JP5507131B2 - モータユニット - Google Patents

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Description

本発明は、モータユニットに関するものである。
従来から、コイルが巻回されたステータと該ステータの内側に配置されたロータとを有するモータと、モータが収納されたハウジングと、を備えたモータユニットが知られている。このようなモータユニットでは、焼嵌めや圧入などによってステータの外周面がハウジングの内周面に密着配置されることにより、ステータがハウジング内に固定されるように構成されている。
ところが、このように構成されたモータユニットでは、コイルに電流が流れるとステータに磁界が形成され、ステータとロータとの間に生じる磁気的な吸引力や反発力が繰り返し発生することでステータの形状が繰り返し変形する、所謂磁歪振動が生じる。すると、ある特定の周波数においてハウジングの円環二次共振モードの振動加速度が大きくなり、モータユニットが振動したり、モータユニットから騒音が発生したりするという問題がある(実施形態において詳述する)。
そこで、そのような問題を解決するために、ステータとハウジングとの間にステータホルダを設けたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−25187号公報
しかしながら、特許文献1のようなステータホルダを、電気自動車用の駆動モータのように軸方向の長さが長いモータに採用すると、ステータの傾きや芯ズレが発生し易く、モータユニットの振動を低減するのに限界がある。
そこで、本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、振動を低減することができるモータユニットを提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、ロータ(例えば、実施形態におけるロータ22)と、該ロータの外周面を覆うように設けられたステータ(例えば、実施形態におけるステータ21)と、前記ロータおよび前記ステータが収納されるハウジング(例えば、実施形態におけるモータハウジング11)と、前記ステータの外周面に嵌合固定可能な円筒部(例えば、実施形態における円筒部59)を備え、前記ハウジングと結合可能に構成されたステータホルダ(例えば、実施形態におけるステータホルダ50)と、を備えたモータユニット(例えば、実施形態におけるモータユニット10)であって、前記円筒部の外周面(例えば、実施形態における外周面50b)に、前記ステータホルダの軸方向一端側から他端側にかけて軸方向に沿って延び、径方向外側に突出したハウジング当接部(例えば、実施形態におけるハウジング当接部53)が形成され、該ハウジング当接部は周方向4箇所均等に形成されているとともに、前記ハウジング当接部の周方向長さ(例えば、実施形態における幅D1)は、該ハウジング当接部が形成されていない前記円筒部の外周面の周方向長さ(例えば、実施形態における幅D2)よりも短くなるように形成され、かつ前記ハウジング当接部は、軸方向から見て、径方向の突出高さよりも周方向長さが長い偏平状に形成され、前記ハウジングの内周面は、平坦な円筒状に形成されることを特徴としている。
請求項2に記載した発明は、隣り合う前記ハウジング当接部同士の間に形成された空間部(例えば、実施形態における空間部55)に冷却油(例えば、実施形態における冷却油61)が充填されていることを特徴としている。
請求項3に記載した発明は、前記ハウジング当接部の軸方向中間部に、隣り合う前記空間部同士の間を前記冷却油が通流可能な切欠部(例えば、実施形態における切欠部56)が形成されていることを特徴としている。
請求項4に記載した発明は、前記ハウジング当接部の外周面と前記ハウジングの内周面との間に制振材(例えば、実施形態における制振材60)が配されていることを特徴としている。
請求項5に記載した発明は、前記ステータホルダに形成された前記ハウジングとの固定部(例えば、実施形態における固定部70)は、軸方向から見て前記ハウジング当接部が形成された位置に対応して形成されていることを特徴としている。
請求項6に記載した発明は、前記ステータホルダの円筒部の外周面に、前記ハウジング当接部よりも径方向の突出高さが低く前記ハウジングの内周面から離間する放熱フィン(例えば、実施形態における放熱フィン72)が複数形成されていることを特徴としている。
