JP7282612B2 - 制御装置及びモータ装置 - Google Patents

制御装置及びモータ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7282612B2
JP7282612B2 JP2019115291A JP2019115291A JP7282612B2 JP 7282612 B2 JP7282612 B2 JP 7282612B2 JP 2019115291 A JP2019115291 A JP 2019115291A JP 2019115291 A JP2019115291 A JP 2019115291A JP 7282612 B2 JP7282612 B2 JP 7282612B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intermediate portion
circuit board
control device
holder plate
metal holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019115291A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021002928A (ja
Inventor
裕介 林
啓樹 齋藤
傑 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuba Corp filed Critical Mitsuba Corp
Priority to JP2019115291A priority Critical patent/JP7282612B2/ja
Publication of JP2021002928A publication Critical patent/JP2021002928A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7282612B2 publication Critical patent/JP7282612B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、制御装置及びモータ装置に関する。
例えば、自動車に搭載されているミッション等の油圧装置にオイルを供給するために、電動ポンプを用いることがある。また、電動ポンプの制御を行う制御装置を電動ポンプと一体的に構成して、装置全体の小型化を図ったものがある。このような電動ポンプは、モータ部と、このモータ部の回転軸に連結されモータ部と同軸上に配置されたポンプ部と、モータ部の駆動制御を行う制御装置と、を主構成としている。
モータ部は、制御性の良い、いわゆるブラシレスモータが用いられることが一般的である。ブラシレスモータは、巻線が巻回されたステータを備えている。制御部は、IC素子やスイッチング素子が実装された回路基板(制御基板)を有している。そして、外部電源(バッテリ)からの電流が、回路基板に実装されたIC素子やスイッチング素子によって所定のタイミングで電動モータの巻線に供給される。これにより、電動モータの回転が制御され、この結果、電動ポンプから吐出されるオイルの流量が制御される。
特開2015-218650号公報
上述の従来技術にあっては、回路基板がモータ部の近傍に配置されるので、制御部を効率よく放熱することが困難であるという課題があった。
制御部を効率よく放熱させるためには部品を追加する必要があり、制御部の製造コストが増大するとともに、制御部の組み立てが煩わしくなるという課題もあった。
そこで、本発明は、製造コストの増大や組み立ての煩わしさを抑えつつ、効率よく放熱することができる制御装置及びモータ装置を提供する。
上記の課題を解決するために、本発明に係る制御装置は、樹脂製で板状の樹脂ホルダと、前記樹脂ホルダに少なくとも一部が埋設され、前記樹脂ホルダから露出される露出部を有する金属製の金属ホルダプレートと、前記樹脂ホルダの一面に固定され、発熱素子が実装された回路基板と、前記露出部と前記回路基板の前記発熱素子が配置されている箇所との間に設けられ、前記露出部と前記回路基板の前記発熱素子が配置されている箇所とに接する絶縁性を有する熱伝達部材と、前記樹脂ホルダに少なくとも一部が埋設され、外部機器が接続される複数の端子と、を備え、前記金属ホルダプレートは、前記複数の端子との接触を回避するための端子配置開口部を有し、前記端子は、第1端部が前記端子配置開口部に挿通され、前記第1端部とは反対側端の第2端部が前記金属ホルダプレートの面方向の外側に位置するように屈曲形成されており、前記端子は、前記金属ホルダプレートの法線方向に沿って延出された前記第1端部と、前記第1端部の一端から前記金属ホルダプレートの前記面方向に沿って、かつ前記金属ホルダプレートの前記面方向の外側に突出するように屈曲延出された第1中間部と、前記第1中間部の前記第1端部とは反対側端から前記法線方向に沿って、かつ前記第1端部の突出方向と同一方向に屈曲延出された第2中間部と、前記第2中間部の前記第1中間部とは反対側端から前記第1中間部の延出方向及び前記第2中間部の延出方向と交差する方向に屈曲延出された第3中間部と、前記第3中間部の前記第2中間部とは反対側端から前記法線方向に沿って、かつ前記第1端部の突出方向と同一方向に屈曲延出された第4中間部と、前記第4中間部の前記第3中間部とは反対側端から前記面方向に沿って延出された前記第2端部と、を有することを特徴とする。
上記構成において、前記発熱素子はコンデンサを有し、前記樹脂ホルダは、前記コンデンサとの接触を回避するための逃げ部を有してもよい。
上記構成において、前記金属ホルダプレートは、肉抜き開口部を有してもよい。
上記構成において、前記複数の端子は、前記金属ホルダプレートの一辺に沿う一方向に前記第1端部、前記第1中間部、前記第2中間部、前記第4中間部、及び前記第2端部が並んで配置されており、前記法線方向に沿って前記第3中間部が並んで配置されていてもよい。
本発明に係るモータ装置は、上記に記載の制御装置と、前記複数の端子が接続され前記外部機器であるモータ部と、を備え、前記制御装置は、前記モータ部に前記制御装置を取り付けるための取付部を有することを特徴とする。
