JP5349932B2 - 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 - Google Patents
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基体上に直接感光層を形成した場合、基体表面の汚れ,形状や性状の不均一,粗さはそのまま感光層の成膜ムラとなって現れ、その結果得られる画像に白抜け,黒点,濃度ムラなどが発生するという問題が生じる。さらに、基体との密着性確保、感光層の電気的破壊に対する保護、感光層へのキャリア注入性の改良等のために、直接感光層を塗布形成するよりも、基体と感光層の間に中間層を設けることが行われてきた。
特許文献13にはゾルゲル法によって金属酸化物薄膜を形成する際、ポリビニルアセトアミドを添加することによって、透明性が高く、かつ、十分な厚さをもつコーティング薄膜が製造できると明記されている。また特許文献14には、水溶性の導電性高分子溶液にポリビニルアセトアミドを添加することによって、導電性に優れた水系溶媒可溶性導電性高分子及び導電性組成物を提供できると記載されている。しかしながら、特許文献13,14には電子写真感光体の感度や電位の環境変動、耐久変動といった特有の課題に関する記載はない。
また、本発明は、導電性支持体、該導電性支持体上の中間層および該中間層上の感光層を有する電子写真感光体において、該中間層が、上記一般式(1)で示される繰り返し単位を含む樹脂と金属酸化物粒子とを含有し、該樹脂に含まれる該繰り返し単位から構成される部分の質量が、該中間層の質量の1%以上であることを特徴とする電子写真感光体である。
また、本発明は、上記電子写真感光体と、帯電手段、現像手段およびクリーニング手段からなる群より選ばれる少なくとも1つの手段とを一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在であることを特徴とするプロセスカートリッジである。
また、本発明は、上記電子写真感光体、帯電手段、像露光手段、現像手段および転写手段を有することを特徴とする電子写真装置である。
中間層に一般式(1)で示される繰り返し単位を含む樹脂を含有させることにより、長期耐久時における感度劣化を小さくできる。この理由は定かではないが、一般式(1)の構成単位が示す分子内分極が適度なトラップとなって通電の繰り返しによる劣化を小さくできるからであると推測される。
一般式(1)で示される繰り返し単位の存在比率測定は、赤外吸収スペクトルおよびNMRにより行った。赤外吸収スペクトルは、パーキンエルマージャパン社製フーリエ変換赤外分光光度計(商品名:Paragon1000)によるKBr錠剤法で分解能:4cm−1で行った。プロトンNMRは日立製作所社性R−1100を用い、溶媒:CDCl3、濃度10%、内部標準TMSで行った。
固形分濃度を高く保てると、塗工・乾燥後の中間層膜厚を厚く出来るため、画像欠陥を防止しやすい。
本発明において、樹脂の分子量とは、常法に従い、以下のようにして測定された重量平均分子量である。すなわち、測定対象樹脂をテトラヒドロフラン中に入れ、数時間放置した後、振盪しながら測定対象樹脂とテトラヒドロフランと良く混合し(測定対象樹脂の合一体がなくなるまで混合し)、更に12時間以上静置した。
その後、東ソー(株)製のサンプル処理フィルターマイショリディスクH−25−5を通過させたものをGPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)用試料とした。
次に、40℃のヒートチャンバー中でカラムを安定化させ、この温度におけるカラムに、溶媒としてテトラヒドロフランを毎分1mlの流速で流し、GPC用試料を10μl注入して、測定対象樹脂の重量平均分子量を測定した。カラムには、東ソー(株)製のカラムTSKgel SuperHM−Mを用いた。
