JP5319936B2 - 情報通信装置 - Google Patents

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本発明は、壁に取り付けて使用される情報通信装置に関するものである。
従来から、この種の情報通信装置には、たとえば宅外に設置された相手側装置としてのドアホン子器に対して信号線を用いて接続されることによりインターホンシステムを構築し、相手側装置との間で通信可能となるもの(インターホン親機)などがある(たとえば特許文献1参照)。特許文献1に例示された情報通信装置は、壁内に器体の後部が埋め込まれた形で取り付けられる埋込型の情報通信装置である。
この種の情報通信装置においては、一般的に、通信に関する各種通信設定を行うための設定スイッチが設けられており、情報通信装置の設置作業時などに設定スイッチによる通信設定が行われる。一例として、インターホン副親機のように1台の情報通信装置に対し信号線を介して複数台の情報通信装置を直列に接続可能とする場合には、終端となる情報通信装置においてインピーダンス整合をとるための終端回路の接続・非接続の切り替えを行う終端設定スイッチや、各情報通信装置を個別に識別可能とするための識別子の設定を行う識別子設定スイッチ等が上記設定スイッチに含まれる。
このような設定スイッチ(終端設定スイッチ39、識別子設定スイッチ40)は、主として情報通信装置の設置作業時に操作されるものであるから、図9に示すように器体3のうち設置後には触れることのできない部位(図示例では、埋込型の器体3の背面)に配置されていることが多い。これにより、情報通信装置Aの設置後に、使用者が誤って設定スイッチを操作し通信設定を変更してしまうことを防止することができる。
ところで、この種の情報通信装置Aに関して、壁に固定される本体モジュールと、本体モジュールの前面側に着脱可能に装着され、本体モジュールに装着された状態で本体モジュールに設けられた接続手段から電力供給を受ける露出パネルとに分割可能とし、本体モジュールを取り付けた後で露出パネルを装着するようにすることが考えられる。この構成の情報通信装置Aでは、設定スイッチは本体モジュールの背面に配置されることとなる。
特開平6−291818号公報
しかし、本体モジュールと露出パネルとに分割可能な上記構成の情報通信装置Aにおいては、本体モジュールを壁に取り付けた状態では設定スイッチの設定状況を目視で確認することができないから、作業者が設定を間違ったり設定し忘れたりすることにより、通信設定が適切に為されないおそれがある。
また、本体モジュールの取付後において通信設定が適切に為されていないことが判明すると、作業者は、本体モジュールを壁から取り外して設定スイッチを操作することで再設定を行った上で、本体モジュールを再度壁に取り付ける必要があるので手間がかかる。特に、本体モジュールに接続された電源線や信号線等の配線を一旦外さなければ本体モジュールを壁から取り外すことができない場合には、本体モジュールの着脱作業は非常に面倒である。
本発明は上記事由に鑑みてなされたものであって、本体モジュールを壁から取り外すことなく、設定スイッチの設定状況の目視による確認や設定スイッチの操作を行うことができる情報通信装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、電源回路および情報の授受を行う情報口を具備し壁に固定される本体モジュールと、本体モジュールの前面側に着脱可能に覆着され、前記電源回路から電力供給を受ける情報入力手段および情報出力手段の少なくとも一方を具備する露出パネルとを備え、露出パネルの背面には、ディップスイッチからなり通信設定を行うための設定スイッチが配設されていることを特徴とする。
この構成によれば、情報通信装置は、壁に固定される本体モジュールと、本体モジュールの前面側に着脱可能に覆着される露出パネルとに分割され、通信設定を行うための設定スイッチが、露出パネルの背面に配設されているので、露出パネルを本体モジュールから脱着することにより、本体モジュールを壁から取り外すことなく、設定スイッチの設定状況の目視による確認や設定スイッチの操作を行うことができる。しかも、露出パネルを装着した状態では、設定スイッチは触れることができない部位に配置されることとなるので、情報通信装置の設置後に、使用者が誤って設定スイッチを操作し通信設定を変更してしまうことを防止できる。また、露出パネルを装着した状態では設定スイッチは外部に露出しないので、設定スイッチに塵埃が付着することを防止できるという利点もある。
