JP4362329B2 - パーツ縫付方法 - Google Patents

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本発明は、刺繍ミシンにおいて、シークインやボタン等のパーツを加工布に縫い付ける方法に関するものである。
従来、刺繍ミシンにおいて、シークイン(スパンコール又はスパングルともいう。)を刺繍枠に張られた加工布に縫い付ける技術が知られている。例えば、特許文献1には、シークインを縫い付ける途中に、ジャンプソレノイドで針棒叩きを針棒から退避させ、天秤により上糸を引き締めて、布送りに伴うシークインの裏返りを防止する技術が記載されている。特許文献2には、穿孔テープに記録されたストップコード毎に、シークイン縫い、色替え、ジャンプ等の複数の刺繍動作をキーボード操作により一括して設定する技術が記載されている。
特開平2−144094号公報 特開平5−220284号公報
また、シークインを通常の刺繍柄と組み合わせて縫い付ける場合は、従来、図7,図8に示すような方法を採用していた。ここでは、穿孔テープ51にステッチコードとストップコードとジャンプコードとが記録され、これらのファンクションコードに基づいて、刺繍ミシンとシークイン装置とが次のように制御されていた。
F1→F2:ステッチコードに基づき、針棒、刺繍枠を駆動し、加工布に刺繍柄50を縫製する。
F3:ストップコードに基づき、糸切り装置を駆動し、針棒、刺繍枠を停止し、シークイン装置を休止位置から稼働位置に下降させる。
F4:ジャンプコードに基づき、針棒叩きを針棒から退避させ、針棒を上死点位置に保持した状態で、供給装置を駆動し、一つのシークイン52を縫付位置に供給する。
F5:ステッチコードに基づき、針棒叩きを針棒に進入させ、針棒、刺繍枠を駆動し、シークイン52を加工布に縫い付ける。
F6:F4と同じ。
F7:F5と同じ。
F8:ストップコードに基づき、糸切り装置を駆動し、針棒、刺繍枠を停止し、シークイン装置を稼働位置から休止位置に上昇させる。
F9→F10:ジャンプコードに基づき、刺繍枠を駆動し、次の縫付開始位置へジャンプさせる。
F11:ストップコードに基づき、刺繍枠を停止し、シークイン装置を休止位置から稼働位置に下降させる。
F12→F16:F4→F8と同じ。
この従来方法によれば、刺繍ミシン制御用のファンクションコードを利用し、シークイン装置の昇降とシークインの供給とを簡単に制御できる利点がある。しかし、この方法では、シークイン装置をストップコードに基づいて昇降しているので、刺繍枠のジャンプを挟んでシークインを縫い付ける場合に、ジャンプの前後でシークイン装置を上げ下げする無駄な動作が必要であった。
また、ジャンプコードでシークインを供給し、続くステッチコードでシークインを縫い付けているため、一つのシークインの縫い付けに2つのコード(2針分のデータが必要になるばかりでなく、針棒叩きを針棒に出し入れする無駄もあって、シークインの縫付効率が低下するという問題点があった。なお、特許文献1,2では、シークイン装置の上げ下げに関連する技術については触れられていない。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、刺繍枠のジャンプを挟んでパーツを縫い付けるにあたり、ジャンプ前後におけるパーツ供給装置の無駄な動作を省き、パーツを効率よく縫い付けることができる方法を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明のパーツ縫付方法は、刺繍ミシン及びパーツ供給装置を記録媒体に記録されたファンクションコードに基づいて制御し、パーツ供給装置から供給されたパーツを刺繍枠上の加工布に縫い付ける方法において、開始コードに基づいてパーツ供給装置を休止位置から稼働位置に移動してから、終了コードに基づいてパーツ供給装置を稼働位置から休止位置に移動するまでの間に、まず、縫付コードに基づいてパーツを加工布に縫い付け、次に、糸切りコードに基づいて糸切りを行い、このとき、パーツ供給装置は、糸切りコードに応答せず、稼働位置に保持され、次に、ジャンプコードに基づいて刺繍枠を次の縫付開始位置へジャンプさせ、次に、再び、別の縫付コードに基づいてパーツを加工布に縫い付けることを特徴とする。