測定対象樹脂の重量平均分子量の測定にあたっては、測定対象樹脂が有する分子量分布を、数種の単分散ポリスチレン標準試料により作成された検量線の対数値とカウント数との関係から算出した。検量線作成用の標準ポリスチレン試料には、アルドリッチ社製の単分散ポリスチレンの分子量が、3,500、12,000、40,000、75,000、98,000、120,000、240,000、500,000、800,000、1,800,000のものを10点用いた。検出器にはRI(屈折率)検出器を用いた。
測定装置:(株)島津製作所製の自動比表面積測定装置(商品名:マイクロメリトリックス・フローソープ2300)
測定対象試料(サンプル):上記金属酸化物粒子からなる粉体
サンプル量:0.5±0.05g
フローガス:窒素とヘリウムとの混合ガス(窒素:ヘリウム=30:70(モル比))
脱ガス温度:110℃
脱ガス時間:30分
電荷発生層は、電荷発生物質を結着樹脂および溶剤と共に分散して得られる電荷発生層用塗布液を塗布し、乾燥することによって形成することができる。
また、電荷発生層は上記の様な物質を含有する分散液を下引き層上に塗布することによって形成され、その膜厚は5μm以下が好ましく、特には0.05μm以上1μm以下が好ましい。
本発明の電子写真感光体は、電子写真複写機に利用するのみならず、レーザープリンター、CRTプリンター、ファクシミリおよび電子写真式製版システムなどの電子写真応用分野にも広く用いることができる。
熱間押し出しにより得たA3003の外径φ30.5mm、内径φ28.5mm、長さ357.5mmアルミニウム素管(ED管)を準備した。
酸化スズで形成された被覆層を有する硫酸バリウム微粒子からなる粉体(被覆率50質量%、粉体比抵抗700Ω・cm)120部とレゾール型フェノール樹脂(商品名:ブライオーフェンJ−325、大日本インキ化学工業(株)製、固形分70%)70部と2−メトキシ−1−プロパノール100部とからなる溶液を約20時間ボールミルで分散し、導電性粒子樹脂分散層用塗布液を調製した(この塗布液に含有するフィラーの平均粒径は0.22μmであった)。この液を前述のアルミニウムシリンダー上に浸漬コーティング法によって塗布し、140℃で30分間加熱硬化することにより、膜厚が15μmの導電性粒子樹脂分散層を形成し、これを導電性支持体とした。
次に、一般式(1)においてR1が水素でありR2がメチル基である繰り返し単位のみからなる樹脂(GE191−203:昭和電工株式会社製、重量平均分子量=26万)を準備した。この樹脂を以降「樹脂A」と呼ぶ。「樹脂A」6部を、メタノール66部/1−プロパノール28部の混合溶剤に溶解して、樹脂「A」溶液を調製した。
この中間層用塗布液を、支持体上に浸漬塗布し、100℃で10分間乾燥して、膜厚が0.8μmの中間層を形成した。
次に、23℃/5%RHの常温低湿(N/L)環境下で1日間放置した後、同環境(N/L)下で1000回転の連続耐久(全面黒画像モード)を行い、耐久後の明部電位の測定を行った。この際の明部電位変化量をΔVL2として表す。結果を表1に示す。
A:黒ポチ/かぶりが全く観測されない
B:かぶりの程度が非常に良好
C:かぶりの程度が通常仕様において問題なし
D:かぶりの程度が悪く、黒ポチが見出される
実施例1で中間層のバインダー樹脂として用いた「樹脂A」に変え、ポリビニルピロリドン(K−90:日本触媒)を用いた以外は実施例1と同様に感光体を作製した。そして実施例1と同様評価を行った。結果を表1に示す。
導電性支持体までは実施例1と同様に作成した。
次に、N−メトキシメチル化6ナイロン樹脂(商品名:トレジンEF−30T、ナガセケムテックス社製、重合度420、メトキシメチル化率36.8%)4.5部とナイロン6−66−610−12四元ナイロン共重合体樹脂(商品名:CM8000、東レ社製)1.5部との混合ナイロン樹脂(以下「樹脂X」と呼ぶ)をメタノール66部/1−プロパノール28部の混合溶剤に溶解して、樹脂「X」溶液を作成した。
次に、この樹脂「X」溶液40部と、実施例1で用いた樹脂「A」溶液60部を混交して、樹脂「A」とナイロン樹脂の固形分濃度比が60対40である混合溶液を作成した。この混合溶液に実施例1で作成した金属酸化物粒子分散液を混合し、超音波分散機で2時間分散して、金属酸化物粒子と樹脂の質量比が5対1である中間層用塗布液を調製した。この中間層用塗布液を、支持体上に浸漬塗布し、100℃で10分間乾燥して、膜厚が0.8μmの中間層を形成した。
