JP5928368B2 - 車両用シート - Google Patents

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本発明は、車両用シートに関する。
下記特許文献1に記載された車両用シートでは、シートバックのサイドサポート内に設けられたパドルが電動モータによってシート幅方向に移動されることにより、サイドサポートがシート幅方向に変位する。このサイドサポートの側面を覆う側方被覆部(表皮)は、後端部が付勢ゴム部材を介してサイドフレームの後端部に連結されており、サイドサポートの上記変位に伴って付勢ゴム部材が伸縮する。この付勢ゴム部材は、シートバックの背面及び側面後部の意匠を構成するバックボードによって覆われており、サイドサポートの変位に伴ってシート前方側へ伸長された状態においても、シートバックの外側に露出しないように、シートバックの後部に配設されている。
特開2010−137593号公報
ところで、バケットタイプの車両用シートのように、シェルタイプのフレーム(以下、「シェルフレーム」と称する)によってシートバックの背面及び側面後部の意匠が構成される場合、上述の如き付勢ゴム部材をシェルフレームに連結する作業が困難になる。つまり、このような車両用シートでは、表皮がパッドに被せられてサブアッセンブリ化された状態で、シェルフレームにシート前方側から組み付けられる。その状態で、表皮の端部に取り付けられた付勢ゴム部材を、シートバックの内側でシェルフレームの後部に連結するためには、シェルフレームの側壁とパッドとの間の狭い隙間に手を入れて、手探りで連結する必要があるため、連結作業が極めて煩雑になる。
本発明は上記事実を考慮し、シートバックの表皮の端部を弾性部材を介してシェルフレームに連結する作業を容易にすることができる車両用シートを得ることを目的とする。
請求項1に記載の発明に係る車両用シートは、シートバックの背面に配置される後壁部、及び該後壁部のシート幅方向両端部からシート前方側へ延出されて前記シートバックの側面に配置される側壁部を有し、前記シートバックの骨格を構成するシェルフレームと、前記シェルフレームによってシート後方側から支持されたパッドと、前記パッドの表面を覆った表皮と、前記後壁部の前面側で前記シェルフレームに設けられた固定部に一端部が固定されると共に、他端部に前記表皮の端部が連結された弾性部材と、前記側壁部の前端側で前記シェルフレームに設けられ、前記弾性部材が伸長された状態で前記弾性部材の他端部を支持可能な支持部と、を備えている。
請求項1に記載の発明では、シートバックのシェルフレームに構成部材を組み付ける際には、先ず、シェルフレームの後壁部の前面側に設けられた固定部に、弾性部材の一端部を固定する。次いで、弾性部材を伸長させ、該弾性部材の他端部を、シェルフレームの側壁部の前端側に設けられた支持部に支持させる。次いで、表皮を被せたパッドをシェルフレームに前面側から組み付け、表皮の端部を弾性部材の他端部に連結すると共に、支持部による弾性部材の他端部の支持を解除する。これにより、表皮の端部が弾性部材の引張力によってシェルフレームの後壁部側(上記固定部側)へ引っ張られる。
ここで、上記の支持部は、上述の如くシェルフレームの側壁部の前端側に設けられているため、支持部に支持された弾性部材の他端部に表皮の端部を連結する際には、シェルフレームの側壁部の前端側で作業をすることができる。これにより、シートバックの表皮の端部を弾性部材を介してシェルフレームに連結する作業を容易にすることができる
請求項2に記載の発明に係る車両用シートは、請求項1において、前記弾性部材の他端部には、前記表皮の端部が連結される連結部が設けられたアタッチメントが取り付けられている。
請求項2に記載の発明では、弾性部材の他端部にアタッチメントが取り付けられており、当該アタッチメントに設けられた連結部に表皮の端部が連結される。このようなアタッチメントが弾性部材に設けられているため、表皮と弾性部材との連結作業を一層容易にすることができる。
請求項3に記載の発明に係る車両用シートは、請求項1又は請求項2において、前記弾性部材の他端部には、前記支持部に引掛けられる引掛部が設けられたアタッチメントが取り付けられている。
請求項3に記載の発明では、弾性部材の他端部にアタッチメントが取り付けられており、当該アタッチメントに設けられた引掛部がシェルフレームの支持部に引掛けられることにより、弾性部材の他端部が支持部に支持される。これにより、弾性部材の他端部を支持部に支持させる作業を容易にすることができる。