本発明の縫付方法によれば、開始コードから終了コードまでの期間中、パーツ供給装置が稼働位置に保持され、この状態で、パーツ縫いが刺繍枠のジャンプを挟んで実行される。ジャンプの直前には、糸切りコードに基づき、糸切り装置が動作し、加工布に繋がる糸が切断される。このとき、パーツ供給装置は、糸切りコードに応答せず、稼働位置に保持されるため、ジャンプ前後における該装置の無駄な動作を省き、パーツ縫いを効率よく行うことができる。
パーツ縫いは、パーツを縫付位置に供給する動作と、パーツを加工布に縫い付ける動作とを含む。パーツの供給は、ミシン主軸の回転情報に基づいて、パーツ供給装置を制御することも可能である。しかし、既存のミシン制御プログラムを利用できる点で、ファンクションコードにパーツの供給コマンドを持たせるのが好ましい。具体的には、前記縫付コードに基づき、パーツ供給装置と刺繍ミシンと刺繍枠とを動作させ、一つのパーツを縫付位置に供給して、加工布に縫い付けるという方法を採用できる。こうすれば、1つのコード(1針分のデータでパーツを効率よく供給しかつ縫い付けできるうえ、針棒叩きを無駄に動作させるファンクションコードも不要になる。
なお、本発明のパーツ縫付方法は、シークインのほか、ボタン、ビーズ、マーク、ワッペン、ラベル等の各種縫製部品の縫い付けに適用することも可能である。パーツ供給装置の移動方向は、加工布に対する垂直方向に限定されず、斜め上下方向でもよく、前後方向でも左右方向でもよく、刺繍枠の移動を含む縫製動作の妨げにならない方向を指定できる。記録媒体は、特に限定されず,穿孔テープのほか、フレキシブルディスク、CD−ROM、DVDその他の各種媒体を使用可能である。
本発明に係るパーツ縫付方法によれば、糸切りコードに続くジャンプコードに基づいて刺繍枠をジャンプさせるので、ジャンプ前後におけるパーツ供給装置の無駄な動作を省き、パーツを効率よく縫い付けることができるという効果を奏する。
本発明を実施するための最良の形態においては、シークインを供給するシークイン装置が刺繍ミシンに装備される。記録媒体としての穿孔テープには、ステッチコードとジャンプコードとストップコードと糸切りコードとが記録される。そして、これらのファンクションコードに基づき、シークイン装置を含む刺繍ミシンの各部がミシンコントローラによって制御され、シークイン装置から供給されたシークインが通常の刺繍柄と共に刺繍枠上の加工布に縫い付けられる。
具体的には、図5に示すように、ステッチコードF1→F2に基づき、通常の刺繍柄50が縫製される。ストップコードF3に基づき、シークイン装置が休止位置から稼働位置に下降される。ジャンプコードF4,F5に基づき、一つのシークイン13がシークイン装置から縫付位置に供給され、加工布に縫い付けられる。糸切りコードF6に基づき、加工布に繋がる糸が切断される。糸切りコードに続くジャンプコードF7→F8に基づき、刺繍枠が次の縫付開始位置へジャンプされる。一連のシークイン縫いが終了すると、ストップコードF12に基づき、シークイン装置が稼働位置から休止位置に上昇される。
本発明の実施例1を図1〜図6に基づいて説明する。図1,図2に示すように、この実施例の刺繍ミシンはヘッド1の前方に1台のシークイン装置2を装備している。シークイン装置2のフレーム3はヘッド1の片方の側面に取り付けられ、フレーム3にスライドベース4がレール部材5を介して斜め上下方向へ昇降可能に支持されている。なお、ヘッド1の左右両側に2台のシークイン装置2を設置してもよい。
シークインが直列に連結されたシークイン帯7が巻かれたリール8と、シークイン帯7を案内するガイド9と、シークイン帯7に張力を与えるテンショナー10と、シークイン帯7を針棒11の下側へ供給する供給機構12と、シークイン帯7から先頭のシークイン13を切断するカッタ14とが設けられている。スライドベース4とフレーム3との間には昇降用エアシリンダ15が架設され、ピストンロッド16の伸長時に、供給機構12が針棒11に近い稼働位置に下降し(図2a参照)、ピストンロッド16の収縮時に、供給機構12が針棒11から離れた休止位置に上昇する(図2b参照)。
