JP5341363B2 - シート状物処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シート状物の両面、表面、裏面に印刷またはコーティングを行うシート状物処理装置に関するものである。
従来のシート状物処理装置としては、印刷ユニットの最終圧胴に対向し最終圧胴から紙を受け渡されるゴム圧胴と、ゴム圧胴と最終圧胴とが互いに対向した位置から紙搬送方向の上流側においてゴム圧胴に対向し紙の裏面にニスを供給する下ゴム胴と、ゴム圧胴と最終圧胴との対向点から紙搬送方向の下流側においてゴム圧胴に対向し紙の表面にニスを供給する上ゴム胴とを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。また、圧胴に対向するゴム胴が偏心軸受によって支持され、胴着脱装置によって偏心軸受を回動させることにより、胴入れ、胴抜きを行うものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−182031号公報 実用新案登録第2585995号公報
上述した従来のシート状物処理装置においては、処理する紙の厚みや紙の材質に起因して最終圧胴からゴム圧胴に紙を受け渡すときに紙に擦れ傷が発生した場合は、ゴム圧胴の胴仕立てを変更することにより最終圧胴とゴム圧胴との互いの周面間の隙間量を変更していた。このため、紙の種類が変わる毎にゴム圧胴の胴仕立てを変更することになり、変更に時間を要していた。また、オペレータの負担が増加することによって生産性が低下するといった問題もあった。また、ゴム圧胴の胴仕立てを変更すると、ゴム圧胴と上ゴム胴との間の印圧およびゴム圧胴と下ゴム胴との間の印圧が変化し印刷品質が低下する。このため、上ゴム胴および下ゴム胴の偏心軸受を回動させることにより上ゴム胴および下ゴム胴の印圧を調整していた。しかしながら、このような調整は品質を確認しながら行う繰り返し作業となるため、損紙が多く発生した。また、ゴム圧胴の胴仕立ての変更の度に行わなければならないため、調整に時間がかかるといった問題があった。
本発明は上記した従来の問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、シート状物に対する処理品質を維持するための調整時間を短縮し、生産性の向上を図ったシート状物処理装置を提供するところにある。
この目的を達成するために、本発明は、上流側搬送胴からシート状物を受け取って保持する第1の胴と、前記第1の胴に対向して配設され、前記第1の胴に保持されたシート状物に印刷またはコーティングを行う第2の胴と、前記第1の胴に対向して配設され、前記第1の胴の周面にインキまたはニスを供給する第3の胴と、前記第1の胴および上流側搬送胴の間の隙間量を調整する第1の駆動手段と、前記第1の胴に対する前記第2の胴の位置を調整する第2の駆動手段と、前記第1の胴に対する前記第3の胴の位置を調整する第3の駆動手段と、前記第1の胴および上流側搬送胴の間の隙間量を入力する隙間量入力手段と、前記隙間量入力手段からの隙間量に基づいて、前記第1、第2および第3の駆動手段を制御する制御手段とを備えるものである。
本発明は、前記発明において、前記制御手段は、隙間量調整前の前記第1および第2の胴の間の印圧および第1および第3の胴の間の印圧が隙間量調整後も維持されるように前記第2および第3の駆動手段を制御するものである。
本発明は、前記発明のいずれか一つの発明において、隙間量と前記第1の胴の位置との関係を示す第1のテーブルと、 隙間量と前記第2の胴の位置との関係を示す第2のテーブルと、隙間量と前記第3の胴の位置との関係を示す第3のテーブルとをさらに備え、前記制御手段は、前記第1、第2および第3のテーブルを参照して、隙間量に基づいて前記第1、第2および第3の駆動手段をそれぞれ制御するものである。
本発明は、前記発明のいずれか一つの発明において、シート状物の厚さを入力する厚さ入力手段と、シート状物の厚さと隙間量との関係を示す第4のテーブルとをさらに備え、前記制御手段は、前記厚さ入力手段からの紙厚に基づいて求められた隙間量に基づいて、前記第1の駆動手段を制御するものである。
本発明は、前記発明のいずれか一つの発明において、前記制御手段は、前記紙厚入力手段からの紙厚に基づいて求められた隙間量に基づいて前記第1の駆動手段を制御することにより前記第1の胴の位置を基準位置に設定した後、前記隙間量入力手段によって調整された隙間量に基づいて前記第1の駆動手段を制御することにより前記第1の胴の位置を微調整するものである。
本発明は、前記発明のいずれか一つの発明において、前記制御手段は、前記第2の胴の現在の位置と、前記隙間量入力手段からの隙間量に基づいて求められた前記第2の胴の位置とに基づいて第2の駆動手段を制御し、前記第3の胴の現在の位置と、前記隙間量入力手段からの隙間量に基づいて求められた前記第3の胴の調整位置とに基づいて第3の駆動手段を制御するものである。
本発明は、前記発明のいずれか一つの発明において、シート状物の両面に印刷またはコーティングを行う両面モード、シート状物の表面のみに印刷またはコーティングを行う表面モード、シート状物の裏面のみに印刷またはコーティングを行う裏面モードからシート状物の処理モードを選択する処理モード選択手段をさらに備え、前記制御手段は、前記処理モード選択手段によって選択された処理モードに応じて前記第3の駆動手段を制御するものである。
本発明は、前記発明のいずれか一つの発明において、前記制御手段は、処理モードが両面モードおよび裏面モードの一方であるときに、前記第3の胴が前記第1の胴へ接触するように前記第3の駆動手段を制御し、処理モードが表面モードであるときに、前記第3の胴が前記第1の胴から離間するように前記第3の駆動手段を制御するものである。
本発明は、前記発明のいずれか一つの発明において、前記第2の胴を有し、前記第1の胴に保持されたシート状物の一方の面にコーティングを行う第1のコーティング装置と、前記第1および第3の胴を有し、前記第1の胴に保持されたシート状物の他方の面にコーティングを行う第2のコーティング装置とをさらに備えるものである。
本発明は、前記発明のいずれか一つの発明において、シート状物を保持して搬送する第1の圧胴および前記圧胴に対向して配設されて前記圧胴に保持されたシート状物の表面に印刷を施す第1の転写胴を有する少なくも1つの表面印刷ユニットと、シート状物を保持して搬送する第2の圧胴および前記圧胴に対向して配設されて前記圧胴に保持されたシート状物の裏面に印刷を施す第2の転写胴を有する少なくも1つの裏面印刷ユニットとを備える印刷部と、前記第1、第2および第3の胴を有し、前記印刷部によって印刷されたシート状物の表面または裏面にニスをコーティングするコーティング部とをさらに備え、前記第1の圧胴および前記第2の圧胴は対向して配設され、前記第1の胴は、前記第1および第2の圧胴の一方と対向して配置されるものである。