請求項4に記載の発明に係る車両用シートは、請求項1〜請求項3の何れか1項において、前記弾性部材の他端部には、前記表皮の端部が連結される連結部と、前記支持部に引掛けられる引掛部とが設けられたアタッチメントが取り付けられており、前記引掛部は、前記表皮の端部が前記連結部に連結されることで前記アタッチメントの本体部に対し変位されて前記支持部に対する引掛け状態を解除される。
請求項4に記載の発明では、弾性部材の他端部にアタッチメントが取り付けられており、当該アタッチメントに設けられた引掛部がシェルフレームの支持部に引掛けられることにより、弾性部材の他端部が支持部に支持される。その状態で、アタッチメントに設けられた連結部に表皮の端部を連結すると、上記引掛部がアタッチメントの本体部に対して変位することにより、支持部に対する引掛部の引掛け状態、すなわち支持部による弾性部材の支持が解除される。つまり、表皮の端部をアタッチメントに連結するだけで、支持部による弾性部材の支持が解除されるので、作業工数を少なくすることができる。
以上説明したように、本発明に係る車両用シートでは、シートバックの表皮の端部を弾性部材を介してシェルフレームに連結する作業を容易にすることができる。
本発明の実施形態に係る車両用シートの斜視図である。 図1のF2−F2線に沿った切断面を示す拡大断面図である。 同車両用シートのサイドサポート部がシート幅方向内側に移動された状態を示す図2に対応した断面図である。 図車両用シートの構成部材であるアタッチメントの斜視図である。 同アタッチメントにシートカバーの端部を連結する際の状況を説明するための断面図である。
以下、図1〜図5を用いて、本発明の実施形態に係る車両用シート10について説明する。なお、図2、3、5では、図面を見易くする関係から一部の部材のハッチングを省略している。また、各図中に適宜示される矢印FR、矢印UP、矢印Wは、車両用シート10の前方向、上方向、幅方向(左右方向)をそれぞれ示しており、車両用シート10の前後左右上下の方向は、車両の前後左右上下の方向と一致している。以下、単に前後、左右、上下の方向を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、シート前後方向の前後、シート左右方向の左右、シート上下方向の上下を示すものとする。
(構成)
図1に示されるように、本実施形態に係る車両用シート10は、シートクッション12と、シートクッション12の後端部に連結されたシートバック14と、シートバック14の上端部に連結されたヘッドレスト16とを備えている。
図2に示されるように、シートバック14の骨格は、シェルフレーム18によって構成されている。このシェルフレーム18は、後壁部18Aと、後壁部18Aのシート幅方向両端部からシート前方側へ延出された左右の側壁部18Bと、後壁部18Aの上端部からシート前方側へ突出した図示しない上壁部とによって構成されており、シート前方側が開放された殻状(シェル状)に形成されている。後壁部18Aは、シートバック14の背面に配置されており、左右の側壁部18Bは、シートバック14の側面に配置されている。これらの後壁部18A及び側壁部18Bは、シートバック14の意匠面を構成している。
シェルフレーム18のシート前方側には、クッション材であるバックパッド20(パッド)が取り付けられている。このバックパッド20は、ウレタンフォーム等の発砲体によって形成されており、シェルフレーム18によってシート後方側から支持されている。このバックパッド20の表面(シートバック14の外側に露出する面)は、シートカバー22(表皮)によって覆われている。
上記のシートバック14は、着座乗員の背部をシート後方側から支持する本体部14Aと、該本体部14Aのシート幅方向両側に設けられた左右のサイドサポート部14Bとを備えている。左右のサイドサポート部14Bは、本体部14Aよりもシート前方側へ突出しており、着座乗員の上体を側方から支持する構成になっている。
バックパッド20は、本体部14Aに設けられたパッド本体部20Aと、左右のサイドサポート部14Bに設けられた左右のパッドサイド部20Bとを一体に備えている。パッドサイド部20Bは、パッド本体部20Aよりもシート前方側へ膨出している。
