JP3084899B2 - 内燃機関の燃料供給装置 - Google Patents

内燃機関の燃料供給装置

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JP3084899B2 JP04077938A JP7793892A JP3084899B2 JP 3084899 B2 JP3084899 B2 JP 3084899B2 JP 04077938 A JP04077938 A JP 04077938A JP 7793892 A JP7793892 A JP 7793892A JP 3084899 B2 JP3084899 B2 JP 3084899B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内燃機関の燃焼室へ
燃料を噴射する内燃機関の燃料供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車(車両)には、電子制御を用い
て、ガソリンエンジン(内燃機関)に必要な燃料を供給
するようにした燃料供給装置を採用したものがある。
【0003】こうした燃料供給装置には、特開平2−1
02365号公報にも示されるようにガソリンエンンジ
ンの本体につながる吸気管に燃料噴射弁を設けることが
行われている。
【0004】具体的には、図8に示されるようにガソリ
ンエンジンaのシリンダヘッドbに接続された吸気管c
(吸気通路)に、取付口部を兼ねるインシュレ−タdを
設け、このインシュレ−タdに先端の噴射孔部を接続さ
せて、吸気管cの外壁部に燃料噴射弁eを据付けてい
る。
【0005】このようにして据付けた燃料噴射弁eか
ら、シリンダヘッドbの吸気弁fへ向って燃料を噴射す
るようにしている。
【0006】ところで、ガソリンエンジンaは、出力を
向上させるべく、吸気の充填効率を高めることが行われ
ている。
【0007】これには、吸気抵抗を下げることが有効で
ある。そこで、近年、吸気管cには曲りを少なくした直
管形の管が用いられる。
【0008】ところが、ガソリンエンジンaのコンパク
ト化に加え、このように吸気管cが直管化になると、シ
リンダヘッドbに近い吸気管cの部分には燃料噴射弁e
を取付ける場所がなくなる。
【0009】すなわち、燃料噴射弁eの先端部を吸気管
cの外壁部に接続する構造は、曲り部が有れば、所定の
吸気面積を確保しながら、燃料の噴射方向を吸気弁fに
向う所定の方向にセットすることは容易であるが、曲り
部が少ない直管状になると、噴射方向を所定の方向にセ
ットした場合、吸気面積を確保することが困難となる。
【0010】このようなことから、燃料噴射弁eの取付
位置は、ガソリンエンジンaおよび吸気管cの改善にし
たがって吸気弁fから遠ざかる傾向にある。このため、
先に挙げた図8にも示されるように、かなり吸気弁fか
ら離れた地点に燃料噴射弁eが配置される傾向にある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な燃料噴射弁eの据付けでは、ガソリンエンジンaの燃
焼の点で、あまりよくない。
【0012】すなわち、ガソリンエンジンaで使用され
る燃料噴射弁eは、先端の噴射孔部から燃料が円錐状に
噴霧されることは知られている。つまり、燃料噴射弁e
から噴射される燃料は、先にいく程、周囲に広がる噴霧
角をもつ。
【0013】それ故、燃料噴射弁eの取付位置が遠ざか
るにしたがって、噴霧した燃料が吸気管cの内壁面に付
着しやすく、それが原因となって、ガソリンエンジンa
の燃焼性能が損なわれるという問題を起こすことがあ
る。具体的には、特に過渡状態においてガソリンエンジ
ンaの燃焼が損なわれやすい。
【0014】しかも、吸気弁fから噴射位置までの距離
が離れることは、ガソリンエンジンaの応答遅れが生じ
る原因ともなる(アクセル操作をしてからエンジンが応