本発明によれば、シート状物の厚みやシート状物の材質によって搬送胴から第1の胴にシート状物を受け渡すときにシート状物に擦れ傷が発生した場合は、制御手段によって第1の胴の搬送胴に対する隙間量を調整するように第1の駆動手段を駆動するようにしたものである。したがって、調整を短時間で行えるというだけではなく、作業者の負担の軽減と生産性の向上を図ることができる。また、第1の胴の上流側搬送胴に対する隙間量の調整に伴い、第2および第3の駆動手段が駆動されて第2および第3の胴の印圧が調整されるため、印刷品質を維持するための調整を短時間で行うことができる。また、損紙の発生を低減することもできる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。図1は本発明に係るシート状物処理装置が適用された枚葉輪転印刷機の側面図、図2は同じく胴の配列を示す要部の側面図、図3は同じく上ゴム胴および下ゴム胴の位置を調整する第2および第3の駆動装置を説明するために要部を示す側面図、図4は同じくコーター倍径ゴム胴用モータの駆動系の連結状態を示す図、図5は同じく上ゴム胴用モータの駆動系の連結状態を示す図、図6は同じく下ゴム胴用モータの駆動系の連結状態を示す図、図7は本発明の第1の実施の形態におけるシート状物処理装置の電気的構成を示すブロック図である。
第1の実施の形態によるシート状物処理装置が適用された枚葉輪転印刷機1は、図1に示すように、シート状物としての紙を給紙する給紙部2と、この給紙部2から給紙された紙を印刷する液体転写装置としての印刷部3と、この印刷部3で印刷された紙の表裏面にニスをコーテイングする液体転写装置としてのコーティング部4と、このコーティング部4でコーティングされた紙が排紙される排出部としての排紙部5とを備える。印刷部3は、表面処理部としての第1ないし第4の表面印刷ユニット6Aないし6Dと、裏面処理部としての第1ないし第4の裏面印刷ユニット7Aないし7Dとからなる。
表面印刷ユニット6Aないし6Dの各々は、周面に紙をくわえる爪を有する搬送胴としての倍径の圧胴10aと、圧胴10aの上部において対向する転写胴としてのゴム胴11aと、ゴム胴11aの上部において対向する版胴12aと、版胴12aに液体としてのインキを供給する液体供給部としてのインキ部13aとを備える。
裏面印刷ユニット7Aないし7Dの各々は、周面に紙をくわえる爪を有する搬送胴としての倍径の圧胴10bと、圧胴10bの下部において対向する転写胴としてのゴム胴11bと、ゴム胴11bの下部において対向する版胴12bと、版胴12bに液体としてのインキを供給する液体供給部としてのインキ部13bとを備える。
このような構成において、給紙部2からフィーダボード15に供給された紙の先端は、スイング装置16にくわえられた後に搬送胴17にくわえ替えられ、第1の表面印刷ユニット6Aの圧胴10aの爪にくわえ替えられる。圧胴10aの爪にくわえられた紙は、圧胴10aとゴム胴11aとの間を通過するときに表面に1色目が印刷される。表面に1色目が印刷された紙は、第1の裏面印刷ユニット7Aの圧胴10bにくわえ替えられ、圧胴10bとゴム胴11bとの間を通過するときに裏面に1色目が印刷される。
続いて、2ないし4色目の印刷が、第2ないし第4の表面印刷ユニット6Bないし6Dおよび第2ないし第4の裏面印刷ユニット7Bないし7Dによって行われる。表裏面に4色印刷された紙は、コーティングユニット4によって表裏面に液体としてのニスがコーティングされる。コーティングされた紙は、排出部5の排紙チェーン19の排紙爪にくわえ替えられ、排紙チェーン19によって搬送された後、排紙パイル20上に落下し積載される。
コーティングユニット4は、図2に示すように、第4の裏面印刷ユニット7Dの上流側搬送胴としての圧胴10bに対向して配設された第1の胴としてのコーター倍径ゴム胴22を備える。コーティングユニット4は、さらに印刷された紙の表面をコーティングする第1のニスコーティング装置23と、印刷された紙の裏面をコーティングする第2のニスコーティング装置24とを備える。
第1のニスコーティング装置23は、圧胴10bに保持された紙がコーター倍径ゴム胴22に受け渡される受け渡し点、すなわちコーター倍径ゴム胴22と圧胴10bの対向点から紙搬送方向下流側に配設された、コーター倍径ゴム胴22と対向して配設される第2の胴としての上ゴム胴25と、上ゴム胴25と対向するニス膜形成胴26と、ニス膜形成胴26に対向するアニロックスローラ27と、アニロックスローラ27にニスを供給するチャンバーコータ28とを備える。アニロックスローラ27およびチャンバーコータ28は、表面用の液体供給手段を構成する。
チャンバーコータ28からアニロックスローラ27に供給されたニスは、ニス膜形成胴26を介して上ゴム胴25に転移された後、上ゴム胴25とコーター倍径ゴム胴22との間を通過する紙の印刷表面にコーティングされる。上ゴム胴25とコーター倍径ゴム胴22との間を紙が通過する際に、上ゴム胴25の印圧によって、第2のニスコーティング装置24の第3の胴としての下ゴム胴29からコーター倍径ゴム胴22の周面に転移されたニスが、紙の印刷裏面にコーティングされる。
第2のニスコーティング装置24は、コーター倍径ゴム胴22と圧胴10bの対向点からコーター倍径ゴム胴22の回転方向の上流側に配設されコーター倍径ゴム胴22と対向する下ゴム胴29と、下ゴム胴29に対向するアニロックスローラ30と、アニロックスローラ30にニスを供給するチャンバーコータ31とを備える。チャンバーコータ31からアニロックスローラ30に供給されたニスは、下ゴム胴29を介してコーター倍径ゴム胴22の周面に転移される。アニロックスローラ30およびチャンバーコータ31は、裏面用の液体供給手段を構成する。
フレーム34に取り付けられた第1の駆動手段としてのコーター倍径ゴム胴用のモータ35には、図4に示すように、ギアトレイン36を介してロッド37の一端部が連結される。コーター倍径ゴム胴用のモータ35を一方向に駆動することによって、ロッド37はギアトレイン36を介して図2中矢印A方向に移動する。一方、コーター倍径ゴム胴用のモータ35を逆方向に駆動することによって、ロッド37はギアトレイン36を介して図2中矢印B方向に移動する。検出手段としてのコーター倍径ゴム胴用のポテンショメータ38は、コーター倍径ゴム胴22の現在位置を検出する。コーター倍径ゴム胴用のポテンショメータ38からの出力に基づいて、後述する制御手段67がコーター倍径ゴム胴用のモータ35の位相角αを検出(演算)する。
図2に示すように、略L字状のレバー39は、一対のフレーム34間に回転可能に支持された軸40の一端部に固定される。レバー39の一端部はロッド37の他端部に枢着され、他端部はロッド41の一端部に枢着される。軸40の他端部にはレバー(図示せず)が固定される。このレバーの端部は、コーター倍径ゴム胴22の他方の端軸を回転自在に支持する後述の偏心軸受42に他端部が枢着されたロッド(図示せず)の一端部に枢着される。
