JP6260827B2 - 車両用内装材 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用内装材に関する。
従来、車両用内装材として、下記特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1に記載の車両用内装材では、加飾部材(内装部品)には、ビス挿通孔が形成された取付突部が突設されており、取付突部がアッパーボードおよびミドルボード(トリム本体部)にビス止めされることにより、加飾部品がアッパーボードおよびミドルボードの車室内側に取り付けられる構成とされている。そして、取付突部には、特許文献1の図5から図7に示されるように、加飾部材の裏面に連なるリブが設けられることが記載されている。
特開2010−264835号公報
ところで、車両用内装材は、車両が車両上下方向に延設されたポール等に衝突する際に、当該ポール等と対向する部分が車室内側に侵入することにより、水平方向において車室内側に屈曲する形で、局所的な変形を生じる場合がある。このような場合に、上記のような構成においては、内装部品がトリム本体部の車室内側、すなわち、車両用内装材の屈曲形状において、トリム本体部に対して周の外側に位置することとなり、内装部品とトリム本体部との間に周長差が発生することとなる。ここで、取付突部は、内装部品に対して設けられているから、内装部品とトリム本体部との周長差に起因して、取付突部に対してトリム本体部から車室外側に向かって力が掛かることが想定される。そして、トリム本体部から取付突部に掛かる力の大きさによっては、取付突部が、例えば、その根元で折れる等して、内装部品が破損する事態の発生が懸念される。
取付突部が破損する事態の発生を抑制するための対策として、取付突部の剛性を高めることが考えられる。具体的には、取付突部と内装部品に連なるリブを更に追加したり、リブの板厚を大きくしたりする対策が考えられる。しかしながら、そのような対策では、当該リブを設けたことにより、内装部品の意匠面にヒケが発生し易くなることが懸念される。また、別の対策として、内装部品の材質を剛性の高いものとする対策も考えられる。しかしながら、そのような対策では、内装部品に採用することができる材料がその剛性によって制限され、内装部品で実現可能とされる意匠が制限されることが懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、内装部品の意匠性を損なうことなく、取付突部が破損する事態の発生を抑制可能な車両用内装材を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の車両用内装材は、車室内の側壁をなす意匠面を有するトリム本体部と、長手状の内装部品であって、水平方向にその長手方向を沿わせる姿勢で前記トリム本体部の前記意匠面側に配される内装部品と、を備え、前記内装部品には、前記トリム本体部に向かって突出するとともに前記トリム本体部に対して取り付けられる取付突部が設けられ、前記トリム本体部には、前記取付突部が挿通される貫通孔が形成されるとともに、前記内装部品に対して車室内外方向に荷重が入力された際に、前記貫通孔に挿通された前記取付突部が前記トリム本体部に対してその荷重入力方向に相対移動することを許容する移動許容部が設けられている。
本発明によれば、トリム本体部に移動許容部が設けられているから、車両衝突時等において取付突部がトリム本体部に対してその荷重入力方向に相対移動することにより、トリム本体部から取付突部に掛かる力を低減することができる。このため、内装部品に対して車室内外方向に荷重が入力された際に、内装部品が破損する事態の発生を抑制することができる。
上記構成において、前記内装部品は、荷重入力時に屈曲変形することが予定される屈曲予定部を有し、前記移動許容部は、前記取付突部が前記トリム本体に対して前記屈曲予定部側に向かって相対移動することを許容する構成とされていてもよい。
このような構成によれば、屈曲予定部が屈曲変形して、トリム本体部と内装部品との間に周長差が生じる場合であっても、好適に、当該周長差を吸収することができ、トリム本体部から取付突部に掛かる力を低減することができる。
上記構成において、前記移動許容部及び前記貫通孔は、互いに連通して形成された長孔とされ、前記長孔は、前記トリム本体部における前記屈曲予定部と重なる位置に向かって延びる形で形成されているものであってもよい。
このような構成によれば、取付突部が長孔内を移動する態様でトリム本体に対して屈曲予定部側に向かって相対移動するものとすることができ、移動許容部及び貫通孔において取付突部が移動することを妨げるものがない。このため、好適に、トリム本体部から取付突部に掛かる力を低減することができる。
