JP5344334B2 - リアクトル - Google Patents

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Description

この発明は、リアクトルに関するものであり、特に、放熱性を改善すると共に小型化を可能にしたリアクトルに関するものである。
リアクトルとして、コアの周囲にコイルを巻装し、これをケースに収納した構造のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このリアクトルは、コアとコイルとをケース内に収納した状態において、ケース内にエポキシ樹脂などが充填され、その全体が封止されている。
特開2007−129149号公報
ところで、リアクトルにおいては、コイルの発熱が大きいが、このコイルの発熱は、充填樹脂及びケースを介して外部へと放散させている。しかしながら、この種のリアクトルの小型化のためには、コイルからの放熱性を一段と向上することが必要である。
この発明は、上記従来の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、放熱性を向上することにより小型化を図ることを可能にしたリアクトルを提供することにある。
そこで、この発明のリアクトルは、コア1と、コア1の周囲に配置されたコイル保持手段2と、コイル保持手段2の外周面に巻装されたコイル3と、コア1の両端の一部分13を除きコイル3及びコイル保持手段2が露出しないよう封止した充填材4と、この充填材4の外面と接触するように配置された放熱板7とを具備するリアクトルであって、上記コイル保持手段2は、コア1の外周を覆う筒状本体部14と、この筒状本体部14から径内外方向に突出する鍔状部15とからなり、上記鍔状部15の径内方向の突出部分をコア1の外周面に当接させることで、上記コイル保持手段2の筒状本体部14の内周面とコア1の外周面との間に隙間6を設け、この隙間6に充填材4を介在させたことを特徴としている。
また、上記放熱板7を外部機器に取付けたことを特徴としている。
上記リアクトルによれば、コイル3からの熱は、充填材4を経由して、放熱板7から外部へと放熱される。そして、充填材4は、コア1の一部分13を除いたそれ以外の部分のコア12、その周囲のコイル保持具2、コイル3だけを(少なくともコイル保持具2、コイル3が露出しないように)局部的に被覆しているので、コイル3を含めコア1の全体を被覆する従来の構造と比較して、充填材4の使用量を低減でき、この結果、放熱性を確保しつつもリアクトルを小型化できる。
また、コア1とコイル保持具2との間の隙間6にも樹脂充填材4が充填されているので、巻回されたコイル3の内側にこもる熱は、上記隙間6の充填材4からコイル3の外周部の充填材4へと伝導して放熱板7から外部へと放熱されることになるので、この点においても放熱性を向上できる。さらに、放熱板7を外部機器に取付けることにより、容易に放熱性を向上することができる。
次に、この発明のリアクトルの具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1、図2は、この発明の実施形態であるリアクトルを説明するための断面図である。図1は充填材4を充填する前の状態を、また、図2は充填材4を充填した後の状態をそれぞれ示すものである。同図において、1はコア、2はコイル保持具(コイル保持手段)、3はコイル、4は充填材をそれぞれ示している。
上記コア1は、一対のカットコア11、11で構成されたものであって、各カットコア11、11は一対のコア本体部12、12と、両コア本体部12、12を連設する中央連設部13とを有する概略U字状のもので、そのコア本体部12の先端を突合せた状態で配置されている。そして、先端突合せ部分には、スペーサ(耐熱絶縁紙)5が介設されている。上記カットコア11、11のコア本体部12、12の周囲には、概略筒状のコイル保持具2が外嵌されている。このコイル保持具2は、カットコア11のコア本体部12の外周部を一定の隙間6を介して覆う筒状本体部14と、筒状本体部14の両端部に配置された鍔状部15、15とから成るものである。各鍔状部15の内周部は、筒状本体部14の内周部よりも径小で、各鍔状部15の内周部が筒状本体部14の内周面よりもさらに内方、つまり、カットコア11のコア本体部12の側へと突出して、カットコア11のコア本体部12の外面部にきわめて近接して配置されている。なお、両者は当接させて配置してもよい。そして、これにより、コイル保持具2の筒状本体部14の内周部とカットコア11のコア本体部12の外周部との間に一定の隙間6を形成している。そして、コイル保持具2の筒状本体部14の外周部にコイル3が巻装されている。
