内に押し付けることで燃料噴射弁をシリンダヘッドに固定させることが一般的である。これに対し請求項4記載の発明では、前記コネクタユニットは、前記内燃機関を構成するシリンダヘッドに取り付けられて固定される取付部を有するとともに、複数の前記燃料噴射弁を前記シリンダヘッドに固定させるクランプとして機能することを特徴とする。
そのため、クランプの機能をコネクタユニットに兼用させることができるので、クランプとコネクタユニットとを別々に備える場合に比べて部品点数を減らすことができる。しかも、上記請求項4記載の発明によれば、1つのコネクタユニットをシリンダヘッドに固定するだけで、複数の燃料噴射弁をシリンダヘッドに固定させることができるので、従来のクランプの如く各々の燃料噴射弁に対してクランプ固定作業を行う場合に比べて、エンジンルーム内での部品取付工数増大をより一層抑制できる。
請求項5記載の発明では、前記コネクタユニットを複数備え、前記コネクタユニットの各々は、前記内燃機関を構成するシリンダヘッドに取り付けられて固定される取付部を有するとともに、複数の前記燃料噴射弁を前記シリンダヘッドに固定させるクランプとして機能することを特徴とする。つまり、例えば4気筒内燃機関において2気筒につき1つのコネクタユニットを設けて2つの統合部品を構成する。これによれば、1つのコネクタユニットにより固定させる燃料噴射弁の数を減らすことができるので、コネクタユニットをクランプとして機能させるにあたり、1つの燃料噴射弁に対してコネクタユニットから作用させる固定力を十分に大きくできる。
特に、シリンダヘッドの挿入穴に挿入配置された燃料噴射弁をコネクタユニットにより挿入穴内に押し付けることで、燃料噴射弁をシリンダヘッドに固定させる構造の場合においては、3つ以上の燃料噴射弁を1つのコネクタユニットで押し付けようとすると、その押付力を十分に確保することが困難である。よって、2つの燃料噴射弁を1つのコネクタユニットで固定させることが望ましい。
請求項6記載の発明では、前記コネクタユニットには、複数の前記燃圧センサの配線が配策される共通配策経路が形成されていることを特徴とする。これによれば、複数の配線を1まとめにして位置決めして取り付けることができるので、配線の取付作業を容易にできる。
請求項7記載の発明では、前記コネクタユニットには、複数の前記燃圧センサの配線が接続された共通コネクタが取り付けられていることを特徴とする。これによれば、複数の配線毎に別々のコネクタを設ける場合に比べ、コネクタ接続作業の工数を低減できる。
ところで、燃圧センサにより検出される出力信号と実際の燃料圧力との関係(センサ出力特性)は、燃圧センサの温度に応じて変化する。つまり、実際の燃料圧力が同じであっても、その時の燃圧センサの温度によってセンサ出力信号は異なる値となるため、検出精度の悪化が懸念される。ちなみに、燃圧センサの温度は内燃機関の温度、外気温度、燃料温度等の影響を受けて変化し得る。この懸念を鑑みて為された請求項8記載の発明によれば、前記コネクタユニットには、複数の前記燃圧センサを冷却する冷却手段が備えられていることを特徴とするので、燃圧センサの温度変化抑制を容易に図ることができ、ひいては検出精度の悪化を抑制できる。
前記冷却手段の具体例として、請求項9記載の如く、前記コネクタユニット内部に形成されて冷却液を流通させる冷却通路を有する構成が挙げられる。なお、前記冷却通路は、複数の前記燃圧センサの取り付け位置に跨って延びるよう形成することで、複数の燃圧センサに対して均等に温度変化抑制を図ることが望ましい。また、このように冷却手段を水冷式とすることに替え、空冷式にしてもよい。この場合には、コネクタユニットに冷却フィンを形成することが望ましい。
請求項10記載の発明では、
車両のエンジンルームに搭載された内燃機関に適用されるとともに、燃料を蓄圧する蓄圧器から高圧配管を通じて燃料噴射弁に燃料を供給し、前記燃料噴射弁に形成された噴孔から燃料を噴射する燃料噴射システムに適用され、