一対のフレーム34にはコーター倍径ゴム胴22の両端軸を回転自在に支持する一対の偏心軸受42が嵌着される。偏心軸受42にはロッド41の他端部が枢着される。このような構成において、ロッド37の矢印A方向への移動により、レバー39が軸40を中心として時計方向に回動すると、ロッド41および偏心軸受42を介してコーター倍径ゴム胴22が圧胴10bから離間する。これにより、コーター倍径ゴム胴22と圧胴10bとの互いの周面間の隙間量が大きくなる。
一方、ロッド37の矢印B方向への移動により、レバー39が軸40を中心として反時計方向に回動すると、ロッド41および偏心軸受42を介してコーター倍径ゴム胴22が圧胴10bに接近する。これにより、コーター倍径ゴム胴22と圧胴10bとの互いの周面間の隙間量が小さくなる。
図3に示すように、フレーム34には第2の駆動手段としての上ゴム胴用のモータ45が取り付けられる。上ゴム胴用のモータ45には、図5に示すように、ギアトレイン46を介してロッド47の一端部が連結される。上ゴム胴用のモータ45の一方向への駆動により、ロッド47はギアトレイン46を介して図3中矢印C方向に移動する。一方、上ゴム胴用のモータ45の逆方向への駆動により、ロッド47はギアトレイン46を介して図2中矢印D方向に移動する。上ゴム胴用のポテンショメータ48は、上ゴム胴25の現在位置を検出して制御手段67(図7参照)に出力する。制御手段67は、上ゴム胴用のポテンショメータ48からの出力に基づいて、上ゴム胴用のモータ45の位相角βを検出(演算)する。
略L字状のレバー49は、図3に示すように、一対のフレーム34間に回転可能に支持された軸50の一端部に固定される。レバー49の一端部はロッド47の他端部に枢着され、他端部はロッド51の一端部に枢着される。軸50の他端部にはレバー(図示せず)が固定される。このレバーの端部は上ゴム胴25の他方の端軸を回転自在に支持する後述の偏心軸受52に他端部が枢着されたロッド(図示せず)の一端部に枢着される。
一対のフレーム34には上ゴム胴25の両端軸を回転自在に支持する一対の偏心軸受52が嵌着される。偏心軸受52にはロッド51の他端部が枢着される。ロッド47の矢印C方向への移動により、レバー49が軸50を中心として反時計方向に回動すると、ロッド51および偏心軸受52を介して上ゴム胴25がコーター倍径ゴム胴22に接近する。これにより、コーター倍径ゴム胴22と上ゴム胴25との互いの周面間の隙間量が小さくなる。
一方、ロッド47の矢印D方向への移動により、レバー49が軸50を回動中心として時計方向に回動すると、ロッド51および偏心軸受52を介して上ゴム胴25がコーター倍径ゴム胴22から離間する。これにより、コーター倍径ゴム胴22と上ゴム胴25との互いの周面間の隙間量が大きくなる。
図3に示すように、フレーム34には第3の駆動手段としての下ゴム胴用のモータ55が取り付けられる。下ゴム胴用のモータ55には、図6に示すように、ギアトレイン56を介してロッド57の一端部が連結される。下ゴム胴用のモータ55の一方向への駆動により、ロッド57はギアトレイン56を介して図2中矢印E方向に移動する。一方、下ゴム胴用のモータ55の逆方向への駆動により、ロッド57はギアトレイン56を介して図3中矢印F方向に移動する。下ゴム胴用のポテンショメータ58は、下ゴム胴29の現在位置を検出して制御手段67(図7参照)に出力する。制御手段67は、下ゴム胴用のポテンショメータ58からの出力に基づいて、下ゴム胴用のモータ55の位相角γを検出(演算)する。
略L字状のレバー59は、図3に示すように、一対のフレーム34間に回転可能に支持された軸60の一端部に固定される。レバー59の一端部はロッド57の他端部に枢着され、他端部はロッド61の一端部に枢着される。軸60の他端部にはレバー(図示せず)が固定され、レバーの端部は下ゴム胴29の他方の端軸を回転自在に支持する後述の偏心軸受62に他端部が枢着されたロッド(図示せず)の一端部に枢着される。
一対のフレーム34には下ゴム胴29の両端軸を回転自在に支持する一対の偏心軸受62が嵌着される。偏心軸受62にはロッド61の他端部が枢着される。ロッド57の矢印E方向への移動により、レバー59が軸60を中心として時計方向に回動する。これにより、ロッド61および偏心軸受62を介して下ゴム胴29がコーター倍径ゴム胴22側に移動し、コーター倍径ゴム胴22と下ゴム胴29との間の印圧が高くなる。
一方、ロッド57の矢印F方向への移動により、レバー59が軸50を中心として反時計方向に回動する。これにより、ロッド61および偏心軸受62を介して下ゴム胴29がコーター倍径ゴム胴22から離間し、コーター倍径ゴム胴22と下ゴム胴29との間の印圧が低くなる。
この第1の実施の形態によるシート状物処理装置は、上述したコーター倍径ゴム胴用のポテンショメータ38、上ゴム胴用のポテンショメータ48、下ゴム胴用のポテンショメータ58およびコーター倍径ゴム胴用のモータ35、上ゴム胴用のモータ45、下ゴム胴用のモータ55に加えて、図7に示すように、制御手段167、隙間量入力手段65および紙厚入力手段66を備える。制御手段167には、コーター倍径ゴム胴用のポテンショメータ38、上ゴム胴用のポテンショメータ48、下ゴム胴用のポテンショメータ58、コーター倍径ゴム胴用のモータ35、上ゴム胴用のモータ45、下ゴム胴用のモータ55、隙間量入力手段65および紙厚入力手段66が接続される。隙間量入力手段65にはコーター倍径ゴム胴22と圧胴10bとの間の隙間量tが入力され、紙厚入力手段66には搬送される紙の厚さが入力される。これら入力手段65、66はオペレータのキー操作によって数値入力されるキー入力装置から構成される。
このうち、隙間量入力手段65は、図7に示すように、隙間量tを数値入力するテンキー65aと、入力(表示)された隙間量tの変更(増加または減少)を行う+/−ボタン65bと、入力または変更された隙間量tの値を表示する表示装置65cとを備える。表示装置65cに表示される隙間量tは、オペレータによって操作される紙厚入力手段66、テンキー65aおよび+/−ボタン65bから入力される。すなわち、オペレータが紙厚入力手段66のキー入力装置(図示せず)から紙厚kを入力したときには、制御手段167は紙厚入力手段66から入力された紙厚kを後述する第4のテーブル68dを参照して隙間量tに変換して表示装置65cに表示する。
一方、オペレータがテンキー65aから隙間量tを入力したときには、制御手段167はテンキー65aから入力された隙間量tを表示装置65cに表示(設定)する。オペレータが+/−ボタン65bを用いて表示(設定)された隙間量tを調整したときには、制御手段167は調整された隙間量tを表示装置65cに表示する。紙厚k1が紙厚k2に変更されると、オペレータは紙厚入力手段66に紙厚k2を入力する。制御手段167は、入力された紙厚k2と後述する第4のテーブル68dを用いて隙間量t1を隙間量t2に変更し、表示装置65cに隙間量t2が表示される。