上記構成において、前記金属ホルダプレートは、前記取付部を有してもよい。
本発明によれば、制御装置の部品点数を抑え、制御装置やモータ装置の製造コストを減少できるとともに組立の煩わしさを抑えることができる。また、制御装置を効率よく放熱することができる。
本発明の実施形態における電動ポンプの側面図。 本発明の実施形態におけるホルダユニットの斜視図。 本発明の実施形態におけるホルダユニット及び回路基板を一方向からみた分解斜視図。 本発明の実施形態におけるホルダユニット及び回路基板を他方向からみた分解斜視図。 本発明の実施形態における複数の信号端子の斜視図。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<電動ポンプ>
図1は、モータ装置2を備えた電動ポンプ1の側面図であり、制御装置5を断面としている。
電動ポンプ1は、例えば図示しない自動車に搭載されているミッション等の油圧装置にオイルを供給するためのものである。
図1に示すように、電動ポンプ1は、オイルOが貯留されているオイルタンクTの内部に配置されている。電動ポンプ1は、モータ装置2と、モータ装置2と一体化され、モータ装置2によって駆動されるポンプ部3と、を備えている。
<モータ装置>
モータ装置2は、モータ部4と、モータ部4と一体的に設けられモータ部4を駆動させるための制御装置5と、を備えている。モータ部4は、いわゆる3相(U相、V相、W相)のブラシレスモータである。モータ部4は、有底筒状のモータケース6と、モータケース6の内部に収納されたステータ、及びステータに対して回転自在に支持されたロータ(いずれも図示しない)と、を備えている。
モータケース6は、例えばアルミダイキャストで成形されている。モータケース6の軸方向は、ロータの回転軸線Cと一致している。電動ポンプ1は、ロータの回転軸線Cが水平方向に沿う向きでオイルタンクTの内部に配置されている。そして、モータ装置2の一部(図1では回転軸線Cを中心に略下半分)が、オイルOに浸漬されている。
なお、以下の説明では、回転軸線C方向を単に軸方向と称し、ロータの回転方向を周方向と称し、軸方向及び周方向に直交する方向を径方向と称する。また、以下の説明では、オイルタンクTに電動ポンプ1を配置した向きで水平方向と平行で、かつ軸方向と直交する方向をX方向と表現し、上下方向と一致する方向をY方向と表現する場合がある。
<ポンプ部>
ポンプ部3は、モータケース6の底部6aに取り付けられている。ポンプ部3は、モータ部4の図示しないロータに接続されている。このロータが回転することにより、ポンプ部3が駆動される。ポンプ部3が駆動されることにより、オイルタンクTに貯留されたオイルOが圧送され、さらにミッション等の油圧装置にオイルOが供給される。
<制御装置>
制御装置5は、モータケース6のポンプ部3とは反対側の図示しない開口部に一体成形された制御ケース7と、制御ケース7内に収納されたホルダユニット10と、制御ケース7内に収納され、ホルダユニット10に支持された回路基板9と、を備えている。ポンプ部3、モータ部4、及び制御装置5は、軸方向に並んで配置されている。
制御ケース7は、モータ部4とは反対側が開口された箱状のケース本体11と、ケース本体11の開口部を閉塞する板状のカバー12と、を備えている。
ケース本体11の外側面には、コネクタ23が設けられている。コネクタ23には、図示しない外部電源が接続される。また、ケース本体11に、ホルダユニット10が収納される。ケース本体11は、軸方向からみてその外形状がモータケース6の外形状よりも大きい。ケース本体11の底部11aは、モータケース6の開口部に対応する大部分が開口されている。これによりケース本体11の内部とモータケース6の内部とが連通されている。
カバー12は、ボルト13によってケース本体11に締結固定されている。
<ホルダユニット>
図2は、ホルダユニット10の斜視図である。図3は、ホルダユニット10及び回路基板9を一方向からみた分解斜視図である。図4は、ホルダユニット10及び回路基板9を他方向からみた分解斜視図である。なお、図4では、樹脂ホルダ8と金属ホルダプレート70とが一体化された状態で示している。
図2から図4に示すように、ホルダユニット10は、樹脂ホルダ8と、樹脂ホルダ8に埋設されている金属ホルダプレート70、複数の信号端子71、及び複数の電源端子72と、を備えている。
<樹脂ホルダ>
樹脂ホルダ8は、樹脂により軸方向からみて略長方形で、かつX-Y平面に沿って延びる板状に形成された樹脂製のものである。換言すれば、樹脂ホルダ8の板厚方向(樹脂ホルダ8の法線方向)は軸方向と一致している。樹脂ホルダ8のほぼ四隅には、取付座27が一体成形されている。取付座27は、樹脂ホルダ8に回路基板9を締結固定するためのものである。取付座27は、軸方向に沿う略円柱状に形成されている。取付座27のモータ部4側に、ボルト21(図1参照)が螺合される雌ネジ部28が刻設されている。この雌ネジ部28が形成されている側に、回路基板9が樹脂ホルダ8と軸方向で重なるように配置される。
また、樹脂ホルダ8は、X方向の略中央を中心にして片側半分の大部分がスイッチング素子配置部73とされている。樹脂ホルダ8のX方向の略中央を中心にしてスイッチング素子配置部73とは反対側は、コンデンサ配置部74とされている。また、樹脂ホルダ8のY方向一側は、X方向全体に渡って端子配置部75とされている。
スイッチング素子配置部73は、回路基板9に実装された後述のスイッチング素子16が配置される箇所である。スイッチング素子配置部73には、端子配置部75寄りに、X方向に長い略長方形状の第1開口部76が形成されている。スイッチング素子配置部73における端子配置部75とは反対側には、軸方向からみて略三角状の第2開口部77が形成されている。
コンデンサ配置部74は、回路基板9に実装された後述のコンデンサ18等が配置される箇所である。コンデンサ配置部74の大部分には、回路基板9とは反対側に向かって突出する凸部78が形成されている。この凸部78の回路基板9側に、コンデンサ収納凹部(請求項における逃げ部に相当)24が形成されている。コンデンサ収納凹部24の底面24aには、X-Y方向の略中央に、略円柱状の取付座25が立設されている。この取付座25も樹脂ホルダ8に回路基板9を締結固定するためのものである。取付座25の先端(回路基板9側の端面)には、ボルト21が螺合される雌ネジ部26が刻設されている。
