JP5349935B2 - 車両用シート - Google Patents

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Description

本発明は、背もたれとなるシートバックを備えた車両用シートに関し、詳しくは、位置変更可能に構成されたサイドサポートを具備するシートバックを備えた車両用シートに関する。
車両に設置され乗員が着座する車両用シートは、背もたれとなるシートバックを備える。図5は、従来例となるシートバック100の要部断面図である。このシートバック100は、着座者の背中を支持するシートバック中央本体101と、車両の横加速に対して着座者を正しい姿勢に拘束するサイドサポート102とを備える(例えば、特許文献1参照)。
サイドサポート102は、近年、着座者の体格に応じて、着座者を正しい姿勢に拘束する拘束度合を調節できるように構成されている。具体的には、適宜の操作入力により、サイドサポート102の位置を電動にて変更(例えば、図示仮想線位置から図示実線位置に変更)することができ、これにより背もたれの横方向(幅方向)に対する範囲を調節できるようになっている。
特開2006−103645
一方、シートバック100の背面側Rrには、外装体としてのバックボード103が配置されている。このバックボード103は、その側方端縁104が、サイドサポート102の側方個所105と隣接する配置関係にある。このような配置関係では、美観の観点から、バックボード103の側方端縁104とサイドサポート102の側方個所105とは、面一となるような連なる外観としておくことが望まれる。
ところが、サイドサポート102の位置を、シートバック中央本体101側に寄るように図示仮想線位置から図示実線位置に変更した場合には、サイドサポート102の側方個所105の表皮106がシートバック中央本体101側に引っ張られることにより、サイドサポート102の側方個所105とバックボード103の側方端縁104との間には、隙間Sが生じてしまう。そうすると、サイドサポート102の側方個所105とバックボード103の側方端縁104とは、面一となるような連なる外観とはならず、美観が損なわれているという不具合が生じる。
他方、上記の隙間Sが発生しないように、バックボード103の側方端縁104に向かって表皮106を内から支持するように、表皮支持部材109を配設することも考えられる。
しかしながら、このように表皮支持部材109を配設した場合には、サイドサポート102の位置を変更する際に、サイドサポート102に内蔵されるパッド107が表皮支持部材109と接触してしまう。これによって、サイドサポート102は、スムーズに位置変更させることができなくなってしまう不具合が生じる。このような不具合に対して、パッド107形状を小さく形成する対応策も考えられるが、そうすると次は、パッド107にて支持される表皮106の張出しが貧弱なものとなってしまって、美観が損なわれるという不具合が生じる。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって、本発明が解決しようとする課題は、位置変更可能に構成されたサイドサポートを具備するシートバックを備えた車両用シートにおいて、スムーズにサイドサポートの位置を変更させることができながら、外装体と隣接するサイドサポートの側方個所(側面部)の美観を向上させることにある。
上記課題を解決するため本発明に係る車両用シートは、次の手段を採用する。
すなわち、本発明の第1の発明に係る車両用シートは、背もたれとなるシートバックを備えた車両用シートであって、前記シートバックは、着座者の背中を支持するシートバック中央本体と、車両の横加速に対して着座者を正しい姿勢に拘束するサイドサポートとを備え、前記サイドサポートは、着座者を拘束する拘束度合を調節するように位置変更可能に構成されつつ、前記シートバック中央本体の隣接位置から前記シートバックの前面側に張り出すパッドを表皮にて被覆する前面被覆部と、前記前面被覆部の側方端から前記シートバックの背面側に配置される外装体まで外観意匠を呈しながら前記シートバックの側方を表皮にて被覆する側方被覆部とを備え、前記側方被覆部の内には、前記パッドを延在させずに、前記側方被覆部の範囲に亘って該側方被覆部の張出しを支持する側方支持プレートが配設され、前記側方支持プレートは、前記側方被覆部が前記外装体の側方端縁に当接するように、前記側方支持プレートの内側に配設される支持フレームにて支持され、前記支持フレームは、シート本体フレームにて固定支持されていることを特徴とする。
