JP5331580B2 - ウエハ載置装置及びそれに用いる部品 - Google Patents

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Description

本発明は、ウエハ載置装置及びそれに用いる部品に関する。
プラズマ処理装置としては、例えばプラズマCVD装置、プラズマエッチング装置、プラズマアッシング装置などが知られている。こうしたプラズマ処理装置では、通常、真空チャンバ内にウエハを載置するためのウエハ載置装置が設置される。ウエハ載置装置は、プラズマ処理を施すウエハを吸着固定するための静電チャックと、この静電チャックを冷却する冷却板とを備えている。静電チャックとしては、絶縁体又は誘電体(多くはセラミックス)に内部電極が埋設されたものが用いられる。このようなウエハ載置装置では、ウエハを静電チャックのウエハ載置面に載置した状態で内部電極に直流電圧を印加して静電力(クーロン力又はジョンソン・ラベック力)を発生させることにより、ウエハをウエハ載置面に吸着固定する。そして、この状態で、ウエハに接するようにプラズマを発生させる。プラズマは、通常、真空チャンバ内に設置される上部電極と静電チャックに埋設された内部電極との間又は上部電極と冷却板との間に印加される高周波電圧によって発生させる。
このようにして発生したプラズマは、ウエハを処理する以外に、ウエハ近傍の部分を腐食することがある。ここで、静電チャックのウエハ載置面がウエハより大きい場合には、ウエハ載置面のうちウエハの外側の部分がプラズマと直接接することになるため腐食するおそれがある。この点に鑑み、静電チャックのウエハ載置面をウエハより小さくし、静電チャックのうちウエハ載置面の外周側にウエハ載置面より一段低い段差部を形成し、その段差部に取替可能な保護リングを設置することがある。保護リングは、ウエハの外周縁までプラズマ状態を安定に発生させる役割や静電チャックの表面を保護する役割を有する。ウエハの直径は静電チャックのウエハ載置面の直径よりも大きいため、ウエハの外周縁はウエハ載置面をはみ出すことになるが、通常は保護リング上面の高さをウエハーよりも低くすることでウエハーとは接触せず離間した状態とする。ウエハにプラズマ処理を施す際には、この保護リングもプラズマに曝されることになるため温度が上昇する。そこで、図8に示すように、特許文献1のウエハ載置装置220では、保護リング230の温度上昇が過度になるのを防ぐため、静電チャック22の段差部26を上下方向に貫通する冷却用ガス通路250を設け、この冷却用ガス通路250に供給した冷却用ガス(ヘリウムガス)を利用して保護リング230を冷却するようにしている。なお、静電チャック22は、冷却板40によって冷却される。
特開2005−64460
しかしながら、こうした特許文献1のウエハ載置装置220では、保護リング230のうち冷却用ガスの当たる場所は冷却されやすいものの、そうでない場所は冷却されにくいため、保護リング全体としては冷却が不十分になり、ばらつきが生じやすいという問題があった。保護リング230の冷却が不十分な場合には、保護リング230の腐食が早くなるため好ましくない。また、冷却用ガス通路250を下から上へ移動してきた冷却用ガスが保護リング230に衝突したときに保護リング230が浮き上がるという問題もあった。保護リング230が浮き上がると、静電チャック22のウエハ載置面24に吸着固定されたウエハWと衝突してパーティクルが発生したり保護リング230が定位置からずれることによる弊害(例えば他の部品との干渉による破損や温度分布の変化等)が発生したりするため好ましくない。更に、保護リング230のうち冷却用ガスが当たる場所に焼け焦げた痕が発生することがあった。こうした痕は冷却用ガス通路250内でアーキングが起きたことによると考えられるが、アーキングが起きるとパーティクルが発生したり保護リング230が損傷を受けたりするため好ましくない。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、保護リングの浮き上がりや損傷を防止しつつ保護リングを十分に冷却可能なウエハ載置装置及びそれに用いる部品を提供することを主目的とする。
本発明は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のウエハ載置装置は、
ウエハ載置面と内部電極とを有し、前記ウエハ載置面にウエハを載置した状態で前記内部電極に直流電圧を印加することにより前記ウエハ載置面に前記ウエハを吸着可能な静電チャックと、
