JP4206781B2 - 排気過給機付エンジンの排気マニホールド部構造 - Google Patents

排気過給機付エンジンの排気マニホールド部構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、排気過給機の取り付けられるエンジンの排気マニホールド部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種のエンジンの排気系の構造としては、例えば特許文献1に開示されるように、V型8気筒ガソリンエンジンの各バンク毎の排気マニホールドをコンパクトに形成しながら、気筒間の排気干渉を回避できるようにしたものがある。また、このエンジンでは、同文献の図5や図8に示されるように、各バンクの複数の排気ポートに対応して、排気マニホールドの分岐管の端部をそれぞれ2つのボルトによりシリンダヘッド側壁に締結するようにしている。
【0003】
また、特許文献2には、直列6気筒直噴ディーゼルエンジンの排気ポートの構成として、第1及び第2気筒、第3及び第4気筒並びに第5及び第6気筒というように、それぞれ隣り合う2つの排気ポート同士を互いに近接させて設けることが開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−324622号公報
【特許文献2】
欧州特許出願公開第0667449号明細書
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、一般に、排気過給機付のエンジンにおいては、排気のエネルギーを効果的に過給機に供給するために、該過給機を排気マニホールドに直接、取り付けることが多いが、こうすると、その過給機や吸気ダクトがエンジンの排気側に配設される補機や配管との間で干渉の問題を生じやすく、それらをエンジン本体に組み付ける作業が困難なものとなりやすい。この結果として、排気マニホールドや過給機の組み付け精度が低下する虞れがあり、そうなると、接合部分のシール性等が低下して、耐久信頼性の問題が生じる。
【0006】
特に、近年では、車両の乗員の居住スペースをできるだけ広くするために、エンジンルームのスペースは削られる傾向にあり、一方では地球環境の保全という観点から、排気の清浄化に対する要求が一段と厳しくなってきていて、エンジンの排気系には触媒コンバータやパティキュレートフィルタ等の追加が予想される。このことから、エンジンの特に排気系をコンパクト化することが強く要求されており、これに伴い、前記の如く排気過給機のためのスペースを確保することや、排気系の組み付け作業性の問題が大きくなると考えられる。
【0007】
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、エンジンの排気マニホールドの形状や分岐管部等の配置のみならず、これに連通されるシリンダヘッドの排気ポートの形状にも工夫を凝らし、排気マニホールドをできるだけコンパクトなものとしながら、そこに排気過給機の配設スペースを確保し、しかも、エンジンへの組み付け作業を容易に行えるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成すべく、この発明では、まず、多気筒エンジンの各気筒毎の排気ポートをできるだけ気筒列方向の中央寄りに近付けることによって、これらのポートに連通する排気マニホールドの全長を短くするとともに、その排気ポートのうちの2つを特に近接させることによって、この近接するポートに接続される排気マニホールドの分岐管部とこれに隣り合う別の分岐管部との間隔を比較的、大きなものとして、スペースを確保するようにした。
【0009】
