JP4645417B2 - リアクトルの冷却構造および電気機器ユニット - Google Patents

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本発明は、リアクトルの冷却構造および電気機器ユニットに関し、特に、コアとコイルとを含むリアクトルの冷却構造、および、該リアクトルを含む電気機器ユニットに関する。
リアクトルコアとリアクトルコイルとを有するリアクトルが従来から知られている。
たとえば、特開2004−95570号公報(特許文献1)においては、保持部分付きの台座にリアクトルを固定する構造が開示されている。
また、特開2004−193322号公報(特許文献2)においては、電子部品であるリアクトルをケース内に収容し、該ケース内に樹脂を流し込んでリアクトルを封入する構造が開示されている。
また、特開2005−73392号公報(特許文献3)においては、リアクトルを格納可能な形状を有する突出部がPCUケースの内壁に設けられ、突出部に囲まれるように格納されたリアクトルをケースに密着させるための手段を備えた構造が開示されている。
特開2004−95570号公報 特開2004−193322号公報 特開2005−73392号公報
特許文献1〜3に記載の構造では、リアクトルを固定するための複雑な構造の台座や格納部を形成する必要がある。これにより、リアクトル装置が大型化したり、コストが増大したりすることになる。
一方で、リアクトルを封入する樹脂として従来用いられてきた樹脂は、必ずしも十分に高い熱伝達率を有しておらず、リアクトルコイル全体をポッティング材で囲む必要があり、台座や格納部を簡略化することができなかった。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、リアクトル装置の小型化、省コスト化を図るとともに、リアクトルコイルからの放熱性を向上させることが可能なリアクトルの冷却構造および該構造を備えた電気機器ユニットを提供することにある。
本発明に係るリアクトルの冷却構造は、リアクトルと、リアクトルを保持する保持部を含むリアクトルの搭載面を有し、冷却媒体が流れ込む冷却器とを備え、リアクトルは、保持部に接して冷却器に保持されるリアクトルコアと、リアクトルコアに巻回されるリアクトルコイルとを有し、冷却器とリアクトルコイルとの間に伝熱シートをさらに備え、冷却器におけるリアクトルの搭載面に凹部が形成され、リアクトルコアは、凹部外において冷却器と接触し、リアクトルコイルは、凹部内に設けられた伝熱シートに接触し、リアクトルの搭載面から突出するように設けられ、リアクトルコアとリアクトルコイルとの段差を凹部により吸収し、段差の寸法の公差と、凹部の深さの公差とは、伝熱シートの弾性変形により吸収される。
なお、ここでいう「伝熱シート」とは、ポッティング材として用いられる樹脂よりも熱伝達率が高く、コイル巻線間の絶縁性を確保できるシート状の部材を意味する。
上記構成によれば、冷却器とリアクトルコイルとの間に伝熱シートを備えることにより、リアクトルコイル全体をポッティング材で囲むことなくリアクトルの冷却を行なうことができるので、リアクトルを固定するための台座やケースを省略することができる。したがって、小型化、省コスト化が図られたリアクトル装置が得られる。ここで、リアクトルコイルからの放熱は、伝熱シートを介して行なわれるので、リアクトルコイルからの放熱性が向上する
また、冷却器におけるリアクトルの搭載面に凹部が形成され、リアクトルコアは、凹部外において冷却器と接触し、リアクトルコイルは、凹部内に設けられた伝熱シートに接触し、リアクトルコアとリアクトルコイルとの段差を凹部により吸収することにより、リアクトルを保持する突起を冷却器の表面に設ける必要がない。したがって、リアクトル装置の小型化を図ることができる。
上記リアクトルの冷却構造において、好ましくは、伝熱シートはシリコン系樹脂を含む。また、好ましくは、伝熱シートの熱伝達率は、2.0W/mK以上である。また、好ましくは、伝熱シートの絶縁破壊電圧は、2.0kV以上である。
本発明に係る電気機器ユニットは、インバータと、上述したリアクトルの冷却構造とを備える。そして、リアクトルは、インバータへの電力供給経路に設けられる。
本発明によれば、リアクトル装置の小型化、省コスト化を図るとともに、リアクトルコイルからの放熱性を向上させることができる。
