JPH08261105A - 内燃機関用燃料噴射装置 - Google Patents
内燃機関用燃料噴射装置Info
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- JPH08261105A JPH08261105A JP7062715A JP6271595A JPH08261105A JP H08261105 A JPH08261105 A JP H08261105A JP 7062715 A JP7062715 A JP 7062715A JP 6271595 A JP6271595 A JP 6271595A JP H08261105 A JPH08261105 A JP H08261105A
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- combustion engine
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M55/00—Fuel-injection apparatus characterised by their fuel conduits or their venting means; Arrangements of conduits between fuel tank and pump F02M37/00
- F02M55/02—Conduits between injection pumps and injectors, e.g. conduits between pump and common-rail or conduits between common-rail and injectors
- F02M55/025—Common rails
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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- F02M55/00—Fuel-injection apparatus characterised by their fuel conduits or their venting means; Arrangements of conduits between fuel tank and pump F02M37/00
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B3/00—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
- F02B3/06—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、特にディーゼルエンジンに用いて
好適の、内燃機関用燃料噴射装置に関し、ロッカケース
を廃止するとともに燃料漏れを防止することを目的とす
る。 【構成】 シリンダヘッド１に取り付けられるとともに
カバー１Ａで覆われた状態で配設される燃料噴射ノズル
９と、燃料が供給される蓄圧室２を持った蓄圧室部材３
と、シリンダヘッド１に形成され蓄圧室２と連通する燃
料通路１２と、カバー１Ａで覆われた空間内に配設され
て、燃料通路１２と燃料噴射ノズル９とを連結する燃料
パイプ７Ｃとをそなえて構成する。
好適の、内燃機関用燃料噴射装置に関し、ロッカケース
を廃止するとともに燃料漏れを防止することを目的とす
る。 【構成】 シリンダヘッド１に取り付けられるとともに
カバー１Ａで覆われた状態で配設される燃料噴射ノズル
９と、燃料が供給される蓄圧室２を持った蓄圧室部材３
と、シリンダヘッド１に形成され蓄圧室２と連通する燃
料通路１２と、カバー１Ａで覆われた空間内に配設され
て、燃料通路１２と燃料噴射ノズル９とを連結する燃料
パイプ７Ｃとをそなえて構成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、特にディーゼルエンジ
ンに用いて好適の、内燃機関用燃料噴射装置に関する。
ンに用いて好適の、内燃機関用燃料噴射装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、高圧燃料を直接燃焼室内に噴
射するような内燃機関（特に、ディーゼルエンジン）に
おいては、蓄圧式燃料噴射ノズルを用いた蓄圧式燃料噴
