JPH07109963A - 蓄圧式燃料噴射装置 - Google Patents
蓄圧式燃料噴射装置Info
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- JPH07109963A JPH07109963A JP5255845A JP25584593A JPH07109963A JP H07109963 A JPH07109963 A JP H07109963A JP 5255845 A JP5255845 A JP 5255845A JP 25584593 A JP25584593 A JP 25584593A JP H07109963 A JPH07109963 A JP H07109963A
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- F02M55/02—Conduits between injection pumps and injectors, e.g. conduits between pump and common-rail or conduits between common-rail and injectors
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
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- F02M63/02—Fuel-injection apparatus having several injectors fed by a common pumping element, or having several pumping elements feeding a common injector; Fuel-injection apparatus having provisions for cutting-out pumps, pumping elements, or injectors; Fuel-injection apparatus having provisions for variably interconnecting pumping elements and injectors alternatively
- F02M63/0225—Fuel-injection apparatus having a common rail feeding several injectors ; Means for varying pressure in common rails; Pumps feeding common rails
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コモンレール式蓄圧室とインジェクタとを結
ぶ燃料通路を高圧や振動に耐えられる信頼性の高い蓄圧
式燃料噴射装置を提供する。 【構成】 エンジンの複数の気筒に設けられる各インジ
ェクタ２は、コモンレール３０内に形成される高圧の燃
料圧力を蓄圧する蓄圧室３４に接続される。この蓄圧室
３４は、エンジン１のシリンダヘッド２９の内部または
外部に各気筒の配列される方向に延びるように形成され
る。インジェクタ２はクランプ３１に固定され、このク
ランプ３１はホロスクリュウ３２によりコモンレール３
０に固定される。蓄圧室３４は、ホロスクリュウ３２お
よびクランプ３１中に形成される通路３５、３６、３７
によりインジェクタ２の燃料入口孔に連通している。高
圧の燃料を蓄える蓄圧室３４とインジェクタ２の燃料入
口孔とをパイプなしに連通する構成としたため、高圧燃
料による内圧疲労、振動による接続部の疲労等が発生し
難い。
ぶ燃料通路を高圧や振動に耐えられる信頼性の高い蓄圧
式燃料噴射装置を提供する。 【構成】 エンジンの複数の気筒に設けられる各インジ
ェクタ２は、コモンレール３０内に形成される高圧の燃
料圧力を蓄圧する蓄圧室３４に接続される。この蓄圧室
３４は、エンジン１のシリンダヘッド２９の内部または
外部に各気筒の配列される方向に延びるように形成され
る。インジェクタ２はクランプ３１に固定され、このク
