JP5313008B2 - 補正信号生成装置およびa/d変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、A/D変換装置の直線性を補正するための補正信号を出力する補正信号生成装置、および該補正信号を用いて直線性を補正するA/D変換装置に関する。
従来、簡単な構成で高分解能のデジタル値が得られるA/D変換装置として、図9に示す構成のものが知られている(特許文献1参照)。
図9のA/D変換装置300において、パルス遅延回路81は、それぞれが各種ゲート回路からなる複数の遅延ユニット(NAND1,BUF1,・・・,BUF15)をリング状に接続した構成を有し、この各遅延ユニットの電源電圧として、A/D変換の対象となるアナログ入力信号(電圧)Vinが供給される。
このパルス遅延回路81に周回パルスSPを入力すると、周回パルスSPは各遅延ユニットを上記電源電圧に応じた遅延時間を持って順次通過し、パルス遅延回路81内を周回する。
周回パルスSPが通過した遅延ユニットの段数は、遅延ユニットの遅延時間、すなわち、電源電圧として供給されたアナログ入力信号Vinによって決まる。パルス通過段数検出回路82は、この段数(および周回数)を検出する。
ラッチ&エンコーダ83は、周回パルスSPの入力が開始してからA/D変換のサンプリング時間が経過した後にラッチパルスLPが入力されるタイミングでパルス通過段数検出回路82の検出結果を取り込み、その時の周回パルスSPの通過段数をエンコードした値を、A/D変換後のデジタル値Coutとして出力する。
ここで、上記のA/D変換装置300では、遅延ユニットの遅延時間と電源電圧の関係が一次関数で表せないため、アナログ入力信号VinとA/D変換の結果であるデジタル値Coutとの関係を示す入出力特性が曲線になってしまう。そこで、入出力特性を理想的な直線に近づける方法として、予めA/D変換の対象であるアナログ入力信号の電圧範囲を複数の領域に分割してA/D変換の結果を得ておく。そして、得られたA/D変換結果の値同士を直線で結んだ近似式を求めておき、この近似式より得られる座標点から実際にA/D変換してられたデジタル値を補正することが提案されている(特許文献2参照)。
特開平5−259907号公報 特開2004−274157号公報
しかしながら、A/D変換後のデータを近似補正するための変換式を求めるためには、多数の基準電圧を実際にA/D変換し、各基準電圧に対応した座標点でのA/D変換データを求め、求められた多数のA/D変換データを用いて変換式を設定する必要があったため、変換式を設定するのが煩雑であるという問題がある。
本発明は、上記の課題認識に基づいてなされたものであり、A/D変換装置の入出力特性を補正する補正信号を生成することによって、多数の基準電圧を実際にA/D変換することなく、容易にA/D変換装置の入出力特性を補正することができる補正信号生成装置を提供することを目的としている。
また、この補正信号を用いてA/D変換後のデジタル値を補正することによって、理想的な直線に近い入出力特性が得られるA/D変換装置を提供することを目的としている。
上記の課題を解決するため、本発明の補正信号生成装置は、アナログ入力電圧から得られるデジタル信号を補正するための補正信号を生成する補正信号生成装置であって、前記アナログ入力電圧の大きさに応じた遅延時間で第1のパルス信号を遅延させる遅延ユニットを複数段接続した第1のパルス遅延回路と、前記第1のパルス信号が前記第1のパルス遅延回路内の遅延ユニットを通過した段数を検出する第1のパルス通過段数検出回路とを有する第1の段数検出回路と、前記アナログ入力電圧の電圧レベルをシフトさせたアナログ電圧を出力するレベルシフト回路と、前記レベルシフト回路によって電圧レベルがシフトされたアナログ電圧の大きさに応じた遅延時間で第2のパルス信号を遅延させる遅延ユニットを複数段接続した第2のパルス遅延回路と、前記第2のパルス信号が前記第2のパルス遅延回路内の遅延ユニットを通過した段数を検出する第2のパルス通過段数検出回路とを有する第2の段数検出回路と、予め定められた電圧値であるアナログ基準電圧の大きさに応じた遅延時間で第3のパルス信号を遅延させる遅延ユニットを複数段接続した第3のパルス遅延回路と、前記第3のパルス信号が前記第3のパルス遅延回路内の遅延ユニットを通過した段数を検出する第3のパルス通過段数検出回路とを有する第3の段数検出回路と、前記第1の段数検出回路が検出した遅延ユニットの通過段数と前記第2の段数検出回路が検出した遅延ユニットの通過段数との段数差に応じたタイミングで、前記第1の段数検出回路と前記第3の段数検出回路が検出した遅延ユニットの通過段数を保持し、保持した前記第1の段数検出回路の段数と前記第3の段数検出回路の段数の差を補正信号として出力する補正信号出力回路と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の前記補正信号出力回路は、前記第1の段数検出回路が検出した遅延ユニットの通過段数と前記第2の段数検出回路が検出した遅延ユニットの通過段数との段数差が、予め定められた段数差となるタイミングで、前記第1の段数検出回路が検出した遅延ユニットの通過段数を保持する、ことを特徴とする。
また、本発明のA/D変換装置は、アナログ入力電圧をデジタル信号に変換するA/D変換装置であって、前記アナログ入力電圧の大きさに応じた遅延時間で第4のパルス信号を遅延させる遅延ユニットを複数段接続した第4のパルス遅延回路と、前記第4のパルス信号が前記第4のパルス遅延回路内の遅延ユニットを所定時間に通過した段数を検出する第4のパルス通過段数検出回路とを有する第4の段数検出回路と、予め定められた第2の電圧値である第2のアナログ基準電圧の大きさに応じた遅延時間で第5のパルス信号を遅延させる遅延ユニットを複数段接続した第5のパルス遅延回路と、前記第5のパルス信号が前記第5のパルス遅延回路内の遅延ユニットを前記所定時間に通過した段数を検出する第5のパルス通過段数検出回路とを有する第5の段数検出回路と、前記第4の段数検出回路が検出した遅延ユニットの通過段数から、前記第5の段数検出回路が検出した遅延ユニットの通過段数を減算し、該減算した遅延ユニットの通過段数を、デジタル信号として出力する出力回路と、前記補正信号生成装置と、前記補正信号生成装置から出力された補正信号に基づいて、前記出力回路から出力されたデジタル信号を補正し、該補正したデジタル信号を出力する補正回路と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の前記補正回路は、前記補正信号生成装置から出力された補正信号と、前記出力回路から出力されたデジタル信号とを加算平均し、該加算平均したデジタル信号を出力する、ことを特徴とする。