射装置が提案されている。図３，図４を用いてこのよう
な従来の蓄圧式燃料噴射装置を説明すると、内部に蓄圧
室２が形成され、且つ気筒列方向に延設されたコモンレ
ール３がシリンダヘッド１とは別体に設けられている。
また、このコモンレール３は、図４に示すように、吸気
管４の上部に設けられて、ボルト５Ａ等により吸気管４
と一体的に結合されている。
射するような内燃機関（特に、ディーゼルエンジン）に
おいては、蓄圧式燃料噴射ノズルを用いた蓄圧式燃料噴
射装置が提案されている。図３，図４を用いてこのよう
な従来の蓄圧式燃料噴射装置を説明すると、内部に蓄圧
室２が形成され、且つ気筒列方向に延設されたコモンレ
ール３がシリンダヘッド１とは別体に設けられている。
また、このコモンレール３は、図４に示すように、吸気
管４の上部に設けられて、ボルト５Ａ等により吸気管４
と一体的に結合されている。
【０００３】コモンレール３には、図示しない燃料ポン
プにより高圧に加圧された燃料を蓄圧室２に供給する燃
料供給管７Ａ及びセーフティバルブ６が接続されてい
る。ここで、セーフティバルブ６は、逆止弁としての機
能を有しており、蓄圧室２からの高圧燃料が燃料ポンプ
に逆流するのを防止している。また、蓄圧室２にはフロ
ーリミッタ（又はチェックバルブ）８が接続されてお
り、このフローリミッタ８の端部には燃料供給管７Ｂが
接続されている。さらに、燃料供給管７Ｂは、後述する
コネクタジョイント１１を介して燃料供給管７Ｃに接続
されており、燃料供給管７Ｃの下流端には燃料噴射ノズ
ル９が接続されている。なお、フローリミッタ８は、燃
料供給管７Ｂ，７Ｃの破損等により燃料が流出するとこ
れを検知して、蓄圧室２からの燃料供給を中止するもの
である。
プにより高圧に加圧された燃料を蓄圧室２に供給する燃
料供給管７Ａ及びセーフティバルブ６が接続されてい
る。ここで、セーフティバルブ６は、逆止弁としての機
能を有しており、蓄圧室２からの高圧燃料が燃料ポンプ
に逆流するのを防止している。また、蓄圧室２にはフロ
ーリミッタ（又はチェックバルブ）８が接続されてお
り、このフローリミッタ８の端部には燃料供給管７Ｂが
接続されている。さらに、燃料供給管７Ｂは、後述する
コネクタジョイント１１を介して燃料供給管７Ｃに接続
されており、燃料供給管７Ｃの下流端には燃料噴射ノズ
ル９が接続されている。なお、フローリミッタ８は、燃
料供給管７Ｂ，７Ｃの破損等により燃料が流出するとこ
れを検知して、蓄圧室２からの燃料供給を中止するもの
である。
【０００４】このような構成により、燃料ポンプにより
加圧された燃料は、セーフティバルブ６を介してコモン
レール３の蓄圧室２に供給され、この後、フローリミッ
タ８，燃料供給管７Ｂ，７Ｃを介して燃料噴射ノズル９
に供給される。そして、この燃料噴射ノズル９から燃焼
室内に噴射されるのである。ところで、上述したような
蓄圧式燃料噴射装置をＯＨＣ式エンジン（特に、吸気２
弁，排気２弁の４弁式ＯＨＣ式エンジン）に適用する場
合は、スペース的な制約等により、図３，図４に示すよ
うに、燃料噴射ノズル９をロッカカバー１Ａ内に配設す
る必要がある。
加圧された燃料は、セーフティバルブ６を介してコモン
レール３の蓄圧室２に供給され、この後、フローリミッ
タ８，燃料供給管７Ｂ，７Ｃを介して燃料噴射ノズル９
に供給される。そして、この燃料噴射ノズル９から燃焼
室内に噴射されるのである。ところで、上述したような
蓄圧式燃料噴射装置をＯＨＣ式エンジン（特に、吸気２
弁，排気２弁の４弁式ＯＨＣ式エンジン）に適用する場
合は、スペース的な制約等により、図３，図４に示すよ
うに、燃料噴射ノズル９をロッカカバー１Ａ内に配設す
る必要がある。
【０００５】このような場合、ロッカカバー１Ａに、燃
料供給路を通すための通路を設けることが考えられる
が、ロッカカバー１Ａにこのような通路を設けて通路と
燃料供給管７Ｂ，７Ｃとを接続してしまうと、動弁系の
整備や修理等の作業時にロッカカバー１Ａを外す毎に、
燃料供給管７Ｂ，７Ｃをロッカカバー１Ａから取り外す
必要があり、整備作業等が非常に煩雑なものとなってし
まう。
料供給路を通すための通路を設けることが考えられる
が、ロッカカバー１Ａにこのような通路を設けて通路と
燃料供給管７Ｂ，７Ｃとを接続してしまうと、動弁系の
整備や修理等の作業時にロッカカバー１Ａを外す毎に、
燃料供給管７Ｂ，７Ｃをロッカカバー１Ａから取り外す
必要があり、整備作業等が非常に煩雑なものとなってし
