JP2004241475A - リアクトル装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】リアクトル装置1000は、アルミケース100、U字コア110,112、I字コア120、コイル130、ボルト140、リテーナ150およびクッションゴムを含む。U字コア110とI字コア120との間、I字コア120間、およびU字コア112とI字コア120との間にはギャップ170が構成される。U字コア110は、ボルト140によりアルミケース100に取り付けられる。リテーナ150は、ボルト140によりアルミケース100に取り付けられ、クッションゴムを介してU字コア112がアルミケース100から分離することを規制する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に搭載されるリアクトル装置の構造に関し、特に、分割されたコアを含むリアクトル装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
コアとコイルとから構成されるリアクトル装置において、複数のコアを結合することにより構成されたコアが使用されることがある。この結合されたコアとコイルとがヒートシンクあるいはケースその他の筐体に取り付けられる。この場合、複数のコアを結合する方法には、以下の公報が開示するように、コアとコアとを溶接する方法、あるいは、コアとコアとを粘着テープにより結合させる方法などがある。
【0003】
実開平3−106718号公報(特許文献1)は、分割されたコアを溶接して構成された、点火コイル用の閉磁路コアを開示する。この閉磁路コアは、コの字形をした平行な長脚と短脚とを備えた2つのコア積層体から構成される。その長脚と短脚とは、端面を突き合わせることにより溶接される。その溶接される脚部の外面の一方には、凹部が形成されている。その凹部に対応する箇所には、溶接により溶融する凸部が形成されている。
【0004】
特許文献1に開示された閉磁路コアによると、安定した溶接が可能になるため溶接割れの発生を防止することができる。また、溶融部分において盛り上がりが生じないため、コアを小型化することができる。
【0005】
また、実開平1−112022号公報(特許文献2)は、品質を確保しつつ生産コストを削減することができるコアを含む変成器を開示する。この変成器は、コイルボビンに巻線が巻かれたトランスコイル部と、粘着テープにより脚部の接合部分が結合された複数の変則EEコアとを含む。この変則EEコアは、分割されたコアにより形成され、各コアの脚部の長さはそれぞれ異なる。
【0006】
特許文献2に開示された変成器によると、そのコアは、トランスコイル部に対して変則EEコアを積層して、その接合部分を粘着テープを用いて結合することにより形成される。これにより、コアを結合するための工数が少なくなるため、その他の方法(たとえば溶接)に比べて生産コストを削減することができる。
【0007】
【特許文献1】
実開平3−106718号公報
【0008】
【特許文献2】
実開平1−112022号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1および2に開示されたコアの結合方法により結合されたコアをリアクトル装置に取り付けると、リアクトル装置の温度が上昇した場合に、以下に示す問題が発生する場合があった。
【0010】
第1に、特許文献1に開示された方法により結合されたコアをリアクトル装置に取り付けると、リアクトル装置が発熱した場合には、その装置の特性が変化し、また騒音が大きくなる場合があった。すなわち、このリアクトル装置に使用されるコアは、ボルトなどの締結要素によりヒートシンクその他の筐体に固定される。この筐体の材料は、コアの材料(多くは珪素鋼)と異なる材料(たとえばアルミニウム)であることが多い。したがって、コアと筐体とは異なる熱特性(たとえば熱膨張性)を有する。そのため、リアクトル装置が発熱すると、コアの結合部分に形成されたギャップ(間隔)の拡張によりインダクタンス値が変化したり、コアの振動が筐体の外部に伝達されるため、リアクトル装置からの騒音が大きくなるという問題があった。
【0011】
