JP5807482B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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本発明は、車両用の電動機などを制御するためのパワーモジュールを備えた電力変換装置に係り、特にパワーモジュールを両面冷却する電力変換装置に関する。
従来、一般的なパワーモジュールの構造は、DBA(Direct Bond Aluminium)と呼ばれる基板上に絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)やフライホイールダイオード(FWD)を実装し、このDBA基板をベースプレート上にはんだ付けして固定されていた。そして、ベースプレートは冷却器に固定され、各半導体素子を下方から、すなわち片面から冷却する構造となっていた。
このような従来のパワーモジュールを備えた車両用回転電機が特許文献1に開示されており、この特許文献1では回転電機のハウジングを構成するブラケットにパワーモジュールを取り付け、パワーモジュールの熱をブラケットへ伝達することで片面から冷却するような構造となっていた。
しかしながら、このような片面から冷却する構造では、熱抵抗が大きく、半導体素子の温度が上昇してしまうので、インバータの出力を制限しなければならなかった。そこで、従来では半導体素子の上下両面から冷却する構造を採用することにより、熱抵抗を半減させて半導体素子の温度上昇を抑制し、これによってインバータの出力制限を緩和していた。
特開2004−312852号公報
しかしながら、上述した従来の両面冷却構造は、冷却性能を向上させることは可能であるものの、冷却部材を追加して設置する必要があるので、パワーモジュールが大型化してしまうという問題点があった。
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、冷却構造を大型化することなく複数の伝熱経路を有する冷却構造を実現して冷却性能を向上させることのできる電力変換装置を提供することを目的とする。
本発明に係る電力変換装置は、複数の冷却面を備えたパワーモジュールと、パワーモジュールの複数の冷却面のうち少なくとも2面以上と接するように構成されたユニットケースとを備えていることを特徴とする。
本発明に係る電力変換装置によれば、パワーモジュールの複数の冷却面のうち少なくとも2面以上がユニットケースと接するように構成したので、もともと備えているユニットケースを活用して新たな伝熱部材や構造部材を追加することなくパワーモジュールを冷却することができる。これにより、冷却構造を大型化することなく複数の伝熱経路を有する冷却構造を実現して冷却性能を向上させることができる。
本発明を適用した第1実施形態に係る電力変換装置の構造を説明するための図である。 本発明を適用した第1実施形態に係る電力変換装置の変形例の構造を示す断面図である。 本発明を適用した第2実施形態に係る電力変換装置の構造を説明するための図である。 本発明を適用した第2実施形態に係る電力変換装置の変形例の構造を説明するための図である。 本発明を適用した第3実施形態に係る電力変換装置の構造を説明するための図である。 本発明を適用した第3実施形態に係る電力変換装置の変形例の構造を説明するための図である。 本発明を適用した第3実施形態に係る電力変換装置の変形例の構造を説明するための図である。 本発明を適用した第4実施形態に係る電力変換装置の構造を示す断面図である。 本発明を適用した第5実施形態に係る電力変換装置の構造を示す断面図である。 本発明を適用した第5実施形態に係る電力変換装置の変形例の構造を示す断面図である。
以下、本発明を適用した第1〜第5実施形態について図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
図1は本実施形態に係る電力変換装置の構造を示す図であり、図1(a)は外観斜視図、図1(b)は図1(a)のA−A断面図である。
図1(a)に示すように、本実施形態に係る電力変換装置1は、モータ及びインバータが一体化された円筒型ユニットであり、パワー半導体素子等を含んだパワーモジュール2と、パワーモジュール2を左右から挟んで保持するユニットケース3、4とを備えている。
この電力変換装置1の内部構造は、図1(b)に示すように円筒形をしたユニットケース3、4の内部に設けられた空間のうち、ユニットケース3側にはステータやロータなどを搭載したモータ部5が配置され、ユニットケース4側にはコンデンサや駆動回路などを搭載したインバータ部6が配置されている。
