JP6399421B2 - インターホン装置およびインターホンシステム - Google Patents

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Description

本発明は、子器との通話機能を有するインターホン装置およびインターホンシステムに関する。
従来から、屋内に設置され、玄関などの屋外に設置された子器(ドアホン子器)との相互接続により全体としてインターホンシステムを構築するインターホン装置(モニターテレビ)が提供されている(たとえば特許文献1参照)。特許文献1に記載のインターホン装置は、ホームテレホンと接続されることでそのハンドセットを用いて子器と通話可能となる。
この種のインターホン装置においては、各種の機能を必要に応じて備えていることが望ましい。特許文献1に記載のインターホン装置は、子器が備えるカメラから映像が転送されてその表示画面に表示するので、たとえば映像信号の指定処理をズーム処理するズーム処理回路などが機能拡張回路として、共通部分に接続付加されるように構成されている。そのため、機能拡張回路として所望する処理回路を選択することにより、所望する態様のインターホン装置を構成できる。
特開平5−236478号公報
ところで、インターホン装置としては、別室に設置された副親機や電気錠などの増設機器を接続し、たとえば副親機−子器間での通話や電気錠の施解錠など、増設機器に関連した機能を有する装置も提供されている。このような増設機器に関連した機能を実現するには、インターホン装置に、増設機器を接続するためのインタフェースが必要である。
しかし、特許文献1に記載のインターホン装置は、他装置(子器およびホームテレホン)を接続するためのインタフェースが機能拡張回路ではなく共通部分として設けられている。そのため、増設機器を接続するためのインタフェースがないインターホン装置を導入したユーザにおいては、後から増設機器を接続しようとする場合、インターホン装置そのものを増設機器が接続可能なインターホン装置と交換しなければならない。また、様々な増設機器に対応するためには、インタフェースの種類も多様になるので、メーカにおいては多品種のインターホン装置を設計、製造する必要がある。
本発明は上記事由に鑑みて為されており、後からでも必要に応じて増設機器を接続でき、且つ多様な増設機器に対応することができるインターホン装置およびインターホンシステムを提供することを目的とする。
本発明のインターホン装置は、子器に電気的に接続される子器端子を具備し当該子器との通話機能を単体で実現する基本モジュールを筐体内に備え、前記筐体内には、前記子器以外の増設機器に電気的に接続される増設端子を具備する拡張モジュールを収納する拡張スペースと、前記拡張モジュールを前記基本モジュールに電気的に接続する拡張端子とが設けられており、前記筐体は、開口面を有する箱状の第1筐体と、前記第1筐体の前記開口面を覆う第2筐体と、前記拡張スペースに前記拡張モジュールを固定する固定部とを有していることを特徴とする。
このインターホン装置において、前記基本モジュールは、前記子器端子を含む外部接続端子を具備しており、前記固定部に前記拡張モジュールが固定された状態で、前記外部接続端子の少なくとも一部が前記拡張モジュールの前記増設端子と一列に並ぶことがより望ましい。
本発明の他の態様に係るインターホン装置は、子器に電気的に接続される子器端子を具備し当該子器との通話機能を単体で実現する基本モジュールを筐体内に備え、前記筐体内には、前記子器以外の増設機器に電気的に接続される増設端子を具備する拡張モジュールを収納する拡張スペースと、前記拡張モジュールを前記基本モジュールに電気的に接続する拡張端子とが設けられており、前記筐体は、開口面を有する箱状の第1筐体と、前記第1筐体の前記開口面を覆う第2筐体とを有し、前記拡張端子は、前記子器との間で伝送される伝送信号を通す信号線と、電力を伝達する電源線との少なくとも一方に挿入されており、前記基本モジュールは、前記信号線と前記電源線との少なくとも一方において前記拡張端子にて遮断された線間をジャンパ部で接続する状態と遮断する状態とを切り替える経路切替部を有する。
このインターホン装置において、前記筐体は、前記拡張スペースに前記拡張モジュールを固定する固定部を有することが望ましい。
