JP5322281B2 - 扉装置 - Google Patents

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本発明は、一方の空間と他方の空間との間の開口部を開閉する扉装置に関する。
従来、例えば下記の特許文献1に記載された扉装置が知られている。この従来の扉装置は、開口部の一部を開閉する第1扉である親扉と、開口部のうち親扉にて開閉されない部分である他部を開閉する第2扉である子扉とを備えている。そして、親扉には合わせガラスが嵌め込まれた正方形状の採光窓が5つ設けられ、かつこれに対応して子扉にも同様に合わせガラスが嵌め込まれた正方形状の採光窓が5つ設けられている。
特開2002−54355号公報(図1)
このように、従来の扉装置では、子扉におけるガラスを嵌め込むための枠やガラス部以外の部分等の意匠について親扉の意匠を考慮したり、扉からガラスを除いた部分が多いために採光窓を大きくしづらく、従って十分な採光性が得られないおそれもある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、扉の意匠に拘る必要性を減少させ、採光窓も大きくでき得る扉装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の扉装置は、一方の空間と他方の空間との間の開口部を開閉する扉装置であって、前記開口部の一部を開閉する第1扉と、前記開口部の他部を開閉する第2扉とを備え、前記第2扉は、環状の枠体と、この枠体に設けられ、前記第2扉の前記一方の空間側の表面の略全体にわたって位置する透光性板と、前記枠体に設けられ、前記透光性板よりも前記他方の空間側に位置する補助ガラス板とを有し、前記枠体は、環状の枠本体と、この枠本体の前記一方の空間側に前記透光性板を押え付ける環状の押え枠とを有し、前記補助ガラス板は、前記枠本体の内側に取り付けられた取付枠にシール部材を介して取り付けられ、前記シール部材の一部が、前記透光性板と前記取付枠との対向面間に位置するものである。
求項記載の扉装置は、請求項1記載の扉装置において、第2扉の枠体の押え枠は、本体の一方の空間側に透光性板のうち第扉側の一側端部を押え付ける第1押え体と、前記枠本体の一方の空間側に前記透光性板のうち前記第扉側とは反対側の他側端部を押え付ける第2押え体とを有するものである。
請求項記載の扉装置は、請求項記載の扉装置において、第2扉の枠体は、枠本体に第1押え体を取り付ける第1取付体と、この第1取付体の一方の空間側を覆う第1カバー体と、前記枠本体に第2押え体を取り付ける第2取付体と、この第2取付体の一方の空間側を覆う第2カバー体とを有するものである。
請求項記載の扉装置は、請求項記載の扉装置において、第1カバー体は、第1扉の閉状態時にこの第1扉が当接する第1扉当接受部を有するものである。
請求項記載の扉装置は、請求項または記載の扉装置において、第2カバー体は、第2扉を回動可能に支持するヒンジの一方の空間側を覆うヒンジ覆い部を有するものである。
請求項記載の扉装置は、請求項1ないしのいずれか一記載の扉装置において、第2扉の透光性板は、この透光性板に対して直交する直交方向に沿って一方の空間から前記透光性板を見た場合には他方の空間を見ることが不可能で、前記直交方向に対して傾斜する傾斜方向に沿って前記一方の空間から前記透光性板を見た場合には前記他方の空間を見ることが可能な構成となっているものである。
請求項1に係る発明によれば、第2扉が環状の枠体とこの枠体に設けられ第2扉の一方の空間側の表面の略全体にわたって位置する透光性板とを有する構成であるため、扉の意匠に拘る必要性を減少させ、採光窓も大きくでき得る。
求項に係る発明によれば、第1押え体にて枠本体の一方の空間側に透光性板のうち第扉側の一側端部を適切に押え付けることができ、第2押え体にて枠本体の一方の空間側に透光性板のうち第扉側とは反対側の他側端部を適切に押え付けることができる。