具体的に、請求項1の発明は、少なくとも3つ以上の気筒が直列に配設された多気筒エンジンの排気マニホールドに排気過給機を取り付けるための構造に係るものである。そして、前記排気マニホールドを、エンジンのシリンダヘッドの排気側側壁に近接して気筒列方向に略直線状に延びる本体部と、この本体部から前記排気側側壁に向かって延びて、この側壁に開口する各気筒毎の排気ポートにそれぞれ接続される複数の分岐管部と、当該本体部に排気過給機を取り付けるための取付座とを備えるものとする。また、前記シリンダヘッドの各排気ポ−トを、それぞれ、平面視で下流側ほど気筒列方向中央部に近づくように湾曲形成するとともに、そのうちの2つのポートの下流端を当該シリンダヘッドの排気側側壁において気筒列方向の中央部付近で互いに近接して開口させる。そうして、前記の互いに近接する2つの排気ポートにそれぞれ接続される前記排気マニホールドの分岐管部を、互いに集合して1つの取付フランジによりシリンダヘッドの排気側側壁に締結する一方、この集合された分岐管部の気筒列方向一端側に隣り合う別の分岐管部は単独で1つの取付フランジによりシリンダヘッドの排気側側壁に締結して、前記排気マニホールドをシリンダヘッドの排気側から見た側方視で、前記排気過給機の取付座を前記集合された分岐管部と前記別の分岐管部との中間に位置づけるものとする。
【0010】
前記の構成により、まず、排気マニホールドをシリンダヘッドの排気側側壁に近接して気筒列方向に延びるように形成したことで、該排気マニホールドのエンジン外方への張り出しを小さくすることができる。また、シリンダヘッドの各気筒毎の排気ポ−トをそれぞれ湾曲させて、排気側側壁における排気ポート開口部の位置ができるだけ気筒列方向中央部に寄るようにしたことで、前記排気マニホールドの全長も短くすることができる。
【0011】
さらに、前記排気ポート開口部のうちの2つを近接させ、これに接続される排気マニホールドの2つの分岐管部を集合して、それらの取付フランジを共通化することで、この共通の取付フランジと隣り合う別の分岐管部の取付フランジとの間隔を比較的、大きなものとすることができる。その上で、排気側からの側方視で前記集合された分岐管部と別の分岐管部との中間に位置するように排気過給機の取付座を設ければ、この取付座を側方視で前記排気マニホールドの取付フランジとあまり重ならないようにすることができ、こうすれば、前記排気マニホールドのシリンダヘッドへの組み付け作業を容易なものとすることができる。
【0012】
つまり、請求項1の発明によれば、コンパクトな排気マニホールド上に排気過給機の配置スペースを確保しながら、その排気マニホールドのエンジンへの組み付け作業を容易なものとすることができる。
【0013】
請求項2の発明では、エンジンが、その前後方向に第1、第2、第3及び第4の4つの気筒が順番に並設された直列4気筒エンジンである場合に、このエンジンの第2気筒及び第3気筒にそれぞれ連通する第2及び第3排気ポートをシリンダヘッドの排気側側壁において互いに近接して開口させる一方、前記第1気筒及び第4気筒にそれぞれ連通する第1及び第4排気ポートは、それぞれ前記側壁において第2及び第3排気ポートから離間して開口させる。また、前記第2及び第3排気ポートにそれぞれ接続される排気マニホールドの第2及び第3分岐管部を互いに集合させて、1つの中央取付フランジにより前記排気側側壁に締結する一方、前記第1及び第4気排気ポートにそれぞれ接続される第1及び第4分岐管部は各々個別の前側及び後側取付フランジにより前記排気側側壁に締結する。
【0014】
そして、前記シリンダヘッドを排気側から見た側方視で、その排気側側壁に前記中央取付フランジを締結する締結部材を、排気マニホールド本体部よりも上方又は下方のいずれか一方に2本配置し、且つ他方に1本配置するとともに、前記後側取付フランジを締結する締結部材も前記一方に2本配置し、且つ前記他方に1本配置するものとする。
【0015】
この構成では、直列4気筒エンジンの長手方向(前後方向)中央部寄りに位置する第2及び第3気筒の排気ポートが互いに近接して開口される一方、エンジン後端側の第4気筒の排気ポートは前記第3気筒の排気ポート開口部から離間して開口される。つまり、第3排気ポート及び第4排気ポートの開口部間は比較的、大きな間隔となる。
【0016】