また、特許文献2に開示された方法により結合されたコアをリアクトル装置に取り付けると、コア同士は締結されていないため、振動により上下方向の加速度が加わると、コア間の接合部が分離する場合があった。さらに、コアとコイルボビンを嵌合構造にすると、コアおよびコイルボビンの材料が異なる場合、ギャップ長は、それぞれの熱膨張差により変化する。そのため、上述のようにインダクタンス値等の特性値が変化するという問題があった。
【0012】
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、温度が変化しても特性値の変化と騒音の発生とを抑制することができるリアクトル装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
第1の発明に係るリアクトル装置は、第1のコアの底面と筐体の内底面との接触面に対向するように第1のコアに配置される部材であって、接触面における第1のコアと筐体との分離を規制する規制部材と、コアを直接あるいは規制部材を介してコアを筐体に固定するための固定部材とを含む。規制部材および固定部材からなるコア固定構造は、異なる熱伸縮特性に基づく筐体と第1のコアとの間の相対的変位による影響からギャップを解放する解放構造をもつ。
【0014】
第1の発明によると、リアクトル装置は筐体と複数のコアとを含む。その筐体と複数のコアのそれぞれとは、それぞれ異なる熱伸縮特性を有する。複数のコアに含まれる第1のコアと他のコアとは、ギャップを形成するように配置される。このリアクトル装置の規制部材は、第1のコアの底面と筐体の内底面との接触面の上方向に対向するように第1のコアに配置され、その規制部材は、固定部材によって筐体に固定される。このようにすると、第1のコアは、筐体に直接固定されることなく筐体との接触面から分離しないように取り付けられるため、第1のコアと筐体との間の相対的な変位(位置ずれ)は規制されない。また、複数のコアにより形成されたギャップは、規制部材および固定部材からなるコア固定構造により、筐体と第1のコアとの間の相対的変位による影響から解放される。そのため、第1のコアは、筐体の変位による引っ張りあるいは圧縮の影響を受けず、筐体の温度が変化してもコアとコアとの間に形成されたギャップは伸縮しない。したがって、リアクトル装置の特性値は変化せず、また、ギャップから騒音は発生しない。これにより、上述の課題を解決したリアクトル装置を提供することができる。
【0015】
第2の発明に係るリアクトル装置は、第1の発明の構成に加えて、規制部材は保持器である。
【0016】
第2の発明によると、保持器(たとえばリテーナ、特にばね鋼からなる押さえ板等)は、第1のコアが筐体から分離することを規制する一方、そのコアと筐体との間の相対的な変位は規制しない。そのため、第1のコアは、筐体の変位による引っ張りあるいは圧縮の影響を受けず、コアとコアとの間に形成されたギャップは所定の間隔を維持することができる。
【0017】
第3の発明に係るリアクトル装置は、第2の発明の構成に加えて、保持器は弾性を有するものである。
【0018】
第3の発明によると、弾性を有する保持器(たとえば、ばね鋼からなる押さえ板)が第1のコアの形状のばらつきを吸収するため、ギャップが所定の間隔を維持するように第1のコアを規制しつつ、第1のコアを筐体に安定して取り付けることができる。
【0019】
第4の発明に係るリアクトル装置は、第1の発明の構成に加えて、規制部材は弾性体である。
【0020】
第4の発明によると、弾性体(たとえばゴム、締結バンド等)は、第1のコアが筐体から分離することを規制する一方、そのコアと筐体との間の相対的な変位は規制しない。そのため、筐体と第1のコアとの間に相対的な位置ずれが発生しても、ギャップは所定の間隔に維持される。
【0021】
第5の発明に係るリアクトル装置は、第4の発明の構成に加えて、第1のコアは、角部が面取りされたコアである。弾性体は、面取りされた角部において第1のコアと筐体との分離を規制する。
【0022】
第5の発明によると、面取りされた第1のコアの角部において、弾性体(たとえば、ゴム、締結バンドなど)により、このコアと筐体との分離が規制され、また、その弾性力によりギャップの拡張が防止される。
【0023】
第6の発明に係るリアクトル装置は、第4または第5の発明の構成に加えて、弾性体はゴムである。
【0024】