請求項2の発明は、請求項1の発明は、上流側装置との間の第1の信号線が接続される上流側端子部と、下流側装置との間の第2の信号線が接続される下流側端子部とが設けられ、前記設定スイッチが、自己を識別可能とするための識別子の設定を行う識別子設定スイッチを有することを特徴とする。
この構成によれば、設定スイッチが、自己を識別可能とするための識別子の設定を行う識別子設定スイッチを有するので、本体モジュールを壁から取り外すことなく、識別子の目視による確認や識別子の設定を行うことができる。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、上流側装置との間の第1の信号線が接続される上流側端子部と、下流側装置との間の第2の信号線が接続される下流側端子部と、下流側端子部に下流側装置が接続されていないときにインピーダンス整合をとるための終端回路とが設けられ、前記設定スイッチが、終端回路を上流側端子部に接続するか否かの切り替えを行う終端設定スイッチを有することを特徴とする。
この構成によれば、設定スイッチが、終端回路を上流側端子部に接続するか否かの切り替えを行う終端設定スイッチを有するので、本体モジュールを壁から取り外すことなく、終端回路の接続状況の目視による確認や終端回路の接続・非接続の切り替えを行うことができる。
本発明は、露出パネルを本体モジュールから脱着することにより、本体モジュールを壁から取り外すことなく、設定スイッチの設定状況の目視による確認や設定スイッチの操作を行うことができるという利点がある。
以下の各実施形態では、図2に示すように、宅外に設置された相手側装置50としてのドアホン子器に対して通信線L0を用いてインターホン親機A’を接続することにより構築されるインターホンシステムに使用され、インターホン親機A’に対して接続されるインターホン副親機を情報通信装置Aの一例として、本発明の情報通信装置Aの構成を説明する。この情報通信装置Aは、宅内の壁に取り付けられるものであって、1台のインターホン親機A’に対し信号線L1,L2を介して直列に複数台接続可能に構成されている。これにより、各情報通信装置(インターホン副親機)Aにおいて、相手側装置(ドアホン子器)50やインターホン親機A’との間で通信が可能となり、さらに情報通信装置A同士の通信も可能となる。
また、この情報通信装置Aは基本的な構成および機能がインターホン親機A’と共通であって、映像表示部12を備え、来訪者を撮像するカメラ部51が設けられた相手側装置50に接続されることにより、相手側装置50のカメラ部51で撮像された映像を表示することができる。なお、相手側装置50は、カメラ部51の他、操作入力が可能な操作部52と、スピーカ53aおよびマイクロフォン53bを具備し情報通信装置Aとの通話時に音声の入出力を行う音声入出力部53と、音声信号や映像信号の入出力を行う信号処理部54と、通信線L0が接続される端子部55とを有している。
(実施形態1)
本実施形態の情報通信装置Aは、図3(a)に示すように、壁内に後部を収める形で壁に固定される本体モジュールMと、本体モジュールMの前面側に着脱可能に装着される露出パネルPとを備えている。以下では、情報通信装置Aを図3(b)のように壁に取り付けた状態での上下左右を上下左右として情報通信装置Aの構成を説明する。