また、第2及び第3排気ポートに対応する排気マニホールドの第2及び第3分岐管部が集合されて、共通の中央取付フランジによりシリンダヘッドに締結されるとともに、そのための締結部材が排気マニホールド本体部の上方又は下方のいずれか一方に2本配置され、且つ他方には1本配置されている。同様に、前記第4気排気ポートに対応する第4分岐管部の後側取付フランジを締結するための締結部材が、前記上方又は下方の一方に2本配置され、且つ他方には1本配置されている。
【0017】
すなわち、エンジンの前後方向に比較的大きな間隔を空けて配置した2つの取付フランジを、それぞれ3つの締結部材によってシリンダヘッドに確実に締結することができるとともに、その3つの締結部材のうちの2つを排気マニホールド本体部よりも上方又は下方のいずれか一方に配置し、他方には1本だけ配設することで、その他方の側では2つの取付フランジの締結部材同士の間隔を十分に大きくすることができる。従って、排気側側方視で前記2つの取付フランジの中間に配置する排気過給機の取付座を、側方視で前記締結部材とは重ならないように位置付けることが可能になり、これにより締結作業を容易化できる。
【0018】
請求項3の発明では、エンジンの排気側における前側の部位にはクランクシャフト駆動の補機が配設されていて、排気過給機は、前記補機のエンジン後方に配置するものとする。すなわち、一般にエンジンの側方前部にはベルトやチェーンを介してクランクシャフトにより駆動される補機が配置されるから、排気過給機をエンジンの排気側において前後方向の中央部よりも後側に配置することによって、補機との干渉を防止することができる。
【0019】
請求項4の発明では、エンジンが車両前部のエンジンルームに縦置きに搭載されるものであって、そのシリンダブロックの排気側側壁の下側における前後方向の略中央部にエンジンマウントの取付座が設けられている場合に、排気過給機は前記エンジンマウントの取付座に対してエンジン後方の斜め上方に位置づけるものとする。
【0020】
こうすれば、排気過給機は上下方向、前後方向の何れにおいてもエンジンマウントと干渉することがなく、単にエンジンマウントの上方又は後方に位置付ける場合と比べても両者の干渉の問題が起こり難くなるので、結果として排気過給機の配置の自由度が向上する。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基いて説明する。
【0022】
図1は、本発明の実施形態に係る筒内直噴式ディーゼルエンジン1を上方から見て示す平面図である。このエンジン1は、その本体部の長手方向であるエンジン前後方向(図の左右方向)に第1、第2、第3及び第4の4つの気筒2,2,…が前側(図の左側)から後側(図の右側)に向かって順番に並設された直列4気筒エンジンである。また、このエンジン1は、図示しない車両のエンジンルームに車体前後方向に延びるように縦置きに搭載されるものであり、その右側(図の上側)にはエンジン1の吸気系が、また、左側(図の下側)には排気系がそれぞれ設けられている。
【0023】
すなわち、前記エンジン1の吸気側には、各気筒2内の燃焼室に吸気を供給するための吸気マニホールド3と、当該各気筒2毎のインジェクタ4,4,…に高圧の燃料を分配して供給するためのコモンレール5とが配設されている。前記吸気マニホールド3は、エンジン前後方向に延びるように配置されて、図示しない独立吸気通路部を介して各気筒2に連通されるサージタンク部3aと、その前端部から前方に向かってやや斜め外方に延びる円筒状の上流側吸気通路部3bとからなり、この吸気通路部3bの先端側には電動アクチュエータによって作動される吸気絞り弁6が配設されている。また、前記サージタンク部3aの後端部には、EGRパイプ7によって還流される排気(EGRガス)の流量を調節するための電磁式のEGR弁8が配設されている。
【0024】
前記インジェクタ4,4,…は、詳細は図示しないが、それぞれ電磁作動式のものであり、各気筒2毎にその中心線に沿うように配置されてシリンダヘッド10(図2参照)に対し直立に支持されており、その先端の噴射ノズルが気筒2内の燃焼室を臨む一方、電磁ソレノイドの収容されている基端側の部分はシリンダヘッドカバー11を貫通して、その上方に突出している。また、前記コモンレール5は、前記吸気マニホールド3のサージタンク部3aの上方にエンジン前後方向に延びるように配置されていて、上流側の燃料供給管12により図外の高圧供給ポンプから燃料の供給を受ける一方、各気筒2毎の独立燃料管13,13,…によって、前記の如くシリンダヘッドカバー11の上方に突出するインジェクタ4,4,…の基端部に接続されている。