供給機構12はシークイン送りモータ17(ステッピングモータ)とスライダ18とを備え、スライダ18がモータ軸19の正逆回転によりレバー20、リンク21を介しロッド22上で前後に駆動される。スライダ18にはピン23が、シークイン13の穴(図5参照)に出入りするように、上下に揺動可能に設けられている。そして、供給機構12の稼働位置で、スライダ18が前後動し、ピン23がシークイン帯7を針棒11側へ送り出し、針棒11の下降時に、針止め24がカッタ14を踏み下げ、カッタ14がシークイン帯7を切断し、先頭のシークイン13が刺繍枠25に張られた加工布26の縫付位置に供給される。
図3に示すように、刺繍ミシンのコントローラ30には、マイクロプロセッサ31が内蔵されるとともに、表示器42を備えた操作パネル43と、記録媒体としての穿孔テープ35に記録されたファンクションコードを読み取るテープリーダー36とが接続されている。そして、マイクロプロセッサ31のCPU32が、テープリーダー36から入力したデータに基づき、ミシン主軸を駆動するモータ37と、刺繍枠25をX,Y方向に駆動するモータ38,39と、糸切り装置の可動メスを駆動する糸切りソレノイド40と、針棒叩きを針棒11から退避させるジャンプソレノイド41と、シークイン装置2の昇降用エアシリンダ15と、シークイン送りモータ17とを制御するようになっている。
上記のように構成された刺繍ミシンにおいて、次に、シークイン縫付方法について説明する。図4,図5,図6に示すように、ここでは、ファンクションコードとして、ステッチコードとストップコードとジャンプコードと糸切りコードとが使用される。そのうち、ストップコードは本発明の開始コード及び終了コードとして用いられ、ジャンプコードは本発明の縫付コード及びジャンプコードとして用いられる。各コードには、1針毎のコマンド情報と、1針毎のX−Y座標情報(刺繍枠25の位置情報)とが設けられている(図5参照)。
各ファンクションコードに基づくCPU32の具体的な処理を図4に従って説明する。CPU32がステッチコードを判断すると(S1)、ジャンプフラグがリセットされ(S2)、主軸駆動モータ37が回転し(S3)、刺繍枠駆動モータ38,39も回転する(S4)。これにより、針棒11及び刺繍枠25が駆動され、針27(図1参照)と釜(図示略)との協働により、加工布26に縫目が形成される。なお、ジャンプフラグは刺繍枠25のジャンプ動作を確認するフラグであり、後述の糸切り処理の過程でセットされる(S14)。
CPU32がストップコードを判断すると(S5)、稼働信号SG1と休止信号SG0とが交互に発生し(S6)、稼働信号SG1が検出されたときに(S7:Yes)、シークイン装置2の昇降用エアシリンダ15が付勢される(S8)。これにより、ピストンロッド16が伸び、供給機構12が休止位置から稼働位置に下降する。このとき、CPU32は、稼働信号SG1に基づき、ストップコードをシークイン縫付モードの開始コードとして認識する。
CPU32がジャンプコードを判断すると(S10)、ジャンプフラグのセット又はリセットが確認される(S11)。ジャンプフラグがリセットされているときには(S11:Yes)、シークイン送りモータ17が回転し(S12)、主軸駆動モータ37が回転する(S3)。これにより、一つのシークイン13が縫付位置に送り出され、カッタ14で切断されたのちに、針27により加工布26に縫い付けられる。このとき、CPU32は、ジャンプフラグのリセットに基づき、ジャンプコードをシークイン13の縫付コードとして認識する。
CPU32が糸切りコードを判断すると(S13)、ここでジャンプフラグがセットされる(S14)。そして、糸切り装置において糸切りソレノイド40がONし(S15)、主軸駆動モータ37が停止し(S16)、刺繍枠駆動モータ38,39も停止する(S17)。これにより、加工布26に繋がる上糸及び下糸が切断され、針棒11が上死点位置に保持され、刺繍ミシンがいったん停止する。なお、ストップコードが読み取られたときも、糸切りソレノイド40がONし、糸切りが行われる。