また、本発明のA/D変換装置は、前記第2のアナログ基準電圧と前記アナログ基準電圧とが同一である、ことを特徴とする。
また、本発明のA/D変換装置は、前記第2のアナログ基準電圧と前記アナログ基準電圧と前記アナログ入力電圧とが同一である場合に、前記第5の段数検出回路が検出する遅延ユニットの通過段数が、前記補正信号出力回路で保持した前記第3の段数検出回路の段数と、略同一になるように前記所定時間を設定するタイマー回路、を更に備えることを特徴とする。
本発明によれば、A/D変換装置の入出力特性の曲がり(非直線性)を補正するための補正信号を生成する補正信号生成装置を提供することができ、この補正信号に基づいてA/D変換後のデジタル信号出力値を補正することによって、従来のA/D変換装置の入出力特性を理想的な直線に近い特性に容易に変換することができるという効果が得られる。
本発明の実施形態による補正信号生成装置の構成を示したブロック図である。 本発明の実施形態による補正信号生成装置における処理手順を示したフローチャートである。 本発明の実施形態による補正信号生成装置の入出力特性の一例を示したグラフである。 本発明の実施形態による補正信号生成装置の入出力特性の詳細例を示したグラフである。 本発明の実施形態によるA/D変換装置の構成を示したブロック図である。 本発明の実施形態による補正信号生成装置における処理手順を示したフローチャートである。 本発明の実施形態によるA/D変換装置の入出力特性の一例を示したグラフである。 本発明の実施形態によるA/D変換装置の入出力特性の詳細例を示したグラフである。 従来のA/D変換装置の構成を示したブロック図である。
<第1実施形態>
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態による補正信号生成装置の構成を示したブロック図である。図1において、補正信号生成装置100は、段数検出回路1、レベルシフト回路2、段数検出回路3、補正信号出力回路4、段数検出回路5から構成される。また、段数検出回路1は、パルス遅延回路11、パルス通過段数検出回路12から構成される。段数検出回路3は、パルス遅延回路31、パルス通過段数検出回路32から構成される。補正信号出力回路4は、出力段数比較回路41、ラッチ&エンコーダ42、基準信号出力回路43、出力回路44から構成される。段数検出回路5は、パルス遅延回路51、パルス通過段数検出回路52から構成される。
段数検出回路1は、アナログ入力電圧Vinの電圧レベル(電圧値)に応じた周回パルスSPの遅延時間を表す信号を出力する。
パルス遅延回路11は、電源電圧に応じた遅延量を持った16段のゲート回路(以下、「遅延ユニット」という)がリング状に接続された構成を有し、この構成により周回パルスSPを周回させるリングディレイライン(RDL)である。
初段の遅延ユニットNAND1は、一方の入力端子に周回パルスSPを入力し、もう一方の入力端子に16段目の遅延ユニットBUF15の出力を入力して、パルス遅延回路11が動作している時は常に16段目の遅延ユニットBUF15の出力を論理反転するゲート回路(例えば、否定論理積回路:NANDゲート)で構成されている。
また、2段目の遅延ユニットBUF1から16段目の遅延ユニットBUF15は、入力端子に入力された値を出力端子に出力するゲート回路(例えば、否定回路:NOTゲートを2段接続したバッファ回路)で構成されている。
遅延ユニット(NAND1,BUF1,・・・,BUF15)には、アナログ入力電圧Vinが電源電圧として印加される。各遅延ユニットは、それぞれ前段の遅延ユニットから入力された周回パルスSPを電源電圧(アナログ入力電圧Vin)の電圧レベルに応じた遅延時間をもって次段の遅延ユニットに出力する。リング状に接続された各遅延ユニットが同様に動作し、周回パルスSPが前段から後段の遅延ユニットへ順次伝達されることにより、周回パルスSPがパルス遅延回路11内を周回する。
周回パルスSPがパルス遅延回路11内を周回する過程を具体的に説明すると次の通りである。
周回パルスSPが初段の遅延ユニットNAND1の一方の入力端子に入力されていない時(周回パルスSPが“L”レベルの時)、遅延ユニットNAND1の出力端子は、もう一方の入力端子の入力によらず、“H”レベルになり、2段目の遅延ユニットBUF1以降の各遅延ユニットの出力端子も“H”レベルになる。
周回パルスSPが遅延ユニットNAND1の一方の入力端子に入力される(周回パルスSPが“H”レベルになる)と、遅延ユニットNAND1の出力端子は、もう一方の入力端子に最終段の遅延ユニットBUF15から出力された“H”レベルが入力されているため、周回パルスSPの入力によって電源電圧(アナログ入力電圧Vin)の電圧レベルに応じた遅延時間をもって“L”レベルに切り替わる。その後、2段目の遅延ユニットBUF1以降の各遅延ユニットの出力端子も電源電圧(アナログ入力電圧Vin)の電圧レベルに応じた遅延時間をもって順次“L”レベルに切り替わる。
最終段の遅延ユニットBUF15の出力端子が“L”レベルに切り替わると、初段の遅延ユニットNAND1の出力端子は、入力端子に最終段の遅延ユニットBUF15の出力が入力されているため、電源電圧(アナログ入力電圧Vin)の電圧レベルに応じた遅延時間をもって“H”レベルに切り替わる。その後、2段目の遅延ユニットBUF1以降の各遅延ユニットの出力端子も電源電圧(アナログ入力電圧Vin)の電圧レベルに応じた遅延時間をもって順次“H”レベルに切り替わる。
最終段の遅延ユニットBUF15の出力端子が“H”レベルに切り替わると、次の周回で初段の遅延ユニットNAND1の出力端子が“L”レベルに切り替わる。その後、2段目の遅延ユニットBUF1以降の各遅延ユニットの出力端子も順次“L”レベルに切り替わる。
以降、周回パルスSPが入力されている間、最終段の遅延ユニットBUF15の出力端子の切り替わりで初段の遅延ユニットNAND1から、遅延ユニット(BUF1,・・・,BUF15)の出力端子が、順次逆の出力レベルに切り替わるという動作が繰り返し行われ、その結果、周回パルスSPがパルス遅延回路11内を周回し続けることとなる。