この車両用シートによれば、サイドサポートの側方被覆部の内には、側方被覆部の範囲に亘って側方被覆部の張出しを支持する側方支持プレートが配設され、側方支持プレートは、側方被覆部が外装体の側方端縁に当接するように、側方支持プレートの内側に配設される支持フレームにて支持されるので、側方被覆部は、側方支持プレートと支持フレームとにより支持されて、外装体の側方端縁に当接する状態を維持できつつ張出し形状も支持される。
これによって、側方被覆部が外装体の側方端縁に当接することによって、外装体とサイドサポートとの間には隙間が発生し無くなり、側方被覆部が外装体に対して連なっているような外観とすることができる。また、支持フレームにて支持される側方支持プレートは、側方被覆部の張出しを支持するので、サイドサポートの側方個所(側面部)を所望の張り出した形状とすることができる。
さらに、サイドサポートの側方被覆部の内には、パッドを延在させていないので、着座者を拘束する拘束度合を調節するように、例えばサイドサポートの側方を外装体に対して接近させるようにサイドサポートの位置を変更する場合であっても、パッドが支持フレームや外装体等に対して干渉することが無くなる。
したがって、位置変更可能に構成されたサイドサポートを具備するシートバックを備えた車両用シートにおいて、スムーズにサイドサポートの位置を変更させることができながら、外装体と隣接するサイドサポートの側方個所の美観を向上させることができる。
第2の発明に係る車両用シートは、前記第1の発明に係る車両用シートにおいて、前記支持フレームは、前記外装体の前記側方端縁の対向位置に配設されていることを特徴とする。
この車両用シートによれば、側方支持プレートを支持する支持フレームは、外装体の側方端縁の対向位置に配設されているので、側方支持プレートにて側方被覆部を外装体の側方端縁に当接させるにあたって、この側方支持プレートの支持を、外装体の側方端縁の近接位置とすることができる上、その支持力を対向位置に存する外装体の側方端縁に向けることができる。
これによって、側方支持プレートにて、適切に側方被覆部を外装体の側方端縁に当接させることができ、上記したような、外装体とサイドサポートとの間の隙間を発生させず、面一的に連なって配置されている外観とすることができる。もって、外装体と隣接するサイドサポートの側方個所の美観を向上させることができる。
第3の発明に係る車両用シートは、前記第1または前記第2の発明に係る車両用シートにおいて、前記側方被覆部は、前記側方支持プレートに縫合されており、前記側方支持プレートは、前記外装体配置側に付勢されていることを特徴とする。
この車両用シートによれば、側方被覆部は、側方支持プレートに縫合されており、側方支持プレートは、外装体配置側に付勢されているので、側方被覆部も側方支持プレートの付勢力を受けて外装体配置側に付勢される。
これによって、例えば、サイドサポートの側方を外装体に対して接近させるようにサイドサポートの位置を変更する場合であっても、側方被覆部は外装体配置側に付勢されているので、このサイドサポートの位置の変更と同時に、側方被覆部も外装体配置側にスムーズに移動することとなる。
したがって、サイドサポートの側方個所は、サイドサポートの位置の変更に対応してスムーズに移動し、皺や撓みを発生させることがなくなる。もって、外装体と隣接するサイドサポートの側方個所の美観を向上させることができる。
第1の発明に係る車両用シートによれば、位置変更可能に構成されたサイドサポートを具備するシートバックを備えた車両用シートにおいて、スムーズにサイドサポートの位置を変更させることができながら、外装体と隣接するサイドサポートの側方個所の美観を向上させることができる。
第2の発明に係る車両用シートによれば、側方支持プレートにて、適切に側方被覆部を外装体の側方端縁に当接させることができ、外装体とサイドサポートとの間の隙間を発生させず連続的に配置されている外観とし、もって外装体と隣接するサイドサポートの側方個所の美観を向上させることができる。
第3の発明に係る車両用シートによれば、サイドサポートの側方個所は、サイドサポートの位置の変更に対応してスムーズに移動し、皺や撓みを発生させることがなくなり、もって外装体と隣接するサイドサポートの側方個所の美観を向上させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、車両用シート10の斜視図である。図2および図3は、図1におけるII−II断面矢視を示す要部拡大断面図である。なお、このII−II断面は、シートバック12を鉛直方向に立てた場合の水平断面に相当するものであり、図2は、サイドサポート30のホールド幅が幅広となる幅広位置に設定されている場合の要部拡大断面図であり、図3は、サイドサポート30のホールド幅が幅狭となる幅狭位置に設定されている場合の要部拡大断面図である。
