JP2002235634A - インジェクタ一体型モジュール - Google Patents

インジェクタ一体型モジュール

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JP2002235634A
JP2002235634A JP2001030802A JP2001030802A JP2002235634A JP 2002235634 A JP2002235634 A JP 2002235634A JP 2001030802 A JP2001030802 A JP 2001030802A JP 2001030802 A JP2001030802 A JP 2001030802A JP 2002235634 A JP2002235634 A JP 2002235634A
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fuel
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engine
upper case
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JP2001030802A
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English (en)
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Takao Nozaki
隆男 野崎
Fumiyoshi Tanigawa
文祥 谷川
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジン本体側への組付を容易に行えるイン
ジェクタ一体型モジュールを提供することにある。 【解決手段】 デリバリパイプ30の各燃料供給接続部
32側にアッパーケース41が一体形成されると共に、
そのアッパーケース41にロアケース45が取付固定可
能に形成され、それらアッパーケース41とロアケース
45との組合せによりケース体40が構成される。ケー
ス体40内に配線導体が配設され、各インジェクタ体1
0が、ケース体40内を通って各燃料供給接続部32に
挿入接続されることによりエンジン本体Eに設置可能な
姿勢に保持されると共に、そのケース体40内で配線導
体が各インジェクタ体10に電気的に接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車等の内燃
機関に用いられるインジェクタ一体型モジュールに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車等のエンジンシステムの電
子制御化が進み、エンジンの燃料系統においても、各燃
焼室のインテークマニーホールドにそれぞれインジェク
タ体を設けると共に、各インジェクタ体をエンジン制御
ユニットにより制御して、各燃焼室への燃料噴射量等を
制御する技術が採用されている。
【0003】この場合、従来では、エンジン制御ユニッ
トと各インジェクタ体間の配線部材として電線束よりな
るハーネスを用い、エンジン制御ユニットより引出され
た各ハーネス端部を、エンジン側に設置された各インジ
ェクタ体に一つ一つコネクタ接続する構成が採用されて
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
は、自動車のボディにエンジン本体が組付けられた状態
で、エンジン制御ユニットより引出された各ハーネス端
部を、当該エンジン本体側に装着された各インジェクタ
に一つ一つコネクタ接続する必要があり、その組立が非
常に面倒であるという問題がある。
【0005】また、各ハーネス端部と各インジェクタと
の接続に必要となるコネクタの分だけ、重量増加を招い
ているという問題もある。
【0006】そこで、この発明の課題は、エンジン本体
側への組付を容易に行えると共に、コネクタの使用によ
る重量増加を防止できるインジェクタ一体型モジュール
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
請求項1記載のインジェクタ一体型モジュールは、エン
ジンの各燃焼室に対応して複数のインジェクタ体が設け
られ、エンジン制御ユニットにより前記各インジェクタ
体の燃料噴射制御が行われるインジェクタ一体型モジュ
ールであって、一端側に燃料取入口が形成されると共に
他端側に燃料噴射孔が形成された略柱状に形成され、前
記エンジン制御ユニットからの燃料噴射制御信号に基づ