請求項に係る発明によれば、第1、第2カバー体にて第1、第2取付体の一方の空間側が覆われているため、開口部の閉鎖時に一方の空間から第1、第2押え体が簡単に取り外されるようなことはなく、防犯性に優れている。
請求項に係る発明によれば、第1カバー体は第1扉の閉状態時にこの第1扉が当接する第1扉当接受部を有するため、この第1扉当接受部にて第1扉を適切に受け止めることができる。
請求項に係る発明によれば、第2カバー体は第2扉を回動可能に支持するヒンジの一方の空間側を覆うヒンジ覆い部を有するため、このヒンジ覆い部にてヒンジの一方の空間側を適切に覆うことができる。
請求項に係る発明によれば、第2扉の透光性板は直交方向に沿って一方の空間から透光性板を見た場合には他方の空間を見ることが不可能で、直交方向に対して傾斜する傾斜方向に沿って一方の空間から透光性板を見た場合には他方の空間を見ることが可能な構成となっているため、プライバシーを保護しつつ、十分な採光性を得ることができる。
本発明の一実施の形態に係る扉装置の正面図である。 同上扉装置の横断面図である。 同上扉装置の縦断面図である。 同上扉装置のガラス板の縦断面図である。 同上ガラス板の正面図である。 同上ガラス板の第1ガラスの正面図である。 同上ガラス板の第2ガラスの正面図である。 同上ガラス板の変形例を示す縦断面図である。 同上ガラス板の他の変形例を示す縦断面図である。
本発明の扉装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1ないし図3において、1は扉装置で、一方の空間である屋外空間2と他方の空間である屋内空間3との間の開口部5を開閉するものである。扉装置1は、例えば住宅等の建物の玄関出入口である開口部5を開閉する親子扉式の玄関ドア装置である。
扉装置1は、図1に示されるように、開口部5に対応した略矩形環状の扉枠6を備え、この扉枠6は開口部5の周囲を囲むように建物の外壁等に固定的に取り付けられている。扉枠6は、開口部5を介して互いに離間対向する上下方向長手状の左右の縦枠部7を有し、両縦枠部7の上端部相互が左右方向長手状の上横枠部8にて連結され、両縦枠部7の下端部相互が左右方向長手状の下横枠部9にて連結されている。
左右いずれか一方、例えば屋外空間2側である前方側からみて右の縦枠部7には、開口部5の一部を開閉する略矩形板状の第1扉である親扉11が複数のヒンジ(図示せず)を介して上下方向の軸線を中心として回動可能に取り付けられている。
親扉11は、前方への回動により屋外空間2に進出して開口部5の一部を開口させる開状態となり、後方への回動により開口部5に沿って位置して開口部5の一部を閉鎖する閉状態となる。親扉11の屋外空間2側の表面には、ドアノブ12が設けられている。なお、親扉11は、例えばガラス窓を有しないフラッシュ構造のものである。
左右いずれか他方、例えば屋外空間2側である前方側からみて左の縦枠部7には、開口部5のうち親扉11にて開閉されない部分である他部を開閉する略矩形板状の第2扉である子扉21が複数のヒンジ22を介して上下方向の軸線を中心として回動可能に取り付けられている。子扉21の縦寸法は親扉11の縦寸法と同じであるが、子扉21の横寸法(幅寸法)は親扉11の横寸法より小さく、例えば略3分の1である。
子扉21は、前方への回動により屋外空間2に進出して開口部5の他部を開口させる開状態となり、後方への回動により開口部5に沿って位置して開口部5の他部を閉鎖する閉状態となる。
なお、親扉11には親扉用ロック手段(図示せず)が設けられ、子扉21には子扉用ロック手段(図示せず)が設けられ、閉状態の子扉21が子扉用ロック手段にて扉枠6に対してロックされ、このロックされた子扉21に対して閉状態の親扉11が親扉用ロック手段にてロックされる。