以降、電荷発生層、電荷輸送層を実施例1と同様に形成して感光体を作成し、実施例1と同様に評価を行った。結果を表1に示す。
実施例2において樹脂「A」と樹脂「X」の固形分濃度比を30対70にした以外は実施例2と同様に感光体を作成し、実施例1と同様に評価を行った。結果を表1に示す。
実施例2において樹脂「A」と樹脂「X」の固形分濃度比を10対90にした以外は実施例2と同様に感光体を作成し、実施例1と同様に評価を行った。結果を表1に示す。
実施例2において樹脂「A」と樹脂「X」の固形分濃度比を0対100にした以外は実施例2と同様に感光体を作成し、実施例1と同様に評価を行った。結果を表1に示す。
実施例4において金属酸化物粒子と樹脂の質量比を9対1に変えた以外は実施例4と同様に感光体を作成し、実施例1と同様に評価を行った。結果を表1に示す。
実施例4において樹脂「A」と樹脂「X」の固形分濃度比を1対99にした以外は実施例2と同様に感光体を作成し、実施例1と同様に評価を行った。結果を表1に示す。
実施例1で中間層の金属酸化物粒子として用いた「ST−01」に変え、BET比表面積40m2/gの酸化チタン粒子「TTO−55N」(石原産業製)を用いた以外は実施例1と同様に感光体を作成し、実施例1と同様に評価を行った。結果を表1に示す。
実施例1において金属酸化物粒子と樹脂の質量比を10対1に変えた以外は実施例1と同様に感光体を作成し、実施例1と同様に評価を行った。結果を表1に示す。
実施例6において金属酸化物粒子と樹脂の質量比を10対1に変えた以外は実施例6と同様に感光体を作成し、実施例1と同様に評価を行った。結果を表1に示す。
実施例1で中間層の金属酸化物粒子として用いた「ST−01」に変え、BET比表面積55m2/gの酸化スズ粒子(商品名:S−1、三菱マテリアル社製)を用いた以外は実施例1と同様に感光体を作成し、実施例1と同様に評価を行った。結果を表1に示す。
実施例1で中間層の金属酸化物粒子として用いた「ST−01」に変え、BET比表面積35m2/gの酸化亜鉛粒子(商品名:MZ−500、テイカ株式会社製)を用いた以外は実施例1と同様に感光体を作成し、実施例1と同様に評価を行った。結果を表1に示す。
実施例8において金属酸化物粒子と樹脂の質量比を15対1に変えた以外は実施例8と同様に感光体を作成し、実施例1と同様に評価を行った。結果を表1に示す。
導電性支持体までは実施例1と同様に作成した。
次に、一般式(1)においてR1が水素でありR2がメチル基である構成成分のみからなる樹脂(GE191−000:昭和電工株式会社製、重量平均分子量=400万)を準備した。この樹脂を以降「樹脂B」と呼ぶ。「樹脂B」4部を、メタノール66部/1−プロパノール28部の混合溶剤に溶解して、樹脂「B」溶液を調製した。
次に、BET比表面積300m2/gの酸化チタン粒子(ST−01、石原産業(株)製)7部、および、メタノール28部/1−プロパノール12部の混合溶剤を、サンドミル装置で24時間分散して、金属酸化物粒子分散液を調製した。
この樹脂「B」溶液とこの金属酸化物粒子分散液とを混合し、超音波分散機で2時間分散して、酸化チタンと樹脂の質量比が5対1である中間層用塗布液を調製した。
この中間層用塗布液を、支持体上に浸漬塗布し、100℃で10分間乾燥して、膜厚が0.5μmの中間層を形成した。
以降、電荷発生層、電荷輸送層を実施例1と同様に形成して感光体を作成し、実施例1と同様に評価を行った。結果を表1に示す。
実施例10で中間層の酸化チタン粒子として用いた「ST−01」に変え、BET比表面積40m2/gの酸化チタン粒子「TTO−55N」(石原産業製)を用いた以外は実施例1と同様に感光体を作成し、実施例10と同様に評価を行った。結果を表1に示す。
実施例1において酸化チタンと樹脂の質量比を2対1に変えた以外は実施例1と同様に感光体を作成し、実施例1と同様に評価を行った。結果を表1に示す。