請求項1に記載した発明によれば、ステータホルダの外周面とハウジングの内周面とはハウジング当接部においてのみ接触することとなる。また、ハウジング当接部はステータホルダの円筒部に周方向に沿って4箇所均等に形成されている。ここで、ステータが磁歪振動により振動して円環二次共振モードの状態になったときに、ほとんど振動しない振動の節の場所がある。この振動の節の場所にハウジング当接部を形成し、ハウジングにステータホルダを嵌め込むことにより、ステータに生じる振動がハウジングに伝達されるのを抑制することができる。したがって、モータユニットの振動を低減することができる。
請求項2に記載した発明によれば、冷却油を空間部に充填することにより、ステータの冷却効率を向上することができる。したがって、モータの連続出力範囲を拡大することができ、モータ効率を向上することができる。
請求項3に記載した発明によれば、空間部に充填された冷却油を通流させることにより、ステータの冷却効率をさらに向上させることができる。
また、切欠部の位置や大きさを調整することにより、ステータから生じる振動の減衰率を調整することができる。
請求項4に記載した発明によれば、制振材によりハウジング当接部から伝わる振動をさらに低減することが可能であり、より振動の少ないモータユニットを提供することができる。
請求項5に記載した発明によれば、固定部の位置が軸方向から見て振動の節の位置と一致しているため、固定部を伝わって伝達される振動を低減することができる。また、ステータホルダのハウジング当接部が径方向の変位を規制しているため、軸方向に長いモータの場合においても、ステータが傾いたり、芯ズレしたりするのを防ぐことができる。
請求項6に記載した発明によれば、ステータ(モータ)の熱を効率よく放熱することができる。
本発明の実施形態におけるモータユニットの概略構成断面図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 本発明の実施形態におけるステータホルダの斜視図である。 ステータの周波数応答解析を行う際に用いたモデルの構成図であり、(a)本実施形態のモデル、(b)従来のモデルである。 ステータに生じる円環二次共振モードを説明する図である。 ステータを加振させた際のモータハウジングの外周面における振動加速度を示すグラフである。 本発明の実施形態におけるモータユニットの別の態様を示す部分拡大図である。 本発明の実施形態におけるモータユニットのさらに別の態様を示す軸方向から見た正面図である。 図8のB−B線に沿う断面図である。 本発明の実施形態におけるステータホルダの別の態様を示す部分拡大図である。
次に、本発明の実施形態を図1〜図10に基づいて説明する。なお、本実施形態では車両用駆動モータユニットに採用したモータユニットについて説明する。
(車両用駆動モータユニット)
図1は車両用駆動モータユニットの概略構成断面図である。
図1に示すように、車両用駆動モータユニット(以下、モータユニットという。)10は、ステータコア16にコイル17が巻回されたステータ21と、永久磁石30が配されたロータ22と、を備えたモータ23を収容するモータハウジング11と、モータハウジング11の軸方向一端側に締結され、モータ23の回転軸となるシャフト24からの動力を伝達する動力伝達部(不図示)を収容するミッションハウジング12と、モータハウジング11の軸方向他端側に締結され、モータ23の回転センサ25を収容するセンサハウジング13と、を備えている。なお、ミッションハウジング12は、モータハウジング11に締結された共用ハウジング12Aと、共用ハウジング12Aに締結されたギアハウジング12Bとで構成されている。また、モータハウジング11の内部はモータ室36として構成され、ミッションハウジング12の内部はミッション室37として構成され、センサハウジング13の内部はセンサ室38として構成されている。
モータハウジング11は、モータ23全体を覆うような略円筒形状で形成されている。共用ハウジング12Aは、モータハウジング11に連結されており、モータ室36とミッション室37とを仕切る仕切壁41が形成されている。この仕切壁41の径方向中央部には、仕切壁41の厚さ方向に貫通する貫通孔40が形成されている。この貫通孔40には、モータ23のシャフト24の一端側を回転自在に支持するベアリング26が設けられている。また、シャフト24の一端側の端部には、ミッションハウジング12内で動力伝達部と噛合するヘリカルギア(斜歯歯車)28が形成されている。