上記構成において、前記取付突部は、前記長孔における前記屈曲予定部から遠い側の位置で前記長孔に対して挿通されるとともに前記長孔の孔縁に係止されているものであってもよい。
このような構成によれば、取付突部が長孔における屈曲予定部から遠い側の孔縁に係止されるものとすることができ、例えば、取付突部が屈曲予定部から遠い側の孔縁に係止されない構成に比べて、移動許容部を設けたことに起因して、取付突部がトリム本体部に係止される係止力が低下することを抑制することができる。
上記構成において、前記取付突部は、前記内装部品の長手方向に沿って複数設けられ、前記屈曲予定部は、複数の前記取付突部のうち、前記内装部品の長手方向における一端部側に配された前記取付突部と他端部側に配された前記取付突部との間の位置に設定され、複数の前記取付突部のうち、前記屈曲予定部より前記一端部側に配設された前記取付突部は、前記長孔における前記一端部側の位置で前記長孔に対して挿通されるとともに前記長孔の孔縁に係止される一方、前記屈曲予定部より前記他端部側に配設された前記取付突部は、前記長孔における前記他端部側の位置で前記長孔に対して挿通されるとともに前記長孔の孔縁に係止されているものであってもよい。
このような構成によれば、屈曲予定部が屈曲変形して内装部品とトリム本体部との間で周長差が生じる場合であっても、屈曲予定部の両側で当該周長差を吸収することができ、好適である。
本発明によれば、内装部品が破損する事態の発生を抑制可能な車両用内装材を提供することができる。
本発明の実施形態1及び実施形態2に係る車両用内装材を示す斜視図 実施形態1のドアトリムを示す斜視図 内装部品とトリム本体部を示すドアトリムの一部断面図(図2のIII−III線で切断した図に対応) 図3の車両側突時における内装部品とトリム本体部の変形態様の一例を示すドアトリムの一部断面図 図3のトリム本体部を裏側から視た平面図 本発明の実施形態3に係るドアトリムを示す斜視図 図6のトリム本体部を裏側から視た平面図 本発明の実施形態4に係るトリム本体部を裏側から視た平面図
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図5によって説明する。実施形態1では、車両10に設けられた車両用内装材の一例であるドアトリム20を例示する。なお、図1及び図2における左側を車両前方とし、右側を車両後方とするとともに、図1及び図2における上側を車両上方とし、下側を車両下方として説明する。
車両用ドア11は、図1に示すように、座席側方に位置して、車両のサイドドアとして使用されるものである。車両用ドア11は、インナパネル12(図3参照)及びアウタパネル(図示せず)から構成される車両パネルに対して、ドアトリム20が車室内側から取り付けられることで構成されている。
ドアトリム20は、板状をなすトリムボード21(トリム本体部)を主体に構成されている。トリムボード21は、例えばポリプロピレン等の合成樹脂材料などによって構成されている。なお、トリムボード21の材質は、合成樹脂材料に限定されず、例えば、木質系材料と合成樹脂を混合したものなどを用いてもよい。また、後述するトリムボード21を構成する各ボード部22〜24の表面には、必要に応じて、天然皮革や合成皮革等の皮革や、織物、編物、不織布等の布帛等からなる表皮材が貼り付けられてもよい。
トリムボード21は、図2に示すように、複数の部分に分割可能な構成となっている。具体的には、トリムボード21は、アッパーボード部22と、アームレストボード部23と、ロアボード部24とを備え、これらのボード部22〜24が互いに組付けられたものからなる。なお、トリムボード21は、他にオーナメント等を備える構成であってもよい。
アッパーボード部22は、トリムボード21の上部を構成し、ロアボード部24は、トリムボード21におけるアッパーボード部22より下側の大部分を構成する。アッパーボード部22には、その下側にロアボード部24と後述する内装部品40が取り付けられる取付座部30が設けられている。
取付座部30は、アッパーボード部22のうち後述する意匠面21Aを構成する部分の下端から車室外側に向かって立ち上がるとともに、その立ち上がり端から車両下側に向かって延びる座面を有する。取付座部30には、その座面に後述する貫通孔31の下側にロアボード部24が公知の手法で組み付けられるロアボード取付孔(不図示)が形成されている。