いて開閉駆動されて前記燃料噴射孔からの燃料の噴射タ
イミングを調整する燃料開閉機構部を内蔵した複数のイ
ンジェクタ体と、略筒状の燃料通路部と、その燃料通路
部に前記各インジェクタ体がエンジン本体側に設置され
る間隔に対応する間隔をあけて形成され、それぞれ前記
インジェクタ体の前記燃料取入口側端部を挿入接続可能
な複数の燃料供給接続部とを有するデリバリパイプと、
を備え、前記デリバリパイプの前記各燃料供給接続部側
にアッパーケースが一体形成されると共に、そのアッパ
ーケースにロアケースが取付固定可能に構成され、これ
らアッパーケースとロアケースとの間に、前記エンジン
制御ユニットと前記各インジェクタ体間の電気的な接続
を行うための配線導体が配設され、前記各インジェクタ
体が、前記アッパーケースと前記ロアケースとの組合せ
により構成されるケース体内を通って前記各燃料供給接
続部に挿入接続されることにより前記エンジン本体に設
置可能な姿勢に保持されると共に、前記ケース体内で前
記配線導体が前記各インジェクタ体に電気的に接続され
たものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態に係
るインジェクタ一体型モジュールについて説明する。
【0009】このインジェクタ一体型モジュールは、図
1に示すように、エンジン制御ユニット(EFI−EC
Uと呼ばれるもの等)1により各インジェクタ体10の
燃料噴射制御を行うエンジン制御システムにおいて、各
インジェクタ体10に、各インジェクタ体10及びエン
ジン制御ユニット1間の電気的配線構造を部分的に一体
化したものである。
【0010】ちなみに、上記エンジン制御ユニット1
は、入出力部1aからアース線2a,信号線2bを介し
て各インジェクタ体10に接続されると共に、入出力部
1b〜1dを介してエンジン本体側に設けられる各種セ
ンサ類,バッテリ等の電源系や車室内のジャンクション
ブロック等の諸部品に接続されており、上記各種センサ
類等からの各種検出信号に基づいて、インジェクタ体1
0による燃料噴射タイミング等を制御する。なお、本実
施の形態では、4気筒タイプのエンジンを想定している
ので、4つのインジェクタ体10を備えた構成となって
いるが、この数はエンジンの気筒数に応じて適宜変更さ
れる。
【0011】このインジェクタ一体型モジュールは、図
2〜図5に示すように、概略的に、エンジンの各燃料室
に対応して設けられた複数(本実施の形態では4つ)の
インジェクタ体10と、前記各インジェクタ体10に対
して燃料の供給を行うためのデリバリパイプ30とを備
え、前記デリバリパイプ30側に一体形成されたアッパ
ーケース41とそのアッパーケース41に取付固定可能
に形成されたロアケース45との間に、エンジン制御ユ
ニット1と各インジェクタ体10間の電気的な接続を行
うための配線導体50a,50bが配設されてなる。
【0012】前記各インジェクタ体10は、図4〜図6
に示すように、一端側に燃料取入口11aが形成される
と共に他端側に燃料噴射孔11bが形成された略柱状に
形成され、エンジン制御ユニット1からの燃料噴射制御
信号に基づいて開閉駆動されて燃料噴射孔11bからの
燃料の噴射タイミングを調整する燃料開閉機構部15を
内蔵している。
【0013】具体的には、各インジェクタ体10は、耐
熱絶縁樹脂等により形成された略柱状のインジェクタケ
ース部11内に、燃料開閉機構部15が内蔵されてな
る。
【0014】上記インジェクタケース部11の一端側
(図4〜図6の上端側)には、燃料を取入れ可能な燃料
取入口11aが形成されると共に、インジェクタケース
部11の他端側(図4〜図6の下端側)には、燃料を噴
射可能な燃料噴射孔11bが形成される。
【0015】インジェクタケース部11の燃料取入口1
1a側の端部は、デリバリパイプ30側に形成された燃
料供給接続部32(後述する)に挿入接続可能に形成さ
れる。そして、当該端部を燃料供給接続部32に挿入接
続することにより、燃料が、デリバリパイプ30の燃料
供給接続部32から燃料取入口11aを介して各インジ
ェクタ体10に供給されることになる。
【0016】また、インジェクタケース部11内には、
その軸方向に沿って燃料供給路Pが形成され、上記燃料
取入口11aから供給された燃料はこの燃料供給路Pを
通って燃料噴射孔11bに送られる。
【0017】インジェクタケース部11の燃料噴射孔1
1b側の端部は、エンジン本体E側に形成されたインジ
ェクタ装着孔Ehに挿入接続可能にされており、燃料噴
射孔11bから噴射された燃料がエンジン本体E側のイ
ンテークマニーホールドを経てその燃焼室に供給される