このインターホン装置において、前記基本モジュールは、前記子器端子を含む外部接続端子を具備しており、前記固定部に前記拡張モジュールが固定された状態で、前記外部接続端子の少なくとも一部が前記拡張モジュールの前記増設端子と一列に並ぶことがより望ましい。
このインターホン装置において、前記ジャンパ部は、リード線であることがより望ましい。
このインターホン装置において、前記ジャンパ部は、着脱可能な導体部品であることがより望ましい。
このインターホン装置において、前記ジャンパ部は、スイッチであることがより望ましい。
このインターホン装置において、前記拡張スペースは、前記筐体内において、前記基本モジュールに接続されるケーブルを通すための通線スペースと重ならない位置に設けられていることがより望ましい。
本発明の一態様に係るインターホンシステムは、前記インターホン装置と、前記子器端子に電気的に接続される前記子器とを備える。
本発明は、増設機器に電気的に接続される増設端子を具備する拡張モジュールを収納する拡張スペースと、拡張モジュールを基本モジュールに電気的に接続する拡張端子とが筐体内に設けられている。したがって、後からでも必要に応じて増設機器を接続でき、且つ多様な増設機器に対応することができるという利点がある。
実施形態に係るインターホン装置を用いたインターホンシステムの構成を示すブロック図である。 実施形態に係るインターホン装置の構成を示し、(a)は背面側から見た斜視図、(b)は(a)のA−A断面図である。 実施形態に係るインターホン装置を用いたインターホンシステムの要部を示すブロック図である。 実施形態に係るインターホン装置に用いられるジャンパ部の一例を示す斜視図である。
本実施形態のインターホン装置1は、図1に示すように、宅外に設置された子器21,22に電気的に接続されており、子器21,22との通話機能を有している。本実施形態では、集合住宅の各住戸に設置されるインターホン装置1を例としており、子器21は住戸ごとに設置されたドアホンであり、子器22は集合住宅の共用ロビーに設置されたロビーインターホンである。以下では子器21,22の各々をとくに区別しないときにはまとめて「子器2」という。
インターホン装置1は、宅内(各住戸内)におけるキッチン、リビング等の壁に設置される筐体10(図2参照)を備え、この筐体10内に、少なくとも子器2との通話機能を有した基本モジュール11を備えている。インターホン装置1は、子器2と共にインターホンシステムを構築する。
基本モジュール11は、子器2に電気的に接続される子器端子111と、音声データの処理に用いられる第1処理回路112と、スピーカ(図示せず)およびマイクロホン(図示せず)を含む音声入出力部113とを具備している。また、基本モジュール11は、各部の動作を統括的に制御する制御部114と、電源回路(図示せず)とを有している。子器端子111は、ドアホンからなる子器21を接続するためのドアホン端子と、ロビーインターホンのように共用スペースに設置されている子器22と接続するための幹線端子とが別々に設けられている。なお、基本モジュール11には、管理事務室に設置されている管理装置(図示せず)を接続するための端子が設けられていてもよい。
これにより、インターホン装置1は、子器2の呼出釦(図示せず)が操作されて子器2からの呼出信号を受信すると、音声入出力部113から呼出音を出力させる。この状態で、インターホン装置1は、図示しない通話釦が操作されると、音声入出力部113をユーザインタフェースとして子器2との間で通話可能な状態になり、通話釦が再度操作されると通話を終了する。
さらに、ここでは子器2に来訪者等を撮影するカメラ(図示せず)が備わっており、インターホン装置1は、子器2のカメラで撮像された映像を表示する機能を有している。つまり、基本モジュール11は、映像データ処理に用いられる第2処理回路115と、液晶ディスプレイ(図示せず)を含む映像表示部116とをさらに具備している。これにより、インターホン装置1は、子器2からの呼出信号を受信すると、子器2から映像信号を受けて、カメラで撮像された映像を映像表示部116にて表示する。映像表示部116は、子器2との通話が終了するまで継続的に映像を表示する。
ところで、本実施形態のインターホン装置1は、宅内の別室に設置された副親機や電気錠や各種アダプタなど、子器2以外の増設機器3と接続されることにより、たとえば副親機−子器2間での通話や電気錠の施解錠など、増設機器3に関連した機能を実現する。なお、増設機器3は、インターホン装置1および子器2と共にインターホンシステムを構築する。