取付座部30には、図3に示すように、その座面に取付突部42が挿通される貫通孔31が形成されている。貫通孔31は、複数の取付突部42の各々をそれぞれ挿通する構成とされ、取付突部42の位置と整合する位置(車室内外方向における取付突部42と重なる位置)に配されるとともに、取付突部42の外形とほぼ同じ大きさ及び形状(取付突部42に対してはめあい公差を有する形状)に形成されている。取付座部30には、貫通孔31と連通する形で移動許容部32が設けられている。なお、移動許容部32に係る構成、及び、取付突部42が貫通孔31に挿通され、内装部品40がトリムボード21に対して取り付けられる取付構成については後に説明する。
ロアボード部24には、図2に示すように、その一部が車室内側に向かって膨出する形でアームレスト23Aが設けられている。アームレスト23Aは、ドアトリム20の車両上下方向における略中央部に配され、車両前後方向に沿って延びている。アームレストボード部23は、アームレスト23Aの車両後側を構成し、その上面が乗員の肘掛けとして使用される。アームレスト23Aにおける、アームレストボード部23の前方には、スイッチベース(不図示)を取り付けるための貫通孔状の取付孔13が設けられている。また、ロアボード部24には、図2に示すように、インサイドハンドル14、スピーカグリル15、ドアポケット16等が設けられている。
トリムボード21は、図1に示すように、車室内の側壁をなす意匠面21Aを有している。トリムボード21のうち意匠面21Aを構成する部分は、ドアパネル(インナパネル12)と対向状をなし(図3参照)、車両側突時等において、車室外側からドアパネル(インナパネル12)を介して入力される荷重を受ける部分とされる。
意匠面21Aは、図2に示すように、車両上下方向に沿って延在している。本実施形態では、意匠面21Aは、車両上下方向かつ車両前後方向に沿って延在しており、その横方向(車両上下方向と直交する方向)が水平方向、すなわち車両前後方向と一致している。意匠面21Aは、その上部がアッパーボード部22で構成されるとともに、その下部がロアボード部24で構成されている。このような構成により、意匠面21Aには、アッパーボード部22とロアボード部24の境界部21Bが、車両前後方向に沿って延びている。より詳しくは、境界部21Bは、車両前方ではロアボード部24が車両上方に突き出す形で、また、車両後方ではアッパーボード部22が車両下方に突き出す形で緩やかに湾曲しつつ、車両前後方向に沿って延びている。境界部21Bの中央部(ロアボード部24とアッパーボード部22のそれぞれ突き出した部分の間)には、内装部品40が配設されている。
内装部品40は、図2に示すように、長手状をなし、水平方向(意匠面21Aの横方向、車両前後方向)にその長手方向を沿わせる姿勢でトリムボード21の意匠面21A側に配されている。内装部品40は、その長さ寸法が意匠面21Aの横方向(車両前後方向)における寸法以下であって、意匠面21Aの横方向における寸法の1/3以上の寸法とされており、好ましくは1/2以上の寸法とされており、更に好ましくは2/3以上の寸法とされている。内装部品40の長さ寸法が上述の所定の長さ以上とされる構成においては、ドアトリム20の意匠性を優れたものとすることができる一方、ドアトリム20に局所的な変形が生じた場合に、意匠面21Aと内装部品40との周長差がより一層大きくなり易く、本願構成が特に好適である。
内装部品40は、意匠面21Aにおける横方向(車両前後方向)における略中央部に配されている。なお、意匠面21Aにおける中央部は、比較的剛性の高い構造物であるピラー(本実施形態では、フロントピラー及びセンターピラー)の間に配される部分であり、ドアトリム20において車両側突時等に屈曲変形しやすい部分と言える。また、内装部品40は、アームレスト23Aの上方において、アームレスト23Aの延設方向にその長手方向を沿わせる姿勢で配されている。言い換えれば、内装部品40は、ドアトリム20の車室内側に配される座席に着座した着座者の胸部と対向する位置から車両前方に延びる姿勢で配されている。このような構成においては、内装部品40の衝撃吸収性能を高めることにより、車両側突時等における着座者への傷害値を効果的に低減することができる。
内装部品40は、図3に示すように、加飾された長手状のパネル部41と、パネル部41の裏面(車室外側の面)からトリムボード21に向かって突出するとともにトリムボード21に対して取り付けられる取付突部42とを備えている。取付突部42には、パネル部41の裏面に連なるとともに、車両前後方向及び車両上下方向に延びる十字状の補強リブ43が設けられている。内装部品40は、合成樹脂製とされ、パネル部41と、取付突部42と、補強リブ43とが一体的に形成されている。