パワーモジュール2は、電力を制御するパワーMOSFETや絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)等のパワーデバイスを含んでおり、ユニットケース3、4のケースの厚みに対応した円環状の形状をしている。このパワーモジュール2は、複数のスイッチング素子やフライホイールダイオード(FWD)を円環状のベースプレートの上に一体的に配置したものや、複数の平板上のパワーモジュールチップを円環状に配置したもので構成することができる。ただし、複数のパワーモジュールチップはスペーサのようなものに嵌め込んで一体化してもよいし、スペーサを用いずに配置してもよい。また、パワーモジュール2は冷却面を複数備えており、本実施形態では円環状の2面が冷却面となっているが、内側と外側の側面を含めた4面を冷却面としてもよい。
ユニットケース3、4は、ユニットケースの本体を2以上に分割して形成されたものであり、本実施形態では2つに分割して、その分割面にパワーモジュール2を挟むように配置したものである。ここで、ユニットケース3、4の厚さは、パワーモジュール2の大きさに対して十分な厚みを有しており、その厚さによってパワーモジュール2を挟んで保持することができる。また、ユニットケース3、4は、パワーモジュール2の複数の冷却面のうち少なくとも2面以上と接するように構成されており、本実施形態では2面と接するように構成されている。
このように構成された本実施形態に係る電力変換装置1は、パワーモジュール2の円環状の2面とユニットケース3、4との間にシリコングリース等が塗布されて密着する構造となっている。したがって、パワーモジュール2で発生した熱はユニットケース3、4の両方に伝達されてパワーモジュール2は両面冷却されることになる。
次に、本実施形態に係る電力変換装置の変形例を説明する。図2は本実施形態に係る電力変換装置の変形例の構造を示す断面図である。
図2に示すように、変形例の電力変換装置21は、パワー半導体素子等を含んだパワーモジュール2と、モータ及びインバータを内部の空間に収容するユニットケース23と、ユニットケース23の内部空間を塞ぐカバーとして機能するユニットケース24とを備えている。
図1に示す電力変換装置では、ユニットケースを2つに分割してユニットケース3にモータ部5を配置し、ユニットケース4にインバータ部6を配置して分割面にパワーモジュール2を配置する構成となっていた。しかし、図2に示す変形例ではユニットケース23にモータ部5及びインバータ部6を配置してユニットケース24はカバーとして機能する構造となっており、ユニットケース23とユニットケース24との間にパワーモジュール2を配置している。
尚、本実施形態ではユニットケースにモータとインバータの両方を搭載する場合を一例として示したが、インバータだけをユニットケースに搭載してもよい。また、本実施形態ではユニットケースとパワーモジュールを別々に構成したが、ユニットケースやユニットケースの外壁に形成された冷却フィン等を樹脂で構成し、ユニットケースと冷却フィンとパワーモジュールを一体に形成してもよい。さらに、本実施形態ではユニットケースを円筒状、パワーモジュールを円環状に形成したが、他の形状であってもよい。
[第1実施形態の効果]
以上詳細に説明したように、本実施形態に係る電力変換装置によれば、パワーモジュールの複数の冷却面のうち少なくとも2面以上がユニットケースと接するように構成したので、もともと備えているユニットケースを活用して新たな伝熱部材や構造部材を追加することなくパワーモジュールを冷却することができる。これにより、冷却構造を大型化することなく複数の伝熱経路を有する冷却構造を実現して冷却性能を向上させることができる。
また、本実施形態に係る電力変換装置によれば、ユニットケース本体を2以上に分割してユニットケースの分割面にパワーモジュールを配置したので、伝熱部材とユニットケースを共有化することができ、これによって構造が大型化することなく冷却性能を向上させることができる。
さらに、本実施形態に係る電力変換装置によれば、パワーモジュールをユニットケースの分割面に対して平行に配置したので、パワーモジュールの広い側面がユニットケースに面して配置され、伝熱量が増加して冷却性能を向上させることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明を適用した第2実施形態について図面を参照して説明する。尚、上述した第1実施形態と同一の部分については詳細な説明を省略する。