まう。
【０００６】そこで、通常は、図４に示すように、シリ
ンダヘッド１とロッカカバー１Ａとの間にロッカケース
１Ｂを設けて、このロッカケース１Ｂに燃料供給通路１
０を形成し、この燃料供給通路１０と燃料供給管７Ｂ及
び燃料供給管７Ｃとをコネクタジョイント１１により接
続しているのである。また、燃料供給管７Ｂ，７Ｃ内の
燃料は上述したように非常に高圧であるため、コネクタ
ジョイント１１部にはシール部材等が介装されている。
なお、図中符号１３Ａはロッカアーム、１３Ｂは吸気弁
（又は排気弁）である。
ンダヘッド１とロッカカバー１Ａとの間にロッカケース
１Ｂを設けて、このロッカケース１Ｂに燃料供給通路１
０を形成し、この燃料供給通路１０と燃料供給管７Ｂ及
び燃料供給管７Ｃとをコネクタジョイント１１により接
続しているのである。また、燃料供給管７Ｂ，７Ｃ内の
燃料は上述したように非常に高圧であるため、コネクタ
ジョイント１１部にはシール部材等が介装されている。
なお、図中符号１３Ａはロッカアーム、１３Ｂは吸気弁
（又は排気弁）である。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の蓄圧式燃料噴射装置では、燃料の供給経路
（７Ａ〜７Ｃ）上の接続部が増えてしまい高圧燃料がシ
ール部材から漏れることが考えられる。一方、シリンダ
ヘッド１上部のロッカケース１Ｂを廃止して、エンジン
を小型，軽量化したいという要望もある。
うな従来の蓄圧式燃料噴射装置では、燃料の供給経路
（７Ａ〜７Ｃ）上の接続部が増えてしまい高圧燃料がシ
ール部材から漏れることが考えられる。一方、シリンダ
ヘッド１上部のロッカケース１Ｂを廃止して、エンジン
を小型，軽量化したいという要望もある。
【０００８】なお、実開平５−１８５７号公報には、コ
モンレールにイグニッションのオン・オフに応じて開閉
する制御弁を設けた燃料供給装置が開示されているが、
このような技術は、エンジンの始動性を向上させるため
のものであって、上述したような課題を解決するもので
はない。本発明は、このような課題に鑑み創案されたも
ので、ロッカケースの燃料供給通路を廃止することでロ
ッカケース自体を廃止するとともに、燃料供給管の接合
部からの燃料漏れをなくすようにした、内燃機関用燃料
噴射装置を提供することを目的とする。
モンレールにイグニッションのオン・オフに応じて開閉
する制御弁を設けた燃料供給装置が開示されているが、
このような技術は、エンジンの始動性を向上させるため
のものであって、上述したような課題を解決するもので
はない。本発明は、このような課題に鑑み創案されたも
ので、ロッカケースの燃料供給通路を廃止することでロ
ッカケース自体を廃止するとともに、燃料供給管の接合
部からの燃料漏れをなくすようにした、内燃機関用燃料
噴射装置を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】このため、請求項１記載
の本発明の内燃機関用燃料噴射装置は、内燃機関におけ
るシリンダヘッドに取り付けられるとともにカバーで覆
われた状態で配設される燃料噴射ノズルと、燃料ポンプ
により燃料が供給される蓄圧室を持った蓄圧室部材と、
該シリンダヘッドに形成され該蓄圧室部材が該シリンダ
ヘッドに取り付けられることにより該蓄圧室と連通する
燃料通路と、該カバーで覆われた空間内に配設されて、
該燃料通路と該燃料噴射ノズルとを連結する燃料パイプ
とをそなえて構成されたことを特徴としている。
の本発明の内燃機関用燃料噴射装置は、内燃機関におけ
るシリンダヘッドに取り付けられるとともにカバーで覆
われた状態で配設される燃料噴射ノズルと、燃料ポンプ
により燃料が供給される蓄圧室を持った蓄圧室部材と、
該シリンダヘッドに形成され該蓄圧室部材が該シリンダ
ヘッドに取り付けられることにより該蓄圧室と連通する
燃料通路と、該カバーで覆われた空間内に配設されて、
該燃料通路と該燃料噴射ノズルとを連結する燃料パイプ
とをそなえて構成されたことを特徴としている。
【００１０】また、請求項２記載の本発明の内燃機関用
燃料噴射装置は、上記請求項１記載の構成に加えて、該
蓄圧室部材がシール部材を介して該シリンダヘッドに取
り付けられていることを特徴としている。また、請求項
３記載の本発明の内燃機関用燃料噴射装置は、上記請求
項１記載の構成に加えて、該蓄圧室部材に、該蓄圧室か
ら該燃料ポンプへ燃料が戻ることを阻止するセーフティ