センサハウジング13の径方向中央部には、軸方向一端側に向けて突出するボス部32が形成されている。ボス部32の径方向中央部には、軸方向に貫通してセンサ室38とモータ室36とを連通する貫通孔33が形成されており、この貫通孔33をシャフト24が挿通しセンサ室38内にシャフト24の他端側が配されている。そして、センサ室38に配された回転センサ25によりシャフト24の回転角度を検出することで、モータ23の回転角度を検出できるようになっている。貫通孔33の内周面における他端側(センサ室38側)には、貫通孔33の内周面から径方向内側に張り出す内フランジ部34が形成されている。そして、貫通孔33の一端側には、貫通孔33の内周面と内フランジ部34の端面とで囲まれた空間に、シャフト24の他端側を回転自在に支持するベアリング27が配されている。
また、モータハウジング11の壁部31内には、モータ23(ステータ21)を冷却するためのウォータジャケット45が、ステータ21の周方向に沿って全周をに亘って設けられている。
ここで、図2に示すように、ステータ21の外周面21aには、該外周面21aを全周覆うように形成された略円筒状のステータホルダ50が設けられている。ステータホルダ50の内周面50aとステータ21の外周面21aとは密着されている。そして、ステータホルダ50が装着されたステータ21はモータハウジング11内に配されている。
図3はステータホルダ50の斜視図である。ステータホルダ50は、例えば鉄で形成された略円筒状の部材である。ステータホルダ50の円筒部59の軸方向長さはステータ21の軸方向長さと略同一の長さで形成されている。また、円筒部59の軸方向両端部には径方向外側に突出したフランジ部51,52が周方向全周に亘ってそれぞれ形成されている。このフランジ部51,52の外周面51a,52aがモータハウジング11の内周面11aと当接するように構成されている。
また、円筒部59の外周面50bには、軸方向に沿って略リブ状のハウジング当接部53が形成されている。ハウジング当接部53は外周面50bに対して径方向外側へ突出するように形成されている。本実施形態では、ハウジング当接部53は周方向に沿って略均等に4箇所形成されている。つまり、ハウジング当接部53は円筒部59の外周面50bに90°ごとに形成されている。なお、フランジ部51の外周面51a、フランジ部52の外周面52a、およびハウジング当接部53の外周面53aは面一に形成されている。したがって、ハウジング当接部53の外周面53aは、モータハウジング11の内周面11aに当接可能に構成されている。
さらに、ハウジング当接部53の周方向の幅D1は、隣り合うハウジング当接部53,53間の長さD2よりも小さく形成されている。つまり、ハウジング当接部53の幅D1は、ハウジング当接部53が形成されていない領域の幅D2よりも小さく形成されている。
ここで、ステータホルダ50には、隣り合うハウジング当接部53,53およびフランジ部51,52で囲まれた空間部55が形成されている。この空間部55にはモータユニット10を組み上げた段階で、冷却油61が充填される。
また、ハウジング当接部53には、隣り合う空間部55,55の間を連通する切欠部56が周方向に沿って形成されている。なお、切欠部56の幅や深さを調整することにより、ステータ21から生じる振動の減衰率を調整することができる。
次に、モータユニット10におけるモータ23の組立方法について説明する。
まず、上述したモータハウジング11およびステータホルダ50を予めダイキャスト法などにより製造しておく。なお、モータハウジング11は例えばアルミニウムを用いて製造し、ステータホルダ50は鉄を用いて製造する。
続いて、例えば鉄製の鋼板をステータコア16と同一の形状にカットしてステータコア片を複数枚製造し、それらを積層してステータコア16を製造する。そして、ステータコア16にコイル17を巻回してステータ21を製造する。
続いて、ステータホルダ50の開口部57内にステータ21を焼嵌め固定する。具体的には、ステータホルダ50を加熱膨張させて内径を広げておき、これにステータ21を嵌め込んで常温に戻し、ステータホルダ50の収縮によって両者を結合する。これにより、ステータホルダ50の内周面50aがステータ21の外周面21aに隙間なく密着することになる。
続いて、ステータホルダ50に焼嵌め固定されたステータ21をモータハウジング11内に圧入固定する。具体的には、ステータホルダ50のフランジ部51,52の外周面51a,52aおよびハウジング当接部53の外周面53aと、モータハウジング11の内周面11aと、が当接するように圧入する。
続いて、空間部55内に冷却油61を充填する。具体的には、空間部55と外部とが連通するようにフランジ部51または52に貫通孔(不図示)を形成する。その貫通孔から冷却油61を空間部55内に充填する。このとき、ハウジング当接部53には隣り合う空間部55,55が連通するように切欠部56が形成されているため、貫通孔は1箇所形成すれば全ての空間部55に冷却油61を充填することができる。なお、充填時間を短縮するために、貫通孔を複数形成し、複数の空間部55に同時に冷却油61を充填するようにしてもよい。冷却油61の充填が完了した後に、貫通孔を閉塞する。