【0025】
尚、図示の符号14は、前記各インジェクタ4やコモンレール5からの余剰の燃料を図外の燃料タンクに戻すための燃料戻し管である。また、符号15は、コモンレール5内の燃圧を検出する燃圧センサであり、さらに、符号16は、吸気の圧力を検出する過給圧センサである。
【0026】
一方、前記エンジン1の排気側には、図2にも示すように、気筒2内の燃焼室から既燃ガスを排出するための排気マニホールド20と、この排気マニホールド20からの排気流を受けて駆動されるタービン31を備えた排気過給機30とが配設されている。すなわち、図2にはエンジン1の補機や配管、カバー部材等を取り除いた状態で示すが、エンジン1の本体部はシリンダブロック17とその上部に組み付けられたシリンダヘッド10とからなり、該シリンダブロック17の下面にはオイルパン18が組み付けられている。そして、前記シリンダヘッド10の排気側側壁10aに近接してエンジン前後方向に延びるように、前記排気マニホールド20が配置されている。
【0027】
その排気マニホールド20の後端側のエンジン外方には前記排気過給機30が取り付けられており、また、該排気マニホールド20の上方には、EGRガスを冷却するためのEGRクーラ19が配置されている。このEGRクーラ19は、図示しないJ字状の連通管によって排気マニホールド20の後端部と繋がれており、また、上述の如くEGR弁8に至るEGRパイプ7の端部が接続されている。つまり、前記J字状連通管とEGRパイプ7とによって排気の一部を吸気系に還流させるEGR通路が構成され、このEGR通路の途中にEGRクーラ19が介在されている。
【0028】
前記排気過給機30は、前記排気マニホールド20に取り付けられたタービン31と同軸にコンプレッサ32が設けられていて、排気流により駆動されるタービンホイールと一体にコンプレッサ32のインペラが回転し、これにより圧縮した空気を図2にのみ仮想線で示す吸気ダクト33により前記吸気マニホールド3に圧送するものである。尚、図示の符号34は過給圧の上昇を制限するためのリリーフ弁であり、符号35は排気管の端部が取り付られるフランジである。また、図1にのみ示す符号36は遮熱カバーである。
【0029】
前記図1にのみ示すが、エンジン1の排気側における前側の部位には、前記排気過給機30と大体、同じ高さ位置になるようにオルタネータ37(補機)が配設されていて、図示しないVリブドベルト等によりエンジン1のクランクシャフトにより駆動されるようになっている。換言すれば、前記排気過給機30は、クランクシャフト駆動のオルタネータ37と干渉しないように、エンジン1の排気側において前後方向の中央部よりも後側に配置されている。
【0030】
また、図2にのみ示すが、シリンダブロック17の排気側側壁17aの下側における前後方向の略中央部には、図示しないエンジンマウントを5本のボルトによって締結するためのボス部38a,38a,…を有する取付座38が設けられており、このエンジンマウント取付座38のエンジン後方の斜め上方に前記排気過給機30が位置している。このことで、排気過給機30をエンジンマウントの単に上方又は後方に位置付ける場合と比べても、両者の干渉が起こり難くなるので、排気過給機30の配置の自由度が向上する。
【0031】
尚、図示の符号39,39,…は、それぞれエンジン冷却水の流通するホースである。また、図2にのみ示す符号40は、排気過給機30の下側の部位をシリンダブロック17に対して固定するためのブラケットであり、符号41はオイルフィルタである。
【0032】