上記のようにコア1、コイル保持具2、コイル3を有する組立体に、局部的に樹脂が充填材4として充填される。すなわち、図2に示すように、コア1の中央連設部13を残したそれ以外の部分(コア1のコア本体部12、その周囲のコイル保持具2、コイル3)が露出しないよう充填材4にて概略直方体状に被覆されている。また、コア本体部12とコイル保持具2の筒状本体部14との間の隙間6にも樹脂充填材4が充填されている。この場合、充填材4としては、熱伝導率が0.5w/mK以上のものを用いるのが好ましい。そして、図3に示すように、上記のような構造体に放熱板(ヒートシンク)7が取付けられている。放熱板7は、概略直方体状に形成された充填材4の3面に接触する態様で取付けられている。
上記リアクトルによれば、コイル3からの熱は、充填材4を経由して、放熱板7から外部へと放熱される。そしてこの実施形態では、充填材4は、コア1の中央連設部13を残したそれ以外の部分(コア1のコア本体部12、その周囲のコイル保持具2、コイル3)が露出しないよう局部的に被覆しているので、コイル3を含めコア1の全体を被覆する従来の構造と比較して、充填材4の使用量を低減でき、この結果、放熱性を確保しつつもリアクトルを小型化できる。なお、充填材4は、機械的強度を考慮しつつ、できるだけ薄く充填する。特に、コア本体部12とコイル保持具2の筒状本体部14との間の隙間6にも樹脂充填材4が充填されているので、巻回されたコイル3の内側にこもる熱は、上記隙間6の充填材4からコイル3の外周部の樹脂充填材4へと伝導して放熱板7から外部へと放熱されるので、この点においても放熱性を向上できる。なお、放熱板7を外部機器(例えば、外部装置の筐体ヒートシンク)に取付けることにより、容易に放熱性を向上することができる。
ここで、図2に状態についてさらに説明すると、図2においては、充填材4とコア1の中央連設部13との間にスペースSが形成されているが、リアクトルの容量によっては、このスペースSが形成されない場合も存する。それは、リアクトル容量が大である場合には、コイル保持具2の筒状本体部14が長くなって、その鍔部15がコア1の中央連設部13に近接して配置されるようになり、結果として、充填材4が中央連設部13の一部を覆ってしまう状態となるためである。この発明においては、充填材4の使用量を減少させることも重要であるが、放熱性を改善するという点からは、コイル保持具2とコイル3とが外部に露出しないように、コイル保持具2とコイル3との全体を充填材4で封止し、充填材4を介して外部に放熱させることが重要である。
以上にこの発明のリアクトルの具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することが可能である。例えば、上記実施形態では、コア1としてカットコア11を用いた例を示しているが、コア1としては、ブロックコアを用いてもよい。
この発明の一実施形態のリアクトルについて樹脂充填材を充填する前段階の組立体を示す平面図である。 この発明の一実施形態のリアクトルについて樹脂充填材を充填した状態の構造体を示す平面図である。 上記リアクトルの実施形態の正面図である。
符号の説明
1・・コア、2・・コイル保持具(コイル保持手段)、3・・コイル、4・・充填材、5・・スペーサ、6・・隙間、7・・放熱板

Claims (2)

  1. コア(1)と、コア(1)の周囲に配置されたコイル保持手段(2)と、コイル保持手段(2)の外周面に巻装されたコイル(3)と、コア(1)の両端の一部分(13)を除きコイル(3)及びコイル保持手段(2)が露出しないよう封止した充填材(4)と、この充填材(4)の外面と接触するように配置された放熱板(7)とを具備するリアクトルであって、上記コイル保持手段(2)は、コア(1)の外周を覆う筒状本体部(14)と、この筒状本体部(14)から径内外方向に突出する鍔状部(15)とからなり、上記鍔状部(15)の径内方向の突出部分をコア(1)の外周面に当接させることで、上記コイル保持手段(2)の筒状本体部(14)の内周面とコア(1)の外周面との間に隙間(6)を設け、この隙間(6)に充填材(4)を介在させたことを特徴とするリアクトル。
  2. 上記放熱板(7)を外部機器に取付けたことを特徴とする請求項1のリアクトル。
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