ただし、このインターホン装置1は、基本モジュール11としては、このような増設機器3を接続するためのインタフェースを有しておらず、そのままでは増設機器3を接続することができない。そこで、本実施形態のインターホン装置1にあっては、増設機器3と電気的に接続される拡張モジュール4を、基本モジュール11に対して着脱可能に接続できるように構成されている。
すなわち、このインターホン装置1においては、拡張モジュール4を収納する拡張スペース12(図2参照)と、拡張モジュール4を基本モジュール11に電気的に接続する拡張端子13とが筐体10内に設けられている。拡張端子13は、本実施形態では拡張モジュール4を着脱可能に接続する差込み式のコネクタ端子である。ここで、拡張モジュール4はインターホン装置1とは別体であって、必要に応じてインターホン装置1の筐体10内に収納され、拡張端子13に接続されることにより基本モジュール11に対して電気的に接続される。なお、図1および2においては、拡張モジュール4が装着された状態のインターホン装置1を表している。
拡張モジュール4は、図1に示すように、増設機器3に電気的に接続される増設端子41と、リレーからなる切替器42とを具備している。増設端子41は、増設機器3に繋がるケーブル(信号線および電源線)を接続するためのインタフェースを構成しており、ここでは差込み式のコネクタ端子とするが、たとえば端子ねじ(図示せず)を具備するねじ式端子であってもよい。また詳しくは後述するが、切替器42は、増設端子41に接続された増設機器3を経由するように信号線や電源線の経路を切り替える。拡張モジュール4は、切替器42の制御のほか、基本モジュール11と増設機器3との間で信号変換などの処理を行ってもよい。
拡張モジュール4は、対応する増設機器3が異なる複数種類の中から選択可能であって、拡張スペース12および拡張端子13はこれら複数種類の拡張モジュール4に共用される。つまり、複数種類の拡張モジュール4においては、拡張スペース12に収まるサイズであること、並びに拡張端子13に接続可能なコネクタ形状であることを共通の仕様としている。これにより、インターホン装置1は1種類でありながらも、装着する拡張モジュール4を変更することにより、様々な増設機器3に対応することができる。
また、インターホン装置1は、筐体10内に拡張モジュール4を複数収納可能なサイズの拡張スペース12を有し、且つ拡張端子13を複数有していてもよい。この場合、インターホン装置1には、複数種類の拡張モジュール4を同時に付加することができ、これにより複数種類の増設機器3に対応可能となる。
上述した構成によれば、インターホン装置1は、拡張モジュール4を付加するか否かによって、増設機器3を接続するためのインタフェースの有無を変更することが可能である。したがって、増設機器3を導入しないユーザは、拡張モジュール4が付加されていない状態のインターホン装置1を導入すればよい。また、インターホン装置1は、その筐体10内の拡張スペース12に拡張モジュール4を収納し、且つ拡張端子13に拡張モジュール4を接続することで、増設機器3を接続可能となる。そのため、インターホン装置1は、別室に設置された副親機や電気錠や各種アダプタ(ネットアダプタ等)などの増設機器3が接続されることにより、これらの増設機器3に関連した機能を実現できるようになる。
以下、本実施形態のインターホン装置1の具体的な構成について図2および3を参照して説明する。
筐体10は、背面開口の薄箱状に形成された第1筐体101と、第1筐体101の開口面を覆う第2筐体(図示せず)とを有し、その内部には、上述した基本モジュール11の構成部品を実装した第1基板14および第2基板(図示せず)を収納している。つまり、基本モジュール11の構成部品は、第1基板14と第2基板との2枚の基板に分かれて設けられている。第1基板14は第1筐体101に取り付けられ、第2基板は第2筐体に取り付けられる。ここで、基本モジュール11のうち子器端子111を含む外部接続端子15は、第1基板14の背面に設けられており、第2筐体には、これら外部接続端子15に接続されたケーブル16を引き出すための通線孔(図示せず)が開口している。なお、第1筐体101には、基本モジュール11のスピーカおよびマイクロホン、通話釦、液晶ディスプレイ等が設けられるが、図2では図示を省略する。