前記静電チャックのうち前記ウエハ載置面の外周側にて該ウエハ載置面より一段低くなるように形成された段差部と、
前記段差部に載置され、前記静電チャックの側面を覆うスカート部を有する保護リングと、
冷却用ガスが前記静電チャック側から前記保護リングのスカート部の内壁の全周にわたって当たるように形成された冷却用ガス通路と、
を備えたものである。
このウエハ載置装置では、静電チャックのウエハ載置面に吸着されたウエハにプラズマ処理を施す際、冷却用ガス通路に冷却用ガスを供給する。すると、冷却用ガスは、静電チャック側から保護リングのスカート部の内壁の全周にわたって当たる。スカート部は静電チャックの側面を覆うものであるから、このスカート部に冷却用ガスが当たったとしても、保護リングを段差部から浮き上がらせる方向の力はほとんど発生しない。また、冷却用ガスはスカート部の全周にわたって当たるため、1箇所に集中して当たる場合に比べて、保護リングの全体をほぼ均一に冷却することができるしアーキングも起きにくい。したがって、このウエハ載置装置によれば、保護リングの浮き上がりや損傷を防止しつつ保護リングを十分に冷却することができる。
本発明のウエハ載置装置は、前記静電チャックのうち前記ウエハ載置面とは反対側の面と接着層を介して接合された静電チャック冷却用の冷却板を備え、前記冷却用ガス通路は、前記冷却用ガスが前記冷却板の内部から前記冷却板と前記静電チャックとの隙間のうち前記接着層の外周領域を介して前記保護リングのスカート部の内壁の全周にわたって当たるように形成されていてもよい。こうすれば、冷却用ガス通路を静電チャックの内部に形成する必要がないため、このウエハ載置装置を比較的容易に製造することができる。こうした効果は、静電チャックがセラミックス製、冷却板が金属製のときに特に有効である。
このように冷却板を備えた本発明のウエハ載置装置において、前記冷却用ガス通路は、前記冷却用ガスが前記冷却板の内部から前記接着層の内部に形成されたガス誘導路を経て前記接着層の外周領域へ至り、その後該接着層の外周領域から前記保護リングのスカート部の内壁の全周にわたって当たるように形成されていてもよい。こうすれば、一般に接着層は樹脂や高分子材料であり加工性が良好なことから、ガス誘導路を容易に作製することができる。
本発明のウエハ載置装置用部品は、
ウエハ載置面と内部電極とを有し、前記ウエハ載置面にウエハを載置した状態で前記内部電極に直流電圧を印加することにより前記ウエハ載置面に前記ウエハを吸着可能な静電チャックと、
前記静電チャックのうち前記ウエハ載置面の外周側にて該ウエハ載置面より一段低くなるように形成され、前記静電チャックの側面を覆うスカート部を有する保護リングを載置可能な段差部と、
冷却用ガスが前記静電チャック側から前記段差部に載置される前記保護リングのスカート部の内壁の全周にわたって当たるように形成された冷却用ガス通路と、
を備えたものである。
このウエハ載置装置用部品は、静電チャックの側面を覆うスカート部を有する保護リングと組み合わせて使用することにより、前出のウエハ載置装置とすることができ、保護リングの浮き上がりや損傷を防止しつつ保護リングを十分に冷却することが可能となる。
本発明のウエハ載置装置用部品は、前記静電チャックのうち前記ウエハ載置面とは反対側の面と接着層を介して接合された静電チャック冷却用の冷却板を備え、前記冷却用ガス通路は、前記冷却用ガスが前記冷却板の内部から前記冷却板と前記静電チャックとの隙間のうち前記接着層の外周領域を介して前記保護リングのスカート部の内壁の全周にわたって当たるように形成されていてもよい。こうすれば、冷却用ガス通路を静電チャックの内部に形成する必要がないため、このウエハ載置装置用部品を比較的容易に製造することができる。こうした効果は、静電チャックがセラミックス製、冷却板が金属製のときに特に有効である。
このように冷却板を備えた本発明のウエハ載置装置用部品において、前記冷却用ガス通路は、前記冷却用ガスが前記冷却板の内部から前記接着層の内部に形成されたガス誘導路を経て前記接着層の外周領域へ至り、その後該接着層の外周領域から前記保護リングのスカート部の内壁の全周にわたって当たるように形成されていてもよい。こうすれば、一般に接着層は樹脂や高分子材料であり加工性が良好なことから、ガス誘導路を容易に作製することができる。