子扉21は、全面ガラス意匠のもので、子扉21の周囲に位置する略矩形環状の枠体23と、この枠体23の屋外空間2側である前部の内側に位置するように設けられ子扉21の屋外空間2側の表面である前面の略全体にわたって位置する略矩形板状の透光性板であるガラス板24とを有している。すなわち例えば、ガラス板24は、枠体23の枠本体26の前面側にこの枠本体26の前面と直接的または間接的に当接して重ね合わせ状に位置するように設けられている。
枠体23は扉枠6の縦枠部7にヒンジ22を介して上下方向の軸線を中心として前後方向に回動可能に取り付けられ、この枠体23の前部内側にてガラス板24が保持されている。そして、屋外空間2に面する子扉21の前面のうち外周端部を除く部分全体が、透光性を有するガラス板24にて構成されている。
ここで、子扉21の枠体23は、図2および図3に示されるように、略矩形環状の枠本体26を有している。枠本体26は、互いに離間対向する上下方向長手状の左右の縦枠部である子扉縦枠部27を有し、両子扉縦枠部27の上端部相互が左右方向長手状の上横枠部である子扉上横枠部28にて連結され、両子扉縦枠部27の下端部相互が左右方向長手状の下横枠部である子扉下横枠部29にて連結されている。各枠部27,28,29は、金属製等の筒状部材30およびこの筒状部材30内に嵌着された樹脂製等の芯部材31等にて構成されている。
枠体23は、ガラス板24のうち親扉11側の端部である一側端部(屋外空間2側からみて右の側端部)を枠本体26の一方の子扉縦枠部27の前面に軟質樹脂製或いは軟質ゴム製等のシール部材40を介して押え付ける上下方向長手状のガラス押え等の第1押え体(押え体)41と、この第1押え体41を枠本体26の一方の子扉縦枠部27に固定的に取り付ける複数の固定ねじ等の第1取付体(取付体)である第1取付ねじ42と、枠本体26の一方の子扉縦枠部27にねじ44にて固定的に取り付けられ第1取付ねじ42の頭部42aの屋外空間2側を覆う上下方向長手状の召合せエッジ等の第1カバー体(カバー体)43とを有している。
第1押え体41は、第1取付ねじ42にて一方の子扉縦枠部27にこの子扉縦枠部27の前面に沿って取り付けられた取付板部46を有している。取付板部46の親扉11側の一側端部から突出部47が前方に向って一体に突出し、この突出部47の前端部が第1カバー体43に当接している。取付板部46の親扉11側とは反対側の他側端部から連結板部48が前方に向って一体に突出し、この連結板部48は軟質樹脂製或いは軟質ゴム製等のシール部材49を介してガラス板24の一側端面に当接している。連結板部48の前端部からガラス板押え部である押え板部50が親扉11側とは反対側に向って一体に突出し、この押え板部50にてガラス板24の一側端部が子扉縦枠部27に押え付けられて支持されている。つまり、押え板部50は、先端側にシール部材保持部分51を有し、このシール部材保持部分51にて保持された先付ビード等のシール部材52を介してガラス板24の一側端部の前面に当接し、この押え板部50と子扉縦枠部27とにてガラス板24の一側端部が前後から挟持されている。連結板部48の後端近傍の位置であって突出部47の前端部と対向する位置から突出部53が親扉11側に向って一体に突出し、この突出部53が第1カバー体43に当接している。
また、第1カバー体43は、ねじ44にて一方の子扉縦枠部27にこの子扉縦枠部27の側面に沿って取り付けられた取付板部56を有している。取付板部56の前端部から取付体覆い部である覆い板部57が親扉11側とは反対側つまりガラス板24側に向って一体に突出し、この覆い板部57にて第1取付ねじ42の頭部42aの屋外空間2側が覆われており、第1取付ねじ42が屋外空間2から見えないようになっている。覆い板部57は、先端部に当接面58を有し、この当接面58が第1押え体41の連結板部48に面状に当接している。覆い板部57の先端部および基端部が対応する突出部47,53との当接により位置決めされている。