各遅延ユニットの入力端子レベルが切り替わってから出力端子レベルが切り替わるまでの遅延時間は、各遅延ユニットの電源電圧であるアナログ入力電圧Vinに応じた時間であるため、ある所定の時間内にパルス遅延回路11内を周回する周回パルスSPが通過する遅延ユニットの段数は、アナログ入力電圧Vinに依存することとなる。
パルス通過段数検出回路12は、周回パルスSPがパルス遅延回路11内の遅延ユニットを通過した段数を検出する回路である。
パルス通過段数検出回路12には、パルス遅延回路11の各遅延ユニットの出力信号が入力される。
パルス通過段数検出回路12は、パルス遅延回路11内の16段目の遅延ユニットBUF15の出力端子が“H”レベルから“L”レベル、または“L”レベルから“H”レベルに切り替わる回数をカウンタがカウントした結果を8ビットのカウント値として出力するとともに、パルス遅延回路11の16段の各遅延ユニットから入力された“H”レベルまたは“L”レベルのそれぞれの状態を表す16ビットのデータを出力する。
ここでパルス通過段数検出回路12から出力される上記の8ビットのカウント値と16ビットのデータは、周回パルスSPがパルス遅延回路11内を何周周回して何段目の遅延ユニットまで進んだかを示している。
例えば、上記カウント値が4回であり、5段目の遅延ユニットBUF4の出力が“L”レベル、6段目の遅延ユニットBUF5の出力が“H”レベルであった場合、遅延ユニットを通過した段数は、16段×4回+5段=69段となる。
このように、段数検出回路1は、周回パルスSPが、アナログ入力電圧Vinを電源電圧とするパルス遅延回路11内の遅延ユニットを通過した段数を、8ビット+16ビットのデジタルデータ(以下、「第1の通過段数データ」という)として出力する。
レベルシフト回路2は、アナログ入力電圧Vinを予め定められた一定の微少な電圧値(ΔVin)だけレベルシフトさせたレベルシフト電圧(Vin−ΔVin)を出力する。このレベルシフト電圧は、段数検出回路3における遅延ユニットの電源電圧となる。
なお、本実施形態では、レベルシフト電圧を、アナログ入力電圧Vinよりも予め定められた一定の微少な電圧値ΔVinだけ小さい電圧としているが、レベルシフト電圧を、アナログ入力電圧Vinよりも予め定められた一定の微少な電圧値ΔVinだけ大きい電圧(Vin+ΔVin)としてもよい。
段数検出回路3は、レベルシフト回路2からのレベルシフト電圧Vin−ΔVinの電圧レベルに応じて、周回パルスSPが周回する遅延ユニットの通過段数を、8ビット+16ビットのデジタルデータ(以下、「第2の通過段数データ」という)として出力する。なお、段数検出回路3は、パルス遅延回路31の電源電圧がレベルシフト電圧Vin−ΔVinとなっている以外は、段数検出回路1と同じ構成であり、同様の動作をする。
従って、段数検出回路1が出力する第1の通過段数データと、段数検出回路3が出力する第2の通過段数データとは、予め定められた一定の微少な電圧値(ΔVin)による遅延ユニットの通過段数に相当する値だけ異なる。
段数検出回路5は、予め定められた一定の電圧レベルであるアナログ基準電圧Vrefの電圧レベルに応じて、周回パルスSPが周回する遅延ユニットの通過段数を、8ビット+16ビットのデジタルデータ(以下、「第3の通過段数データ」という)として出力する。なお、段数検出回路5は、パルス遅延回路51の電源電圧がアナログ基準電圧Vrefとなっている以外は、段数検出回路1および段数検出回路3と同じ構成であり、同様の動作をする。
補正信号出力回路4は、第1の通過段数データと、第2の通過段数データとの差が予め定められた値となったタイミングで、第1の通過段数データと第3の通過段数データの差を補正信号として出力する。
具体的に説明すると、出力段数比較回路41は、段数検出回路1から出力される第1の通過段数データと、段数検出回路3から出力される第2の通過段数データとの差を比較し、その差が予め定められた差(遅延ユニットの通過段数の差)となったときに、ラッチパルスLPを出力する。このラッチパルスLPは、ラッチ&エンコーダ42が第1の通過段数データを、基準信号出力回路43が第3の通過段数データをそれぞれ保持(ラッチ)するタイミングを表す。
ラッチ&エンコーダ42は、出力段数比較回路41から入力されたラッチパルスLPのタイミングで第1の通過段数データをラッチし、このラッチした第1の通過段数データを12ビットのデジタル信号にエンコードした後に、検出信号として出力する。
基準信号出力回路43は、出力段数比較回路41から入力されたラッチパルスLPのタイミングで第3の通過段数データをラッチし、このラッチした第3の通過段数データを12ビットのデジタル信号にエンコードした後に、基準信号として出力する。なお、基準信号出力回路43は、ラッチするデジタル信号が第3の通過段数データとなっている以外は、ラッチ&エンコーダ42と同じ構成であり、同様の動作をする。
出力回路44は、ラッチ&エンコーダ42が出力した検出信号から、基準信号出力回路43が出力した基準信号を減算し、この減算した信号を補正信号として出力する。
なお、本実施形態の補正信号生成装置100において、アナログ基準電圧Vrefの電圧レベル(一定の電圧値)には特別な制限はないが、アナログ入力電圧Vinの入力電圧範囲の最小電圧値と同一、または近い電圧レベルにアナログ基準電圧Vrefを設定することが望ましい。何故なら、このアナログ基準電圧Vrefの電圧レベルは、本実施形態の補正信号生成装置100がアナログ入力電圧Vinに応じて出力する補正信号の基準となる電圧であり、このアナログ基準電圧Vrefの電圧レベルによって、補正信号の原点(アナログ入力電圧Vinがアナログ基準電圧Vrefと同じ電圧レベルであるときの出力データが“0”となる点:後述する図3および図7におけるグラフの原点)を決定することができ、このアナログ基準電圧Vrefの電圧レベルをアナログ入力電圧Vinの入力電圧範囲の最小電圧値に近づけるほどアナログ入力電圧Vinの入力電圧範囲を広く確保できるからである。尚、以降の説明においては、アナログ基準電圧Vrefの電圧レベルが、アナログ入力電圧Vinの入力電圧範囲の最小電圧値であるとして説明する。また、以降の説明においては、「アナログ基準電圧Vrefの電圧レベルを基準とする」ことを、「原点基準とする」ということとする。
次に、補正信号生成装置の処理手順について説明する。図2は、本実施形態による補正信号生成装置100における処理手順を示したフローチャートである。
まず、ステップS1において、パルス遅延回路11およびレベルシフト回路2にアナログ入力電圧Vinが入力される。このことにより、パルス遅延回路31にはレベルシフト電圧Vin−ΔVinが入力される。また、パルス遅延回路51には、アナログ基準電圧Vrefが入力される。
