JP2007009881A - 自動二輪車の燃料噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】空気量応答性の向上を図ると共に、フューエルインジェクタへのエンジンからの熱や振動の伝達を抑制した自動二輪車の燃料噴射装置を提供するにある。
【解決手段】スロットル操作により開閉される主スロットルバルブ40と電子的に開閉駆動が制御される副スロットルバルブ41とを有するスロットルボディ17を備え、このスロットルボディ17をインテークパイプ31を介してエンジン16を構成するシリンダヘッド23に接続すると共に、インテークパイプ31とシリンダヘッド23との間に弾性体から形成されるインシュレータ38を配置し、インテークパイプ31に第一フューエルインジェクタ43を、スロットルボディ17に第二フューエルインジェクタ45をそれぞれ装着したものである。
【選択図】 図2

Description

本発明は、自動二輪車の燃料噴射装置に関する。
エンジンに混合気を供給する手段としてキャブレタを用いるものがあるが、エンジンの特性と、走行の要求に応えるために、近年、キャブレタの代わりに燃料噴射装置を備えたエンジンが多くなった。燃料噴射装置は、スロットル開度、エンジン回転数、エンジン温度、外気温度・気圧などをセンサで感知し、その情報をコンピューターで処理して補正値を求め、その時最も適切な必要燃料量をフューエルインジェクタでエンジンの吸気通路に直接噴射するものであり、燃焼効率がよく出力の向上が図れると共に、最低必要量しか燃料を噴射しないので燃料消費量も少ないなどの利点がある。
ところで、自動二輪車のエンジンのようにその回転数の変動が大きく、また頻繁な場合、一つのフューエルインジェクタではエンジンに要求される燃料の供給が充分に対応しきれない場合があるため、吸気通路を構成する例えばスロットルボディやその近傍に複数のフューエルインジェクタを配置して対応するようにしたものがある。
複数のフューエルインジェクタの配置例としては、フューエルインジェクタをスロットルボディと、その上流に配置されるエアクリーナの内部にそれぞれ設けたものや(例えば特許文献1参照)、フューエルインジェクタをスロットルボディの下流側に位置するシリンダヘッド本体と、スロットルボディの上流に配置されるエアクリーナにそれぞれ設けたものや、フューエルインジェクタをシリンダヘッド本体と、その上流のスロットルボディにそれぞれ設けたもの(例えば特許文献2参照)等がある。
特開平7−332208号公報 特開2005−16391号公報
しかしながら、エアクリーナの内部にフューエルインジェクタを設けようとする場合、エアクリーナが大型してしまい、例えば燃料タンクの下方にエアクリーナを配置するような車両では燃料タンクの容量を減少させてしまうと共に、燃料タンクの容量を優先的に確保すればエアクリーナ容量を減少させてしまう結果になる。
また、フューエルインジェクタをシリンダヘッド本体に直接取り付ける場合、精密な電子部品であるフューエルインジェクタにエンジンからの熱や振動が伝わり、好ましくない。
さらに、ひとつのスロットルボディに複数のフューエルインジェクタを取り付ける場合、周辺に取り付けスペースが少なく、フューエルインジェクタの噴出孔位置や取り付け角度等を考慮するとレイアウトの自由度がない。
さらにまた、フューエルインジェクタを燃焼室から遠ざけるとエンジンの空気量応答性が低下してしまう。特に、ダブルスロットル仕様のスロットルボディを備えるエンジンは、吸入空気量を正確に制御するために採用されるため、この制御された吸入空気に見合った燃料噴射が要求され、燃焼室への正確且つ応答性の良い燃料の供給が望まれる。
本発明は上述した事情を考慮してなされたもので、空気量応答性の向上を図ると共に、フューエルインジェクタへのエンジンからの熱や振動の伝達を抑制した自動二輪車の燃料噴射装置を提供することを目的とする。
本発明に係る自動二輪車の燃料噴射装置は、上述した課題を解決するために、請求項1に記載したように、スロットル操作により開閉される主スロットルバルブと電子的に開閉駆動が制御される副スロットルバルブとを有するスロットルボディを備え、このスロットルボディをインテークパイプを介してエンジンを構成するシリンダヘッドに接続すると共に、上記インテークパイプと上記シリンダヘッドとの間に弾性体から形成されるインシュレータを配置し、上記インテークパイプに第一フューエルインジェクタを、上記スロットルボディに第二フューエルインジェクタをそれぞれ装着したものである。