ランプ３１はホロスクリュウ３２によりコモンレール３
０に固定される。蓄圧室３４は、ホロスクリュウ３２お
よびクランプ３１中に形成される通路３５、３６、３７
によりインジェクタ２の燃料入口孔に連通している。高
圧の燃料を蓄える蓄圧室３４とインジェクタ２の燃料入
口孔とをパイプなしに連通する構成としたため、高圧燃
料による内圧疲労、振動による接続部の疲労等が発生し
難い。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、蓄圧室に蓄えた高圧燃
料を複数のインジェクタから噴射するようにした内燃機
関の燃料噴射装置に関するものである。
料を複数のインジェクタから噴射するようにした内燃機
関の燃料噴射装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】多気筒内燃機関の複数の気筒に対応して
設けられる複数のインジェクタに高圧燃料を供給する手
段として、蓄圧室に蓄えられた高圧燃料を各インジェク
タに供給するいわゆるコモンレール式燃料噴射装置が知
られている。このものでは、コモンレール式蓄圧容器か
らインジェクタまでを噴射鋼管等のパイプにより高圧燃
料を圧送するようにしている。
設けられる複数のインジェクタに高圧燃料を供給する手
段として、蓄圧室に蓄えられた高圧燃料を各インジェク
タに供給するいわゆるコモンレール式燃料噴射装置が知
られている。このものでは、コモンレール式蓄圧容器か
らインジェクタまでを噴射鋼管等のパイプにより高圧燃
料を圧送するようにしている。
【０００３】例えば図７に示すように、従来の蓄圧式燃
料噴射システムでは、燃料タンク８中の燃料を低圧ポン
プ９により汲み上げ、汲み上げた燃料を高圧ポンプ７に
供給し、高圧ポンプ７から配管１１を通してコモンレー
ル５に供給し、このコモンレール５とインジェクタ２と
を接続するパイプ１５により高圧の燃料をコモンレール
５からインジェクタ２に供給し、このインジェクタ２の
ノズル部２ａからエンジン１の燃焼室に噴射するように
している。インジェクタ２は、エンジン１のシリンダヘ
ッド２９にボルト１６で固定されるクランプ１７により
固定されている。
料噴射システムでは、燃料タンク８中の燃料を低圧ポン
プ９により汲み上げ、汲み上げた燃料を高圧ポンプ７に
供給し、高圧ポンプ７から配管１１を通してコモンレー
ル５に供給し、このコモンレール５とインジェクタ２と
を接続するパイプ１５により高圧の燃料をコモンレール
５からインジェクタ２に供給し、このインジェクタ２の
ノズル部２ａからエンジン１の燃焼室に噴射するように
している。インジェクタ２は、エンジン１のシリンダヘ
ッド２９にボルト１６で固定されるクランプ１７により
固定されている。
【０００４】また、従来の他の蓄圧式燃料噴射システム
には、日本電装公開技報整理番号９１−０８５号に示さ
れるように、エンジンのシリンダヘッド中に高圧燃料を
蓄圧するコモンレールを形成したものが知られている。
には、日本電装公開技報整理番号９１−０８５号に示さ
れるように、エンジンのシリンダヘッド中に高圧燃料を
蓄圧するコモンレールを形成したものが知られている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の燃料噴射システムでは、例えば図７に示される
ものでは、パイプ１５を使用すると、高圧燃料による内
圧疲労、振動による接続部の疲労等が発生しやすいの
で、蓄圧式燃料システムの信頼性に不安が残るという問
題がある。また、前記日本電装公開技報整理番号９１−
０８５号に示される蓄圧式燃料噴射装置では、エンジン
のシリンダヘッド中にコモンレールが形成されるが、こ
のコモンレールの形成される位置、形状および構造が具
体的ではない。
た従来の燃料噴射システムでは、例えば図７に示される
ものでは、パイプ１５を使用すると、高圧燃料による内
圧疲労、振動による接続部の疲労等が発生しやすいの
で、蓄圧式燃料システムの信頼性に不安が残るという問
題がある。また、前記日本電装公開技報整理番号９１−
０８５号に示される蓄圧式燃料噴射装置では、エンジン
のシリンダヘッド中にコモンレールが形成されるが、こ
のコモンレールの形成される位置、形状および構造が具