ウエハ載置装置20を含むプラズマ処理装置10の構成の概略を示す断面図である。 ウエハ載置装置20の部分断面図である。 図2のA−A断面図である。 ウエハ載置装置120の部分断面図である。 図4のB−B断面図である。 ウエハ載置装置20の変形例の部分断面図である。 ウエハ載置装置20の変形例の部分断面図である。 従来のウエハ載置装置220の部分断面図である。 温度パッチPを貼り付けた保護リング30の平面図である。
[第1実施形態]
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、第1実施形態のウエハ載置装置20を含むプラズマ処理装置10の構成の概略を示す断面図、図2は、ウエハ載置装置20の部分断面図、図3は、図2のA−A断面図である。
プラズマ処理装置10は、図1に示すように、内圧を調整可能な金属製(例えばアルミニウム合金製)の真空チャンバ12の内部に、ウエハ載置装置20とプラズマを発生させるときに用いる上部電極60とが設置されている。上部電極60には、反応ガスをウエハ面に供給するための多数の小穴60aが開いている。
真空チャンバ12は、反応ガス導入路14から反応ガスを上部電極60に導入可能であると共に、排気通路16に接続された真空ポンプによってチャンバ内圧を所定の真空度まで減圧可能である。
ウエハ載置装置20は、プラズマ処理を施すシリコン製のウエハWを吸着可能な静電チャック22と、この静電チャック22の段差部26に載置された保護リング30と、静電チャック22の裏面に配置された静電チャック冷却用の冷却板40と、保護リング30を冷却するための冷却用ガスを供給する冷却用ガス通路50とを備えている。
静電チャック22は、セラミックス製の部材であり、ウエハWを載置する円形のウエハ載置面24と、このウエハ載置面24の外周側にてウエハ載置面24より一段低くなるように形成された段差部26とを有している。この静電チャック22には、直流電圧を印加可能なメッシュ状の内部電極28が埋設されている。また、ウエハ載置面24の直径は、ウエハWの直径よりも小さくなるように形成されている。このため、ウエハ載置面24にウエハWを載置した状態では、ウエハWの外周縁がウエハ載置面24からはみ出すことになる。この状態で内部電極28に直流電圧を印加すると、ウエハWはクーロン力又はジョンソン・ラベック力によりウエハ載置面24に吸着固定され、直流電圧の印加を解除すると、ウエハWのウエハ載置面24への吸着固定が解除される。
保護リング30は、例えば、金属シリコン製の部材であり、静電チャック22の段差部26に載置されるリング本体32と、このリング本体32の裏面から下方に延びるスカート部34とを有している。リング本体32は、内径がウエハ載置面24の直径よりもわずかに大きく形成されている。また、リング本体32は、ウエハ載置面24に載置されたウエハWの側面や底面と接触しないように、上面の内周側に切欠溝32a(図2参照)が形成されている。リング本体32と段差部26との間には、リング本体32や段差部26の表面粗さに起因する凹凸によりミクロ単位の隙間が存在する。スカート部34は、円筒形状であり、内径が静電チャック22の段差部26の直径よりもわずかに大きく形成されている。このため、スカート部34の内壁は、静電チャック22の側面からわずかに離間している。また、スカート部34は、冷却板40の冷却板本体42の側面の一部を覆うように形成されている。こうした保護リング30は、ウエハW及び静電チャック22の側面を保護する役割を有する。なお、保護リング30は、段差部26に接着されることなく、単に段差部26に載置されている。保護リング30の材質は、プラズマ処理がプラズマエッチングの場合には、ウエハWのエッチング対象膜の種類に応じて適宜選択される。
冷却板40は、金属製(例えばアルミニウムやアルミニウム合金など)の部材であり、円筒状の冷却板本体42と、この冷却板本体42の下方から半径外方向に張り出すように形成されたフランジ部44とを有している。冷却板本体42は、直径が静電チャック22の段差部26の直径と同じ大きさである。この冷却板本体42の上面は、静電チャック22の下面と樹脂系の接着シート47を介して接着されている。接着シート47は、直径が冷却板本体42や静電チャック22の段差部26の直径よりも小さい。このため、接着シート47の外周領域48(図2及び図3参照)は、冷却板本体42と静電チャック22との隙間つまり空間となっている。また、冷却板本体42は、図示しない外部冷却装置で冷却された冷媒が循環する冷媒通路46を有し、この冷媒通路46を循環する冷媒の温度や流量を調節することにより静電チャック22を介してウエハWの温度を制御可能となっている。フランジ部44は、真空チャンバ12の底面にボルト49により固定されている。これにより、ウエハ載置装置20の全体が真空チャンバ12内に固定されることになる。
