JP5348856B2 - ロータリー式多針ミシン - Google Patents

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Description

本発明は、ロータリー式多針ミシンに関し、詳しくは刺繍縫製を可能にする多針の刺繍ミシンと、上記刺繍ミシンにおける針落孔に対してシークインを次々と供給できるシークイン供給装置を備え、シークインを上記刺繍ミシンでもって次々と縫付けることができるロータリー式多針ミシンに関する。
従来より、シークイン供給装置は広く知られている。例えばこの種のシークイン供給装置においては特許文献1に示されるものがある。
上記特許文献1に開示されているシークイン供給装置においては、機枠に取付けられる支持部材に対して主枠を備えさせ、上記主枠には、下部に、帯状に連なっているシークインの先端を、案内路における供給点へ向けて案内する案内路を備えさせ、さらに、案内路に位置させる上記帯状に連なっているシークインの先端を上記供給点の先に存在する突出空間に向けて押し進める送出し装置を備えさせてある。
この従来のシークイン供給装置にあっては、特許文献1のFig.1に示されるように、刺繍ミシンのヘッドの横に配設している。
シークイン供給装置における送出し装置を動作させて、帯状に連なっているシークインの先端を、供給点から突出空間に向けて突出させることによって、シークインの先端を刺繍ミシンにおける針落孔位置の側方から供給する。
一方、刺繍ミシンにおける針棒を下降させて、帯状に連なっているシークインの突出したシークイン片を切り離すと共に、針棒に付された針を用いて縫糸をシークイン片に刺し通してシークイン片を縫い止めするようにしている。
国際公開番号第2006/110003号公報
この特許文献1に開示されるシークイン供給装置は、前述したように「シークインの先端を刺繍ミシンにおける針落孔位置の側方から供給する」構成になっている。
一方刺繍ミシンは布押え具を備えていない。このことは刺繍ミシンの針落孔に対してシークインが側方から供給されるので、シークイン片を押さえ付けて傷つけないようにする為、布押え具を置かないようにしている。
その為、シークイン片を布に縫付る際に、ミシンの針棒は上下動させるのであるが、シークイン片の孔に刺し通した針を抜くときには、布も共に引っ張って浮き上がらせて、布を「ばたつかせ」てしまう。この布の「ばたつき」により、布上面のシークイン片が、縫付け予定位置からずれる。
このことは、シークイン片の縫付け状態にばらつきが生じ、結果的には、刺繍模様全体が崩れてしまい、刺繍商品の品質を落とす問題点があった。
仮に、刺繍ミシンに布押え具を配設しようとしても、布押え具における布を押える部材は、シークイン供給装置の供給点からミシンの針落孔までのシークイン片の移動軌跡上(特許文献1のFig.1に示される針の左側)には置けない。よって、布押部材は上記特許文献1のFig.1に示される針の右側のみに置くことになり、その平面形状は小さくなる。
このような小さな布押部材で針落ち位置の片側のみを押えたのでは、上記のような布の「ばたつき」を防止することができない。よって、布押え具を備えさせる考えは発生しない。
本件出願の目的は、複数の針棒の針夫々に相互に異なる種類の糸を通した状態で縫製する場合、並設された複数本の針棒とそれに添設してある布押え具を選択的に用いて多色縫いができるは勿論、針棒保持枠8に並設された複数本の針棒の内、何れの針棒でも、好みの針棒を選択して、シークイン縫付け用に選定して利用することができるようにする。
他の目的は、シークイン片を布に縫付る際に、針棒を下降させ、次に、針棒が上昇してシークイン片の孔に刺し通した針を抜く場合、シークイン片の両側の布を押え付けた状態で抜くことのできるようにする。
他の目的は、単一のシークイン供給装置から次々と供給されるシークイン片を、複数の布押え具を回動させて選択利用することができるようにする。
他の目的及び利点は図面及びそれに関連した以下の説明により容易に明らかになるであろう。
以上のように本発明は、複数の針棒の針夫々に、例えば相互に異なる種類の糸を通した状態で縫製する場合、並設された複数本の針棒とそれに添設してある布押え具を選択的に用いて縫製できるので、多色縫いができる特長がある。
さらに本発明は、「シークイン供給装置Eにおける供給点の位置を、供給点111から針落孔2方向へ向かうシークイン片の孔106の移動軌跡107が、刺繍ミシンCにおける針棒保持枠8の回転中心点11と針落孔位置2と結ぶ線の延長線13上に位置させる構成」にしたので、布押え部材37の両側間の寸法を小さくできる特長がある。このように、布押え部材37の外幅寸法W1が小さくなると、狭い範囲に対して、「密に並設されている複数の刺繍縫用布押え部分37a」のいずれの場所にでもシークイン縫付用の布押え部材37を交換的に介入できる。その結果、例えば右端の針棒でも、中央部の針棒でも、好みの針棒を選択してシークイン縫付け用に選定して利用することができる特長がある。
このことは、操作者が、複数色糸の内、選択頻度の高い色糸を中央部の針棒に集めて効率よく刺繍縫いしたい場合(中央近くにある針棒相互の回動距離は短く、短時間でチェンジ可能になるから縫製効率は高くなる。)、シークイン縫付用の針棒をそのグループに加えることができる等の効果が期待できる。