第6の発明によると、ゴム(たとえば耐熱性に優れたゴム等)が第1のコアを筐体に保持しつつ、ゴムの弾性力が第1のコアに作用する。そのため、熱膨張による相対的な変位が各コアと筐体との間に発生しても、各コア間に形成されたギャップの拡張を防止することができる。
【0025】
第7の発明に係るリアクトル装置は、開口部が形成された第1のコアと、開口部を介して第1のコアを筐体に取り付けるための取付部材とを含む。開口部の形状は長穴であって、その長穴の長径は、筐体が変位する方向に設けられている。
【0026】
第7の発明によると、リアクトル装置は筐体と複数のコアとを含む。その筐体と複数のコアとは、それぞれ異なる熱伸縮特性を有する。複数のコアに含まれる第1のコアと他のコアとは、ギャップを構成するように配置される。このリアクトル装置の第1のコアは、形成された開口部を介して、取付部材(たとえば、ボルトその他の締結要素)により筐体に取り付けられる。その開口部の形状は長穴であって、その長穴の長径は筐体が変位する方向に設けられているため、取付部材はその内径の範囲内で位置を変えることができる。このようにすると、筐体の変位により開口部に対する取付部材の位置が変わっても、取付部材は第1のコアに接触しない。したがって、第1のコアは取付部材の変位による影響を受けないため、第1のコアは、筐体の変位によって引っ張られたり圧縮されたりしない。その結果、複数のコアの間に形成されたギャップ、あるいはリアクトル装置の特性値は変化せず、また、ギャップから騒音は発生しない。これにより、温度が変化しても特性値の変化と騒音の発生とを抑制することができるリアクトル装置を提供することができる。
【0027】
第8の発明に係るリアクトル装置は、第7の発明の構成に加えて、取付部材は締結要素である。
【0028】
第8の発明によると、第1のコアが締結要素(たとえばボルト)により筐体に取り付けられるリアクトル装置において、変位による影響を受けないようにすることができる。
【0029】
第9の発明に係るリアクトル装置は、第8の発明の構成に加えて、締結要素と第1のコアとの間にフランジを有するカラーをさらに含むものである。
【0030】
第9の発明によると、第1のコアはフランジを介して締結要素による荷重を適切に受けることができるため、締結力の不均衡を防止することができる。
【0031】
第10の発明に係るリアクトル装置は、第1〜9のいずれかの発明の構成に加えて、第1のコアと異なるコアは、第1のコアと同様に筐体に取り付けられるものである。
【0032】
第10の発明によると、リアクトル装置は、筐体の変位による影響を受けないコアを2つ含むので、温度上昇時における応力が特定のコアに集中することを防止することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
【0034】
<第1の実施の形態>
図1を参照して、本発明の第1の実施の形態に係るリアクトル装置1000の構造について説明する。このリアクトル装置1000は、アルミケース100、U字コア110,112、4つのI字コア120、2つのコイル130、リテーナ150、および4つの締結ボルト140を含む。2つのコイル130はそれぞれ、U字コア110の脚部と2つのI字コア120とU字コア112の脚部とを囲むように配置される。各コアの材料は、たとえば珪素鋼である。
【0035】
U字コア110およびリテーナ150には、それぞれ2箇所のボルト穴(図示しない)が設けられている。アルミケース100の底部には、4箇所のボルト穴(図示しない)が設けられている。締結ボルト140は、U字コア110とアルミケース100とを締結しているため、U字コア110は、アルミケース100に対して移動することができない。
【0036】
締結ボルト140は、U字コア112の上部に配置されるリテーナ150とアルミケース100とを締結する。この場合、U字コア112は、リテーナ150によりアルミケース100に押さえつけられており、締結されていない。したがって、U字コア112とアルミケース100との間には、すべりが許容される。
【0037】
図1に示すように、U字コア110とI字コア120との間、I字コア120,120間、およびI字コア120とU字コア112との間には、それぞれ予め定められた間隔のギャップ170が構成されている。このギャップ170には、絶縁性・非磁性を有するギャップ部補間材が使用される。ギャップ部補間材の材料としては、たとえばガラスエポキシあるいはセラミック等の板材がある。この板材は接着剤により各コアに固定される。また、接着剤に代えて、ギャップ部補間材と接着剤とを一体成型することによりコアに固定してもよい。なお、アルミケース100に含まれるコアの形状および個数は、図1の構造に示された形状および個数に限られない。