構成となる。
【0018】また、燃料開閉機構部15は、前記燃料供
給路Pの途中に設けられ、エンジン制御ユニット1から
の燃料噴射制御信号に基づいて開閉駆動されて燃料噴射
孔11bからの燃料の噴射タイミングを調整可能に構成
されるもので、例えば、周知のように、エンジン制御ユ
ニット1からの燃料噴射制御信号に応じて電磁コイルを
励磁させてプランジャを引寄せることによりニードルバ
ルブを開いて燃料噴射孔11bから燃料を噴射する構成
が採用される。この際、電磁コイルを励磁させて燃料噴
射孔11bから燃料を噴射させる時間により、燃料の噴
射量が調整される。
【0019】さらに、上記インジェクタケース部11の
外周部のうち上記アッパーケース41とロアケース45
とで構成されるケース体40内に配設される部分に、燃
料開閉機構部15と電気的に接続された接片13が露出
配置され、当該ケース体40内で後述する配線導体50
a,50bに電気的に接続可能とされる。
【0020】本実施の形態では、上記インジェクタケー
ス部11の上端部及び長手方向中間部に、その周方向に
沿って突出する鍔状部14,12が形成されており、鍔
状部12の外周部にインジェクタケース部11の軸回り
に所定間隔(ここでは90度)で2つの接片13が突出
配置される。
【0021】デリバリパイプ30は、図2〜図5に示す
ように、略筒状の燃料通路部31と、複数の燃料供給接
続部32とを有している。上記各燃料供給接続部32
は、それぞれインジェクタ体10の燃料取入口11a側
の端部を挿入接続可能に構成されるもので、燃料通路部
31に各インジェクタ体10がエンジン本体E側に設置
される間隔に対応する間隔をあけて形成される。
【0022】具体的には、上記燃料通路部31は、直管
状に形成され、その一端部の開口より燃料を供給可能に
構成される。また、上記各燃料供給接続部32は、上記
燃料通路部31にその長手方向に沿って適宜間隔で垂下
状に突出形成されており、各燃料供給接続部32内に燃
料供給口32aが形成される。そして、各インジェクタ
体10の燃料取入口11a側の端部を各燃料供給接続部
32の燃料供給口32a内にそれぞれ挿入接続すると、
前記燃料通路部31を通じて供給される燃料が各燃料供
給口32aで分岐されて各燃料取入口11aから各イン
ジェクタ体10に供給されることになる。
【0023】なお、本実施の形態では、各インジェクタ
体10の燃料取入口11a側の端部の外周部と燃料供給
口32aの内周部間にゴム等の弾性材料により形成され
る防水リング部材O1を介在させることにより、それら
の間を通った燃料の漏れ等を防止するようにしている。
【0024】また、図2〜図5に示すように、上記デリ
バリパイプ30の各燃料供給接続部32側にアッパーケ
ース41が一体形成されると共に、そのアッパーケース
41にロアケース45が取付固定可能に構成され、これ
らアッパーケース41とロアケース45との間に、エン
ジン制御ユニット1と各インジェクタ体10間の電気的
な接続を行うための配線導体50a,50bが配設さ
れ、各インジェクタ体10がアッパーケース41とロア
ケース45との組合せにより構成されるケース体40内
を通って各燃料供給接続部32に挿入接続されることに
よりエンジン本体Eに設置可能な姿勢に保持されると共
に、ケース体40内で配線導体50a,50bが各イン
ジェクタ体10に電気的に接続された構成とされる。
【0025】具体的には、上記デリバリパイプ30の各
燃料供給接続部32の端部に、下方を開口させた扁平筺
状体のアッパーケース41が形成される。アッパーケー
ス41は、各燃料供給接続部32の列設方向に長い長方
形の平面視形状を有し、各燃料供給接続部32が当該ア
ッパーケース41の上面側に共通に連結されるようにし
て一体形成される。また、ロアケース45は、上方を開
口させた扁平筺状体で、上記アッパーケース41と対応
する平面視形状を有している。そして、このロアケース
45を、アッパーケース41の下側に、例えば、接着,
ネジ止等の手法により取付固定することにより、ケース
体40が形成されることになる。
【0026】なお、上記アッパーケース41とロアケー
ス45とが組合わされた状態で、アッパーケース41の
周壁部の下端縁部及びロアケース45の周壁部の上端縁
部間には、ゴム等の弾性材料の細条体により構成される
ガスケット体42が圧縮状に介在され、これによりアッ
パーケース41とロアケース45との間を通った水の浸
入を防止するようにしている。
【0027】配線導体50a,50bとしては、裸単線
(単心よりなる電線で被覆の無いもの)や撚り電線(複
数の素線を撚り合わせた心線の外周に被覆を施したも