さらに本発明は、前述のように布押え部材37の両側間の寸法を小さくできるので、布押え具36における布押え部材37の平面形状を、下降状態において、針落孔2に重合するシークイン片104を押えることなく、シークイン片104の両側の布Gを布押え面39aで押えることができるように元部38から二つの布押え爪39を夫々シークイン片104の両側に向けて突設した形状にできる特長がある。
このことは、シークイン片104を布Gに縫付る際に、下降した針棒16が上昇して、針18が布から抜ける場合、布押え具36における布押え部材37の二つの布押え面39aでシークイン片104の両側の布Gをしっかりと押えた状態で、針18が布Gから抜けて上昇するので、布Gは「ばたつく」ことなく安定し、布Gの上面のシークイン片104も、布Gに対する縫付け予定位置にあるまま縫付けられる。よって、品質の良い刺繍製品を提供できる品質上の効果がある。
さらに本発明は上記のように、布押え具36における布押え部材37は、二つの布押え爪39の布押え面39aで、シークイン片104の両側の布Gを押えることができるようにしたものであっても、上記二つの布押え爪39の突設方向は、刺繍ミシンCにおける針棒保持枠8の回転中心点11と針落孔位置2と結ぶ線13に添って突設するので、前述のように二つの布押え爪39の外側の巾寸法W1は、狭くできる特長がある。
よって、上記二つの布押え爪39を突設した形状の布押え部材37を、針棒保持枠8の回転中心点11の放射方向に存在する複数の「刺繍縫用の布押え部分37a」の狭い範囲の配列用スペースに対して、交換的に、複数並設できる利点が生じる。
このことは、図12、図14からも理解できるように、単一のシークイン供給装置Eから次々と供給されるシークイン片104を、複数のシークイン縫付け用の布押え部材37を回動させて、選択利用することにより、上記シークイン片104を異なる色が付された針18を利用して縫付けでき、カラフルで美観性の高い刺繍製品を提供できる画期的効果がある。
以下本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は、機枠AにテーブルBと、ヘッド5と、支持部材90によって支持されているシークイン供給装置Eとを備えるロータリー式多針ミシンを説明する為の概略斜視図。
図2は、図1の刺繍ミシンCにおけるヘッド5を説明する為の断面図で、針棒保持枠8と、針棒保持枠8に備えさせた複数の針棒の内、針落孔2の上方に選択された針棒と、その針棒に添設してある布押え具36とを説明する為の図。
図3は、複数の針棒と針棒保持枠8との配置関係と、針棒保持枠8の回動により複数の針棒の内の一つの針棒を選択する切替を説明する為の略示図で、(A)は略示斜視図、(B)は図2におけるIII-III線断面図。
図4は、複数の天秤の配置関係と、複数の天秤の内の一つの天秤の選択切替を説明する為の略示図で、(A)は平面図、(B)は斜視図、(C)は一つの天秤が下がった状態を示す斜視図。
図5は、機枠Aと、機枠Aに取付けられた刺繍ミシンのヘッド5と支持部材90と、シークイン供給装置Eとの配置関係を説明する為の略示平面図。
図6は、機枠と、機枠Aに取付けられたテーブルと刺繍ミシンと支持部材90及び支持部材に取付けられたシークイン供給装置Eとの配置関係を説明する為の図で、図5における支持部材の取付部90bの表側(左側)に対して主枠100を昇降自在に付設した状態を表すVI矢視方向の側面図。
図7(A)は、図5のVI矢視方向の機枠Aと、機枠に取付けられた支持部材90との配置関係を説明する為の略示側面図で、図5のシークイン供給装置Eについては、支持部材90との位置関係を説明する為に一点鎖線で示す(なお、符号100dで示す二点鎖線は主枠100の上昇位置、符号100で示す一点鎖線は主枠100の下降位置を示す)。(B)は、図6におけるVII−VII線断面図で、ガイドレール94に対して昇降自在である摺動部材101を説明する為の図。
図8は、主枠100の下部100bに配設されたシークイン供給装置における案内路110と、シークイン103と、送出し装置120との関係を説明する為の部分拡大図。
図9は、案内路110と、シークイン103と、送出し装置120における送出し部材121との位置関係を説明する為の図で、(A)は図8におけるIXA−IXA線断面図。(B)は図8におけるIXB−IXB線断面図で、案内路110の拡大断面図。
図10は、案内路110と、帯状に連なっているシークイン103との関係を説明する為の概略図で、(A)は図9におけるX−X線断面図(シークインの先端103aを供給点111から突出空間118に突出させた状態を示す)。(B)は案内路110の巾寸法を、公知の調整機構119を用いて(A)の状態より広げた状態を示す拡大図。