【0038】
図2を参照して、本実施の形態に係るリアクトル装置1000の構造を、断面図に基づいて説明する。図2は、図1に示されたリアクトル装置1000の断面X−X′を表わす。
【0039】
図2に示すように、アルミケース100の底部には、コイル130を据え付けるための段差が形成されている。このように、底部に段差を設けることにより、コイル130はアルミケース100の所定の位置に配置される。U字コア112は、ボルト140(図1)により端部が締結されたリテーナ150とクッションゴム160とを介して、アルミケース100に取り付けられる。
【0040】
上述したように、ボルト140はリテーナ150とアルミケース100とを締結し、U時コア112は、相対的変位による影響がギャップに及ばないように、アルミケース100に対して取り付けられている(図1)。したがって、U字コア112とアルミケース100との間は、図2に示された矢印の方向に対して「すべり」が許容される。このようにすると、リアクトル装置1000の温度が上昇した場合に、各コアとアルミケース100とがそれぞれ異なる量だけ膨張しても、各コアとアルミケース100と間に引張力あるいは圧縮力が作用することはない。
【0041】
図3を参照して、本実施の形態に係るリアクトル装置1000の構造を、他の断面図に基づいて説明する。図3は、図1に示されたリアクトル装置1000の断面Y−Y′を表わす。
【0042】
図3に示すように、U字コア112は、クッションゴム160を介してリテーナ150によりアルミケース100に押さえつけられる。リテーナ150の両端部は、締結ボルト140(図1)によりアルミケース100に締結される。したがって、U字コア112は、アルミケース100から離れることはない。
【0043】
以上の構造に基づく本実施の形態に係るリアクトル装置1000について、その温度が上昇した時の状態の変化を説明する。ここで、U字コア110,112およびI字コア120は、積層電磁鋼板から形成されたコアである。この場合、アルミケース100の熱膨張係数は、約2.7×10−5/Kである。一方、積層電磁鋼板の熱膨張係数は、約1.1×10−5/Kである。したがって、リアクトル装置1000の温度が上昇すると、アルミケース100は、積層電磁鋼鈑から形成されるコアよりも多く変位する。
【0044】
リアクトル装置1000(図1)の温度が上昇すると、アルミケース100および各コアが膨張する。アルミケース100の熱膨張係数は積層電磁鋼鈑の熱膨張係数よりも大きいため、アルミケース100の膨張量(変位量)が各コアの膨張量(変位量)を上回る。この場合、アルミケース100はたとえば図1の矢印の方向に膨張する。U字コア112とリテーナ150とは締結されていないため、クッションゴム160(図2)およびアルミケース100とU字コア112との間には、それぞれすべりが発生する。すなわち、リテーナ150によるU字コア112の取付位置は、リアクトル装置の温度が上昇する前に比べて、U字コア112の端部に移動する。
【0045】
これにより、リアクトル装置1000の温度が上昇しても、U字コア112はアルミケース100の膨張に引きずられないため、各コアの間に形成されたギャップ170は所定の間隔以上に広がらない。ギャップ170がその所定の間隔を維持することにより、リアクトル装置1000の特性も維持される。したがって、リアクトル装置1000におけるインダクタンス値は当初設計された時の値を維持する。また、各コアはアルミケース100に対して相対的変位による影響からギャップを解放するように取り付けられている。その結果、アルミケース100の外部に対するコアの振動の伝達が低減され、騒音の発生が抑制される。
【0046】
<第1の実施の形態の変形例>
以下、本発明の第1の実施の形態の変形例について説明する。
【0047】
