JP4270315B2 - A/d変換回路の出力データ補正装置及びa/d変換出力データ補正方法 - Google Patents
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本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、その目的は、入力電圧領域の全域に亘り、より高い精度で補正を行なうことができるA/D変換回路の出力データ補正装置並びにA/D変換出力データの補正方法を提供することにある。
即ち、入力電圧の範囲が広くなる場合でも、分割した各領域について3点以上の基準電圧を選択してn次関数による補正式を求め、その補正式を適用してA/D変換されたデータを補正するので、入力電圧領域の全域に亘って補正を高い精度で行ない、直線的な変換特性を得ることが可能となる。
請求項7記載のA/D変換出力データの補正方法によれば、A/D変換回路に入力される電圧が、予め想定される最大入力範囲を複数に分割した何れの領域内にあるかを判定し、判定された領域に対応する少なくとも3点以上の基準電圧を選択し、それらの各基準電圧を縦軸に、A/D変換されたデジタルデータを横軸にした2次元座標上で、3点以上の座標点を通過するn次関数式を演算して決定する。そして、A/D変換データを、決定されたn次関数式に入力して演算することで非直線性を補正する。従って、請求項1と同様の効果を得ることができる。
請求項11記載のA/D変換出力データの補正方法によれば、n=2に設定するので、補正式に2次関数式を用いることで最適な補正を行うことができる。
以下、本発明の第1実施例について図1乃至図7を参照して説明する。図1は、A/D変換回路と出力データ補正装置とを示すものである。A/D変換回路としては、例えば、特許文献1の図8に開示されているものと同様のパルス位相差符号化回路101を用いる。パルス位相差符号化回路101は、入力パルスPA,PBの位相差を符号化するもので、上記パルス信号PA,PBは、制御回路(入力切換え手段)9によって与えられる。
パルスセレクタ116は、リングゲート遅延回路110を構成する各反転回路(NAND及びINVゲート)の出力を取り込み、その出力レベルからリングゲート遅延回路110内を周回中のパルス信号を抽出してその位置を表す信号を発生し、エンコーダ118は、パルスセレクタ116からの出力信号に対応したデジタルデータを発生する。
コンパレータ 比較基準電圧
5(1) 0.6250V
5(2) 1.2500V
5(3) 1.8750V
5(4) 2.5000V
5(5) 3.1250V
5(6) 3.7500V
5(7) 4.3750V
即ち、7つのコンパレータ5(1)〜5(7)によって、入力電圧領域0〜5Vは、0.6250V間隔の8つの領域に分割されることになる。そして、エンコーダ6は、7つのコンパレータ5(1)〜5(7)が出力する信号レベル(7ビットのデータ)をエンコードして、入力電圧Vinが属する電圧領域を示す3ビットのコードを制御ロジック部8に出力する。
例えば、電圧領域(1)は、0.0000V〜0.6250Vであり、その領域の両端の電圧をN3,N1として、当該領域の中間の電圧0.3125VをN2として選択する。次の電圧領域(2)は、0.6250V〜1.2500Vであり、その領域の両端の電圧をN3,N1として、当該領域の中間の電圧0.9375VをN2として選択する。以降同様にして、電圧領域(3)〜(8)についても、各領域の上限と下限とを規定する電圧と、それらの中間となる電圧の3点を、基準電圧N1,N2,N3として選択する。
一方、ステップS4〜S9は、上記のステップS1〜S3の処理に並行して、並列比較回路4及び制御ロジック部8側において実行させる処理である。並列比較回路4は、入力電圧Vinを7つのコンパレータ5で比較すると(ステップS4)、それらの比較結果をエンコードして3ビットのコードk0を出力する(ステップS5)。そして、制御ロジック部8は、コードk0をk0レジスタに格納する(ステップS6)。
y=−{a×d02+b×d0+c}+α …(1)
の係数a,b,cを計算して求める(ステップS20,但し、図5の式表現は、レジスタd0’:d4’を使用)。尚、(1)式の符号が(−)となっているのは、ATT回路3において反転増幅が行われるためである。補正係数a,b,cは、(2)〜(4)式によって計算される。
これに対して、図7(a)に示す本発明の方式によれば、各電圧領域(1)〜(8)に亘って誤差は−1LSBであり、誤差が極めて小さく、高精度の直線性が得られるように補正されていることが明らかである。
そして、補正演算回路12は、制御回路9によりマルチプレクサ1が基準電圧側を選択した場合、基準電圧を縦軸,A/D変換されたデータを横軸にした2次元座標上で、3点の基準電圧N1〜N3に対応する座標点を通過する2次関数式を演算して決定し、マルチプレクサ1が入力電圧側を選択した場合にA/D変換されたデータを、その入力電圧Vinについて判定された領域に対応する2次関数式を用いて補正するようにした。従って、入力電圧領域の全域に亘って補正を高い精度で行ない、直線的な変換特性を得ることが可能となる。