シートカバー22は、パッド本体部20Aをシート前方側から覆うフロント表皮24と、左右のパッドサイド部20Bをシート前方側及びシート幅方向内側から覆う左右のフロントサイド表皮26と、左右のパッドサイド部20Bをシート幅方向外側から覆う左右のサイド表皮28とによって構成されている。フロント表皮24のシート幅方向両端部は、縫製部S1において左右のフロントサイド表皮26のシート幅方向内側端部と縫製されており、左右のフロントサイド表皮26のシート幅方向外側端部は、縫製部S2において左右のサイド表皮28の前端部と縫製されている。左右のサイド表皮28の後端部は、長尺な円柱状に形成された玉縁部材に巻き掛けられると共に、巻き掛け前後の部分が縫製されている。これにより、左右のサイド表皮28の後端部には、玉縁部28A(被連結部)が形成されている。
左右のパッドサイド部20Bの後方には、サイドサポート調整機構30の構成部材であるパドル32がそれぞれ配置されている。これらのパドル32は、平板状に形成されており、前面がパッドサイド部20Bの後面に当接している。これらのパドル32は、図示しない駆動モータの駆動力によって図2に示される退避位置と図3に示される突出位置との間で回転される構成になっている。これにより、左右のサイドサポート部14Bが、着座乗員の上体の側面から離間する幅広位置(図2に示される位置)と、着座乗員の上体の側面に接近する幅狭位置(図3に示される位置)との間で移動され、左右のサイドサポート部14Bによる着座乗員のホールド性が調整される構成になっている。
ここで、本実施形態では、左右のサイドサポート部14Bの上述の如き移動を許容するために、シートカバー22の端部である左右のサイド表皮28の後端部(玉縁部28A)が、それぞれ弾性部材としてのゴム部材34を介してシェルフレーム18に連結されている。各ゴム部材34は、帯状又はシート状に形成されており、図2に示されるように、シェルフレーム18の後壁部18Aとバックパッド20との間における後壁部18A側に配置されている。
各ゴム部材34の一端部には、それぞれ固定部材としてのJフック36が固定されている。これらのJフック36に対応してシェルフレーム18には、左右一対の固定用ワイヤ38(固定部)が設けられている。これらの固定用ワイヤ38は、シェルフレーム18のシート幅方向中央部において後壁部18Aの前面側に設けられており、シートバック14の上下方向に延びている。これらの固定用ワイヤ38は、図2及び図3では示されていない箇所において後壁部18Aに固定されている。左右のJフック36は、それぞれ左右の固定用ワイヤ38に引っ掛けられて固定されている。
各ゴム部材34の他端部には、それぞれアタッチメント40が固定されている。これらのアタッチメント40は、例えば樹脂材料によって成形されたものであり、図4に示される如く、略ブロック状に形成された本体部42と、該本体部42に対して回転可能に取り付けられた引掛部46とを備えている。
本体部42の基端部(図4では右側の部位)には、ゴム部材34の他端部が固定される固定片42Aが設けられており、本体部42の先端部(図4では左側の部位)には、サイド表皮28の後端部が連結される連結部48が設けられている。この連結部48は、凹状に形成されており、サイド表皮28の後端部に設けられた玉縁部28Aを嵌入係止可能とされている。
一方、引掛部46は、断面L字形の板状に形成されており、長手方向中間部が支軸50回りに回転可能に本体部42に連結されている。この引掛部46は、図4に実線で示される引掛解除位置と図4に二点鎖線で示される引掛位置との間で、本体部42に対して回転可能とされている。引掛部46と本体部42との間には、図示しないスナップ構造が設定されている。これにより、引掛部46は、所定値以上の荷重が作用しないかぎり、引掛解除位置と引掛位置との何れか一方に保持されるように構成されている。
上記アタッチメント40の引掛部46に対応してシェルフレーム18には、左右一対の支持用ワイヤ52(支持部)が設けられている。左右の支持用ワイヤ52は、シェルフレーム18の左右の側壁部18Bのシート幅方向内側において、各側壁部18Bの前端側(ここでは前端部の近傍)に配置されており、シートバック14の上下方向に延びている。これらの支持用ワイヤ52は、図2及び図3では示されない箇所で各側壁部18Bに固定されている。
これらの支持用ワイヤ52には、アタッチメント40の引掛部46が引掛位置に位置する状態で、当該引掛部46の先端に設けられた爪部46Aを引掛け可能とされている(図5に実線で示される状態参照)。但し、アタッチメント40及びJフック36を含めたゴム部材34の長さ寸法は、支持用ワイヤ52と固定用ワイヤ38との間の距離よりも充分に短く設定されている。このため、アタッチメント40の引掛部46は、ゴム部材34が弾性的に伸長された状態で、支持用ワイヤ52に引っ掛けられる構成になっている。