内燃機関のシリンダヘッドに前記燃料噴射弁を固定させるクランプを備え、
前記クランプには、前記高圧配管と前記燃料噴射弁とを連通させる連通路が内部に形成されるとともに、前記連通路を流通する高圧燃料の圧力を検出する燃圧センサが取り付けられていることを特徴とする。
これによれば、蓄圧器から分配された後の連通路の圧力を燃圧センサは検出するので、燃圧センサ(レール圧センサ)を蓄圧器に取り付けた従来構造に比べて、噴射に伴い生じた燃圧変動を高精度で検出できる。そして、燃料噴射弁を固定させるクランプに燃圧センサを取り付けるので、燃圧センサを取り付ける専用のコネクタを備え、当該コネクタを例えば燃料噴射弁に取り付けるよう構成した場合に比べ、上記専用のコネクタを廃止できる分、部品点数削減を図ることができるとともに、その専用コネクタを燃料噴射弁に取り付ける作業を不要にできる。よって、エンジンルーム内での部品取付工数増大を抑制できる。
請求項11記載の発明は、内燃機関に搭載されて噴孔から燃料を噴射する燃料噴射弁、及び前記燃料噴射弁に高圧燃料を供給する高圧配管の少なくとも1つと、上記燃圧センサと、上記コネクタユニット又はクランプと、を備えることを特徴とする燃圧検出システムである。この燃圧検出システムによれば、上述の各種効果を同様に発揮することができる。
以下、本発明を具体化した各実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について図1〜図4を用いて説明する。図1は、本実施形態のインジェクタINJ(燃料噴射弁)をコモンレールCL(蓄圧器)に接続した状態を示す図、図2はインジェクタINJ単体を示す断面図、図3は後述するコネクタユニット70単体を模式的に示す斜視図であり、図4(a)は図3中の一点鎖線に示す断面をI方向から見た図である。
まず、図1及び図2に基づいて、インジェクタの基本的な構成、作動について説明する。インジェクタINJは、コモンレールCL内に蓄えられた高圧燃料を、内燃機関の気筒内に形成された燃焼室E1に噴射するものであり、内燃機関のシリンダヘッドE2に組み付けられている。
なお、本実施形態では、4輪自動車用ディーゼルエンジン(内燃機関)を対象にしており、燃焼室E1に直接的に高圧燃料(例えば噴射圧力「1000気圧」以上の軽油)を噴射供給(直噴供給)する方式のエンジンである。また、当該エンジンは、多気筒(例えば直列4気筒)の4ストローク、レシプロ式ディーゼルエンジンを想定している。また、コモンレールCLには、図示しない燃料ポンプにより燃料タンク内の燃料が高圧で供給されている。
インジェクタINJは、開弁時に燃料を噴射するノズル1、電荷の充放電により伸縮するピエゾアクチュエータ2、ピエゾアクチュエータ2により駆動されてノズル1の背圧を制御する背圧制御機構3を備えている。なお、背圧制御機構3を駆動させるアクチュエータとして、ピエゾアクチュエータ2に替えて電磁コイルを採用してもよい。また、背圧制御機構3を廃止してアクチュエータによりノズル1を直接駆動させる直動式インジェクタを採用してもよい。
ノズル1は、噴孔11が形成されたノズルボディ12(通路部材)、ノズルボディ12の弁座に接離することにより噴孔11を開閉するニードル13、及びニードル13を閉弁向きに付勢するスプリング14を備えている。
ピエゾアクチュエータ2は、ピエゾ素子を多数積層してなる積層体(ピエゾスタック)により構成されている。ピエゾ素子は圧電効果により伸縮する容量性の負荷であり、その充電と放電とで伸長状態と縮小状態とが切り替えられる。これにより、ピエゾスタックはニードル13を作動させるアクチュエータとして機能する。なお、ピエゾアクチュエータ2への電力供給は、図1に示す電気コネクタCNに接続された配線(図示せず)からなされる。
背圧制御機構3のバルブボディ31(通路部材)内には、ピエゾアクチュエータ2の伸縮に追従して移動するピストン32、ピストン32に駆動される球状の弁体33が収納されている。ちなみに、図1ではバルブボディ31を1つの部品として図示しているが、実際には複数に分割されている。
