JP2008193765A - ステータ構造 - Google Patents

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Hisashi Kitazawa
久 北澤
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Abstract

【課題】本発明は、ステータコイルの各端部の近傍に放熱板を設け、ステータコイルの熱が樹脂モールド材及び放熱板を経て外筒に伝熱されて放熱されることを目的とする。
【解決手段】本発明によるステータ構造は、輪状鉄心(1)のステータコイル(2)の各端部(2a,2b)の近傍で外筒(20)に接合する一対の放熱板(25,26)を設け、前記輪状鉄心(1)の各外端(1a,1b)側に樹脂モールド材(3,3a)を充填し、前記ステータコイル(2)の熱を樹脂モールド材(3,3a)及び各放熱板(25,26)を介して外筒(20)に伝熱して放熱し、一方の放熱板(26)のテーパ穴(30)に樹脂モールド材(3a)を充填して放熱板(26)を固定する構成である。
【選択図】図1

Description

本発明は、ステータ構造に関し、特に、輪状鉄心に設けたステータコイルの軸方向に沿う各端部の外方に放熱板を設け、ステータコイルと放熱板を樹脂モールド材で充填することにより、ステータコイルで発生する熱を樹脂モールド材と放熱板を経てモータケースを設ける外筒側に伝熱して放熱効果を向上させると共に、放熱板のテーパ穴に樹脂モールド材を充填して放熱板の固定を強固とするための新規な改良に関する。
従来、用いられていたこの種のステータ構造としては、例えば、特許文献1及び2に開示されたモータの構成を挙げることができるが、ステータコイルの放熱は輪状鉄心を経てモータケースへ放熱すると共に、ステータコイルから空気を経てモータケースへ放熱するように構成されていた。
また、他の従来構成としては、図4に示される特許文献3の構成を挙げることができる。
すなわち、図4において符号1で示されるものは輪状鉄心であり、この輪状鉄心1の各スロット(図示せず)にはステータコイル2が設けられ、この輪状鉄心1の外周には、金属又は樹脂等の熱伝導性の良好な材料からなる外筒20が設けられている。
前記輪状鉄心1の中心に、柱状又は中空状の治具21を挿入した状態で、この治具21と外筒20との間に熱伝導性の良好な樹脂材からなる樹脂モールド材3が充填され、この樹脂モールド材3の一端面3aは前記外筒20の一端20aと面一に形成されている。
前記外筒20の他端20bには、輪状鉄心1の軸心22に向けて曲折して延設された曲折部23が形成されており、この曲折部23はステータコイル2の端面2aに接合して接触すると共に、樹脂モールド材3の他端面3bに沿って形成されている。
前記樹脂モールド材3が固化した状態で、治具21を除去し、完成した輪状ステータ10を筒状モータケース11内に挿入すると、外筒20の外周が筒状モータケース11の内面11aに係合して嵌合し、モータ(図示せず)を完成させることができる。
前述の状態で、ステータコイル2は、この樹脂モールド材3及び外筒20を介して筒状モータケース11に機械的につながり、ステータコイル2で発生した熱は、この樹脂モールド材3及び外筒20を介して筒状モータケース11に伝達されて外部に放熱される。
米国特許第5856714明細書 特開昭62−278408号公報 特開2005−223987号公報
従来のステータ構造は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、前述の特許文献1及び2の構成において、ステータコイルの放熱は輪状鉄心を経てモータケースへ放熱すると共に、ステータコイルから空気を経てモータケースへ放熱するようにした構成であるため、放熱の効率が悪く、モータに十分なパワーを供給することができず、従来、定格以上のモータ出力を得ることが困難であった。
また、前述の特許文献3の構成においては、ステータコイルの外側に樹脂モールド材を設けているが、このステータコイルからの熱が樹脂モールド材を経て直接外筒に接合、あるいは、ステータコイルの一部が直接外筒に接合しているのみであるため、放熱特性が十分ではなく、前述と同様に、モータの従来定格以上のモータ出力を得ることは困難であった。
本発明によるステータ構造は、ステータコイルを有する輪状鉄心と、前記輪状鉄心の外周に設けられた外筒と、前記輪状鉄心の軸方向に沿って位置する前記ステータコイルの第1、第2端部の外方に配設された第1、第2放熱板と、前記輪状鉄心の前記軸方向に沿う第1、第2外端側に充填された第1、第2樹脂モールド材と、前記第2放熱板に形成され外方へ向けて広がる状態のテーパ穴と、からなり、前記第2樹脂モールド材は、前記テーパ穴内に充填され、前記ステータコイルが発熱する熱は、前記第1、第2樹脂モールド材及び前記第1、第2放熱板を経て前記外筒へ伝熱される構成であり、また、前記第1放熱板は、断面L字型をなす輪状板よりなると共に前記外筒の内面に接合し、前記第2放熱板は、輪状板よりなると共に前記内面に接合しかつその一面が外部に露出している構成であり、また、前記第1放熱板には、電子回路を有する基板が取付けられ、前記第1放熱板と前記基板は前記ステータコイルを覆うように配設されている構成である。