図4を参照して、本変形例に係るリアクトル装置1100の構造について説明する。リアクトル装置1100は、ばね鋼からなるリテーナ152を含む。なお、本変形例に係るリアクトル装置1100の構造は、リテーナ152がリテーナ150およびクッションゴム160(図1)の代わりにU字コア112を押さえつける点を除いて、前述の第1の実施の形態の構造と同じであるので、ここでは繰り返さない。
【0048】
図4に示すように、このリテーナ152は、自身のたわみにより、U字コア112をアルミケース100に押さえつけることができる。また、リテーナ152は弾性を有するため、その弾性変形によりU字コア112の寸法のばらつきを吸収することができる。このような構造においても、リアクトル装置1100の温度が上昇した場合には、リテーナ152とU字コア112との間およびU字コア112とアルミケース100との間にすべりを生じさせることができる。
【0049】
以上により、詳述した第1の実施の形態およびその変形例に係るリアクトル装置によると、U字コア112は、アルミケース100との相対的変位による影響(たとえば、引張力の作用)からギャップ170を解放するように、そのアルミケース100に取り付けられる。そのため、U字コア112とアルミケース100との間には、相対的な変位が許容され、U字コア112とアルミケース100とがそれぞれ熱膨張により変形した場合でも、U字コアは取付時の状態から引っ張られない。したがって、U字コア110,112とI字コア120との間、あるいは各I字コア間に形成されたギャップ170は、所定の間隔を維持する。
【0050】
また、上述のようにしてU字コア112をアルミケース100に取り付けることにより、アルミケース100の外部に対するコアの振動の伝達を低減することができる。これにより、温度が変化しても特性値の変化と騒音の発生とを抑制することができるリアクトル装置を提供することができる。
【0051】
<第2の実施の形態>
以下、本発明の第2の実施の形態に係るリアクトル装置2000について説明する。
【0052】
図5を参照して、本実施の形態に係るリアクトル装置2000は、アルミケース102、2つのU字コア112、4つのI字コア120、2つの締結バンド500、および4つの締結ボルト540を含む。締結バンド500は弾性を有し、U字コア112の上部に配置される。その締結バンド500の両端部は、締結ボルト540によりアルミケース100に固定される。
【0053】
なお、コイル130、I字コア120およびギャップ170に関する構成は、前述の第1の実施の形態に係るリアクトル装置1000(図1)における構成と同じであるので、ここでは繰り返さない。
【0054】
図6を参照して、本実施の形態に係るリアクトル装置2000の構造を、断面図に基づいて説明する。図6は、図5に示されたリアクトル装置2000の断面Z−Z’を表わす。締結ボルト540は、U字コア112に配置された締結バンド500とアルミケース102とを締結する。締結バンド500は、自身の弾性力により、U字コア112をアルミケース102に押さえつける。
【0055】
このようにすると、所定の間隔を維持するように形成されたギャップ170の広がりを抑制することができる。また、U字コア112は、アルミケース102との間における相対的変位による影響からギャップを解放するように、そのアルミケース102に取り付けられている。そのため、アルミケース102が変形しても、U字コア112はその変形の影響を受けない。したがって、U字コア112とI字コア120との間に形成されたギャップ170は所定の間隔を維持することができる。また、締結バンド540は各コアの振動を吸収することができるため、コアの振動がアルミケース102の外部に伝わることが抑制される。その結果、リアクトル装置2000は、所定の特性を維持しつつ騒音の発生も抑制することができる。
【0056】
<第2の実施の形態の変形例>
以下、本発明の第2の実施の形態の変形例について説明する。
【0057】
図7を参照して、本変形例に係るリアクトル装置2100の構造について説明する。本変形例に係るリアクトル装置2100は、U字コア114の角部がC面取りされている点で、前述の第2の実施の形態に係るリアクトル装置2000(図5)と異なる。
【0058】
図7に示すように、U字コア114は、締結バンド500によりアルミケース102に押さえつけられる。この場合、U字コア114の角部において、U字コア114をI字コア120の方向に押しつけようとする力が作用するため、ギャップ170の広がりを防止することができる。また、U字コア114はアルミケース102に直接締結されていないため、温度上昇時におけるアルミケース102の変位の影響を受けることがない。