続いて、ステップS2において、パルス遅延回路11、パルス遅延回路31、およびパルス遅延回路51に周回パルスSPが入力される。このことにより、周回パルスSPは、パルス遅延回路11とパルス遅延回路31とパルス遅延回路51とでそれぞれ異なる遅延時間(パルス遅延回路11はアナログ入力電圧Vinの電圧レベルに応じた遅延時間、パルス遅延回路31はレベルシフト電圧Vin−ΔVinの電圧レベルに応じた遅延時間、パルス遅延回路51はアナログ基準電圧Vrefの電圧レベルに応じた遅延時間)で、それぞれの遅延ユニットを周回する。そして、パルス通過段数検出回路12、パルス通過段数検出回路32、およびパルス通過段数検出回路52は、周回パルスSPがそれぞれの遅延ユニットを通過する段数を検出し、それぞれ、第1の通過段数データ、第2の通過段数データ、および第3の通過段数データとして出力する。
続いて、出力段数比較回路41は、ステップS3において、パルス通過段数検出回路12とパルス通過段数検出回路32から出力された第1の通過段数データと第2の通過段数データとの差(遅延ユニットの通過段数の差)を比較し、その差が予め設定された値(設定値)となったか否かを判断する。通過段数データの差が設定値となった場合は、ステップS4において、ラッチ&エンコーダ42が第1の通過段数データを、基準信号出力回路43が第3の通過段数データをラッチするためのラッチパルスLPを出力段数比較回路41が出力する。また、通過段数データの差が設定値となっていない場合は、ステップS3を繰り返す。
続いて、ステップS5において、ラッチ&エンコーダ42は、出力段数比較回路41から入力されたラッチパルスLPに従って、第1の通過段数データをラッチして、12ビットのデジタル信号にエンコードし、検出信号として出力する。また、ステップS5において、基準信号出力回路43は、出力段数比較回路41から入力されたラッチパルスLPに従って、第3の通過段数データをラッチして、12ビットの基準信号にエンコードして出力する。
続いて、ステップS6において、出力回路44は、ラッチ&エンコーダ42から出力された検出信号から、基準信号出力回路43から出力された基準信号を減算した補正信号を出力して、処理を完了する。
次に、上述した構成による補正信号生成装置の入出力特性について説明する。図3は、本実施形態による補正信号生成装置100の入出力特性の一例を、図9に示した従来の補正前のA/D変換装置300の入出力特性の一例と共に示したグラフである。図3において、X軸はアナログ入力電圧Vinを示し、Y軸は補正信号生成装置100および従来のA/D変換装置300から出力されるデジタル信号を示す。また、図3において、A1曲線は、補正信号生成装置100の入出力特性(補正信号)、B1曲線は、従来のA/D変換装置300の入出力特性(図9におけるデジタル値Cout)を表している。また、図3に示したC1直線は、A1曲線の補正信号とB1曲線のデジタル値Coutを加算平均したデータを表している。
図3に示すように、従来のA/D変換装置300の入出力特性は、アナログ入力電圧Vinに応じた直線ではなく、B1曲線に示すような曲線である。これは、アナログ入力電圧Vinの電圧レベルの変化に対して、一定時間にパルス遅延回路81内を周回する周回パルスSPが通過する遅延ユニットの段数の変化が少なくなるため、出力されるデジタル値Coutの変化が小さくなるからである。
また、本実施形態による補正信号生成装置100の入出力特性は、A1曲線に示すように従来のA/D変換装置300の入出力特性に対して、曲がる方向が逆の特性となっている。これは、補正信号生成装置100では、アナログ入力電圧Vinとレベルシフト電圧Vin−ΔVinとの差である一定の電圧レベル(ΔVin)に対するパルス遅延回路11内を周回する周回パルスSPが通過する遅延ユニットの段数の差(ΔCout)を一定にすることによって、入力電圧に対する微小な電圧範囲における傾き(レベルシフト電圧Vin−ΔVinからアナログ入力電圧Vinにかけての傾き)を一定にし、従来のA/D変換装置300の入出力特性B1の傾きが小さくなる程、ラッチパルスLPを出力するタイミングを遅く(サンプリング時間を長く)しているからである。
ここで、補正信号生成装置100の入出力特性について、図4を用いて更に詳しく説明する。図4において、D直線は、一定の傾きa_D(ΔCout/ΔVin)を表している。また、B1_Vin4曲線は、従来のA/D変換装置300において、サンプリング時間を、アナログ入力電圧Vin=Vin4のときに傾きがa_Dになる時間としたときの入出力特性を原点基準とした曲線である。同様にB1_Vin3曲線は、従来のA/D変換装置300において、サンプリング時間を、アナログ入力電圧Vin=Vin3のときに傾きがa_Dになる時間としたときの入出力特性を原点基準とした曲線、B1_Vin2曲線は、従来のA/D変換装置300において、サンプリング時間を、アナログ入力電圧Vin=Vin2のときに傾きがa_Dになる時間としたときの入出力特性を原点基準とした曲線、B1_Vin1曲線は、従来のA/D変換装置300において、サンプリング時間を、アナログ入力電圧Vin=Vin1のときに傾きがa_Dになる時間としたときの入出力特性を原点基準とした曲線である。
つまり、補正信号生成装置100の入出力特性は、原点、B1_Vin1曲線においてアナログ入力電圧Vin=Vin1となる点a1、B1_Vin2曲線においてアナログ入力電圧Vin=Vin2となる点a2、B1_Vin3曲線においてアナログ入力電圧Vin=Vin3となる点a3、B1_Vin4曲線においてアナログ入力電圧Vin=Vin4となる点a4、を通過したA1曲線に示すような曲線となる。
このように、補正信号生成装置100の入出力特性は、従来のA/D変換装置300の入出力特性を原点基準とし、更に、そのサンプリング時間を、入力電圧の大きさによって異なる時間とすることにより、従来のA/D変換装置300の入出力特性に対して、曲がる方向が逆の特性となる。
その結果、B1曲線に示した従来のA/D変換装置300の入出力特性を、A1曲線に示した補正信号生成装置100が出力する入出力特性(補正信号)を用いて補正(図3においては、加算平均)することにより、図3のC1直線に示すようなA/D変換装置に求められる理想的な直線に近い入出力特性の結果を得ることができる。