制御手段167は、図7に示すように、「隙間量t−コーター倍径ゴム胴用のモータ35の位相角α」の関係(図8(A))を示す第1の変換テーブル68a、「隙間量tおよび紙厚k−上ゴム胴用のモータ45の位相角β」の関係(図8(B))を示す第2の変換テーブル168b、「隙間量t−下ゴム胴用のモータ55の位相角γ」の関係(図8(C))を示す第3の変換テーブル168c、および「紙厚k−隙間量t」の関係(図8(D))を示す第4の変換テーブル68dを有する。制御手段167は、第4の変換テーブル68dを参照して、図8(D)に示すように、紙厚入力手段66から入力された紙厚kを隙間量tに変換する。なお、第4の変換テーブル68dは、紙厚入力手段66または隙間量入力手段65に設けられてもよい。
制御手段167は、隙間量入力手段65に入力された隙間量t2に応じた第1の変換テーブル68aの出力およびコーター倍径ゴム胴用のポテンショメータ38の出力に基づいて、コーター倍径ゴム胴用のモータ35の位相角αを制御する。制御手段167は、隙間量t2および紙厚入力手段66に入力された紙厚k3に応じた第2の変換テーブル168bの出力、および上ゴム胴用のポテンショメータ48の出力に基づいて、上ゴム胴用のモータ45の位相角βを制御する。制御手段167は、隙間量t2に応じた第3の変換テーブル168cの出力および下ゴム胴用のポテンショメータ58の出力に基づいて、下ゴム胴用のモータ55の位相角γを制御する。
次に、図8を用いて、変換テーブルの詳細を説明する。制御手段167は、隙間量入力手段65から隙間量t=t1を読み取ると、第1の変換テーブル68aを参照してコーター倍径ゴム胴用のモータ35の位相角α1を求める。隙間量t1が隙間量t2に変更されると、制御手段167は、第1の変換テーブル68aを参照して、コーター倍径ゴム胴用のモータ35の位相角α1を位相角α2に変更する。
これを詳述すると、圧胴10bからコーター倍径ゴム胴22に紙を受け渡すときに紙に擦れ傷が発生する場合が生じる。このような場合、擦れ傷の発生を防止するために、圧胴10bとコーター倍径ゴム胴22との間の隙間量t1を隙間量t2に変更する。隙間量tへ2の変更は、コーター倍径ゴム胴用のモータ35の位相角α1を位相角α2に変更することによって行われる。この例では、擦れ傷が発生したときの対策として隙間量tを減らす方向の変更を行ったが、隙間量tを増やす方向の変更を行うこともある。隙間量tの調整に際しては、紙質や紙厚などの紙に関する条件や擦れ傷が発生した箇所に応じて隙間量tの増加と減少が選択的に行われる。
コーター倍径ゴム胴22が、上述したように隙間調整されると、隙間調整される前のコーター倍径ゴム胴22と上ゴム胴25との印圧が変化する。制御手段167は、隙間調整される前の両胴22、25間の印圧を保つために、第2の変換テーブル168bを参照して、隙間量tおよび紙厚kから上ゴム胴用のモータ45の位相角βを求める。紙厚k=k3、隙間量t1である場合、第2の変換テーブル168bから上ゴム胴用のモータ45の位相角β1が求められる。なお、紙厚kは紙厚入力手段66に入力された値である。
隙間量t1から隙間量t2への変更に伴い、上ゴム胴用のモータ45の位相角β1も位相角β2に変更される。このように、コーター倍径ゴム胴用のモータ35の位相角α2への変更と、上ゴム胴用のモータ45の位相角β2への変更により、変更後のコーター倍径ゴム胴22と上ゴム胴25との間の印圧が変更前のそれと同じに設定される。
コーター倍径ゴム胴22が、上述したように隙間調整されると、隙間調整される前のコーター倍径ゴム胴22と下ゴム胴29との印圧が変化する。制御手段167は、隙間調整される前の両胴22、29間の印圧を保つために、第3の変換テーブル168cを参照して、隙間量tから下ゴム胴用のモータ55の位相角γを求める。すなわち、隙間量t=t1である場合、第3の変換テーブル168cから下ゴム胴用のモータ55の位相角γ1が求められる。
隙間量t1から隙間量t2への変更に伴い、下ゴム胴用のモータ55の位相角γ1も位相角γ2に変更される。このように、コーター倍径ゴム胴用のモータ35の位相角α2への変更と、下ゴム胴用のモータ55の位相角γ2への変更により、変更後のコーター倍径ゴム胴22と下ゴム胴29との間の印圧が変更前のそれと同じに設定される。
次に、図9および図10を用いて、この第1の実施の形態によるシート状物処理装置における調整および制御動作を説明する。制御手段167は、隙間量入力手段65に入力された隙間量t2を読み取る(ステップS31)。次に、制御手段167は、第1の変換テーブル68aを参照して、隙間量t2からコーター倍径ゴム胴用のモータ35の位相角α2および下ゴム胴用のモータ55の位相角γ2を求める(ステップS32−1)。
次に、制御手段167は、第2の変換テーブル168bを参照して、隙間量t2および紙厚k=k3から上ゴム胴用のモータ45の位相角β2を求める(ステップS32−2)。次に、制御手段167は、コーター倍径ゴム胴用のポテンショメータ38からの出力に基づいて、コーター倍径ゴム胴用のモータ35の現在の位相角α1を検出する(ステップS33)。
次に、位相角α1とα2とが比較される(ステップS34)。α1=α2であれば、コーター倍径ゴム胴用のモータ35の位相角αが、隙間量t2から求められた位相角α2であるため、コーター倍径ゴム胴用のモータ35を駆動することなくステップS39へ進む。
一方、α1=α2でない場合は(ステップS34:NO)、コーター倍径ゴム胴用のモータ35を駆動する(ステップS35)。次に、コーター倍径ゴム胴用のモータ35の現在の位相角αを、コーター倍径ゴム胴用のポテンショメータ38からの出力に基づいて検出する(ステップS36)。α=α2であれば(ステップS37:YES)、コーター倍径ゴム胴用のモータ35の駆動を停止する(ステップS38)。これにより、コーター倍径ゴム胴22は、圧胴10bとの間が隙間量t2となる位置に調整される。
一方、α=α2でない場合は(ステップS37:NO)、コーター倍径ゴム胴用のモータ35を駆動し続け、α=α2になるまでステップS36、S37を繰り返す。すなわち、制御手段167は、コーター倍径ゴム胴用のポテンショメータ38から検出された現在のモータ位相角が、第1の変換テーブル68aから求められた位相角になるようにコーター倍径ゴム胴用のモータ35を制御する。
次に、制御手段167は、上ゴム胴用のポテンショメータ48からの出力に基づいて、現在の上ゴム胴用のモータ45の位相角β1を検出する(ステップS39)。次に、現在の上ゴム胴用のモータ45の位相角β1と、コーター倍径ゴム胴用のモータ35の位相角α2および紙厚k=k3から求められた上ゴム胴用のモータ45の位相角β2とを比較する(ステップS40)。β1=β2であれば、上ゴム胴用のモータ45の位相角βは、コーター倍径ゴム胴用のモータ35の位相角α2から求められた位相角β2であるため、上ゴム胴用のモータ45を駆動することなくステップS45へ進む。