実施例6において酸化チタンと樹脂の質量比を2対1に変えた以外は実施例1と同様に感光体を作成し、実施例1と同様に評価を行った。結果を表1に示す。
実施例1において酸化チタンと樹脂の質量比を20対1に変えた以外は実施例1と同様に感光体を作成し、実施例1と同様に評価を行った。結果を表1に示す。
実施例6において酸化チタンと樹脂の質量比を20対1に変えた以外は実施例1と同様に感光体を作成し、実施例1と同様に評価を行った。結果を表1に示す。
実施例1で中間層の酸化チタン粒子として用いた「ST−01」に変え、BET比表面積20m2/gの酸化チタン粒子「PT−401M」(石原産業製)を用いた以外は実施例1と同様に感光体を作成し、実施例1と同様に評価を行った。結果を表1に示す。
実施例1において酸化チタンと樹脂の質量比を2対1に変えた以外は実施例1と同様に感光体を作成し、実施例1と同様に評価を行った。結果を表1に示す。
導電性支持体までは実施例1と同様に作成した。
次に、「樹脂A」6部を、メタノール66部/1−プロパノール28部の混合溶剤に溶解して、樹脂「A」溶液を調製した。この樹脂「A」溶液を中間層塗工溶液として支持体上に浸漬塗布し、100℃で10分間乾燥して、膜厚が0.5μmの中間層を形成した。以降、電荷発生層、電荷輸送層は実施例1と同様に感光体を作成し、実施例1と同様に評価を行った。結果を表1に示す。
導電性支持体までは実施例1と同様に作成した。
次に、N−メトキシメチル化6ナイロン樹脂(商品名:トレジンEF−30T、ナガセケムテックス社製、重合度420、メトキシメチル化率36.8%)4.5部とナイロン6−66−610−12四元ナイロン共重合体樹脂(商品名:CM8000、東レ社製)1.5部との混合物(「樹脂X」)をメタノール66部/1−プロパノール28部の混合溶剤に溶解して、樹脂「X」溶液を調製した。
次に、この樹脂「X」溶液40部と、実施例1で用いた樹脂「A」溶液60部を混交して、樹脂「A」とナイロン樹脂の固形分濃度比が60対40である混合溶液を作成し中間層用塗布液とした。この中間層用塗布液を、支持体上に浸漬塗布し、100℃で10分間乾燥して、膜厚が0.5μmの中間層を形成した。
以降、電荷発生層、電荷輸送層を実施例1と同様に形成して感光体を作成し、実施例1と同様に評価を行った。結果を表1に示す。
実施例21において樹脂「A」と樹脂「X」の固形分濃度比を20対80にした以外は実施例21と同様に感光体を作成し、実施例1と同様に評価を行った。結果を表1に示す。
実施例21において樹脂「A」と樹脂「X」の固形分濃度比を0対100にした以外は実施例21と同様に感光体を作成し、実施例1と同様に評価を行った。結果を表1に示す。
導電性支持体までは実施例1と同様に作成した。
次に、一般式(1)においてR1が水素でありR2がメチル基である構成成分のみからなる樹脂(GE191−103:昭和電工株式会社製、重量平均分子量=75万)を準備した。この樹脂を以降「樹脂C」と呼ぶ。「樹脂C」5.5部を、メタノール66部/1−プロパノール28部の混合溶剤に溶解して、樹脂「C」溶液を調製した。この樹脂「C」溶液を中間層塗工溶液として支持体上に浸漬塗布し、100℃で10分間乾燥して、膜厚が0.4μmの中間層を形成した。
以降、電荷発生層、電荷輸送層を実施例1と同様に形成して感光体を作成し、実施例1と同様に評価を行った。結果を表1に示す。
導電性支持体までは実施例1と同様に作成した。
次に、「樹脂B」4部を、メタノール66部/1−プロパノール28部の混合溶剤に溶解して、樹脂「B」溶液を調製した。この樹脂「B」溶液を中間層塗工溶液として支持体上に浸漬塗布し、100℃で10分間乾燥して、膜厚が0.3μmの中間層を形成した。以降、電荷発生層、電荷輸送層は実施例1と同様に感光体を作成し、実施例1と同様に評価を行った。結果を表1に示す。
導電性支持体までは実施例1と同様に作成した。
次に、下記式(4)で表され、mとnの比が96対4である樹脂(以降この樹脂を樹脂「D」とよぶ)
式(4)