また、上述した課題を解決するために、請求項2に記載したように、上記副スロットルバルブは上記主スロットルバルブの上流側に離間して設けられると共に、上記第二フューエルインジェクタを、上記副スロットルバルブの下流近傍に配設したものである。
さらに、上述した課題を解決するために、請求項3に記載したように、上記インテークパイプの、上記シリンダヘッドとの接続端面と上記スロットルボディ側の接続端面とに傾斜角を与えて形成すると共に、上記インテークパイプの上記シリンダヘッドとの接続端面を、上記シリンダヘッドのシリンダブロックとの接合面と略直交するように形成したものである。
そして、上述した課題を解決するために、請求項4に記載したように、上記インテークパイプおよびスロットルボディの吸気通路を挟んだ上記シリンダヘッドの反対側の上記インテークパイプ壁部に上記第一フューエルインジェクタを配置すると共に、車両側面視で、上記インテークパイプおよびスロットルボディの、吸気通路に対して上記第一フューエルインジェクタが取り付けられた側と同じ側の上記スロットルボディ壁部に上記第二フューエルインジェクタを配置したものである。
そしてまた、上述した課題を解決するために、請求項5に記載したように、上記第一フューエルインジェクタの方を上記第二フューエルインジェクタより上記吸気通路の軸線に対して寝かせた状態で取り付けたものである。
さらに、上述した課題を解決するために、請求項6に記載したように、上記スロットルボディを、弾性体から形成されるジョイントパイプを介して上記インテークパイプに接続したものである。
本発明に係る自動二輪車の燃料噴射装置によれば、フューエルインジェクタが燃焼室に近接して配置できるため、空気量応答性の向上を図ることができる。また、フューエルインジェクタへのエンジンからの熱や振動の伝達が抑制可能となる。
さらに、仕様の異なるエンジンに対しても共通のスロットルボディが使用可能となる。そして、燃料配管の短縮化が図れる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明を適用した自動二輪車の一例を示す左側面図である。図1に示すように、この自動二輪車1は車体フレーム2を有し、その前方にヘッドパイプ3が設けられる。ヘッドパイプ3には図示しないサスペンション機構を内装し、前輪4を回動自在に支持する左右一対のフロントフォーク5やハンドルバー6等から構成されるステアリング機構7が設けられ、ハンドルバー6により前輪4が左右に回動自在に操舵される。
一方、車体フレーム2は、例えばツインチューブ型のもので、主にヘッドパイプ3の直後で左右方向に拡開された後、互いに平行に斜下後方に延びるタンクレールを兼ねた左右一対のメインフレーム8と、これらのメインフレーム8の後端部に一体に接続され、略上下方に向かって延びる左右一対のセンターフレーム9と、これらのセンターフレーム9の後上端から斜め後上方に延びる左右一対のシートレール10とから構成される。
メインフレーム8の上方には燃料タンク11が配置され、シートレール10の上方には運転シート12が配置される。また、センターフレーム9の略中央下部にはピボット軸13が架設され、このピボット軸13にスイングアーム14がピボット軸13廻りにスイング自在に枢着されると共に、このスイングアーム14の後端に後輪15が回動自在に軸支される。
車体の中央下部、燃料タンク11下方の車体フレーム2には4サイクル多気筒エンジン16が搭載される。エンジン16の後上部にはエンジン吸気系を構成するスロットルボディ17が接続され、このスロットルボディ17の上流側にエアクリーナ18が接続される。
一方、エンジン16の前部にはエンジン排気系を構成するエキゾーストパイプ19が接続され、エンジン16の下部を回って後方に延びると共に、車体の一側、本実施形態においては後輪15の右側、にはマフラ20が斜め後上がりに配置され、エキゾーストパイプ19とマフラ20とが接続管21によって接続される。
さらに、この自動二輪車1は車体の少なくとも一部、本実施形態においては前部から中央下部にかけて、が流線形のカウリング22で覆われており、走行中の空気抵抗低減と、走行風圧からのライダの保護とが図られている。