一方、β1=β2でない場合(ステップS40:NO)、上ゴム胴用のモータ45を駆動する(ステップS41)。次に、駆動した上ゴム胴用のモータ45の現在の位相角βを上ゴム胴用のポテンショメータ48の出力に基づいて検出する(ステップS42)。β=β2であれば(ステップS43:YES)、上ゴム胴用のモータ45の駆動を停止する(ステップS44)。これにより、上ゴム胴25は位置調整される前のコーター倍径ゴム胴22との間の印圧が維持されるように位置調整される。
一方、β=β2でない場合(ステップS43:NO)、上ゴム胴用のモータ45を駆動し続け、β=β2になるまでステップS42、S43を繰り返す。
次に、下ゴム胴用のポテンショメータ58からの出力に基づいて、下ゴム胴用のモータ55の現在の位相角γ1を検出する(ステップS45)。次に、現在の下ゴム胴用のモータ55の位相角γ1と、コーター倍径ゴム胴用のモータ35の位相角α2から求められた下ゴム胴用のモータ55の位相角γ2とを比較する(ステップS46)。γ1=γ2であれば、下ゴム胴用のモータ55の位相角γが、コーター倍径ゴム胴用のモータ35の位相角α2から求められた位相角γ2であるため、下ゴム胴用のモータ55を駆動することなく制御を終了する。
一方、γ1=γ2でない場合(ステップS46:NO)、下ゴム胴用のモータ55を駆動する(ステップS47)。次に、制御手段167は、下ゴム胴用のモータ55の現在の位相角γを下ゴム胴用のポテンショメータ58からの出力に基づいて検出する(ステップS48)。γ=γ2であれば(ステップS49:YES)、下ゴム胴用のモータ55の駆動を停止する(ステップS50)。
一方、γ=γ2でない場合(ステップS49:NO)、下ゴム胴用のモータ55を駆動し続け、γ=γ2になるまでステップS48、S49を繰り返す。これにより、下ゴム胴29は、位置調整される前のコーター倍径ゴム胴22との間の印圧が維持されるように位置調整される。
次に、図11を用いて、第1の実施の形態におけるデータの流れを説明する。まず、紙厚入力手段66には、紙厚kが入力される。第4の変換テーブル68dでは、紙厚入力手段66で入力された紙厚kが隙間量tに変換され、隙間量入力手段65の表示装置65cに表示される。一方、隙間量入力手段65のテンキー65aからの入力により、隙間量tの直接入力や紙厚kから変換された隙間量tの変更が行われる。テンキー65aによって入力されたあるいは変更された隙間量tは表示装置65cに表示される。さらに、+/−ボタン65bの操作により表示装置65cに表示された隙間量tの微調整が行われる。
第1の変換テーブル68a、第3の変換テーブル168cでは、表示装置65cに表示された隙間量tから位相角α、γが求められる。コーター倍径ゴム胴用のモータ35、下ゴム胴用のモータ55は第1の変換テーブル68a、第3の変換テーブル168cで求められた位相角α、γになるように駆動される。第2の変換テーブル168bでは、表示装置65cに表示された隙間量tおよび紙厚入力手段66に入力された紙厚kから位相角βが求められる。上ゴム胴用のモータ45は変換テーブル168Bで求められた位相角βになるように駆動される。
次に、図12ないし図16を用いて本発明の第2の実施の形態を説明する。この第2の実施の形態においては、隙間量入力手段65に入力された隙間量tに基づいて求められた上ゴム胴用のモータ45の駆動量に、隙間量調整前になされたコーター倍径ゴム胴22と上ゴム胴25との間の印圧調整に伴う上ゴム胴用のモータ45の印圧調整量を付加して上ゴム胴用のモータ45の駆動量を制御する。また、隙間量入力手段65に入力された隙間量tに基づいて求められた下ゴム胴用のモータ55の駆動量に、隙間量調整前になされたコーター倍径ゴム胴22と下ゴム胴29との間の印圧調整に伴う下ゴム胴用のモータ55の印圧調整量を付加して下ゴム胴用のモータ55の駆動量を制御する。
この第2の実施の形態は、図12に示すように、上述した第1の実施の形態の構成に加えて、コーティングモード選択手段71、上ゴム胴用の印圧調整手段72および下ゴム胴用の印圧調整手段73をさらに備える。コーティングモード選択手段71は、両面コーティング、裏面コーティング、表面コーティングの選択を行う。印圧調整手段72は、手動操作によって上ゴム胴用のモータ45を駆動し、コーター倍径ゴム胴22と上ゴム胴25との間の印圧を調整する。印圧調整手段73は、手動操作によって下ゴム胴用のモータ55を駆動し、コーター倍径ゴム胴22と下ゴム胴29との間の印圧を調整する。
制御手段367は、「隙間量t−コーター倍径ゴム胴用のモータ35の位相角α」の関係(図8(A))を示す第1の変換テーブル68a、「隙間量tおよび紙厚k−上ゴム胴用のモータ45の位相角β」の関係(図13(A))を示す第2の変換テーブル368b、「隙間量t−下ゴム胴用のモータ55の位相角γ」の関係(図13(B))を示す第3の変換テーブル368cおよび「紙厚k−隙間量t」の関係(図8(D))を示す第4の変換テーブル68dを有する。
制御手段367は、第4の変換テーブル68dを参照して、紙厚入力手段66に入力された紙厚kから隙間量tを求め、隙間量入力手段65に出力する。制御手段367は、第1の変換テーブル68aを参照して、隙間量入力手段65に入力された隙間量tからコーター倍径ゴム胴用のモータ35の位相角αを求める。制御手段367は、第2の変換テーブル368bを参照して、隙間量入力手段65に入力された隙間量tおよび紙厚入力手段66に入力された紙厚kから上ゴム胴用のモータ45の位相角βを求める。このとき、制御手段367は、上ゴム胴用のモータ45の位相角β1であるときに印圧調整手段72によって調整された印圧調整量Δβ分を、調整後の位相角β2に付加(加算または減算)する。
すなわち、紙厚k=k3かつ隙間量t=t1である場合、上ゴム胴用のモータ45の位相角β1が仮に求められる。このとき、印圧調整手段72による印圧調整量Δβが位相角β1に付加される。次に、隙間量t1が隙間量t2に変更になった場合、上ゴム胴用のモータ45の位相角β2が仮に求められる。さらに、仮に求められた位相角β2には変更前の印圧調整量Δβが付加されて、位相角(β2+Δβ)が求められる。
なお、位相角(β2+Δβ)は、印圧を減らす側にΔβだけ調整された場合はΔβがマイナスの値を有し、β2からΔβ分だけマイナスされた位相角が求められる。一方、印圧を増加させる側にΔβだけ調整された場合にはΔβがマイナスの値を有し、β2からΔβだけプラスされた位相角が求められる。
このように、隙間量入力手段65に入力された隙間量t1が隙間量t2に変更され、これにより上ゴム胴用のモータ45の位相角β1が位相角β2に変更される。このとき、変更後でのコーター倍径ゴム胴22と上ゴム胴25との間の印圧には、変更前に調整された印圧調整分が付加されて同じ状態に維持される。
制御手段367は、第3の変換テーブル368cを参照して、隙間量入力手段65に入力された隙間量tから下ゴム胴用のモータ55の位相角γを求める。このとき、制御手段367は、下ゴム胴用のモータ55の位相角γ1において印圧調整手段73によって調整された印圧調整量Δγ分を調整後の位相角γ2に付加する。