この樹脂「D」溶液を中間層塗工溶液として支持体上に浸漬塗布し、100℃で10分間乾燥して、膜厚が0.5μmの中間層を形成した。
以降、電荷発生層、電荷輸送層を実施例1と同様に形成して感光体を作成し、実施例1と同様に評価を行った。結果を表1に示す。
実施例25において中間層に用いた樹脂「D」のmとnの比を90対10に変更した樹脂を用いた以外は実施例25と同様に感光体を作成し、実施例1と同様に評価を行った。結果を表1に示す。
導電性支持体までは実施例1と同様に作成した。
次に、下記式(5)で表され、xとyとzのモル比が60対30対10である樹脂(以降この樹脂を樹脂「E」とよぶ)
式(5)
この樹脂「E」溶液を中間層塗工溶液として支持体上に浸漬塗布し、100℃で10分間乾燥して、膜厚が0.5μmの中間層を形成した。
以降、電荷発生層、電荷輸送層を実施例1と同様に形成して感光体を作成し、実施例1と同様に評価を行った。結果を表1に示す。
実施例27において中間層に用いた樹脂「E」の構成成分を、構成成分xとyとzのモル比が50対35対15に変更した樹脂を用いた以外は実施例25と同様に感光体を作成し、実施例1と同様に評価を行った。結果を表1に示す。
導電性支持体までは実施例1と同様に作成した。次に、下記式(6)で表される樹脂(以降この樹脂を樹脂「F」とよぶ)
式(6)
この樹脂「F」溶液を中間層塗工溶液として支持体上に浸漬塗布し、100℃で10分間乾燥して、膜厚が0.5μmの中間層を形成した。
以降、電荷発生層、電荷輸送層を実施例1と同様に形成して感光体を作成し、実施例1と同様に評価を行った。結果を表1に示す。
導電性支持体までは実施例1と同様に作成した。次に、下記式(7)で表される樹脂
式(7)
以降、電荷発生層、電荷輸送層を実施例1と同様に形成して感光体を作成し、実施例1と同様に評価を行った。結果を表1に示す。
102 下引き層
103 感光層
104 電荷発生層
105 電荷輸送層
1 電子写真感光体
2 軸
3 帯電手段
4 露光光
5 現像手段
6 転写手段
7 転写材
8 定着手段
9 クリーニング手段
10 前露光光
11 プロセスカートリッジ
12 案内手段
Claims (10)
- 前記金属酸化物粒子のBET比表面積が、20m 2 /g以上300m 2 /g以下である請求項2に記載の電子写真感光体。
- 前記中間層における前記金属酸化物粒子と前記一般式(1)で示される繰り返し単位を含む樹脂との質量比(金属酸化物粒子/一般式(1)で示される繰り返し単位を含む樹脂)が、15/1〜5/1である請求項2または3に記載の電子写真感光体。
- 前記一般式(1)におけるR 1 が水素である請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
- 前記一般式(1)におけるR 2 がメチル基である請求項1〜5のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
- 前記一般式(1)で示される繰り返し単位を含む樹脂のうち、前記一般式(1)で示される繰り返し単位の比率が、該樹脂に含まれる全繰り返し単位に対して60モル%以上である請求項1〜6のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
- 前記一般式(1)で示される繰り返し単位を含む樹脂のうち、前記一般式(1)で示される繰り返し単位の比率が、該樹脂に含まれる全繰り返し単位に対して96モル%以上である請求項7に記載の電子写真感光体。
- 請求項1〜8のいずれか1項に記載の電子写真感光体と、帯電手段、現像手段およびクリーニング手段からなる群より選ばれる少なくとも1つの手段とを一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
- 請求項1〜8のいずれか1項に記載の電子写真感光体、帯電手段、像露光手段、現像手段および転写手段を有することを特徴とする電子写真装置。
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