バルブが設けられるとともに、該燃料通路に、所定量以
上の燃料が流入することを抑制するフローリミッタが設
けられていることを特徴としている。
燃料噴射装置は、上記請求項１記載の構成に加えて、該
蓄圧室部材がシール部材を介して該シリンダヘッドに取
り付けられていることを特徴としている。また、請求項
３記載の本発明の内燃機関用燃料噴射装置は、上記請求
項１記載の構成に加えて、該蓄圧室部材に、該蓄圧室か
ら該燃料ポンプへ燃料が戻ることを阻止するセーフティ
バルブが設けられるとともに、該燃料通路に、所定量以
上の燃料が流入することを抑制するフローリミッタが設
けられていることを特徴としている。
【００１１】
【作用】上述の請求項１記載の本発明の内燃機関用燃料
噴射装置では、燃料ポンプにより蓄圧室部材の蓄圧室に
燃料が供給されると、シリンダヘッドに形成された燃料
通路と、カバーで覆われた空間内に配設された燃料パイ
プとを介して、シリンダヘッドに取り付けられた燃料噴
射ノズルに燃料が供給され、この燃料噴射ノズルから燃
料が噴射される。
噴射装置では、燃料ポンプにより蓄圧室部材の蓄圧室に
燃料が供給されると、シリンダヘッドに形成された燃料
通路と、カバーで覆われた空間内に配設された燃料パイ
プとを介して、シリンダヘッドに取り付けられた燃料噴
射ノズルに燃料が供給され、この燃料噴射ノズルから燃
料が噴射される。
【００１２】また、上述の請求項２記載の本発明の内燃
機関用燃料噴射装置では、蓄圧室部材とシリンダヘッド
との間に介装されたシール部材により、燃料漏れが防止
される。また、上述の請求項３記載の本発明の内燃機関
用燃料噴射装置では、蓄圧室部材に設けられたセーフテ
ィバルブにより、蓄圧室から燃料ポンプへの燃料の逆流
が防止される。また、燃料通路に設けられたフローリミ
ッタにより、燃料通路に所定量以上の燃料が流入するの
を抑制している。
機関用燃料噴射装置では、蓄圧室部材とシリンダヘッド
との間に介装されたシール部材により、燃料漏れが防止
される。また、上述の請求項３記載の本発明の内燃機関
用燃料噴射装置では、蓄圧室部材に設けられたセーフテ
ィバルブにより、蓄圧室から燃料ポンプへの燃料の逆流
が防止される。また、燃料通路に設けられたフローリミ
ッタにより、燃料通路に所定量以上の燃料が流入するの
を抑制している。
【００１３】
【実施例】以下、図面により、本発明の一実施例として
の内燃機関用燃料噴射装置について説明すると、図１は
その要部構造を示す模式的な構成図、図２はその要部構
造を示す模式的な断面図である。図２に示すように、エ
ンジンのシリンダヘッド１の上部には、ロッカカバー１
Ａがそなえられており、シリンダヘッド１に配設された
動弁機構１３や燃料噴射ノズル９等がロッカカバー１Ａ
により覆われるようになっている。
の内燃機関用燃料噴射装置について説明すると、図１は
その要部構造を示す模式的な構成図、図２はその要部構
造を示す模式的な断面図である。図２に示すように、エ
ンジンのシリンダヘッド１の上部には、ロッカカバー１
Ａがそなえられており、シリンダヘッド１に配設された
動弁機構１３や燃料噴射ノズル９等がロッカカバー１Ａ
により覆われるようになっている。
【００１４】また、図１，図２に示すように、シリンダ
ヘッド１の下方には、コモンレール（蓄圧室部材）３が
気筒列方向に延設されている。このコモンレール３は、
シリンダヘッド１とは別体に形成されており、その内部
には所定圧に加圧された燃料を蓄える蓄圧室２が形成さ
れている。なお、この実施例では、コモンレール３を吸
気管４のほぼ真下に取り付けられた場合を示している。
ヘッド１の下方には、コモンレール（蓄圧室部材）３が
気筒列方向に延設されている。このコモンレール３は、
シリンダヘッド１とは別体に形成されており、その内部
には所定圧に加圧された燃料を蓄える蓄圧室２が形成さ
れている。なお、この実施例では、コモンレール３を吸
気管４のほぼ真下に取り付けられた場合を示している。
【００１５】また、コモンレール３には、図示しない燃
料ポンプにより高圧に加圧された燃料を蓄圧室２に供給
するための燃料供給管７Ａ及びセーフティバルブ６が接
続されている。ここで、セーフティバルブ６は、高圧燃
料が蓄圧室２から燃料ポンプに逆流するのを防止するた
めのものである。ところで、このコモンレール３は、シ
ール部材としてのＯリング１４を介して、ボルト５等に
よりシリンダヘッド１に直接結合されている。また、図