取付板部56の後端部には、親扉11の閉状態時にこの親扉11が軟質樹脂製或いは軟質ゴム製等の緩衝部材60を介して当接する略板状の戸当たり部である親扉当接受部(第1扉当接受部)61が一体に設けられている。親扉当接受部61は、取付板部56の後端部から親扉11側とは反対側に向って一体に突出し子扉縦枠部27の後面に当接する第1板部分63と、この第1板部分63の先端部から後方に向って一体に突出する第2板部分64と、この第2板部分64の後端部から親扉11側に向って一体に突出し先端側に緩衝部材保持部分66を有する第3板部分65とにて構成されている。この第3板部分65の緩衝部材保持部分66にて脱着可能に保持された緩衝部材60は例えば軟質樹脂或いは軟質ゴム等にて中空状に形成されたものである。
さらに、枠体23は、ガラス板24のうち親扉11側とは反対側の端部である他側端部(屋外空間2側からみて左の側端部)を枠本体26の他方の子扉縦枠部27の前面に軟質樹脂製或いは軟質ゴム製等のシール部材70を介して押え付ける上下方向長手状のガラス押え等の第2押え体(押え体)71と、この第2押え体71を枠本体26の他方の子扉縦枠部27に固定的に取り付ける複数の固定ねじ等の第2取付体(取付体)である第2取付ねじ72と、枠本体26の他方の子扉縦枠部27にねじ74にて固定的に取り付けられ第2取付ねじ72の頭部72aの屋外空間2側を覆う上下方向長手状の吊元エッジ等の第2カバー体(カバー体)73とを有している。
第2押え体71は、第2取付ねじ72にて他方の子扉縦枠部27にこの子扉縦枠部27の前面に沿って取り付けられた取付板部76を有している。取付板部76のヒンジ22側の一側端部から突出部77が前方に向って一体に突出し、この突出部77の前端部が第2カバー体73に当接している。取付板部76のヒンジ22側とは反対側の他側端部から連結板部78が前方に向って一体に突出し、この連結板部78は軟質樹脂製或いは軟質ゴム製等のシール部材79を介してガラス板24の他側端面に当接している。連結板部78の前端部からガラス板押え部である押え板部80がヒンジ22側とは反対側に向って一体に突出し、この押え板部80にてガラス板24の他側端部が子扉縦枠部27に押え付けられて支持されている。つまり、押え板部80は、先端側にシール部材保持部分81を有し、このシール部材保持部分81にて保持された先付ビード等のシール部材82を介してガラス板24の他側端部の前面に当接し、この押え板部80と子扉縦枠部27とにてガラス板24の一側端部が前後から挟持されている。連結板部78の後端近傍の位置であって突出部77の前端部と対向する位置から突出部83がヒンジ22側に向って一体に突出し、この突出部83が第2カバー体73に当接している。
また、第2カバー体73は、ねじ74にて他方の子扉縦枠部27にこの子扉縦枠部27の側面に沿って取り付けられた取付板部86を有している。取付板部86の前端部から取付体覆い部である覆い板部87がヒンジ22側とは反対側つまりガラス板24側に向って一体に突出し、この覆い板部87にて第2取付ねじ72の頭部72aの屋外空間2側が覆われており、第2取付ねじ72が屋外空間2から見えないようになっている。覆い板部87の先端部および基端部が対応する突出部77,83との当接により位置決めされている。
覆い板部87の先端部から突出板部88が前方に向って一体に突出し、この突出板部88は第2押え体71の連結板部78に面状に当接している。突出板部88の連結板部78側とは反対側の面からねじ用筒部89がヒンジ22側に向って一体に突出し、このねじ用筒部89に略板状の丁番カバー部であるヒンジ覆い部90がねじ85にて固定的に取り付けられている。ヒンジ覆い部90は、ねじ85にてねじ用筒部89に取り付けられた第1板部分91と、この第1板部分91の前端部からヒンジ22側とは反対側に向って一体に突出する第2板部分92と、この第2板部分92の先端部から前方に向って一体に突出する第3板部分93と、この第3板部分93の前端部からヒンジ22側に向って一体に突出する第4板部分94と、この第4板部分94の先端部から後方に向って一体に突出する第5板部分95とにて構成されている。