以下に、本発明に基づくリアクトルの冷却構造および電気機器ユニットの実施の形態について説明する。なお、同一または相当する部分に同一の参照符号を付し、その説明を繰返さない場合がある。
図1は、本発明の1つの実施の形態に係るリアクトルの冷却構造を含む駆動ユニットの構造の一例を概略的に示す図である。図1に示される例では、駆動ユニット1は、ハイブリッド車両に搭載される駆動ユニットであり、モータジェネレータ100と、ハウジング200と、減速機構300と、ディファレンシャル機構400と、ドライブシャフト受け部500と、端子台600とを含んで構成される。
モータジェネレータ100は、電動機または発電機としての機能を有する回転電機であり、軸受120を介してハウジング200に回転可能に取付けられた回転シャフト110と、回転シャフト110に取付けられたロータ130と、ステータ140とを有する。
ロータ130は、たとえば、鉄または鉄合金などの板状の磁性体を積層することにより構成されたロータコアと、該ロータコアに埋設された永久磁石とを有する。永久磁石は、たとえば、ロータコアの外周近傍にほぼ等間隔を隔てて配置される。なお、ロータコアを圧粉磁心により構成してもよい。
ステータ140は、リング状のステータコア141と、ステータコア141に巻回されるステータコイル142と、ステータコイル142に接続されるバスバー143とを有する。バスバー143は、ハウジング200に設けられた端子台600および給電ケーブル700Aを介してPCU(Power Control Unit)700と接続される。また、PCU700は、給電ケーブル800Aを介してバッテリ800に接続される。これにより、バッテリ800とステータコイル142とが電気的に接続される。
ステータコア141は、たとえば、鉄または鉄合金などの板状の磁性体を積層することにより構成される。ステータコア141の内周面上には複数のティース部(図示せず)および該ティース部間に形成される凹部としてのスロット部(図示せず)が形成されている。スロット部は、ステータコア141の内周側に開口するように設けられる。なお、ステータコア141を圧粉磁心により構成してもよい。
3つの巻線相であるU相、V相およびW相を含むステータコイル142は、スロット部に嵌り合うようにティース部に巻き付けられる。ステータコイル142のU相、V相およびW相は、互いに円周上でずれるように巻き付けられる。バスバー143は、それぞれステータコイル142のU相、V相およびW相に対応するU相、V相およびW相を含む。
給電ケーブル700Aは、U相ケーブルと、V相ケーブルと、W相ケーブルとからなる三相ケーブルである。バスバー143のU相、V相およびW相がそれぞれ給電ケーブル700AにおけるU相ケーブル、V相ケーブルおよびW相ケーブルに接続される。
モータジェネレータ100から出力された動力は、減速機構300からディファレンシャル機構400を介してドライブシャフト受け部500に伝達される。ドライブシャフト受け部500に伝達された駆動力は、ドライブシャフト(図示せず)を介して車輪(図示せず)に回転力として伝達されて、車両を走行させる。
一方、ハイブリッド車両の回生制動時には、車輪は車体の慣性力により回転させられる。車輪からの回転力によりドライブシャフト受け部500、ディファレンシャル機構400および減速機構300を介してモータジェネレータ100が駆動される。このとき、モータジェネレータ100が発電機として作動する。モータジェネレータ100により発電された電力は、PCU700におけるインバータを介してバッテリ800に蓄えられる。
駆動ユニット1には、レゾルバロータと、レゾルバステータとを有するレゾルバ(図示せず)が設けられている。レゾルバロータは、モータジェネレータ100の回転シャフト110に接続されている。また、レゾルバステータは、レゾルバステータコアと、該コアに巻回されたレゾルバステータコイルとを有する。上記レゾルバにより、モータジェネレータ100のロータ130の回転角度が検出される。検出された回転角度は、PCU700へ伝達される。PCU700は、検出されたロータ130の回転角度と、外部ECU(Electrical Control Unit)からのトルク指令値とを用いてモータジェネレータ100を駆動するための駆動信号を生成し、その生成した駆動信号をモータジェネレータ100へ出力する。