本体モジュールMは、図3(a)に示すように、前面に矩形状の開口部を有する箱状に形成されたボディ1と、ボディ1の前面に覆着されるカバー2とで構成される器体3を備え、種々の電気部品が実装されている回路基板(図示せず)が器体3内に収納された構成を有する。さらに、本体モジュールMは、商用電源供給用の電源線が接続される電源端子部5(図2参照)と、上流側装置(つまりインターホン親機A’に近い側の装置)との間の第1の信号線L1が接続される上流側端子部6(図2参照)と、下流側装置(つまりインターホン親機A’から遠い側の装置)との間の第2の信号線L2を接続可能な下流側端子部7(図2参照)とを器体3から露出させるように背面側に備えている。ここで第1および第2の各信号線L1,L2はいずれも2線式であるものとする。ボディ1とカバー2とは、カバー2の上下方向の各端部から後方に突出した結合片8に設けた孔に、ボディ1の上下方向の両端面における前端部に設けた結合爪9をそれぞれ係合させることにより結合される。
露出パネルPは、前面矩形状の薄箱状に形成されたパネルケース10を備え、種々の電気部品が実装されている回路基板(図示せず)がパネルケース10内に収納された構成を有する。さらに、露出パネルPは、パネルケース10の前壁の一部に透明な表示窓11が配設されており、液晶パネルからなる映像表示部12(図2参照)をパネルケース10内における表示窓11の後方に備えている。ここで、パネルケース10は、前面の左寄りの位置に表示窓11を有しており、表示窓11の右方には小孔が多数形成されたスピーカ取付部13が配設されるとともに、操作部14(図2参照)を構成する操作ハンドル15がスピーカ取付部13の下方に配設されている。さらに、表示窓11の左下方にはマイク用孔16が形成され、マイク用孔16の右方つまり表示窓11の下方には操作部14を構成する押釦17が左右方向に複数個(ここでは2個)列設されている。パネルケース10内において、スピーカ取付部13に対応する位置にはスピーカ18a(図2参照)が設けられ、マイク用孔16に対応する位置にはマイクロフォン18b(図2参照)が設けられ、スピーカ18aおよびマイクロフォン18bは、相手側装置50やインターホン親機A’との通話時に音声の入出力を行う音声入出力部18を構成する。
ここで、本実施形態の本体モジュールMは、壁面からの器体3の突出量を小さく抑え、且つ、一般に普及している埋込型の配線器具との外観上の統一感を出すとともに、取り付けに用いる部材の低コスト化を図るために、壁内に設置された埋込型の配線器具用の埋込ボックスSBを用いて壁に取り付けられる。埋込ボックスSBは、前面開口の箱状に形成されており、上下方向に対向する一対の内側面には、それぞれ本体モジュールMを埋込ボックスSBに固定する取付ねじ(図示せず)用のねじ孔21を有した器具固定突起22が複数個ずつ突設されている。壁面を構成する壁材Wにおいて埋込ボックスSBに対応する部分には矩形状の施工孔23が開設される。
本体モジュールMは、この施工孔23を通して前方から埋込ボックスSBに取り付けられるのであって、器体3が後部を埋込ボックスSB内に収納可能な形状および寸法に形成されている。また、本実施形態では、本体モジュールMの器体3は1連用の取付枠(図示せず)を2個まで取付可能な埋込ボックスSBに対応する大きさに形成されている。ここでいう1連用の取付枠とは、埋込型の配線器具用に規格化されている単位寸法の配線器具を幅方向(上下方向)に3個並べて取付可能な取付枠を意味しており、以下では、1連用の取付枠が左右方向に2個連接された寸法を「2連用」、3個連接された寸法を「3連用」と呼ぶ。すなわち、本実施形態の本体モジュールMは2連用の埋込ボックスSBに取付可能な寸法に設定される。
より具体的に説明すると、本体モジュールMのカバー2は、上下方向の各端面のそれぞれから互いに離れる向きに延設された一対の取付片24を連続一体に有する。一対の取付片24は、カバー2の左右方向の略全長にわたって形成される。各取付片24には、埋込型の配線器具を埋込ボックスSBに固定する際に用いられる取付枠と同様に、取付ねじを挿通するボックス用孔25がそれぞれ複数個(ここでは2個)ずつ形成されている。なお、各取付片24はカバー2の他の部位に比較して前方に突出している。