取付突部42は、図3に示すように、円筒状をなし、内側にビス45が締結される中空部を有する。また、取付突部42は、内装部品40(パネル部41)の長手方向に沿って複数(本実施形態では5つ)設けられている。複数の取付突部42は、それぞれ貫通孔31に挿通されるとともに、車室外側からビス45が締結されることで、貫通孔31の孔縁にビス45を介して間接的に係止されている。なお、複数の取付突部42のうち、中央に配されている取付突部42を、取付突部42Aと称するとともに、取付突部42Aに隣接して車両前方と車両後方に配される取付突部42,42をそれぞれ取付突部42B,42Cと称し、車両前端と車両後端に配される取付突部42,42をそれぞれ取付突部42D,42Eと称する。
続いて、移動許容部32に係る構成について説明する。
ドアトリム20には、例えば、車両が車両上下方向に延設されたポール等に側面衝突して、図4に示すように、局所的な変形が生じる場合がある。この際、トリムボード21と内装部品40の各々には、車室内外方向における車室内側に向けて荷重が入力され、それぞれ変形する。
内装部品40は、その長手方向を水平方向、すなわち、意匠面21Aの横方向(車両前後方向)に沿わせる姿勢で配されている構成上、荷重入力時に屈曲変形することが予定される屈曲予定部47を有する。屈曲予定部47は、複数の取付突部42のうち、内装部品40の長手方向における車両前側(一端部側)に配された取付突部42Dと車両後側(他端部側)に配された取付突部42Eとの間の位置に設定されている。具体的には、本実施形態では、屈曲予定部47は、取付突部42Aが配される位置に設定されている。
屈曲予定部47としては、内装部品40の長手方向における中央部や、内装部品40のうちドアトリム20の中央部と重なる部分等、本来的に屈曲変形が生じ易い部分を例示することができる。また、屈曲予定部47としては、内装部品40とトリムボード21との係止力が他の係止箇所より高い部分(本実施形態における、取付突部42Aに係る構成)や、内装部品のうち他の部分より弱体化された部分等、内装部品40の他の部分に比べて屈曲変形が促進される構成を有する部分を例示することができる。さらに、別の態様の屈曲予定部としては、内装部品のうちその車室内側の座席に座る着座者と対向する部分、特に、着座者の頭部、胸部、腹部等と対向する部分等、車両衝突時において、内装部品における衝撃吸収性能が着座者へ与える影響が大きいと考えられる部分を例示することができる。
移動許容部32は、図3及び図4に示すように、内装部品40に対して車室内外方向に荷重が入力された際に、貫通孔31に挿通された取付突部42がトリムボード21に対してその荷重入力方向に相対移動することを許容する構成とされている。本実施形態では、移動許容部32は、内装部品40に対して車室内側に向けて荷重が入力された場合に、取付突部42がトリムボード21に対して屈曲予定部47側に向かって相対移動することを許容する構成とされている。
移動許容部32は、図5に示すように、内装部品40の中央部(屈曲予定部47)に配された取付突部42Aに対して設定されておらず、取付突部42A以外の取付突部42B〜42Eに対して設定されている。具体的には、取付突部42Aが挿通される貫通孔31は、略円形をなす一方、取付突部42B〜42Eが挿通される貫通孔31は、それぞれ移動許容部32と連通して形成された長孔33B〜33Eとされている。なお、以下の説明においては、長孔33B〜33Eを総称して、長孔33と称する。
長孔33は、図5に示すように、貫通孔31がトリムボード21における屈曲予定部47と重なる位置に向かって延びる形で形成されている。言い換えれば、長孔33は、長手状をなす内装部品40の内側に向かって延びる形で形成されている。さらに言い換えれば、長孔33B〜33Eは、屈曲予定部47の両側において、長孔33D,33Bが車両後側に、長孔33E,33Cが車両前側にそれぞれ延びる形、すなわち互いに反対側に延びる形で形成されている。一方、長孔33は、貫通孔31がトリムボード21における屈曲予定部47と重なる位置とは反対側に延びていない形とされる。すなわち、長孔33は、貫通孔31がトリムボード21における屈曲予定部47と重なる位置側にのみ延びる形とされている。
また、長孔33B〜33Eの各々は、屈曲予定部47から離れるにつれて、貫通孔31から屈曲予定部47側に延長される寸法(移動許容部32の車両前後方向における寸法)が大きくなる構成とされている。具体的には、長孔33B,33Cの長さ寸法は互いに略同じに設定され、長孔33D,33Eの長さ寸法は互いに略同じに設定されるとともに、長孔33B,33Cの長さ寸法より大きく設定されている。
続いて、取付突部42が貫通孔31に挿通され、内装部品40がトリムボード21に対して取り付けられる取付構成について、図3及び図5を参照して説明する。
取付突部42のうち中央に配される取付突部42Aは、貫通孔31Aに挿通されるとともに、貫通孔31の孔縁にその全周に亘って係止されている。