第1基板14は、その板面が第1筐体101の開口面に比べて小さく、拡張モジュール4を収納するための拡張スペース12を空けて第1筐体101内に配置される。つまり、第1筐体101内において第1基板14が設けられていない空きスペースが、拡張スペース12を構成する。図2(a)の例では、第1基板14は第1筐体101内における下方寄りの位置に配置され、拡張スペース12は第1基板14の上方に設けられている。なお、図示しない第2基板もまた、拡張モジュール4と干渉しないように拡張スペース12を避けた位置に配置される。
ここで、拡張モジュール4は、一枚の基板(拡張基板)からなり、第1筐体101内において第1基板14と並ぶように拡張スペース12に配置される。筐体10は、第1筐体101の拡張スペース12に、拡張モジュール4を固定する固定部(図示せず)を有している。固定部は、たとえばねじ受けからなり、取付ねじ(図示せず)を用いて拡張モジュール4を定位置に固定する。あるいは、固定部は、拡張モジュール4が嵌め込まれる凹部であってもよく、この場合、凹部の内壁には拡張モジュール4の外れ止めとなる爪(図示せず)が設けられることが望ましい。
このように、拡張モジュール4は、固定部に固定されることにより筐体10内での位置が定まり、拡張端子13への結線も容易になる。また、拡張モジュール4が取付ねじあるいは嵌め込み式で固定部に固定される構成では、拡張モジュール4を固定するための新規の治具を必要とせず、施工者は、拡張モジュール4を容易に取り付けることができる。
また、拡張モジュール4は、第1基板14と第2基板との両方に対して、リード線を用いて電気的に接続される。つまり、第1基板14と第2基板との両方に拡張端子13(図2では第1基板14側のみ図示する)が設けられ、拡張モジュール4に接続されたリード線が拡張端子13に接続されることによって、拡張モジュール4は基本モジュール11と電気的に接続される。
さらにまた、拡張モジュール4は、固定部に固定された状態で、増設端子41が基本モジュール11の第1基板14に設けられている外部接続端子15の少なくとも一部と一列に並ぶように位置決めされる。図2(a)の例では、計8個の外部接続端子15が上下方向に沿って4個ずつ並ぶように2列に分かれて配置されており、増設端子41は、そのうちの一列(図中左側の列)の外部接続端子15と同一直線上に配置されている。このような配置により、施工者は、増設端子41の位置を把握し易くなり、外部接続端子15および増設端子41へのケーブル16の誤結線の可能性が低くなり、結線後の確認も容易になる。
なお、第2筐体には、外部接続端子15および増設端子41を筐体10背面に露出させるための端子孔(図示せず)が設けられていてもよい。この場合において、増設端子41用の端子孔は、もともと開いていてもよいし、必要に応じて開くことができるノックアウト孔であってもよい。
拡張スペース12は、筐体10内において、基本モジュール11に接続されるケーブル16や各種のリード線を通すための通線スペースと重ならない位置に設けられている。図2の例では、2列に分かれた外部接続端子15の間の空間並びに同空間を上方に延長した空間が通線スペースとなっており、拡張スペース12は、通線スペースを避けるように形成されている。そのため、拡張モジュール4の着脱に際して、施工者は、基本モジュール11からケーブル16やリード線を外す必要がなく、通線状態のまま拡張モジュール4を着脱できるので、配線し直す手間が掛からず、誤結線が減って施工性が向上する。
また、本実施形態においては、拡張端子13は、図3に示すように子器2との間で伝送される伝送信号を通す信号線17に挿入されている。インターホン装置1の基本モジュール11は、信号線17において拡張端子13にて遮断された線間をジャンパ部18で接続する状態と遮断する状態とを切り替える経路切替部19を有している。つまり、経路切替部19は、信号線17の一部に拡張端子13と並列に挿入されており、拡張端子13の両端間をジャンパ部18でバイパスする状態と遮断する状態とを切り替える。なお、経路切替部19および拡張端子13が挿入されるのは信号線17に限らず、電力を伝達する電力線、あるいは信号線17と電力線との両方であってもよい。