略円筒状のインジェクタボディ4(通路部材)は、その径方向中心部に、インジェクタ軸線方向(図2の上下方向)に延びる段付き円柱状の収納孔41が形成されており、この収納孔41にピエゾアクチュエータ2及び背圧制御機構3が収納されている。また、略円筒状のリテーナ5をインジェクタボディ4に螺合させることにより、インジェクタボディ4の端部にノズル1が保持されている。
インジェクタボディ4、バルブボディ31及びノズルボディ12には、コモンレールCLから常に高圧燃料が供給される高圧燃料通路4a,31a,12aが形成され、インジェクタボディ4およびバルブボディ31には、図示しない燃料タンクに接続される低圧通路4bが形成されている。また、これらのボディ12,4,31は金属製であり、内燃機関のシリンダヘッドE2に形成された挿入穴E3に挿入配置されている。インジェクタボディ4にはクランプKの一端と係合する係合部42(押付面)が形成されており、クランプKの他端をシリンダヘッドE2にボルトで締め付けることにより、クランプKの一端が係合部42を挿入穴E3に向けて押し付けることとなる。これにより、インジェクタは挿入穴E3内に押し付けられた状態で固定される。
ニードル13の外周面とノズルボディ12の内周面との間には、高圧室15(高圧燃料通路)が形成されている。この高圧室15は、ニードル13が開弁方向に変位した際に噴孔11と連通する。また、高圧室15には、高圧燃料通路31aを介して常に高圧燃料が供給されている。ニードル13における反噴孔側には背圧室16が形成されている。この背圧室16には前述したスプリング14が配置されている。
バルブボディ31には、バルブボディ31内の高圧燃料通路31aとノズル1の背圧室16とを連通させる経路中に高圧シート面35が形成され、バルブボディ31内の低圧通路4bとノズル1の背圧室16とを連通させる経路中に低圧シート面36が形成されている。そして、高圧シート面35と低圧シート面36との間に前述した弁体33が配置されている。
インジェクタボディ4には、後に詳述するコネクタユニット70(図1及び図3参照)により高圧配管50と接続される高圧ポート43(コネクタ接続部)、及び低圧配管(リーク配管)と接続される低圧ポート44(リーク配管接続部)が形成されている。なお、高圧ポート43は、図2に示すようにクランプKに対して噴孔11の反対側に配置してもよいし、クランプKに対して噴孔側に配置してもよい。また、高圧ポート43は、図2に示すようにインジェクタボディ4の軸方向(図2の上下方向)端部に形成してもよいし、インジェクタボディ4の側面に形成してもよい。
上記構成において、コモンレールCLにて蓄圧された高圧燃料は、各気筒に対して設けられたコモンレールCLの出口部から流出し、高圧配管50及びコネクタユニット70を通じて高圧ポート43に供給され、高圧燃料通路4a,31aを流通した後、高圧室15及び背圧室16に向けて流通する。そして、ピエゾアクチュエータ2が縮んだ状態では、図2に示すように弁体33が低圧シート面36に接して背圧室16は高圧燃料通路31aと接続され、背圧室16には高圧燃料が導入される。そして、この背圧室16内の燃料圧とスプリング14とによってニードル13が閉弁向きに付勢されて噴孔11が閉じられている。
一方、ピエゾアクチュエータ2に電圧が印加されてピエゾアクチュエータ2が伸びた状態では、弁体33が高圧シート面35に接して背圧室16は低圧通路4bと接続され、背圧室16内は低圧になる。そして、高圧室15内の燃料圧が低下することに伴ってニードル13が開弁向きに付勢されて噴孔11が開かれ、この噴孔11から燃焼室E1へ燃料が噴射される。
