JP2003264386A - 電子制御機器 - Google Patents

電子制御機器

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JP2003264386A
JP2003264386A JP2002062399A JP2002062399A JP2003264386A JP 2003264386 A JP2003264386 A JP 2003264386A JP 2002062399 A JP2002062399 A JP 2002062399A JP 2002062399 A JP2002062399 A JP 2002062399A JP 2003264386 A JP2003264386 A JP 2003264386A
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circuit board
control device
electronic control
connector
connection
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JP2002062399A
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Takamichi Kamiya
隆通 神谷
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Denso Corp
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K5/00Casings, cabinets or drawers for electric apparatus
    • H05K5/0026Casings, cabinets or drawers for electric apparatus provided with connectors and printed circuit boards [PCB], e.g. automotive electronic control units
    • H05K5/0069Casings, cabinets or drawers for electric apparatus provided with connectors and printed circuit boards [PCB], e.g. automotive electronic control units having connector relating features for connecting the connector pins with the PCB or for mounting the connector body with the housing
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49002Electrical device making
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    • Y10T29/49124On flat or curved insulated base, e.g., printed circuit, etc.
    • Y10T29/4913Assembling to base an electrical component, e.g., capacitor, etc.
    • Y10T29/49144Assembling to base an electrical component, e.g., capacitor, etc. by metal fusion

Abstract

(57)【要約】 【課題】 搭載面積の増大を防止しつつ、放熱性向上が
図れる電子制御機器を提供する。 【解決手段】 一つの面を取付け面21とした筐体R
と、筐体Rの内壁部に配置され、発熱性を有する素子1
1が実装された回路基板10と、外部の信号出力等を入
出力するように、外部と電気的に接続可能なコネクタ4
0とを備えた電子制御機器1において、筐体Rの内壁部
のうち、回路基板10が配置される内壁部20は、その
取付け面21を形成するとともに、回路基板10とコネ
クタ40とは、可撓性の接続ワイヤ50を介して相互に
電気的に接続されている。なお、可撓性の接続ワイヤ5
0はフレキシブルプリント基板であることが望ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子制御機器に関
し、特に例えば車両等に搭載する電子制御機器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子制御機器としては、例えば自動車用
内燃機関(以下、エンジンと呼ぶ)の制御装置としての
電子制御機器において、ケース620およびカバー63
0により構成される筐体内に回路基板610が収容され
るとともに、エンジン上等に搭載される制御装置搭載面