答するまで時間がかかる)。
【0015】そこで、実開昭58−193047号公報
のように吸気管に凹部を形成し、この凹部に燃料噴射弁
と燃料配管とを取付ける構造が提案されている。具体的
には、吸気管の凹部に沿わせて同吸気管の内側から燃料
噴射弁を嵌めて、同燃料噴射弁をボルトで凹部の底壁に
所定の向きで固定し、この固定した燃料噴射弁に燃料配
管を接続して、燃料噴射弁を凹部壁との間で挟み込むと
いう構造が用いられている。これにより、上記問題は解
決される。しかしながら、こうした吸気管にそれぞれ燃
料噴射弁、燃料配管を組み付ける構造は、組み付けが能
率的ではない上、コスト的にも高価になりやすい。そこ
で、組付性の向上、安価にするために吸気管に燃料配管
を一体に設けて、燃料供給装置のモジュール化を図ろう
としている。このためには、燃料配管が形成された吸気
管に燃料噴射弁を組み付けることが求められる。ところ
が、上から下方向へ向かって燃料を噴射する、いわゆる
トップフィードタイプの燃料供給装置は、上記公報に開
示されているように燃料噴射弁を吸気管の壁と燃料配管
との両者によって挟み込んで固定する構造だと、燃料配
管が一体に設けられた吸気管に対しては、簡単には燃料
噴射弁が組み付けられない。この発明は、このような事
情に着目してなされたもので、その目的とするところ
は、燃料配管が一体に形成された吸気通路の内側に、簡
単に燃料噴射弁が組み付けることができる内燃機関の燃
料供給装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明の内燃機関の燃料供給装置は、内燃機
関のシリンダヘッドと接続可能な筒状のボアを有して形
成され、ボアの内部を通じてシリンダヘッドの吸気弁へ
吸気を導く吸気通路と、ボアに一体に形成された燃料通
路と、先端部に燃料噴射孔部を有し、後端部に燃料導入
口部を有して構成される燃料噴射弁と、燃料通路と連通
しボアの内側において吸気弁方向に向かって開口するよ
うに形成され、吸気弁方向からのみ燃料導入口部が差込
み可能な接続ポートとを有し、ボアに燃料噴射弁が、ボ
アの端部から該燃料噴射弁の燃料導入口部を接続ポート
に差し込むことによって、燃料噴射孔部が吸気弁方向に
向き燃料導入口部が吸気弁方向と反対側に向く姿勢で、
かつ燃料噴射弁の外観がボア内部に露出するように固定
されるようにし、この燃料燃料噴射弁を固定したボアが
シリンダヘッドに固定されるようにしたことにある。請
求項2の発明は、請求項1に記載の内燃機関の燃料供給
装置において、前記ボアは別体に形成されることにあ
る。請求項3の発明は、請求項1に記載の内燃機関の燃
料供給装置において、前記吸気通路および前記燃料噴射
弁は内燃機関の気筒毎に有し、これら吸気通路が樹脂で
形成されるとともに該吸気通路には配線コネクタが設け
られ、この配線コネクタと燃料噴射弁とを吸気通路にイ
ンナート成形されている導電部材を介して接続するよう
にしたことにある。請求項4の発明は、請求項3に記載
の内燃機関の燃料供給装置において、前記導電部材を収
容している配線コネクタが前記燃料噴射弁の固定手段を
兼ねるようにしたことにある。
【0017】
【作用】請求項1の発明によると、燃料通路の吸気弁方
向から燃料噴射弁を吸気通路内に挿入して、燃料噴射弁
を燃料通路の接続ポートへ差込んで接続する作業によ
り、容易に燃料噴射弁が組み付けられ、モジュール化が
図れる。そして、シリンダヘッドに固定すればよいの
で、内燃機関への組付けには小部品の組付けはなくてす
み、組付作業が容易となる。しかも、燃料噴射弁は、ボ
ア内部で露出するように固定されているから、燃料噴射
弁は吸気通路内を流れる吸気で冷却されるので、燃料が
蒸発することによる噴射量の不安定現象が防げる。請求
項2の発明によると、ボアに燃料噴射弁、燃料通路が組
み付くモジュール化した1つの部品となるので、吸気管