一方、取付突部42B〜42Eは、長孔33における屈曲予定部47(取付突部42A)から遠い側の位置(貫通孔31に相当する位置)で長孔33に対して挿通されるとともに長孔33の孔縁に係止されている。詳しくは、複数の取付突部42のうち、取付突部42D,42Bは、長孔33D,33Bにおける車両前側(一端部側)の位置で長孔に対して挿通されるとともに長孔33D,33Bの孔縁に係止される一方、取付突部42E,42Cは、長孔33E,33Cにおける車両後側(他端部側)の位置で長孔33E,33Cに対して挿通されるとともに長孔33E,33Cの孔縁に係止されている。なお、取付突部42B〜42Eは、長孔33B〜33Eの孔縁において、屈曲予定部47側の位置を除く部分、すなわち、車両上側から、屈曲予定部47から遠い側を経て車両下側に亘るC字状に延びる周部に係止されている。
上述のような構成により、内装部品40は、車両前後方向について、取付突部42Aの外側面が貫通孔31の前側及び後側の孔縁に当接し、また、取付突部42Aより車両前方に配された取付突部42D、42Bの外側面が長孔33D,33Bの前側の孔縁に当接するとともに、取付突部42Aより車両後方に配された取付突部42E、42Cの外側面が長孔33E,33Cの後側の孔縁に当接する態様で、固定(位置決め)されている。また、内装部品40は、車両上下方向について、取付突部42の外側面が貫通孔31(長孔33)の上側及び下側の孔縁に当接する態様で、固定(位置決め)されている。さらに、内装部品40は、車両内外方向について、補強リブ43の車室外側の面とビス45の頭部とで貫通孔31の孔縁を挟む形で、固定(位置決め)されている。
続いて、本実施形態の作用について説明する。
車両10が車両上下方向に延設された図示しないポール等に側面衝突すると、図4に示すように、インナパネル12が車室内に侵入する。そして、ドアトリム20(トリムボード21および内装部品40)には、そのポール等と対向する位置に直接または間接的にインナパネル12から車室内側に向けて荷重が入力され、水平方向(ドアトリム20の横方向)において車室内側に屈曲する形で、局所的な変形を生じる。この時、内装部品40は、トリムボード21の車室内側、すなわち、ドアトリム20の屈曲形状において、トリムボード21に対して周の外側に位置することとなり、トリムボード21との間に周長差が発生することとなる。なお、本実施形態における、屈曲予定部47(取付突部42Aが配される位置)においては、車両前後方向(意匠面21Aの横方向)において周長差が問題となることはない。
ここで、比較例1として、移動許容部32を備えない構成、すなわち、各取付突部42A〜42Eを挿通する略円形状をなす貫通孔31のみを備える構成における作用を説明する。比較例1のような構成において、各取付突部42は、内装部品40に対して一体的に設けられているから、上述の車両側突時には、内装部品40とトリムボード21との周長差に起因して、取付突部42に対して貫通孔31の孔縁から(トリムボード21)から車室外側に向かって力が掛かる。具体的には、取付突部42D,42Bにおいては、その車両前方かつ車室外側に向けて、取付突部42E,42Cにおいては、その車両後方かつ車室外側に向けて、それぞれ力が掛かることが想定される。そして、その力により、取付突部42B〜42Eがその根元で折れて破損したり、取付突部42B〜42Eの各々に引っ張られる形で、パネル部41が破断したりする事態の発生が懸念される。
しかしながら、本実施形態では、各取付突部42B〜42Eは、移動許容部32(長孔33)内を移動する形で、取付突部42D,42Bにおいては、その車両後方かつ車室内側(図4における右下側)に向けて、取付突部42E,42Cにおいては、その車両前方かつ車室内側(図4における左下側)に向けて、トリムボード21に対して相対移動する。一方、取付突部42Aは、トリムボード21に対して相対移動することがなく、この結果、内装部品40は、他の取付突部42B〜42Eの配置される位置に比べて、取付突部42Aの配置された位置での屈曲変形が促進される。取付突部42の移動態様は、取付突部42B〜42Eが少なくとも荷重入力方向である車室内側に向けて上記相対移動する。さらに詳しくは、取付突部42B〜42Eが、屈曲予定部47に向けて上記相対移動する。取付突部42の移動距離は、取付突部42B,42Cより屈曲予定部47から離れた位置にある取付突部42D,42Eでより大きいものとされる。すると、移動許容部32が取付突部42B〜42Eを逃がす逃がし空間として機能して、取付突部42と貫通孔31の孔縁との干渉が回避、または、干渉する場合であってもそのラップ量が低減される。このような態様により、取付突部42に対して貫通孔31の孔縁から(トリムボード21)から掛かる力を低減することができる。