すなわち、隙間量t=t1である場合、下ゴム胴用のモータ55の位相角γ1が仮に求められる。このとき、印圧調整手段73による印圧調整量Δγが下ゴム胴用のモータ55の位相角γに付加される。次に、隙間量t1が隙間量t2に変更になると、下ゴム胴用のモータ55の位相角γ2が仮に求められる。さらに、仮に求められた下ゴム胴用のモータ55の位相角γ2に印圧調整量Δγが付加され、下ゴム胴用のモータ55の位相角(γ2+Δγ)が求められる。
このように、隙間量入力手段65に入力された隙間量t1が隙間量t2に変更され、これにより下ゴム胴用のモータ55の位相角γ1が位相角γ2に変更される。このとき、変更後におけるコーター倍径ゴム胴22と下ゴム胴29との間の印圧には、変更前に調整された印圧調整分が付加されて同じ状態に維持される。
次に、図14ないし16を用いて、この第2の実施の形態における調整および制御動作を説明する。制御手段367は、上ゴム胴用のポテンショメータ48の出力に基づいて、上ゴム胴用のモータ45の位相角β1を検出する(ステップS91)。次に、上ゴム胴用の印圧調整手段72による上ゴム胴25とコーター倍径ゴム胴22との間の印圧調整を行うか否かを判断する(ステップS92)。
印圧調整が不要な場合は、ステップS96へ進む。一方、印圧調整が必要な場合は、制御手段367は上ゴム胴用のモータ45を駆動して調整を行う(ステップS93)。次に、上ゴム胴用のポテンショメータ48の出力に基づいて、上ゴム胴用のモータ45の位相角β′1を検出する(ステップS94)。次に、印圧調整手段72による上ゴム胴25の印圧調整量Δβ=β′1−β1を演算する(ステップS95)。次に、下ゴム胴用のポテンショメータ58の出力に基づいて、下ゴム胴用のモータ55の位相角γ1を検出する(ステップS96)。
次に、オペレータは、下ゴム胴用の印圧調整手段73による下ゴム胴29とコーター倍径ゴム胴22との間の印圧調整を行うか否かを判断する(ステップS97)。印圧調整が不要な場合は、ステップS101へ進む。一方、印圧調整が必要な場合は、下ゴム胴用のモータ55を駆動して調整を行う(ステップS98)。次に、下ゴム胴用のポテンショメータ58の出力に基づいて、下ゴム胴用のモータ55の位相角γ′1を検出する(ステップS99)。次に、下ゴム胴用の印圧調整手段73による下ゴム胴29の印圧調整量Δγ=γ′1−γ1を演算する(ステップS100)。
次に、制御手段367は、隙間量入力手段65に入力された隙間量t2を読み取る(ステップS101)。次に、制御手段367は、第1の変換テーブル68aを参照して、読み取った隙間量t2からコーター倍径ゴム胴用のモータ35の位相角α2を求める(ステップS102)。次に、制御手段367は、コーター倍径ゴム胴用のポテンショメータ38からの出力に基づいて、コーター倍径ゴム胴用のモータ35の現在の位相角α1を検出する(ステップS103)。
次に、位相角α1とα2とが比較される(ステップS104)。α1=α2であれば、コーター倍径ゴム胴用のモータ35の位相角αが、隙間量t2から求められた位相角α2であるため、コーター倍径ゴム胴用のモータ35を駆動することなくステップS109へ進む。
一方、α1=α2でない場合は(ステップS104:NO)、コーター倍径ゴム胴用のモータ35を駆動する(ステップS105)。次に、コーター倍径ゴム胴用のモータ35の現在の位相角αを、コーター倍径ゴム胴用のポテンショメータ38からの出力に基づいて検出する(ステップS106)。α=α2であれば(ステップS107:YES)、コーター倍径ゴム胴用のモータ35の駆動を停止する(ステップS108)。これにより、コーター倍径ゴム胴22は、圧胴10bとの間が隙間量t2となる位置に調整される。
一方、α=α2でない場合は(ステップS107:NO)、コーター倍径ゴム胴用のモータ35を駆動し続け、α=α2になるまでステップS106、S107を繰り返す。すなわち、制御手段367は、コーター倍径ゴム胴用のポテンショメータ38から検出された現在のモータ位相角が、第1の変換テーブル68aから求められた位相角になるようにコーター倍径ゴム胴用のモータ35を制御する。
次に、制御手段367は紙厚入力手段66に入力された紙厚k=k3を読み取る(ステップS109)。次に、制御手段367は、第3の変換テーブル368cを参照して、紙厚k3および隙間量t2から上ゴム胴用のモータ45の位相角β2を求める(ステップS110)。次に、上ゴム胴用のポテンショメータ48からの出力に基づいて、現在の上ゴム胴用のモータ45の位相角β1を検出する(ステップS111)。
次に、制御手段367は、現在の上ゴム胴用のモータ45の位相角β1と、紙厚k3および隙間量t2から求められた上ゴム胴用のモータ45の位相角β2に、隙間量入力手段65による調整量Δβを付加した(β2+Δβ)とを比較する(ステップS112)。β1=β2+Δβであれば、上ゴム胴用のモータ45の位相角βが紙厚k3および隙間量t2から求められた位相角β2に調整量Δβを付加された値であるため、上ゴム胴用のモータ45を駆動することなくステップS117へ進む。
一方、β1=β2+Δβでない場合(ステップS112:NO)、制御手段367は、上ゴム胴用のモータ45を駆動する(ステップS113)。次に、駆動した上ゴム胴用のモータ45の現在の位相角βを上ゴム胴用のポテンショメータ48の出力に基づいて検出する(ステップS114)。β=β2+Δβであれば(ステップS115:YES)、上ゴム胴用のモータ45の駆動を停止する(ステップS116)。これにより、上ゴム胴25は位置調整される前のコーター倍径ゴム胴22との間の印圧が維持されるように位置調整される。
一方、β=β2+Δβでない場合(ステップS115:NO)、上ゴム胴用のモータ45を駆動し続け、β=β2+ΔβになるまでステップS114、S115を繰り返す。
次に、制御手段367は、コーティングモード選択手段71によって両面コーティングまたは裏面コーティングが選択されているか否かを判断する(ステップS117)。両面または裏面コーティングモードが選択されている場合、制御手段367は、第3の変換テーブル368cを参照して、隙間量t2から下ゴム胴用のモータ55の位相角γ2を求める(ステップS118)。
次に、制御手段367は、下ゴム胴用のポテンショメータ58の出力に基づいて、現在の下ゴム胴用のモータ55の位相角γ1を検出する(ステップS119)。次に、制御手段367は、現在の下ゴム胴用のモータ55の位相角γ1と、コーター倍径ゴム胴用のモータ35の位相角α2から求められた下ゴム胴用のモータ55の位相角γ2に、隙間量入力手段65による調整量Δγを加味した下ゴム胴用のモータ55の位相角(γ2+Δγ)とを比較する(ステップS120)。γ1=γ2+Δγであれば、下ゴム胴用のモータ55の位相角γが、コーター倍径ゴム胴用のモータ35の位相角α2から演算された位相角γ2に調整量Δγを付加した値であるため、下ゴム胴用のモータ55を駆動することなく制御を終了する。