図2は、PCU700の主要部の構成を示す回路図である。図2を参照して、PCU700は、コンバータ710と、インバータ720と、制御装置730と、コンデンサC1,C2と、電源ラインPL1〜PL3と、出力ライン740U,740V,740Wとを含む。コンバータ710は、バッテリ800とインバータ720との間に接続され、インバータ720は、出力ライン740U,740V,740Wを介してモータジェネレータ100と接続される。
コンバータ710に接続されるバッテリ800は、たとえば、ニッケル水素やリチウムイオン等の二次電池である。バッテリ800は、発生した直流電圧をコンバータ710に供給し、また、コンバータ710から受ける直流電圧によって充電される。
コンバータ710は、パワートランジスタQ1,Q2と、ダイオードD1,D2と、リアクトルLとからなる。パワートランジスタQ1,Q2は、電源ラインPL2,PL3間に直列に接続され、制御装置730からの制御信号をベースに受ける。ダイオードD1,D2は、それぞれパワートランジスタQ1,Q2のエミッタ側からコレクタ側へ電流を流すようにパワートランジスタQ1,Q2のコレクタ−エミッタ間にそれぞれ接続される。リアクトルLは、バッテリ800の正極と接続される電源ラインPL1に一端が接続され、パワートランジスタQ1,Q2の接続点に他端が接続される。
このコンバータ710は、リアクトルLを用いてバッテリ800から受ける直流電圧を昇圧し、その昇圧した昇圧電圧を電源ラインPL2に供給する。また、コンバータ710は、インバータ720から受ける直流電圧を降圧してバッテリ800を充電する。
インバータ720は、U相アーム750U、V相アーム750VおよびW相アーム750Wからなる。各相アームは、電源ラインPL2,PL3間に並列に接続される。U相アーム750Uは、直列に接続されたパワートランジスタQ3,Q4からなり、V相アーム750Vは、直列に接続されたパワートランジスタQ5,Q6からなり、W相アーム750Wは、直列に接続されたパワートランジスタQ7,Q8からなる。ダイオードD3〜D8は、それぞれパワートランジスタQ3〜Q8のエミッタ側からコレクタ側へ電流を流すようにパワートランジスタQ3〜Q8のコレクタ−エミッタ間にそれぞれ接続される。そして、各相アームにおける各パワートランジスタの接続点は、出力ライン740U,740V,740Wを介してモータジェネレータ100の各相コイルの反中性点側にそれぞれ接続されている。
このインバータ720は、制御装置730からの制御信号に基づいて、電源ラインPL2から受ける直流電圧を交流電圧に変換してモータジェネレータ100へ出力する。また、インバータ720は、モータジェネレータ100によって発電された交流電圧を直流電圧に整流して電源ラインPL2に供給する。
コンデンサC1は、電源ラインPL1,PL3間に接続され、電源ラインPL1の電圧レベルを平滑化する。また、コンデンサC2は、電源ラインPL2,PL3間に接続され、電源ラインPL2の電圧レベルを平滑化する。
制御装置730は、モータジェネレータ100の回転子の回転角度、モータトルク指令値、モータジェネレータ100の各相電流値、およびインバータ720の入力電圧に基づいてモータジェネレータ100の各相コイル電圧を演算し、その演算結果に基づいてパワートランジスタQ3〜Q8をオン/オフするPWM(Pulse Width Modulation)信号を生成してインバータ720へ出力する。
また、制御装置730は、上述したモータトルク指令値およびモータ回転数に基づいてインバータ720の入力電圧を最適にするためのパワートランジスタQ1,Q2のデューティ比を演算し、その演算結果に基づいてパワートランジスタQ1,Q2をオン/オフするPWM信号を生成してコンバータ710へ出力する。
さらに、制御装置730は、モータジェネレータ100によって発電された交流電力を直流電力に変換してバッテリ800を充電するため、コンバータ710およびインバータ720におけるパワートランジスタQ1〜Q8のスイッチング動作を制御する。
このPCU700においては、コンバータ710は、制御装置730からの制御信号に基づいて、バッテリ800から受ける直流電圧を昇圧して電源ラインPL2に供給する。そして、インバータ720は、コンデンサC2によって平滑化された直流電圧を電源ラインPL2から受け、その受けた直流電圧を交流電圧に変換してモータジェネレータ100へ出力する。