なお、第2カバー体73は、取付板部86、覆い板部87、突出板部88およびねじ用筒部89からなるねじ用カバー部材73aと、ヒンジ覆い部90のみからなるヒンジカバー用部材73bとにて構成されている。
また、ヒンジ22は、枠側取付板部96と、この枠側取付板部96に対して上下方向の軸部98を中心として回動可能な子扉側取付板部97とを有している。そして、枠側取付板部96が扉枠6の縦枠部7に固定的に取り付けられ、子扉側取付板部97が枠本体26のうち縦枠部7と対向する子扉縦枠部27に第2カバー体73を介して固定的に取り付けられている。なお、ヒンジ22は、屋外空間2側(一方の空間側、換言すれば、ガラス板24が取り付けられている側)に位置、すなわち例えば第2押え体71の外側方に位置する。
また一方、枠体23は、ガラス板24の上端部を枠本体26の子扉上横枠部28の前面に軟質樹脂製或いは軟質ゴム製等のシール部材100を介して押え付ける左右方向長手状のガラス押え等の第3押え体101を有している。第3押え体101は、子扉上横枠部28にねじ102にて固定的に取り付けられた連結体103に対してねじ104にて固定的に取り付けられている。
第3押え体101は、ガラス板押え部である押え板部105を有し、この押え板部105にてガラス板24の上端部が子扉上横枠部28に押え付けられて支持されている。つまり、押え板部105は、軟質樹脂製或いは軟質ゴム製等のシール部材106を介してガラス板24の上端部の前面に当接し、この押え板部105と子扉上横枠部28とにてガラス板24の上端部が前後から挟持されている。また、第3押え体101は、左右両端部にねじ用筒部107を有し、この各ねじ用筒部107に第1押え体41および第2押え体71の上端部がねじ(図示せず)等にて固定的に取り付けられている。
さらに、枠体23は、ガラス板24の下端部を枠本体26の子扉下横枠部29の前面に軟質樹脂製或いは軟質ゴム製等のシール部材110を介して押え付ける左右方向長手状のガラス押え等の第4押え体111を有している。第4押え体111は、子扉下横枠部29にねじ112にて固定的に取り付けられた連結体113に対してねじ114にて固定的に取り付けられている。
第4押え体111は、ガラス板押え部である押え板部115を有し、この押え板部115にてガラス板24の下端部が子扉下横枠部29に押え付けられて支持されている。つまり、押え板部115は、軟質樹脂製或いは軟質ゴム製等のシール部材116を介してガラス板24の下端部の前面に当接し、この押え板部115と子扉下横枠部29とにてガラス板24の下端部が前後から挟持されている。また、第4押え体111は、左右両端部にねじ用筒部117を有し、この各ねじ用筒部117に第1押え体41および第2押え体71の下端部がねじ(図示せず)等にて固定的に取り付けられている。
なお、第1押え体41、第2押え体71、第3押え体101および第4押え体111にて、略矩形環状の枠本体26の前面との間でガラス板24の外周端部を挟持する略矩形環状の押え枠120が構成されている。
また、枠本体26の後部内側には、防火対策用の補助ガラス板121が嵌め込まれている。すなわち例えば枠本体26の内側に略矩形環状の取付枠122が取り付けられ、この取付枠122に補助ガラス板121が軟質樹脂製或いは軟質ゴム製等のシール部材123を介して取り付けられている。
一方、子扉21のガラス板24は、図4ないし図7に示されるように、鉛直面に沿って位置するガラス板24に対して直交する直交方向aに沿って屋外空間2からガラス板24を見た場合には屋内空間3を見ることが不可能でかつその直交方向aに対して傾斜する傾斜方向bに沿って屋外空間2からガラス板24を見た場合には屋内空間3を見ることが可能な構成となっている。