図3は本実施形態に係る電力変換装置の構造を示す図であり、図3(a)は外観斜視図、図3(b)は図3(a)のB−B断面図である。
図3(a)に示すように、本実施形態に係る電力変換装置31は、ユニットケース33、34の分割面に近接して外側に突出したフランジ部35を備えていることを特徴としている。
また、図3(b)に示すように、本実施形態に係る電力変換装置31の内部構造は、第1実施形態と同様にユニットケース33側にはモータ部5が配置され、ユニットケース34側にはインバータ部6が配置されている。
パワーモジュール2は、第1実施形態と同様にユニットケース33、34の分割面に挟まれるように配置されている。ただし、本実施形態では分割面に近接して外側に突出したフランジ部35が設けられているので、ユニットケース33、34の厚さよりも分割面における厚さは大きくなる。したがって、本実施形態ではユニットケース33、34の厚さよりも大きいサイズのパワーモジュールを設置することが可能となる。
また、図示していないがユニットケース33、34の外壁には放熱用のフィンが外側へ向けて突出しているので、そのフィンの高さまでフランジ部35を突出させることにより空間を有効利用することが可能となる。さらに、フランジ部35は外側に突出しているので、外部雰囲気に晒される面積が大きくなり、フランジ部35に位置するパワーモジュール2の放熱性能をより向上させることができる。また、ボルトを締結するための構造部材と放熱部材とを共有化できるので、構造が大型化することなく冷却性能を向上させることができる。
このように構成された本実施形態に係る電力変換装置31は、パワーモジュール2の円環状の2面とユニットケース33、34との間にシリコングリース等が塗布されて密着する構造となっている。これにより、パワーモジュール2で発生した熱はユニットケース33、34の両方に伝達されてパワーモジュール2を両面冷却している。
次に、本実施形態に係る電力変換装置の変形例を説明する。図4は本実施形態に係る電力変換装置の変形例の構造を示す図であり、図4(a)は外観斜視図、図4(b)は図4(a)のC−C断面図である。
図4に示すように、変形例の電力変換装置41は、パワー半導体素子等を含んだパワーモジュール2と、フランジ部45を備えたユニットケース43と、フランジ部45の大きさに対応したカバーとして機能するユニットケース44とを備えている。
図4に示す変形例ではユニットケース43にフランジ部45を設け、フランジ部45の大きさに対応したユニットケース44をカバーとして蓋をする構成となっており、ユニットケース43のフランジ部45とユニットケース44との間にパワーモジュール2を配置している。
[第2実施形態の効果]
以上詳細に説明したように、本実施形態に係る電力変換装置によれば、ユニットケースの分割面に近接して外側に突出したフランジ部を備えているので、ボルトを締結するための構造部材と放熱部材とを共有化することができ、これによって構造が大型化することなく冷却性能を向上させることができる。また、フランジ部は外側に突出しているので、外部雰囲気に晒される面積が大きくなり、パワーモジュールの放熱性能をより向上させることができる。
[第3実施形態]
次に、本発明を適用した第3実施形態について図面を参照して説明する。尚、上述した第1及び第2実施形態と同一の部分については詳細な説明を省略する。
図5は本実施形態に係る電力変換装置の構造を示す図であり、図5(a)は外観斜視図、図5(b)は図5(a)のD−D断面図、図5(c)はパワーモジュールの外観斜視図である。
図5(b)に示すように、本実施形態に係る電力変換装置51は、パワーモジュール52がユニットケース53、54の分割面に対して垂直に配置されていることを特徴としている。
パワーモジュール52は、上述した実施形態のように円環状ではなく、図5(c)に示すような略直方体形状の小型回路となっている。パワーモジュール52の内部にはパワー半導体(素子)であるスイッチとダイオードが各1個ずつ設置されており、面圧受け用の強度部材と絶縁構造とを含んでいる。本実施形態のパワーモジュール52は、上述した実施形態で示したパワーモジュールの各回路を個々に分解したものであり、それら複数個のパワーモジュールをユニットケース54の肉厚部に内蔵した構造となっている。また、冷却面は面積の広い2面だけではなく、側面を含めた6面すべてを冷却面とすることが可能である。