【0059】
以上により、詳述した本発明の第2の実施の形態およびその変形例に係るリアクトル装置によると、U字コア112(図5)あるいはU字コア114(図7)の端部に配置される締結バンド500により、U字コアとアルミケース102との分離が規制される。また、各コアはアルミケース102に完全に固定されているのではなく、アルミケースとコアとの間における相対的変位による影響がギャップに及ばないように、締結バンド500によりアルミケースに押さえつけられている。
【0060】
このようにすると、U字コアとアルミケース102との間の相対変位は許容されるので、アルミケース102が変形しても、各コア間に形成されたギャップの間隔は拡張せず、リアクトル装置は所定の特性値を維持する。また締結バンド500が各コアの振動を吸収することができるため、アルミケース102に伝達する振動を低減することができる。これにより、温度が変化しても特性値の変化と騒音の発生とを抑制することができるリアクトル装置を提供することができる。
【0061】
<第3の実施の形態>
以下、本発明の第3の実施の形態に係るリアクトル装置について説明する。
【0062】
図8を参照して、本実施の形態に係るリアクトル装置3000の構造について説明する。なお、本実施の形態に係るリアクトル装置3000は、U字コアがボルトによりアルミケースに取り付けられ、そのためのボルト穴がU字コアの移動を許容する形状(たとえば長穴)である点で、前述の第1および第2の実施の形態に係るリアクトル装置と異なる。
【0063】
図8に示すように、リアクトル装置3000は、アルミケース106、2つのU字コア116、4つのI字コア120、2つのコイル130、4つのボルト720、および4つのフランジ付きカラー710を含む。ボルト720は、フランジ付きカラー710と後述するクッションゴムとを介して、U字コア116をアルミケース106に締結する。
【0064】
図9を参照して、図8に示したU字コア116に形成されるボルト穴730について説明する。図9に示すように、このボルト穴730は、特定の方向に長径を有する長穴である。この特定の方向とは、温度上昇時に予想される、アルミケース106が変形する方向である。また、短径は、たとえばボルト720の外径に所定のクリアランスを加算した値である。したがって、U字コア116は短径方向には殆ど移動することができない。
【0065】
このような形状にすることにより、アルミケース106の変形時にボルト720(図8)とボルト穴730との相対的な位置関係が変化した場合に、フランジ付きカラー710(図8)がボルト穴730に接触してU字コア116を移動することを防止することができる。
【0066】
図10を参照して、本実施の形態に係るU字コア116をアルミケース106(図8)に取り付けるための構成要素について説明する。
【0067】
図10に示すように、ボルト720は、フランジ付きカラー710とクッションゴム700とを介してボルト穴730を貫通することにより、U字コア116をアルミケース106(図8)に取り付ける。フランジ付きカラー710はボルト720による締結力を一様に受けて、クッションゴム700にその締結力を伝達する。クッションゴム700は、その締結力により弾性変形しつつ、U字コア116をアルミケース106に押さえつける。
【0068】
このようにすると、温度上昇によりアルミケース106とU字コア116との相対的な位置関係が変化した場合、弾性を有するクッションゴム700は、U字コア116をアルミケース106に押さえつつ、自身が変形することにより、その位置関係の変化を吸収する。すなわち、リアクトル装置3000の温度上昇による変形によって発生する応力は、クッションゴム700において解放される。これにより、U字コア116はI字コア120から引き離されず、ギャップ170は所定の間隔に維持される。また、クッションゴム700は各コアの振動を吸収することができるため、アルミケース106に伝わる振動を低減することができる。
【0069】
図11を参照して、本実施の形態に係るリアクトル装置3000の構造について説明する。図11は、図8に示されたリアクトル装置3000の断面W−W’を表わす。