２に示すように、シリンダヘッド１には、燃料通路１２
が形成されており、コモンレール３がシリンダヘッド１
に取り付けられることにより蓄圧室２と燃料通路１２と
が連通するようになっている。
料ポンプにより高圧に加圧された燃料を蓄圧室２に供給
するための燃料供給管７Ａ及びセーフティバルブ６が接
続されている。ここで、セーフティバルブ６は、高圧燃
料が蓄圧室２から燃料ポンプに逆流するのを防止するた
めのものである。ところで、このコモンレール３は、シ
ール部材としてのＯリング１４を介して、ボルト５等に
よりシリンダヘッド１に直接結合されている。また、図
２に示すように、シリンダヘッド１には、燃料通路１２
が形成されており、コモンレール３がシリンダヘッド１
に取り付けられることにより蓄圧室２と燃料通路１２と
が連通するようになっている。
【００１６】さらに、燃料通路１２内には、フローリミ
ッタ（又はチェックバルブ）８が設けられており、コモ
ンレール３がシリンダヘッド１に取り付けられること
で、蓄圧室２とフローリミッタ８とが直接接続されるよ
うになっている。そして、このフローリミッタ８により
燃料通路１２内に所定量以上の燃料流入が抑制されるよ
うになっている。さらには、料供給管７Ｃの破損等によ
り燃料が流出するとこれを検知して蓄圧室２からの燃料
供給が中止されるようになっている。
ッタ（又はチェックバルブ）８が設けられており、コモ
ンレール３がシリンダヘッド１に取り付けられること
で、蓄圧室２とフローリミッタ８とが直接接続されるよ
うになっている。そして、このフローリミッタ８により
燃料通路１２内に所定量以上の燃料流入が抑制されるよ
うになっている。さらには、料供給管７Ｃの破損等によ
り燃料が流出するとこれを検知して蓄圧室２からの燃料
供給が中止されるようになっている。
【００１７】また、図１，図２に示すように、上記燃料
通路１２は、燃料供給管（燃料パイプ）７Ｃにより燃料
噴射ノズル９に連結されており、これによりフローリミ
ッタ８からの燃料は、燃料供給管７Ｃを介して燃料噴射
ノズル９から図示しない燃焼室内に噴射されるようにな
っている。なお、図中符号１３Ａはロッカアーム、１３
Ｂは吸気弁（又は排気弁）を示している。
通路１２は、燃料供給管（燃料パイプ）７Ｃにより燃料
噴射ノズル９に連結されており、これによりフローリミ
ッタ８からの燃料は、燃料供給管７Ｃを介して燃料噴射
ノズル９から図示しない燃焼室内に噴射されるようにな
っている。なお、図中符号１３Ａはロッカアーム、１３
Ｂは吸気弁（又は排気弁）を示している。
【００１８】本発明の一実施例としての内燃機関用燃料
噴射装置は、上述のように構成されているので、燃料ポ
ンプにより加圧された燃料は、セーフティバルブ６を介
してコモンレール３の蓄圧室２に供給される。そして、
燃料は蓄圧室２と直接接続されたフローリミッタ８及び
燃料供給管７Ｃを介して燃料噴射ノズル９に供給され、
この燃料噴射ノズル９から燃焼室内に噴射されるのであ
る。
噴射装置は、上述のように構成されているので、燃料ポ
ンプにより加圧された燃料は、セーフティバルブ６を介
してコモンレール３の蓄圧室２に供給される。そして、
燃料は蓄圧室２と直接接続されたフローリミッタ８及び
燃料供給管７Ｃを介して燃料噴射ノズル９に供給され、
この燃料噴射ノズル９から燃焼室内に噴射されるのであ
る。
【００１９】このように、本発明によれば、燃料通路１
２が形成されたシリンダヘッド１に直接コモンレール３
を取り付けて、燃料供給管７Ｃや燃料噴射ノズル９をロ
ッカカバー１Ａで覆うことにより、コネクタジョイント
（図３，図４参照）を不要とすることができる。これに
より、コネクタジョイントを用いずに、フローリミッタ
８と燃料噴射ノズル９とを１本の燃料供給管７Ｃで接続
できるようになるので、コネクタジョイントからの燃料
漏れをなくすことができるという利点がある。
２が形成されたシリンダヘッド１に直接コモンレール３
を取り付けて、燃料供給管７Ｃや燃料噴射ノズル９をロ
ッカカバー１Ａで覆うことにより、コネクタジョイント
（図３，図４参照）を不要とすることができる。これに
より、コネクタジョイントを用いずに、フローリミッタ
８と燃料噴射ノズル９とを１本の燃料供給管７Ｃで接続
できるようになるので、コネクタジョイントからの燃料
漏れをなくすことができるという利点がある。
【００２０】また、シリンダヘッド１に燃料通路１２を