図11は、送出し装置120と、案内路110と、シークイン103と、針落孔2との関係、及び送出し装置120によって、シークイン103が供給点111から突出空間118へ送出動作を説明する為の図で、図10(A)におけるXI−XI線の概略断面図。(A)はシークイン103の先端103aが供給点111にある状態、(B)はシークインの先端103aが供給点111から突出空間118へ送出され、切断部材116により切り離されたシークイン片104の孔106に針18が刺し通された状態を示す図(なお、(A)、(B)夫々において、図の下方に示される帯状に連なっているシークイン103の図は、送出し装置120によって移動するシークイン103の関連を示す平面図)。
図12(A)は、図6におけるXII−XII線位置の上下位置に配置される針棒保持枠8の回転中心点11と針落孔位置2と結ぶ線の延長線13と、シークイン供給装置における供給点111から針落孔2方向へ向かうシークイン片104の孔106の移動軌跡107と、布押え部材37との位置関係を説明する為の略示断面図。(B)は刺繍縫用の布押え部分37aを説明する為の一部破断した断面図で(A)におけるXIIB−XIIB線断面図。(C)はシークイン縫付け用の布押え部材37を説明する為の一部破断した断面図で(A)におけるXIIC−XIIC線断面図。(D)は布押え部材37と、供給点111から針落孔2方向へ向かうシークイン片104の孔106の移動軌跡107との関係を説明する為の(A)の一部拡大図。
図13は、刺繍ミシンにおける針と、布押え具と、刺繍枠と、シークイン供給装置におけるシークインの送出し動作の関係を説明する為の図で、主軸が6回転する間の各所の動作を表したもの。
図14(A)は、布押え具36における布押え部材の異なる例を説明する為の図6におけるXII-XII線断面図。(B)は(A)におけるXIV−XIV線断面図、(C)は布押え具36における布押え部材の異なる例を説明する為の概略部分斜視図、(D)は布押え部材と連係部材43とを着脱交換自在にする例を説明する為の部分拡大断面図。(E)(F)は(A)に表れる帯状に連なっているシークイン103の異なる例を示す平面図。
図2のヘッド内の構成、図3の針棒保持枠8と針棒16,針棒16とそれに添設される布押え具36、図4の天秤装置51、図6〜図11におけるシークイン供給装置Eの単体(針落孔2の位置,針棒保持枠8、回転中心点11、供給点111、移動軌跡107、突出空間118等以下の説明に於て加えられる新規な技術的事項(部材構成、組合せ、機能等)の説明に関わる事項は除く)に係る構成は、特開平7−328273号公報、特開平4−96788号公報、特許第2546742号公報、特開2005−205153公報で開示されている構成と同じような趣旨の構成を備えている。
よって、その操作、機能は広く知られている。なお、実施に際しては、本案の図示のものに代えて特開平7−328273号公報等上記の構成を用いても良い。
本件のロータリー式多針ミシンMにおける刺繍ミシンCは、図1〜図4から理解できるように、機枠Aには、テーブルBと、上記テーブルBの上方に位置するヘッド5とを備えさせ、上記ヘッド5には、複数の針棒16を支持する為の針棒保持枠8であって、往復回動を自在にしてある針棒保持枠8と、上記針棒保持枠8に対して夫々上下動自在に並設された複数本の針棒16と、上記複数の針棒16に対して夫々同期して上下動するように添設してある布押え具36とを備え、上記針棒保持枠8を回動させて、複数の針棒の内の一つの針棒16をテーブル上面1の針落孔2の上方に選択して止め、上記針棒16と布押え具を同期させて上下動させて縫製に用いるようにしてある。
この点を、図1〜図4、図12を用いて具体的に説明する。図1に表れているMはロータリー式多針ミシンを示す。Bは、機枠に対して取付けられているテーブル、Cは、機枠のテーブルBの上方に並列状態で取付けられている複数の刺繍ミシンを示す。Dは、複数の刺繍ミシンCにおける針棒16及び天秤53を駆動させる為の主軸で、図示外のモータによって回動自在にしてある。Eは機枠に対して取付けられた複数のシークイン供給装置、Fはテーブルの上面においてXY方向に移動可能にした刺繍枠、Hはロータリー式多針ミシンMの動作を制御する為のCPU等を含むコンピュータを備えている制御装置を示す。
刺繍ミシンCにおけるヘッド5は、機枠に装着してあり、図2に示されるよように、フレーム6と、針棒保持枠8と、複数の針棒機構15と、針棒駆動機構26と、複数の布押え具と、天秤装置51を備える。
図2、3から理解できるように、針棒保持枠は、ヘッドのフレームに対して案内棒30を用い、回動中心11を中心に往復回動自在に取付けてある。針棒保持枠は、周知のように制御装置Hで制御される図示外の針棒切替機構(任意のステッピングモータを備える)に連なる連繋杆14を介して往復回動制御される。針棒保持枠には、針棒16を上下動自在に支持する為の貫通孔12が、回動中心11を中心とする同一円周上に複数形成されている。
次に、針棒機構15は、符号16、17、18、20、21で示される部材を備える。16は、針棒保持枠の貫通孔12に対して上下動自在に取付けられる針棒を示し、下部には針18が針止部材17で止着してある。この針止部材17は、針棒下動時に後述のシークイン供給装置Eにおける切断部材116を下動させる為の押し部材としても兼用される。20は、針棒及び布押え具を上昇させる為の第1ばねで、針棒保持枠と布押え具のばね座44の間に配置してある。21は、針棒を上昇させる為の第2ばねで、布押え具の第1ばね座44aと第2ばね座44bとの間に配置してある。第1、第2ばねのばね力は、針棒と布押え具を同期させて(図13に示すように関連動作させて)上下動できるように、第1ばねに比べ第2ばねのばね力が強くしてある。