そして、出力データ補正装置13は、パルス位相差符号化回路101が入力電圧VinをA/D変換する毎に補正式を決定して補正するので、データの補正を高精度で行なうことができる。
図8乃至図10は本発明の第2実施例を示すものであり、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分について説明する。第1実施例の出力データ補正装置13は、(1)式を決定する補正係数a,b,cを、入力電圧VinをA/D変換する毎に計算して求めた。これに対して、第2実施例の出力データ補正装置21は、上記補正係数a,b,cを、入力電圧Vinが属し得る8段階の領域について最初に計算しておき、補正計算時にそれらを利用する。
図8において、制御ロジック部8,制御回路9,補正演算回路12は、制御ロジック部22,制御回路23,補正演算回路24に置き換わっている。そして、並列比較回路4が出力する3ビットのコードは、制御ロジック部22に替えて補正演算回路24に出力されている。
図11乃至図16は本発明の第3実施例を示すものであり、第1実施例と異なる部分について説明する。第3実施例の出力データ補正装置31では、ATT回路3がゲイン1.0の反転バッファ32に、DAC部7,制御ロジック部8,制御回路9がDAC部(レベル変換手段)33,制御ロジック部34,制御回路35に置き換わっている。そして、DAC部33は、バッファ(レベル変換手段)36を介して反転バッファ32の(−)端子に、入力電圧Vinが属する電圧領域に応じた加算電圧を出力するようになっている。
即ち、電圧領域(1)〜(8)に応じて、制御ロジック部34並びにDAC部33は、加算電圧を以下のように設定する。
電圧領域 加算電圧
(1) 4.6875V
(2) 4.0625V
(3) 3.4375V
(4) 2.8125V
(5) 2.1875V
(6) 1.5625V
(7) 0.9375V
(8) 0.3125V
すると、反転バッファ32に与えている基準電圧が2.5Vであるから、パルス位相差符号化回路101の入力電圧領域は、常に2.8125V〜2.1875Vとなる(図13参照)。その結果、3点の基準電圧は、第1実施例において電圧領域(5)に対応するもの1種類だけを用意すれば対応可能となる。
但し、ステップS81における補正式は、(5)式となる。
y=−{a×d02+b×d0+c}/5+α …(5)
ここで、(1)式に対して1/5を乗じる項が入っているのは、第1実施例と同様の変換結果を得るためであり、これは、第1実施例で使用したATT回路3におけるゲイン1/5の替わりである。またこの場合、係数a,bを求める(2)式,(3)式において、右辺第1項の分子の数値「4096」は、5倍の「20480」とする。
図16は、図7(a)相当図である。第3実施例の場合、補正精度は第1実施例に比較すると若干劣っているが、これは、第1実施例のように、ATT回路3におけるゲイン1/5が作用していない結果、補正精度の誤差がよりシビアに反映されている結果と推察されるが、従来技術に比較すれば大きく改善されていることは明らかである。
また、制御回路35は、パルス位相差符号化回路101が新たな入力電圧VinについてA/D変換を行なう毎に基準電圧側を選択し、補正式決定手段は、その際に得られたA/D変換データに基づき2次関数式を新たに演算する。従って、補正演算回路12は、パルス位相差符号化回路101が最近の状態で変換を行なった結果に基づいて補正式を得るので、その補正式を使用してより精度の高い補正を行なうことができる。
図17及び図18は本発明の第4実施例を示すものであり、第3実施例と異なる部分について説明する。第4実施例は、第3実施例の構成において、第2実施例と同様に補正係数a,b,cの計算を最初だけ行なう場合を示す。図17では、最初に基準電圧N1,N2,N3に基づき補正係数a,b,cを計算するため、DAC部33より加算電圧を出力する(ステップS91)。この場合の加算電圧は、電圧領域(5)に対応する2.1875Vとする。それから、第3実施例と同様にステップS70〜S78を実行すると、データd1,d2,d3に基づき補正係数a,b,cを計算する(ステップS92)。
以上のように第4実施例によれば、第3実施例の構成について、第2実施例と同様の効果を得ることができる。
図19乃至図21は本発明の第5実施例を示すものであり、第1実施例と異なる部分について説明する。第5実施例の出力データ補正装置41は、第1実施例の出力データ補正装置にROM42を追加したもので、そのROM42には、パルス位相差符号化回路101によるA/D変換の分解能に応じた加算データαが記憶されている。
そして、ROM42に記憶されているデータは、外部より指定された分解能に応じたものが制御回路43により読み出され、補正演算回路44並びに制御ロジック部45内部のレジスタ或いはRAMに書き込まれるようになっている。
図22は本願発明の第6実施例を示すものであり、第5実施例と異なる部分について説明する。図22は図21相当図であり、第5実施例のステップS101,S102に相当するステップS103,S104が、ステップS19’,S20の間に挿入されている。また、ステップS8は削除されており、ステップS19’では、「d4レジスタ→d4’レジスタに格納」に替えて、「k0レジスタ→k0’レジスタに格納」を実行する。そして、ステップS104では、k0’レジスタ値に応じて制御回路43によりセットされたデータ群より加算データαを設定する。
