JP5314971B2 - 手動利器における柄の構造 - Google Patents
手動利器における柄の構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5314971B2 JP5314971B2 JP2008231387A JP2008231387A JP5314971B2 JP 5314971 B2 JP5314971 B2 JP 5314971B2 JP 2008231387 A JP2008231387 A JP 2008231387A JP 2008231387 A JP2008231387 A JP 2008231387A JP 5314971 B2 JP5314971 B2 JP 5314971B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- soft
- handle
- soft finger
- hard
- head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
請求項1の発明にかかる手動利器の柄の構造は、下記(イ)〜(ニ)の構成及び効果を有している。
従って、軟質表面部6を複数に分離して柄1の見映えを良くした場合でも、それらの軟質表面部6を軟質材により一体成形した連結部23,25,42aにより互いに繋いで、柄1の強度を増すとともに、軟質表面部6が剥がれにくくなる。また、連結部23,25,42aにより互いに繋がった各軟質表面部6を一度に成形することができ、成形回数を減らして成形コストを軽減することができる。
従って、長手方向Xへ一連に繋がった背側軟質指当部7に柄1を握った手の平が当てがわれるとともに、長手方向Xへ一連に繋がった腹側軟質指当部8に柄1を握った手の指先が当てがわれ、柄1を握った際の感触をこの背側軟質指当部7及び腹側軟質指当部8により良くすることができる。
従って、幅方向Yの両側で長手方向Xの中間に凹み17を有する背側軟質指当部7及び腹側軟質指当部8により、柄1を握った際の感触をより一層良くすることができる。
請求項2の発明では、幅方向Yの両側で長手方向Xの中間に凹み21を有する硬質側面部10により、柄1を握った際の感触をより一層良くすることができる。
請求項3〜5のうちいずれか一つの請求項の発明を前提とする第6の発明(第1実施形態に対応)において、前記背側軟質指当部7及び腹側軟質指当部8は、それぞれ、柄1の頭部4側になる頭部側軟質指当部11,12と、柄1の尻部5側になる尻部側軟質指当部13,14と、その頭部側軟質指当部11,12と尻部側軟質指当部13,14との間の中間軟質指当部15,16とに区分され、この腹側軟質指当部8の尻部側軟質指当部14には複数の突部28を並設した滑止め部27を設けた。第11の発明では、腹側軟質指当部8の尻部側軟質指当部14に当てがった薬指や小指の滑りを防止することができる。
この柄1はABS樹脂などの硬質樹脂からなる硬質材により成形された芯体2を有し、この芯体2は手動利器の機能部としての剃刀ヘッド3が支持される頭部4とその剃刀ヘッド3に対する反対側になる尻部5との間で長手方向Xへ細長く延設されている。この頭部4の上端部において長手方向Xに対し直交する幅方向Yの両側には、幅方向Yで互いに相対向する一対の支持突部4aと、湾曲した一対の板ばね部4bとが互いに並んで形成され、剃刀ヘッド3がその裏側でこの両支持突部4aにより回動可能に支持されて頭部4に対し首振りし得るとともに、剃刀ヘッド3の裏側にこの両板ばね部4bが圧接されて剃刀ヘッド3を首振り方向で中立状態に保持している。この柄1において硬質樹脂からなる芯体2には頭部4と尻部5との間でエラストマーやシリコン樹脂などの軟質樹脂からなる軟質材がインサート成形されてその芯体2と軟質樹脂とにより把持部1aが成形されている。また、二色射出成形してもよい。
この柄1の把持部1aにおいては、硬質樹脂により成形された芯体2の背側でこの芯体2の頭部4と尻部5との間にわたり硬質表面部9が露出し、その芯体2に対し軟質樹脂がインサート成形されてこの芯体2の腹側とその腹側と背側との間の両側とで軟質表面部6がこの頭部4と尻部5との間にわたり露出し、腹側の軟質表面部6と両側の軟質表面部6とにわたり幅方向Yへ延びる複数の突条39(突部)が長手方向Xへ並設されている。この各突条39において幅方向Yの寸法は尻部5側ほど大きくなっている。
この剃刀ヘッド3においては、プラスチックからなる底台49と天部材50との間に下側から台板51と台座52と複数の刃体53とが順次重ねられて挟着され、この台板51上に台座52が載せられてそれらの金属面で互いに接触しているとともに、この台座52上に各刃体53が溶接されてそれらの金属面で互いに接触している。各刃体53は金属(例えばマルテンサイト系ステンレス鋼)からなり、台座52は刃体53よりもイオン化傾向の大きい金属(例えば刃体53よりも炭素含有量が多いかクロム含有量が少ないステンレス鋼)からなり、台板51は刃体53や台座52よりもイオン化傾向の大きい金属(例えばアルミニウム)からなる。従って、台板51が台座52よりも錆び易くなって台座52の錆を防ぐとともに、台板51及び台座52を刃体53よりも先に酸化させて刃体53の錆を防ぐことができる。
* 硬質表面部9により柄1の強度を増すとともに、柄1を握った際の感触を軟質表面部6により良くすることができる。