次に、針落孔2の上方に選択されて止められた針棒を上下動させる為の針棒駆動機構26について説明する。針棒駆動機構26は、符号27〜31で示される部材によって構成してある。27は主軸に取付けられた偏心輪、27aはクランクロッド、28は一端28aをフレームに枢着したレバーで、29はレバー28と昇降体31を連結するリンク、30は針棒保持枠の回動中心11に取付けられた案内棒で、フレームに対し往復回動自在に取付けてある。31は案内棒30に対し上下動自在に装着した昇降体、31aは針棒を押える為の針棒押さえを示す。
針棒駆動機構26は、周知のように主軸の回動運動を、符号27〜29の部材を介して昇降体31に上下運動にして伝達する。
次に布押え具36について説明する。布押え具は、図2、図3から理解できるように、複数の針棒に対して夫々添設してある。
布押え具は、布Gを押える為の布押え部材37(又は押え部分37a)と、布押え部材37(又は押え部分37a)を針棒と連係する為の連係部材43とを一体的に連結して形成してある。
図12によく表れている37aは刺繍縫用の布押え部分を示し、37は、シークイン縫付け用の布押え部材を示す。
図12(A)、(B)に表れる刺繍縫用の布押え部分37aの平面形状は、針落孔2を囲むことができるように、元部38aからリング部41を張り出し、中央位置に針通し孔41bが形成してある。
次に、布押え具におけるシークイン縫付け用の布押え部材37の平面形状は、図12(A)、(C)、(D)から理解できるように、下降状態において、針落孔2に重合させるシークイン片104を押えることなく、上記シークイン片104の両側の布Gを布押え面39aで押えることができるように元部38から二つの布押え爪39を夫々上記シークイン片104の両側に向けて突設した形状にしてある。
40は二つの布押え爪39の間に形成される間隙を示す。
次に、布押え具の連係部材43にあっては、第1ばね座44a、ガイド部46夫々に形成された針棒通し孔45、47に対して針棒を挿通させて、針棒に対して相対的な上下動自在に装着してある。
さらに、上記複数本の針棒の内、任意複数の針棒について、夫々の針棒に同期して上下動するように添設してある上記布押え具における夫々の布押え部材37の平面形状は、前述した形状にしてある(図12参照)。上記構成の布押え部材37を複数用いた場合(並設または間隔をあけて配置した場合)、シークイン供給装置Eから供給されるシークイン片104を、針棒保持枠8を回動させ、上記複数の布押え具の内の複数を選択して、対応する各針棒に付される異なる糸で選択縫製するようにしてもよい。
さらに、上記刺繍縫用の布押え部分37aとシークイン縫付け用の布押え部材37の夫々の配設数やそれらの配置は、縫製内容、使用状況等使用者の要求に対応して任意に選択すれば良く、並設された複数本の針棒の内、どの位置にある針棒でも任意にシークイン縫付用に選択して、夫々布押え部材37を備えさせて縫製に用いることができる自由度の高い使用上の特長がある。
上記布押え具は、周知のように上記針棒に対して夫々同期して上下動する。この動作の点を詳しく説明する。主軸の回動により、針棒駆動機構26を介して昇降体31が上下動する。昇降体31が下動すると、針棒押さえ31aが針棒を押す為、針棒が下動する。それにより第2ばね21を介して第1ばね座44aが押し下げられ、第1ばね20が押し縮められて布押え具が下動する。そして図2に示されるように、布押え具の布押え部材37(又は布押え部分37a)は布G上面に当接し、布を押さえつける。さらに、針棒が下動し、針が布Gに刺ささり、下死点まで至った後、広く知られているように上糸と下糸(図示省略)が絡む。その後昇降体31が上動すると、針棒は第2ばね21により布Gから抜ける。次に、第1ばね20により針棒と布押え具が上死点まで上昇してする。このような動作を繰り返し行い、上記針棒と布押え具を同期させて上下動させて縫製に用いるようにすればよい。
さらに、上記の場合、広く知られているように、針棒と布押え具と、刺繍枠F等を同期させて(図13に示すように関連動作させて)縫製に用いるようにすればよい。
次に、図2、4に表われる天秤装置51について説明する。天秤装置51における天秤保持枠52は、フレームに対して往復回動自在に装着されており、連係機構80の連係部材81と案内棒30を介して、針棒保持枠の往復回動と一体的に往復回動する。
次に、天秤装置51における複数並設の天秤53は、支軸54でもって天秤保持枠52に対して矢印方向に揺動自在に枢着してある。天秤53において、56は天秤駆動機構70における駆動子74と嵌合する為の嵌合部、57は位置決片60に係合する為の凹状の係合部、59は腕部58の先端に備えられる糸通し孔を夫々示す。60は、フレームに固定された位置決片を示す。61は位置決片60における欠如部を示し、その幅寸法は、後述の天秤駆動機構70における駆動レバー72が通過できる寸法にすればよい。上記60は、針落孔2に対応する位置にある針棒と天秤の上下方向の動きを妨げることなく、他の天秤の下落を防止できるようにしてある。天秤保持枠52が横動する場合は、駆動子74が図2の位置にあって天秤53が下落することはない。