体的ではない。
【０００６】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、コモンレール式蓄圧室をインジェ
クタ近傍のエンジンシリンダヘッドの内部または外部に
組み付け、このコモンレールとインジェクタとの間を高
圧に耐えられる信頼性の高い蓄圧式燃料噴射装置を提供
することを目的とする。
めになされたもので、コモンレール式蓄圧室をインジェ
クタ近傍のエンジンシリンダヘッドの内部または外部に
組み付け、このコモンレールとインジェクタとの間を高
圧に耐えられる信頼性の高い蓄圧式燃料噴射装置を提供
することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の蓄圧式燃料噴射
装置は、内燃機関の各気筒毎に設けられるインジェクタ
に供給する燃料の圧力を蓄圧する蓄圧室を備えた蓄圧式
燃料噴射装置において、内燃機関のシリンダヘッドの内
部または外部に各気筒の配列される方向に延びるように
インジェクタ近傍位置に形成される蓄圧室と、前記イン
ジェクタの燃料入口孔に連通可能な通路を有するととも
に該インジェクタを固定するクランプと、一方の端部が
前記通路と連通可能で他方の端部が前記蓄圧室に連通可
能な通路を有するとともに前記クランプを前記シリンダ
ヘッドに固定するねじ部材とを備えたことを特徴とす
る。
装置は、内燃機関の各気筒毎に設けられるインジェクタ
に供給する燃料の圧力を蓄圧する蓄圧室を備えた蓄圧式
燃料噴射装置において、内燃機関のシリンダヘッドの内
部または外部に各気筒の配列される方向に延びるように
インジェクタ近傍位置に形成される蓄圧室と、前記イン
ジェクタの燃料入口孔に連通可能な通路を有するととも
に該インジェクタを固定するクランプと、一方の端部が
前記通路と連通可能で他方の端部が前記蓄圧室に連通可
能な通路を有するとともに前記クランプを前記シリンダ
ヘッドに固定するねじ部材とを備えたことを特徴とす
る。
【０００８】
【作用】本発明における蓄圧式燃料噴射装置によると、
内燃機関のシリンダヘッドの内部または外部に形成され
る蓄圧室からねじ部材中の通路およびクランプ中の通路
を通してインジェクタ内の通路に燃料が供給され、この
インジェクタのノズルから高圧燃料が噴射される。コモ
ンレールの蓄圧室からインジェクタまでの間をパイプな
しに燃料が供給されるため、高圧燃料による内圧疲労、
振動による接続部の疲労等が発生し難い構造であるた
め、蓄圧式燃料噴射システムの信頼性が高められる。ま
たさらには蓄圧式燃料噴射システムの構成部品点数が減
り、構成自体が簡単なものとなる。
内燃機関のシリンダヘッドの内部または外部に形成され
る蓄圧室からねじ部材中の通路およびクランプ中の通路
を通してインジェクタ内の通路に燃料が供給され、この
インジェクタのノズルから高圧燃料が噴射される。コモ
ンレールの蓄圧室からインジェクタまでの間をパイプな
しに燃料が供給されるため、高圧燃料による内圧疲労、
振動による接続部の疲労等が発生し難い構造であるた
め、蓄圧式燃料噴射システムの信頼性が高められる。ま
たさらには蓄圧式燃料噴射システムの構成部品点数が減
り、構成自体が簡単なものとなる。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。ディーゼル機関用燃料噴射装置に本発明を適用し
た第１実施例を図１〜図５に示す。図２に示すように、
エンジン１のシリンダブロック２１内にピストン２２、
コネクティングロッド２３、クランクシャフト２４が収
容されており、ピストン２２の上面とシリンダ内壁２５
およびシリンダヘッド下面２６により区画形成される燃
焼室２８に向けてインジェクタ２のノズル部２ａが設け
られている。シリンダヘッド２９に取り付けられる蓄圧
式燃料噴射システムの詳細な構造は図１に示すとおりで
ある。
する。ディーゼル機関用燃料噴射装置に本発明を適用し
た第１実施例を図１〜図５に示す。図２に示すように、
エンジン１のシリンダブロック２１内にピストン２２、
コネクティングロッド２３、クランクシャフト２４が収
容されており、ピストン２２の上面とシリンダ内壁２５