との組み合せが容易となる。請求項3の発明によると、
吸気通路そのものを絶縁材に用いて燃料噴射弁の作動に
必要な導電部材を形成したので、各気筒毎の燃料噴射弁
の作動制御が可能なモジュール化した燃料供給装置が得
られる。請求項4の発明によると、導電部材を収容して
いる配線コネクタを活用して、燃料噴射弁の固定が行わ
れるので、燃料噴射弁の固定構造が簡素化される。
【0018】
【0019】
【0020】
【実施例】以下、この発明を図1ないし図3に示す第1
の実施例にもとづいて説明する。図1は、この発明を適
用した自動車(車両)のエンジンの燃料噴射装置回りを
示し、図中1は例えば多気筒のガソリンエンジンであ
る。このガソリンエンジン1の本体は、並列に複数並ん
だシリンダ2および同シリンダ2内を往復動するピスト
ン3aを有したシリンダブロック3と、吸・排気弁6,
7および吸・排気路4,5を有したシリンダヘッド8と
を組合わせてなる。
【0021】シリンダヘッド8の右側部には、図2およ
び図3にも示されるように各吸気路4に連通する導入口
部4aが形成されている。この導入口部4aには、吸気
通路9が接続されている。吸気通路9は、導入口部4a
の開口端に、吸気路4より大きなポ−ト面積をもつ吸気
管5を、略円錐形の連通ポ−ト10を有するボア11
(中間管)を介して、連結してなる。そして、吸気管5
の他方の端部が、スロットル(図示しない)に接続され
る。なお、導入口部4aとボア11との間は、ボルト1
2で一対のフランジ13a,13bをボルト止めするこ
とで気密が保たれ、同様にボア11と吸気管5との間
も、ボルト14で一対のフランジ15a,15bをボル
ト止めすることで気密が保たれる。
【0022】この曲りが少ない吸気通路9のうち、ボア
11の連通ポ−ト10内に、燃料噴射弁16が据付けら
れている。この据付けた状態が拡大されて、図2の断面
図および図3の断面図に示されている。
【0023】ここで、燃料噴射弁16の据付構造につい
て説明すれば、ボア11にはつぎのような構造を採用し
てある。
【0024】すなわち、ボア11の本体は、樹脂材料な
どの断熱性を有する材料から、ガソリンエンジン1の気
筒数に応じた数の上記連通ポ−ト10を有してなる。ま
た各連通ポ−ト10の上側の周壁部分には、弁据付用凹
部20が設けられている。この弁据付用凹部20は、小
径側(導入口部4a側)に、燃料噴射弁16の噴射方向
Aで傾斜させた傾斜面部18を形成し、大径側(吸気管
5側)に、縦壁部分19を形成してなる。また傾斜面部
18を構成する周壁部分には、金属等の剛性の高い部材
で構成された補強板21が埋設してあり、傾斜面部18
を据付けに耐える強度に補強してある。
【0025】縦壁部分19の内部には、図3に示される
ように通路とは直角な方向に沿って、燃料通路22が形
成されている。そして、燃料通路22の一方の端部に
は、図示しない燃料供給ポンプ(燃料タンクから燃料を
圧送するもの)からの配管が接続され、他方の端部に
は、リタ−ンパイプ23が接続された燃圧制御弁24
(燃料圧を調整する弁)が設けられ、燃料通路22内の
燃料圧力を所定の圧力に調節している。
【0026】また縦壁部分19のうち、噴射方向Aを延
長した各部位には、燃料通路22と連通する接続ポート
25が設けられている。つまり、接続ポート25は、吸
気弁6側に向かって開口している。
【0027】一方、燃料噴射弁16は、先端部に噴射孔
部16aを有し、後端部に燃料導入口部16bを有して
構成される。
【0028】この燃料噴射弁16の燃料導入口部16b
が上記接続ポート25に嵌挿されている。また燃料噴射
弁16の噴射側には、同部分を下側から覆うようにU字
形の取付ブラケット27が設けられている。そして、こ
の取付ブラケット27の両端部に設けた据付座27a,
27aが、上記補強板21に向って螺挿されるボルト2
8によって傾斜面部18に支持され、燃料噴射弁16の