図2は、エンジン16を構成するシリンダヘッド23およびこのシリンダヘッド23に接続される上記スロットルボディ17の縦断面図であり、その第一実施形態を示す。また、図3はこの自動二輪車1の燃料系統図である。図2および図3に示すように、シリンダヘッド23には図示しないシリンダブロックとの接合面24に、図示しないシリンダと整合する燃焼室25が形成される。この燃焼室25からは例えばシリンダヘッド23の後面に向かって吸気通路を構成する吸気ポート26が斜め後上方に向かって形成されると共に、燃焼室25から例えばシリンダヘッド23の前面に向かって排気通路を構成する排気ポート26が斜め前上方に向かって形成され、これらの吸・排気ポート26,27は吸・排気バルブ28,29によって開閉される。
吸気ポート26の入口部分が形成されるシリンダヘッド23の後面は、シリンダヘッド23のシリンダブロックとの接合面24と略直交するように形成され(シリンダの軸線30と略平行)、このシリンダヘッド23後面にインテークパイプ31およびゴムや樹脂等の弾性体から形成されるジョイントパイプ32を介して前記スロットルボディ17が接続される。
インテークパイプ31のシリンダヘッド23との接続端面33とジョイントパイプ32との接続端面34とは傾斜角35(挟み角度)を持って形成され、インテークパイプ31内に形成される吸気通路36の軸線37がシリンダの軸線30に対して斜め後上方に向かって傾斜するように構成される。また、インテークパイプ31はシリンダヘッド23の後面にゴムや樹脂等の弾性体から形成されるインシュレータ38を挟んで接続される。
一方、このスロットルボディ17はその内部に形成される吸気通路39に一対のスロットルバルブ40,41が吸気通路39の軸方向に離間して設けられたダブルスロットル仕様のものである。インテークパイプ31側に設けられるスロットルバルブは主スロットルバルブ40であり、ライダのスロットル操作により開閉される。また、エアクリーナ18側、すなわち主スロットルバルブ40の上流側に離間して設けられるスロットルバルブは副スロットルバルブ41であり、電子的に開閉駆動が制御される。
インテークパイプ31およびスロットルボディ17の吸気通路36,39を挟んだシリンダヘッド23の反対側、すなわちインテークパイプ31の下面の壁部にはインジェクタ取り付けボス42が一体に形成され、このボス42に第一フューエルインジェクタ43が、吸気ポート26を指向するように取り付けられる。また、車両側面視において、インテークパイプ31およびスロットルボディ17の、吸気通路36,39に対して第一フューエルインジェクタ43が取り付けられた側と同じ側、すなわちスロットルボディ17の下面、且つ副スロットルバルブ41の下流近傍の壁部には他のインジェクタ取り付けボス44が一体に形成され、このボス44に第二フューエルインジェクタ45が、副スロットルバルブ41の下流近傍を指向するように取り付けられる。そして、各フューエルインジェクタ43,45の取り付け角度は、吸気通路36の軸線37に対して第一フューエルインジェクタ43の方が第二フューエルインジェクタ45より寝かせた状態で取り付けられる。
図3に示すように、燃料タンク11の例えば前下部にはエアクリーナ18の収納部11aが凹設されてエアクリーナ18が収納される。また、スロットルボディ17は燃料タンク11の略中央直下に配置されると共に、例えば燃料タンク11後下内部の最深部には燃料ポンプ46が内装される。
燃料ポンプ46からは前方のスロットルボディ17に向かって燃料供給ホース47が延びる。燃料供給ホース47の下流端はデリバリパイプ48の略中央に接続され、このデリバリパイプ48の両端がそれぞれ第一フューエルインジェクタ43および第二フューエルインジェクタ45の燃料供給部43a,45aに接続される。
次に、本実施形態の作用について説明する。
シリンダヘッド23後面に形成された吸気通路を構成する吸気ポート26の入口部分に、ゴムや樹脂等の弾性体から形成されるインシュレータ38を挟んで、インテークパイプ31およびスロットルボディ17を接続し、このインテークパイプ31に第一フューエルインジェクタ43を、またスロットルボディ17に第二フューエルインジェクタ45をそれぞれ装着したことにより、スロットルボディ17より下流(燃焼室25側)に配置される第一フューエルインジェクタ43と燃焼室25との距離が近接するので、エンジン16の空気量応答性が向上し、燃料を応答性良く供給できる。