本発明によるステータ構造は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、輪状鉄心に設けられたステータコイルの各端部の外側に放熱板を設け、外筒の手前に位置する空間に樹脂モールド材を充填しているため、樹脂モールド材に伝熱したステータコイルの熱は、各放熱板を経て外筒に伝熱され、モータケースを介して外部に効率よく放熱され、モータに従来定格以上の大パワーを印加でき、モータの効率を向上させることができる。
また、放熱板に形成されたテーパ穴に樹脂モールド材が充填されているため、放熱板の取付けが強固に行われ、ステータ構造の信頼性を向上させることができる。
また、各放熱板のうちの一方は、断面L字型をなしてステータコイルの外側を覆いかつ外筒に接合しているため、ステータコイルの熱を放熱板を介して外筒に伝熱し、放熱することができる。
また、各放熱板のうちの他方は、平板の輪状板で形成され、外筒の端部で外部に露出しているため、放熱効果が高く、高効率の放熱を得ることができる。
本発明は、輪状鉄心に設けたステータコイルの軸方向に沿う各端部の外方に放熱板を設け、ステータコイルと放熱板を樹脂モールド材で充填することにより、ステータコイルで発生する熱を樹脂モールド材と放熱板を経てモータケースを設ける外筒側へ伝熱して放熱効果を向上させ、放熱板に形成したテーパ穴に樹脂モールド材を充填することにより、放熱板の取付けを強固にしたステータ構造を提供することを目的とする。
以下、図面と共に本発明によるステータ構造の好適な実施の形態について説明する。
尚、従来例と同一又は同等部分には、同一符号を付して説明する。
図1において符号1で示されるものは全体形状が筒形をなす輪状鉄心であり、この輪状鉄心1の外周には、アルミニウム等で形成された筒形の外筒20が嵌合されている。
前記輪状鉄心1の各スロット(図示せず)には、輪状に形成されたステータコイル2が設けられ、このステータコイル2の第1、第2端部2a、2bは前記輪状鉄心1の軸方向22に沿う第1、第2外端1a、1bよりも各々軸方向22に沿う外側へ突出して形成されている。
前記ステータコイル2の第1、第2端部2a、2bの外方には、アルミニウム等からなる第1、第2放熱板25、26が配設され、前記第1放熱板25は、断面L字型をなす輪状板よりなると共に前記外筒20の内面20aに接合し、前記第2放熱板26は、輪状板よりなると共にその一面26aが前記内面20aに接合し、かつ、その一面26aが外部に露出している。
前記第2放熱板26には、図1から図3で示されるように、この第2放熱板26の外方へ向けて穴径が大となるように広がる形状からなるテーパ穴30が形成されており、一例として、図2に示されるように、輪状の第2放熱板26の円周に沿って所定角度間隔で複数配設されている。
また、前記第1放熱板25は、前述のようにL字型に形成されているため、前記軸方向22に対して直交する方向に延設された輪状の舌片25aを有しており、この舌片25aには、断面L字型をなす基板31がボルト32によって固定されている。
前記基板31には、電子回路33が設けられていると共に、この第1放熱板25と基板31とは、断面形状で凹状を形成し前記ステータコイル2の第1端部2aの一部を覆うように構成されている。また、前記舌片25aに形成された貫通状の接続穴40には、リード線41とステータコイル2を接続するために、リード線41又はステータコイル2が貫通して案内されている。
次に、前述のように構成された輪状鉄心1の中空孔1A内には、円柱状又は円筒状をなす治具21が挿入して設けられており、この治具21が輪状鉄心1内に設けられた状態で前記第1、第2外端1a、1b側にエポキシ樹脂等からなる樹脂をポッティング等で充填することにより、前述のステータコイル2及び各放熱板25、26が位置する空隙が第1、第2樹脂モールド材3、3aで埋められている。
前記第2樹脂モールド材3aは、前記テーパ穴30内にも同時に充填されるため、このテーパ穴30の形状により、第2放熱板26は外方に抜けにくく、第2放熱板26は図1で示される所定位置に保持される。
従って、前述の第1、第2樹脂モールド材3、3aにより、前記ステータコイル2の各端部2a、2bは、各樹脂モールド材3、3a及び各放熱板25、26を経て前記外筒20に接続され、前記ステータコイル2からの熱は、各樹脂モールド材3、3a及び各放熱板25、26を介して外筒20に伝熱され、効率よく放熱が行われるように構成されている。
尚、前述のように、前記外筒20を有する状態で、ユーザー側に製品として納品し、ユーザー側では、この外筒20をモータケース11内に挿入した状態でモータとして用いる。
本発明によるステータ構造を示す断面図である。 図1の第2放熱板を示す裏面図である。 図2の断面図である。 従来のステータ構造を示す断面図である。
符号の説明
1 輪状鉄心
2 ステータコイル
1a 第1外端
1b 第2外端
2a 第1端部
2b 第2端部
3 第1樹脂モールド材
3a 第2樹脂モールド材
11 モータケース
20 外筒
20a 内面
21 治具
22 軸方向
25 第1放熱板
26 第2放熱板
26a 一面
30 テーパ穴
40 接続穴
41 リード線