の),エナメル線等により形成されるもので、アッパー
ケース41とロアケース45との間に形成される空間内
に配設される。
【0028】本実施の形態では、各インジェクタ体10
に共通するアース用の配線導体50a(図1におけるア
ース線2aの一部に相当)と、各インジェクタ体10の
それぞれにエンジン制御ユニット1からの燃料噴射制御
信号伝送用の4本の配線導体50b(図1における各信
号線2bの一部に相当)が用いられ、これら配線導体5
0a,50bは、ケース体40内に配設された配線導体
保持部55により所定の配線形態で保持される。
【0029】即ち、配線導体保持部55は、ロアケース
45の底部内面形状に対応する形状の板状部56の上面
に、複数の仕切壁部57が形成されてなるもので、この
仕切壁部57により配線導体50a,50bを所定姿勢
で収容保持可能な配線導体保持溝部58a,58bが形
成される。そして、配線導体50aを配線導体保持溝部
58a内に収容保持させることで、当該配線導体50a
がロアケース45の一端部から各インジェクタ体10が
設置される部分近傍(挿通孔部46,59近傍)を経由
する配線形態で保持されると共に、各配線導体50bを
各配線導体保持溝58b内に収容保持させることで、当
該各配線導体50bがロアケース45の一端部から各イ
ンジェクタ体10が設置される部分近傍(挿通孔部4
6,59近傍)に向けた配線形態で保持されることにな
る(図3参照)。
【0030】なお、上記配線導体50a,50bの一端
部には接続端子部51が溶接又ははんだ付け等により接
続されると共に、当該各接続端子部51がケース体40
の一端部に設けられたコネクタハウジング部40h内に
配設固定され、これにより、コネクタ部40aが形成さ
れる。そして、エンジン制御ユニット1より引出された
ワイヤーハーネス端部のコネクタ(図示省略)が当該コ
ネクタ部40aに接続されることにより、エンジン制御
ユニット1と各配線導体50a,50b間の電気的な接
続がなされることになる(図3参照)。
【0031】また、図4及び図5に示すように、上記各
燃料供給接続部32の燃料供給口32aは、アッパーケ
ース41の内部に下向きに開口すると共に、ロアケース
45の底部及び配線導体保持部55に、上記各燃料供給
口32aが形成される各位置に対応してインジェクタ体
10の下半部を挿通可能な複数の挿通孔部46,59が
形成される。
【0032】そして、各インジェクタ体10の燃料取入
口11a側の端部をアッパーケース41内から各燃料供
給口32a内に挿入接続した状態で、各インジェクタ体
10の下半部を挿通孔部46,59内にその上方より挿
入してロアケース45の下方に引出すようにして、当該
ロアケース45をアッパーケース41の下側に取付固定
することにより、各インジェクタ体10が、ケース体4
0内を通って燃料供給接続部32に挿入接続された状態
でエンジン本体Eに設置可能な姿勢に保持されるように
なる。
【0033】この際、各インジェクタ体10は、その燃
料取入口11a側の端部が各燃料供給口32a内に挿入
接続されると共に、その下半部が挿通孔部46,59内
に挿通されることにより、その軸方向と直交する方向へ
の位置決めが図られる。同時に、インジェクタ体10の
鍔状部12が配線導体保持部55の各挿通孔部59の周
縁部にその上側より係合すると共に、鍔状部14が燃料
供給口32aの開口周縁部にその下側より係合すること
により、各インジェクタ体10の軸方向への位置決めが
図られることになる。
【0034】なお、本実施の形態では、インジェクタ体
10の外周部と挿入孔部59の内周部との間に、ゴム等
の弾性材料より形成される防水リング部材O2を介在さ
せて、それらの間を通った水の浸入を防止等するように
している。
【0035】また、この際、上記鍔状部12の外周部に
突設された接片13は、配線導体保持部55上に配設さ
れる。そして、ケース体40内の配線導体保持部55上
において、各インジェクタ体10のアース用の接片13
は、アース用の配線導体50aに溶接又ははんだ付等の
手法により電気的に接続され、また、燃料噴射制御信号
入力用の接片13は当該信号伝送用の配線導体50bに
溶接又ははんだ付け等の手法により電気的に接続され
る。
【0036】なお、本実施の形態では、ロアケース45
の一側部に、本インジェクタ一体型モジュールをエンジ
ン本体E側に取付固定するための取付部材として、取付
孔49hを有する取付片49が突設される。そして、当
該取付片49の取付孔49hに挿通したボルト等をエン
ジン本体E側のねじ孔に螺合締結することにより、各イ
ンジェクタ体10の燃料噴射孔11b側の端部をエンジ