冷却用ガス通路50は、図2及び図3に実線の矢印で示すように、保護リング30を冷却するための冷却用ガス(例えばヘリウムガス)を通過させる通路である。この冷却用ガス通路50は、真空チャンバ12の外側から冷媒通路46を避けるようにして冷却板40を上下方向に貫通して接着シート47の外周領域48に開口する第1通路51と、この第1通路51から外周領域48を経て保護リング30のスカート部34の内壁の全周に至る第2通路52とから構成される。なお、第2通路52は、実質的には外周領域48と同じである。
上部電極60は、静電チャック22のウエハ載置面24の上方に離間して配置されている。この上部電極60と静電チャック22の内部電極28との間には、図示しない高周波電源が接続され、反応ガスをプラズマ化する際にこの高周波電源より高周波電力が供給されるようになっている。
次に、こうして構成されたプラズマ処理装置10の使用例について説明する。まず、冷媒通路46に図示しない外部冷却装置で所定温度(例えば25℃)に冷却された冷媒を循環させる。続いて、ウエハWを静電チャック22のウエハ載置面24に載置する。そして、真空チャンバ12内を真空ポンプにより減圧して所定の真空度になるように調整し、静電チャック22の内部電極28に直流電圧をかけてクーロン力又はジョンソン・ラベック力を発生させ、ウエハWを静電チャック22のウエハ載置面24に吸着固定する。次に、真空チャンバ12内を所定圧力(例えば数10〜数100Pa)の反応ガス雰囲気とし、この状態で、冷却用ガス通路50に冷却用ガスとしてのヘリウムガスを所定流量(例えば数〜数10cc/min)で導入する。すると、ヘリウムガスは、図2や図3に実線の矢印で示すように、保護リング30のスカート部34の内壁の全周にわたって当たり、その後、下方向に移動して保護リング30と冷却板40の側面との隙間を通ってウエハ載置装置20の外へ流出したり、上方向に移動して保護リング30と静電チャック22の段差部26の側面との隙間を通ったあと保護リング30と静電チャック22の段差部26との間のミクロ単位の隙間を通ってウエハ載置装置20の外へ流出したりする。この状態で、真空チャンバ12内の上部電極60と静電チャック22の内部電極28との間に高周波電圧を印加し、プラズマを発生させる。すると、発生したプラズマによってウエハWの表面がエッチングされる。ここでは内部電極28は静電気力を発生させるための直流電圧と高周波電圧の両方が印加されるが、高周波電圧は内部電極28の代わりに冷却板に印加されることもある。
以上詳述した本実施形態によれば、ヘリウムガスは、静電チャック22側から保護リング30のスカート部34の内壁の全周にわたって当たるが、このスカート部34にヘリウムガスが当たったとしても、保護リング30を段差部26から浮き上がらせる方向の力は発生しない。このため、保護リング30が浮き上がることによる不具合(例えば保護リング30が定位置からずれることによりウエハWや他の部品と衝突してパーティクルが発生したり破損したりするという不具合や保護リング30から静電チャック22へ熱が逃げにくくなるという不具合)が発生しない。また、ヘリウムガスはスカート部34の全周にわたって当たるため保護リング30の全体をほぼ均一に冷却することができるし、スカート部34はプラズマ発生領域から十分離れているためアーキングも起きにくい。したがって、保護リング30の浮き上がりや損傷を防止しつつ保護リング30を十分に冷却することができる。
また、冷却用ガス通路50をセラミックス製の静電チャック22の内部に形成せず、金属製の冷却板40の内部や冷却板40と静電チャック22との隙間を利用して形成しているため、冷却用ガス通路50を比較的容易に作製することができる。更に、保護リング30は、スカート部34を有している分、冷却用ガスとの接触面積が大きくなり、且つ、熱容量が大きくなるため温度が上がりにくい。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態のウエハ載置装置120について説明する。第2実施形態は、第1実施形態の冷却用ガス通路50を変更した以外は、第1実施形態と同様であるため、同じ構成要素について同じ符号を付し、その説明を省略する。図4はウエハ載置装置120の部分断面図、図5は図4のB−B断面図である。