車両用シート10は、車両に設置され乗員が着座するものである。車両用シート10は、図1に示すように、着座するシートクッション11、着座者の背もたれとなるシートバック12、着座者の頭もたれとなるヘッドレスト13等を備える。
シートバック12は、図示するように、中央に配置されるシートバック中央本体21と、このシートバック中央本体21の両側方に配置されるサイドサポート30と、これらシートバック中央本体21およびサイドサポート30の背面側Rrに配置されるバックボード25とを備える。なお、バックボード25は、ポリプロピレン樹脂等の硬質の合成樹脂にて形成されるものであって、シートバック12の背面側Rrに配置されて外装する、本発明に係る「外装体」に相当するものである。
シートバック中央本体21は、図1および図2に示すように、着座者の背中を支持するものであり、詳しく図示していないが、サイドフレーム20にて支持される中央本体用パッド22と、この中央本体用パッド22を表皮にて被覆する中央被覆部23とを備える。なお、中央本体用パッド22としては、ウレタン等の適宜の発泡樹脂により形成される。また、被覆する表皮としては、以下も同様に適宜の布等により形成される。
なお、サイドフレーム20は、本発明に係るシート本体フレームに相当するものであり、以下において説明する支持フレーム47を固定支持する。
サイドサポート30は、図1に示すように車両前面側Frに向かうような突き出した形状で形成され、図2および図3に示すように断面視略三角形で形成される。このサイドサポート30の内部には、上記したサイドフレーム20が配置され、このサイドフレーム20には、着座者を側面衝突から保護するサイドエアバッグ装置24が設置されている。なお、このサイドエアバッグ装置24は、インフレータ24aと、インフレータ24aからのガスにより矢印E方向に膨張展開するエアバッグ24bとを備える。ちなみに、矢印E方向に膨張展開したエアバッグ24bは、後に説明する面ファスナー35a,35b同士の貼り合せを解除し、後に説明する縫合部42aを破断して外部に展開する。
サイドサポート30は、着座者を拘束する拘束度合を調節するように位置変更可能に構成される。具体的には、このサイドサポート30は、図2に示す幅広位置から図3に示す幅狭位置へ、逆に図3に示す幅狭位置から図2に示す幅広位置へ、着座者の任意により電動にて位置変更することができるようになっている。なお、このようにサイドサポート30の位置を変更するにあたっては、電動モータ(不図示)によって移動するパドル32にて行われる。また、サイドサポート30を停止して設定される位置としては、このような幅広位置および幅狭位置に限定されず、これら幅広位置から幅狭位置までの間の適宜位置に設定されるものであってよい。
上記のように位置変更可能に構成されるサイドサポート30は、概略、シートバック中央本体21に隣接し前面側Frに張り出す前面部31と、この前面部31の側方に配置される側面部41とを備える。なお、この側面部41は、サイドサポート30の側方個所に相当する。
前面部31は、上記のようにサイドサポート30の位置を変更しさせるパドル32と、このパドル32に支持された状態で前面側Frに張り出すサイドサポート用パッド33と、このサイドサポート用パッド33を表皮にて被覆する前面被覆部34とを備える。
パドル32は、上記のように電動モータによって移動するものであって、特に図示していないが、サイドフレーム20にて支持されている。サイドサポート用パッド33は、シートバック中央本体21の隣接位置からシートバック12の前面側Frに張り出すものであり、上記中央本体用パッド22と同様、ウレタン等の適宜の発泡樹脂により形成される。前面被覆部34は、上記中央被覆部23と同様、適宜の布等により形成される。なお、サイドサポート用パッド33の側方端部33aには、後に説明する雌面ファスナー35bと貼り合わされる雄面ファスナー35aが取り付けられている。また、前面被覆部34は、上記中央被覆部23および以下に説明する側方被覆部42と縫合されている。
側面部41は、シートバック12の側方を表皮にて被覆する側方被覆部42と、この側方被覆部42の内に配設される側方支持機構45とを備える。