Claims (3)

  1. ステータコイル(2)を有する輪状鉄心(1)と、前記輪状鉄心(1)の外周に設けられた外筒(20)と、前記輪状鉄心(1)の軸方向(22)に沿って位置する前記ステータコイル(2)の第1、第2端部(2a,2b)の外方に配設された第1、第2放熱板(25,26)と、前記輪状鉄心(1)の前記軸方向(22)に沿う第1、第2外端(1a,1b)側に充填された第1、第2樹脂モールド材(3,3a)と、前記第2放熱板(26)に形成され外方へ向けて広がる状態のテーパ穴(30)と、からなり、
    前記第2樹脂モールド材(3a)は、前記テーパ穴(30)内に充填され、前記ステータコイル(2)が発熱する熱は、前記第1、第2樹脂モールド材(3,3a)及び前記第1、第2放熱板(25,26)を経て前記外筒(20)へ伝熱される構成としたことを特徴とするステータ構造。
  2. 前記第1放熱板(25)は、断面L字型をなす輪状板よりなると共に前記外筒(20)の内面(20a)に接合し、前記第2放熱板(26)は、輪状板よりなると共に前記内面(20a)に接合しかつその一面(26a)が外部に露出していることを特徴とする請求項1記載のステータ構造。
  3. 前記第1放熱板(25)には、電子回路(33)を有する基板(31)が取付けられ、前記第1放熱板(25)と前記基板(31)は前記ステータコイル(2)を覆うように配設されていることを特徴とする請求項1又は2記載のステータ構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014060883A (ja) * 2012-09-19 2014-04-03 Okuma Corp リニアモータ
JP2015516139A (ja) * 2012-05-09 2015-06-04 ハルビン インスティチュート オブ テクノロジー 漏洩インダクタンス調整可能な構造を持つ多相永久磁石モータ
CN114709992A (zh) * 2022-03-02 2022-07-05 华南泵业(赣州)有限公司 一种泵用电机定子、转子灌封工艺

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