一方、γ1=γ2+Δγでない場合(ステップS120:NO)、制御手段367は下ゴム胴用のモータ55を駆動する(ステップS121)。次に、制御手段367は、下ゴム胴用のモータ55の現在の位相角γを下ゴム胴用のポテンショメータ58からの出力に基づいて検出する(ステップS122)。γ=γ2+Δγであれば(ステップS123:YES)、下ゴム胴用のモータ55の駆動を停止する(ステップS124)。
一方、γ=γ2+Δγでない場合(ステップS123:NO)、下ゴム胴用のモータ55を駆動し続け、γ=γ2+ΔγになるまでステップS122、S123を繰り返す。これにより、下ゴム胴29は、位置調整される前のコーター倍径ゴム胴22との間の印圧が維持されるように位置調整される。
一方、両面/裏面コーティングモードでなく表面コーティングが選択されている場合(ステップS117:NO)、下ゴム胴29を脱位置にセット、すなわち下ゴム胴用のモータ55の位相角γ2=0にセットする(ステップS125)。次に、下ゴム胴用のポテンショメータ58からの出力に基づいて、下ゴム胴用のモータ55の現在の位相角γ1を検出する(ステップS126)。次に、現在の下ゴム胴用のモータ55の位相角γ1と、コーター倍径ゴム胴用のモータ35の位相角α2から求められた下ゴム胴用のモータ55の位相角γ2とを比較する(ステップS127)。
γ1=γ2であれば、下ゴム胴用のモータ55の位相角γが、コーター倍径ゴム胴用のモータ35の位相角α2から求められた位相角γ2であるため、下ゴム胴用のモータ55を駆動することなく制御を終了する。一方、γ1=γ2でない場合(ステップS127:NO)、制御手段367は、下ゴム胴用のモータ55を駆動する(ステップS128)。次に、制御手段367は、下ゴム胴用のモータ55の現在の位相角γを下ゴム胴用のポテンショメータ58からの出力に基づいて検出する(ステップS129)。γ=γ2であれば(ステップS130:YES)、下ゴム胴用のモータ55の駆動を停止する(ステップS131)。
一方、γ=γ2でない場合(ステップS130:NO)、下ゴム胴用のモータ55を駆動し続け、γ=γ2になるまでステップS129、S130を繰り返す。これにより、下ゴム胴29は、位置調整される前のコーター倍径ゴム胴22との間の印圧が維持されるように位置調整される。
この第2の実施の形態においては、上ゴム胴用のモータ45の位相角βおよび下ゴム胴用のモータ55の位相角γを、隙間量入力手段65に入力された隙間量tに基づいて求める例を説明した。これに限定されず、隙間量tから直接位相角β、γを求めるのではなく、隙間量tから位相角αを求め、求められた位相角αから位相角β、γを求めるようにしてもよい。
なお、図7に示す第1の実施の形態および図12に示す第2の実施の形態においては、紙厚入力手段66として、オペレータのキー操作で紙厚kが入力されるテンキー入力装置の例を説明したが、印刷される前の紙の厚さを自動で測定する紙厚測定手段でもよい。
図17に、紙厚測定手段を用いた本発明の第3の実施の形態を示す。この第3の実施の形態において、図7の紙厚入力手段66の代わりに紙厚測定手段166を備える。制御手段167は、紙厚測定手段166の測定結果に基づいてコーター倍径ゴム胴用のモータ35、上ゴム胴用のモータ45、下ゴム胴用のモータ55を制御する。
また、図7に示す第1の実施の形態および図12に示す第2の実施の形態においては、紙厚入力手段66として、オペレータのキー操作で紙厚kが入力されるテンキー入力装置の例を説明したが、印刷される前の紙に予め印されたバーコードや、紙のロット毎に用意されたICタグに記憶されたコード情報を読み取る紙厚読み取り装置でもよい。
図18に、紙厚読み取り装置を用いた本発明の第4の実施の形態を示す。この第4の実施の形態において、図7の紙厚入力手段66の代わりに紙厚読み取り装置266を備える。制御手段167は、紙厚読み取り装置266の読み取り結果に基づいてコーター倍径ゴム胴用のモータ35、上ゴム胴用のモータ45、下ゴム胴用のモータ55を制御する。
なお、上記各実施の形態においては、ステップS34およびS104においてα1=α2でない場合、ステップS35〜S37およびステップS105〜S107の繰り返し処理でα=α2となるようにコーター倍径ゴム胴用のモータ35を駆動するようにした。しかし、これに限定されず、α1=α2でない場合にα1−α2を演算して差分を求め、差分だけコーター倍径ゴム胴用のモータ35を駆動制御するようにしてもよい。
同様に、ステップS40においてβ1=β2でない場合、β1−β2を演算し、その差分だけ上ゴム胴用のモータ45を駆動制御するようにしてもよい。同様に、ステップS46においてγ1=γ2でない場合、γ1−γ2を演算し、その差分だけ下ゴム胴用のモータ55を駆動制御するようにしてもよい。
また、上記各実施の形態においては、コーティング部4におけるコーター倍径ゴム胴22、上ゴム胴25、下ゴム胴29の例を説明したが、印刷部3における圧胴10a,10bおよびゴム胴11a,11bに適用してもよい。また、コーター倍径ゴム胴用のモータ35、上ゴム胴用のモータ45、下ゴム胴用のモータ55の位相角を求めるために3つの変換テーブルを用いたが、変換テーブルの代わりに演算式を用いてモータ位相角を演算するようにしてもよい。
本発明に係るシート状物処理装置が適用された枚葉輪転印刷機の側面図である。 本発明に係るシート状物処理装置が適用された枚葉輪転印刷機における胴の配列を示す要部の側面図である。 本発明に係るシート状物処理装置が適用された枚葉輪転印刷機において、上ゴム胴および下ゴム胴の位置を調整する第2および第3の駆動装置を説明するために要部を示す側面図である。 本発明に係るシート状物処理装置が適用された枚葉輪転印刷機において、コーター倍径ゴム胴用モータの駆動系の連結状態を示す図である。 本発明に係るシート状物処理装置が適用された枚葉輪転印刷機において、上ゴム胴用モータの駆動系の連結状態を示す図である。 本発明に係るシート状物処理装置が適用された枚葉輪転印刷機において、下ゴム胴用モータの駆動系の連結状態を示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるシート状物処理装置の電気的構成を示すブロック図である。 同図(A)は本発明の第1の実施の形態における第1の変換テーブルが持つ「隙間量t−コーター倍径ゴム胴用のモータの位相角α」の関係を示す図、同図(B)は本発明の第1の実施の形態における第2の変換テーブルが持つ「隙間量tおよび紙厚k−上ゴム胴用のモータの位相角β」の関係を示す図、同図(C)は本発明の第1の実施の形態における第3の変換テーブルが持つ「隙間量t−下ゴム胴用のモータの位相角γ」の関係を示す図、同図(D)は本発明の第1の実施の形態における第4の変換テーブルが持つ「紙厚k−隙間量t」の関係を示す図である。 本発明の第1の実施の形態において、隙間量tの調整動作および各胴間の印圧の制御動作を説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態において、隙間量tの調整動作および各胴間の印圧の制御動作を説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態によるシート状物処理装置におけるデータの流れを示す図である。 