ウエハ載置装置120の冷却用ガス通路150は、図4及び図5に実線の矢印で示すように、保護リング30を冷却するための冷却用ガスとしてヘリウムガスを通過させる通路である。この冷却用ガス通路150は、冷媒通路46を避けるようにして冷却板40の上下方向に貫通する第1通路151と、この第1通路151と連通し接着シート147の外周近傍に穿設された鍵穴形状の第2通路152と、この第2通路152と連通する外周領域148と実質的に同じである第3通路153とから構成されている。第2通路152は、図5に示すように、接着シート147に形成された円孔とその円孔から半径外方向に切り欠いた形状のスリットとからなる。このように構成された冷却用ガス通路150を通過した冷却用ガスは、図5に示すように、保護リング30のスカート部34の内壁の全周にわたって当たる。
以上詳述した本実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果が得られるほか、次の効果も得られる。すなわち、第1通路151は冷媒通路46に囲まれているため、この第1通路151を流れる冷却用ガスは冷媒によって十分低温化される。また、冷媒通路46をより外周側に設けることができるため、冷却板40の外周側面が冷媒によってより効率的に冷却されることから、冷却板40の外周側面と保護リング30のスカート部34との間を流れる冷却用ガスも十分低温化される。こうしたことから、第1実施形態に比べて保護リング30をより効果的に冷却することが可能になる。
[その他の実施形態]
上述した第1実施形態では、冷却板40と静電チャック22との隙間(外周領域48)を介して冷却用ガスが保護リング30のスカート部34の内壁に当たるように形成したが、例えば、図6や図7のように変形してもよい。すなわち、図6では、冷却用ガス通路50の第1通路51を途中で90°屈曲させることにより冷却板40の側面に開口するようにし、この開口からスカート部34の内壁に冷却用ガスが当たるようにしている。また、図7では、冷却用ガス通路50の第1通路51を接着シート47を貫通して静電チャック22の内部まで伸ばしたあとそこから90°屈曲させることにより静電チャック22の側面に開口するようにし、この開口からスカート部34の内壁に冷却用ガスが当たるようにしている。これらの場合には、第1及び第2実施形態に比べて冷却用ガス通路の作製に若干手間がかかるものの、基本的には同じ効果が得られる。但し、第1及び第2実施形態では、冷却用ガスは外周領域48,148で拡散したあとスカート部34に当たるため、図6や図7に比べてより広範囲に均一に広がりながら流れることになり、冷却板40が保護リング30の熱を冷却用ガスを介して奪いやすくなるので好ましい。
上述した各実施形態では、冷却用ガスとしてヘリウムガスを用いたが、ウエハWのプラズマ処理に不活性なガスであれば他のガスを用いてもよい。但し、熱伝導率を考慮すると、ヘリウムガスを用いる方が好ましい。
上述した各実施形態では、冷却用ガス通路50,150は冷却用ガスが保護リング30のスカート部34にほぼ垂直に当たるように形成したが、冷却用ガスがスカート部34に斜め上向き又は斜め下向きに当たるように形成してもよい。
上述した各実施形態では、保護リング30の上面に切欠溝32aを設けたが、この切欠溝32aがなくても保護リング30がウエハ載置面24に載置されたウエハWと干渉しないのであれば、切欠溝32aを省略してもよい。
[実施例1]
第1実施形態のウエハ載置装置20に相当する一具体例を以下の手順により作製した。まず、静電チャック22を次のようにして作製した。すなわち、窒化アルミニウム粉末を径380mm、厚さ5mmに一軸成形し、その上にモリブデン製メッシュ(径292mm)からなる内部電極28を設置し、さらにその上から窒化アルミニウム粉末を載せて成形し、全厚25mmの成形体を得た。これを一軸ホットプレス焼成炉内に黒鉛冶具とともに設置し、窒素雰囲気中、1850℃で1トンの圧力をかけて2時間焼成し、内部電極28を埋設した焼結体を得た。この焼結体を研削加工することにより静電チャック22を得た。なお、研削加工時に、内部電極28からウエハ載置面24までの厚みが1mm、ウエハ載置面24の直径が298mm、段差部26からウエハ載置面24までの高さが4mm、段差部26を含む焼結体の直径が376mm、底面から段差部26までの高さが4mm、焼結体の全厚が8mmとなるようにした。この静電チャック22のウエハ載置面24とは反対側の面から内部電極28に達する孔を穿孔し、その孔に内部電極28と接続する導電部材をロウ付けにより接合した。なお、図1〜図7にはこうした導電部材の図示を省略した。