ン本体E側のインジェクタ装着孔Ehに挿入接続した状
態で、本インジェクタ一体型モジュールがエンジン本体
Eに取付固定されることになる。
【0037】以上のように構成された本インジェクタ一
体型モジュールは、次のようにして組立てられる。
【0038】まず、ロアケース45内に配線導体保持部
55を収容配置した状態で、各インジェクタ体10の下
半部を、ロアケース45の上側から各挿通孔部46内に
挿入し、それぞれの鍔状部12を配線導体保持部55の
各挿通孔部59の周縁部にその上側より係合させる。こ
の状態で、配線導体50a,50bを配線導体保持溝部
58a,58b内に収容保持させた後、各インジェクタ
体10の接片13を適宜各配線導体50a,50bに溶
接等の手法で電気的に接続する。
【0039】次に、ロアケース45より上方に突出する
各インジェクタ体10の上半部をデリバリパイプ30の
各燃料供給接続部32に挿入接続するようにして、ロア
ケース45をアッパーケース41にその下側より接着剤
等により取付固定する。
【0040】これによりインジェクタ一体型モジュール
が組立てられる。
【0041】このように組立てられたインジェクタ一体
型モジュールは、ケース体40より下方に突出する各イ
ンジェクタ体10の下半部の燃料噴射孔11b側の端部
を、エンジン本体側の各インジェクタ装着孔Ehに挿入
接続するようにして、取付片49の取付孔49hに挿通
したボルト等をエンジン本体E側のねじ孔に螺合締結す
ることにより、当該エンジン本体Eに組付けられること
になる。
【0042】以上のように構成されたインジェクタ一体
型モジュールによると、エンジンの各燃料室に対応して
設けられた複数のインジェクタ体10と、前記各インジ
ェクタ体10に対して燃料の供給を行うためのデリバリ
パイプ30とを備え、デリバリパイプ30の各燃料供給
接続部32側にアッパーケース41が一体形成されると
共に、そのアッパーケース41にロアケース45が取付
固定可能に構成され、これらアッパーケース41とロア
ケース45との間に、エンジン制御ユニット1と各イン
ジェクタ体10間の電気的な接続を行うための配線導体
50a,50bが配設され、各インジェクタ体10がア
ッパーケース41とロアケース45との組合せにより構
成されるケース体40内を通って各燃料供給接続部32
に挿入接続されることによりエンジン本体Eに設置可能
な姿勢に保持されると共に、ケース体40内で配線導体
50a,50bが各インジェクタ体10に電気的に接続
された構成とされているため、従来のように、エンジン
制御ユニット1より引出されたハーネス端部を、エンジ
ン本体側に装着された各インジェクタに一つ一つコネク
タ接続する必要がなく、従って、エンジン本体側への組
付を容易に行えることになる。
【0043】また、各配線導体50a,50bと各イン
ジェクタ体10とは、ケース体40内で電気的に接続さ
れるため、従来のようにそれらの間の接続にコネクタを
用いる必要がなくなり、そのコネクタの使用による重量
増加を防止することができる。
【0044】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1記載
の請求項1記載のインジェクタ一体型モジュールによる
と、一端側に燃料取入口が形成されると共に他端側に燃
料噴射孔が形成された略柱状に形成され、エンジン制御
ユニットからの燃料噴射制御信号に基づいて開閉駆動さ
れて燃料噴射孔からの燃料の噴射タイミングを調整する
燃料開閉機構部を内蔵した複数のインジェクタ体と、略
筒状の燃料通路部と、その燃料通路部に前記各インジェ
クタ体がエンジン本体側に設置される間隔に対応する間
隔をあけて形成され、それぞれ前記インジェクタ体の燃
料取入口側端部を挿入接続可能な複数の燃料供給接続部
とを有するデリバリパイプと、を備え、デリバリパイプ
の各燃料供給接続部側にアッパーケースが一体形成され
ると共に、そのアッパーケースにロアケースが取付固定
可能に構成され、これらアッパーケースとロアケースと
の間に、前記エンジン制御ユニットと前記各インジェク
タ体間の電気的な接続を行うための配線導体が配設さ
れ、各インジェクタ体が、アッパーケースとロアケース
との組合せにより構成されるケース体内を通って各燃料
供給接続部に挿入接続されることによりエンジン本体に
設置可能な姿勢に保持されると共に、ケース体内で前記
配線導体が前記各インジェクタ体に電気的に接続されて
いるため、従来のように、エンジン制御ユニットより引
出されたハーネス端部を、エンジン本体側に装着された
各インジェクタに一つ一つコネクタ接続する必要がな