次に、本願発明の特徴部分である前記排気マニホールド20及び排気過給機30の配置構成について、前記図2の他に図3〜6を参照して詳細に説明する。まず、この実施形態のエンジン1では、図3にシリンダヘッド10の水平断面を示すように、第1〜第4の各気筒2,2,…毎の排気ポート42,42,…は、それぞれ、上流端が2つに分岐して個別に気筒2内燃焼室に開口する一方で、下流端部がシリンダヘッド10の排気側側壁10aに個別に開口しており、排気ポート42全体としては、上流側から下流側に向かって徐々にシリンダヘッド10の前後方向の中央部に近づくように湾曲して形成されている。
【0033】
また、前記4つの排気ポート42〜42のうち、第2気筒2及び第3気筒2にそれぞれ連通する第2及び第3排気ポート42,42(図の左右方向で中央寄りの2つの排気ポート)は、図4にも示すように、シリンダヘッド10の排気側側壁10aの中央部付近において互いに近接して開口されている。一方、第1気筒2及び第4気筒2にそれぞれ連通する第1及び第4排気ポート42,42(図3の左端と右端にそれぞれ位置する排気ポート)は、それぞれ前記排気側側壁10aにおいて第2及び第3排気ポート42,42から離間して開口されている。
【0034】
つまり、シリンダヘッド10の排気側側壁10aにエンジン前後方向に並んで開口する第1〜第4排気ポート42〜42の開口部を、全体として中央に寄せながら、特に第2及び第3排気ポート42,42を近付けることによって、第1及び第2排気ポート42,42の間隔や第3及び第4排気ポート42,42の間隔は比較的大きなものとなっている。
【0035】
そして、そのように配置された4つの排気ポート42〜42に接続される排気マニホールド20は、前記図3や図5にも示すように、シリンダヘッド10の排気側側壁10aに近接してエンジン前後方向に直線的に延びる筒状の本体部21と、この本体部21の前後両端部と前後方向の中央部付近とからそれぞれエンジン内方、即ち前記排気側側壁10aに向かって延出する分岐管部22,22,…とを備えている。
【0036】
前記4つの分岐管部22,22,…のうち、エンジン前側から2番目及び3番目のもの、即ち前記シリンダヘッド10の中央部付近で互いに近接する第2及び第3排気ポート42,42にそれぞれ接続されるもの(第2及び第3分岐管部22,22)は互いに集合されて一体に形成されており、その先端部に形成された中央取付フランジ23によってシリンダヘッド10の排気側側壁10aに締結されている。また、前記第1及び第4気排気ポート42,42にそれぞれ接続される第1及び第4分岐管部22,22は、各々別個の前側及び後側取付フランジ24,25によって前記排気側側壁10aに締結されている。
【0037】
詳しくは、図6にも示すように、排気マニホールド20の前側取付フランジ24は概略三角形の板状のものであり、この取付フランジ24の頂部に対応付けてそれぞれ設けられたボルト孔24a,24a,…(図5参照)にシリンダヘッド10の排気側側壁10aから突出するスタッドボルト43(締結部材)が挿通された状態で、このスタッドボルト43に螺合するナット44(締結部材)によって前記取付フランジ24が前記排気側側壁10aに締結されている。そして、前記ボルト及びナット43,44は、排気マニホールド20の本体部21よりも上方に1組、配置され、且つ下方に2組、配設されている。
【0038】
また、前記排気マニホールド20の中央取付フランジ23及び後側取付フランジ25は、それぞれ概略五角形又は概略三角形の板状とされ、各々3つのボルト孔23a,23a,…,25a,25a,…を有していて、前記前側取付フランジ24と同様に3組のボルト及びナット43,43,…44,44,…によりシリンダヘッド10の排気側側壁10aに締結されている。すなわち、図6に示す排気側側方視で、前記中央取付フランジ23の上部の両端部には、それぞれ、排気マニホールド20の本体部21よりも上方に位置するようにして、2組のボルト及びナット43,44が配置され、一方、該中央取付フランジ23の下部の略中央部には、前記マニホールド本体部21よりも下方に位置するようにして、1組のボルト及びナット43,44が配置されている。
【0039】
同様に、前記後側取付フランジ25の上部の両端部には、それぞれ、排気マニホールド20の本体部21よりも上方に位置するようにして、2組のボルト及びナット43,44が配置され、一方、該後側取付フランジ25の下部のエンジン後側の端部には、前記マニホールド本体部21よりも下方に位置するようにして、1組のボルト及びナット43,44が配置されている。