冷却板40は、アルミニウム合金製で全厚が20mm、フランジ部44の厚みが12mm、冷却板本体42の直径(静電チャック22との接合面の直径)が376mm、フランジ部44を含めた直径が416mmで、PCD(ピッチ・サークル・ダイアミタ)が370mmの位置に等間隔で12個の直径2mmの貫通孔(冷却用ガス通路50の第1通路51)を有し、冷媒通路46が内蔵されたものを用いた。また、保護リング30は、シリコン金属製で外径が385mm、リング本体32の内径及び厚みがそれぞれ299mm及び5mm、スカート部34の内径及び高さが377mm及び12mmのものを用いた。なお、図1及び図2の保護リング30には切欠溝32aが形成されているが、実施例1では切欠溝32aの外径は301mmで深さ1.2mmとした。接着シート47は、シリコーン樹脂製で、外径が364mm、厚みが0.78mmのものを用いた。
そして、冷却板40と静電チャック22とを接着シート47を用いて接合した。接合時、3者が同軸上に並ぶようにした。これにより、静電チャック22の外周縁(径376mmの円)から内側へ6mmの幅でリング状の外周領域48(=第2通路52)が形成された。この外周領域48には、冷却板40のPCD370mm上に等間隔に設けられた12個の貫通孔(=第1通路51)から冷却用ガスが導入される。最後に、静電チャック22の段差部26に保護リング30のリング本体32の裏面を載置し、実施例1のウエハ載置装置を得た。
[実施例2]
第2実施形態のウエハ載置装置120に相当する一具体例を以下の手順により作製した。静電チャック22及び保護リング30は実施例1と同じものを用いた。冷却板40は、アルミニウム合金製で全厚が20mm、冷却板本体42の直径(静電チャック22との接合面の直径)が376mm、フランジ部44を含めた直径が416mmで、PCDが288mmの位置に等間隔で12個の直径2mmの貫通孔(第1通路151)を有し、冷媒通路46が内蔵されたものを用いた。接着シート147は、シリコーン樹脂製で、外径が364mm、厚みが0.78mmのものを用いたが、更に、PCD288mmの位置に等間隔で12個の直径3mmの円孔を設けると共にその円孔から半径外方向に切り欠いた形状のスリットを設けることにより、鍵穴形状の第2通路152を形成した。
そして、冷却板40と静電チャック22とを接着シート147を用いて接合した。接合時、冷却板40の各貫通孔と接着シート147の各円孔とが一致するようにした。これにより、実施例1と同様のリング状の外周領域148(=第3通路153)が形成された。この外周領域148には、冷却板40のPCD288mm上に等間隔に設けられた12個の貫通孔(=第1通路51)から接着シート147の鍵穴形状の第2通路152を介して冷却用ガスが導入される。最後に、静電チャック22の段差部26に保護リング30のリング本体32の裏面を載置し、実施例2のウエハ載置装置を得た。
[比較例1]
図8のウエハ載置装置220に相当する一具体例を以下の手順により作製した。静電チャック22及び冷却板40は実施例1と同じものを用いた。但し、静電チャック22のPCD337mmの位置に等間隔で12個の直径2mmの貫通孔を厚み方向に平行に穿孔した。また、接着シート247は、実施例1の接着シート47と同様、外径が364mm、厚みが0.78mmのものを用いたが、更に、PCD337mmの位置に等間隔で12個の直径3mmの貫通孔を設けた。保護リング230は、シリコン金属製で外径が377mm、内径が299mm、厚みが5mmのものを用いた。図8の保護リング230には上面の内周側に切欠溝が形成されているが、比較例1では切欠溝の外径は301mmで深さ1.2mmとした。
そして、冷却板40と静電チャック22とを接着シート247を用いて接合した。接合時、冷却板40の各貫通孔と接着シート247の各貫通孔と静電チャック22の各貫通孔とが一致するようにした。これにより、冷却用ガス通路150が完成した。この冷却用ガス通路150から導入される冷却用ガスは、保護リング230の裏面に当たる。最後に、静電チャック22の段差部26に保護リング230を載置し、比較例1のウエハ載置装置を得た。
[評価試験1]