端子配置部75には、複数の信号端子71、及び複数の電源端子72が埋設される。端子配置部75には、信号端子71の形状に対応する凸部79が形成されている。また、端子配置部75には、信号端子71の一部を露出させる第1信号端子用開口部81及び第2信号端子用開口部82が形成されている。さらに、端子配置部75には、電源端子72の一部を露出させる第1電源端子用開口部83、第2電源端子用開口部84、及び第3電源端子用開口部85が形成されている。
<金属ホルダプレート>
金属ホルダプレート70は、樹脂ホルダ8の形状に対応するように軸方向からみて略長方形で、かつX-Y平面に沿って延びる金属板である。換言すれば、金属ホルダプレート70の板厚方向(金属ホルダプレート70の法線方向)は軸方向と一致している。金属ホルダプレート70は、樹脂ホルダ8の板厚方向(軸方向)の略中央に大部分が埋設されている。金属ホルダプレート70の軸方向からみた大きさは、金属ホルダプレート70の外周部が樹脂ホルダ8の外周部からX-Y平面方向に沿って若干突出される大きさである。この樹脂ホルダ8の外周部から突出される金属ホルダプレート70の外周部91には、ほぼ四隅に、取付部92が一体成形されている。取付部92には、ボルト34が挿通されるボルト挿通孔92aが板厚方向に貫通形成されている。取付部92に挿通されるボルト34は、制御ケース7のケース本体11に締結される。これにより、ボルト34によって、ケース本体11にホルダユニット10が締結固定される。
金属ホルダプレート70は、樹脂ホルダ8のスイッチング素子配置部73、コンデンサ配置部74、及び端子配置部75に対応する各部がそれぞれスイッチング素子配置部93、コンデンサ配置部94、及び端子配置開口部95とされている。すなわち、金属ホルダプレート70は、X方向の略中央を中心にして片側半分の大部分は、スイッチング素子配置部93とされている。金属ホルダプレート70のX方向の略中央を中心にしてスイッチング素子配置部93とは反対側の大部分には開口部が形成されており、この開口部がコンデンサ配置部94とされている。また、金属ホルダプレート70のY方向一側の大部分にはX方向に長い開口部が形成されており、この開口部が端子配置開口部95とされている。
スイッチング素子配置部93は、回路基板9に実装された後述のスイッチング素子16が配置される箇所である。スイッチング素子配置部93には、樹脂ホルダ8の第1開口部76に対応する位置に、素子接触片96が形成されている。素子接触片96は、スイッチング素子配置部93のX方向両側に切り込み部93aを形成し、この切り込み部93aからスイッチング素子配置部93の一部を回路基板9側(図3における下側)に向けて折り曲げて形成される。
より具体的には、素子接触片96は、スイッチング素子配置部93から回路基板9側に屈曲された屈曲部96aと、屈曲部96aの先端からX-Y平面に沿って延出する接触部(請求項における露出部に相当)96bと、からなる。接触部96bと樹脂ホルダ8の第1開口部76とが、軸方向で対向されている。素子接触片96は、屈曲部96aが形成されていることにより、樹脂ホルダ8における回路基板9側の一面8aから接触部96bが突出され、露出されている。この接触部96bに、回路基板9における後述するスイッチング素子16に対応する位置が接触される(詳細は後述する)。
また、スイッチング素子配置部93には、樹脂ホルダ8の第2開口部77に対応する位置に、プレート開口部(請求項における肉抜き開口部)97が形成されている。プレート開口部97も第2開口部77と同様に軸方向からみて略三角形状に形成されている。プレート開口部97の開口面積は、第2開口部77の開口面積よりも若干大きい。このため、プレート開口部97は、樹脂ホルダ8によって被覆されている。
コンデンサ配置部94の開口形状は、樹脂ホルダ8のコンデンサ収納凹部24(凸部78)の軸方向からみた外形状に対応している。金属ホルダプレート70のコンデンサ配置部94を介し、樹脂ホルダ8のコンデンサ収納凹部24に回路基板9の後述するコンデンサ18等が配置される。
金属ホルダプレート70には、端子配置開口部95が形成されることにより、Y方向一側に枠体98が形成される。この枠体98のX方向両側に、取付部92が一体形成されている。
端子配置開口部95には、金属ホルダプレート70に接触しないように複数の信号端子71、及び複数の電源端子72が配置される。
<信号端子及び電源端子>
複数の電源端子72は、金属ホルダプレート70の端子配置開口部95のうち、X方向略中央よりも若干スイッチング素子配置部93寄りに配置されている。複数の電源端子72は、回路基板9に接続されるとともに、図示しないターミナルを介してモータ部4と電気的に接続される。モータ部4は3相(U相、V相、W相)構造であるので、電源端子72の本数は3本である。しかしながら、これに限られるものではなく、モータ部4の仕様に応じて電源端子72の本数は変更できる。
3本の電源端子72は、X-Y平面に沿って並んで配置されている。3本の電源端子72の基本的構成は同一であるので、以下の説明では、3本のうち1本の電源端子72のみについて説明し、必要に応じて他の2本の電源端子72について説明する。
電源端子72は、端子配置開口部95から回路基板9側に向かって延出された基板接続端部41と、基板接続端部41の端子配置開口部95側(基端側)から屈曲延出された第1中間部42と、第1中間部42の基板接続端部41とは反対側端から屈曲延出された第2中間部43と、第2中間部43の第1中間部42とは反対側端から屈曲延出された第3中間部44と、第3中間部44の第2中間部43とは反対側端から屈曲延出されたターミナル接続端部45と、を有している。
基板接続端部41は、軸方向(金属ホルダプレート70の法線方向)に沿って延出されている。基板接続端部41は、端子配置開口部95の枠体98寄りに配置されている。