形成して、燃料供給管７Ｃや燃料噴射ノズル９をロッカ
カバー１Ａで覆うことにより、ロッカケース（図４参
照）を廃止することができ、エンジン全体を小型，軽量
化することができる。また、エンジンの整備性も向上す
るとともに、エンジンの美観も向上するという利点があ
る。
形成して、燃料供給管７Ｃや燃料噴射ノズル９をロッカ
カバー１Ａで覆うことにより、ロッカケース（図４参
照）を廃止することができ、エンジン全体を小型，軽量
化することができる。また、エンジンの整備性も向上す
るとともに、エンジンの美観も向上するという利点があ
る。
【００２１】さらに、コモンレール３とシリンダヘッド
１とをシール部材（Ｏリング）１４を介して接続してい
るので、コモンレール３とシリンダヘッド１との間から
の燃料漏れを確実に防止することができる。また、シー
ル部材として、Ｏリング１４を用いることにより、低コ
ストで簡単なシール構造とすることができる。また、コ
モンレール３には、セーフティバルブ６が接続されてい
るので、高圧燃料が蓄圧室２から燃料ポンプに逆流する
のを防止できるという利点がある。
１とをシール部材（Ｏリング）１４を介して接続してい
るので、コモンレール３とシリンダヘッド１との間から
の燃料漏れを確実に防止することができる。また、シー
ル部材として、Ｏリング１４を用いることにより、低コ
ストで簡単なシール構造とすることができる。また、コ
モンレール３には、セーフティバルブ６が接続されてい
るので、高圧燃料が蓄圧室２から燃料ポンプに逆流する
のを防止できるという利点がある。
【００２２】また、燃料通路１２内にフローリミッタ８
を設けることにより、燃料通路１２内への所定量以上の
燃料流入が抑制され、さらに、料供給管７Ｃの破損等に
よる燃料の流出を防止することができるという利点もあ
る。
を設けることにより、燃料通路１２内への所定量以上の
燃料流入が抑制され、さらに、料供給管７Ｃの破損等に
よる燃料の流出を防止することができるという利点もあ
る。
【００２３】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項１記載の本
発明の内燃機関用燃料噴射装置によれば、内燃機関にお
けるシリンダヘッドに取り付けられるとともにカバーで
覆われた状態で配設される燃料噴射ノズルと、燃料ポン
プにより燃料が供給される蓄圧室を持った蓄圧室部材
と、該シリンダヘッドに形成され該蓄圧室部材が該シリ
ンダヘッドに取り付けられることにより該蓄圧室と連通
する燃料通路と、該カバーで覆われた空間内に配設され
て、該燃料通路と該燃料噴射ノズルとを連結する燃料パ
イプとをそなえて構成されるので、従来のコネクタジョ
イントを用いることなく、燃料通路と燃料噴射ノズルと
を１本の燃料パイプで接続できるようになるので、コネ
クタジョイントからの燃料漏れをなくすことができる。
発明の内燃機関用燃料噴射装置によれば、内燃機関にお
けるシリンダヘッドに取り付けられるとともにカバーで
覆われた状態で配設される燃料噴射ノズルと、燃料ポン
プにより燃料が供給される蓄圧室を持った蓄圧室部材
と、該シリンダヘッドに形成され該蓄圧室部材が該シリ
ンダヘッドに取り付けられることにより該蓄圧室と連通
する燃料通路と、該カバーで覆われた空間内に配設され
て、該燃料通路と該燃料噴射ノズルとを連結する燃料パ
イプとをそなえて構成されるので、従来のコネクタジョ
イントを用いることなく、燃料通路と燃料噴射ノズルと
を１本の燃料パイプで接続できるようになるので、コネ
クタジョイントからの燃料漏れをなくすことができる。
【００２４】また、シリンダヘッドに燃料通路を形成し
て、燃料パイプや燃料噴射ノズルをカバー内に収納する
ことで、従来のロッカケースを廃止することができ、内
燃機関全体を小型，軽量化することができる。また、こ
れにより内燃機関の整備性も向上するとともに、内燃機
関の美観も向上するという利点がある。また、請求項２
記載の本発明の内燃機関用燃料噴射装置によれば、上記
請求項１記載の構成に加えて、該蓄圧室部材がシール部
材を介して該シリンダヘッドに取り付けられているとい
う構成により、蓄圧室部材とシリンダヘッドとの間から
の燃料漏れを確実に防止することができる。
て、燃料パイプや燃料噴射ノズルをカバー内に収納する
ことで、従来のロッカケースを廃止することができ、内
燃機関全体を小型，軽量化することができる。また、こ
れにより内燃機関の整備性も向上するとともに、内燃機