図1のように、実施例1のウエハ載置装置を真空チャンバ12内に設置し、冷却板40のフランジ部44を図示しないガス分配ブロックを挟んでボルト49で真空チャンバ12に固定した。ガス分配ブロックには、冷却用ガスの配管が真空チャンバ12の外から接続されており、ガス分配ブロックにて導入された冷却用ガスが冷却板40の12箇所の貫通孔(第1通路51)に等分配される。冷却板40の冷媒通路46に冷媒を流すべく、図示しない冷却ラインを冷却板40に取り付けた。冷媒は、外部冷却装置により25℃の一定温度となるように制御した。静電チャック22の導電部材に取り付けた電極端子には、高電圧ケーブルを取り付け、直流電圧を印加できるようにした。この状態で、シリコン製のウエハW(直径300mm、厚さ1.5mm)を静電チャック22のウエハ載置面24に載置し、真空チャンバ12内を減圧して真空にしておき、静電チャック22の内部電極28に700Vの直流電圧を印加して静電気力を発生させ、ウエハWを吸着固定した。次に、真空チャンバ12内を20Paのアルゴンガス雰囲気とし、冷却用ガスとして総量6SCCMのヘリウムガスを冷却用ガス通路50を通して導入した。この状態で、真空チャンバ12内の上部電極60と静電チャック22の内部電極28との間に13.56MHz、1200Wの高周波電圧を印加し、プラズマを5分間発生させた。保護リング30には、プラズマに晒される面の複数の場所に温度パッチPを予め貼り付けておき(図9参照)、温度分布を測定した。温度パッチPは、設定温度を超えると変色して温度が設定温度まで上昇したことを示すものである。設定温度の異なる数種類の温度パッチPを貼り変えて、複数回試験を行い、温度パッチPの変色状態から保護リング上の各点の温度を測定した。実施例2及び比較例1のウエハ載置装置についても、同様にして各点の温度を測定した。その結果を表1に示す。ここで、平均温度とは各点の温度の平均値であり、温度分布とは全点の温度のうち最高温度と最低温度の差である。
Figure 0005331580
表1から明らかなように、保護リングの平均温度は、比較例1に比べて実施例1,2では17〜22℃低く、また、温度分布は、比較例が9℃だったのに対し、実施例1,2では2℃以下であった。これらのことから、実施例1,2では、よりよく保護リングが冷却されることがわかる。比較例1では、冷却用ガスが直接保護リングの裏面に当たっているため、冷却用ガスが直接当たる部分では温度が低いがそこから遠い部分では温度が高くなり、温度分布が大きくなったと考えられる。これに対し、実施例1,2では、冷却用ガスが保護リングのスカート部の全周にわたって当たるため、温度分布が抑えられたと考えられる。このように、実施例1,2のウエハ載置装置によれば、ウエハWの均熱性が維持されるので、エッチングプロセス等の歩留まりが向上する。
更に、実施例1,2を比較すると、実施例2の方が実施例1よりも平均温度が5℃低い。これは、実施例2の貫通孔(第1通路151)を実施例1の貫通孔(第1通路51)よりも若干内側つまり中心寄りに設けたことにより、冷却用ガスが冷却板40の冷媒通路46の近くを流れて低温化したあと保護リングを冷却するため、より冷却効率が高くなったと考えられる。なお、冷却用ガスを導入するための貫通孔は、冷却板40の外周から30〜60mm内側に設けるのが好ましい。冷却用ガスを冷媒により冷却するためには30mm以上が好ましく、一方、60mmを超えて内側に設けても効果が変わらず、接合シートの作成のし易さから60mm以下が好ましい。
[評価試験2]
実施例1のウエハ載置装置を真空チャンバ12内に設置し、真空チャンバ12内を1Paまで真空引きした。この時点で、冷却用ガスとして所定量のヘリウムガスをマスフロメータを通じて導入した。この際に真空チャンバ12の側面に設けられた図示しないのぞき窓を通じて、保護リング30が浮くかどうかを観察した。実施例2及び比較例1のウエハ載置装置についても、同様にして保護リング30,230が浮くかどうかを観察した。その結果を表2に示す。表2から明らかなように、比較例1ではヘリウムガスの流量が20SCCM以上で保護リング230が浮いたのに対し、実施例1,2ではヘリウムガスの流量が100SCCMでも保護リング30が浮くことはなかった。これは、比較例1ではヘリウムガスが保護リング230の裏面に当たって保護リング230を押し上げるのに対し、実施例1,2ではヘリウムガスが保護リング30のスカート部34に当たったのちに拡散していき、保護リング30を上方に押し上げる力が作用しないためと考えられる。このように、実施例1,2では、保護リング30の位置を安定して維持することができる。また、より多くの冷却用ガスを導入することができるため、比較例1と比べて効果的に保護リング30の温度上昇を抑えることができる。
Figure 0005331580
[評価試験3]