本発明の第2の実施の形態におけるシート状物処理装置の電気的構成を示すブロック図である。 同図(A)は本発明の第2の実施の形態における第2の変換テーブルが持つ「隙間量t−コーター倍径ゴム胴用のモータの位相角β」の関係を示す図、同図(B)は本発明の第2の実施の形態における第3の変換テーブルが持つ「隙間量t−下ゴム胴用のモータの位相角γ」の関係を示す図である。 本発明の第2の実施の形態におけるシート状物処理装置において、隙間量tの調整動作および各胴間の印圧の制御動作を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態におけるシート状物処理装置において、隙間量tの調整動作および各胴間の印圧の制御動作を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態におけるシート状物処理装置において、隙間量tの調整動作および各胴間の印圧の制御動作を説明するフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態におけるシート状物処理装置の電気的構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施の形態におけるシート状物処理装置の電気的構成を示すブロック図である。
符号の説明
1…枚葉輪転印刷機、4…コーティング部、10b…圧胴(搬送胴)、22…コーター倍径ゴム胴(第1の胴)、25…上ゴム胴(第2の胴)、29…下ゴム胴(第3の胴)、35…コーター倍径ゴム胴用モータ(第1の駆動手段)、38…コーター倍径ゴム胴用ポテンショメータ(検出手段)、45…上ゴム胴用モータ(第2の駆動手段)、48…上ゴム胴用ポテンショメータ、55…下ゴム胴用モータ(第3の駆動手段)、58…下ゴム胴用ポテンショメータ、65…隙間入力手段、66…紙厚入力手段、67…制御手段、71…コーティングモード選択手段、72…上ゴム胴用の印圧調整手段、73…下ゴム胴用の印圧調整手段73。

Claims (7)

  1. 上流側搬送胴からシート状物を受け取って保持する第1の胴と、
    前記第1の胴に対向して配設され、前記第1の胴に保持されたシート状物に印刷またはコーティングを行う第2の胴と、
    前記第1の胴に対向して配設され、前記第1の胴の周面にインキまたはニスを供給する第3の胴と、
    前記第1の胴の位置を調節して、当該第1の胴と上流側搬送胴との間の隙間量を調整する第1の駆動手段と、
    前記第1の胴に対する前記第2の胴の位置のみを調節することにより前記第1の胴と前記第2の胴との間の印圧調整を可能とする第2の駆動手段と、
    前記第1の胴に対する前記第3の胴の位置のみを調節することにより前記第1の胴と前記第3の胴との間の印圧調整を可能とする第3の駆動手段と、
    前記第1の胴および前記上流側搬送胴の間の隙間量を入力する隙間量入力手段と、
    シート状物の厚さを入力する厚さ入力手段と、
    前記隙間量入力手段により入力された隙間量に基づいて、前記第1の駆動手段を制御する制御手段と
    を備え、
    前記制御手段は、前記第1の駆動手段による隙間量調整前の前記第1の胴および前記第2の胴の間の印圧、前記第1の胴および前記第3の胴の間の印圧が、前記第1の駆動手段による隙間量調整後も維持されるように、前記隙間量入力手段により入力された隙間量に基づいて前記第2の駆動手段および前記第3の駆動手段を制御し、前記厚さ入力手段により入力されたシート状物の厚さに基づいて前記第2の駆動手段を制御する
    ことを特徴とするシート状物処理装置。
  2. 隙間量と前記第1の胴の位置との関係を示す第1のテーブルと、
    隙間量と前記第2の胴の位置との関係を示す第2のテーブルと、
    隙間量と前記第3の胴の位置との関係を示す第3のテーブルと
    をさらに備え、
    前記制御手段は、前記第1、第2および第3のテーブルを参照して、隙間量に基づいて前記第1、第2および第3の駆動手段をそれぞれ制御することを特徴とする請求項1記載のシート状物処理装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記第2の胴の現在の位置と、前記隙間量入力手段からの隙間量に基づいて求められた前記第2の胴の位置とに基づいて第2の駆動手段を制御し、
    前記第3の胴の現在の位置と、前記隙間量入力手段からの隙間量に基づいて求められた前記第3の胴の調整位置とに基づいて第3の駆動手段を制御することを特徴とする請求項1記載のシート状物処理装置。
  4. シート状物の両面に印刷またはコーティングを行う両面モード、シート状物の表面のみに印刷またはコーティングを行う表面モード、シート状物の裏面のみに印刷またはコーティングを行う裏面モードからシート状物の処理モードを選択する処理モード選択手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記処理モード選択手段によって選択された処理モードに応じて前記第3の駆動手段を制御することを特徴とする請求項1記載のシート状物処理装置。
  5. 前記制御手段は、処理モードが両面モードおよび裏面モードの一方であるときに、前記第3の胴が前記第1の胴へ接触するように前記第3の駆動手段を制御し、処理モードが表面モードであるときに、前記第3の胴が前記第1の胴から離間するように前記第3の駆動手段を制御することを特徴とする請求項記載のシート状物処理装置。
  6. 前記第2の胴を介して、前記第1の胴に保持されたシート状物の一方の面にコーティングを行う第1のコーティング装置と、
    前記第1および第3の胴を介して、前記第1の胴に保持されたシート状物の他方の面にコーティングを行う第2のコーティング装置と
    を備えることを特徴とする請求項1記載のシート状物処理装置。
  7. シート状物を保持して搬送する第1の圧胴および前記圧胴に対向して配設されて前記圧胴に保持されたシート状物の表面に印刷を施す第1の転写胴を有する少なくも1つの表面印刷ユニットと、シート状物を保持して搬送する第2の圧胴および前記圧胴に対向して配設されて前記圧胴に保持されたシート状物の裏面に印刷を施す第2の転写胴を有する少なくも1つの裏面印刷ユニットとを備える印刷部と、
    前記第1、第2および第3の胴を介して、前記印刷部によって印刷されたシート状物の表面または裏面にニスをコーティングするコーティング部と
    を備え、
    前記第1の圧胴および前記第2の圧胴は対向して配設され、
    前記第1の胴は、前記第1および第2の圧胴の一方と対向して配置されることを特徴とする請求項1記載のシート状物処理装置。
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