なお、この側方被覆部42の内には、サイドサポート用パッド33を延在させていない。具体的には、サイドサポート用パッド33は、前面側Frに沿った個所のみに配置され、側方被覆部42の内には存しない形状に設定されている。
側方被覆部42は、上記した前面被覆部34の側方端34aと縫合されることによって、縫合部42aを形成しつつ、サイドサポート30の側方を表皮にて被覆する。この側方被覆部42は、前面被覆部34の側方端34aからシートバック12の背面側Rrに配置されるバックボード25までの外観意匠を呈するものであり、この表皮も適宜の布等により形成される。
側方支持機構45は、概略、側方支持プレート46と、支持フレーム47とを備える。
側方支持プレート46は、ポリプロピレン樹脂等の硬質の合成樹脂にて、厚さ1mm程度の平板状に形成されるものであって、側方被覆部42の範囲に亘って設けられている。この側方支持プレート46の上記II−II断面は、図2および図3に示すように、直線状に延びるような形状を有している。この側方支持プレート46は、側方被覆部42の内に配設され、側方被覆部42と一体化するように縫合され、側方被覆部42の外部への張出しを支持する。この側方支持プレート46は、側方被覆部42がバックボード25の側方端縁25aに当接するように、側方支持プレート46の内側に配設される支持フレーム47にて支持されている。
上記した前面被覆部34の側方端34aに近接する、側方支持プレート46の一端部46a近傍には、雌面ファスナー35bが設けられている。この雌面ファスナー35bは、上記した雄面ファスナー35aと貼り合わされ、これによって側面部41は適切に位置決めされて美しい外観意匠を呈するようになる。
また、この側方支持プレート46は、バックボード25配置側となるシートバック12の背面側Rrに向けて付勢されている。具体的には、側方支持プレート46の他端部46bには、縫合されることにより付勢ゴム部材48が連結されている。この付勢ゴム部材48は、取付けブラケット部材49を介してサイドフレーム20に取り付けられている。このようにして、側方支持プレート46は、付勢ゴム部材48の付勢力により、シートバック12の背面側Rrに向けて付勢されている。
支持フレーム47は、上記したように側方支持プレート46の内側であってバックボード25の側方端縁25aの対向位置に配設され、側方支持プレート46を支持する。
図4は、支持フレーム47が設置されるサイドフレーム20の斜視図である。
具体的には、支持フレーム47は、鉄製の棒状部材を略コ字状に折り曲げることにより形成され、サイドエアバッグ装置24を跨ぐ上下個所をスポット溶接してサイドフレーム20に取り付けられている。つまり、支持フレーム47は、サイドフレーム20に対して側方に突出する当接支持部47aを備える。この当接支持部47aは、図2および図3に示すように、弾性変形することなく側方支持プレート46に当接し、側方支持プレート46の側方への張出しを支持する。この当接支持部47aの配置位置としては、バックボード25の側方端縁25aの対向個所であって、より詳しくは、僅かにシートバック12の背面側Rrに入り込んだ個所に位置している。
以上のように構成された車両用シート10のサイドサポート30は、着座者を拘束する拘束度合を調節するにあたって、次のように位置変更するようになる。
まず、背もたれの横方向(幅方向)に対するホールド幅が幅広に設定される図2に示す幅広位置から、ホールド幅が幅狭に設定される図3に示す幅狭位置に変更する場合を例に挙げて説明する。すなわち、着座者の入力操作等に基づき、幅広位置(図2)から幅狭位置(図3)へパドル32を移動した場合には、サイドサポート30はシートバック中央本体21側に移動する。そうすると、サイドサポート30は、前面側Frに突き出るように位置し、側面部41の外部に露出する範囲は拡がる。これにより、側面部41を構成する側方被覆部42の外部に露出する範囲も拡がることとなる。
この際、サイドサポート30の側方被覆部42の内には、側方被覆部42の範囲に亘って側方被覆部42の張出しを支持する側方支持プレート46が配設され、側方支持プレート46は、側方被覆部42がバックボード25の側方端縁25aに当接するように、側方支持プレート46の内側に配設される支持フレーム47にて支持されている。これによって、側方被覆部42は、側方支持プレート46と支持フレーム47とにより支持されて、バックボード25の側方端縁25aに当接する状態を維持できつつ張出し形状も支持される。したがって、側方被覆部42がバックボード25の側方端縁25aに当接することによって、バックボード25とサイドサポート30との間に隙間が発生し無くなり、側方被覆部42がバックボード25に対して連なっているような外観とすることができる。