く、従って、エンジン本体側への組付を容易に行えるこ
とになる。
【0045】また、各配線導体と各インジェクタ体と
は、ケース体内で電気的に接続されるため、従来のよう
にそれらの間の接続にコネクタを用いる必要がなくな
り、そのコネクタの使用による重量増加を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンジン制御システムの電気的構成を示すブロ
ック図である。
【図2】この発明の実施の形態に係るインジェクタ一体
型モジュールを示す斜視図である。
【図3】同上のインジェクタ一体型モジュールにおいて
アッパーケースを取外した状態を示す平面図である。
【図4】図2のIV−IV線断面図である。
【図5】図2のV−V線断面図である。
【図6】図6(a)はインジェクタ体の平面図、図6
(b)はインジェクタ体の正面図、図6(c)はインジ
ェクタ体の側面図である。
【符号の説明】
1 エンジン制御ユニット 10 インジェクタ体 11a 燃料取入口 11b 燃料噴射孔 15 燃料開閉機構部 30 デリバリパイプ 32 燃料供給接続部 40 ケース体 41 アッパーケース 45 ロアケース 46 挿通孔部 50a,50b 配線導体 E エンジン本体
フロントページの続き (72)発明者 野崎 隆男 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 (72)発明者 谷川 文祥 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 Fターム(参考) 3G066 AA01 AD04 AD10 BA56 BA61 BA66 CB05 CC06U CD04 CD10 CD17 CE22 CE30

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの各燃焼室に対応して複数のイ
    ンジェクタ体が設けられ、エンジン制御ユニットにより
    前記各インジェクタ体の燃料噴射制御が行われるインジ
    ェクタ一体型モジュールであって、 一端側に燃料取入口が形成されると共に他端側に燃料噴
    射孔が形成された略柱状に形成され、前記エンジン制御
    ユニットからの燃料噴射制御信号に基づいて開閉駆動さ
    れて前記燃料噴射孔からの燃料の噴射タイミングを調整
    する燃料開閉機構部を内蔵した複数のインジェクタ体
    と、 略筒状の燃料通路部と、その燃料通路部に前記各インジ
    ェクタ体がエンジン本体側に設置される間隔に対応する
    間隔をあけて形成され、それぞれ前記インジェクタ体の
    前記燃料取入口側端部を挿入接続可能な複数の燃料供給
    接続部とを有するデリバリパイプと、 を備え、 前記デリバリパイプの前記各燃料供給接続部側にアッパ
    ーケースが一体形成されると共に、そのアッパーケース
    にロアケースが取付固定可能に構成され、これらアッパ
    ーケースとロアケースとの間に、前記エンジン制御ユニ
    ットと前記各インジェクタ体間の電気的な接続を行うた
    めの配線導体が配設され、 前記各インジェクタ体が、前記アッパーケースと前記ロ
    アケースとの組合せにより構成されるケース体内を通っ
    て前記各燃料供給接続部に挿入接続されることにより前
    記エンジン本体に設置可能な姿勢に保持されると共に、
    前記ケース体内で前記配線導体が前記各インジェクタ体
    に電気的に接続されたインジェクタ一体型モジュール。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009236101A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Denso Corp 燃圧センサ搭載構造及び燃圧検出システム
JP2009275692A (ja) * 2008-03-28 2009-11-26 Denso Corp 燃圧センサ搭載構造、燃圧検出システム、燃料噴射装置、それに用いられる圧力検出装置及び蓄圧式燃料噴射装置システム

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JP2009275692A (ja) * 2008-03-28 2009-11-26 Denso Corp 燃圧センサ搭載構造、燃圧検出システム、燃料噴射装置、それに用いられる圧力検出装置及び蓄圧式燃料噴射装置システム

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