なお、シェルフレーム18の前面側には、左右のアタッチメント40を後壁部18A及び側壁部18Bに沿って摺動させるための左右一対のガイド部54が設けられている。これらのガイド部54は、後壁部18A及び側壁部18Bに沿って延びており、これらのガイド部54と後壁部18A及び側壁部18Bとの間に左右のアタッチメント40及び左右のゴム部材34が配設されている。これらのガイド部54は、図2及び図3では示されない箇所でシェルフレーム18に固定されている。
図5に示されるように、アタッチメント40の引掛部46が支持用ワイヤ52に引っ掛けられた状態で、サイド表皮28の後端部の玉縁部28Aがアタッチメント40の連結部48に嵌入されると、サイド表皮28の後端部(シートカバー22の端部)がアタッチメント40を介してゴム部材34の他端部に連結される。この際、引掛部46の基端部(爪部46Aとは反対側の端部)が玉縁部28Aによって押されることにより、引掛部46が前述したスナップ構造による付勢力に抗して引掛位置から引掛解除位置へと回転される。これにより、支持用ワイヤ52によるアタッチメント40の支持が解除され、アタッチメント40に連結されたシートカバー22の端部がゴム部材34の引張力によってシート後方側(後壁部18A側)へ引っ張られる構成になっている(図5の二点鎖線参照)。
なお、アタッチメント40及びゴム部材34は、サイドサポート部14Bが図2に示される幅広位置及び図3に示される幅狭位置の何れの位置に位置する状態でも、シートバック14の外側に露出しないように、シートバック14の内側の後部に配設されている。
(作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
上記構成の車両用シート10では、シートバック14のシェルフレーム18に構成部材を組み付ける際には、先ず、シェルフレーム18の後壁部18Aの前面側に設けられた固定用ワイヤ38に、ゴム部材34の一端部をJフック36により固定する。次いで、ゴム部材34を伸長させ、該ゴム部材34の他端部に取り付けられたアタッチメント40の引掛部46を、シェルフレーム18の側壁部18Bの前端側に設けられた支持用ワイヤ52に引っ掛けて支持させる。次いで、シートカバー22を被せたバックパッド20をシェルフレーム18に前面側から組み付け、シートカバー22の端部の玉縁部28Aをアタッチメント40の連結部48に連結する。これにより、支持用ワイヤ52に対する引掛部46の引掛け状態が解除され、ゴム部材34が縮むことにより、シートカバー22の端部がゴム部材34の引張力によってシェルフレーム18の後壁部18A側へ引っ張られる。
ここで、本実施形態では、上述の如く、ゴム部材34の他端部に取り付けられたアタッチメント40を支持する支持用ワイヤ52が、シェルフレーム18の側壁部18Bの前端側に設けられている。このため、支持用ワイヤ52に支持されたアタッチメント40にシートカバー22の端部を連結する際には、シートバック14において比較的前方側の部位である側壁部18Bの前端側において連結作業を行うことができる。これにより、シートカバー22の端部をゴム部材34を介してシェルフレーム18に連結する作業を容易にすることができる
しかも、本実施形態では、ゴム部材34の他端部にアタッチメント40が取り付けられており、当該アタッチメント40に設けられた連結部48にシートカバー22の端部が連結される。このようなアタッチメント40がゴム部材34に取り付けられているため、シートカバー22とゴム部材34との連結作業を一層容易にすることができる。
また、上記アタッチメント40には、引掛部46が設けられており、当該引掛部46が支持用ワイヤ52に引掛けられることにより、ゴム部材34の他端部が支持用ワイヤ52に支持される。これにより、ゴム部材34の他端部を支持用ワイヤ52に支持させる作業を容易にすることができる。
さらに、本実施形態では、支持用ワイヤ52に支持されたアタッチメント40の連結部48にシートカバー22の端部を連結すると、アタッチメント40の引掛部46が本体部42に対して回転(変位)することにより、支持用ワイヤ52に対する引掛部46の引掛け状態、すなわち支持用ワイヤ52によるゴム部材34の支持が解除される。つまり、シートカバー22の端部をアタッチメント40に連結するだけで、支持用ワイヤ52によるゴム部材34の支持が解除されるので、作業工数を少なくすることができる。