また、比較例2として、内装部品40とトリムボード21との膨張率の差や、内装部品40の長手方向における各取付突部42が設けられた位置の誤差を吸収する態様として、貫通孔31を、例えば長孔状とすることが考えられる。しかしながら、比較例2の構成では、ドアトリム20の屈曲形状と、長孔の延びる方向との関係が考慮されておらず、貫通孔31に挿通された取付突部42がトリムボード21に対してその荷重入力方向に相対移動して、トリムボード21と内装部品40との間の周長差を吸収できるかするか否かが、不明である。すなわち、比較例2のような構成では、取付突部42に対して貫通孔31の孔縁から(トリムボード21)から掛かる力を低減することができるか否かが定かではなく、本願発明の移動許容部32のように、十分な衝撃吸収性能を発揮することができない。言い換えれば、本実施形態は、内装部品40に対して車室内外方向に荷重が入力された際に、貫通孔31に挿通された取付突部42がトリムボード21に対してその荷重入力方向に相対移動することを許容する移動許容部32を設けることにより内装部品40とトリムボード21と間の周長差を吸収するという、まったく新しい知見に基づいて着想されたものであり、単なる長孔状の貫通孔等の構成とは相違する。
続いて、本願実施形態の効果について説明する。
本実施形態によれば、トリムボード21に移動許容部32が設けられているから、車両衝突時等において取付突部42B〜42Eがトリムボード21に対してその荷重入力方向に相対移動することにより、トリムボード21から取付突部42B〜42Eに掛かる力を低減することができる。このため、内装部品40に対して車室内外方向に荷重が入力された際に、取付突部42B〜42Eが根元で折れたり、パネル部41が破断したりして、内装部品40が破損する事態の発生を抑制することができる。
また、本実施形態では、移動許容部32は、取付突部42B〜42Eがトリムボード21に対して屈曲予定部47側に向かって相対移動することを許容する構成とされている。このため、屈曲予定部47が屈曲変形して、トリムボード21と内装部品40との周長差が生じる場合であっても、取付突部42がトリムボード21に対して屈曲予定部47側に向かって相対移動することで周長差を吸収することができ、好適に、トリムボード21から取付突部42B〜42Eに掛かる力を低減することができる。
また、本実施形態では、取付突部42B〜42Eが長孔33B〜33E内を移動する態様でトリムボード21に対して屈曲予定部47側に向かって相対移動するものとすることができ、移動許容部32及び貫通孔31において取付突部42B〜42Eが移動することを妨げるものがない。このため、例えば、移動許容部32を屈曲予定部47側に向かって延びるスリット状とする場合や、貫通孔31の孔縁が弱体化(例えば、薄肉化)された構成に比べて、好適に、トリムボード21から取付突部42B〜42Eに掛かる力を低減することができる。
また、本実施形態では、取付突部42B〜42Eが長孔33B〜33Eにおける屈曲予定部から遠い側の孔縁に係止されるものとすることができ、例えば、取付突部が屈曲予定部から遠い側の孔縁に係止されない構成に比べて、移動許容部32を設けたことに起因して、取付突部42B〜42Eがトリムボード21に係止される係止力が低下することを抑制することができる。
また、本実施形態では、屈曲予定部47の両側にそれぞれ配された、取付突部42D,42Bと、取付突部42E,42Cとの双方に設定されており、屈曲予定部47が屈曲変形して内装部品40とトリムボード21との間で周長差が生じる場合であっても、屈曲予定部47の両側で当該周長差を吸収することができ、好適である。
さらに、本実施形態では、取付突部42D,42Bと、取付突部42E,42Cとは、それぞれ、反対側の位置で長孔33D,33Bと、長孔33E,33Cの孔縁に係止されており、取付突部42B〜42Eにより内装部品40をその長手方向に固定(位置決め)することができる。
<実施形態2>
次いで、本発明の実施形態2を、図1を参照しつつ説明する。本実施形態では、車両用内装材として、インストルメントパネル50を例示する。なお、上記した実施形態と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
インストルメントパネル50は、車室内前部に装着されるものであって、トリム本体部121と内装部品140とを備えている。トリム本体部121は、車室内の側壁をなし、車両上下方向に沿って延在する意匠面121Aと、意匠面21Aの上端から車両前方延設された上側意匠面51と、上側意匠面51に開口する形で設けられたフード部52と、を備えている。本実施形態では、意匠面121Aは、車両上下方向かつ車幅方向に沿って延在しており、その横方向(車両上下方向と直交する方向)が車幅方向と一致している。