全体を、設定された噴射方向Aの向きに合致させて弁据
付用凹部20に据え付けている。つまり、燃料噴射弁1
6は、ボア11の小径側(吸気弁6が有る方向)からボ
ア11内へ挿入して、後端部を接続ポート25へ差し込
んだ後、取付ブラケット27を傾斜面部18にボルト止
めすることで、弁据付用凹部20に据え付けられるよう
にしてある。なお、29aは燃料噴射弁25に設けら
れ、燃料導入口部16bと接続ポート25との間をシー
ルするためのOリングである。また弁据付用凹部20に
臨む縦壁19の側部には、燃料噴射弁25の側方の、同
燃料噴射弁25の軸方向に沿って配置されている電気タ
ーミナル29の位置に対応して、電気ターミナル29と
挿脱可能な接点30が設けられている。これにより、燃
料噴射弁25の取付けと同時に、燃料噴射弁25の電気
ターミナル29が接点30に接続されるようにしてある。
【0029】ボア11の外壁部の一部には、上記各接点
30と電気的に接続される集合コネクタ31が設けられ
ている。また集合コネクタ31から、各燃料噴射弁25
にかけては、導電部材(図示しない)が配設され、各タ
ーミナル32と上記各接点30とを接続している。な
お、導電部材は金属板を所定形状に切断し、折曲げて
されており、燃料通路22に沿って樹脂材料中にイン
サート成形されている。そして、集合コネクタ31の各
ターミナル32から入力される信号にしたがって、各燃
料噴射弁25を気筒毎に所定のタイミングで開閉作動で
きるようにしてある。
【0030】こうした据付けの構造により、燃料噴射弁
25を吸気弁6の近くに取付けている。と同時に、燃料
噴射弁25と隣接して有るボア11の空間部分に所定の
吸気面積を確保している。
【0031】このように吸気通路9内に燃料噴射弁16
を収容して据付ける構造によると、従来の先端部を外壁
部に接続する燃料噴射弁16の取付構造とは異なり、直
管化の傾向にある吸気通路9の場合、ガソリンエンジン
1の吸気弁4に近い地点において、所定の噴射方向にな
らびに所定の吸気面積が得ることができる。
【0032】このことは、吸気通路9が直管化になって
も、燃料噴射弁16の噴射位置をガソリンエンジン1の
吸気弁4に近付けることができる。
【0033】それ故、吸気通路9に付着する燃料を抑制
することができ、ガソリンエンジン1の過渡特性を向上
させることができる。また吸気弁4から燃料噴射弁16
の噴射位置までの距離が短いから、ガソリンエンジン1
の応答特性を向上させることができる。
【0034】また燃料通路22が一体に形成されている
にも関わらず、吸気通路9への燃料噴射弁16の組み付
けは、燃料通路22の吸気弁方向から燃料噴射弁16を
吸気通路9内に挿入して、燃料噴射弁16を接続ポート
25へ差込んで接続する作業により、容易に組み付けら
れる。つまり、燃料配管が一体に形成された吸気通路9
の内側に、簡単に燃料噴射弁16を組み付けることがで
きる。この結果、容易にモジュール化が図れる。そのう
え、ボア11は、燃料噴射弁16、燃料通路が組み付け
られたモジュール化した1つの部品となるので、吸気管
との組み合せは容易である。さらにボア11に樹脂とい
う絶縁材を用いて吸気通路9そのものを絶縁材から構成
した導電路構造を用いたので、コンパクトで各気筒毎の
燃料噴射弁16の作動制御が可能なモジュール化した燃
料供給装置が得られる。加えて、吸気通路9には、予め
燃料噴射系が集約して搭載されるので、ガソリンエンジ
ン1への組み付けも容易となる。
【0035】また燃料噴射弁16の吸気通路9内への据
付けにより、燃料噴射弁16の外観は吸気通路16内に
露出するので、該燃料噴射弁16を吸気通路16内を流
れる吸気にて冷却することができ、燃料が蒸発すること
による噴射量の不安定現象を防止することができる。特
に、これはエンジンの高温始動時に有効である。