ガラス板24は、例えば合わせ複層ガラスである。つまり、ガラス板24は、屋外空間2側の第1ガラス131と、屋内空間3側の第2ガラス132と、これら2枚のガラス131,132間に形成され乾燥空気が封入された空気層133とを有し、第1ガラス131が2枚のガラス128,129を樹脂膜130で接着して一体化した合わせガラスにて構成されている。
第1ガラス131は、透明な合わせガラス本体部135を有し、この合わせガラス本体部135のうち空気層133と対向する面には、光の透過率が低く屋外空間2から屋内空間3を見えなくするブラインドライン等のブラインド部136が設けられている。ブラインド部136は、例えば合わせガラス本体部135のうち空気層133と対向する面の所定部位にサンドブラスト加工が施されることにより設けられており、この合わせガラス本体部135はその空気層133と対向する面に互いに等間隔をおいて上下方向に並ぶ左右方向長手状の複数の透明部137を有している。
第2ガラス131は、透明なガラス本体部138を有し、このガラス本体部138のうち空気層133と対向する面には、光の透過率が低く屋外空間2から屋内空間3を見えなくするブラインドライン等のブラインド部139が設けられている。ブラインド部139は、例えばガラス本体部138のうち空気層133と対向する面の所定部位にサンドブラスト加工が施されることにより設けられており、このガラス本体部138はその空気層133と対向する面に互いに等間隔をおいて上下方向に並ぶ左右方向長手状の複数の透明部140を有している。
そして、第1ガラス131の透明部137と第2ガラス132の透明部140とは、正面視で互いに重ならないように配置されている。
このため、図4から明らかなように、ガラス板24に対して直交する直交方向aに沿って屋外空間2からガラス板24を見た場合にはブラインド部136,139によって屋内空間3を見ることができないが、見る角度を変えてその直交方向aに対して傾斜する傾斜方向bに沿って屋外空間2からガラス板24を見た場合には、透明部137,140を通して屋内空間3を見ることが可能である。なお、直交方向aと傾斜方向bとがなす角度αは、例えば30度〜85度である。
そして、上記扉装置1によれば、子扉21が略矩形環状の枠体23とこの枠体23に設けられ子扉21の屋外空間2側の表面の略全体にわたって位置するガラス板24とを有する構成であるため、扉の意匠に拘る必要性を減少させ、採光窓も大きくでき得る。したがって、例えば親扉11の意匠に捉われる必要がなく、扉装置1全体から看者に対して違和感がなく飽きのこないスタイリッシュでシンプルな印象を与えることができ、例えば建物全体をモダンスタイルな外観で統一することができ、また、建物外部の屋外空間2からの光を子扉21のガラス板24から玄関ホール等の屋内空間3に適切に採り入れることができるため、十分な採光性を得ることができる。
さらに、第1押え体41、第2押え体71、第3押え体101および第4押え体111にて構成された押え枠120にてガラス板24を枠本体26に押え付けてこれら押え枠120と枠本体26との間でガラス板24を挟持することにより、大きなガラス板24を安定して保持でき、しかも、第1カバー体43および第2カバー体73にて第1取付ねじ42および第2取付ねじ72の屋外空間側が覆われているため、両扉11,21による開口部5の閉鎖時に屋外空間2から第1取付ねじ42および第2取付ねじ72が簡単に取り外されるようなことはなく、防犯性に優れている。
また、枠体23の第1カバー体43は、親扉11の閉状態時にこの親扉11が当接する親扉当接受部61を有するため、この親扉当接受部61にて親扉11を適切に受け止めることができ、しかも、第1カバー体43と第1押え体41とが別体であるから、第1押え体41を取り外すことなく、親扉当接受部61を有する第1カバー体43のみを必要に応じて適宜交換できる。