積が最小になるように、その回路基板610を例えばカ
バー内側のコネクタ640の近傍に配置し、かつコネク
タ640との接続方法としてワイヤボンディング650
にて接続されているものがある(図6参照)。
【0003】なお、この種の電子制御機器において、回
路基板610に半導体スイッチング素子等の発熱性を有
する素子611が実装されている場合、回路基板610
の放熱経路としては、回路基板610が配置されている
カバー630内側への熱伝導を介して、カバー630外
側表面から熱放射によってエンジンルーム空間へ放熱す
る経路と、上記カバー630内側への熱伝導、および筐
体を形成するカバー630の側壁部630hを通じて、
電子制御機器の筐体が搭載されるエンジンブロックへの
熱伝導によってエンジンへ放熱する経路の2経路があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来構成では、発熱性
を有する半導体素子を実装する回路基板を備えた電子制
御機器での放熱性向上を図るための配慮が十分でない。
すなわち、エンジンルーム空間温度は素子611の耐熱
温度に近いため、上記熱放射による放熱には限界があ
る。一方、筐体の側壁部630hを経由してエンジンブ
ロックへ熱伝導する経路においては、電子制御機器を搭
載するエンジンブロックは一般にエンジンルーム空間温
度に比べて低く放熱経路として有効であるが、比較的薄
い肉厚を有する筐体つまりカバー630の側壁部630
hを通して熱伝導するため、熱抵抗が大きく熱伝導の効
率が悪い。
【0005】この対策として、エンジンブロック側の筐
体内側に回路基板10を配置、すなわちケース20内側
に直接配置し、熱抵抗を下げる方法が考えられる(図5
参照)。しかしながら、この配置構成では、従来構成と
同様に、コネクタ40との接続をワイヤボンディング6
50で行なおうとすると、搭載面積の拡大、つまり電子
制御機器の体格が大きくなるという問題がある。すなわ
ち図5(a)に示すように回路基板10に沿って、コネ
クタの径方向にボンディング用端子40aを延ばす必要
があり、ケース20内側表面積の拡大すなわち搭載面積
の増大となる。一方、図5(b)に示すように、ボンデ
ィング用端子40aをコネクタ40の外周面に設ける接
続方法、つまり略垂直の位置関係にあるボンディング用
端子10a、40a間をワイヤボンディング650によ
って接続する製造方法に対応するボンディング接続装置
は一般的でなく、その接続装置を開発しようとすること
は、その接続装置を用いて製造する電子制御機器のコス
トの大幅増大要因となるおそれがある。
【0006】また、近年、省資源の観点等からエンジン
ルームを高密度化して小型化する社会的要請があり、電
子制御機器においても、高温熱源である内燃機関等への
搭載環境に係わらず、放熱性向上と小型化が望まれてい
る。
【0007】本発明は、このような事情を考慮してなさ
れたものであり、その目的は、搭載面積の増大を防止し
つつ、放熱性向上が図れる電子制御機器を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1による
と、一つの面を取付け面とした筐体と、筐体の内壁部に
配置され、発熱性を有する素子が実装された回路基板
と、外部の信号出力等を入出力するように、外部と電気
的に接続可能なコネクタとを備えた電子制御機器におい
て、筐体の内壁部のうち、回路基板が配置される内壁部
は、その取付け面を形成するとともに、回路基板とコネ
クタとは、可撓性の接続ワイヤを介して相互に電気的に
接続されている。
【0009】これにより、筐体内に配置される回路基板
は、筐体の内壁部のうち、取付け面を形成する内壁部に
直接配置することができ、例えば内燃機関のエンジンブ
ロック等の搭載対象に取付け面を介して直接熱伝導でき
る。したがって、内壁部の肉厚の大小による熱抵抗の影
響を考慮することなく、発熱性を有する素子が実装され
た回路基板から外部つまり搭載対象への放熱が効率的に
できる。
【0010】さらに、外部と電気的に接続するコネクタ
と回路基板との接続方法として、従来のワイヤボンディ
ングによる接続に比べて、例えばフレキシブルプリント
基板等の可撓性の接続ワイヤによる接続を行なうので、
筐体内でのコネクタと回路基板との配置関係の自由度が
向上する。したがって、電子制御機器の搭載面積増大ま
たはコスト増大を防止することができる。
【0011】上記接続ワイヤは、本発明の請求項2に記
載するように、フレキシブルプリント基板により構成さ
れている。
【0012】これにより、回路基板とコネクタとを電気
的に接続する可撓性の接続ワイヤとして、フレキシブル
プリント基板を使用するので、比較的安価な接続が可能
であるとともに、例えば同一平面にない接続端子間等の
電気的接続対象間を相互に接続する配置上の接続自由度
が向上できる。
【0013】本発明の請求項3によると、回路基板とコ
ネクタとは、内壁部に、互いに対向して重ねて配置され
ている。
【0014】これにより、回路基板とコネクタとの配置
関係としては、筐体の内壁部によって区画される空間を
挟んで回路基板上にコネクタを配置することが可能であ