第1中間部42は、端子配置開口部95において基板接続端部41からスイッチング素子配置部93に向かって、かつY方向に沿って延出されている。
第2中間部43は、端子配置開口部95において第1中間部42からX方向中央(コンデンサ配置部94側)に向かって、かつX方向に沿って延出されている。
第3中間部44は、端子配置開口部95において第2中間部43から枠体98に向かって、かつX-Y平面に沿って延出されている。
ターミナル接続端部45は、第3中間部44から回路基板9とは反対側(図3における上側)に向かって、かつ軸方向に沿って延出されている。
このように形成された3本の電源端子72は、基板接続端部41、第1中間部42、第3中間部44、及びターミナル接続端部45がそれぞれX方向に並ぶように、かつ第2中間部43がY方向に並ぶように配置されている。各電源端子72の第3中間部44のうち、コンデンサ配置部94寄りに位置する2本の第3中間部44は、第2中間部43に対して斜めに延出されている。これにより、3本の基板接続端部41の間隔に対し、3本のターミナル接続端部45の間隔が大きくなっている。基板接続端部41の位置とターミナル接続端部45の位置とは、X方向でずれている。
図5は、複数の信号端子71の斜視図である。
図3、図5に示すように、複数の信号端子71は、金属ホルダプレート70の端子配置開口部95のうち、X方向略中央よりもコンデンサ配置部94寄りに配置されている。複数の信号端子71は、モータ装置2に設けられている図示しない回転角度検出センサ等の検出信号を図示しない外部機器に出力したり、この外部機器からの制御信号をモータ装置2に入力したりするための端子である。信号端子71の本数は、4本である。しかしながら、これに限られるものではなく、モータ装置2に設けられたセンサ等の仕様に応じて信号端子71の本数は変更できる。
4本の信号端子71は、X-Y平面に沿って並んで配置されている。4本の信号端子71の基本的構成は同一であるので、以下の説明では、4本のうち1本の信号端子71のみについて説明し、必要に応じて他の3本の信号端子71について説明する。
信号端子71は、端子配置開口部95を軸方向(金属ホルダプレート70の法線方向)に貫通する基板接続端部51と、基板接続端部51の回路基板9側(図3、図5における下側)とは反対側端から屈曲延出された第1中間部52と、第1中間部52の基板接続端部51とは反対側端から屈曲延出された第2中間部53と、第2中間部53の第1中間部52とは反対側端から屈曲延出された第3中間部54と、第3中間部54の第2中間部53とは反対側端から屈曲延出された第4中間部55と、第4中間部55の第3中間部54とは反対側端から屈曲延出されたコネクタ接続端部56と、を有している。
基板接続端部51は、軸方向の両端が金属ホルダプレート70から突出されている。基板接続端部51は、端子配置開口部95のコンデンサ配置部94寄りに配置されている。
第1中間部52は、基板接続端部51から枠体98を跨るように、かつY方向に沿って延出されている。
第2中間部53は、第1中間部42から回路基板9側に向かって、かつ軸方向に沿って延出されている。
第3中間部54は、第2中間部53から電源端子72側に向かって、かつX方向に沿って延出されている。
第4中間部55は、第3中間部54から回路基板9側に向かって、かつ軸方向に沿って延出されている。
コネクタ接続端部56は、第4中間部55から金属ホルダプレート70とは反対側に向かって、かつY方向に沿って延出されている。
このように形成された4本の信号端子71は、第2中間部53、第3中間部54、第4中間部55、及びコネクタ接続端部56が枠体98のX-Y平面方向(金属ホルダプレート70の面方向)の外側に位置している。すなわち、4本の信号端子71は、金属ホルダプレート70の枠体98と接触を回避しつつこの枠体98を挟んで両側に介在されるように屈曲形成されている。
また、4本の信号端子71は、基板接続端部51、第1中間部52、第2中間部53、第4中間部55、及びコネクタ接続端部56がそれぞれX方向に並ぶように、かつ第3中間部54が軸方向に並ぶように配置されている。基板接続端部51の位置とコネクタ接続端部56の位置とは、X方向でずれている。
また、各信号端子71の第2中間部53は、電源端子72から離間するに従って軸方向の長さが長くなるように形成されている。これにより、各第3中間部54が軸方向に並ぶのを可能としている。
このように構成された金属ホルダプレート70、信号端子71及び電源端子72は、予め図示しない金型にセットされた後、この金型に樹脂を流し込むことにより、樹脂ホルダ8に埋設(インサート成形)される。
ここで、樹脂ホルダ8に信号端子71及び電源端子72が埋設された状態について説明する。
図3、図4に示すように、電源端子72の基板接続端部41は、樹脂ホルダ8の一面8aから突出されている。また、電源端子72の基板接続端部41、及びこの基板接続端部41と第1中間部42との接続部は、樹脂ホルダ8の第1電源端子用開口部83を介して露出されている。電源端子72における第2中間部43の長手方向略中央は、樹脂ホルダ8の第2電源端子用開口部84を介して露出されている。電源端子72のターミナル接続端部45は、第3電源端子用開口部85を介して露出されている。
信号端子71の基板接続端部51は、樹脂ホルダ8の一面8aから突出されている。また、信号端子71の基板接続端部51、及びこの基板接続端部51と第1中間部52との接続部は、樹脂ホルダ8の第2信号端子用開口部82を介して露出されている。また、信号端子71の第1中間部52の長手方向略中央は、樹脂ホルダ8の第1信号端子用開口部81を介して露出されている。信号端子71のコネクタ接続端部56は、樹脂ホルダ8に形成されている凸部79の外側面79aから突出されている。
<回路基板>
図3、図4に示すように、回路基板9は、樹脂ホルダ8及び金属ホルダプレート70の形状に対応するように軸方向からみて略長方形で、かつX-Y平面に沿って延びている。換言すれば、回路基板9の板厚方向(回路基板9の法線方向)は軸方向と一致している。また、軸方向からみた回路基板9の大きさは、軸方向からみた樹脂ホルダ8の大きさとほぼ同一である。回路基板9のほぼ四隅には、樹脂ホルダ8の取付座27に対応する位置に、貫通孔22が形成されている。