ここで、噴孔11からの燃料噴射に伴い高圧燃料の圧力は変動する。この圧力変動を検出する燃圧センサ60がコネクタユニット70に取り付けられている。燃圧センサ60により検出された圧力変動波形中に、噴孔11からの噴射開始に伴い燃圧が下降を開始した時期を検出することで、実際の噴射開始時期を検出することができる。また、噴射終了に伴い燃圧が上昇を開始した時期を検出することで、実際の噴射終了時期を検出することができる。また、これらの噴射開始時期及び噴射終了時期に加え、噴射に伴い生じた燃圧の下降量を検出することで、噴射量を検出することができる。換言すれば、燃圧センサ60は燃料噴射に伴う噴射率の変化を検出していると言える。
次に、燃圧センサ60及びコネクタユニット70の取付構造について、図3等を用いて説明する。
コネクタユニット70は金属製であり、インジェクタINJの高圧ポート43と高圧配管50との間に取り付けられている。また、コネクタユニット70内部には、高圧配管50と連通する連通路70aが形成されており、この連通路70aは、高圧ポート43に形成された燃料流入口43a(図2参照)と高圧配管50の流出口とを連通させる。また、1つのコネクタユニット70に、内燃機関が有する全ての気筒に対する連通路70aが形成されている(図1参照)。
より具体的に説明すると、コネクタユニット70には高圧ポート43と接続するねじ部70b(下流側接続部)が、気筒の数だけ複数形成されている。また、コネクタユニット70には高圧配管50と接続するねじ部70h(上流側接続部)が、気筒の数だけ複数形成されている。
コネクタユニット70の側面には挿入穴70fが気筒の数だけ複数形成されており、これらの挿入穴70fに燃圧センサ60を挿入配置することで、複数の燃圧センサ60は1つのコネクタユニット70に取り付けられている。また、コネクタユニット70内部には、連通路70aから分岐してコネクタユニット70の径方向に延びる分岐通路70gが形成されている。なお、コネクタユニット70と燃圧センサ60とはメタルタッチシールされている。
燃圧センサ60は、分岐通路70g内の高圧燃料の圧力を受けて弾性変形するステム61(起歪体)と、ステム61にて生じた歪の大きさを電気信号に変換して圧力検出値として出力する歪ゲージ62(センサ素子)とを備えて構成されている。金属製ステム61の材料には、超高圧を受けることから高強度であること、及び、熱膨張による変形が少なく歪ゲージ62への影響が少ない(つまり低熱膨張係数である)こと、が求められる。これらの点を鑑み、金属製ステム61の材質を、コネクタユニット70に比べて熱膨張係数が小さい材質にしている。そのため、ステム61自体が熱膨張収縮して歪みが生じてしまうことを抑制できる。また、コネクタユニット70全体を熱膨張係数が小さい材質にする場合に比べて、ステム61のみを熱膨張係数が小さい材質にすればよいので、材料コストの低減を図ることができる。
ステム61は、分岐通路70gの高圧燃料を内部に導入する導入口61aが一端に形成された円筒形状の円筒部61bと、円筒部61bの他端を閉塞する円板形状のダイヤフラム部61cとを備えて構成されている。導入口61aから円筒部61b内に流入した高圧燃料の圧力を、円筒部61bの内面及びダイヤフラム部61cで受け、これによりステム61全体が弾性変形することとなる。
ここで、円筒部61b及びダイヤフラム部61cは、図4の左右方向に延びる挿入穴70fの軸線に対して軸対称形状に形成されている。そのため、高圧燃料を受けて弾性変形する際には、ステム61は軸対称に変形する。そのため、高圧燃料の圧力を受けてダイヤフラム部61cが弾性変形する際に、その変形が軸対称となり、燃圧に比例して精度良く変形することとなる。よって、ダイヤフラム部61cの歪の大きさを歪ゲージ62で検出するにあたり、その検出精度を向上できる。
歪ゲージ62は、ダイヤフラム部61cの取付面(導入口61aと反対側の面)に、図示しない絶縁膜を介して貼り付けられている。したがって、円筒部61b内に流入した高圧燃料の圧力によりステム61が拡大するよう弾性変形した時、ダイヤフラム部61cに生じた歪の大きさ(弾性変形量)を歪ゲージ62が検出することとなる。