・ 手動利器としては、前述した剃刀以外に、カッターナイフや包丁や彫刻刀などを挙げることができる。
・ 芯体2を硬質樹脂に代えて金属や木材などの硬質材により設けてもよい。
Claims (5)
- 硬質材により成形して柄の表面側で露出させた硬質表面部のほかに、透明または半透明の軟質材により成形して柄の表面側で露出させた軟質表面部をこの硬質表面部を介して複数に分離して設け、この各軟質表面部のうち少なくとも二つの軟質表面部は柄の表面側に露出しない軟質材をこれらの軟質表面部と一体成形した連結部により互いに繋がり、その軟質表面部の表面側からその表面側に対する反対側若しくはその軟質表面部の内部を目視し得るようにし、
手動利器の機能部側になる柄の頭部とその機能部に対する反対側になる柄の尻部との間を結ぶ長手方向に対し直交する柄の厚み方向の両側のうち柄を握った際に手の平側になる背側には、柄の頭部と尻部との間で、前記軟質表面部が長手方向へ延びて一連に繋がった背側軟質指当部を設け、
前記柄の厚み方向の両側のうち柄を握った際に手の平に対する反対側になる腹側には、柄の頭部と尻部との間で、前記軟質表面部が長手方向へ延びて一連に繋がった腹側軟質指当部を設け、
前記柄の長手方向に対し直交する幅方向の両側で柄の背側と腹側との間には、柄の頭部と尻部との間で、前記硬質表面部が長手方向へ延びて一連に繋がった硬質側面部を設け、
前記背側軟質指当部及び腹側軟質指当部は、それぞれ、柄の頭部側になる頭部側軟質指当部と、柄の尻部側になる尻部側軟質指当部と、その頭部側軟質指当部と尻部側軟質指当部との間の中間軟質指当部とに区分され、
その頭部側軟質指当部の幅方向両側と尻部側軟質指当部の幅方向両側と中間軟質指当部の幅方向両側とで、頭部側軟質指当部の縁部と尻部側軟質指当部の縁部と中間軟質指当部の縁部とが長手方向へ互いに連続しているとともに、中間軟質指当部の縁部が頭部側軟質指当部の縁部と尻部側軟質指当部の縁部との間で凹みを有している
ことを特徴とする手動利器における柄の構造。 - 前記硬質側面部は、柄の幅方向両側でそれぞれ、柄の頭部側になる頭部側硬質側面部と、柄の尻部側になる尻部側硬質側面部と、その頭部側硬質側面部と尻部側硬質側面部との間の中間硬質側面部とに区分され、その頭部側硬質側面部は厚み方向両側で前記背側軟質指当部及び腹側軟質指当部の頭部側軟質指当部の縁部に沿う縁部を有し、その尻部側硬質側面部は厚み方向両側で前記背側軟質指当部及び腹側軟質指当部の尻部側軟質指当部の縁部に沿う縁部を有し、その中間硬質側面部は厚み方向両側で前記背側軟質指当部及び腹側軟質指当部の中間軟質指当部の縁部に沿う縁部を有し、この頭部側硬質側面部の縁部と尻部側硬質側面部の縁部と中間硬質側面部の縁部とが長手方向へ互いに連続しているとともに、柄の幅方向両側で中間硬質側面部は頭部側硬質側面部と尻部側硬質側面部との間で凹みを有していることを特徴とする請求項1に記載の手動利器における柄の構造。
- 前記軟質表面部は指当部になっていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の手動利器における柄の構造。
- 前記背側軟質指当部で柄の厚み方向の投影図の面積は、前記腹側軟質指当部で柄の厚み方向の投影図の面積よりも小さくまたは等しく設定されていることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一つの請求項に記載の手動利器における柄の構造。
- 硬質側面部の頭部側硬質側面部は背側軟質指当部の頭部側軟質指当部の縁部に対し、硬質側面部の尻部側硬質側面部は背側軟質指当部の尻部側軟質指当部の縁部に対し、硬質側面部の中間硬質側面部は背側軟質指当部の中間軟質指当部の縁部に対し、それぞれ、幅方向の外側へ突出するように設けられていることを特徴とする請求項2〜4のうちいずれか一つの請求項に記載の手動利器における柄の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008231387A JP5314971B2 (ja) | 2008-09-09 | 2008-09-09 | 手動利器における柄の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008231387A JP5314971B2 (ja) | 2008-09-09 | 2008-09-09 | 手動利器における柄の構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010064170A JP2010064170A (ja) | 2010-03-25 |
JP5314971B2 true JP5314971B2 (ja) | 2013-10-16 |
Family
ID=42190209
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008231387A Expired - Fee Related JP5314971B2 (ja) | 2008-09-09 | 2008-09-09 | 手動利器における柄の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5314971B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6117644B2 (ja) * | 2013-07-31 | 2017-04-19 | 京セラ株式会社 | セラミック製刃物 |