回路基板9は、X方向の略中央を中心にして、樹脂ホルダ8のスイッチング素子配置部73及び金属ホルダプレート70のスイッチング素子配置部93と対応する位置が、スイッチング素子配置部61とされている。また、回路基板9は、X方向の略中央を中心にしてスイッチング素子配置部93とは反対側が、コンデンサ配置部62とされている。
回路基板9のスイッチング素子配置部93には、樹脂ホルダ8とは反対側の第1面9aに、FET(Field Effect Transistor:電界効果トランジスタ)等のスイッチング素子(請求項における発熱素子に相当)16が複数(本実施形態では6個)実装されている。複数のスイッチング素子16は、X方向に3個並び、Y方向に2個並ぶように配置されている。
回路基板9のコンデンサ配置部62には、第2面9bに、複数(本実施形態では6個)のコンデンサ(請求項における発熱素子に相当)18と雑防素子としての1つのチョークコイル(請求項における発熱素子に相当)19が実装されている。コンデンサ18は、回路基板9に印加される電圧の平滑化を行う。
また、回路基板9のコンデンサ配置部62には、樹脂ホルダ8のコンデンサ収納凹部24に立設されている取付座25に対応する位置に、貫通孔63が形成されている。複数のコンデンサ18やチョークコイル19は、貫通孔63(取付座25)の周囲を取り囲むように、回路基板9に実装されている。
次に、樹脂ホルダ8への回路基板9の取り付け方法と、樹脂ホルダ8に回路基板9を取り付けた状態について説明する。
まず、樹脂ホルダ8の取付座27及び取付座25上に回路基板9を配置し、回路基板9の四隅に形成された貫通孔22に、ボルト21を挿入するとともに、回路基板9のコンデンサ配置部62に形成された貫通孔63にボルト21を挿入する。
次に、各ボルト21を取付座27に形成されている雌ネジ部28に螺合させるとともに、取付座25の雌ネジ部26に螺合させる。これにより、各取付座25,27に回路基板9が締結固定され、樹脂ホルダ8への回路基板9の取り付けが完了する。
樹脂ホルダ8に回路基板9を取り付けた状態では、回路基板9の第1面9aとは反対側の第2面9bで、かつスイッチング素子16に対応する位置に、金属ホルダプレート70の接触部96bが放熱性接着剤層(請求項における熱伝達部材に相当)88を介して接触される。放熱性接着剤層88は絶縁性を有する接着剤である。なお、図4において、放熱性接着剤層88を分かりやすくするために、放熱性接着剤層88の縮尺を適宜変更している。
また、コンデンサ18は、樹脂ホルダ8に回路基板9を締結固定した状態で、樹脂ホルダ8のコンデンサ収納凹部24に収納される。また、回路基板9に、電源端子72の基板接続端部41が接続されるとともに、信号端子71の基板接続端部51が接続される。
次に、ボルト34によって、制御ケース7のケース本体11にホルダユニット10を締結固定した状態について説明する。
この状態では、第3電源端子用開口部85に、図示しないターミナルの端子が挿入される。この挿入された端子とターミナル接続端部45とが重ね合わさって接合される。これにより、図示しないターミナルを介し、複数の電源端子72とモータ部4とが電気的に接続される。
また、ホルダユニット10に設けられた信号端子71のコネクタ接続端部56は、コネクタ23側を向いている。そして、コネクタ23にコネクタ接続端部56が接続される。
(制御装置の作用)
次に、制御装置5の作用について説明する。
制御装置5を駆動させると、スイッチング素子16、コンデンサ18、チョークコイル19等が発熱される。ここで、回路基板9の第2面9bで、かつスイッチング素子16に対応する位置には、金属ホルダプレート70の接触部96bが放熱性接着剤層88を介して接触される。このため、スイッチング素子16による熱は金属ホルダプレート70へと伝達される。放熱性接着剤層88は絶縁性を有する部材であるので、例えば回路基板9のレジストを剥がした場合であっても金属ホルダプレート70(接触部96b)と回路基板9とが短絡してしまうことが防止される。
金属ホルダプレート70の外周部91に形成されている取付部92は、ボルト34によってケース本体11に締結固定されている。このため、金属ホルダプレート70に伝達された熱は、取付部92及びボルト34を介してケース本体11へと伝達され、このケース本体11で放熱される。
コンデンサ18やチョークコイル19の熱は回路基板9に伝達され、その後樹脂ホルダ8に伝達される。コンデンサ18やチョークコイル19は、回路基板9の貫通孔20の周囲を取り囲むように実装されている。回路基板9は、貫通孔63に挿入されたボルト21がケース本体11の取付座25に形成されている雌ネジ部26に螺合されることにより、樹脂ホルダ8に締結固定されている。つまり、コンデンサ18やチョークコイル19の熱の伝達経路は、取付座25になる。コンデンサ18やチョークコイル19は貫通孔20の周囲を取り囲んでいることから、いずれのコンデンサ18やチョークコイル19も取付座25からの距離がほぼ同じになる。このため、いずれのコンデンサ18もチョークコイル19もそれぞれの熱が速やかに樹脂ホルダ8に伝達される。
取付座25に伝達された熱は、樹脂ホルダ8を介して金属ホルダプレート70に伝達され、さらにケース本体11へと伝達される。この他、回路基板9の熱は、樹脂ホルダ8の取付座27によっても樹脂ホルダ8に伝達される。
また、制御装置5の駆動に伴い、電動ポンプ1が駆動されると、振動が生じる。回路基板9に実装されている各電子部品のうち、コンデンサ18やチョークコイル19は他の部品(例えば、スイッチング素子16)と比較して回路基板9からの突出高さが高い。このため、コンデンサ18やチョークコイル19は、振動の影響を受けやすい。しかしながら、コンデンサ18やチョークコイル19は、取付座25の周囲を取り囲むように実装されている。このように、回路基板9は、コンデンサ18やチョークコイル19の近傍が固定されて、回路基板9に伝達される振動が抑えられている。このため、コンデンサ18やチョークコイル19は、振動の影響を受けにくい。