以下、インジェクタINJ、コネクタユニット70及び高圧配管50等のシリンダヘッドE2への組み付け手順について簡単に説明する。はじめに、エンジンルーム内での作業において、シリンダヘッドE2の挿入穴E3にインジェクタINJを挿入し、クランプKをシリンダヘッドE2にボルトで締め付けることにより、インジェクタINJをシリンダヘッドE2に組み付ける。
一方、エンジンルーム外での作業において、複数の燃圧センサ60をコネクタユニット70に組み付けるとともに、コネクタユニット70と各々の高圧配管50とを互いに接続する。これにより、複数の燃圧センサ60及び複数の高圧配管50をコネクタユニット70により統合してユニット化し、統合部品とする。
次に、エンジンルーム内での作業において、ユニット化してなる統合部品をインジェクタINJに組み付ける。具体的には、統合部品を構成するコネクタユニット70の下流側接続部70bと、各気筒のインジェクタINJの高圧ポート43とを接続する。その後、統合部品を構成するコネクタユニット70の上流側接続部70hをコモンレールCLに接続する。以上により、インジェクタINJ、コネクタユニット70及び高圧配管50等のシリンダヘッドE2への組み付けが完了する。なお、上記説明では燃圧センサ60、高圧配管50及びコネクタユニット70により統合部品を構成しているが、燃圧センサ60及びコネクタユニット70により統合部品を構成するようにして、統合部品のインジェクタINJへの組み付け作業の後、高圧配管50をコネクタユニット70に組み付けるようにしてもよい。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)インジェクタINJと高圧配管50とを連通させる連通路70aであって、各気筒に対応した連通路70aの各々を1つのコネクタユニット70に形成する。コネクタユニット70は、複数のインジェクタINJと複数の高圧配管50とを連結するよう機能するものであり、そのコネクタユニット70に、各連通路70aに対応した燃圧センサ60の各々を取り付けるので、複数の燃圧センサ60をコネクタユニット70により統合してユニット化できる。そのため、エンジンルーム内での部品取付作業においては、予めユニット化した状態の統合部品として複数の燃圧センサ60を取り付けるようにできるので、エンジンルーム内での部品取付工数増大を抑制できる。
(2)インジェクタINJの高圧ポート43と高圧配管50との間にコネクタユニット70を取り付け、そのコネクタユニット70に高圧燃料の圧力を検出する燃圧センサ60を取り付けている。そのため、高圧配管50の配置スペースの一部をコネクタユニット70及び燃圧センサ60の配置スペースとして置き換えて利用できる。よって、インジェクタINJ自体が燃圧センサ60取り付けのために大型化することを抑制でき、燃圧センサ60搭載のための新規配置スペースを最小限にできる。
(3)コネクタユニット70は、インジェクタボディ4とは別体に形成されるとともにインジェクタINJに対して脱着可能に取り付けられているので、コネクタユニット70が取り外された状態でインジェクタINJをシリンダヘッドE2に取り付けることができる。よって、インジェクタINJのシリンダヘッドE2への取付作業性を良好にできる。
(4)コネクタユニット70は、インジェクタボディ4とは別体に形成されるとともにインジェクタINJに対して脱着可能に取り付けられているので、コモンレールCLの下流側に燃圧センサ60を搭載しない燃料噴射システムにおけるインジェクタと、本実施形態にかかるインジェクタINJとの構造を共通化して互換可能にできる。
(第2実施形態)
上記第1実施形態のコネクタユニット70では、図1、図3及び図4(a)に示すように、連通路70aをインジェクタINJの軸線上にて直線状に延びる形状に形成しており、燃圧センサ60をコネクタユニット70の側面に取り付けている。これに対し、図4(b)に示す本実施形態では、連通路70aを直角に曲がる形状に形成して、燃圧センサ60をコネクタユニット700の上面に取り付けるようにしている。