次に天秤駆動機構70について説明する。天秤駆動機構70は周知のように符号71〜77で示される部材によって構成してある。71は主軸に取付けられるカムで、カム溝71aを備える。72は駆動レバーで、元部を枢軸73に枢着されて回動自在にされ、先端には駆動子74を備える。76は連繋レバーで、一端を駆動レバー72の元部に一体に連結し、他端には従動子77を備え、カム溝71aに位置させてある。周知のように主軸の回動を、天秤カム71、駆動レバー72、連繋レバー76を介して伝え、上記位置決片60の欠如部61位置にある天秤53を揺動させればよい。
次に、図1に示される刺繍ミシンCにおいて、84は、夫々複数のヘッドの上方で、かつ、機枠に対して備えられる周知のテンション台を示す。62は、刺繍ミシンCの縫製に用いる縫糸63を巻付けておく糸巻きを立てるピンを示す。複数の糸巻きに夫々相互に異なる種類の糸63を巻き付けておき、多種の縫糸63を選択的に縫製に用いるとよい。縫糸63は、周知のようにテンション台84、糸道64、天秤の糸通し孔59、糸道65を通して針の針孔に通して用いる。
次に、本件ロータリー式多針ミシンMにおけるシークイン供給装置Eは、図5〜7に表れているように、
上記機枠に取付けられる支持部材90に対して主枠100を備えさせ、上記主枠100には、上記主枠100における下部100bに、帯状に連なっているシークイン103の先端103aを、案内路110における供給点111へ向けて案内する案内路110を備えさせ、さらに、上記案内路110に位置させる上記帯状に連なっているシークイン103の先端103aを上記供給点111の先に存在する突出空間118に向けて押し進める送出し装置120を備えさせてある 。
この点を図5〜11を用いて詳しく説明する。
支持部材90において、90aは機枠に取り付ける為の固着部を示し、90bはシークイン供給装置Eにおける主枠100を取付ける為の取付部を示す。図7によく表れる94は、支持部材90に対して主枠100を昇降自在に支持する為に、取付部90bに設けられる凸溝状に突出させたガイドレールを示す。91は後述の昇降手段96の固定点を示す。
図6、7から理解できるように、主枠(スライドカバーとも称されている)100の中間部には、支持部材90におけるガイドレール94に対して摺動自在に装着する為の摺動部材101が固着されている。101aは後述の昇降手段96の固定点を示す。図7に一点鎖線で示される符号96は周知の昇降手段としてのエアシリンダの存在を示し、固定点91と101aとの間を矢印97方向に伸縮自在にする為のものである。エアシリンダ94が矢印97方向へ伸縮すると、主枠100は支持部材90に対して矢印98方向に昇降する。なお、100dは主枠100の上昇位置を示す。
図6に示されるように、主枠100における上部100aには、帯状に連なっているシークイン103(以下単に「シークイン103」ともいう)を巻付けて蓄える為のリール102が、回転自在に枢着されている。リール102に巻付けられたシークイン103は回転子108を通って主枠100における下部100bに備えられる案内路110へ案内される。
なお、支持部材90は一体材で形成しても、複数部材を連結して形成してもよい。
さらに、機枠に対する支持部材90の取付手段を、容易に着脱可能な止具、例えばボルト又はボルトとナットにして、シークイン供給装置Eを使用しない場合に、シークイン供給装置Eを外せるようにしてもよい。さらに
支持部材90を図5の矢印92方向に回動できるように固着部90aを枢着構造にして、邪魔なとき右側へ退避できるようにしてもよい。
次に、シークイン供給装置Eにおける案内路(ガイド溝とも称される)110について説明する。案内路110は、シークイン103の先端103aを、供給点111へ向けて案内する為に主枠100における下部100bに配置されている。案内路110は、図8〜11から理解できるように、底部材(底板とも称される)112と、底部材112の上面112aに配設された二つの側部材(案内板とも称される)113で形成される。案内路110は図示の如く上方が開放したトンネル状に形成してあり(図9参照)、その巾と高さ寸法は、シークイン103が案内路110を通過できる寸法に設定してあればよい。図9、11に表われているように、底部材112には後述の送出し部材123における腕部125の先端126を位置させる為のスリット状の凹部112bが形成してある。115は、案内路110に向うシークイン103が案内路110にスムーズに進入できるように上から帯状に連なっているシークイン103を底部材112の上面に押し付ける為の板バネを示す。
なお、案内路110の巾寸法は、図10に示すように、周知の調整機構119を用いて二つの側部材113、113の間隔を拡げたり狭めたりして、調整すればよい。