さらに、枠体23の第2カバー体73は子扉21を回動可能に支持するヒンジ22の屋外空間2側を覆うヒンジ覆い部90を有するため、看者に対してより一層シンプルな印象を与えることができる。
また、子扉21のガラス板24は直交方向aに沿って屋外空間2からガラス板24を見た場合には屋内空間3を見ることが不可能で、直交方向aに対して傾斜する傾斜方向bに沿って屋外空間2からガラス板24を見た場合にはこのガラス板24を介して屋内空間2を見ることが可能な構成となっているため、プライバシーを保護しつつ、十分な採光性を得ることができ、しかも、高級感のある印象を与えることができる。
なお、子扉21のみが全面ガラス意匠である構成には限定されず、例えば親扉11および子扉21の両方が全面ガラス意匠である構成等でもよい。
さらに、第1カバー体43の取付板部56に親扉当接受部61が一体に設けられた構成には限定されず、例えば親扉当接受部61を構成する当接受部材を第1カバー体43の取付板部56にねじ等で固定的に取り付けた構成等でもよい。
また、第2カバー体73のねじ用筒部89にヒンジ覆い部90を構成するヒンジカバー用部材73bが取り付けられた構成には限定されず、例えば第2カバー体73の覆い板部87にヒンジ覆い部90が一体に設けられた構成等でもよい。
さらに、ガラス板24は、合わせ複層ガラスには限定されず、例えば図8に示す合わせガラスや、図9に示す複層ガラスであっても、同様の作用効果を奏することができる。
すなわち、図8に示すガラス板24は、2枚のガラス141,142を樹脂膜143で接着して一体化した合わせガラスにて構成されている。そして、屋外空間2側のガラス141のうち樹脂膜143と対向する面にブラインド部136が設けられ、屋内空間3側のガラス142のうち樹脂膜143と対向する側とは反対側の面にブラインド部139が設けられている。
図9に示すガラス板24は、2枚のガラス144,145間に乾燥空気が封入された空気層146を形成した複層ガラスにて構成されている。そして、屋外空間2側のガラス144のうち空気層146と対向する面にブラインド部136が設けられ、屋内空間3側のガラス142のうち樹脂膜143と対向する側とは反対側の面にブラインド部139が設けられている。
なお、ブラインド部136,139は、サンドブラスト加工によるものには限定されず、例えば塗装や印刷、或いはカッティングシート等によるものでもよい。
また、ブラインド部136,139は、複数本の横ラインを有するもの以外に、例えば複数本の縦ラインを有するものでもよく、多様な配列が可能である。
さらに、例えばブラインド部136,139の色を変更することにより、多彩なイメージを演出することが可能である。
また、例えばブラインド部136,139の横幅や縦幅等、或いは透過率を変更することにより、採光性およびプライバシー性を調整することが可能である。
また一方、一方の空間が例えば屋外空間2で、他方の空間が例えば屋内空間3である場合について説明したが、空間の種類は限定されず、例えば一方の空間が廊下側空間で、他方の空間が居室側空間でもよい。
また、第1扉が親扉11で、第2扉が子扉21である場合について説明したが、例えば第1扉の幅寸法よりも第2扉の幅寸法が大きくてもよく、両幅寸法が同じでもよい。
さらに、枠本体26と重ね合わせ状に位置する透光性板(典型的にはガラス板)を有するのは、第1扉および第2扉のいずれか一方でもよいし、両方でもよいが、幅狭の扉(いわゆる子扉)の方が前述の透光性板を有し、幅広の扉(いわゆる親扉)の方は鋼製や木製の部分が相当部分を占めて、剛性に若干劣るガラス等はあっても少ない扉であることが好ましい。この理由は、通常は、開閉頻度が高いのは親扉の方なので、耐久性の面で強度が高い方が好都合なためである。また、防犯のためにも、幅広の扉の方が頑丈であることが有利である。
また、透光性板は、例えば透明(半透明)のガラス、曇りガラス、透明(半透明)のプラスチック、網目等の板等、透光性を有する板状のものであれば、いかなる材料からなるものでもよい。