ところで、図1に示すように、電動ポンプ1は、オイルOが貯留されているオイルタンクTの内部に配置されている。電動ポンプ1は、回転軸線Cが水平方向に沿う向きで配置されており、略下半分がオイルOに浸漬される。このため、樹脂ホルダ8や回路基板9のほぼ下半分もオイルOに浸漬される。この結果、オイルOによって、樹脂ホルダ8や回路基板9の冷却が促進される。電動ポンプ1は、コネクタ23が上方に位置するように配置される。このため、コネクタ23にオイルOが飛散してしまうことが極力抑えられる。
このように、上述のホルダユニット10は、樹脂ホルダ8と樹脂ホルダ8に埋設された金属ホルダプレート70と、樹脂ホルダ8の一面8aに締結固定された回路基板9と、を備えている。金属ホルダプレート70の素子接触片96(接触部96b)は、樹脂ホルダ8の一面8aから露出されており、放熱性接着剤層88を介して回路基板9のスイッチング素子配置部61に接触されている。このため、回路基板9(スイッチング素子16)の熱を、速やかに金属ホルダプレート70に伝達させることができる。よって、制御装置5を効率よく放熱させることができる。
また、金属ホルダプレート70は、樹脂ホルダ8に埋設されているので、ホルダユニット10の組み立ての煩わしさもない。金属ホルダプレート70を埋設させる分、樹脂ホルダ8の機械的強度も確保できるので、樹脂ホルダ8を薄型化でき、ホルダユニット10全体として小型化できる。
また、放熱性接着剤層88は絶縁性を有する部材であるので、例えば回路基板9のレジストを剥がした場合であっても金属ホルダプレート70(接触部96b)と回路基板9とが短絡してしまうことを防止できる。
また、樹脂ホルダ8のコンデンサ配置部74には、コンデンサ収納凹部24が形成されている。金属ホルダプレート70には、大きく開口されたコンデンサ配置部94が形成されている。そして、樹脂ホルダ8のコンデンサ収納凹部24に、回路基板9のコンデンサ18が収納される。このように、樹脂ホルダ8にコンデンサ収納凹部24を形成することにより、樹脂ホルダ8とコンデンサ18との接触が回避でき、樹脂ホルダ8に無理なく回路基板9を取り付けることができる。
また、金属ホルダプレート70には、プレート開口部97が形成されている。このため、ホルダユニット10を軽量化できるとともに、ホルダユニット10の通気性を高めることができる。
また、金属ホルダプレート70には、端子配置開口部95が形成されている。信号端子71は、端子配置開口部95によって形成された枠体98を挟んで両側に介在されるように屈曲形成されている。そして、信号端子71は、端子配置開口部95を軸方向(金属ホルダプレート70の法線方向)に貫通する基板接続端部51と、金属ホルダプレート70の面方向の外側に位置するコネクタ接続端部56と、を有している。また、電源端子72も屈曲形成されている。このように、金属ホルダプレート70に端子配置開口部95を形成するとともに、信号端子71や電源端子72を屈曲形成することにより、金属ホルダプレート70と信号端子71及び電源端子72とが接触してしまうことを防止できる。また、樹脂ホルダ8に、省スペースに金属ホルダプレート70、信号端子71、及び電源端子72を配置できる。
信号端子71は、端子配置開口部95を軸方向(金属ホルダプレート70の法線方向)に貫通する基板接続端部51と、基板接続端部51の回路基板9側(図3、図5における下側)とは反対側端から屈曲延出された第1中間部52と、第1中間部52の基板接続端部51とは反対側端から屈曲延出された第2中間部53と、第2中間部53の第1中間部52とは反対側端から屈曲延出された第3中間部54と、第3中間部54の第2中間部53とは反対側端から屈曲延出された第4中間部55と、第4中間部55の第3中間部54とは反対側端から屈曲延出されたコネクタ接続端部56と、を有している。このため、第2中間部53を、第1中間部42から回路基板9側に向かって、かつ軸方向に沿って延出させることにより、信号端子71の配置スペースを省スペース化できる。
このことについて、より詳しく説明する。つまり、信号端子71は、基板接続端部51の位置とコネクタ接続端部56の位置とをX方向でずれている。基板接続端部51の位置とコネクタ接続端部56の位置とをX方向でずらすために、例えば、第1中間部52から第3中間部54に至る間をX-Y平面に沿って屈曲形成させたとする。このような場合、金属ホルダプレート70の面方向外側に大きく第2中間部53及び第3中間部54が張り出してしまう。このため、第2中間部53を、第1中間部42から回路基板9側に向かって、かつ軸方向に沿って延出させることにより、信号端子71の配置スペースを省スペース化できる。
また、4本の信号端子71は、基板接続端部51、第1中間部52、第2中間部53、第4中間部55、及びコネクタ接続端部56がそれぞれX方向に並ぶように、かつ第3中間部54が軸方向に並ぶように配置されている。このため、隣り合う信号端子71の間に無駄なスペースが形成されてしまうことをできる限り抑制できる。よって、信号端子71の配置スペースをさらに省スペース化できる。
また、金属ホルダプレート70の外周部91に形成されている取付部92は、ボルト34によってケース本体11に締結固定されている。このため、金属ホルダプレート70に伝達された熱を、取付部92及びボルト34を介してケース本体11へと伝達でき、さらにこのケース本体11で放熱できる。すなわち、取付部92を、熱の伝達経路とすることができる。よって、ホルダユニット10の放熱性を向上させることができる。
また、ケース本体11に熱伝達率の高い金属製の金属ホルダプレート70を固定することにより、ホルダユニット10で発生した熱をケース本体11に伝達しやすくできる。
なお、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
例えば、上述の実施形態では、電動ポンプ1は、例えば図示しない自動車に搭載されているミッション等の油圧装置にオイルを供給するためのものである場合について説明した。しかしながら、電動ポンプ1は自動車用に限られるものではなく、さまざまな油圧装置にオイルを供給するためのものとして使用することが可能である。
また、上述の実施形態では、電動ポンプ1を駆動するための制御装置5について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、さまざまな電動機の駆動用として、制御装置5の構成を適用することが可能である。