関の美観も向上するという利点がある。また、請求項２
記載の本発明の内燃機関用燃料噴射装置によれば、上記
請求項１記載の構成に加えて、該蓄圧室部材がシール部
材を介して該シリンダヘッドに取り付けられているとい
う構成により、蓄圧室部材とシリンダヘッドとの間から
の燃料漏れを確実に防止することができる。
【００２５】また、請求項３記載の本発明の内燃機関用
燃料噴射装置は、上記請求項１記載の構成に加えて、該
蓄圧室部材に、該蓄圧室から該燃料ポンプへ燃料が戻る
ことを阻止するセーフティバルブが設けられるととも
に、該燃料通路に、所定量以上の燃料が流入することを
抑制するフローリミッタが設けられているという構成に
より、高圧燃料の蓄圧室から燃料ポンプへの逆流を防止
することができるとともに、燃料通路内への所定量以上
の燃料流入が抑制されて、燃料パイプの破損等による燃
料の流出を防止することができるという利点がある。
燃料噴射装置は、上記請求項１記載の構成に加えて、該
蓄圧室部材に、該蓄圧室から該燃料ポンプへ燃料が戻る
ことを阻止するセーフティバルブが設けられるととも
に、該燃料通路に、所定量以上の燃料が流入することを
抑制するフローリミッタが設けられているという構成に
より、高圧燃料の蓄圧室から燃料ポンプへの逆流を防止
することができるとともに、燃料通路内への所定量以上
の燃料流入が抑制されて、燃料パイプの破損等による燃
料の流出を防止することができるという利点がある。
【図１】本発明の一実施例としての内燃機関用燃料噴射
装置における要部構造を示す模式的な構成図である。
装置における要部構造を示す模式的な構成図である。
【図２】本発明の一実施例としての内燃機関用燃料噴射
装置における要部構造を示す模式的な断面図である。
装置における要部構造を示す模式的な断面図である。
【図３】従来の内燃機関用燃料噴射装置を示す模式的な
構成図である。
構成図である。
【図４】従来の内燃機関用燃料噴射装置を示す模式的な
断面図である。
断面図である。
１ シリンダヘッド １Ａ ロッカカバー（カバー） １Ｂ ロッカケース ２ 蓄圧室 ３ コモンレール（蓄圧室部材） ４ 吸気管 ５，５Ａ ボルト ６ セーフティバルブ ７Ａ〜７Ｃ 燃料供給管（燃料パイプ） ８ フローリミッタ（チェックバルブ） ９ 燃料噴射ノズル １０ 燃料供給通路 １１ コネクタジョイント １２ 燃料通路 １３ 動弁機構 １３Ａ ロッカアーム １３Ｂ 吸気弁（又は排気弁） １４ シール部材としてのＯリング
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｆ０２Ｍ 37/00 ３２１ Ｆ０２Ｍ 37/00 ３２１Ｂ
Claims (3)
- 【請求項１】 内燃機関におけるシリンダヘッドに取り
付けられるとともにカバーで覆われた状態で配設される
燃料噴射ノズルと、 燃料ポンプにより燃料が供給される蓄圧室を持った蓄圧
室部材と、 該シリンダヘッドに形成され該蓄圧室部材が該シリンダ
ヘッドに取り付けられることにより該蓄圧室と連通する
燃料通路と、 該カバーで覆われた空間内に配設されて、該燃料通路と
該燃料噴射ノズルとを連結する燃料パイプとをそなえて
構成されたことを特徴とする、内燃機関用燃料噴射装
置。 - 【請求項２】 該蓄圧室部材がシール部材を介して該シ
リンダヘッドに取り付けられていることを特徴とする請
求項１記載の内燃機関用燃料噴射装置。 - 【請求項３】 該蓄圧室部材に、該蓄圧室から該燃料ポ
ンプへ燃料が戻ることを阻止するセーフティバルブが設
けられるとともに、 該燃料通路に、所定量以上の燃料が流入することを抑制
するフローリミッタが設けられたことを特徴とする請求
項１記載の内燃機関用燃料噴射装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7062715A JPH08261105A (ja) | 1995-03-22 | 1995-03-22 | 内燃機関用燃料噴射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7062715A JPH08261105A (ja) | 1995-03-22 | 1995-03-22 | 内燃機関用燃料噴射装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08261105A true JPH08261105A (ja) | 1996-10-08 |