また、支持フレーム47にて支持される側方支持プレート46は、側方被覆部42の張出しを支持するので、サイドサポート30の側面部41を所望の張り出した形状とすることができる。これによって、バックボード25と隣接するサイドサポート30の側面部41の美観を向上させることができる。
加えて、支持フレーム47にて支持される側方支持プレート46は、ポリプロピレン樹脂等の硬質の合成樹脂にて、厚さ1mm程度の平板状に形成されているので、側方被覆部42の張出しを支持する際に、上記II−II断面へ字状となるような曲面を形成することができて、側方被覆部42の張出しを美しい外観とすることができる。
また、側方支持プレート46を支持する支持フレーム47は、バックボード25の側方端縁25aの対向位置に配設されているので、側方支持プレート46にて側方被覆部42をバックボード25の側方端縁25aに当接させるにあたって、この側方支持プレート46の支持を、バックボード25の側方端縁25aの近接位置とすることができる上、その支持力を対向位置に存するバックボード25の側方端縁25aに向けることができる。これによって、側方支持プレート46にて、適切に側方被覆部42をバックボード25の側方端縁に当接させることができ、上記したような、バックボード25とサイドサポート30との間の隙間を発生させず、面一的に連なって配置されている外観とすることができる。もって、バックボード25と隣接するサイドサポート30の側面部41の美観を向上させることができる。
これに対し、図3に示す幅狭位置から、図2に示す幅広位置に変更する場合には、次のようになる。すなわち、着座者の入力操作等に基づき、幅狭位置(図3)から幅広位置(図2)へパドル32を移動した場合には、サイドサポート30はシートバック中央本体21側とは反対側に移動する。そうすると、サイドサポート30は背面側Rrに収納されるように位置し、側面部41の外部に露出する範囲は狭まる。これにより、側面部41を構成する側方被覆部42の外部に露出する範囲も狭まることとなる。
この際、サイドサポート30の側方被覆部42の内には、サイドサポート用パッド33を延在させていないので、サイドサポート用パッド33が支持フレーム47やバックボード25等に対して干渉することが無くなる。これによって、スムーズにサイドサポート30の位置を変更させることができる。
また、側方被覆部42は、側方支持プレート46に縫合されており、側方支持プレート46は、付勢ゴム部材48によりバックボード25配置側(背面側Rr)に付勢されているので、側方被覆部42も側方支持プレート46の付勢力を受けてバックボード25配置側(背面側Rr)に付勢される。
これによって、側方被覆部42はバックボード25配置側(背面側Rr)に付勢されているので、このサイドサポート30の位置の変更と同時に、側方被覆部42もバックボード25配置側(背面側Rr)にスムーズに移動することとなる。したがって、サイドサポート30の側面部41は、サイドサポート30の位置の変更に対応してスムーズに移動し、皺や撓みを発生させることがなくなる。もって、バックボード25と隣接するサイドサポート30の側面部41の美観を向上させることができる。
また、側方被覆部42を支持する側方支持機構45は、板状の側方支持プレート46と棒状部材からなる支持フレーム47とによる嵩張りを抑えた構成であるので、サイドエアバッグ装置24を近くに配設した状態でも、シートバック12内に配設することができる。
また、支持フレーム47は、僅かにシートバック12の背面側Rrに入り込んだ個所に位置しているので、バックボード25の側方端縁25aと支持フレーム47とによって側面部41を挟み込むことができる。これによって、側方被覆部42をバックボード25の側方端縁25aに当接するにあたって、この状態を安定的に維持することができる。
また、側方支持プレート46の一端部46a近傍には、サイドサポート用パッド33の側方端部33aに設けられた雄面ファスナー35aと貼り合わされる雌面ファスナー35bが設けられているので、側面部41を全体に亘って支持することができ、前面部31と側面部41との縫い合せ個所も適切に位置決めすることができ、美しい外観意匠を呈することができる。