およびシリンダヘッド下面２６により区画形成される燃
焼室２８に向けてインジェクタ２のノズル部２ａが設け
られている。シリンダヘッド２９に取り付けられる蓄圧
式燃料噴射システムの詳細な構造は図１に示すとおりで
ある。
【００１０】すなわち、シリンダヘッド２９の上面に直
線状のコモンレール３０が取り付けられており、このコ
モンレール３０の上面にクランプ３１の一端３１ａがホ
ロスクリュウ３２によりねじ止め固定されており、クラ
ンプ３１の他端３１ｂに形成されるＵ字状凹部３３にイ
ンジェクタ２がねじ４１によりねじ止め固定されてい
る。
線状のコモンレール３０が取り付けられており、このコ
モンレール３０の上面にクランプ３１の一端３１ａがホ
ロスクリュウ３２によりねじ止め固定されており、クラ
ンプ３１の他端３１ｂに形成されるＵ字状凹部３３にイ
ンジェクタ２がねじ４１によりねじ止め固定されてい
る。
【００１１】コモンレール３０は、エンジン１の各気筒
が並べられる方向に直線状の蓄圧室３４が延びるように
形成されている。ホロスクリュウ３２の雄ねじ部３２ｂ
には、その内部に軸方向に延びる直線状の通路３５が形
成され、この直線状の通路３５のボルトヘッド３２ｂの
近傍で直交する方向に貫通する通路３６が形成されてい
る。
が並べられる方向に直線状の蓄圧室３４が延びるように
形成されている。ホロスクリュウ３２の雄ねじ部３２ｂ
には、その内部に軸方向に延びる直線状の通路３５が形
成され、この直線状の通路３５のボルトヘッド３２ｂの
近傍で直交する方向に貫通する通路３６が形成されてい
る。
【００１２】クランプ３１には、その内部に他方の端部
３１ｂからクランプの延びる方向に通路３７が延びてお
り、この通路３７と通路３６とが連通する状態にある。
通路３７の他方の端部３１ｂ側は、ねじ４１により通路
３７の一方の端部を閉塞するとともに通路３７内部をシ
ールしている。この通路３７は、インジェクタ２の燃料
入口孔と連通した状態にある。またクランプ３１の一方
の端部３１ａ側にはホロスクリュウ３２を取り付けるた
めのねじ穴３１ｃが形成されている。
３１ｂからクランプの延びる方向に通路３７が延びてお
り、この通路３７と通路３６とが連通する状態にある。
通路３７の他方の端部３１ｂ側は、ねじ４１により通路
３７の一方の端部を閉塞するとともに通路３７内部をシ
ールしている。この通路３７は、インジェクタ２の燃料
入口孔と連通した状態にある。またクランプ３１の一方
の端部３１ａ側にはホロスクリュウ３２を取り付けるた
めのねじ穴３１ｃが形成されている。
【００１３】そして、燃料噴射システムは図３に示すと
おり構成されている。図３において、エンジン１には複
数の気筒に対応して個々にインジェクタ２が配設され、
インジェクタ２から各気筒への燃料の噴射は、噴射制御
用電磁弁３のオンオフにより制御される。インジェクタ
２は各気筒共通のコモンレール３０の蓄圧室３４に接続
されており、噴射制御用電磁弁３が開弁している期間、
蓄圧室３４の燃料がインジェクタ２よりエンジン１の各
気筒に噴射される。蓄圧室３４には連続的に燃料噴射圧
に相当する高い所定圧が蓄圧される必要があるため、供
給配管５、吐出弁１６を経て高圧供給ポンプ７が接続さ
れる。この高圧供給ポンプ７は、燃料タンク８から公知
の低圧供給ポンプ９を経て吸入された燃料を高圧に加圧
し、蓄圧室３４内の燃料を高圧に制御維持する。
おり構成されている。図３において、エンジン１には複
数の気筒に対応して個々にインジェクタ２が配設され、
インジェクタ２から各気筒への燃料の噴射は、噴射制御
用電磁弁３のオンオフにより制御される。インジェクタ
２は各気筒共通のコモンレール３０の蓄圧室３４に接続
されており、噴射制御用電磁弁３が開弁している期間、
蓄圧室３４の燃料がインジェクタ２よりエンジン１の各
気筒に噴射される。蓄圧室３４には連続的に燃料噴射圧
に相当する高い所定圧が蓄圧される必要があるため、供
給配管５、吐出弁１６を経て高圧供給ポンプ７が接続さ
れる。この高圧供給ポンプ７は、燃料タンク８から公知
の低圧供給ポンプ９を経て吸入された燃料を高圧に加圧
し、蓄圧室３４内の燃料を高圧に制御維持する。
【００１４】このシステムを制御する電子制御ユニット