上記に述べたとおり、本実施形態の補正信号生成装置によれば、アナログ入力電圧の大きさに応じた遅延時間で周回パルスを遅延させるパルス遅延回路を用いてアナログ入力電圧をデジタルデータに変換する従来のA/D変換装置の入出力特性に対して、曲がる方向が逆の入出力特性である補正信号を生成することができる。この生成した補正信号を用いることによって、A/D変換装置が出力するデジタルデータを容易に補正することができ、直線性の良い入出力特性をもったA/D変換装置を実現することができる。
また、従来のA/D変換装置では、周回パルスSPが入力されてから外部から入力するラッチパルスLPを入力するまでの時間(サンプリング時間)を高精度に定める必要があったが、本実施形態の補正信号生成装置では、ラッチパルスLPが自動で生成されるため、外部から高精度なパルス信号を入力する必要がなく、容易に高精度なA/D変換装置を実現することが可能となる。
<第2実施形態>
以下、本発明の第2の実施形態について、図面を参照して説明する。図5は、本実施形態によるA/D変換装置の構成を示したブロック図である。図5において、A/D変換装置200は、段数検出回路8、段数検出回路9、出力回路10、補正信号生成装置100、補正回路11、タイマー回路12から構成される。なお、補正信号生成装置100は、上述した第1実施形態に示した補正信号生成装置100である。また、段数検出回路8は、パルス遅延回路81、パルス通過段数検出回路82、ラッチ&エンコーダ83から構成される。段数検出回路9は、パルス遅延回路91、パルス通過段数検出回路92、ラッチ&エンコーダ93から構成される。
なお、本実施形態のA/D変換装置200におけるアナログ基準電圧Vrefは、このアナログ基準電圧Vrefが入力されている全ての回路で同じ電圧レベルであり、その電圧値は、アナログ入力電圧Vinの入力電圧範囲の最小電圧値であるとして説明する。また、同様にアナログ入力電圧Vinも、このアナログ入力電圧Vinが入力されている全ての回路で同じであるとして説明する。
段数検出回路8は、アナログ入力電圧Vinの電圧レベルに応じて、周回パルスSPが周回する遅延ユニットの通過段数を表すデジタルデータ(以下、「第4の通過段数データ」という)を、12ビットのデジタル信号にエンコードし、第1の出力信号Cout1として出力する。なお、段数検出回路8のパルス遅延回路81とパルス通過段数検出回路82とラッチ&エンコーダ83とは、それぞれ、図1に示したパルス遅延回路11とパルス通過段数検出回路12とラッチ&エンコーダ42と同じ構成であり、パルス通過段数検出回路82がパルス遅延回路81内の遅延ユニットの通過段数をラッチパルスLP2のタイミングでラッチする以外は、同じ動作をする。ここで、ラッチパルスLP2は、アナログ入力電圧Vinに依存せず、周回パルスSPが入力されてから一定時間後に出力されるパルス信号である。
なお、段数検出回路8は、図9に示した従来のA/D変換装置300と同じ機能であり、第1の出力信号Cout1は、従来のA/D変換装置300においてデジタル変換されたデジタル値Coutと同じ値である。
段数検出回路9は、アナログ基準電圧Vrefの電圧レベルに応じて、周回パルスSPが周回する遅延ユニットの通過段数を表すデジタルデータ(以下、「第5の通過段数データ」という)を12ビットのデジタル信号にエンコードし、第2の基準信号として出力する。なお、段数検出回路9は、パルス遅延回路81の電源電圧がアナログ基準電圧Vrefとなっている以外は、段数検出回路8と同じ構成であり、同様の動作をする。
タイマー回路12は、周回パルスSPが入力されてから一定時間後にラッチパルスLP2を出力する。
タイマー回路12は、例えば、図5に示すように、レベルシフト回路121、パルス遅延回路122、パルス通過段数検出回路123、パルス遅延回路124、パルス通過段数検出回路125、出力段数比較回路126から構成される。以下、パルス通過段数検出回路123が検出した遅延ユニットの通過段数を表すデジタルデータを「第6の通過段数データ」という。また、パルス通過段数検出回路125が検出した遅延ユニットの通過段数を表すデジタルデータを「第7の通過段数データ」という。この場合、レベルシフト回路121とパルス遅延回路122とパルス通過段数検出回路123とパルス遅延回路124とパルス通過段数検出回路125と出力段数比較回路126は、それぞれ、図1に示したレベルシフト回路2とパルス遅延回路31とパルス通過段数検出回路32とパルス遅延回路11とパルス通過段数検出回路12と出力段数比較回路41と同じ構成であり、レベルシフト回路121とパルス遅延回路124に入力される電圧が、アナログ基準電圧Vrefであること以外は、同じ動作をする。
レベルシフト回路121は、アナログ基準電圧Vrefを予め定められた一定の微少な電圧値(ΔVref:ただし、ΔVref=ΔVin)だけレベルシフトさせたレベルシフト基準電圧(Vref−ΔVref)を出力する。すなわち、アナログ基準電圧Vrefは一定の電圧レベルであるため、レベルシフト基準電圧Vref−ΔVrefも一定の電圧レベルとなる。
従って、パルス通過段数検出回路123が出力する第6の通過段数データと、パルス通過段数検出回路125が出力する第7の通過段数データとは、予め定められた一定の微少な電圧値(ΔVref)による遅延ユニットの通過段数に相当する一定の値だけ異なることとなる。
このことにより、出力段数比較回路126から出力されるラッチパルスLP2は、周回パルスSPが入力されてから一定時間(例えば、出力段数比較回路41に設定した遅延ユニットの通過段数の差と同じ値となる時間)後に出力されるパルス信号となる。
出力回路10は、段数検出回路8が出力した第1の出力信号Cout1から、段数検出回路9が出力した第2の基準信号を減算し、この減算した出力信号を本実施形態のA/D変換装置200がアナログ入力電圧Vinに応じて変換した第2の出力信号として出力する。なお、第1実施形態における出力回路44の説明と同様に、出力回路10が出力する第2の出力信号は、段数検出回路8が出力した第1の出力信号Cout1を、原点基準とした12ビットの出力信号となる。
また、出力回路10が出力する第2の出力信号は、図9に示した従来のA/D変換装置300においてデジタル変換されたデジタル値Coutを原点基準としたデジタル値であるとも言える。
補正回路11は、補正信号生成装置100から出力された補正信号と、出力回路10から出力された第2の出力信号とを加算平均し、この加算平均した出力信号を本実施形態のA/D変換装置200においてデジタル変換された最終的な12ビットのデジタル値(A/D変換出力信号)として出力する。