内装部品140は、図1に示すように、長手状をなし、水平方向(意匠面121Aの横方向、車幅方向)にその長手方向を沿わせる姿勢でトリム本体部121の意匠面121A側に配されている。内装部品140は、インストルメントパネル50における助手席側の中央部に配されている。そして、内装部品140は、その屈曲予定部147が長手方向における中央部であって、助手席に着座した着座者と対向する位置に設定されている。なお、トリム本体部121に対する内装部品140の取り付けに係る構成は、実施形態1と同様である。
本実施形態によれば、車両が正面衝突した場合であっても、内装部品140が破損する事態の発生を抑制することができる。
<実施形態3>
次いで、本発明の実施形態3を、図6及び図7を参照しつつ説明する。本実施形態のドアトリム220は、上記実施形態1の内装部品40と、内装部品240の配される位置が相違する。なお、上記した実施形態と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
内装部品240は、図6に示すように、意匠面221A(境界部221B)における車両前後方向における後側に配されている。言い換えれば、意匠面221Aにおいて屈曲変形しやすい部分である中央部とは重ならない位置に配されており、屈曲予定部47を有しない構成とされている。一方、内装部品240は、その全長に亘ってドアトリム220の車室内側に配される座席に着座した着座者と対向する位置に配されている。このような構成においては、内装部品240の衝撃吸収性能を高めることにより、車両側突時等における着座者への傷害値を効果的に低減することができる。
移動許容部232は、図7に示すように、内装部品240に対して車室内外方向に荷重が入力された際に、貫通孔31に挿通された取付突部42がトリムボード21に対してその荷重入力方向に相対移動することを許容する構成とされている。本実施形態では、移動許容部232は、内装部品40に対して車室内側に向けて荷重が入力された場合に、取付突部42がドアトリム220の中央部(ドアトリム220において屈曲変形し易い部分)側に向かって相対移動することを許容する構成とされている。
移動許容部232は、図7に示すように、全ての取付突部42対して設定されている。具体的には、各取付突部42が挿通される貫通孔31は、それぞれ移動許容部232と連通して形成された長孔33とされている。
長孔33は、貫通孔31がドアトリム220の中央部側に向かって延びる形で形成されている。一方、長孔33は、貫通孔31がドアトリム20における中央部とは反対側(車両後方)に延びていない形とされる。すなわち、長孔33は、貫通孔31がドアトリム220における中央部側にのみ延びる形とされている。また、長孔33の各々は、ドアトリム220の中央部から離れるにつれて、貫通孔31から延長される寸法(移動許容部32の車両前後方向における寸法)が大きくなる構成とされている。
本実施形態では、トリムボード221に移動許容部232が設けられているから、全ての取付突部42がトリムボード21に対してその荷重入力方向に相対移動することにより、トリムボード221から取付突部42に掛かる力を低減することができる。このため、車両衝突時等において内装部品240に対して車室内外方向に荷重が入力された際に、取付突部42が根元で折れたり、パネル部41が破断したりして、内装部品240が破損する事態の発生を抑制することができる。
<実施形態4>
次いで、本発明の実施形態3を、図8を参照しつつ説明する。本実施形態のドアトリム320は、上記実施形態1の移動許容部32と、移動許容部332の形状が相違する。なお、上記した実施形態と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
移動許容部332は、内装部品40の中央部(屈曲予定部47)に配された取付突部42Aに対して設定されておらず、取付突部42A以外の取付突部42B〜42Eに対して設定されている。具体的には、取付突部42Aが挿通される貫通孔31は、略円形をなす一方、取付突部42B〜42Eが挿通される貫通孔31には、スリット状の移動許容部32が連通する形で設けられている。
移動許容部332は、貫通孔31の孔縁における屈曲予定部47側の部分を切り欠くようにして、屈曲予定部47と重なる位置に向かって延びる形で形成されている。なお、移動許容部332の延びる方向及び内装部品40の長手方向における寸法、並びに取付突部42の移動に係る作用は実施形態1に例示した移動許容部32と同様である。