また、インバータ720は、モータジェネレータ100の回生動作によって発電された交流電圧を直流電圧に変換して電源ラインPL2へ出力する。そして、コンバータ710は、コンデンサC2によって平滑化された直流電圧を電源ラインPL2から受け、その受けた直流電圧を降圧してバッテリ800を充電する。
上記PCU700の作動時に、リアクトルLは発熱する。したがって、リアクトルLの冷却構造を設ける必要がある。
図3は、本実施の形態に係るリアクトルの冷却構造の構成を示した図である。図3を参照して、リアクトルLは、冷却器2上に搭載される。換言すると、冷却器2は、リアクトルLの搭載面を有する。
冷却器2内には、たとえばLLC(Long Life Coolant)などの冷却媒体が流れる。冷却器2から流出した冷却媒体は、ラジエータ21に送られて冷却される。そして、冷却媒体は、再び冷却器2に流入する。以上のようにして、冷却器2上に搭載されたリアクトルLの冷却が促進される。なお、冷却媒体の循環は、ウォータポンプ22により行なわれる。また、冷却媒体として、冷却水、不凍液などが使用されてもよい。さらに、リアクトルの冷却方式は水冷方式に限定されず、空冷方式、油冷方式を採用することも可能である。
図4は、本実施の形態に係るリアクトルの冷却構造を示す断面図である。図4を参照して、本実施の形態に係るリアクトルの冷却構造は、リアクトルコアL1とリアクトルコイルL2とを含むリアクトルLと、冷却器2と、リアクトルコイルL2と冷却器2との間に設けられた伝熱シート3とを含んで構成される。
金属からなるリアクトルコアL1は、典型的には圧粉磁心で構成されるが、積層鋼板により構成されてもよい。リアクトルコアL1は、保持部20において冷却器2に保持されている。そして、リアクトルコアL1の熱は、保持部20から冷却器2に伝達される。
また、冷却器におけるリアクトルLの搭載面上には、凹部20Aが形成されている。凹部20A内には、熱伝達性に優れた伝熱シート3が設けられている。リアクトルコイルL2は、伝熱シート3に接触するように設けられる。このようにすることで、リアクトルコアL1とリアクトルコイルL2との段差を凹部20Aにより吸収することができるので、リアクトルLを保持する突起を冷却器2の表面に設ける必要がない。また、リアクトルLの寸法(T1)の公差と、冷却器2の凹部20Aの寸法(T2)の公差とは、伝熱シート3の弾性変形により吸収される。
伝熱シート3としては、たとえば、表1に示すものが使用可能である。
Figure 0004645417
表1に示すように、伝熱シート3としては、シリコン系樹脂を含むものが使用可能である。また、伝熱シート3の熱伝達率は、2.0W/mK以上程度(より好ましくは、3.0W/mK以上程度)であることが好ましい。また、伝熱シート3は、リアクトルコイルL2の巻線間の絶縁性を確保する必要があるため、所定の絶縁性を有するものである必要がある。伝熱シート3の絶縁破壊電圧は、2.0kV以上程度(より好ましくは、6.0kV以上程度)であることが好ましい。ここで、単位厚みあたりの絶縁破壊電圧(絶縁破壊強度)は、たとえばJIS−K6249に準拠した測定により求められる。
図5は、比較例に係るリアクトルの冷却構造を示す断面図である。図5を参照して、本比較例に係るリアクトルの冷却構造は、リアクトルコアL1とリアクトルコイルL2とを含むリアクトルLと、冷却器2と、冷却器2上に設けられ、リアクトルLを格納するケース4Aとを含んで構成される。なお、ケース4A内には、リアクトルLを囲むようにポッティング材3Aが注入されている。本比較例のように、冷却器上にリアクトルLを固定する際に、リアクトルLの固定用のケース4Aを設けることで、リアクトル装置が大型化するとともに、コストも増大する。
これに対し、本実施の形態に係るリアクトルの冷却構造においては、リアクトルコイルL2と冷却器2との間に、上述した伝熱シート3を設けることにより、ケース4Aを省略している。このようにすることで、リアクトル装置の小型化と省コスト化を図ることができる。なお、伝熱シート3は、上述したとおり、ポッティング材3Aよりも高い熱伝達率を有するため、ポッティング材3AのようにリアクトルコイルL2の全体を囲むように伝熱シート3が設けられていなくても、リアクトル装置の冷却性能を確保することは可能である。本願発明者は、図4に示す構造において3.0(W/mK)の熱伝達係数を有する伝熱シート3を用いた場合に、図5に示す構造において0.4(W/mK)の熱伝達係数を有するポッティング材3Aを用いた場合と同程度以上の冷却性能を確保できることを解析により確認している。