ＥＣＵ４０には、例えばエンジン回転数センサ１２およ
び負荷センサ１３より、回転数と負荷の情報が入力さ
れ、これらの信号より判断されるエンジン運転状態に応
じて決定される最適の噴射時期、噴射量（噴射期間）と
なるようにＥＣＵ４０は各噴射制御用電磁弁３に制御信
号を出力する。これと同時に、ＥＣＵ４０は回転数と負
荷等に応じて噴射圧力が最適値となるように高圧供給ポ
ンプ７に制御信号を出力する。蓄圧室３４にはコモンレ
ール圧を検出する圧力センサ１４が配設されており、圧
力センサ１４の信号が予め回転数や負荷に応じて設定し
た最適値となるように高圧供給ポンプ７の吐出量を制御
する。
ＥＣＵ４０には、例えばエンジン回転数センサ１２およ
び負荷センサ１３より、回転数と負荷の情報が入力さ
れ、これらの信号より判断されるエンジン運転状態に応
じて決定される最適の噴射時期、噴射量（噴射期間）と
なるようにＥＣＵ４０は各噴射制御用電磁弁３に制御信
号を出力する。これと同時に、ＥＣＵ４０は回転数と負
荷等に応じて噴射圧力が最適値となるように高圧供給ポ
ンプ７に制御信号を出力する。蓄圧室３４にはコモンレ
ール圧を検出する圧力センサ１４が配設されており、圧
力センサ１４の信号が予め回転数や負荷に応じて設定し
た最適値となるように高圧供給ポンプ７の吐出量を制御
する。
【００１５】高圧ポンプ７から蓄圧室３４に供給された
高圧の燃料は、通路３５、３６、３７を経由してインジ
ェクタ２に供給され、噴射制御用電磁弁３の開閉に応じ
てノズル部２ａから燃焼室２８内に噴射される。本実施
例によると、コモンレール３０に形成される蓄圧室３４
とインジェクタ２の燃料入口孔との間が、クランプ３１
とホロスクリュウ３２とねじ４１等の簡単な部品中に形
成される燃料供給通路により連通される。このため、高
圧燃料を供給する通路を構成する部品の圧力疲労や振動
疲労が低減されるという効果がある。さらには、コモン
レール３０とインジェクタ２とが近接した位置に形成さ
れるため、エンジン１の周囲の空間スペースを余裕をも
って有効に使用できる。
高圧の燃料は、通路３５、３６、３７を経由してインジ
ェクタ２に供給され、噴射制御用電磁弁３の開閉に応じ
てノズル部２ａから燃焼室２８内に噴射される。本実施
例によると、コモンレール３０に形成される蓄圧室３４
とインジェクタ２の燃料入口孔との間が、クランプ３１
とホロスクリュウ３２とねじ４１等の簡単な部品中に形
成される燃料供給通路により連通される。このため、高
圧燃料を供給する通路を構成する部品の圧力疲労や振動
疲労が低減されるという効果がある。さらには、コモン
レール３０とインジェクタ２とが近接した位置に形成さ
れるため、エンジン１の周囲の空間スペースを余裕をも
って有効に使用できる。
【００１６】次に、本発明の第２実施例を図６に示す。
図６に示す第２実施例は、エンジン１のシリンダヘッド
２９の内部に蓄圧室３９を形成した例である。この第２
実施例では、シリンダヘッド２９のインジェクタ取り付
け穴３９内にインジェクタ２を挿入し、次いでインジェ
クタ２にクランプ３１を嵌合し、クランプ３１の上面に
ホロスクリュウ３２によりクランプ３１をシリンダヘッ
ド２９に締め付け固定する。
図６に示す第２実施例は、エンジン１のシリンダヘッド
２９の内部に蓄圧室３９を形成した例である。この第２
実施例では、シリンダヘッド２９のインジェクタ取り付
け穴３９内にインジェクタ２を挿入し、次いでインジェ
クタ２にクランプ３１を嵌合し、クランプ３１の上面に
ホロスクリュウ３２によりクランプ３１をシリンダヘッ
ド２９に締め付け固定する。
【００１７】上記組み付けを終了すると、ホロスクリュ
ウ３２内の通路３５、３６、クランプ３１内の通路３７
により燃料通路がインジェクタ２の燃料入口部とが連通
される。インジェクタ２とクランプ３１とは、図示しな
い側方からのねじによりインジェクタ２がクランプ３１
にねじ止め固定されると同時に通路３７とインジェクタ
２の燃料入口孔とが気密状態に連通される。
ウ３２内の通路３５、３６、クランプ３１内の通路３７
により燃料通路がインジェクタ２の燃料入口部とが連通
される。インジェクタ２とクランプ３１とは、図示しな
い側方からのねじによりインジェクタ２がクランプ３１