また、本実施形態では、サイドサポート調整機構30によって左右のサイドサポート部14Bが幅広位置と幅狭位置との間で移動される際には、左右のゴム部材34が伸縮することにより、左右のサイドサポート部14Bの移動を許容することができる。しかも、シェルフレーム18の前面側には、左右のアタッチメント40を後壁部18A及び側壁部18Bに沿って摺動させるための左右のガイド部54が設けられており、これらのガイド部54と後壁部18A及び側壁部18Bとの間に左右のアタッチメント40及び左右のゴム部材34が配設されている。これにより、左右のアタッチメント40及び左右のゴム部材34が、シートバック14の内部の他の構成部材に対して不用意に干渉しないようにすることができる。
<実施形態の補足説明>
上記実施形態では、シェルフレーム18に左右のガイド部54が設けられた構成にしたが、本発明はこれに限らず、左右のガイド部54が省略された構成にしてもよい。
また、上記実施形態では、アタッチメント40の連結部48にシートカバー22の端部が連結されることで、支持用ワイヤ52に対する引掛部46の引掛状態が解除される構成にしたが、本発明はこれに限らず、アタッチメントの連結部への表皮の端部の連結作業と、弾性部材の他端部の支持部からの支持解除作業とを別々に行う構成にしてもよい。
また、上記実施形態では、アタッチメント40に設けられた引掛部46が支持用ワイヤ52に引っ掛けられることで、ゴム部材34の他端部が支持用ワイヤ52に支持される構成にしたが、本発明はこれに限らず、支持部における弾性部材他端部の支持構造は適宜変更することができる。
さらに、上記実施形態では、ゴム部材34の他端部に取り付けられたアタッチメント40が、シートカバー22の端部を連結するための連結部48を備えた構成にしたが、本発明はこれに限らず、アタッチメント40が省略された構成にしてもよい。その場合、例えば、弾性部材の他端部に取り付けられたフックを、表皮の端部に形成された孔に引っ掛けることにより、表皮の端部を弾性部材の他端部に連結することができる。
また、上記実施形態では、シェルフレーム18の側壁部18Bの前端側に設けられた支持用ワイヤ52によって、ゴム部材34の他端部が支持される構成にしたが、本発明はこれに限らず、支持用ワイヤ52を省略し、シェルフレーム18の側壁部18Bの前端部、又はガイド部54の前端部を支持部としてもよい。その場合、弾性部材の他端部に取り付けられたフック等を、上記支持部に引っ掛けることで、弾性部材の他端部を支持部に支持させることができる。
その他、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記実施形態に限定されないことは勿論である。
10 車両用シート
14 シートバック
14B サイドサポート部
18 シェルフレーム
18A 後壁部
18B 側壁部
20 バックパッド(パッド)
22 シートカバー(表皮)
28A 玉縁部(表皮の端部)
34 ゴム部材(弾性部材)
38 固定用ワイヤ(固定部)
40 アタッチメント
42 本体部
46 引掛部
48 連結部
52 支持用ワイヤ(支持部)

Claims (4)

  1. シートバックの背面に配置される後壁部、及び該後壁部のシート幅方向両端部からシート前方側へ延出されて前記シートバックの側面に配置される側壁部を有し、前記シートバックの骨格を構成するシェルフレームと、
    前記シェルフレームによってシート後方側から支持されたパッドと、
    前記パッドの表面を覆った表皮と、
    前記後壁部の前面側で前記シェルフレームに設けられた固定部に一端部が固定されると共に、他端部に前記表皮の端部が連結された弾性部材と、
    前記側壁部の前端側で前記シェルフレームに設けられ、前記弾性部材が伸長された状態で前記弾性部材の他端部を支持可能な支持部と、
    を備えた車両用シート。
  2. 前記弾性部材の他端部には、前記表皮の端部が連結される連結部が設けられたアタッチメントが取り付けられている請求項1に記載の車両用シート。
  3. 前記弾性部材の他端部には、前記支持部に引掛けられる引掛部が設けられたアタッチメントが取り付けられている請求項1又は請求項2に記載の車両用シート。
  4. 前記弾性部材の他端部には、前記表皮の端部が連結される連結部と、前記支持部に引掛けられる引掛部とが設けられたアタッチメントが取り付けられており、前記引掛部は、前記表皮の端部が前記連結部に連結されることで前記アタッチメントの本体部に対し変位されて前記支持部に対する引掛け状態を解除される請求項1に記載の車両用シート。
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