【0036】図4は、この発明の第2の実施例を示す。
同実施例は、導電部材を収容している配線コネクタを利
用して、燃料噴射弁16をボア11に固定しようとした
もので、具体的には以下のような構造が用いてある。
【0037】本実施例は、燃料噴射弁用の配線コネクタ
37に係合爪部40を突設し、この係合爪部40を外部
から傾斜面部18を通してボア11内に突出させるとと
もに、燃料噴射弁16の側部に係合爪部40と係脱可能
な受部41aをもつ係合凹部41を設け、接続ポ−ト2
5に嵌挿しながら係合凹部41を受部41aに係合させ
ることにより、ボア11の内面、すなわち吸気通路22
の内壁部に支持させたものである。また本実施例では、
これに加え、係合爪部40に配線コネクタ27の各タ−
ミナル43につながる電気接片44を設け、受部41a
にこの電気接片44と接続可能な電気接片45を設け
て、上記燃料噴射弁16の据付作業と一緒に必要な電気
的接続も行えるようにしている。
【0038】このような構造を用いると、燃料噴射弁1
6の固定構造の簡素化ができる。図5は、この発明の第
3の実施例を示す。
【0039】本実施例は、導入口部4aとボア11との
間に弁取付用板50を介在させ、この弁取付用板50
に、燃料噴射弁16の先端部を挿脱可能に嵌挿する環状
のインシュレ−タ51ならびに同インシュレ−タ51を
取付ける孔部52を設けて、先端部と後端部との支持に
より、吸気通路9の内壁部に燃料噴射弁16を支持させ
たものである。
【0040】図6は、この発明の第4の実施例を示す。
【0041】その第3の実施例の変形例で、孔部52に
エアアシストノズル53を設け、弁取付用板50に、外
部からアシスト用の空気が供給されるエアアシスト用空
気通路54を設けるとともに、このエアアシスト用空気
通路54と上記エアアシストノズル53とを連通する連
通路55を設けて、燃料噴射弁16の噴射位置から燃料
に空気を混合させようとしたものである。
【0042】図7は、この発明の第5の実施例を示す。
【0043】本実施例は、例えばボア11の一部を分割
して、開閉可能とし、この分割した壁部分60の内面に
燃料噴射弁16を支持させておき、この燃料噴射弁16
が付いた壁部分60でボア11の開口11aを閉じるこ
とにより、吸気通路9内に燃料噴射弁16を据付けるよ
うにしたものである。
【0044】但し、上述した第2ないし第5の実施例に
おいて、先の第1の実施例と同じ部分には、同一符号を
付してその説明を省略した。
【0045】また、この発明を上述した実施例ではガソ
リンエンジンに適用したが、それ以外の内燃機関の燃料
供給装置に適用してもよいことはいうまでもない。
【0046】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
ボアの吸気弁方向から燃料噴射弁を吸気通路内に挿入し
て、燃料噴射弁をボアの接続ポートへ差込んで接続すれ
ば、燃料配管が一体に形成された吸気通路の内側に、簡
単に燃料噴射弁が組み付けることができる。したがっ
て、容易に燃料供給装置のモジュール化を図ることがで
きる。またこのモジュール化されたボアをシリンダヘッ
ドに固定すればよいので、内燃機関への組付けには小部
品の組付けはなくてすみ、組付作業が容易となる。しか
も、直管化した吸気通路に、燃料噴射弁を、内燃機関に
近い位置で、かつ所定の噴射方向ならびに吸気面積を確
保しながら取付けることができる。
【0047】しかも、吸気通路に付着する燃料を抑制す
ることができから、エンジンの過渡特性を向上させる
ことができる。また吸気弁から燃料噴射弁の噴射位置ま
での距離が短いから、エンジンの応答特性向上させる
ことができる。
【0048】また燃料噴射弁を吸気通路内を流れる吸気
にて冷却することができるので、燃料が蒸発することに
よる噴射量の不安定現象を防止することができる。また
ボアを別体な構造とすることにより、同燃料供給装置は