CPU32が糸切りコードに続くジャンプコードを判断すると(S10)、ジャンプフラグのセットが確認され(S11:No)、刺繍枠駆動モータ38,39が回転する(S4)。このとき、主軸駆動モータ37は停止しているため、針棒11が上死点位置に停止した状態で、刺繍枠25が次の縫付開始位置へジャンプする。そして、次の縫い付け開始にあたり、ステッチコードが読み取られると(S1)、ジャンプフラグがリセットされる(S2)。
また、ストップコードが読み取られると(S5)、稼働信号SG1が休止信号SG0に変換され(S6)、休止信号SG0に基づき(S7:No)、昇降用エアシリンダ15が消勢される(S9)。これにより、ピストンロッド16が収縮し、供給機構12が稼働位置から休止位置に上昇し、一連のシークイン縫付作業が終了する。なお、CPU32は、このときの休止信号SG0に基づき、ストップコードをシークイン縫付モードの終了コードとして認識する。
次に、従来と同じ縫製品を加工する場合の具体的な縫付方法を図5,図6に従って説明する。
F1→F2:ステッチコードに基づき、針棒11、刺繍枠25を駆動し、加工布26に刺繍柄50を縫製する。
F3:ストップコードに基づき、糸切り装置を駆動し、針棒11、刺繍枠25を停止し、シークイン装置2の供給機構12を休止位置から稼働位置へ下降させる。
F4:ジャンプコードに基づき、針棒11、刺繍枠25、供給機構12を駆動し、一つのシークイン13を縫付位置に供給し、加工布26に縫い付ける。
F5:F4と同じ。
F6:糸切りコードに基づき、糸切り装置を駆動し、針棒11、刺繍枠25を停止する。
F7→F8:糸切りコードに続くジャンプコードに基づき、供給機構12を稼働位置に配置したままの状態で、刺繍枠25を駆動し、次の縫付開始位置へジャンプさせる。
F9:ステッチコードに基づき、刺繍枠25を停止し、針棒11を駆動し、ジャンプ後の縫い付けを開始する。
F10:ジャンプコードに基づき、針棒11、刺繍枠25、供給機構12を駆動し、一つのシークイン13を縫付位置に供給し、加工布26に縫い付ける。
F11:F10と同じ。
F12:ストップコードに基づき、糸切り装置を駆動し、針棒11、刺繍枠25を停止し、供給機構12を稼働位置から休止位置へ上昇させる。
上記方法によれば、ジャンプ前の糸切りをシークイン装置2が応答しない糸切りコードF6に基づいて実行するので、ジャンプの前後で供給機構12を上げ下げする無駄な動作を省き、シークイン13を効率よくジャンプ縫いすることができる。また、ジャンプ以外の期間中(ジャンプフラグがリセットされている期間中)は、縫付コードであるジャンプコードF4,F5,F10,F11に基づき、一つのシークイン13を供給し同時に縫い付けるので、従来とは異なり、針棒叩きを無駄に動作させるファンクションコードが不要になり、1つのコード(1針分のデータでシークイン13を短時間に縫い付けでき、生産性が向上するとともに、コード数も少なく済む。
なお、本発明は前記実施例1に限定されるものではなく、例えば以下の実施例2〜6に示すように、発明の趣旨から逸脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。
図5,図6は色替えを行わない場合の縫付方法を示したが、色替えを行う場合は、ジャンプコードF4又はステッチコードF9の前に色替え用のファンクションコードを挿入する。そして、この色替えコードに基づき、ジャンプソレノイド41(図3参照)をONし、針棒叩きを針棒11から退避させ、色替え機構を動作させる。その後、ジャンプコードF4又はステッチコードF9に基づき、ジャンプソレノイド41をOFFし、針棒叩きを針棒11に進入させ、シークイン13を異なる色の上糸で縫い付ける。
既存の刺繍柄データを用いてシークインをジャンプ縫いする場合は、そのデータが記録された穿孔テープにおいて、刺繍柄データの直後に糸切りコードをパンチし、その直後に所要の飛ばしデータを含むジャンプコードをパンチする。こうすれば、全データを新規に作成しなくても、ごく簡単な改編作業で既存データを活用できる。