次に、A/D変換装置の処理手順について説明する。図6は、本実施形態によるA/D変換装置200における処理手順を示したフローチャートである。なお、本実施形態によるA/D変換装置200における処理手順において、補正信号生成装置100からは、補正信号が出力されるが、この補正信号生成装置100における処理手順は、第1実施形態において、図2を用いて説明した処理手順と同様であるため、本実施形態においての説明を省略する。
まず、ステップS10において、パルス遅延回路81にアナログ入力電圧Vinが入力される。また、パルス遅延回路91およびタイマー回路12には、アナログ基準電圧Vrefが入力される。このことにより、パルス遅延回路124およびレベルシフト回路121にはアナログ基準電圧Vrefが入力される。また、パルス遅延回路122にはアナログ基準電圧Vrefを予め定められた一定の微少な電圧値(ΔVref:ただし、ΔVref=ΔVin)だけレベルシフトさせたレベルシフト基準電圧(Vref−ΔVref)が入力される。
続いて、ステップS20において、パルス遅延回路81、パルス遅延回路91、パルス遅延回路122、およびパルス遅延回路124に周回パルスSPが入力される。このことにより、周回パルスSPは、パルス遅延回路81と、パルス遅延回路91と、パルス遅延回路122と、パルス遅延回路124とでそれぞれ異なる遅延時間(パルス遅延回路81はアナログ入力電圧Vinの電圧レベルに応じた遅延時間、パルス遅延回路91とパルス遅延回路124はアナログ基準電圧Vrefの電圧レベルに応じた遅延時間、パルス遅延回路122はレベルシフト基準電圧Vref−ΔVrefの電圧レベルに応じた遅延時間)で、それぞれの遅延ユニットを周回する。そして、パルス通過段数検出回路82、パルス通過段数検出回路92、パルス通過段数検出回路123、およびパルス通過段数検出回路125は、周回パルスSPがそれぞれの遅延ユニットを通過する段数を検出し、それぞれ、第4の通過段数データ、第5の通過段数データ、第6の通過段数データ、および第7の通過段数データとして出力する。
続いて、出力段数比較回路126は、ステップS30において、パルス通過段数検出回路123とパルス通過段数検出回路125から出力された第6の通過段数データと第7の通過段数データとの差(遅延ユニットの通過段数の差)を比較し、その差が予め設定された値(設定値)となったか否かを判断する。通過段数データの差が設定値(例えば、出力段数比較回路41に設定した遅延ユニットの通過段数の差と同じ値)となった場合は、ステップS40において、ラッチ&エンコーダ83が第4の通過段数データを、ラッチ&エンコーダ93が第5の通過段数データをラッチするためのラッチパルスLP2を出力段数比較回路126が出力する。また、通過段数データの差が設定値となっていない場合は、ステップS30を繰り返す。
続いて、ステップS50において、ラッチ&エンコーダ83は、出力段数比較回路126から入力されたラッチパルスLP2に従って、第4の通過段数データをラッチして、12ビットの第1の出力信号Cout1にエンコードして出力する。また、ステップS50において、ラッチ&エンコーダ93は、出力段数比較回路126から入力されたラッチパルスLP2に従って、第5の通過段数データをラッチして、12ビットの第2の基準信号にエンコードして出力する。
続いて、ステップS60において、出力回路10は、ラッチ&エンコーダ83から出力された第1の出力信号Cout1から、ラッチ&エンコーダ93から出力された第2の基準信号を減算した12ビットの第2の出力信号を出力する。
続いて、ステップS70において、補正回路11は、出力回路10から出力された第2の出力信号と、補正信号生成装置100から出力された補正信号とを加算平均し、A/D変換装置200がデジタル変換した最終的な12ビットのA/D変換出力信号を出力して、処理を完了する。
次に、上述した構成によるA/D変換装置の入出力特性について説明する。図7は、本実施形態によるA/D変換装置200の入出力特性の一例を、図9に示した従来の補正前のA/D変換装置300の入出力特性の一例と共に示したグラフである。図7において、X軸はアナログ入力電圧Vinを示し、Y軸はA/D変換装置200から出力されるデジタル値を示す。また、図7において、A2曲線は、補正信号生成装置100の入出力特性(補正信号)を表し、B2曲線は、アナログ入力電圧Vinに対する出力回路10の出力特性(第2の出力信号)を表している。また、図7に示したC2直線が、アナログ入力電圧Vinに対する補正回路11の出力特性、すなわち、本実施形態によるA/D変換装置200の入出力特性を表している。
なお、B2曲線は、図9に示した従来のA/D変換装置300におけるデジタル変換されたデジタル値Coutを原点基準としたデジタル値と同じであるが、この理由は以下の通りである。
アナログ基準電圧Vrefが一定であり、かつ、アナログ基準電圧Vrefとレベルシフト基準電圧Vref−ΔVrefとの電圧レベルの差(ΔVref)も一定であるため、パルス遅延回路124およびパルス遅延回路122内を周回する周回パルスSPが通過する遅延ユニットの段数の差が予め設定された値となるタイミングは一定である。このことによって、ラッチパルスLP2は、従来のA/D変換装置300において、一定のタイミングで入力されるラッチパルスLPと同様に、一定のタイミングで出力される。従って、アナログ入力電圧Vinに対する段数検出回路8の出力特性を示す曲線の傾きの変化は、従来のA/D変換装置300の入出力特性を示す曲線の傾きの変化と同様となる。よって、アナログ入力電圧Vinに対する出力回路10の出力特性は、従来のA/D変換装置300の入出力特性を原点基準とした特性となる。
次に、A2曲線で示した補正信号について、図8を用いて更に詳しく説明する。図8において、D直線は、一定の傾きa_D(ΔCout/ΔVin)を表している。また、B2_Vin4曲線は、第2の出力信号のサンプリング時間を、アナログ入力電圧Vin=Vin4のときに傾きがa_Dになる時間としたときの入出力特性である。同様に、B2_Vin3曲線は、第2の出力信号のサンプリング時間を、アナログ入力電圧Vin=Vin3のときに傾きがa_Dになる時間としたときの入出力特性、B2_Vin2曲線は、第2の出力信号のサンプリング時間を、アナログ入力電圧Vin=Vin2のときに傾きがa_Dになる時間としたときの入出力特性、B2_Vin1曲線は、第2の出力信号のサンプリング時間を、アナログ入力電圧Vin=Vin1のときに傾きがa_Dになる時間としたときの入出力特性である。