本実施形態によれば、移動許容部332はスリット状をなすから、移動許容部332を設けたことに起因して、取付突部42B〜42Eがトリムボード21に係止される係止力が低下することを、例えば実施形態1に係る構成に比べて抑制することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、車両用内装材として、フロントドアを構成するドアトリム及びインストルメントパネルを例示したが、これに限定されない。車両用内装材としては、例えば、バックドアを構成するドアトリム、クォータートリム、ピラーガーニッシュなどを例示することができる。また、車両において、これらの車両用内装材のうち、一の車両用内装材に本発明を適用する構成であってもよく、複数の車両用内装材の各々に本発明を適用する構成であってもよい。
(2)上記実施形態では、移動許容部として、貫通孔と連通する長孔状の構成とスリット状の構成を例示したが、移動許容部の構成はこれに限られない。移動許容部は、例えば、貫通孔の近傍に設けられた別の孔部(ミシン孔状)であってもよく、移動許容部に係る貫通孔の孔縁の部分を他の孔縁の部分より薄肉化する構成であってもよい。
(3)移動許容部が設定される貫通孔及び取付突部の数、位置、形状、寸法は、荷重入力時の車両用内装材の変形態様との関係により適宜設定可能である。
(4)上記実施形態では、取付突部はトリム本体部に対して別部品のビスを介して係止される構成を例示したが、これに限られない。取付突部は、例えば、トリム本体部に対して熱カシメによって係止される構成であってもよい。
(5)上記施形態では、取付突部が複数(5つ)設けられる構成を例示したがこれに限られない。取付突部はひとつであってもよく、または2ないし4つ、6つ以上であってもよく、内装部品40の形状等に応じて適宜設定可能である。
20,220,320…ドアトリム(車両用内装材)、21,221…トリムボード(トリム本体部)、21A,121A…意匠面、31…貫通孔、32,232,332…移動許容部、33…長孔、40,240…内装部品、42…取付突部、47…屈曲予定部、50…インストルメントパネル(車両用内装材)、121…トリム本体部

Claims (3)

  1. 車両用ドアを構成するドアトリムであって
    車室内の側壁をなす意匠面を有するトリム本体部と、
    長手状の内装部品であって、前記意匠面の車両前後方向における中央部と重なる位置において車両前後方向にその長手方向を沿わせる姿勢で前記トリム本体部の前記意匠面側に配される内装部品と、を備え、
    前記内装部品は、前記トリム本体部に向かって突出する取付突部を介して前記トリム本体部に対して取り付けられ、
    前記トリム本体部には、前記取付突部が挿通される貫通孔が形成されるとともに、前記内装部品に対して車両側突時に車室内外方向に荷重が入力された際に、前記貫通孔に挿通された前記取付突部が前記トリム本体部に対してその荷重入力方向に相対移動することを許容する移動許容部が設けられ
    前記移動許容部は、前記取付突部が前記トリム本体部に対して前記意匠面の前記中央部側に向かって相対移動することを許容する構成とされ、
    前記移動許容部及び前記貫通孔は、互いに連通して形成された長孔とされ、
    前記長孔は、前記貫通孔から前記トリム本体部における前記意匠面の前記中央部に向かって延びる形で形成されていることを特徴とする車両用内装材。
  2. 前記取付突部は、前記長孔における前記意匠面の前記中央部から遠い側の位置で前記長孔に対して挿通されるとともに前記長孔の孔縁に係止されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用内装材。
  3. 前記取付突部は、前記内装部品の長手方向に沿って複数設けられ、
    前記内装部品は、前記意匠面の車両前後方向における前記中央部と重なる部分が、複数の前記取付突部のうち、前記内装部品の長手方向における一端部側に配された前記取付突部と他端部側に配された前記取付突部との間の位置に設定され、
    複数の前記取付突部のうち、前記中央部と重なる部分より前記一端部側に配設された前記取付突部は、前記長孔における前記一端部側の位置で前記長孔に対して挿通されるとともに前記長孔の孔縁に係止される一方、前記中央部と重なる部分より前記他端部側に配設された前記取付突部は、前記長孔における前記他端部側の位置で前記長孔に対して挿通されるとともに前記長孔の孔縁に係止されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用内装材。
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