さらに、上述の実施形態では、金属ホルダプレート70の素子接触片96(接触部96b)と回路基板9とを、絶縁性を有する放熱性接着剤層88を介して接触させている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、放熱性接着剤層88に代わって絶縁性を有するさまざまな熱伝達部材を利用することができる。例えば、絶縁性を有する熱伝達シート等でもよい。
また、上述の実施形態では、制御ケース7のケース本体11にホルダユニット10を締結固定するにあたり、金属ホルダプレート70に取付部92を形成し、この取付部92をケース本体11に締結固定する場合について説明した。そして、取付部92を介し、ケース本体11にホルダユニット10の熱を伝達させる場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、ホルダユニット10にケース本体11に熱を伝達するための取付部が設けられていればよい。例えば、樹脂ホルダ8にケース本体11への固定用の取付部92を形成してもよい。
また、上述の実施形態では、金属ホルダプレート70は、樹脂ホルダ8の板厚方向(軸方向)の略中央に大部分が埋設されている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、樹脂ホルダ8に金属ホルダプレート70の少なくとも一部が埋設されていればよい。樹脂ホルダ8に金属ホルダプレート70が埋設されていることにより、制御装置5の組み立ての煩わしさを抑えつつ、ホルダユニット10を小型化できる。
2…モータ装置、4…モータ部、5…制御装置、8…樹脂ホルダ、8a…一面、9…回路基板、16…スイッチング措置(発熱素子)、18…コンデンサ(発熱素子)、19…チョークコイル(発熱素子)、24…コンデンサ収納凹部(逃げ部)、51…基板接続端部、52…第1中間部、53…第2中間部、54…第3中間部、55…第4中間部、56…コネクタ接続端部、70…金属ホルダプレート、71…信号端子(端子)、88…放熱性接着剤層(熱伝達部材)、92…取付部、95…端子配置開口部、96…素子接触片、96b…接触部(露出部)、97…プレート開口部(肉抜き開口部)

Claims (6)

  1. 樹脂製で板状の樹脂ホルダと、
    前記樹脂ホルダに少なくとも一部が埋設され、前記樹脂ホルダから露出される露出部を有する金属製の金属ホルダプレートと、
    前記樹脂ホルダの一面に固定され、発熱素子が実装された回路基板と、
    前記露出部と前記回路基板の前記発熱素子が配置されている箇所との間に設けられ、前記露出部と前記回路基板の前記発熱素子が配置されている箇所とに接する絶縁性を有する熱伝達部材と、
    前記樹脂ホルダに少なくとも一部が埋設され、外部機器が接続される複数の端子と、
    を備え
    前記金属ホルダプレートは、前記複数の端子との接触を回避するための端子配置開口部を有し、
    前記端子は、第1端部が前記端子配置開口部に挿通され、前記第1端部とは反対側端の第2端部が前記金属ホルダプレートの面方向の外側に位置するように屈曲形成されており、
    前記端子は、
    前記金属ホルダプレートの法線方向に沿って延出された前記第1端部と、
    前記第1端部の一端から前記金属ホルダプレートの前記面方向に沿って、かつ前記金属ホルダプレートの前記面方向の外側に突出するように屈曲延出された第1中間部と、
    前記第1中間部の前記第1端部とは反対側端から前記法線方向に沿って、かつ前記第1端部の突出方向と同一方向に屈曲延出された第2中間部と、
    前記第2中間部の前記第1中間部とは反対側端から前記第1中間部の延出方向及び前記第2中間部の延出方向と交差する方向に屈曲延出された第3中間部と、
    前記第3中間部の前記第2中間部とは反対側端から前記法線方向に沿って、かつ前記第1端部の突出方向と同一方向に屈曲延出された第4中間部と、
    前記第4中間部の前記第3中間部とは反対側端から前記面方向に沿って延出された前記第2端部と、
    を有することを特徴とする制御装置。
  2. 請求項1に記載の制御装置において、
    前記発熱素子はコンデンサを有し、
    前記樹脂ホルダは、前記コンデンサとの接触を回避するための逃げ部を有することを特徴とする制御装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の制御装置において、
    前記金属ホルダプレートは、肉抜き開口部を有する
    ことを特徴とする制御装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の制御装置において、
    前記複数の端子は、
    前記金属ホルダプレートの一辺に沿う一方向に前記第1端部、前記第1中間部、前記第2中間部、前記第4中間部、及び前記第2端部が並んで配置されており、
    前記法線方向に沿って前記第3中間部が並んで配置されていることを特徴とする制御装置。
  5. 請求項から請求項のいずれか1項に記載の制御装置と、
    前記複数の端子が接続され前記外部機器であるモータ部と、を備え、
    前記制御装置は、前記モータ部に前記制御装置を取り付けるための取付部を有することを特徴とするモータ装置。
  6. 前記金属ホルダプレートは、前記取付部を有する
    ことを特徴とする請求項に記載のモータ装置。
JP2019115291A 2019-06-21 2019-06-21 制御装置及びモータ装置 Active JP7282612B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019115291A JP7282612B2 (ja) 2019-06-21 2019-06-21 制御装置及びモータ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019115291A JP7282612B2 (ja) 2019-06-21 2019-06-21 制御装置及びモータ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021002928A JP2021002928A (ja) 2021-01-07