本件のロータリー式多針ミシンMにおけるシークイン供給装置Eにおける供給点111の位置は、図5〜11に表れているように、供給点111から針落孔2方向へ向かうシークイン片104の孔106の移動軌跡107が、刺繍ミシンCにおける針棒保持枠の回転中心点11と針落孔位置2と結ぶ線の延長線13上に位置させ、かつ、供給点111から突出空間118へ突出させるシークイン片104が、上記針落孔位置2と重合する位置に至るようにしてある。
図5〜11に表れている案内路110における供給点111は、図示の如く案内路110の先端で、かつシークイン103の孔106が通過する略中央部を意味する。
次に、図8、図11に表れている116は、供給点111から突出空間(供給点111よりも前方の空間であって、図11(A)の状態で針落孔2と重合する空間を意味する)118に向けて突出させたシークイン103の先端103aのシークイン片104を1ケ宛切り離す為の切断部材を示し、切断部材116から延びる軸116aを下部100bに対して上下動自在に装着している。切断部材116は、針棒の下降時に上記針棒機構15の押し部材17に備えさせる駆動部116bによって押し下げられる。
I
次に、シークイン供給装置Eにおける送出し装置120について説明する。
図8、11によく示される121は、案内路110に位置する帯状に連なっているシークイン103に係合して押し進める為の送出し部材を示す。送出し部材121は、本体部122を送出駆動機構130における駆動体133に対して枢軸122aでもって往復回動自在に枢着し、先端にL字状の腕部125を有する。腕部125における126は、シークイン103の孔106に係合させる為の係合部を示す。係合部126は、送出し部材121が後退(図8、11における右方向に移動)するときに係合部126がシークインの孔106から離脱するように後側(図8、図11における右側)を斜状の当部127が形成してある。128は、送出し部材121を下方に付勢する為のバネを示す。
次に、送出し装置における130は、送出し部材121を前後方向(図6〜8における左右方向)に往復移動させる為の送出駆動機構を示す。送出駆動機構130は、符号131〜138で示される部材によって構成される。131は主枠100の下部100bに対して固着されている二つの柱部材(ブロックとも称される)、132は二つの柱部材131、131間に支持されるロッド、133はロッド132、132に対して前後方向に往復移動自在に装着される駆動体(スライダとも称される)、136aはステッピングモータ136の駆動軸、137は駆動軸136aに取付けられたアーム、138はアーム137と駆動体133を連結するリンクを示す。送出駆動機構130は、駆動軸136aの往復回動運動を、アーム137、リンク138、駆動体133を介して送出し部材121に前後運動にして伝達する。
上記シークイン供給装置Eは、周知のように送出し装置を動作させて、案内路110に位置する帯状に連なっているシークイン103の先端103aを、供給点111から突出空間118に向けて突出させる。この動作を繰返し、シークイン片104を次々と突出空間118へ供給する。この動作の点を詳しく説明する。
送出し装置を動作させ、送出し部材121が図11に示される矢印150方向に前進すると、腕部125の係合部126がシークイン103の孔106に係合した状態でシークイン103を矢印150方向に押し進める。そして、シークイン103の先端103aを、供給点111から針落孔2の上方に位置する突出空間118に向けて突出させる(図11(A)において一点鎖線で示される位置参照)。
次に、送出し部材121が図11(B)に示される矢印151方向に後退すると、腕部125の当部127により係合部126がシークイン103の孔106から外れて1ピッチ分だけ後退する。このような動作を繰り返し行い、案内路110に存在するシークイン103の先端103aを供給点111の先に存在する突出空間118に向けて次々と突出させるようにすればよい。なお、この動作は針棒、刺繍枠Fと同期させて(図13に示すように関連動作させて)行うようにすればよい。
なお、送出し装置によるシークイン103の送り出すピッチ(送出量)は、周知のように送出駆動機構130におけるステッピングモータ136のステップ数を制御することによりすれば良い。さらに、図10、11に示されるように、周知の調整部材140(部材140a、140bを備える部材)を用いて送出し部材121の前後移動を調整すればよい。
次に、針、布押え具、刺繍枠F、針棒切替機構、送出駆動機構130、シークイン等の関連動作の状態は図13に示す。これらの動作は、周知のように制御装置Hによるコンピュータ制御によりすればよい。
上記構成のものを用いてシークイン104を布Gに縫付ける動作について説明する(なお、刺繍ミシンC及びシークイン供給装置E夫々の動作については、上述した記載を参照)。
まず、図5のように通過軌跡107を、延長線13上に重ねて位置させている上記シークイン供給装置Eは、自体に備える送出し装置(図11参照)120を動作させて、帯状に連なっているシークインの先端を、供給点111から突出空間118に向けて突出させる。
これによって、図11(A)に示されるように上記シークイン103の先端103aを刺繍ミシンCにおける針落孔位置2の上方に重合させることができる。