ここで、図4(a)のコネクタユニット70を採用しつつ高圧配管50を直角に曲がる形状に形成した場合には、高圧配管50のうち直角に曲がる部分の曲率半径を十分に小さくすることが困難となり、高圧配管50の配置スペースが大きくなる。これに対し本実施形態によれば、コネクタユニット70にてエルボ配管の機能を発揮させるので、高圧配管50の配置スペースを十分に小さくできる。
(第3実施形態)
上記第1実施形態では、1つのコネクタユニット70に、内燃機関が有する全ての気筒(図1の例では4気筒)に対応して連通路70aが形成されている。これに対し、図5に示す本実施形態では、コネクタユニット701を複数(図5の例では2つ)備え、それぞれのコネクタユニット701に、複数の連通路70a及び複数の燃圧センサ60を設けている。さらに、本実施形態にかかるコネクタユニット701は、シリンダヘッドE2に取り付けられて固定されるボルト挿入穴701a(取付部)を有している。
そして、ボルト挿入穴701aに挿入したボルトBTをシリンダヘッドE2に締結することで、コネクタユニット701は、複数(図14の例では2つ)のインジェクタINJをシリンダヘッドE2に固定させるクランプとして機能する。よって、本実施形態では図2に示すクランプKを廃止している。なお、ボルト挿入穴701aは、コネクタユニット701のうち2つのインジェクタINJの中間部分に位置している。
以上により、本実施形態によれば、コネクタユニット701は、ボルトBTによりシリンダヘッドE2に固定されるボルト挿入穴701aを有するので、複数のインジェクタINJをシリンダヘッドE2に固定させるクランプとして機能する。そのため、クランプの機能をコネクタユニット701に兼用させることができるので、第1実施形態の如くクランプKとコネクタユニット70とを別々に備える場合に比べて部品点数を減らすことができる。しかも、本実施形態によれば、1つのコネクタユニット701をシリンダヘッドE2に固定するだけで、複数のインジェクタINJをシリンダヘッドE2に固定させることができるので、図2に示すクランプKの如く各々のインジェクタINJに対してクランプ固定作業を行う場合に比べて、エンジンルーム内での部品取付工数を低減できる。
また、本実施形態では、コネクタユニット701を複数備えるので、全てのインジェクタINJに対するクランプ機能を1つのコネクタに発揮させる場合に比べて、インジェクタINJを挿入穴E3へ押し付ける押付力を十分に確保できる。特に、3つ以上のインジェクタINJを1つのコネクタで押し付けようとすると、その押付力を十分に確保することが困難である。これに対し本実施形態では1つのコネクタユニット701で、2つのインジェクタINJを固定させているので、上記押付力を十分に確保することができ、好適である。
(第4実施形態)
本実施形態にかかるコネクタユニット702の内部には、図6に示すように、複数の燃圧センサ60の配線が配策される共通配策経路702aが形成されている。また、コネクタユニット702には、複数の燃圧センサ60の配線が接続された共通コネクタCN1が取り付けられている。そして、共通コネクタCN1と接続するコネクタCN2の配線WはエンジンECUに接続される。
これによれば、配線Wの如く、複数の配線を1まとめにして位置決めして共通コネクタCN1に取り付けることができるので、配線Wの取付作業を容易にできる。また、複数の配線毎に別々の電気コネクタを設ける場合に比べ、電気コネクタCN2の接続作業の工数を低減できる。
(第5実施形態)
本実施形態にかかるコネクタユニット703の内部には、図7に示すように、冷却液を流通させる冷却通路703a(冷却手段)が形成されている。この冷却通路703aは、複数の燃圧センサ60の取り付け位置に跨って延びるよう形成されている。図7に示す例では、コネクタユニット703の長手方向に貫通する形状に冷却通路703aは形成されており、貫通穴の一端は冷却液の流入口703bとして機能し、他端は流出口703cとして機能する。本実施形態では、エンジン冷却水を冷却液として冷却通路703aに循環させている。