このように構成された本実施形態に係る電力変換装置51は、パワーモジュール52のすべての側面とユニットケース53、54との間にシリコングリース等が塗布されて密着する構造となっている。これにより、パワーモジュール52で発生した熱は、冷却面を含むすべての側面からユニットケース53、54の両方に伝達されて、パワーモジュール52を冷却する。
尚、本実施形態ではユニットケースの分割面にパワーモジュールを配置しているが、ユニットケースの任意の部位に溝等を設けてパワーモジュールを差し込み、パワーモジュールの冷却面とユニットケースとを密着させるようにしてもよい。また、ユニットケース内にパワーモジュールを鋳込んで、パワーモジュールとユニットケースとを密着させてもよい。
次に、本実施形態に係る電力変換装置の第1の変形例を説明する。図6は本実施形態に係る電力変換装置の変形例の構造を示す断面図である。
図6に示すように、変形例の電力変換装置61は、分割されたユニットケース63、64の分割面にそれぞれ凸部65、66を形成し、これらの凸部65、66の間に形成されたスペースにパワーモジュール62を密着して配置することを特徴としている。
図6に示す変形例では、モータ部5をユニットケース63に搭載し、インバータ部6をユニットケース64に搭載して、分割面に形成された凸部65、66で複数のパワーモジュール62を挟む構造となっている。
次に、本実施形態に係る電力変換装置の第2の変形例を説明する。図7は本実施形態に係る電力変換装置の変形例の構造を示す図であり、図7(a)は断面図、図7(b)はパワーモジュールの外観斜視図である。
図7(a)に示すように、変形例の電力変換装置71は、分割されたユニットケース73、74の分割面にそれぞれ凸部75、76を形成し、これらの凸部75、76の間に形成されたスペースにパワーモジュール72を密着して配置している。そして、ユニットケース74の凸部76とパワーモジュール72とが接する面にテーパー形状を有することを特徴としている。
パワーモジュール72は、図7(b)に示すような略直方体形状の小型回路であり、凸部76と接する面はテーパー形状となっている。
ここで、パワーモジュールとユニットケースとが接する面における熱抵抗は熱性能に大きな影響を与えるので、極力密着させて伝熱性能を高める必要がある。そこで、パワーモジュールとユニットケースとが接する面にテーパー(傾斜)を持たせることにより、ユニットケース同士を結合させる押圧力を、テーパー(傾斜)部で外周方向へ変換して冷却面への押圧力とし、パワーモジュールとユニットケースが密着するようにしている。
尚、図7では凸部76とパワーモジュール72との間の面だけにテーパーを形成しているが、凸部75側にテーパーを形成してもよいし、両側にテーパーを形成してもよい。
[第3実施形態の効果]
以上詳細に説明したように、本実施形態に係る電力変換装置によれば、パワーモジュールをユニットケースの分割面に対して垂直に配置したので、ユニットケースの肉厚部に内蔵することができ、これによってユニットケースの強度を維持したまま両面冷却することができる。
また、本実施形態に係る電力変換装置によれば、分割されたそれぞれのユニットケースの分割面に凸部を形成し、凸部の間に形成されたスペースにパワーモジュールを密着して配置したので、ユニットケース同士を結合する力によりパワーモジュールとユニットケースをより強い力で密着させることができる。これにより、パワーモジュールからユニットケースへの熱伝達が促進し、冷却性能を向上させることができる。
さらに、本実施形態に係る電力変換装置によれば、ユニットケースの凸部とパワーモジュールとが接する面にテーパー形状を設けたので、ユニットケース同士を結合する力を利用してユニットケースとパワーモジュールとの間の密着性を高めることができ、これによってより冷却性能を向上させることができる。
[第4実施形態]
次に、本発明を適用した第4実施形態について図面を参照して説明する。尚、上述した第1〜第3実施形態と同一の部分については詳細な説明を省略する。
図8は本実施形態に係る電力変換装置の構造を示す断面図である。図8に示すように、本実施形態に係る電力変換装置81は、ユニットケース83の内部に収容されたモータの巻き線85とパワーモジュール82の出力線86とをユニットケース83、84の外部に導出して外部で接続することを特徴としている。
図8に示すように、ユニットケース83、84の分割面はモータ部5の端部に位置しているので、ユニットケース83の分割面近傍からモータの巻き線(ACライン)85を外側へ導出しておき、同様にユニットケース84の分割面近傍からパワーモジュール82の出力線(ACライン)を外側に導出する。これにより、ユニットケース83、84を結合した後に電気配線の接続を行うことができ、電気配線の取り回しや配線長の調整等が容易になり、組立性を向上させることができる。