【0070】
図11に示すように、U字コア116は、その端部に設けられたボルト穴730(図10)を貫通するボルト720により、クッションゴム700とフランジ付きカラー710とを介してアルミケース106に締結される。U字コア116とフランジ付きカラー710との間、およびフランジ付きカラー710とボルト720との間には、それぞれU字コア116とアルミケース106との相対的な位置の変位を吸収できるように、所定の間隔が形成されている。
【0071】
以上の構造に基づく、本実施の形態に係るリアクトル装置3000の状態の変化について説明する。なお、このリアクトル装置3000におけるアルミケース106および各コアの特性値(熱膨張係数)は、前述の第1の実施の形態に係るリアクトル装置の特性値と同一であるので、ここでは繰り返さない。
【0072】
リアクトル装置3000の温度が上昇して、アルミケース106が変形すると、ボルト720はアルミケース106とともに移動しようとする。このとき、ボルト720はU字コア116に設けられているボルト穴730の内部を移動するに留まるため、U字コア116を移動させない。したがって、リアクトル装置3000が温度上昇の影響を受けても、ギャップ170は所定の間隔に維持される。これにより、リアクトル装置3000は、温度が上昇しても振動による騒音を発生することなく所定の特性値を維持する。
【0073】
<第3の実施の形態の変形例>
以下、本発明の第3の実施の形態の変形例について説明する。
【0074】
図12を参照して、本変形例に係るリアクトル装置3100は、フランジ付きカラー710とクッションゴム700とを介してボルト720により締結されるU字コア116と、ボルト720によりアルミケース106に直接締結されるU字コア116とを含む。このようにすると、フランジ付きカラー710とクッションゴム700との使用数量が削減されるため、リアクトル装置の材料コストを低減することができる。
【0075】
以上により、第3の実施の形態およびその変形例に係るリアクトル装置によると、U字コア116はアルミケース106との相対的変位による影響からギャップを解放するように取り付けられる。このようにすると、リアクトル装置の温度が上昇した場合、ボルト720の変位をボルト穴730の内部に留めることができる。そのため、U字コア116は、リアクトル装置の温度が上昇する前の状態以上に引っ張られない。したがって、U字コア116と各I字コア120との間、あるいはI字コア120間に形成されたギャップ170の間隔は所定の間隔に維持される。これにより、温度が変化しても特性値の変化と騒音の発生とを抑制することができるリアクトル装置を提供することができる。
【0076】
なお、図1に示されたリアクトル装置1000において、U字コア112のみが、リテーナ150を介してアルミケースに押さえつけられていた。図4に示すリアクトル装置1100においても同様に、U字コア112のみがリテーナ152によりアルミケース100に押さえつけられていた。このような構造に代えて、U字コア112と同様にU字コア110をアルミケース100に押さえつけるようにしてもよい。このような構造にすると、アルミケース100に固定されているU字コア110と締結ボルト140との間における応力の集中を防止することができる。
【0077】
また、本発明の実施の形態に係るリアクトル装置は、U字コアとアルミケースとの接触面に対向するように規制部材をU字コアに配置することにより、U字コアとアルミケースとの分離を規制しつつ、U字コアとアルミケースとの相対変位を許容していた。この構成に代えて、アルミケースとU字コアとの間に弾性材(たとえば、ばね要素)を配置することにより、U字コアをアルミケース内に格納してもよい。このようにすると、たとえばリアクトル装置の上下方向の振動が小さい場合、U字コアがアルミケースの外部に放出されることなく、筐体とU字コアとの相対変位が許容される。また、コアとコアとの間に形成されたギャップは弾性力により所定の間隔に維持される。このように、アルミケースとコアとの間における相対的変位による影響からギャップを解放するようにコアをアルミケースに取り付けることにより、リアクトル装置の特性値の変化およびコアの振動に基づく騒音の発生を抑制することができる。