具体的に説明すると、拡張モジュール4は、拡張端子13の両端間に切替器42を介して接続された迂回路44を有しており、基本モジュール11に付加(接続)された際に迂回路44が拡張端子13の両端間に接続されるように切替器42を切り替える。迂回路44は、増設端子41に対し切替器42を介して接続されており、基本モジュール11に拡張モジュール4が付加(接続)された際に迂回路44が増設端子41に接続されるように切替器42を切り替える。
経路切替部19は、基本モジュール11に拡張モジュール4が付加(接続)されていないときには、信号線17を通過する信号をジャンパ部18に通すことにより、信号線17における拡張端子13の両端間をバイパスする。一方、基本モジュール11に拡張モジュール4が付加(接続)された際には、経路切替部19は、ジャンパ部18が遮断されることにより、信号線17を通過する信号を拡張端子13経由で拡張モジュール4の迂回路44に通すように迂回させる。このように、経路切替部19は、拡張モジュール4が付加されているか否かによって、信号線17の経路の切り替えを行う。
したがって、基本モジュール11に拡張モジュール4が付加された状態では、増設端子41に接続されている増設機器3は、拡張モジュール4を介して信号線17に接続されることになる。その結果、インターホン装置1−増設機器3間で信号の授受が可能となり、インターホン装置1−増設機器3間での通話や映像データの伝送、子器2−増設機器3間での通話や映像データの伝送などが可能になる。要するに、増設機器3がインターホン装置1と別室に設置された副親機であれば、インターホン装置1−副親機間での内線通話や、子器2−副親機間での通話や子器2のカメラで撮像された映像を副親機で表示することなどが可能になる。
ここで、経路切替部19のジャンパ部18は、一例としてリード線からなる。この場合、経路切替部19は、ジャンパ部18としてのリード線が切断されることにより、ジャンパ部18が遮断されて経路が切り替わる。したがって、施工者は、リード線を切断するだけで容易に信号線17の経路を切り替えることができる。また、ジャンパ部18がリード線からなる場合、ジャンパ部18は、絶縁被覆の色と線径との少なくとも一方によって、他のリード線(ハーネスを含む)と区別されていることが望ましい。これにより、ジャンパ部18以外のリード線が誤って切断されることを予防できる。
さらに、ジャンパ部18としてのリード線は、筐体10内において異なる基板間を接続するハーネスの一部であってもよい。この場合、インターホン装置1単体としても必要なハーネスの一部がジャンパ部18を兼用しているので、ハーネスと別にジャンパ部18として専用のリード線を設ける場合に比べて、構成の簡略化を図ることができる。
また、経路切替部19のジャンパ部18は、図4に示すように着脱可能な導体部品であってもよい。図4の例では、ジャンパ部18はジャンパピンからなり、基本モジュール11の基板(第1基板14または第2基板)に実装されるピン受け部181に対して着脱可能に装着される。このジャンパ部18は、ピン受け部181に装着された状態で、遮断されている信号線17間を接続する。この構成によれば、施工者は、ジャンパ部18を取り外すだけで容易に信号線17の経路を切り替えることができ、ジャンパ部18を取り付ければ信号線17の経路を元に戻すこともできる。
また、他の例として、経路切替部19のジャンパ部18はスイッチであってもよい。この構成によれば、施工者は、スイッチのオン、オフ切り替えによって容易に信号線17の経路を切り替えることができ、信号線17の経路を元に戻すこともできる。さらに、施工者は、ジャンパピンを用いる場合とは異なりジャンパ部18を紛失することもない。
以上説明した本実施形態のインターホン装置1によれば、後からでも必要に応じて増設機器3を接続でき、且つ多様な増設機器3に対応することができるという利点がある。
すなわち、このインターホン装置1は、拡張モジュール4を付加するか否かによって、増設機器3用のインタフェースの有無を変更できる。したがって、ユーザは、拡張モジュール4が付加されていない状態のインターホン装置1を導入しておくことで、後から増設機器を接続しようとする場合、必要に応じて拡張モジュール4を付加すればよいので、インターホン装置1そのものを交換する必要がない。このように、拡張モジュール4が後付け可能であることから、本実施形態のインターホン装置1は拡張性に優れる。また、拡張モジュール4は筐体10内に収納されるので、拡張モジュール4が取り付けられてもインターホン装置1の外観は損なわれない。