本体モジュールMと露出パネルPとのそれぞれには、互いに係合することで本体モジュールMに露出パネルPを装着する取付手段が設けられている。本体モジュールMにおいては、図1(a)に示すように下側の取付片24に設けた引掛孔27と、上側の取付片24に設けた取付孔26とが取付手段として設けられている。引掛孔27は左右方向に複数個並設されており、取付孔26は一方のボックス用孔25の両側に貫設されている。露出パネルPにおいては、図1(b)に示すように背面側の下端部であって各引掛孔27に対応する位置からそれぞれ突出し先端部が下方に延長されており、先端部が引掛孔27に挿入されることで引掛孔27に引っ掛かる鉤片29と、背面側の上端部であって各取付孔26に対応する位置にそれぞれ突設された取付突起30とが取付手段として設けられている。取付突起30の先端部には上方に突出する係合爪が設けられており、係合爪は取付突起30の基端部側ほど取付突起30からの突出量が大きくなるように上面が傾斜している。
この構成により、本体モジュールMの引掛孔27に露出パネルPの鉤片29を引っ掛けた状態で、引掛孔27を支点部として本体モジュールMの前面の下辺周りで露出パネルPを回転させるように露出パネルPの上端部を本体モジュールM側に押し付けて、露出パネルPの取付突起30を本体モジュールMの取付孔26に挿入し、係合爪を取付孔26に係合させれば、露出パネルPが本体モジュールMに装着されることとなる。
また、露出パネルPは前面が3連用の埋込ボックスSBに取付可能な配線器具と同等の大きさに形成され、上下方向の寸法が本体モジュールMよりやや大きく設定されている。したがって、露出パネルPは本体モジュールMの前面を覆う形で装着されることになる。
ここにおいて、情報通信装置Aの内部回路は、本体モジュールMと露出パネルPとに分割して設けられている。
すなわち、本体モジュールMは、図2に示すように電源端子部5に接続され内部回路に直流電源を供給するAC/DC電源部(電源回路)34と、情報の授受を行う情報口としての上流側端子部6および下流側端子部7に接続され音声信号や映像信号の入出力を行う信号処理部35とを有している。本実施形態では、信号線L1,L2に音声信号と映像信号とが多重化されて伝送されており、そのため信号処理部35には多重化された音声信号と映像信号とを分離する多重分離部が設けられている。AC/DC電源部34は電源スイッチSW(図3(a)参照)を具備しており、電源端子部5に電源線が接続されている状態では、電源スイッチSWのオン時に内部回路に給電し、電源スイッチSWのオフ時に内部回路への給電を停止する。電源スイッチSWは本体モジュールMの前面側に露出している。
一方、露出パネルPは、図2に示すように、音声入出力部18や映像表示部12や操作部14等、情報の入出力を行う手段(情報入力手段および情報出力手段)の他、映像表示部12に接続され映像信号を復調し映像表示部12に映像を表示させる全体制御部36を備えている。さらに露出パネルPは、AC/DC電源部34から供給される直流電源を受電する受電回路部37も備えている。受電回路部37は、全体制御部36に接続されており、AC/DC電源部34から受けた直流電源を所望の電圧に変換して全体制御部36に出力する。また、全体制御部36は音声入出力部18および操作部14にも接続されており、音声入出力部18での音声の入出力を可能にするとともに、操作部14からの操作入力を受け付けて内部回路の各部の動作を制御する。音声入出力部18は、全体制御部36とスピーカ18aとの間にスピーカ18aへの音声信号を増幅するスピーカアンプ18cを有し、全体制御部36とマイクロフォン18bとの間にマイクロフォン18bからの音声信号を増幅するマイクアンプ18dを有している。
露出パネルPは本体モジュールMを接続するためのパネル側コネクタCp1を有し、本体モジュールMはパネル側コネクタCp1に接続される本体側コネクタCm1を有し、パネル側コネクタCp1と本体側コネクタCm1とを互いに接続することにより、本体モジュールMと露出パネルPとが互いに電気的に接続され、露出パネルPにはAC/DC電源部34から直流電源が供給される。ここに、本体側コネクタCm1には本体モジュールM内で信号処理部35およびAC/DC電源部34が接続されており、パネル側コネクタCp1には露出パネルP内で全体制御部36および受電回路部37が接続されている。