るので、搭載面積の増大防止は言うに及ばず、搭載面積
の縮小化を図ることができる。
【0015】本発明の請求項4によると、回路基板とコ
ネクタには、上記接続ワイヤに電気的に接続する接続端
子が設けられており、この両接続端子は、互いに直交す
るように配置されている。
【0016】これにより、従来のボンディング接続装置
の適用において、互いに接続される接続端子間の位置関
係として一般的でない略垂直の位置関係のものを備えた
電子制御機器にも、適用することができるので、接続装
置に制約されることなく、電子制御機器を製造する製造
工程の工程設計ができ、従がって工程削減が可能であ
る。
【0017】本発明の請求項5によれば、上記請求項4
における電子制御機器において、コネクタの外周面に接
続端子が設けられている。
【0018】これにより、回路基板とコネクタとを互い
に直交するように組付けるだけで接続端子間の位置関係
を構成できるので、工程の簡素化が図れる。
【0019】本発明の請求項6によると、回路基板とコ
ネクタには、上記接続ワイヤに電気的に接続する接続端
子が設けられており、両接続端子は、同一平面上に配置
されている。
【0020】これにより、上記接続ワイヤを挟んで、回
路基板とコネクタとを配置することができるので、製造
工程において、接続端子間の接続作業を行なうことで、
同時に、回路基板とコネクタとを配置する組付け作業を
行なえる。したがって、その製造工程の工程削減がで
き、よって工程の簡素化が図れる。
【0021】本発明の請求項7によれば、筐体の取付け
面が内燃機関のエンジンブロックに当接している電子制
御機器に好適である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電子制御機器を、
自動車用内燃機関(以下、エンジンと呼ぶ)に搭載さ
れ、車両の駆動装置であるエンジンを制御する電子制御
機器に適用し、具体化した実施形態を図面に従って説明
する。
【0023】(第1の実施形態)図1は、本発明の実施
形態の電子制御機器の構成を表す断面図である。図1に
示すように、電子制御機器1は、ICや半導体素子等の
電子部品11が実装された回路基板10と、これら電子
部品11が実装された回路基板10を保持する第1収容
部材20と、第1収容部材20と組合わせて回路基板1
0を収容する第2収容部材30とを含んで構成されてい
る。なお、電子制御機器1は、エンジン等を制御する制
御装置であって、エンジンの回転数、負荷状態等に応じ
てエンジンへ燃料を噴射供給する周知の燃料噴射手段
(図示せず)やエンジンに供給された燃料に点火させる
周知の点火手段(図示せず)をPWM制御またはPFM
制御等するため、回路基板10に実装される電子部品1
1には、半導体スイッチング素子等の発熱性を有する電
子部品が含まれている。ここで、電子制御機器1は、エ
ンジンを制御する制御装置(以下、ECUと呼ぶ)に限
らず、エンジンを搭載する車両であっても、発電機等の
回転電機を制御するもの、あるいは電気自動車の電動駆
動モータを制御するもの等であってもよく、電子制御機
器1が内燃機関、電動駆動モータ等の搭載対象に取付け
られ、その搭載対象が、エンジンルームを形成する部材
によって区画された空間(以下、エンジンルーム空間)
温度より低いものであればいずれでもよい。
【0024】なお、本実施形態で説明する電子制御機器
1は、以下エンジン100を制御するECUとし、第1
の実施形態では、エンジン100周り、例えばエンジン
ブロックに取付けられているものとする。
【0025】第1収容部材(以下、ベースと呼ぶ)20
と第2収容部材(以下、カバーと呼ぶ)30は、それぞ
れ、アルミニウムまたはアルミニウム合金等の金属材料
を鋳造して形成されたものであり、カバー30は底面が
開口し、一方のベース20はカバー30の底面開口部3
1(図1参照)を閉鎖するように略平板状に形成されて
いる。なお、ベース20とカバー30は、鋳造成形に限
らずプレス成形等であってもよい。
【0026】ここで、ベース20とケース30とは、電
子制御機器1の筐体Rを構成している。以下、本実施形
態では、ベース20には、筐体Rを搭載する搭載対象1
00としてのエンジンブロック等に取付ける取付け面2
1が備えられているものとして説明する。なお、搭載対
象100に取付ける取付け面を有する筐体Rとしては、
後述する外部と電気的に接続可能なコネクタ部40が、
搭載対象100と干渉しないように構成されるものであ
ればいずれでもよく、搭載対象100に取付ける取付け
面を、図1に示すベース20側に代えて、ケース30側
に設ける構成であってもよい。
【0027】回路基板(以下、プリント基板と呼ぶ)1
0は、半導体スイッチング素子等の発熱性を有する素子
を含む電子部品11と、この電子部品11を実装する基
板12とを含んで構成されている。基板12は、絶縁基
材12aと、絶縁基材12aの表面もしくは内部に配設
された回路配線(図示せず)とを含んで構成され、この
回路配線は電子部品11と電気的に接続している。
【0028】なお、プリント基板10には、回路配線を