【0040】
すなわち、前記したようにシリンダヘッド10の排気側側壁10aに開口する第3排気ポート42と第4排気ポート42との間隔を比較的大きなものとしておいて、その上で、第3排気ポート42の中央取付フランジ23の下部を締結するボルト及びナット43,44と、第4排気ポート42の後側取付フランジ25の下部を締結するボルト及びナット43,44とを、それぞれ1組だけとすることで、そのボルト及びナット43,44の組同士の間隔をエンジン前後方向に十分に大きくすることができる。
【0041】
さらにまた、前記排気マニホールド本体部21の後端部には、エンジン後方に向かって延出する延出管部26が設けられ、この延出管部26は先端側ほど上方に向かうように湾曲していて、その先端部にはEGR通路のJ字状連通管の端部が取り付けられるフランジ27が設けられている。さらに、前記排気マニホールド本体部21の後端側のエンジン外方には、排気過給機30を取り付けるための略矩形板状の取付座28が設けられている。
【0042】
ここで、前記図5や図6に示すように、エンジン1のシリンダヘッド10を排気側から見た側方視で、前記排気マニホールド20における排気過給機30の取付座28は、互いに集合された第2及び第3分岐管部22,22と、その第3分岐管部22のエンジン後側に隣り合う第4分岐管部22との中間に位置するとともに、中央取付フランジ23及び後側取付フランジ25をそれぞれシリンダヘッド10に締結するボルト及びナット43,44の組同士の間に位置するように、排気マニホールド20の本体部21の軸線から下方にオフセットして配置されている。
【0043】
つまり、前記取付座28は、排気マニホールド20をシリンダヘッド10に締結する6組のボルト及びナット43,43,…44,44,…のいずれとも重ならないように配置されており、このことで、排気マニホールド20のシリンダヘッド10への締結を容易且つ確実に行うことができる。
【0044】
尚、前記図3において、符号46は、シリンダヘッド10の各気筒2毎に2つずつ設けられた吸気ポートを示し、また、符号47は、各気筒2の中心線に沿うように形成されたインジェクタホールである。さらに、符号Wは、4つの気筒4〜4を囲むようにシリンダヘッド10に形成されたウォータジャケットである。
【0045】
また、図4及び図6に示す符号48は、シリンダヘッド10の油路の一部となるドリルホールを示し、このドリルホール48の開口端は、図示しないボール部材が圧入されることによって閉止されるとともに、図示の如く排気マニホールド20の中央取付フランジ23によって覆われている。このことで、ボール部材の万一の脱落が防止されるようになっており、換言すれば、排気マニホールド20の中央取付フランジ23には、前記ドリルホール48からのボール部材の脱落を防止するための拡張部が設けられている。
【0046】
したがって、この実施形態に係る排気過給機付エンジンの排気マニホールド構造によると、まず、排気マニホールド20の本体部21をシリンダヘッド10の排気側側壁10aに近接してエンジン前後方向に延びるように配置したことで、該排気マニホールド20のエンジン外方への張り出しを小さくすることができる。また、前記シリンダヘッド10の第1〜第4排気ポ−ト42〜42を平面視で各々湾曲するように形成して、排気側側壁10aにおける排気ポート42開口部の位置をできるだけ中央部寄りとすることで、排気マニホールド20の長さを短くすることができる。つまり、排気マニホールド20を非常にコンパクトなものとすることができる。
【0047】
また、そのようにコンパクト化した排気マニホールド20において、中央部寄りに位置付けた第2及び第3分岐管部22,22を集合させて取付フランジ23を共通化することで、エンジン後側の第4分岐管部22の取付フランジ25との間隔を大きなものとし、その上で、各取付フランジ23,25をそれぞれ締結する6組のボルト及びナット43,44の配置に工夫を凝らして、側方視で何れのボルト及びナット43,44とも重ならないように排気過給機30の取付座28を設けているので、コンパクトな排気マニホールド20上に排気過給機30の取付座28を確保しながら、その排気マニホールド20の組み付けを容易なものとすることができる。