【0078】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るリアクトル装置の構造を表わす図である。
【図2】図1に示されるリアクトル装置の断面構造を表わす図(その1)である。
【図3】図1に示されるリアクトル装置の断面構造を表わす図(その2)である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の変形例に係るリアクトル装置の構造を表わす図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るリアクトル装置の構造を表わす図である。
【図6】図5に示されるリアクトル装置の断面構造を表わす図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態の変形例に係るリアクトル装置の構造を表わす図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係るリアクトル装置の構造を表わす図(その1)である。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係るリアクトル装置の構造を表わす図(その2)である。
【図10】本発明の第3の実施の形態に係るリアクトル装置の構造を表わす図(その3)を表わす図である。
【図11】図8に示されるリアクトル装置の断面構造を表わす図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態の変形例に係るリアクトル装置の構造を表わす図である。
【符号の説明】
100,102,104,106 アルミケース、110,112,114,116 U字コア、120 I字コア、130 コイル、140,720 ボルト、150,152 リテーナ、160,700 クッションゴム、170 ギャップ、500 締結バンド、710 フランジ付きカラー、730 ボルト穴、1000,1100,2000,2100,3000,3100 リアクトル装置。
Claims (10)
- 筐体と複数のコアとを含むリアクトル装置であって、前記筐体と前記複数のコアとはそれぞれ異なる熱伸縮特性を有し、前記複数のコアに含まれる第1のコアと他のコアとはギャップを構成するように配置され、前記リアクトル装置は、
前記第1のコアの底面と前記筐体の内底面との接触面に対向するように前記第1のコアに配置される部材であって、前記接触面における前記第1のコアと前記筐体との分離を規制する規制部材と、
前記コアを直接あるいは前記規制部材を介して前記コアを前記筐体に固定するための固定部材とを含み、
前記規制部材および前記固定部材からなるコア固定構造は、前記異なる熱伸縮特性に基づく前記筐体と前記第1のコアとの間の相対的変位による影響から前記ギャップを解放する解放構造をもつ、リアクトル装置。 - 前記規制部材は保持器である、請求項1に記載のリアクトル装置。
- 前記保持器は弾性を有する、請求項2に記載のリアクトル装置。
- 前記規制部材は弾性体である、請求項1に記載のリアクトル装置。
- 前記第1のコアは、角部が面取りされたコアであって、
前記弾性体は、前記面取りされた角部において前記第1のコアと前記筐体との分離を規制する、請求項4に記載のリアクトル装置。 - 前記弾性体はゴムである、請求項4または5に記載のリアクトル装置。
- 筐体と複数のコアとを含むリアクトル装置であって、前記筐体と前記複数のコアとはそれぞれ異なる熱伸縮特性を有し、前記複数のコアに含まれる第1のコアと他のコアとはギャップを構成するように配置され、前記リアクトル装置は、
開口部が形成された第1のコアと、
前記開口部を介して前記第1のコアを前記筐体に取り付けるための取付部材とを含み、
前記開口部の形状は長穴であって、
前記長穴の長径は、前記筐体が変位する方向に設けられている、リアクトル装置。 - 前記取付部材は締結要素である、請求項7に記載のリアクトル装置。
- 前記リアクトル装置は、前記締結要素と前記第1のコアとの間にフランジを有するカラーをさらに含む、請求項8に記載のリアクトル装置。
- 前記第1のコアと異なるコアは、前記第1のコアと同様に前記筐体に取り付けられる、請求項1〜9のいずれかに記載のリアクトル装置。
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