上述した内容について要約すると、以下のようになる。すなわち、本実施の形態に係るリアクトルの冷却構造は、リアクトルLと、リアクトルLを保持する保持部20を有する冷却器2とを備える。リアクトルLは、保持部20に接して冷却器2に保持されるリアクトルコアL1と、リアクトルコアL1に巻回されるリアクトルコイルL2とを有する。そして、冷却構造は、冷却器2とリアクトルコイルL2との間に伝熱シート3をさらに備える。
より具体的には、冷却器2におけるリアクトルLの搭載面に凹部20Aが形成され、リアクトルコアL1は、凹部20A外において冷却器2と接触し、リアクトルコイルL2は、凹部20A内に設けられた伝熱シート3に接触する。
本実施の形態に係るリアクトルの冷却構造によれば、リアクトル装置の小型化、省コスト化を図るとともに、リアクトルコイルL2からの放熱性を向上させることができる。
また、本実施の形態に係る「電気機器ユニット」としてのPCU700は、インバータ720と、上述したリアクトルLの冷却構造とを備える。そして、リアクトルLは、インバータ720への電力供給経路に設けられる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の1つの実施の形態に係るリアクトルの冷却構造を含む駆動ユニットの構造の一例を概略的に示す図である。 図1に示されるPCUの主要部の構成を示す回路図である。 本発明の1つの実施の形態に係るリアクトルの冷却構造の全体構成を示した図である。 本発明の1つの実施の形態に係るリアクトルの冷却構造を示す断面図である。 比較例に係るリアクトルの冷却構造を示す断面図である。
符号の説明
1 駆動ユニット、2 冷却器、3 伝熱シート、3A ポッティング材、4A ケース、20 保持部、20A 凹部、21 ラジエータ、22 ウォータポンプ、31 第1部分(樹脂部)、32 第2部分(樹脂部)、100 モータジェネレータ、110 回転シャフト、120 軸受、130 ロータ、140 ステータ、141 ステータコア、142 ステータコイル、143 バスバー、200 ハウジング、300 減速機構、400 ディファレンシャル機構、500 ドライブシャフト受け部、600 端子台、700 PCU、700A,800A 給電ケーブル、710 コンバータ、720 インバータ、730 制御装置、740U,740V,740W 出力ライン、750U U相アーム、750V V相アーム、750W W相アーム、800 バッテリ、C1,C2 コンデンサ、D1〜D8 ダイオード、L リアクトル、L1 リアクトルコア、L2 リアクトルコイル、PL1,PL2,PL3 電源ライン、Q1〜Q8 パワートランジスタ。

Claims (5)

  1. リアクトルと、
    前記リアクトルを保持する保持部を含む前記リアクトルの搭載面を有し、冷却媒体が流れ込む冷却器とを備え、
    前記リアクトルは、
    前記保持部に接して前記冷却器に保持されるリアクトルコアと、
    前記リアクトルコアに巻回されるリアクトルコイルとを有し、
    前記冷却器と前記リアクトルコイルとの間に伝熱シートをさらに備え、
    前記冷却器における前記リアクトルの搭載面に凹部が形成され、
    前記リアクトルコアは、前記凹部外において前記冷却器と接触し、前記リアクトルの搭載面から突出するように設けられ、
    前記リアクトルコイルは、前記凹部内に設けられた前記伝熱シートに接触し、
    前記リアクトルコアと前記リアクトルコイルとの段差を前記凹部により吸収し、
    前記段差の寸法の公差と、前記凹部の深さの公差とは、前記伝熱シートの弾性変形により吸収される、リアクトルの冷却構造。
  2. 前記伝熱シートはシリコン系樹脂を含む、請求項1に記載のリアクトルの冷却構造。
  3. 前記伝熱シートの熱伝達率は、2.0W/mK以上である、請求項1または請求項2に記載のリアクトルの冷却構造。
  4. 前記伝熱シートの絶縁破壊電圧は、2.0kV以上である、請求項1から請求項3のいずれかに記載のリアクトルの冷却構造。
  5. インバータと、
    請求項1から請求項4のいずれかに記載のリアクトルの冷却構造とを備え、
    前記リアクトルは、前記インバータへの電力供給経路に設けられる、電気機器ユニット。
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