本体側コネクタCm1は、本体モジュールMの器体3内の回路基板に実装されており、カバー2に設けた孔を通して本体モジュールMの前面側に露出する。パネル側コネクタCp1は本体モジュールMに露出パネルPを装着した状態で本体側コネクタCm1と突き合わされる位置に配設されており、本体モジュールMに露出パネルPを装着するだけで本体側コネクタCm1およびパネル側コネクタCp1が互いに接触することにより本体モジュールMと露出パネルPとの電気的接続が完了する。したがって、本体モジュールMに露出パネルPを装着する作業と本体モジュールMに露出パネルPを電気的に接続する作業とを別々に行う場合に比べて、作業性が向上する。
以上説明した構成によれば、情報通信装置Aは本体モジュールMと露出パネルPとに分割されているので、本体モジュールMを共通の仕様としておくことにより、露出パネルPのみの交換で情報通信装置Aの機能(たとえば映像表示部12の画面サイズなど)を容易に変更することが可能となる。
ところで、本実施形態の情報通信装置Aは、上流側装置を接続する上流側端子部6と下流側装置を接続する下流側端子部7とを具備し、1台のインターホン親機A’に対し直列に複数台接続できるように構成されている。ここで、各系統の終端となる情報通信装置Aにおいては、インピーダンス整合をとるため、図2に示すように上流側端子部6に終端回路38としてのインピーダンス素子(ここでは抵抗)を接続する必要がある。本実施形態では、終端回路38の接続・非接続を設定するための構成として、終端回路38を上流側端子部6に接続するか否かの切り替えを行う終端設定スイッチ39を有している。
終端設定スイッチ39は、本体モジュールMに設けられており、図1に示すように終端回路38と上流側端子部6との間に挿入され、終端回路38と上流側端子部6との間で開閉する接点を有したスライド式のディップスイッチからなる。図1の例では、上流側端子部6を構成する一対の端子間に終端設定スイッチ39および終端回路38の直列回路が接続される。要するに、使用者においては、情報通信装置Aが終端となる(つまり下流側端子部7に下流側装置が接続されていない)場合に、この情報通信装置Aの終端設定スイッチ39をオンすることにより上流側端子部6に終端回路38を接続してインピーダンス整合をとり、一方、情報通信装置Aが終端でない(つまり下流側端子部7に下流側装置が接続されている)場合、この情報通信端末Aの終端設定スイッチ39をオフすることにより上流側端子部6から終端回路38を切り離すことが可能である。
また、本実施形態では、1台のインターホン親機A’に対して接続された複数台の情報通信装置Aを通信に関し各別に識別可能とするために、各情報通信装置Aに個別の識別子(ID)を設定できる構成を採用している。具体的には、情報通信装置Aは、識別子を設定するための識別子設定スイッチ40を具備し、識別子設定スイッチ40で設定された識別子を自己の識別子として用いるように構成されている。
識別子設定スイッチ40は、露出パネルPに設けられており、複数種類の識別子の中から任意の識別子を択一的に選択できるように複数の接点を有したスライド式のディップスイッチからなる。この識別子設定スイッチ40は全体制御部36に接続されており、全体制御部36は、識別子設定スイッチ40の接点出力を受け、識別子設定スイッチ40にて選択された識別子を自己の識別子として認識する。要するに、使用者においては、情報通信装置Aの識別子設定スイッチ40を操作することにより、この情報通信装置Aの識別子を択一的に決定することが可能である。
ここにおいて、上述した終端設定スイッチ39および識別子設定スイッチ40のように、通信に関する通信設定を行うための設定スイッチは、図1に示すように本体モジュールMの前面と露出パネルPの背面との少なくとも一方に配設される。すなわち、本体モジュールMに設けられる終端設定スイッチ39は、図1(a)のように本体モジュールMの器体3の前面に配置されており、露出パネルPに設けられる識別子設定スイッチ40は、図1(b)のように露出パネルPのパネルケース10の背面に配置されている。