介して電子部品11を作動させるように、外部接続部で
あるコネクタ部40が設けられている。詳しくは、プリ
ント基板10は、電子部品11が回路配線に実装され、
その回路配線とコネクタ部40が電気的に接続されてお
り、コネクタ部40および回路配線を通じて、電子部品
11に外部の信号出力等の電気信号が入出力されてい
る。プリント基板10(詳しくは、プリント基板10の
回路配線の端部)とコネクタ部40には、後述する可撓
性の接続ワイヤ50を介して電気的に接続されるよう
に、それぞれ接続端子10a、40aが設けられてい
る。
【0029】ここで、このコネクタ部40は、図1に示
すように搭載対象100としてのエンジンブロックに対
して、略直交する方向に延びるように配置される構成に
限らず、例えばベース20上に設けられ、エンジンブロ
ック100に対して、略平行に延びるよう(詳しくは、
図1の上下方向)に配置される構成であってもよい。な
お、搭載対象100に対して略直交する方向に延びるよ
うにコネクタ部40が配置される構成は、略平行に延び
るようにコネクタ部40が配置されるものに比べて、筐
体Rの搭載面積の小型化が図れる。
【0030】なお、本発明の実施形態で説明するコネク
タ部40は、以下搭載対象100に対して略直交する方
向に延びるように配置されているものとする。
【0031】なお、搭載対象であるエンジン100のエ
ンジンブロック等に搭載する電子制御機器1の放熱構造
として、搭載面積の増大を防止しつつ、放熱性向上が図
れるものの詳細については、後述する。
【0032】また、ベース20とカバーとは、ねじ(図
示せず)等により組合わせ固定されて、回路基板10を
収容する筐体Rが形成されている。なお、カバー20と
ケース30とを組合せ固定する構成としては、ねじ等に
より螺合固定する構成に限らず、例えばベース20に延
設する組付孔(図示せず)とカバー30に設けた突起部
(図示せず)とを嵌合固定する構成、あるいは接着固定
する構成等であってもよい。 なお、本実施形態で説明
するベース20とカバー30は、以下螺合固定されるも
のとして説明する。
【0033】ここで、本発明の特徴である搭載面積の増
大を防止するとともに放熱性向上が図れる構成につい
て、以下説明する。
【0034】ベース20は、筐体Rの内壁部を形成する
内周面22には、回路基板10が配置されるとともに、
内周面とは反対面である取付け面21には、エンジンブ
ロック100が直接接するように配置されている。これ
により、回路基板10を、筐体Rの内壁部のうち、取付
け面21を形成する内壁部すなわちベース20に直接配
置するので、回路基板10で発生する熱を、搭載対象と
してのエンジンブロック100へ直接熱伝導できる。し
たがって、筐体Rの側壁等を形成する内壁部に回路基板
10を配置する構成(例えば図6参照)に比べて、内壁
部の肉厚の大小による熱抵抗の影響を考慮する必要がな
く、よって発熱性を有する素子11が実装された回路基
板10から外部つまり搭載対象へ放熱が効率的に行なう
ことができる。
【0035】さらに、外部と電気的に接続され、回路基
板10へ外部に信号出力等を入出力する外部接続部とし
てのコネクタ部40と、回路基板10とは、可撓性を有
する接続ワイヤ50によって相互に電気的に接続されて
いる。これにより、コネクタ部40と回路基板10との
接続方法として、従来のワイヤボンディングによる接続
に比べて、例えばフレキシブルプリント基板等の可撓性
の接続ワイヤによる接続を行なうので、筐体R内での回
路基板10とコネクタ部40との配置関係の自由度向上
が図れる。これにより、電子制御機器の搭載面積増大ま
たはコスト増大を防止することができる。
【0036】詳しくは、可撓性の接続ワイヤ50とし
て、図1に示すように、フレキシブルプリント基板を使
用し、回路基板10、コネクタ部40のそれぞれの接続
端部(以下、接続端子と呼ぶ)10a、40aとを相互
に電気的に接続する。これにより、フレキシブルプリン
ト基板50を用いて比較的安価な接続が可能であるとと
もに、図1に示すように同一平面にない接続端子10
a、40a間を相互に接続する配置上の接続自由度が向
上できる。
【0037】したがって、搭載面積増大を防止できると
ともに、放熱性向上が図れる電子制御機器1の提供がで
きる。
【0038】なお、電子制御機器1の製造方法、特に回
路基板10とコネクタ部40の電気的接続に係わる組付
方法としては、第1工程にて、回路基板10(詳しく
は、接続端子10a)とフレキシブルプリント基板50
(詳しくは、端部50a)とを接合し、電気的に接続す
る。なお、接合方法としては半田付け等が簡便である。
次に第2工程では、ベース20へ回路基板10を接着す
る。さらに第3工程では、上記第2工程で回路基板10
を接着したベース20に、カバー30を螺合固定等によ
り装着固定し、回路基板収容空間Rsを形成する。第4
工程では、第3工程で形成した回路基板収容空間Rsか
らフレキシブルプリント基板50の端部50bを外部へ
取り出す。詳しくは、予めカバー30に形成したカバー
孔30cから端部50aを取り出す。さらに、第5工程
では、カバー孔30cから取り出したフレキシブルプリ