また、ダブルスロットル仕様のスロットルボディ17を備える本実施形態で示すような高回転・高出力型の特性を有するエンジン16のシリンダヘッド23は非常に高温となるが、シリンダヘッド23とインテークパイプ31とを別体に設けてそれらの間にインシュレータ38を介装すれば、インテークパイプ31に装着された第一フューエルインジェクタ43にエンジン16のシリンダヘッド23からの熱や振動が伝達され難くなる。特にフューエルインジェクタ43,45は精密な電子部品であって振動に弱いため、インシュレータ38の効果は大きい。
ところで、副スロットルバルブ41は主スロットルバルブ40の開度に応じた開度特性を備えており、副スロットルバルブ41が中開度以上のときに第二フューエルインジェクタ45が補助的に燃料を噴射するように設定されている。そこで、スロットルボディ17に装着される第二フューエルインジェクタ45を、副スロットルバルブ41の下流近傍に配設し、副スロットルバルブ41が中開度以上のときに第二フューエルインジェクタ45からの燃料噴射を直接副スロットルバルブ41に当てるようにすれば燃料の霧化が促進される。
一方、シリンダヘッド23内に形成される、吸気通路を構成する吸気ポート26はシリンダの軸線30に対して傾斜した状態で形成されるが、この傾斜角は各エンジンの仕様によって異なる。そこで、インテークパイプ31のシリンダヘッド23との接続端面33とスロットルボディ17側のジョイントパイプ32との接続端面34とに傾斜角35(挟み角度)を与えれば、この傾斜角35を適宜設定することにより仕様の異なるエンジンに対しても共通のスロットルボディ17が使用可能となり、コストの削減に繋がる。
また、逆にインテークパイプ31の傾斜角35を変更することによりシリンダヘッド23に対するスロットルボディ17の取り付け角の変更が容易になる。その結果、シリンダヘッド23とスロットルボディ17とを共通使用可能になる。
さらに、インテークパイプ31のシリンダヘッド23との接続端面33(すなわちシリンダヘッド23の後面)を、シリンダヘッド23のシリンダブロックとの接合面24と略直交するように形成したことにより、シリンダヘッド23鋳造用の型成形が簡素化できる。
さらにまた、インテークパイプ31およびスロットルボディ17の吸気通路36,39を挟んだシリンダヘッド23の反対側のインテークパイプ31壁部に第一フューエルインジェクタ43を配置すると共に、車両側面視で、インテークパイプ31およびスロットルボディ17の、吸気通路36,39に対して第一フューエルインジェクタ43が取り付けられた側と同じ側のスロットルボディ17壁部に第二フューエルインジェクタ45を配置したことにより、インテークパイプ31およびスロットルボディ17の吸気通路36,39の一方側で燃料配管(燃料供給ホース47およびデリバリパイプ48)を集約して配索できる。その結果、少ないスペースを有効に利用できる。
また、インテークパイプ31およびスロットルボディ17の吸気通路36,39とシリンダヘッド23との間のスペースは狭小であるため、吸気通路36,39を挟んだシリンダヘッド23の反対側にフューエルインジェクタ43,45を配設するようにすれば十分な取り付けスペースを確保できる。その結果、レイアウトの自由度が増し、フューエルインジェクタ43,45の噴出孔位置や取り付け角度等の最適化を図ることができる。
さらに、図3に示すように、燃料ポンプ46はインテークパイプ31の後方に配置されているため、吸気通路36,39を挟んだシリンダヘッド23の反対側にフューエルインジェクタ43,45を配設するようにすれば燃料配管(燃料供給ホース47およびデリバリパイプ48)を短くでき、その結果配管内の抵抗を低減させることができる。
さらにまた、下流側(シリンダヘッド23側)に配置される第一フューエルインジェクタ43の方を第二フューエルインジェクタ45より吸気通路36の軸線30に対して寝かせた状態で取り付けたことにより、両インジェクタ43,45の燃料供給部43a,45aを近接した位置に配設できるため、燃料供給部43a,45a同士を繋ぐデリバリパイプ48を短縮化できる。また、第一フューエルインジェクタ43を吸気バルブ28のステム28a近傍を指向させることにより、燃料の霧化促進が図られる。
一方、スロットルボディ17には主スロットルバルブ40および副スロットルバルブ41の図示しない開度センサが備えられているため、エンジン16からの振動が伝わらない構造が求められる。そこで、スロットルボディ17を、ゴムや樹脂等の弾性体から形成されるジョイントパイプ32を介してインテークパイプ31に接続すれば、各開度センサおよび第二フューエルインジェクタ45に伝わるエンジン16からの振動が低減される。また、インテークパイプ31の内径の異なる仕様に対しても、ジョイントパイプ32を変更すれば同一のスロットルボディを共通使用可能となる。