ところで、燃圧センサ60により検出された検出燃圧値と実際の燃料圧力との関係(センサ出力特性)は、燃圧センサ60の温度に応じて変化する。つまり、実際の燃料圧力が同じであっても、その時の燃圧センサ60の温度によって検出燃圧値は異なる値となるため、検出精度の悪化が懸念される。この懸念に対し本実施形態によれば、冷却通路703aを冷却液が循環するので、燃圧センサ60の温度変化抑制を容易に図ることができ、ひいては検出精度の悪化を抑制できる。
ちなみに、エンジン冷却水の温度変化は、シリンダヘッドE2の温度変化に比べて小さいので、エンジン冷却水をそのまま冷却通路703aに循環させるだけで、燃圧センサ60の温度変化抑制を図ることができる。
(第6実施形態)
本実施形態では、図2に示すクランプKに替え、図8に示すクランプ704を採用している。このクランプ704には、高圧配管50と連通する連通路70aが内部に形成されるとともに、連通路70aを流通する高圧燃料の圧力を検出する燃圧センサ60が取り付けられている。つまり、クランプ704が、インジェクタINJの高圧ポート43と高圧配管50とを連結するコネクタとして機能しており、このようにコネクタとして機能するクランプ704に燃圧センサ60を取り付けている。
なお、上記各実施形態では、1つのコネクタユニット70,700,701,702,703に複数の連通路70aを形成しているのに対し、本実施形態では、1つのクランプ704に1つの連通路70aを形成している。つまり、本実施形態では気筒毎にクランプ704を設けている。
以上により、本実施形態によれば、インジェクタINJを固定させるクランプ704に燃圧センサ60を取り付けるので、燃圧センサ60を取り付ける専用のコネクタを備え、当該コネクタを例えばインジェクタINJに取り付けるよう構成した場合に比べ、上記専用のコネクタを廃止できる分、部品点数削減を図ることができるとともに、その専用コネクタを取り付ける作業を不要にできる。よって、エンジンルーム内での部品取付工数増大を抑制できる。
(他の実施形態)
上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。また、本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、各実施形態の特徴的構造をそれぞれ任意に組み合わせるようにしてもよい。
・上記各実施形態では、高圧配管50とインジェクタINJとの間にコネクタユニット70,700,701,702,703を配置しているが、高圧配管50とコモンレールCLとの間にコネクタユニットを配置するようにしてもよい。
・上記各実施形態では、ステム61の歪量を検出するセンサ素子として歪ゲージ62を採用しているが、圧電素子等、他のセンサ素子を採用してもよい。
・上記各実施形態では、ディーゼルエンジンのインジェクタINJに本発明を適用しているが、ガソリンエンジン、特に、燃焼室E1に燃料を直接噴射する直噴式のガソリンエンジンに本発明を適用してもよい。
本発明の第1実施形態において、インジェクタをコモンレールに接続した状態を示す図。 第1実施形態にかかるインジェクタの内部構成を示す断面図。 図1のコネクタユニット単体を示す斜視図。 図3の一点鎖線に示す断面をI方向から見た断面図。 本発明の第2実施形態において、インジェクタをコモンレールに接続した状態を示す図。 本発明の第3実施形態に係るコネクタユニットを示す図。 本発明の第4実施形態に係るコネクタユニットを示す図。 本発明の第5実施形態にかかるクランプの構造を示す断面図。
符号の説明
50…高圧配管、60…燃圧センサ、70,700,701,702,703…コネクタユニット、70a…連通路、701a…ボルト挿入穴(取付部)、702a…共通配策経路、703a…冷却通路(冷却手段)、CL…コモンレール(蓄圧器)、CN1…共通コネクタ、INJ…燃料噴射弁。