【0048】
尚、この実施形態では、本発明を、エンジン1を車両のエンジンルームに縦置きに搭載する場合に適用しているが、これに限らず、エンジンルームに横置きに搭載するエンジンに対しても適用することができる。
【0049】
また、この実施形態のエンジン1は直列4気筒エンジンであるが、本発明は例えば直列3気筒エンジンや5気筒以上の直列型エンジンにも適用できるし、或いは、片バンクに3つ以上の気筒が直列に並ぶV型エンジンやW型エンジンにも適用可能である。
【0050】
さらに、この実施形態では、排気マニホールド20をシリンダヘッド10に締結する締結部材として、シリンダヘッド10に埋め込んだスタッドボルト43とナット44とを用いているが、これに限らず、締結部材は、シリンダヘッド10に埋め込んだナットに螺合させるボルトであってもよい。
【0051】
【発明の効果】
以上、説明したように、本願の請求項1の発明に係る排気過給機付エンジンの排気マニホールド部構造によると、まず、多気筒エンジンの複数の排気ポートをシリンダヘッドの排気側側壁においてできるだけ気筒列方向中央寄りに近付けて開口させるとともに、排気マニホールドを前記シリンダヘッドの側壁に近接して気筒列方向に延びるように設けることによって、該排気マニホールドをコンパクトなものとすることができる。
【0052】
また、前記複数の排気ポート開口部のうちの2つを近接させ、これに接続される排気マニホールドの2つの分岐管部を集合して、それらの取付フランジを共通化することで、この共通の取付フランジと隣り合う別の分岐管部の取付フランジとの間隔を比較的、大きなものとすることができ、このことで、排気側からの側方視で前記2つの取付フランジの中間に位置するように排気過給機の取付座を設ければ、この取付座が排気マニホールドの組み付け作業の邪魔になることはなくなり、よって作業性を向上できる。
【0053】
つまり、請求項1の発明によれば、コンパクトな排気マニホールド上に排気過給機の配置スペースを確保しながら、その排気マニホールドのエンジンへの組み付け作業を容易なものとすることができる。
【0054】
請求項2の発明によると、エンジンが直列4気筒エンジンである場合に、第2及び第3気筒に対応する排気マニホールドの2つの分岐管部を集合させて、その取付フランジを共通化させ、この取付フランジと第4気筒に対応する分岐管部の取付フランジとの間隔を比較的大きなものとするとともに、該各取付フランジをそれぞれ3つの締結部材によりシリンダヘッドに確実に締結し、且つ、各取付フランジの締結部材同士の間隔が排気マニホールド本体部の上方又は下方のいずれか一方で大きくなるようにしたので、前記6つの締結部材は何れも側方視で排気過給機の取付座と重ならないように配置することができ、これにより、締結作業を容易なものとして、前記請求項1の発明の効果をさらに高めることができる。
【0055】
請求項3の発明によると、排気過給機をエンジンの排気側において前後方向の中央部よりも後側に配置することで、前側の部位に配置される補機との干渉を防止することができる。
【0056】
請求項4の発明によると、排気過給機を縦置きエンジンのエンジンマウントの取付座に対してエンジン後方の斜め上方に位置づけることで、そのエンジンマウントと排気過給機との干渉を未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る筒内直噴式ディーゼルエンジンを上方から見て示す平面図である。
【図2】エンジン本体をその補機や配管、カバー部材等を取り除いた状態で排気側から見た側面図である。
【図3】シリンダヘッドに湾曲形成された排気ポートと、それに接続される排気マニホールドとを模式的に示す断面図である。
【図4】シリンダヘッドの排気側側壁を示す拡大図である。
【図5】排気マニホールドの構造を示す部品図である。