さらに、押え体41,71の幅寸法は、枠本体26の左右の各縦枠部(子扉縦枠部27)の幅寸法より小さい。このため、透光性板(ガラス板)のうち、枠体23の枠本体26の一方の空間側の面と対向したつまり重ね合わされた(オーバーラップした、或いは直接的・間接的に当接した)側とは反対側(一方の空間に面した側)の面である透光性表面部分(ガラス表面部分)が、一方の空間に露出している。
また、図4に示す直交方向aと傾斜方向bとがなす角度αは最適なのが例えば30度〜85度で、透過して見える方向は任意であるが、屋外空間側にガラスがある場合には、上から下に透過できるのがよい。日光や電灯等の光は通常上方からくるので採光が有利となる。また、屋内にいる人にとって、屋外にいる人の顔等の上部が見えやすく、屋内の本人の顔等の上部は屋外にいる人から見られにくいため、防犯の観点でも有利である。
1 扉装置
2 一方の空間である屋外空間
3 他方の空間である屋内空間
5 開口部
11 第1扉である親扉
21 第2扉である子扉
22 ヒンジ
23 枠体
24 透光性板であるガラス板
26 枠本体
41 押え体である第1押え体
42 第1取付体である第1取付ねじ
43 第1カバー体
61 第1扉当接受部である親扉当接受部
71 押え体である第2押え体
72 第2取付体である第2取付ねじ
73 第2カバー体
90 ヒンジ覆い部
120 押え枠
121 補助ガラス板
122 取付枠
123 シール部材
a 直交方向
b 傾斜方向

Claims (6)

  1. 一方の空間と他方の空間との間の開口部を開閉する扉装置であって、
    前記開口部の一部を開閉する第1扉と、
    前記開口部の他部を開閉する第2扉とを備え、
    前記第2扉は、
    環状の枠体と、
    この枠体に設けられ、前記第2扉の前記一方の空間側の表面の略全体にわたって位置する透光性板と
    前記枠体に設けられ、前記透光性板よりも前記他方の空間側に位置する補助ガラス板とを有し、
    前記枠体は、環状の枠本体と、この枠本体の前記一方の空間側に前記透光性板を押え付ける環状の押え枠とを有し、
    前記補助ガラス板は、前記枠本体の内側に取り付けられた取付枠にシール部材を介して取り付けられ、
    前記シール部材の一部が、前記透光性板と前記取付枠との対向面間に位置する
    ことを特徴とする扉装置。
  2. 第2扉の枠体の押え枠は、
    本体の一方の空間側に透光性板のうち第扉側の一側端部を押え付ける第1押え体と、
    前記枠本体の一方の空間側に前記透光性板のうち前記第扉側とは反対側の他側端部を押え付ける第2押え体とを有する
    ことを特徴とする請求項1記載の扉装置。
  3. 第2扉の枠体は、
    枠本体に第1押え体を取り付ける第1取付体と、
    この第1取付体の一方の空間側を覆う第1カバー体と、
    前記枠本体に第2押え体を取り付ける第2取付体と、
    この第2取付体の一方の空間側を覆う第2カバー体とを有する
    ことを特徴とする請求項記載の扉装置。
  4. 第1カバー体は、第1扉の閉状態時にこの第1扉が当接する第1扉当接受部を有する
    ことを特徴とする請求項記載の扉装置。
  5. 第2カバー体は、第2扉を回動可能に支持するヒンジの一方の空間側を覆うヒンジ覆い部を有する
    ことを特徴とする請求項または記載の扉装置。
  6. 第2扉の透光性板は、この透光性板に対して直交する直交方向に沿って一方の空間から前記透光性板を見た場合には他方の空間を見ることが不可能で、前記直交方向に対して傾斜する傾斜方向に沿って前記一方の空間から前記透光性板を見た場合には前記他方の空間を見ることが可能な構成となっている
    ことを特徴とする請求項1ないしのいずれか一記載の扉装置。
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