つまり、補正信号の入出力特性は、原点、B2_Vin1曲線においてアナログ入力電圧Vin=Vin1となる点a1、B2_Vin2曲線においてアナログ入力電圧Vin=Vin2となる点a2、B2_Vin3曲線においてアナログ入力電圧Vin=Vin3となる点a3、B2_Vin4曲線においてアナログ入力電圧Vin=Vin4となる点a4、を通過したA2曲線に示すような曲線となる。




このことから、A/D変換装置200は、従来のA/D変換装置300の入出力特性を原点基準とした第2の出力信号と、この第2の出力信号に対して曲がる方向が逆の入出力特性を持つ補正信号とを加算平均することにより、直線性の良い入出力特性を得ることができる。
本実施形態のA/D変換装置200においては、アナログ基準電圧Vrefが全ての回路で同じ電圧レベルである。このことにより、段数検出回路9内のパルス遅延回路91に入力されるアナログ基準電圧Vrefと、補正信号生成装置100内のパルス遅延回路51に入力されるアナログ基準電圧Vrefとが、同じ電圧レベルとなる。その結果、図7に示すように、出力回路10から出力される第2の出力信号を示すB2曲線と、補正信号生成装置100から出力される補正信号を示すA2曲線とは、アナログ入力電圧Vinがアナログ基準電圧Vrefと同じ電圧レベルであるときの出力データが“0”となる原点で交わることになる。
以上より、補正回路11において図7に示したA2曲線とB2曲線とを加算平均することによってC2直線に示すようなA/D変換装置に求められる理想的な直線に近い入出力特性の結果を得ることができる。
なお、図7に示したA2曲線とB2曲線とを加算平均することによって得られるC2直線も原点を通る入出力特性となる。このC2直線は、アナログ入力電圧Vinに対するA/D変換後のデジタル信号出力値を絶対値で示していると言うことができる。
原点を通らない入出力特性は、例えば、補正信号生成装置100から出力される補正信号を用いて、従来のA/D変換装置300から出力されたデジタル値Coutを補正する場合を例とすると、図3に示したC1直線のような入出力特性である。すなわち、C1直線では、入力信号に対して基準となる値がないため、特定の1つのデジタル信号出力値ともう1つのデジタル信号出力値との関係は、これらの2つのデジタル信号出力値同士の差という相対的な結果のみでしか、デジタル信号出力値を表すことができない。
一方、本実施形態のA/D変換装置200においては、アナログ基準電圧Vrefの電圧レベルを基準として、デジタル信号出力値を絶対値で特定することができる。
また、アナログ入力電圧Vinの電圧レベルと、アナログ基準電圧Vrefの電圧レベルとが同じ電圧レベルであった場合(図7における原点)では、補正信号生成装置100内の出力段数比較回路41が出力するラッチパルスLPが出力されるタイミングと、タイマー回路12内の出力段数比較回路126が出力するラッチパルスLP2が出力されるタイミングとは、同じタイミングとなる。これは、補正信号生成装置100内のレベルシフト回路2によってレベルシフトされる電圧(ΔVin)と、タイマー回路12内のレベルシフト回路121によってレベルシフトされる電圧(ΔVref)とは、予め定められた同じ電圧値であるため、およびそれぞれのラッチパルスを出力する回路が同じ回路となるためである。その結果、補正信号生成装置100から出力される検出信号と、第1の出力信号Cout1とは同じ値のデジタル信号となるからである。
更に、補正信号生成装置100内において基準信号を出力する段数検出回路5と基準信号出力回路43とを合わせた回路は、段数検出回路9と同じ回路であり、入力されるアナログ基準電圧Vrefも同じであるため、補正信号生成装置100内の基準信号と第2の基準信号とは同じ値のデジタル信号となる。
その結果、アナログ入力電圧Vinの電圧レベルと、アナログ基準電圧Vrefの電圧レベルとが同じ電圧レベルである場合には、補正信号生成装置100から出力される補正信号(図7に示したA2曲線)と、出力回路10から出力される第2の出力信号(図7に示したB2曲線)とは、同じ値のデジタル信号となる。
このことから、図7からもわかるように、アナログ入力電圧Vinとアナログ基準電圧Vrefとがほぼ一致している領域、すなわち、アナログ入力電圧Vinが図7に示した原点付近の電圧レベルである領域では、B2曲線とA2曲線の傾きはほぼ一致し、原点から離れるほどB2曲線とA2曲線の傾きはC2直線を中心に乖離することになる。
これにより、B2曲線とA2曲線を加算平均した補正後のA/D変換装置の入出力特性は、よりC2に近づき、さらに直線性が改善される。
上記に述べたとおり、本実施形態のA/D変換装置によれば、アナログ入力電圧の大きさに応じた遅延時間で周回パルスを遅延させるパルス遅延回路を用いてアナログ入力電圧をデジタルデータに変換する際に、出力するA/D変換後のデジタル信号出力値を補正信号によって補正することができ、直線性の良い入出力特性をもったA/D変換装置を実現することができる。
上記に述べたとおり、本発明を実施するための形態によれば、従来の入出力特性の曲がり(非直線性)を補正するための補正信号を生成することができ、入出力特性を直線近似するために多数の基準電圧を実際にA/D変換するというような煩雑な設定をすることなく、容易に補正することができる補正信号生成装置を提供することが可能となる。
また、この補正信号生成装置をA/D変換装置に組み込み、生成した補正信号に基づいてA/D変換後のデジタル信号出力値を補正することによって、理想的な直線に近い入出力特性が得られるA/D変換装置を提供することが可能となる。
なお、第2実施形態のA/D変換装置の回路構成において、第1実施形態の補正信号生成装置と重複する回路、例えば、補正信号生成装置100内の段数検出回路1と、A/D変換装置200内のパルス遅延回路81とパルス通過段数検出回路82とを合わせた回路、また、例えば、補正信号生成装置100内の段数検出回路5と、A/D変換装置200内のパルス遅延回路91とパルス通過段数検出回路92とを合わせた回路を共通化しない回路構成で説明を行ったが、重複する回路を共通で使用することにより、A/D変換装置200の回路規模を削減することができる。
また、第2実施形態のA/D変換装置内の回路構成においても重複する回路、例えば、パルス遅延回路91とパルス通過段数検出回路92とを合わせた回路と、パルス遅延回路124と第7パルス通過段数検出回路とを合わせた回路を共通化しない回路構成で説明を行ったが、重複する回路を共通で使用することにより、更に、A/D変換装置200の回路規模を削減することができる。