US9616584B2 (en) * | 2014-03-20 | 2017-04-11 | Rolling Razor, Inc. | Shaving razor and shaving handle with an interconnection mechanism |
JP6444214B2 (ja) * | 2015-02-24 | 2018-12-26 | マクセルホールディングス株式会社 | 電気かみそり |
US20180043555A1 (en) * | 2016-08-11 | 2018-02-15 | The Gillette Company | Handle for a razor |
US20180043558A1 (en) * | 2016-08-11 | 2018-02-15 | The Gillette Company | Handle for a razor |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2583824Y2 (ja) * | 1992-05-26 | 1998-10-27 | 株式会社タジマツール | 柄のすべり止め |
JP3032546U (ja) * | 1996-06-17 | 1996-12-24 | 宗エ衛門 水落 | 手動工具等の木柄 |
JP4299494B2 (ja) * | 2002-04-25 | 2009-07-22 | 株式会社貝印刃物開発センター | 剃刀の柄 |
JP4289159B2 (ja) * | 2004-01-16 | 2009-07-01 | ぺんてる株式会社 | 軸体 |
-
2008
- 2008-09-09 JP JP2008231387A patent/JP5314971B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010064170A (ja) | 2010-03-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4476541B2 (ja) | 剃刀の柄 | |
JP5314971B2 (ja) | 手動利器における柄の構造 | |
JP4169786B2 (ja) | かみそりの柄 | |
JP5669473B2 (ja) | 剃刀のハンドル | |
US5903978A (en) | Razor handle and caddy | |
JP5458337B2 (ja) | 用具の柄 | |
JPWO2008081826A1 (ja) | 食具 | |
AU2006200217B1 (en) | A Teaching Aid for Correct Use of Cutlery by Children | |
JP2006167193A (ja) | 鋏における指掛部構造 | |
JP2011072745A (ja) | 鋏 | |
US20170215613A1 (en) | Children's training utensils promoting the proper use thereof | |
AU2006268334A1 (en) | Handle for a shaving implement | |
JP4039874B2 (ja) | 把持補助具 | |
JP7439324B1 (ja) | 剃刀 | |
JP6070276B2 (ja) | 鋏、柄、及び用具 | |
US7069853B1 (en) | Ergonomically improved multiple surface stamp | |
JP5714851B2 (ja) | 剃刀のハンドル | |
JP3152571U (ja) | 業務用カミソリホルダー | |
JP7382009B2 (ja) | 舌圧子 | |
JP2003311041A (ja) | 鋏 | |
KR20060115987A (ko) | 목욕 용구 | |
JP3089508U (ja) | パソコン等のキーの入力補助用具。 | |
JP5317494B2 (ja) | 背中を剃るのに適した安全かみそり | |
GB2423277A (en) | Handle device for flat articles | |
JP2003311039A (ja) | 鋏 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110902 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130423 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130614 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130702 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130708 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5314971 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |