JP6156206B2 - 電力変換装置及び電動モータ - Google Patents
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Description
この基板内蔵用筐体は、断面がコ字状の凹形状からなる2つの筐体部品を各々の開口部側が互いに向かい合うように連結して形成された筐体内に、複数の配線基板をその板厚方向に所定の間隔を置いて収納した構造になっている。そして、各配線基板は、その周縁部が筐体の側壁部から筐体内側に突出する取付座に固定されている。そして、各配線基板には、その厚さ方向において互いに反対側に位置する第1及び第2の実装面の各々に、発熱する電子部品が実装されている。そして、電子部品から放出される熱は、自然対流により筐体に伝達され、筐体から外部に放散されるようになっている。
すなわち、特許文献2に開示の基板内蔵用筐体では、筐体の側壁部からその内側に突出する取付座(支持体)に配線基板の周縁部を固定しているため、配線基板の厚さ方向において互いに反対側に位置する第1及び第2の実装面側にそれぞれ空間領域が存在する。
ここで、配線基板の第1及び第2の実装面の各々が重力の方向において互いに反対側に位置する場合、重力の方向に対して第1の実装面を下面とし、第2の実装面を上面としたとき、配線基板の下面(第1の実装面)に実装された電子部品の発熱による熱気は、配線基板の下面の表面付近に溜まる。
しかしながら、配線基板の中央部の熱気は、配線基板と筐体の側壁部との間の隙間部までの距離が遠いため、活発な自然対流は望めない。
そこで、本発明者は、配線基板を支持する支持体に着目し、本発明をなした。
本発明の目的は、熱に対する信頼性の高い電力変換装置及びそれを備えた電動モータを提供することにある。
また、この本発明の一態様に係る電力変換装置において、前記第2の支持体は、前記配線基板側の一端側に前記貫通孔に挿入される挿入部を有し、前記挿入部は、段部と、前記段部から突出する突起片とで構成されていることが好ましい。
更に、本発明の一態様に係る電動モータは、上述の何れかの電力変換装置を備えていることを特徴としている。
図1乃至図3に示すように、本実施形態に係る電動モータ1は、モータ部10aとインバータ部10bとを備えたインバータ一体型電動モータである。
インバータ部10bには、電力変換装置としてのインバータ20が搭載されている。インバータ20は、電力を直流から交流に変換してモータ部10aに供給する電力変換回路を備えている。また、インバータ20は、モータ部10aのシャフト14の回転数及びトルクなどの運転を制御する制御回路も備えている。
インバータ筐体21の収納部22は、配線基板23を収納することにより、配線基板23を境にして配線基板23の第1の実装面23x側の第1の空間領域22aと、配線基板23の第2の実装面23y側の第2の空間領域22bとに区分けされる。第1の空間領域22aは、主に、インバータ筐体21の底部21a及び側壁部21bと、配線基板23とで周囲を囲まれている。第2の空間領域22bは、インバータ筐体21がモータ筐体11に直列に連結されているので、主に、インバータ筐体21の側壁部21bと、配線基板23と、モータ筐体11とで周囲を囲まれている。
また、本実施形態において、第2の支持体30は、図1、図4乃至図7に示すように、インバータ筐体21の底部21aから配線基板23に向かって突出すると共に、流路31を囲むようにようにして互いに離間して配置された複数の突起32で構成されている。本実施形態の第2の支持体30は3つの突起32で構成されている。流路31は、突起32で囲まれた領域と、3つの突起32の各々の間の開口部とで構成されている。3つの突起32の各々は、例えばインバータ筐体21の底部21aと一体に形成されている。
インバータ筐体21の側壁部21bの外側には、インバータ部10bを外気により冷却するための複数の凸状フィン27が放射状に設けられている。
また、締結部材42,43としては、ボルトとナットとを組み合わせた部材、若しくはネジ部材を用いることができる。
配線基板23の第1及び第2の実装面23x,23yの各々が重力の方向に対して互いに反対側に位置する場合、第1の実装面23xを下面とし、第2の実装面23yを上面としたとき、配線基板23の第1の実装面23x(下面)に実装された電子部品24の発熱による熱気は、配線基板23の第1の実装面23xの表面付近に溜まる。
なお、前述の実施形態では、配線基板23の第1及び第2の実装面23x,23yの各々が重力の方向に対して互いに反対側に位置する場合について説明したが、配線基板23の第1及び第2の実装面23x,23yの各々が重力の方向と直交する方向に対して互いに反対側に位置する場合においても、第2の支持体30を備えることにより、自然体流が活発化して熱気の対流が改善されるので、インバータ20及びこのインバータ20を備えた電動モータ1の熱に対する信頼性を高めることができる。
また、前述の実施形態では、第2の支持体30を1つ設けた場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、第2の支持体30は2以上設けてよい。
また、前述の実施形態では、平面形状が円形状の配線基板23を用いた場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば平面形状が方形状若しくは多角形状の配線基板を用いてもよい。
以上説明したように、本発明に係る電力変換装置及び電動モータは、熱に対する信頼性を高めることができるという効果を有し、電力変換回路を構成する複数の電子部品が実装された配線基板を筐体内に収納する電力変換装置及びそれを備えた電動モータに有用である。
10a…モータ部、10b…インバータ部、11…モータ筐体、12…ロータコア、13…マグネット、14…シャフト、15,16ベアリング、17…凸状フィン
20…インバータ(電力変換装置)、21インバータ筐体、21a…底部、21b…側壁部、22…収納部、22a…第1の空間領域、22b…第2の空間領域
23…配線基板、23a…貫通孔、23x…第1の実装面(下面)、23y…第2の実装面(上面)、24…電子部品、25…電子部品、26…第1の支持体、27…凸状フィン
30…第2の支持体、31…流路、32…突起、33…挿入部、34…段部、35…突起片、36…基板締結固定部、37…締結部材、
40…隙間部、42,43…締結部材
Claims (5)
- 互いに反対側に位置する第1及び第2の面を有し、電力変換回路を構成する複数の電子部品が少なくとも前記第1の面に実装された配線基板と、
底部及び側壁部で囲まれた収納部に前記配線基板を収納する筐体と、
前記配線基板の前記第1の面が前記底部と対向し、かつ前記配線基板が前記底部及び側壁部から離間した状態で前記配線基板の周縁部を支持する複数の第1の支持体と、
前記複数の第1の支持体よりも前記配線基板の内側で前記配線基板を支持し、かつ前記配線基板に形成された貫通孔を通して前記配線基板の前記第2の面側の第2の空間領域と連通すると共に前記第1の面側の第1の空間領域と連通する流路が設けられた第2の支持体とを備えていることを特徴とする電力変換装置。 - 請求項1に記載の電力変換装置であって、
前記第2の支持体は、前記底部から前記配線基板に向かって突出すると共に前記流路を囲むようにして配置された複数の突起によって構成されていることを特徴とする電力変換装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の電力変換装置であって、
前記第2の支持体は、前記配線基板側の一端側に前記貫通孔に挿入される挿入部を有し、
前記挿入部は、段部と、前記段部から突出する突起片とで構成されていることを特徴とする電力変換装置。 - 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の電力変換装置であって、
前記第2の支持体は、前記配線基板が締結部材によって締結固定される基板締結固定部を有していることを特徴とする電力変換装置。 - 請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の電力変換装置を備えたことを特徴とする電動モータ。
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JP2014045263A JP6156206B2 (ja) | 2014-03-07 | 2014-03-07 | 電力変換装置及び電動モータ |
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