しかも、インターホン装置1は1種類でありながらも、複数種類の拡張モジュール4を選択的に付加することにより、様々な増設機器3に対応することができる。そのため、メーカにおいては、様々な増設機器3に対応するために多品種のインターホン装置1を設計、製造する場合に比べて、製造コストを低く抑えることができる。ユーザにとっては、複数種類の拡張モジュール4の中から所望の拡張モジュールを選択できることで、機能拡張の幅が広がり、利便性が向上する。
また、インターホン装置1は経路切替部19を有するので、はんだ付けなどの作業を伴うことなく、通線したままの状態で拡張モジュール4を接続可能である。そのため、施工者は、インターホンシステムの運用開始後であっても、インターホン装置1に対して拡張モジュール4を容易に付加できる。
なお、増設機器3として用いられる副親機は、上述したインターホン装置1と共通の構成を採用していてもよい。つまり、インターホン装置1は、特定の拡張モジュール4が付加されることにより、増設端子41に接続可能な増設機器(副親機)3として機能する。
また、インターホン装置1は、上述のような集合住宅に限らず、たとえば戸建て住宅や事務所などに用いられてもよい。
1 インターホン装置
2 子器
3 増設機器
4 拡張モジュール
10 筐体
11 基本モジュール
12 拡張スペース
13 拡張端子
15 外部接続端子
17 信号線
18 ジャンパ部
19 経路切替部
41 増設端子
111 子器端子

Claims (8)

  1. 子器に電気的に接続される子器端子を具備し当該子器との通話機能を単体で実現する基本モジュールを筐体内に備え、
    前記筐体内には、前記子器以外の増設機器に電気的に接続される増設端子を具備する拡張モジュールを収納する拡張スペースと、前記拡張モジュールを前記基本モジュールに電気的に接続する拡張端子とが設けられており、
    前記筐体は、開口面を有する箱状の第1筐体と、前記第1筐体の前記開口面を覆う第2筐体と、前記拡張スペースに前記拡張モジュールを固定する固定部とを有していることを特徴とするインターホン装置。
  2. 前記基本モジュールは、前記子器端子を含む外部接続端子を具備しており、前記固定部に前記拡張モジュールが固定された状態で、前記外部接続端子の少なくとも一部が前記拡張モジュールの前記増設端子と一列に並ぶことを特徴とする請求項1に記載のインターホン装置。
  3. 子器に電気的に接続される子器端子を具備し当該子器との通話機能を単体で実現する基本モジュールを筐体内に備え、
    前記筐体内には、前記子器以外の増設機器に電気的に接続される増設端子を具備する拡張モジュールを収納する拡張スペースと、前記拡張モジュールを前記基本モジュールに電気的に接続する拡張端子とが設けられており、
    前記筐体は、開口面を有する箱状の第1筐体と、前記第1筐体の前記開口面を覆う第2筐体とを有し、
    前記拡張端子は、前記子器との間で伝送される伝送信号を通す信号線と、電力を伝達する電源線との少なくとも一方に挿入されており、前記基本モジュールは、前記信号線と前記電源線との少なくとも一方において前記拡張端子にて遮断された線間をジャンパ部で接続する状態と遮断する状態とを切り替える経路切替部を有することを特徴とするインターホン装置。
  4. 前記ジャンパ部は、リード線であることを特徴とする請求項3に記載のインターホン装置。
  5. 前記ジャンパ部は、着脱可能な導体部品であることを特徴とする請求項3に記載のインターホン装置。
  6. 前記ジャンパ部は、スイッチであることを特徴とする請求項3に記載のインターホン装置。
  7. 前記拡張スペースは、前記筐体内において、前記基本モジュールに接続されるケーブルを通すための通線スペースと重ならない位置に設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のインターホン装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のインターホン装置と、前記子器端子に電気的に接続される前記子器とを備えるインターホンシステム。
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