にねじ止め固定されると同時に通路３７とインジェクタ
２の燃料入口孔とが気密状態に連通される。
【００１８】第２実施例では、高圧ポンプから供給され
る高圧燃料を蓄える蓄圧室３９をシリンダヘッド２９の
内部に各気筒の並ぶ方向に直線状に形成されるため、シ
リンダヘッド２９に形成される蓄圧室３９からインジェ
クタ２までの燃料供給通路は、極めて簡単な構成になる
とともに耐圧性、耐振動性が高いという効果がある。
る高圧燃料を蓄える蓄圧室３９をシリンダヘッド２９の
内部に各気筒の並ぶ方向に直線状に形成されるため、シ
リンダヘッド２９に形成される蓄圧室３９からインジェ
クタ２までの燃料供給通路は、極めて簡単な構成になる
とともに耐圧性、耐振動性が高いという効果がある。
【００１９】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の蓄圧式燃
料噴射装置によると、高圧ポンプから供給された高圧の
燃料を蓄える蓄圧室とインジェクタとをパイプなしに連
通する構成としたため、高圧燃料による内圧疲労、振動
による接続部の疲労等が発生し難く、信頼性の高い燃料
噴射システムを提供できるという効果がある。
料噴射装置によると、高圧ポンプから供給された高圧の
燃料を蓄える蓄圧室とインジェクタとをパイプなしに連
通する構成としたため、高圧燃料による内圧疲労、振動
による接続部の疲労等が発生し難く、信頼性の高い燃料
噴射システムを提供できるという効果がある。
【００２０】また本発明の蓄圧式燃料噴射システムによ
ると、極めて簡単な構成で、蓄圧室から各気筒のインジ
ェクタへ所定のタイミングで高圧燃料を供給できるとい
う効果がある。
ると、極めて簡単な構成で、蓄圧室から各気筒のインジ
ェクタへ所定のタイミングで高圧燃料を供給できるとい
う効果がある。
【図１】本発明の第１実施例の主要部を示すもので、図
２に示すＩ部分の拡大断面図である。
２に示すＩ部分の拡大断面図である。
【図２】本発明の第１実施例を適用したエンジンを示す
概略断面図である。
概略断面図である。
【図３】本発明の第１実施例による燃料噴射システムを
示す模式図である。
示す模式図である。
【図４】本発明の第１実施例で使用したクランプを示す
平面図である。
平面図である。
【図５】図４に示すＶ−Ｖ線断面図である。
【図６】本発明の第２実施例の主要部を示す断面図であ
る。
る。
【図７】従来の蓄圧式燃料噴射装置を示す模式図であ
る。
る。
１ エンジン（内燃機関） ２ インジェクタ ２９ シリンダヘッド ３０ コモンレール ３１ クランプ ３２ ホロスクリュウ（ねじ部材） ３４ 蓄圧室 ３５、３６ 通路 ３７ 通路
Claims (1)
- 【請求項１】 内燃機関の各気筒毎に設けられるインジ
ェクタに供給する燃料の圧力を蓄圧する蓄圧室を備えた
蓄圧式燃料噴射装置において、 内燃機関のシリンダヘッドの内部または外部に各気筒の
配列される方向に延びるようにインジェクタ近傍位置に
形成される蓄圧室と、 前記インジェクタの燃料入口孔に連通可能な通路を有す
るとともに該インジェクタを固定するクランプと、 一方の端部が前記通路と連通可能で他方の端部が前記蓄
圧室に連通可能な通路を有するとともに前記クランプを
前記シリンダヘッドに固定するねじ部材とを備えたこと
を特徴とする蓄圧式燃料噴射装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25584593A JP3298262B2 (ja) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | 蓄圧式燃料噴射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25584593A JP3298262B2 (ja) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | 蓄圧式燃料噴射装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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