尚、図8ではテーパー形状を有する第3実施形態の第2変形例の場合を一例として示しているが、他の実施形態や変形例でも本実施形態を適用することは可能である。
[第4実施形態の効果]
以上詳細に説明したように、本実施形態に係る電力変換装置によれば、ユニットケースの内部に収容された電動機の巻き線とパワーモジュールの出力線とをユニットケースの外部に導出して外部で接続するので、電気配線の取り回しや配線長の調整等が容易になり、組立性を向上させることができる。
[第5実施形態]
次に、本発明を適用した第5実施形態について図面を参照して説明する。尚、上述した第1〜第4実施形態と同一の部分については詳細な説明を省略する。
図9は本実施形態に係る電力変換装置の構造を示す断面図である。図9に示すように、本実施形態に係る電力変換装置91は、ユニットケース93、94に冷媒流路95を備えていることを特徴としている。
上述した実施形態では、ユニットケースが空冷でユニットケースの外周部に図示しない放熱フィンを備えている構造を例示していたが、本実施形態ではユニットケース94とパワーモジュール92が接する面に冷媒流路95を設けた構造としている。
これにより、パワーモジュール92とユニットケース94とが接する面にグリース等を介することなく直接冷媒で冷却することが可能となり、空冷だけではなく油冷または水冷を併用できるので、冷却性能を更に向上させることができる。
また、冷媒流路95はパワーモジュール92とユニットケース94との接触面に設置するだけではなく、図10に示すようにユニットケース93、94のパワーモジュール92の近傍に設置してもよい。これによりパワーモジュール周辺の複数の冷媒流路を用いて冷却することができ、冷却性能をより向上させることができる。
尚、図9、図10ではテーパー形状を有する第3実施形態の第2変形例の場合を一例として示しているが、他の実施形態や変形例でも本実施形態を適用することは可能である。
[第5実施形態の効果]
以上詳細に説明したように、本発明を適用した第5実施形態に係る電力変換装置によれば、ユニットケースに冷媒流路を設けたので、空冷に加えて油冷または水冷を併用することができ、冷却性能をより一層向上させることができる。
なお、上述の実施形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施形態以外の形態であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計などに応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
1、21、31、41、51、61、71、81、91 電力変換装置
2、52、62、72、82、92 パワーモジュール
3、4、23、24、33、34、43、44、53、54、63、64、73、74、83、84、93、94 ユニットケース
5 モータ部
6 インバータ部
35、45 フランジ部
65、66、75、76 凸部
85 巻き線
86 出力線
95 冷媒流路

Claims (3)

  1. 複数の冷却面を備えたパワーモジュールと、
    前記パワーモジュールの複数の冷却面のうち少なくとも2面以上と接するように構成されたユニットケースとを備え
    前記ユニットケースは本体が2以上に分割され、前記ユニットケースの分割面に前記パワーモジュールを配置し、
    前記パワーモジュールは前記ユニットケースの分割面に対して垂直に配置され、
    前記分割されたそれぞれのユニットケースの分割面に凸部を形成し、前記凸部の間に形成されたスペースに前記パワーモジュールを密着して配置し、
    前記ユニットケースの凸部と前記パワーモジュールとが接する面にテーパー形状を設けたことを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記ユニットケースの内部に収容された電動機の巻き線と前記パワーモジュールの出力線とを前記ユニットケースの外部に導出し、前記ユニットケースの外部で接続することを特徴とする請求項に記載の電力変換装置。
  3. 前記ユニットケースは冷媒流路を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の電力変換装置。
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