なお、本発明に係る車両用シートにあっては、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜に変更することができる。
例えば、上記実施の形態において説明したシートバック12にあっては、サイドサポート30の内部にサイドエアバッグ装置24を備えたものを例示するものであった。しかしながら、本発明に係る車両用シートは、これに限定されるものではなく、サイドエアバッグ装置等の適宜のエアバッグ装置が内蔵されないものであってもよい。
ただ、上記実施の形態におけるシートバック12において配設される側方支持機構45(側方支持プレート46および支持フレーム47)の構成は、サイドエアバッグ装置24を配設するに有利な構成である。すなわち、側方支持機構45(側方支持プレート46および支持フレーム47)の構成は、図4にも示すように、設置されるサイドエアバッグ装置24の大きさや形状に対応して適宜な変更がし易いものとなっており、サイドエアバッグ装置24の配設範囲やエアバッグ24bの膨張展開を妨げ難いものとなっている。
また、上記実施の形態において説明したシートバック12にあっては、支持フレーム47の当接支持部47aの配置位置として、バックボード25の側方端縁25aの対向個所であって、僅かにシートバック12の背面側Rrに入り込んだ個所について例示するものであった。しかしながら、本発明に係る支持フレームは、外装体の側方端縁の対向位置に配設されるものであれば、何ら問題ないものであり、上記実施の形態で例示するとすれば、バックボード25の側方端縁25aの周辺であれば、上記した所望の作用効果を奏することができる。
車両用シートの斜視図である。 サイドサポートのホールド幅が幅広となる幅広位置に設定されている場合の、図1におけるII−II断面矢視を示す要部拡大断面図である。 図2の要部拡大断面図において、サイドサポートのホールド幅が幅狭となる幅狭位置に設定されている場合の要部拡大断面図である。 支持フレームが設置されるサイドフレームの斜視図である。 従来例となるシートバックの要部断面図である。
符号の説明
10 車両用シート
12 シートバック
20 サイドフレーム
21 シートバック中央本体
22 中央本体用パッド
23 中央被覆部
24 サイドエアバッグ装置
25 バックボード(外装体)
25a バックボードの側方端縁
30 サイドサポート
31 前面部
32 パドル
33 サイドサポート用パッド
33a サイドサポート用パッドの側方端部
34 前面被覆部
34a 前面被覆部の側方端
35a 雄面ファスナー
35b 雌面ファスナー
41 側面部
42 側方被覆部
45 側方支持機構
46 側方支持プレート
46a 側方支持プレートの一端部
46b 側方支持プレートの他端部
47 支持フレーム
47a 支持フレームの当接支持部
48 付勢ゴム部材
49 取付けブラケット部材
Fr 前面側
Rr 背面側

Claims (3)

  1. 背もたれとなるシートバックを備えた車両用シートであって、
    前記シートバックは、着座者の背中を支持するシートバック中央本体と、車両の横加速に対して着座者を正しい姿勢に拘束するサイドサポートとを備え、
    前記サイドサポートは、着座者を拘束する拘束度合を調節するように位置変更可能に構成されつつ、前記シートバック中央本体の隣接位置から前記シートバックの前面側に張り出すパッドを表皮にて被覆する前面被覆部と、前記前面被覆部の側方端から前記シートバックの背面側に配置される外装体まで外観意匠を呈しながら前記シートバックの側方を表皮にて被覆する側方被覆部とを備え、
    前記側方被覆部の内には、前記パッドを延在させずに、前記側方被覆部の範囲に亘って該側方被覆部の張出しを支持する側方支持プレートが配設され、
    前記側方支持プレートは、前記側方被覆部が前記外装体の側方端縁に当接するように、前記側方支持プレートの内側に配設される支持フレームにて支持され、
    前記支持フレームは、シート本体フレームにて固定支持され、
    前記側方支持プレートは、前記外装体配置側に付勢されていることを特徴とする車両用シート。
  2. 請求項1に記載の車両用シートにおいて、
    前記側方被覆部は、前記側方支持プレートに縫合されていることを特徴とする車両用シート。
  3. 請求項1または請求項2に記載の車両用シートにおいて、
    前記支持フレームは、前記外装体の前記側方端縁の対向位置に配設されていることを特徴とする車両用シート。
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