そして、ステータ21の内周側にシャフト24が挿通されたロータ22を配置することによりモータ23の組立が完了する。
次に、このように組み立てられたモータ23におけるステータ21の周波数応答解析結果について説明する。なお、この説明では比較のため従来のようにステータホルダ50を設けずに、ステータ21を直接モータハウジング11に固定した場合についても説明する。
図4は周波数応答解析に用いたモデルを示し、(a)が本実施形態のモデル、(b)が従来のモデルである。図4に示すそれぞれのモデルに対して、ステータ21の内径に半径方向の加振力を加え、モータハウジング11の外周の振動加速度をシミュレーション結果として求めた。なお、加振力の大きさ(振動振幅)は、895500N/mであり、この値は最大トルク時の加振力に相当する。また、各部材の材質は、ステータ21は鉄、モータハウジング11はアルミニウム、ステータホルダ50は鉄とした。
その結果、ステータ21は低回転時(振動周波数約1000Hz)において、楕円形状に振動する円環2次共振モードが発生する。つまり、ステータ21が、図5の破線M1,M2に示すように楕円形状に変形しようとする。
ここで、図6が図4のモデルを用いて周波数解析をした結果のグラフである。図6の線分100が従来のモデルの結果であり、線分200が本実施形態のモデルの結果である。線分100(従来モデル)の場合には、振動周波数1000Hz付近において、振動加速度の値が約2.3m/sとなっており、モータハウジング11に大きな振動が発生することが分かる。なお、モータ23を駆動した際にステータ21が振動するのは、ロータ22に配された永久磁石30や各部材の鉄部分が電磁石と引き合うことにより応力が発生するためである。
そこで、本実施形態のように、図5の破線M1とM2とが交差している箇所、つまり、ステータ21が共振して楕円形状に変形する円環二次モードになったときでも振動がほとんど発生しない箇所(振動の節)に、ステータホルダ50のハウジング当接部53を形成した。このように構成することにより、ステータ21に生じた振動がモータハウジング11に伝達されにくくなる。その結果が、図6の線分200になる。線分200を見ると、振動加速度のピークは2箇所(振動周波数約800Hzおよび約1200Hz)で生じているものの、振動加速度自体の値は、約1.2m/sおよび約1.5m/sとなっており、従来モデルよりもモータハウジング11に伝達される振動が小さくなっていることが分かる。
本実施形態によれば、ステータホルダ50の外周面50bとモータハウジング11の内周面11aとはハウジング当接部53においてのみ接触することとなる。また、ハウジング当接部53はステータホルダ50の円筒部59に周方向に沿って4箇所均等に形成されている。ここで、ステータ21が磁歪振動により振動して円環二次共振モードの状態になったときに、ほとんど振動しない振動の節の場所がある。この振動の節の場所にハウジング当接部53を形成し、モータハウジング11にステータホルダ50を嵌め込むことにより、ステータ21に生じる振動がモータハウジング11に伝達されるのを抑制することができる。したがって、モータユニット10の振動を低減することができる。
さらに、ハウジング当接部53の幅D1がハウジング当接部53が形成されてない領域の幅D2よりも小さくなるように略リブ状に形成することで、ステータ21に生じる振動をモータハウジング11により効果的に伝達しにくくすることができる。
また、冷却油61を空間部55に充填することにより、ステータ21の冷却効率を向上することができる。したがって、モータ23の連続出力範囲を拡大することができ、モータ効率を向上することができる。
また、ハウジング当接部53に切欠部56を形成し、空間部55に充填された冷却油61を通流させることにより、ステータ21の冷却効率をさらに向上させることができる。
また、切欠部56の位置や大きさを調整することにより、ステータ21から生じる振動の減衰率を調整することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、実施形態で挙げた具体的な構造や形状などはほんの一例に過ぎず、適宜変更が可能である。
例えば、上述した実施形態では、ステータホルダ50を鉄により形成する場合について説明したが、これに限られずアルミニウムなどにより形成することも可能である。