この構成によれば、露出パネルPを本体モジュールMから脱着することにより、本体モジュールMを壁に取り付けたままであっても、設定スイッチ(終端設定スイッチ39および識別子設定スイッチ40)の設定状況の目視による確認や設定スイッチの操作を行うことができる。要するに、本体モジュールMを壁から取り外すことなく、終端設定スイッチ39の設定状況(つまり終端回路38の接続状況)や識別子設定スイッチ40の設定状況(つまり設定されている識別子)を目視で確認することができ、また、終端回路38の接続・非接続の切り替えや識別子の変更が可能となる。
しかも、本体モジュールMに露出パネルPを装着した状態では、設定スイッチは外部に露出しないので、情報通信装置Aの設置後に、使用者が誤って設定スイッチを操作し終端回路38の接続状況や識別子を誤って変更してしまうことを防止することができ、さらに設定スイッチに塵埃が堆積することを防止できる。さらにまた、本体モジュールMの背面に設定スイッチを配置する構成に比較すると、設定スイッチが配置されている面(ここでは、本体モジュールMの前面および露出パネルPの背面)の面積が大きいので、設定スイッチを大型化して操作性を改良することや、設定スイッチで設定可能な項目を増やすことも可能である。
なお、インターホン親機A’は、上述したインターホン副親機としての情報通信装置Aと基本的な構成および機能が共通であって、終端回路38と終端設定スイッチ39と識別子設定スイッチ40とがない点、および上流側端子部6に代えて相手側装置50に接続された通信線L0が接続される信号端子部6’を有する点、下流側端子部7に代えてインターホン副親機(情報通信装置A)に接続された第1の信号線L1が接続される増設端子部7’を有する点が上記情報通信装置Aと相違する。
(実施形態2)
本実施形態の情報通信装置Aは、図4に示すように本体モジュールMの背面に終端設定スイッチ39を配設した点が実施形態1の情報通信装置Aと相違する。
本実施形態の構成によれば、終端設定スイッチ39に関しては、本体モジュールMを壁に取り付けた状態で設定状況の目視による確認や操作を行うことはできないものの、露出パネルPの背面に設けられている識別子設定スイッチ40に関しては、本体モジュールMを壁に取り付けたままの状態で設定状況の目視による確認や操作を行うことができる。なお、本体モジュールMの背面に設けた下流側端子部7に信号線L2を接続する際には本体モジュールMを壁から取り外す必要が生じるので、下流側端子部7に信号線L2を接続する際に併せて終端設定スイッチ40を操作するようにすればよい。
その他の構成および機能は実施形態1の情報通信装置Aと同様である。
(実施形態3)
本実施形態の情報通信装置Aは、図5に示すように終端設定スイッチ39を本体モジュールMではなく露出パネルPに設けた点が実施形態1の情報通信装置Aと相違する。
本実施形態では、終端設定スイッチ39に代えて終端回路38と上流側端子部6との間に挿入された接点ry1を具備するリレー装置を本体モジュールMに設け、露出パネルPに設けた終端設定スイッチ39の操作に応じて接点ry1が開閉する構成を採用する。具体的には、終端設定スイッチ39の接点出力は全体制御部36に入力されるとともに、本体モジュールMのリレー装置はパネル側コネクタCp1および本体側コネクタCm1を介して全体制御部36の出力を受けることで接点ry1を開閉するように構成されており、終端設定スイッチ39がオンされたときにリレー装置は全体制御部36の出力を受けて接点ry1をオンとする。
ところで、終端設定スイッチ39は、図6に示すように露出パネルPのパネルケース10の背面に識別子設定スイッチ40と並設される形で配置されている。したがって、露出パネルPを本体モジュールMから脱着することにより、本体モジュールMを壁に取り付けたままであっても、設定スイッチ(終端設定スイッチ39および識別子設定スイッチ40)の設定状況の目視による確認や設定スイッチの操作を行うことができる。しかも、本体モジュールMに露出パネルPを装着した状態では設定スイッチは外部に露出しないので、情報通信装置Aの設置後に、使用者が誤って設定スイッチを操作し終端回路38の接続状況や識別子を誤って変更してしまうことを防止することができる。
その他の構成および機能は実施形態1の情報通信装置Aと同様である。
(実施形態4)
本実施形態の情報通信装置Aは、図7に示すように識別子設定スイッチ40を露出パネルPではなく本体モジュールMに設けた点が実施形態1の情報通信装置Aと相違する。