以上、本発明の実施形態について、図面を参照して説明してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲においての種々の変更も含まれる。
100・・・補正信号生成装置、200・・・A/D変換装置、1・・・段数検出回路(第1の段数検出回路)、11・・・パルス遅延回路(第1のパルス遅延回路)、12・・・パルス通過段数検出回路(第1のパルス通過段数検出回路)、2・・・レベルシフト回路、3・・・段数検出回路(第2の段数検出回路)、31・・・パルス遅延回路(第2のパルス遅延回路)、32・・・パルス通過段数検出回路(第2のパルス通過段数検出回路)、4・・・補正信号出力回路、41・・・出力段数比較回路(補正信号出力回路)、42・・・ラッチ&エンコーダ(補正信号出力回路)、43・・・基準信号出力回路(補正信号出力回路)、44・・・出力回路(補正信号出力回路)、5・・・段数検出回路(第3の段数検出回路)、51・・・パルス遅延回路(第3のパルス遅延回路)、52・・・パルス通過段数検出回路(第3のパルス通過段数検出回路)、8・・・段数検出回路(第4の段数検出回路)、81・・・パルス遅延回路(第4のパルス遅延回路)、82・・・パルス通過段数検出回路(第4のパルス通過段数検出回路)、83・・・ラッチ&エンコーダ(第4の段数検出回路)、9・・・段数検出回路(第5の段数検出回路)、91・・・パルス遅延回路(第5のパルス遅延回路)、92・・・パルス通過段数検出回路(第5のパルス通過段数検出回路)、93・・・ラッチ&エンコーダ(第5の段数検出回路)、10・・・出力回路、11・・・補正回路、12・・・タイマー回路、121・・・レベルシフト回路(タイマー回路)、122・・・パルス遅延回路(タイマー回路)、123・・・パルス通過段数検出回路(タイマー回路)、124・・・パルス遅延回路(タイマー回路)、125・・・パルス通過段数検出回路(タイマー回路)、126・・・出力段数比較回路(タイマー回路)

Claims (6)

  1. アナログ入力電圧から得られるデジタル信号を補正するための補正信号を生成する補正信号生成装置であって、
    前記アナログ入力電圧の大きさに応じた遅延時間で第1のパルス信号を遅延させる遅延ユニットを複数段接続した第1のパルス遅延回路と、前記第1のパルス信号が前記第1のパルス遅延回路内の遅延ユニットを通過した段数を検出する第1のパルス通過段数検出回路とを有する第1の段数検出回路と、
    前記アナログ入力電圧の電圧レベルをシフトさせたアナログ電圧を出力するレベルシフト回路と、
    前記レベルシフト回路によって電圧レベルがシフトされたアナログ電圧の大きさに応じた遅延時間で第2のパルス信号を遅延させる遅延ユニットを複数段接続した第2のパルス遅延回路と、前記第2のパルス信号が前記第2のパルス遅延回路内の遅延ユニットを通過した段数を検出する第2のパルス通過段数検出回路とを有する第2の段数検出回路と、
    予め定められた電圧値であるアナログ基準電圧の大きさに応じた遅延時間で第3のパルス信号を遅延させる遅延ユニットを複数段接続した第3のパルス遅延回路と、前記第3のパルス信号が前記第3のパルス遅延回路内の遅延ユニットを通過した段数を検出する第3のパルス通過段数検出回路とを有する第3の段数検出回路と、
    前記第1の段数検出回路が検出した遅延ユニットの通過段数と前記第2の段数検出回路が検出した遅延ユニットの通過段数との段数差に応じたタイミングで、前記第1の段数検出回路と前記第3の段数検出回路が検出した遅延ユニットの通過段数を保持し、保持した前記第1の段数検出回路の段数と前記第3の段数検出回路の段数の差を補正信号として出力する補正信号出力回路と、
    を備えることを特徴とする補正信号生成装置。
  2. 前記補正信号出力回路は、
    前記第1の段数検出回路が検出した遅延ユニットの通過段数と前記第2の段数検出回路が検出した遅延ユニットの通過段数との段数差が、予め定められた段数差となるタイミングで、前記第1の段数検出回路が検出した遅延ユニットの通過段数を保持する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の補正信号生成装置。
  3. アナログ入力電圧をデジタル信号に変換するA/D変換装置であって、
    前記アナログ入力電圧の大きさに応じた遅延時間で第4のパルス信号を遅延させる遅延ユニットを複数段接続した第4のパルス遅延回路と、前記第4のパルス信号が前記第4のパルス遅延回路内の遅延ユニットを所定時間に通過した段数を検出する第4のパルス通過段数検出回路とを有する第4の段数検出回路と、
    予め定められた第2の電圧値である第2のアナログ基準電圧の大きさに応じた遅延時間で第5のパルス信号を遅延させる遅延ユニットを複数段接続した第5のパルス遅延回路と、前記第5のパルス信号が前記第5のパルス遅延回路内の遅延ユニットを前記所定時間に通過した段数を検出する第5のパルス通過段数検出回路とを有する第5の段数検出回路と、
    前記第4の段数検出回路が検出した遅延ユニットの通過段数から、前記第5の段数検出回路が検出した遅延ユニットの通過段数を減算し、該減算した遅延ユニットの通過段数を、デジタル信号として出力する出力回路と、
    請求項1に記載の補正信号生成装置と、
    前記補正信号生成装置から出力された補正信号に基づいて、前記出力回路から出力されたデジタル信号を補正し、該補正したデジタル信号を出力する補正回路と、
    を備えることを特徴とするA/D変換装置。
  4. 前記補正回路は、
    前記補正信号生成装置から出力された補正信号と、前記出力回路から出力されたデジタル信号とを加算平均し、該加算平均したデジタル信号を出力する、
    ことを特徴とする請求項3に記載のA/D変換装置。
  5. 前記第2のアナログ基準電圧と請求項1に記載のアナログ基準電圧とが同一である、
    ことを特徴とする請求項3に記載のA/D変換装置。
  6. 前記第2のアナログ基準電圧と請求項1に記載のアナログ基準電圧と前記アナログ入力電圧とが同一である場合に、前記第5の段数検出回路が検出する遅延ユニットの通過段数が、前記補正信号出力回路で保持した前記第3の段数検出回路の段数と、略同一になるように前記所定時間を設定するタイマー回路、
    を更に備えることを特徴とする請求項3に記載のA/D変換装置。
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