モジュール化した1つの部品となるので、吸気管との組
み合せが容易となる。また吸気通路そのものを絶縁材に
用いて燃料噴射弁の作動に必要な導電路構造を得るよう
にしたことにより、コンパクトで各気筒毎の燃料噴射弁
の作動制御が可能なモジュール化した燃料供給装置を得
ることができる。また導電部材を収容している配線コネ
クタが燃料噴射弁の固定を兼ねる構造にしたことによ
り、燃料噴射弁の固定構造が簡素化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例の内燃機関の燃料供給
装置を示す断面図。
【図2】同装置の燃料噴射弁回りを拡大して示す断面
図。
【図3】図2中、X−X線に沿う断面図。
【図4】この発明の第2の実施例の要部を示す断面図。
【図5】この発明の第3の実施例の要部を示す断面図。
【図6】この発明の第4の実施例の要部を示す断面図。
【図7】この発明の第5の実施例の要部を示す断面図。
【図8】従来の内燃機関の燃料供給装置を示す断面図。
【符号の説明】
1…ガソリンエンジン(内燃機関)、6…吸気弁、8…
シリンダヘッド、9…吸気通路、11…ボア(中間
管)、16…燃料噴射弁、27…取付ブラケット、28
…ボルト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 69/04 F02M 69/00 350 F02M 55/02 340 F02M 51/02 F02M 51/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のシリンダヘッドと接続可能な
    筒状のボアを有して形成され、前記ボアの内部を通じて
    前記シリンダヘッドの吸気弁へ吸気を導く吸気通路と、 前記ボアに一体に形成された燃料通路と、 先端部に燃料噴射孔部を有し、後端部に燃料導入口部を
    有して構成される燃料噴射弁と、 前記燃料通路と連通し前記ボアの内側において前記吸気
    弁方向に向かって開口するように形成され、吸気弁方向
    からのみ前記燃料導入口部が差込み可能な接続ポートと
    を有し、 前記ボアに前記燃料噴射弁が、前記ボアの端部から該燃
    料噴射弁の燃料導入口部を前記接続ポートに差し込むこ
    とによって、前記燃料噴射孔部が吸気弁方向に向き燃料
    導入口部が吸気弁方向と反対側に向く姿勢で、かつ燃料
    噴射弁の外観がボア内部に露出するように固定されるよ
    うにし、 この燃料燃料噴射弁を固定したボアが前記シリンダヘッ
    ドに固定されるようにした ことを特徴とする内燃機関の
    燃料供給装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の内燃機関の燃料供給装
    置において、前記ボアは別体に形成されることを特徴と
    する内燃機関の燃料供給装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の内燃機関の燃料供給装
    置において、前記吸気通路および前記燃料噴射弁は内燃
    機関の気筒毎に有し、これら吸気通路が樹脂で形成され
    るとともに該吸気通路には配線コネクタが設けられ、こ
    の配線コネクタと前記燃料噴射弁とが前記吸気通路にイ
    ンサート成形されている導電部材を介して接続されてい
    ることを特徴とする内燃機関の燃料供給装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の内燃機関の燃料供給装
    置において、導電部材を収容している配線コネクタが
    記燃料噴射弁の固定手段を兼ねていることを特徴とする
    内燃機関の燃料供給装置。
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