図8に示すような従来のファンクションコードが記録された穿孔テープ51を改編して本発明のシークイン縫いを行う場合には、ストップコードF8,F11を糸切りコードに変更する。こうすれば、ジャンプの前後でシークイン装置を上げ下げする無駄がなくなる。ただし、この場合は、ジャンプ後の糸切りと、シークイン縫付時の針棒叩きの出し入れに無駄がある。
ヘッド1の左右両側に2台のシークイン装置2を装備した刺繍ミシンにおいて、両方の供給機構12を別々に稼働できるように、左側の供給機構12を下降させるための第1スタートコードと、右側の供給機構12を下降させるための第2スタートコードと、両方の供給機構12を上昇させるためのストップコードとを設ける。こうすれば、1本針ヘッド又は多数本針ヘッドを備えた刺繍ミシンにおいて、左右の供給機構12から大きさや形状が異なるシークインを供給して縫い付けるなど、装飾効果の高い縫製品を加工できる。また、両方の供給機構12を休止位置に配置すれば、全部の針を用いて通常の刺繍縫いを支障なく実施できる利点もある。なお、この場合、第1,第2スタートコードは本発明の開始コードに相当し、ストップコードが本発明の終了コードに相当する。
シークインは種類に応じて直径サイズが異なるため、シークイン13の送り出し量を設定する機能をコントローラ30に設ける。具体的には、マイクロプロセッサ31のROM33(図3参照)に設定メニューを格納し、ユーザーがシークイン13のサイズを表示器42を見ながら操作パネル43で選択又はキー入力する。CPU32は、この設定データをRAM34に一時的に記憶させ、ジャンプコードF4等に応答して読み出し、供給機構12のシークイン送りモータ17を制御する。これにより、スライダ18がシークインサイズに応じたストロークで駆動され、一つのシークイン13の中心が縫付位置に正確に位置決めされる。なお、2台のシークイン装置2を設置した場合は、シークインサイズを別々に設定するメニューを用意する。
本発明の一実施例を示す刺繍ミシンのヘッド及びシークイン装置の側面図である。 図1のシークイン装置の昇降機構を示す側面図である。 図1の刺繍ミシンの制御システムを示すブロック図である。 図1の刺繍ミシンによるシークイン縫付方法を示すフローチャートである。 図4の縫付方法におけるファンクションコードの作用を示す模式図である。 図5のファンクションコードに基づく刺繍ミシン各部の動作を示すタイムチャートである。 従来のシークイン縫付方法におけるファンクションコードの作用を示す模式図である。 図7のファンクションコードに基づく刺繍ミシン各部の動作を示すタイムチャートである。
符号の説明
1 ヘッド
2 シークイン装置
7 シークイン帯
11 針棒
12 供給機構
13 シークイン
14 カッタ
15 昇降用エアシリンダ
17 シークイン送りモータ
25 刺繍枠
26 加工布
30 コントローラ
31 マイクロプロセッサ
32 CPU
35 穿孔テープ
40 糸切りソレノイド

Claims (2)

  1. 刺繍ミシン及びパーツ供給装置(2)を記録媒体に記録されたファンクションコードに基づいて制御し、パーツ供給装置(2)から供給されたパーツ(13)を刺繍枠(25)上の加工布(26)に縫い付ける方法において、
    開始コード(F3)に基づいてパーツ供給装置(2)を休止位置から稼働位置に移動してから、終了コード(F12)に基づいてパーツ供給装置(2)を稼働位置から休止位置に移動するまでの間に、
    まず、縫付コード(F4,F5)に基づいてパーツ(13)を加工布(26)に縫い付け、次に、糸切りコード(F6)に基づいて糸切りを行い、このとき、パーツ供給装置(2)は、糸切りコードに応答せず、稼働位置に保持され、次に、ジャンプコード(F7,F8)に基づいて刺繍枠(25)を次の縫付開始位置へジャンプさせ、次に、再び、別の縫付コード(F10,F11)に基づいてパーツ(13)を加工布(26)に縫い付けることを特徴とするパーツ縫付方法。
  2. 前記縫付コード(F4,F5,F10,F11)に基づき、パーツ供給装置(2)と刺繍ミシンと刺繍枠(25)とを動作させ、一つのパーツ(13)を縫付位置に供給して、加工布(26)に縫い付けることを特徴とする請求項1記載のパーツ縫付方法。
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