上記の場合、供給点111から針落孔2方向へ向かうシークイン片104の孔106の移動軌跡107と、上記針棒保持枠の回転中心点11と針落孔位置2と結ぶ線の延長線13とを一致させることは、図12(D)から明白なように布押え部材37の両側間の寸法W1を、二つの布押え爪39の外側の巾寸法と同じにして狭くすることを可能にすることである。
従って、実施に当たり、布押え部材37を設置するスペースに余裕がある場合は、延長線13に対する移動軌跡107の角度が±10度程度の誤差があっても許容される。この程度の誤差なら、布押え部材37の布押え爪39の向きを移動軌跡107に平行するようにしても、延長線13を基準にして布押え部材37の両側間の寸法W1と、二つの布押え爪39の外側の巾寸法とはあまり差が生じないからである。
次に、上記刺繍ミシンCにおける針棒と布押え具を矢印152方向に下降させる。すると、図11(B)に示されるように針止部材17の駆動部116bが切断部材116を矢印152方向に押し下げて、針先に貫通させると共に帯状に連なっているシークイン103の突出したシークイン片104を切り離し、針落孔2に重合させる。さらに針棒に付された針は下死点に至り、縫糸63を下糸に絡ませて上昇し、シークイン片104を縫い止めする。
この針棒が上昇してシークイン片104の孔106に刺し通した針が抜ける際、布押え具は図13のタイミングで下降しており、図12に示されるように、布押え具における布押え部材37が、その布押え面39aでシークイン片104の両側の布Gをしっかりと押えた状態で、針が布Gから抜けて上昇する。このように布Gの両側が押えられると、布Gは「ばたつく」ことなく安定し、布Gの上面のシークイン片104の位置も安定し、布Gに対する縫付け予定位置にあるまま縫付けられる。
引き続いて、図13に示されるように布押え具も上昇を始め、さらに刺繍枠Fが移動する。
次に図13の2針目に示されるように、シークイン供給装置Eにおける送出し装置を動作させないで、針棒、布押え具、刺繍枠Fを同期させ縫製を行う。これにより二針目はシークイン103の孔に糸を刺し通すことなく、帯状に連なっているシークイン103を越えて布に直接差し込まれ、布に対しシークイン片104を止め付ける。
このような動作を繰り返し行い、刺繍ミシンCとシークイン供給装置Eとを同期させて上下動させてシークインを縫付けるようにすればよい。
なお、図13において二針毎にシークイン103の孔に刺し通して縫付ける場合を図示したが、一針毎にシークイン103の孔に刺し通して縫付けるようにしてもよい。
次に、図1〜12の布押え部37とは布押え部材の点において異なる例を示す図14(A)(B)(C)について説明する。図14(A)(B)(C)の布押え部37は、より安定して布Gを押えることができるようにするものである。
なお、図14(A)(B)(C)において前述の図1〜12のものと機能、性質又は特徴等が同一又は均等構成と考えられる部分には、前述の図1〜12と同一の符号にアルファベットのgを付して重複する説明を省略する。
図14に示されるように、布押え具36gにおける布押え部材37gの平面形状は、下降状態において、針落孔2gに重合させるシークイン片104gを押えることなく、上記シークイン片104gの両側の布Gを布押え面39agで押えることができるように元部38gから前方(図14(A)における下方)へ二つの布押え爪39gを夫々上記シークイン片104gの両側に向けて突設してある。さらに、元部38gから後方(図14(A)における上方)へ二つの布押え爪39gを夫々突設し、布に対する押え面を増加してあり、平面形状はH型状に形成されている。よって図14(A)(B)(C)から理解できるように、H型の布押え面39agで布Gの上面をしっかりと押えることができるので、布Gはより安定して押えた状態で縫製をすることができる特長がある。
なお、図14(C)に示される布押え部材37gは針通し孔41bgを備える例を示す。
次に、布押え具における布押え部材37(又は押え部分37a)、37gと連係部材43とを着脱交換自在にする例を示す図14(D)について説明する。布押え部材(符号37、37a、37gが付された布押え部材の何れでも可)と連係部材43とを別部材で形成し、着脱交換自在に連結するようにしてある。斯かる連結部の構成は周知の構成を用いればよい。例えば、42は布押え部材37(又は押え部分37a)、37gの上部に形成した雌ねじ孔、48は連係部材43の下部に形成した透孔、49は透孔48に挿通して雌ねじ孔42に螺合させて布押え部材37(又は押え部分37a)、37gと連係部材43とを一体的に連結する為のねじを示す構成であってもよい。
このように、着脱交換自在に構成すると、針棒に添設されている布押え具における布押え部材を、容易に交換することができる。
従って、並設された複数の布押え具について、その位置にあるものに対しても、任意にシークイン縫付け用の布押え具、或いは刺繍縫用の布押え具に変更することができ、必要に応じて、並設された複数本の針棒の内、どの位置にある針棒でも任意にシークイン縫付用に選択して縫製に用いることができる。