JP7282612B2 true JP7282612B2 (ja) 2023-05-29

Family

ID=73995481

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019115291A Active JP7282612B2 (ja) 2019-06-21 2019-06-21 制御装置及びモータ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7282612B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11909274B2 (en) 2021-02-10 2024-02-20 Nsk Ltd. Electric driving device, electric power steering device, and method for manufacturing electronic control unit
WO2022172977A1 (ja) * 2021-02-10 2022-08-18 日本精工株式会社 電動駆動装置及び電動パワーステアリング装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003026010A (ja) 2001-07-18 2003-01-29 Mitsubishi Electric Corp 電動式パワーステアリング回路装置およびその製造方法
JP2003264387A (ja) 2002-03-11 2003-09-19 Nok Corp 回路基板
JP2003324903A (ja) 2002-04-26 2003-11-14 Denso Corp 車両用インバータ一体型モータ
JP2005036773A (ja) 2003-07-18 2005-02-10 Denso Corp 車両用インバータ一体型電動コンプレッサ
JP2008100618A (ja) 2006-10-19 2008-05-01 Mitsubishi Electric Corp 電動式パワーステアリング装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003026010A (ja) 2001-07-18 2003-01-29 Mitsubishi Electric Corp 電動式パワーステアリング回路装置およびその製造方法
JP2003264387A (ja) 2002-03-11 2003-09-19 Nok Corp 回路基板
JP2003324903A (ja) 2002-04-26 2003-11-14 Denso Corp 車両用インバータ一体型モータ
JP2005036773A (ja) 2003-07-18 2005-02-10 Denso Corp 車両用インバータ一体型電動コンプレッサ
JP2008100618A (ja) 2006-10-19 2008-05-01 Mitsubishi Electric Corp 電動式パワーステアリング装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021002928A (ja) 2021-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6115465B2 (ja) 電子制御ユニット、および、これを用いた電動パワーステアリング装置
JP5071447B2 (ja) 電子制御装置
JP4942825B2 (ja) 制御装置一体型回転電機
JP5572608B2 (ja) モータ駆動装置
US20150156927A1 (en) Driver device
JP2008166358A (ja) 電子回路装置とその製造方法
JPWO2017068636A1 (ja) 一体型電動パワーステアリング装置、及びその製造方法
JP2006303106A (ja) 電子回路装置
JP2013020991A (ja) 電子制御装置
JP2009106073A (ja) インバータ装置
JP7282612B2 (ja) 制御装置及びモータ装置
JP2012210068A (ja) 電動モータの電子制御装置
KR20200006570A (ko) 전동 구동 장치 및 전동 파워 스티어링 장치
JP6227937B2 (ja) 車両用電子制御装置
JP5722674B2 (ja) 電動アクチュエータの駆動制御装置
JP6068933B2 (ja) 車両用モータユニット
JP5011061B2 (ja) インバータ装置
JP2017158390A (ja) 電動モータ制御装置
JP6001966B2 (ja) 車両用モータユニット
JP7389680B2 (ja) モータ装置及び電動ポンプ
JP2003264386A (ja) 電子制御機器
JP7395924B2 (ja) モータ装置
WO2015155831A1 (ja) モールドモジュール
JP2020136534A (ja) 制御装置、モータ装置及び電動ポンプ
JP2011083065A (ja) 駆動制御装置、およびモータユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220329

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230405

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230425

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230517

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7282612

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150