また、上述した実施形態では、ステータホルダ50のハウジング当接部53の外周面53aとモータハウジング11の内周面11aとが当接するように構成したが、図7に示すように、ハウジング当接部53の外周面53aとモータハウジング11の内周面11aとの間に制振材60を介装してもよい。制振材60としては、例えばシリコンゴムを採用することができる。このように制振材60を介装することにより、ステータ21の振動をさらに効果的に減衰することができ、モータユニット10の振動を低減することができる。
また、図8、図9に示すように、ステータホルダ50に軸方向から見てハウジング当接部53が形成された位置に対応してモータハウジング11との固定部70を形成してもよい。このように構成することで、固定部70の位置が軸方向から見て振動の節の位置と一致するため、固定部70を伝わってモータハウジング11に伝達される振動を低減することができる。また、ステータホルダ50のハウジング当接部53が径方向の変位を規制しているため、軸方向に長いモータ23の場合においても、ステータ21が傾いたり、芯ズレしたりするのを防ぐことができる。
また、図10に示すように、ステータホルダ50の円筒部59の外周面50bに放熱フィン72を形成してもよい。放熱フィン72は外周面50bに対して径方向外側へ突出するように形成されており、放熱フィン72の径方向の高さは、ハウジング当接部53の径方向の高さよりも低く形成されている。つまり、放熱フィン72はモータハウジング11の内周面11aには当接していない。放熱フィン72を設けることにより、ステータ21(モータ23)の熱を効率よく放熱することができる。
さらに、上述した実施形態では、モータユニット10を燃料電池車両に搭載される車両用駆動モータユニットとして採用した場合について説明したが、これに限らず、ハイブリッド式自動車や電気自動車などに採用することも可能である。
10…モータユニット 11…モータハウジング(ハウジング) 21…ステータ 22…ロータ 50…ステータホルダ 50b…外周面 53…ハウジング当接部 55…空間部 56…切欠部 59…円筒部 60…制振材 61…冷却油 70…固定部 D1…ハウジング当接部の幅 D2…ハウジング当接部が形成されていない領域の幅

Claims (6)

  1. ロータと、
    該ロータの外周面を覆うように設けられたステータと、
    前記ロータおよび前記ステータが収納されるハウジングと、
    前記ステータの外周面に嵌合固定可能な円筒部を備え、前記ハウジングと結合可能に構成されたステータホルダと、を備えたモータユニットであって、
    前記円筒部の外周面に、前記ステータホルダの軸方向一端側から他端側にかけて軸方向に沿って延び、径方向外側に突出したハウジング当接部が形成され、
    該ハウジング当接部は周方向4箇所均等に形成されているとともに、
    前記ハウジング当接部の周方向長さは、該ハウジング当接部が形成されていない前記円筒部の外周面の周方向長さよりも短くなるように形成され
    かつ前記ハウジング当接部は、軸方向から見て、径方向の突出高さよりも周方向長さが長い偏平状に形成され、
    前記ハウジングの内周面は、平坦な円筒状に形成されることを特徴とするモータユニット。
  2. 隣り合う前記ハウジング当接部同士の間に形成された空間部に冷却油が充填されていることを特徴とする請求項1に記載のモータユニット。
  3. 前記ハウジング当接部の軸方向中間部に、隣り合う前記空間部同士の間を前記冷却油が通流可能な切欠部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のモータユニット。
  4. 前記ハウジング当接部の外周面と前記ハウジングの内周面との間に制振材が配されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のモータユニット。
  5. 前記ステータホルダに形成された前記ハウジングとの固定部は、軸方向から見て前記ハウジング当接部が形成された位置に対応して形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のモータユニット。
  6. 前記ステータホルダの円筒部の外周面に、前記ハウジング当接部よりも径方向の突出高さが低く前記ハウジングの内周面から離間する放熱フィンが複数形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のモータユニット。
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