実施例1のウエハ載置装置を真空チャンバ12内に設置し、真空チャンバ12内を1Paまで真空引きし、冷却用ガスとして6SCCMのヘリウムガスを導入した状態で、真空チャンバ12内のガス圧力を10Paに制御し、静電チャック22の内部電極28と真空チャンバ12内の上部電極60との間に13.56MHzの高周波電圧を出力を変えて印加し、プラズマを5分間発生させた。その後、保護リング30のうち冷却用ガスが当たる部分を目視で観察し、アーキング等による損傷があるか否かを観察した。実施例2及び比較例1のウエハ載置装置についても、同様にしてアーキング等による損傷があるか否かを観察した。その結果を表3に示す。表3から明らかなように、比較例1ではプラズマ出力1800Wでアーキング等による損傷が発生していたが、実施例1,2ではプラズマ出力3000Wでもアーキング等による損傷は見られなかった。このように実施例1,2では保護リング30の表面にアーキング等による損傷が起きないため、長期間安定してエッチングプロセスを行うことができる。
Figure 0005331580
10 プラズマ処理装置、12 真空チャンバ、14 反応ガス導入路、16 排気通路、20 ウエハ載置装置、22 静電チャック、24 ウエハ載置面、26 段差部、28 内部電極、30 保護リング、32 リング本体、32a 切欠溝、34 スカート部、40 冷却板、42 冷却板本体、44 フランジ部、46 冷媒通路、47 接着シート、48 外周領域、49 ボルト、50 冷却用ガス通路、51 第1通路、52 第2通路、60 上部電極、60a 小穴、120 ウエハ載置装置、147 接着シート、148 外周領域、150 冷却用ガス通路、151 第1通路、152 第2通路、153 第3通路、220 ウエハ載置装置、230 保護リング、247 接着シート、250 冷却用ガス通路、P 温度パッチ。

Claims (4)

  1. ウエハ載置面と内部電極とを有し、前記ウエハ載置面にウエハを載置した状態で前記内部電極に直流電圧を印加することにより前記ウエハ載置面に前記ウエハを吸着可能な静電チャックと、
    前記静電チャックのうち前記ウエハ載置面の外周側にて該ウエハ載置面より一段低くなるように形成された段差部と、
    前記段差部に載置され、前記静電チャックの側面を覆うスカート部を有する保護リングと、
    冷却用ガスが前記静電チャック側から前記保護リングのスカート部の内壁の全周にわたって当たるように形成された冷却用ガス通路と、
    前記静電チャックのうち前記ウエハ載置面とは反対側の面と接着層を介して接合された静電チャック冷却用の冷却板と、
    を備え
    前記冷却用ガス通路は、前記冷却用ガスが前記冷却板の内部から前記冷却板と前記静電チャックとの隙間のうち前記接着層の外周領域を介して前記保護リングのスカート部の内壁の全周にわたって当たるように形成されている、
    ウエハ載置装置。
  2. 前記冷却用ガス通路は、前記冷却用ガスが前記冷却板の内部から前記接着層の内部に形成されたガス誘導路を経て前記接着層の外周領域へ至り、その後該接着層の外周領域から前記保護リングのスカート部の内壁の全周にわたって当たるように形成されている、
    請求項に記載のウエハ載置装置。
  3. ウエハ載置面と内部電極とを有し、前記ウエハ載置面にウエハを載置した状態で前記内部電極に直流電圧を印加することにより前記ウエハ載置面に前記ウエハを吸着可能な静電チャックと、
    前記静電チャックのうち前記ウエハ載置面の外周側にて該ウエハ載置面より一段低くなるように形成され、前記静電チャックの側面を覆うスカート部を有する保護リングを載置可能な段差部と、
    冷却用ガスが前記静電チャック側から前記段差部に載置される前記保護リングのスカート部の内壁の全周にわたって当たるように形成された冷却用ガス通路と、
    前記静電チャックのうち前記ウエハ載置面とは反対側の面と接着層を介して接合された静電チャック冷却用の冷却板と、
    を備え
    前記冷却用ガス通路は、前記冷却用ガスが前記冷却板の内部から前記冷却板と前記静電チャックとの隙間のうち前記接着層の外周領域を介して前記保護リングのスカート部の内壁の全周にわたって当たるように形成されている、
    ウエハ載置装置用部品。
  4. 前記冷却用ガス通路は、前記冷却用ガスが前記冷却板の内部から前記接着層の内部に形成されたガス誘導路を経て前記接着層の外周領域へ至り、その後該接着層の外周領域から前記保護リングのスカート部の内壁の全周にわたって当たるように形成されている、
    請求項に記載のウエハ載置装置用部品。
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