本実施形態では、識別子設定スイッチ40は、本体モジュールM内で本体側コネクタCm1に接続されており、全体制御部36は、パネル側コネクタCp1および本体側コネクタCm1を介して識別子設定スイッチ40の接点出力を受け、識別子設定スイッチ40にて選択された識別子を自己の識別子として認識する。
ここで、識別子設定スイッチ40は、本体モジュールMの器体3の前面に終端設定スイッチ39と並設される形で配置される。したがって、露出パネルPを本体モジュールMから脱着することにより、本体モジュールMを壁に取り付けたままであっても、設定スイッチ(終端設定スイッチ39および識別子設定スイッチ40)の設定状況の目視による確認や設定スイッチの操作を行うことができる。しかも、本体モジュールMに露出パネルPを装着した状態では設定スイッチは外部に露出しないので、情報通信装置Aの設置後に、使用者が誤って設定スイッチを操作し終端回路38の接続状況や識別子を誤って変更してしまうことを防止することができる。
その他の構成および機能は実施形態1の情報通信装置Aと同様である。
ところで、上記各実施形態では、本体モジュールMを埋込型とした情報通信装置Aについて説明したが、本体モジュールMは埋込型に限るものではなく、図8に示すように壁面に背面を対向させる形で壁に固定される露出型の本体モジュールMを備えた情報通信装置Aに本発明を適用してもよい。
また、上記各実施形態では、インターホン副親機としての情報通信装置Aに本発明を適用する例を示したが、この例に限るものではなく、たとえば太陽光発電の発電量等の情報を監視して表示する装置など、種々の情報通信装置に本発明を適用することができる。
本発明の実施形態1の構成を示し、(a)は本体モジュールの斜視図、(b)は露出パネルの斜視図である。 同上の情報通信装置を用いたインターホンシステムの概略システム構成図である。 同上の構成を示し、(a)は分解斜視図、(b)は壁に取り付けた状態の斜視図である。 本発明の実施形態2に係る本体モジュールの斜視図である。 同上の情報通信装置を用いたインターホンシステムの概略システム構成図である。 本発明の実施形態3に係る露出パネルの斜視図である。 本発明の実施形態4の情報通信装置を用いたインターホンシステムの概略システム構成図である。 同上の他の構成例を示し、(a)は前面側から見た斜視図、(b)は背面側から見た斜視図である。 従来例を示し、(a)は正面図、(b)は背面図である。
符号の説明
6 上流側端子部
7 下流側端子部
34 AC/DC電源部(電源回路)
38 終端回路
39 終端設定スイッチ(設定スイッチ)
40 識別子設定スイッチ(設定スイッチ)
A 情報通信装置
L1 第1の信号線
L2 第2の信号線
M 本体モジュール
P 露出パネル

Claims (3)

  1. 電源回路および情報の授受を行う情報口を具備し壁に固定される本体モジュールと、本体モジュールの前面側に着脱可能に覆着され、前記電源回路から電力供給を受ける情報入力手段および情報出力手段の少なくとも一方を具備する露出パネルとを備え、露出パネルの背面には、ディップスイッチからなり通信設定を行うための設定スイッチが配設されていることを特徴とする情報通信装置。
  2. 上流側装置との間の第1の信号線が接続される上流側端子部と、下流側装置との間の第2の信号線が接続される下流側端子部とが設けられ、前記設定スイッチは、自己を識別可能とするための識別子の設定を行う識別子設定スイッチを有することを特徴とする請求項1記載の情報通信装置。
  3. 上流側装置との間の第1の信号線が接続される上流側端子部と、下流側装置との間の第2の信号線が接続される下流側端子部と、下流側端子部に下流側装置が接続されていないときにインピーダンス整合をとるための終端回路とが設けられ、前記設定スイッチは、終端回路を上流側端子部に接続するか否かの切り替えを行う終端設定スイッチを有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報通信装置。
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