JP5316468B2 - リアクトル構造 - Google Patents
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たとえば特許文献1の実施例7のような構成では、リアクトル本体とアルミ製のケースとがアルミ製の孔付部材を介してボルト締結されているため、リアクトル本体とケースとが金属製の部材のみを介して固定されることになり、コアの振動が減衰しないままケースに伝播しやすい。
絶縁樹脂の延出部は、中空部に延び、ケースの突起に固定されてもよい。この構成は、固定箇所をリアクトル本体の重心に近い位置とする。
絶縁樹脂には複数の延出部が形成されてもよい。
延出部には、螺合部材と螺合する螺合カラー部材が取り付けられてもよい。
螺合部材は金属製であってもよい。
延出部はコイルの径方向に延びてもよい。
実施の形態1.
図1および図2は、この発明の実施の形態1に係るリアクトル構造100の構成を示す。図1はリアクトル構造100の上面図であり、図2は図1のII−II線に沿った変位断面図である。
リアクトル本体20は、周知のリアクトルとしての構成を有する。すなわち、導電体の巻線からなるコイル21の周囲に、磁性体を含むコア22が配置される。また、コイル21とコア22との間には、これらを互いに絶縁するための構造として、絶縁性の樹脂からなるコイル絶縁モールド23が形成される。
なお、図2では中央突起10aは中空部20aの下端を通って中空部20aの内側に延び、中空部20aの上端まで延びているが、これは中空部20aの内側に向かって延びるものであれば上端を通過してさらに上方に延びるものであってもよく、また上端に達しないものであってもよい。
図3および図4は、コイル絶縁モールド23およびアーム24の形状を示す図である。図3は斜視図を、図4は上面図すなわち図1と同一の方向から見た図を示す。
コイル絶縁モールド23には3本のアーム24が設けられる。実施の形態1では、アーム24は、コイル絶縁モールド23の上端において、周方向に3本が等間隔(すなわち120°間隔)で配置され、コイル絶縁モールド23の外周からさらに外側に向かって水平に、放射状に延びる。ただし、アーム24の構成は、コイル絶縁モールド23から外部に向かって延びる延出部として形成されるものであれば図示のものに限らない。たとえば図示の形状でなくともよく、アームの数は2本以下または4本以上であってもよく、等間隔でなくともよい。
なお、リアクトル本体20は中空部20aを有するので、コア22の「外部」とは径方向外側の空間のみならず径方向内側の空間をも含む。すなわち、アームは中空部20aに延びるものであってもよいが、これについては後述の実施の形態2において説明する。
ここで、図1および図2に示すように、アーム24はコア22の外部にまで延びる。すなわち、コイル絶縁モールド23と一体に成型される樹脂部材が、コア22の外部に突出し、リアクトル本体20をアルミケース10に固定するための構造として機能することになる。
また、コイル絶縁モールド23には複数(3本)のアーム24が形成され、複数のアーム24はコア22の径方向外側に延びている。したがって、リアクトル本体20はアルミケース10に対し、複数箇所で安定して固定することができる。
図5は、実施の形態1の変形例に係るアームの構成を示す斜視図である。コイル絶縁モールド123が図3のコイル絶縁モールド23に対応する。アーム124はコイル絶縁モールド123の軸方向上端ではなく、中間位置(この例ではやや下寄り)に形成される。アーム124にはそれぞれ実施の形態1と同様にカラー25が取り付けられる。このような構成によっても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
なお、この場合、アルミケースのケース側壁は、アーム124の位置と整合する形状(たとえば図1よりもケース側壁の上端が低い形状)に形成される。
実施の形態1では、延出部としてのアーム24がコア22の径方向外側に延びていた。実施の形態2は、アームがコアの径方向内側に向かって、すなわちリアクトル本体の中空部に向かって延びる構成とするものである。
図6および図7は、この発明の実施の形態2に係るリアクトル構造200の構成を示す。図6はリアクトル構造200の上面図であり、図7は図6のVII−VII線に沿った変位断面図である。また、図8は、実施の形態2に係るコイル絶縁モールド223およびアーム224の形状を示す上面図である。
以下、実施の形態1との相違点を説明する。
なお、ケース側壁210bにはボルト孔を形成する必要がないので、ケース側壁210bは実施の形態1(図2)のケース側壁10bよりも薄くすることができる。
また、ボルト40が外周でなく中央に配置されるので、ケース側壁210bを薄くすることができ、リアクトル構造200全体の体格を小さくすることができる。
さらに、ボルト40がリアクトル本体20の重心により近い位置に配置されるので、少ない数のボルト40(この例では1本のみ)で効率的にリアクトル本体20を固定することができる。
実施の形態1では、中央突起10aが形成されていたが、中央突起はなくてもよい。
実施の形態1,2では、中央突起10a,210aがアルミケース10,210に一体成型されていたが、中央突起10a,210aはアルミケース10,210と別体であってもよい。
Claims (7)
- リアクトル本体であって、コイルと、前記コイルの周囲に形成されたコアと、前記コイルおよび前記コアを互いに絶縁する絶縁樹脂とを含むリアクトル本体と、
前記リアクトル本体を収容する金属製のケースと、
前記リアクトル本体および前記ケースの間に形成されるポッティング樹脂と
を含み、
前記絶縁樹脂には、前記コアの外部に延びる延出部が一体に形成され、
前記延出部が螺合部材によって前記ケースに固定される、リアクトル構造。 - 前記リアクトル本体は、少なくとも一部が開口した中空部を有し、
前記ケースには、前記ケースから前記中空部の内側に向けて延びる突起が一体に形成される、請求項1に記載のリアクトル構造。 - 前記絶縁樹脂の前記延出部は、前記中空部に延び、前記ケースの前記突起に固定される、請求項2に記載のリアクトル構造。
- 前記絶縁樹脂には複数の前記延出部が形成される、請求項1〜3のいずれか一項に記載のリアクトル構造。
- 前記延出部には、前記螺合部材と螺合する螺合カラー部材が取り付けられる、請求項1〜4のいずれか一項に記載のリアクトル構造。
- 前記螺合部材は金属製である、請求項1〜5のいずれか一項に記載のリアクトル構造。
- 前記延出部は前記コイルの径方向に延びる、請求項1〜6のいずれか一項に記載のリアクトル構造。
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