ロータリー式多針ミシンMを説明する為の概略斜視図。 刺繍ミシンCにおける断面図。 (A)は略示斜視図、(B)は図2におけるIII-III線断面図。 (A)は複数の天秤の平面図、(B)は斜視図、(C)は一つの天秤が下がった状態を示す斜視図。 機枠と、刺繍ミシンCのヘッドと、シークイン供給装置Eとの配置関係を説明する為の略示平面図。 図5におけるVI矢視方向の側面図。 (A)は、図5のVI矢視方向の機枠と、機枠に取付けられた支持部材90との配置関係を説明する為の略示側面図、(B)は、図6におけるVII−VII線断面図。 部分拡大図。 (A)は図8におけるIXA−IXA線断面図。(B)はIXB−IXB線拡大断面図。 (A)は図9におけるX−X線断面図、(B)は拡大図。 (A)(B)図10(A)におけるXI−XI線の概略断面図。 (A)は、図6のXII−XII線断面図、(B)は布押え部分37aのXIIB−XIIB線断面図。(C)は布押え部材37のXIIC−XIIC線断面図。(D)は一部拡大断面図。 タイミング図。 (A)はXII-XII線断面図。(B)はXIV−XIV線断面図、(C)は部分斜視図、(D)は部分拡大断面図。(E)(F)は平面図。
符号の説明
ロータリー式多針ミシン:M、
機枠:A、
テーブル:B、
刺繍ミシン:C、
シークイン供給装置:E、
刺繍枠:F、
布:G、
針落孔:2、
ヘッド:5、
針棒保持枠:8、
回動中心:11、
延長線:13、
針棒:16、
針:18、
布押え具:36、
布押え部材:37、
布押え爪:39、
帯状に連なっているシークイン:103、
シークイン片(スパンコール):104、
孔:106、
孔の通過軌跡:107、
供給点:111、
突出空間:118、
往復動作を表す矢印:←→
動作方向を表す矢印:→
動作方向を表す矢印:←

Claims (2)

  1. 機枠には、テーブルと、
    上記テーブルの上方に位置するヘッドとを備えさせ、
    上記ヘッドには、
    複数の針棒を支持する為の針棒保持枠であって、
    往復回動を自在にしてある針棒保持枠と、
    上記針棒保持枠に対して夫々上下動自在に並設された複数本の針棒と、
    上記複数の針棒に対して夫々同期して上下動するように添設してある布押え具とを備え、
    上記針棒保持枠を回動させて、複数の針棒の内の一つの針棒をテーブル上面の針落孔の上方に選択して止め、
    上記針棒と布押え具を同期させて上下動させて縫製に用いるようにしてある刺繍ミシンと、
    一方、上記機枠に取付けられる支持部材に対して主枠を備えさせ、
    上記主枠には、
    上記主枠における下部に、帯状に連なっているシークインの先端を、案内路における供給点へ向けて案内する案内路を備えさせ、
    さらに、上記案内路に位置させる上記帯状に連なっているシークインの先端を上記供給点の先に存在する突出空間に向けて押し進める送出し装置を備えさせてあるシークイン供給装置とを備え、
    上記シークイン供給装置における送出し装置を動作させて
    帯状に連なっているシークインの先端を、供給点から突出空間に向けて突出させることによって、上記シークインの先端を刺繍ミシンにおける針落孔位置の上方に重合させ、
    一方、上記刺繍ミシンにおける針棒と布押え具を下降させて、帯状に連なっているシークインの突出したシークイン片を切り離すと共に、針棒に付された針を用いて縫糸をシークイン片に刺し通してシークイン片を縫い止めするようにしてあるロータリー式多針ミシンにおいて、
    シークイン供給装置における供給点の位置を、供給点から針落孔方向へ向かうシークイン片の孔の移動軌跡が、刺繍ミシンにおける針棒保持枠の回転中心点と針落孔位置とを結ぶ線の延長線上に位置させ、かつ、供給点から突出空間へ突出させるシークイン片が、上記針落孔位置と重合する位置に至るようにし、さらに、
    上記布押え具における布押え部材の平面形状は、下降状態において、針落孔に重合させるシークイン片を押えることなく、上記シークイン片の両側の布を布押え面で押えることができるように元部から二つの布押え爪を夫々上記シークイン片の両側に向けて突設した形状にし、シークイン片を縫い止めする為に上記の針を下降させてから、上昇させる際には、上記二つの布押え爪における布押え面でシークイン片の両側の布を押えた状態で、上記の針を布から抜いて上昇させ、引き続いて、シークイン片縫付け予定位置あるままの状態で、上記布押え部材を上昇できるようにしてあることを特徴とするロータリー式多針ミシン。
  2. 上記複数本の針棒の内、任意複数の針棒について、
    夫々の針棒に同期して上下動するように添設してある上記布押え具における夫々の布押え部材の平面形状は、
    下降状態において、針落孔に重合するシークイン片を押えることなく、シークイン片の両側の布を布押え面で押えることができるように元部から二つの布押え爪を夫々シークイン片の両側に向けて突設した形状にしてあり、
    シークイン供給装置から供給されるシークイン片を、
    針棒保持枠を回動させ、上記複数の布押え具の内の複数を選択して、各針棒に付される異なる糸で選択縫製できるようにしてあることを特徴とする請求項1記載のロータリー式多針ミシン。
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