【図6】シリンダヘッドに排気マニホールドを取り付けて、排気側からの側方視で示す図である。
【符号の説明】
1 エンジン
2 シリンダ(気筒)
10 シリンダヘッド
10a 排気側側壁
17 シリンダブロック
20 排気マニホールド
21 本体部
22 分岐通路部
23 中央取付フランジ
24 前側取付フランジ
25 後側取付フランジ
28 排気過給機取付座
30 排気過給機
37 オルタネータ(補機)
38 エンジンマウント取付座
42 排気ポート
43 スタッドボルト(締結部材)
44 ナット(締結部材)

Claims (4)

  1. 少なくとも3つ以上の気筒が直列に配設された多気筒エンジンの排気マニホールドに排気過給機を取り付けるための構造であって、
    前記排気マニホールドは、エンジンのシリンダヘッドの排気側側壁に近接して気筒列方向に略直線状に延びる本体部と、この本体部から前記排気側側壁に向かって延びて、この側壁に開口する各気筒毎の排気ポートにそれぞれ接続される複数の分岐管部と、当該本体部に排気過給機を取り付けるための取付座とを備え、
    前記シリンダヘッドの各排気ポ−トは、それぞれ、平面視で下流側ほど気筒列方向中央部に近づくように湾曲して形成され、そのうちの2つのポートの下流端が当該シリンダヘッドの前記排気側側壁において気筒列方向の中央部付近で互いに近接して開口されており、
    前記互いに近接する2つの排気ポートにそれぞれ接続される前記排気マニホールドの分岐管部は、互いに集合されて1つの取付フランジによりシリンダヘッドの排気側側壁に締結され、一方、この集合された分岐管部の気筒列方向一端側に隣り合う別の分岐管部は、単独で1つの取付フランジによりシリンダヘッドの排気側側壁に締結され、
    前記排気マニホールドをシリンダヘッドの排気側から見た側方視で、前記排気過給機の取付座が前記集合された分岐管部と前記別の分岐管部との中間に位置することを特徴とする排気過給機付エンジンの排気マニホールド部構造。
  2. 請求項1において、
    エンジンは、その前後方向に第1、第2、第3及び第4の4つの気筒が順番に並設された直列4気筒エンジンであり、
    前記エンジンの第2気筒及び第3気筒にそれぞれ連通する第2及び第3排気ポートがシリンダヘッドの排気側側壁において互いに近接して開口される一方、前記第1気筒及び第4気筒にそれぞれ連通する第1及び第4排気ポートは、それぞれ前記側壁において第2及び第3排気ポートから離間して開口され、
    前記第2及び第3排気ポートにそれぞれ接続される排気マニホールドの第2及び第3分岐管部が互いに集合されて、1つの中央取付フランジにより前記排気側側壁に締結される一方、前記第1及び第4気排気ポートにそれぞれ接続される第1及び第4分岐管部は各々別個の前側及び後側取付フランジにより前記排気側側壁に締結され、
    前記シリンダヘッドを排気側から見た側方視で、その排気側側壁に前記中央取付フランジを締結する締結部材が排気マニホールド本体部よりも上方又は下方のいずれか一方に2本配置され、且つ他方に1本配置されるとともに、前記後側取付フランジを締結する締結部材も前記一方に2本配置され、且つ前記他方に1本配置されていることを特徴とする排気過給機付エンジンの排気マニホールド部構造。
  3. 請求項2において、
    エンジンの排気側における前側の部位にはクランクシャフト駆動の補機が配設され、その補機のエンジン後方に排気過給機が配置されていることを特徴とする排気過給機付エンジンの排気マニホールド部構造。
  4. 請求項2又は3のいずれかにおいて、
    エンジンは、車両前部のエンジンルームに縦置きに搭載されるものであり、そのシリンダブロックの排気側側壁の下側における前後方向の略中央部にはエンジンマウントの取付座が設けられ、
    排気過給機は、前記エンジンマウントの取付座に対してエンジン後方の斜め上方に位置することを特徴とする排気過給機付エンジンの排気マニホールド部構造。
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