Family
ID=13208319
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7062715A Withdrawn JPH08261105A (ja) | 1995-03-22 | 1995-03-22 | 内燃機関用燃料噴射装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08261105A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000073903A (ja) * | 1998-08-28 | 2000-03-07 | Nissan Motor Co Ltd | ディーゼルエンジンの燃料噴射装置 |
| JP2002089407A (ja) * | 2000-07-11 | 2002-03-27 | Hino Motors Ltd | ディーゼルエンジンの燃料供給装置 |
| EP0921303A3 (de) * | 1997-12-05 | 2003-01-02 | Man Nutzfahrzeuge Ag | Common Rail Einspritzsystem für Brennkraftmaschinen |
| JP2006153014A (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-15 | Man B & W Diesel Gmbh | レール蓋で閉じられたコモンレールを備えた燃料供給装置 |
| JP2013544338A (ja) * | 2010-12-02 | 2013-12-12 | ワルトシラ フィンランド オサケユキチュア | 燃料噴射装置、燃料噴射装置を作動する方法、及び内燃機関 |
| WO2014017442A1 (ja) * | 2012-07-24 | 2014-01-30 | 株式会社Ｉｈｉシバウラ | ディーゼルエンジン |
| WO2015087105A1 (en) * | 2013-12-13 | 2015-06-18 | Volvo Truck Corporation | Cover of an internal combustion engine assembly having a common rail, engine assembly and automotive vehicle including such a cover |
-
1995
- 1995-03-22 JP JP7062715A patent/JPH08261105A/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
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| JP2014025359A (ja) * | 2012-07-24 | 2014-02-06 | Ihi Shibaura Machinery Corp | ディーゼルエンジン |
| GB2519701A (en) * | 2012-07-24 | 2015-04-29 | Ihi Shibaura Machinery Corp | Diesel engine |
| WO2015087105A1 (en) * | 2013-12-13 | 2015-06-18 | Volvo Truck Corporation | Cover of an internal combustion engine assembly having a common rail, engine assembly and automotive vehicle including such a cover |
| US10119508B2 (en) | 2013-12-13 | 2018-11-06 | Volvo Truck Corporation | Cover of an internal combustion engine assembly having a common rail, engine assembly and automotive vehicle including such a cover |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020604 |