図4は、エンジン16を構成するシリンダヘッド23およびこのシリンダヘッド23に接続される上記スロットルボディ17の縦断面図であり、その第二実施形態を示す。なお、第一実施形態に示すものと同一の構成部材には同一の符号を付す。
上述した第一実施形態においてはスロットルボディ17を、ゴムや樹脂等の弾性体から形成されるジョイントパイプ32を介してインテークパイプ31に接続した例を示したが、シリンダヘッド23とインテークパイプ31との間に介装されるインシュレータ38によってエンジン16からの熱や振動が十分に抑制される場合、図4に示すように、スロットルボディ17を直接インテークパイプ31に接続することも可能である。
スロットルボディ17を直接インテークパイプ31に接続することにより、スロットルボディ17自体が燃焼室25に接近するため、エンジン16の空気量応答性がさらに向上すると共に、吸気通路36,39全体の長さが短縮化されるので、出力特性が向上する。さらに、部品点数が減ることにより、コストおよび重量の低減が図れる。
本発明に係る自動二輪車の燃料噴射装置の一実施形態を示す自動二輪車の左側面図。 エンジンを構成するシリンダヘッドおよびこのシリンダヘッドに接続されるスロットルボディの第一実施形態の縦断面図。 自動二輪車の燃料系統図。 エンジンを構成するシリンダヘッドおよびこのシリンダヘッドに接続されるスロットルボディの第二実施形態の縦断面図。
符号の説明
1 自動二輪車
16 エンジン
17 スロットルボディ
23 シリンダヘッド
24 シリンダヘッドのシリンダブロックとの接合面
26 吸気ポート(吸気通路)
31 インテークパイプ
32 ジョイントパイプ
33 インテークパイプのシリンダヘッドとの接続端面
34 インテークパイプのスロットルボディ側の接続端面
35 傾斜角
36 インテークパイプ内に形成される吸気通路
37 吸気通路の軸線
38 インシュレータ
39 スロットルボディ内に形成される吸気通路
40 主スロットルバルブ
41 副スロットルバルブ
43 第一フューエルインジェクタ
45 第二フューエルインジェクタ

Claims (6)

  1. スロットル操作により開閉される主スロットルバルブと電子的に開閉駆動が制御される副スロットルバルブとを有するスロットルボディを備え、このスロットルボディをインテークパイプを介してエンジンを構成するシリンダヘッドに接続すると共に、上記インテークパイプと上記シリンダヘッドとの間に弾性体から形成されるインシュレータを配置し、上記インテークパイプに第一フューエルインジェクタを、上記スロットルボディに第二フューエルインジェクタをそれぞれ装着したことを特徴とする自動二輪車の燃料噴射装置。
  2. 上記副スロットルバルブは上記主スロットルバルブの上流側に離間して設けられると共に、上記第二フューエルインジェクタを、上記副スロットルバルブの下流近傍に配設した請求項1記載の自動二輪車の燃料噴射装置。
  3. 上記インテークパイプの、上記シリンダヘッドとの接続端面と上記スロットルボディ側の接続端面とに傾斜角を与えて形成すると共に、上記インテークパイプの上記シリンダヘッドとの接続端面を、上記シリンダヘッドのシリンダブロックとの接合面と略直交するように形成した請求項1または2記載の自動二輪車の燃料噴射装置。
  4. 上記インテークパイプおよびスロットルボディの吸気通路を挟んだ上記シリンダヘッドの反対側の上記インテークパイプ壁部に上記第一フューエルインジェクタを配置すると共に、車両側面視で、上記インテークパイプおよびスロットルボディの、吸気通路に対して上記第一フューエルインジェクタが取り付けられた側と同じ側の上記スロットルボディ壁部に上記第二フューエルインジェクタを配置した請求項1、2または3記載の自動二輪車の燃料噴射装置。
  5. 上記第一フューエルインジェクタの方を上記第二フューエルインジェクタより上記吸気通路の軸線に対して寝かせた状態で取り付けた請求項4記載の自動二輪車の燃料噴射装置。
  6. 上記スロットルボディを、弾性体から形成されるジョイントパイプを介して上記インテークパイプに接続した請求項1〜5のいずれかに記載の自動二輪車の燃料噴射装置。
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