ント基板50(詳しくは、端部50b)をコネクタ部4
0(詳しくは、接続端子40a)に接合し、電気的に接
続する。第6工程では、第5工程にてフレキシブルプリ
ント基板50と電気的に接続したコネクタ部40と、カ
バー30とを接着する。なお、カバー30に接着するコ
ネクタ部40の端部40cは、フレキシブルプリント基
板50を取り出すカバー孔30cに挿入固定が可能な形
状が望ましい。
【0039】(変形例)第1の変形例としては、第1の
実施形態で説明した回路基板10とコネクタ部40との
配置関係として、図2(a)に示すように、筐体Rの内
壁部に、互いに対向して重ねて配置される構成を有す
る。詳しくは、フレキシブルプリント基板50の可撓性
を利用して図2(a)に示すようにS字状に撓ませて、
第1の実施形態で説明したカバー孔30cを回路基板1
0上に配置し、回路基板10とコネクタ部40とを電気
的に接続する。
【0040】これにより、回路基板10とコネクタ部4
0との配置関係として、筐体Rの内壁部によって区画さ
れる空間(以下、回路基板収容空間と呼ぶ)Rsを挟ん
で回路基板10上にコネクタ部40を配置することが可
能であるので、搭載面積の増大防止は言うに及ばず、搭
載面積の縮小化を図ることができる。
【0041】なお、第2の変形例としては、第の変形例
で説明したフレキシブルプリント基板50の撓ませ方と
して、S字状に代えて、図2(b)のようにU字状に撓
ませる構成を有する。これにより、第2の変形例と同様
な効果を得ることができる。
【0042】(第2の実施形態)第2の実施形態として
は、第1の実施形態で説明した回路基板10とコネクタ
部40のそれぞれの接続端子10a、40aの配置位置
において、接続端子10a、40a間が略平行な関係に
あるものに代えて、図3に示すように、互いに直交する
関係にあるものにしてもよい。
【0043】これにより、従来の回路基板10とコネク
タ部40とを電気的に接続するワイヤボンディング方法
において、互いに接続される接続端子10a、40a間
の位置関係として、ボンディング接続装置を適用するに
は一般的でない略垂直の位置関係(比較例としての図5
(b)参照)にあるものを備えた電子制御機器1にも適
用することができる。したがって、接続装置に制約され
ることなく、電子制御機器1を製造する製造工程の工程
設計ができ、従がって工程削減ができる。
【0044】例えば第1工程にて、コネクタ部40(詳
しくは、接続端子40a)とフレキシブルプリント基板
50(詳しくは、端部50b)とを接合し、電気的に接
続する。次に第2工程ではベース20に回路基板10と
コネクタ部40を接着する。第3工程では、フレキシブ
ルプリント基板50(詳しくは、端部50a)を、回路
基板10(詳しくは、接続端子10a)に接合し、電気
的に接続する。さらに、第4工程では、フレキシブルプ
リント基板50を介して電気的に接続される回路基板1
0とコネクタ部40が接着されたベース20に、カバー
30を螺合固定等により装着固定する。
【0045】これにより、第1の実施形態で説明した製
造方法による製造工程数を、6から4に削減することが
できる。
【0046】なお、第2工程において、回路基板10と
コネクタ部40とは、図3に示すように近接するように
配置することが望ましい。これにより、搭載面積の増大
防止が確実にできる。
【0047】なお、本実施例において、回路基板10の
接続端子10aに対して略直交する位置に配置されるコ
ネクタ部40の接続端子40aとしては、図3に示すよ
うに、回路基板10と互いに直交するように組付けられ
るコネクタ部40の外周に設けられていることが望まし
い。これにより、回路基板10とコネクタ部40をベー
ス上に接着組付けするだけで、互いに直交する接続端子
10a、40a間の位置関係を形成できるので、組付工
程の削減ができ、工程の簡素化が図れる。また、工程の
簡素化が図れるので、電子制御機器1の製造コストの低
減が可能である。
【0048】(第3実施形態)第3の実施形態として
は、第2の実施形態で説明した回路基板10とコネクタ
部40をベース上に配置する構成において、フレキシブ
ルプリント基板50が回路基板収容空間Rsに露出し、
互いに略直交する接続端子10a、40a間を電気的に
接続する構成に代えて、図4に示すように、接続端子1
0a、40aを略同一平面上に配置する構成とするもの
である。詳しくは、フレキシブルプリント基板50の端
部50a、50bを、それぞれベース20と回路基板1
0、ベース20とコネクタ部40に挟み込むとともに、
端部50a、50bをそれぞれ接続端子10a、40a
に接合し、電気的に接続する構成を有する。
【0049】これにより、フレキシブルプリント基板5
0を挟んで、回路基板10とコネクタ部40とをベース
20に配置することができるので、製造工程において、
接続端子10a、40aの接続作業と、回路基板10と
コネクタ部40とを配置する組付け作業とを同時に行な
える。したがって、その製造工程の工程削減ができ、よ
って工程の簡素化が図れる。また、製造コストの低減が
容易となる。