Claims (11)

  1. 車両のエンジンルームに搭載された複数気筒の内燃機関に適用されるとともに、燃料を蓄圧する蓄圧器から高圧配管を通じて各々の燃料噴射弁に燃料を分配供給し、前記燃料噴射弁に形成された噴孔から燃料を噴射する燃料噴射システムに適用され、
    前記高圧配管と前記燃料噴射弁とを連通させる連通路が、各気筒に対応して複数形成されたコネクタユニットと、
    複数の前記連通路に対応して前記コネクタユニットに複数取り付けられ、前記連通路を流通する高圧燃料の圧力を検出する燃圧センサと、
    を備えることを特徴とする燃圧センサ搭載構造。
  2. 前記コネクタユニットは、前記燃料噴射弁と前記高圧配管との間に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の燃圧センサ搭載構造。
  3. 1つの前記コネクタユニットに、前記内燃機関が有する全ての気筒に対する前記連通路が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の燃圧センサ搭載構造。
  4. 前記コネクタユニットは、前記内燃機関を構成するシリンダヘッドに取り付けられて固定される取付部を有するとともに、複数の前記燃料噴射弁を前記シリンダヘッドに固定させるクランプとして機能することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の燃圧センサ搭載構造。
  5. 前記コネクタユニットを複数備え、
    前記コネクタユニットの各々は、前記内燃機関を構成するシリンダヘッドに取り付けられて固定される取付部を有するとともに、複数の前記燃料噴射弁を前記シリンダヘッドに固定させるクランプとして機能することを特徴とする請求項1又は2に記載の燃圧センサ搭載構造。
  6. 前記コネクタユニットには、複数の前記燃圧センサの配線が配策される共通配策経路が形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の燃圧センサ搭載構造。
  7. 前記コネクタユニットには、複数の前記燃圧センサの配線が接続された共通コネクタが取り付けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の燃圧センサ搭載構造。
  8. 前記コネクタユニットには、複数の前記燃圧センサを冷却する冷却手段が備えられていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の燃圧センサ搭載構造。
  9. 前記冷却手段は、前記コネクタユニット内部に形成されて冷却液を流通させる冷却通路を有することを特徴とする請求項8に記載の燃圧センサ搭載構造。
  10. 車両のエンジンルームに搭載された内燃機関に適用されるとともに、燃料を蓄圧する蓄圧器から高圧配管を通じて燃料噴射弁に燃料を供給し、前記燃料噴射弁に形成された噴孔から燃料を噴射する燃料噴射システムに適用され、
    内燃機関のシリンダヘッドに前記燃料噴射弁を固定させるクランプを備え、
    前記クランプには、前記高圧配管と前記燃料噴射弁とを連通させる連通路が内部に形成されるとともに、前記連通路を流通する高圧燃料の圧力を検出する燃圧センサが取り付けられていることを特徴とする燃圧センサ搭載構造。
  11. 内燃機関に搭載されて噴孔から燃料を噴射する燃料噴射弁、及び前記燃料噴射弁に高圧燃料を供給する高圧配管の少なくとも1つと、
    請求項1〜10のいずれか1つに記載の燃圧センサと、
    請求項1〜9のいずれか1つに記載のコネクタユニット、又は請求項10に記載のクランプと、
    を備えることを特徴とする燃圧検出システム。
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