【0050】例えば第1工程にて、フレキシブルプリン
ト基板50を挟んで、回路基板10(詳しくは、接続端
子10a)とコネクタ部40(詳しくは、接続端子40
a)とフレキシブルプリント基板50(両端部50a、
50b)とを一括接続する。第2工程では、第1工程に
て一括接続することで、所定の平面上に配置された回路
基板10およびコネクタ部40を、一括してベース20
へ接着する。その後、第3工程にて、カバー30をベー
ス20に装着固定する。
【0051】これにより、第1の実施形態で説明した製
造方法による製造工程に比べて、その工程数を、6から
3に削減することができる(なお、第2の実施形態で説
明した製造工程と比較しても、さらに製造工程の簡素化
が図れる)。
【0052】以上説明した本発明の実施形態によれば、
搭載面積を防止しつつ、放熱性向上が図れる電子制御機
器1を提供できるとともに、例えばさらなる搭載面積縮
小要求もしくはコスト低減要求に基づいて使い分けるこ
とができ、これら要求等の幅広いニーズに対応すること
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の電子制御機器の構成
を表す断面図である。
【図2】変形例の電子制御機器の構成を表す断面図であ
って、図2(a)は第1の変形例、図2(b)は第2の
変形例を示す断面図である。
【図3】第2の実施形態の電子制御機器の構成を表わす
断面図である。
【図4】第3の実施形態の電子制御機器の構成を表す断
面図である。
【図5】比較例の電子制御機器の構成を表す断面図であ
って、図5(a)は第1の比較例、図5(b)は第2の
比較例を示す断面図である。
【図6】従来の電子制御機器の構成を表す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 電子制御機器 10 プリント基板(回路基板) 10a 接続端子(接続端部) 11 電子部品 12 基板 20 ベース(第1収容部材) 21 (ベースの)取付け面 22 (ベースの)内周面 30 カバー(第2収容部材) 30c カバー孔 31 (カバーの)底面開口部 40 コネクタ部 40a 接続端子(接続端部) 40c (カバー孔30cに挿入可能な)端部 50 可撓性の接続ワイヤ(フレキシブルプリント基
板) 50a、50b 端部 100 内燃機関(エンジンブロック) R 筐体 Rs 回路基板収容空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G301 JA32 NB20 4E360 CA02 EA03 EA24 EB01 ED02 ED03 ED07 GA24 GA52 GA53 GB97 GC04 5E322 AA03 EA10 5E344 AA02 BB02 BB04 EE02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つの面を取付け面とした筐体と、 前記筐体の内壁部に配置され、発熱性を有する素子が実
    装された回路基板と、外部の信号出力等を入出力するよ
    うに、外部と電気的に接続可能なコネクタとを備えた電
    子制御機器において、 前記筐体の前記内壁部のうち、前記回路基板が配置され
    る内壁部は、前記取付け面を形成するとともに、前記回
    路基板と前記コネクタとは、可撓性の接続ワイヤを介し
    て相互に電気的に接続されていることを特徴とする電子
    制御機器。
  2. 【請求項2】 前記接続ワイヤは、フレキシブルプリン
    ト基板により構成されていることを特徴とする請求項1
    に記載の電子制御機器。
  3. 【請求項3】 前記回路基板と前記コネクタとは、前記
    内壁部に、互いに対向して重ねて配置されていることを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子制御機
    器。
  4. 【請求項4】 前記回路基板と前記コネクタには、前記
    接続ワイヤに電気的に接続する接続端子が設けられてお
    り、前記両接続端子は、互いに直交するように配置され
    ていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の電子制御機器。
  5. 【請求項5】 前記コネクタの外周面に前記接続端子が
    設けられていることを特徴とする請求項4に記載の電子
    制御機器。
  6. 【請求項6】 前記回路基板と前記コネクタには、前記
    接続ワイヤに電気的に接続する接続端子が設けられてお
    り、前記両接続端子は、同一平面上に配置されているこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子制
    御機器。
  7. 【請求項7】 前記取付け面は、内燃機関のエンジンブ
    ロックに当接していることを特徴とする請求項1から請
    求項6のいずれか一項に記載の電子制御機器。
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