以上のような第6実施例によれば、第5実施例と同様の効果が得られる。
図23は本願発明の第7実施例であり、第3実施例の構成に第5実施例を適用した場合の図19相当図である。この場合、出力データ補正装置51は、第5実施例と同様のROM42,補正演算回路44を備え、制御回路35に替わる制御回路52が、指定された分解能に応じてROM42から読み出したデータを補正演算回路44,制御ロジック部53にセットする。
以上のように構成される第7実施例によれば、第3実施例の構成においても第5実施例と同様の効果を得ることができる。
図24乃至図27は、本発明の第8実施例を示すものである。第8実施例は、入力電圧Vinの変換データd0を補正するための補正式に1次関数式(n=1)を用いた場合を示す。即ち、1次関数式
y=a×d0+b …(6)
の係数a,bを計算して求める。但しこの場合、関数は直線であるから、3点の基準電圧N1,N2,N3をN2で分けて、N2,N3を通る第1関数式と、N1,N2を通る第2関数式とを個別に求める。すなわち、第1関数式の係数a1,b1については(7),(8)式で求め、
a1=(4096)/(N2−N3) …(7)
b1= 4096−(a1×N2)+α …(8)
第2関数式の係数a2,b2については(9),(10)式で求める。
a2=(4096)/(N1−N2) …(9)
b2= 4096−(a2×N2)+α …(10)
そして、加算データαは、図24に示すようになる。A/D変換の分解能は16ビットに対応するが、関数式を第1,第2の2つに分けるため、「β=4096」に対してデータ値が2倍となっている。また、A/D変換基準の2.5Vに対応する範囲では、α=「0」に設定するので、データ値の正負分布が非対称となっている。
(7)〜(10)式による演算は、例えば図5のフローチャートにおけるステップS20,S21を、図25に示すようにステップS20’,S21’に置き換えることで実行する。
尚、第8実施例の場合、補正式に1次関数式を用い、3点の基準電圧N1,N2,N3に対して、N2で2つに分けた領域毎に補正式を求めているので、「n次関数式」は不連続な関数となっている。
基準電圧は、1つの領域について4点以上設定しても良い。
A/D変換回路は、パルス位相差符号化回路101を用いるものに限らず、A/D変換特性が非直線性を示すものであれば適用が可能である。
入力電圧Vinの範囲は、0〜5Vに限ることはない。
また、A/D変換回路についても16ビット構成に限ることはなく、変換ビット数は、個別の設計に応じて適宜変更して実施すれば良い。
DAC部7よりマルチプレクサ1に出力する信号端子は1本として、DAC部7側において、1つの領域につき出力する基準電圧を、順次切替えるように構成しても良い。
第5〜第7実施例において、ROM42に記憶される分解能に応じたデータ群は、分解能の設定を適宜変更しても良い。
補正に用いる関数式の次数nは、「1」又は「2」に限ることはない。
第8実施例に第5実施例を適用しても良い。
Claims (11)
- アナログ信号をデジタルデータに変換するA/D変換回路の非直線性を補正する装置において、
前記A/D変換回路に入力される電圧が、予め想定される最大入力範囲を複数に分割した何れの領域内にあるかを判定する判定手段と、
前記複数の領域について、各領域に対応する少なくとも3点以上の基準電圧を選択して出力する基準電圧設定手段と、
前記A/D変換回路に入力する信号を、入力電圧側と前記基準電圧側とに切換える入力切換え手段と、
この入力切換え手段が前記基準電圧側を選択した場合、前記基準電圧を縦軸に、前記A/D変換回路により変換されたデジタルデータを横軸にした2次元座標上で、前記3点以上の基準電圧に対応する座標点を通過するn次関数式を演算して決定する補正式決定手段と、
前記入力切換え手段が前記入力電圧側を選択した場合に前記A/D変換回路により変換されて得られたデジタルデータを、前記入力電圧について前記判定手段により判定された領域に対応するn次関数式を用いて補正する補正手段とを備えたことを特徴とするA/D変換回路の出力データ補正装置。 - 前記入力切換え手段は、前記A/D変換回路に入力する信号を、最初に前記基準電圧側に切り換え、
前記基準電圧設定手段は、前記複数の領域に対応する基準電圧を順次選択して出力し、
前記補正式決定手段は、前記複数の領域に対応するn次関数式を順次決定してそれらの関数データを保持することを特徴とする請求項1記載のA/D変換回路の出力データ補正装置。 - アナログ信号をデジタルデータに変換するA/D変換回路の非直線性を補正する装置において、
前記A/D変換回路に入力される電圧が、予め想定される最大入力範囲を複数に分割した何れの領域内にあるかを判定する判定手段と、
前記A/D変換回路に入力される信号のレベルが所定範囲内となるように、入力信号レベルを変換するレベル変換手段と、
前記入力信号レベルの所定範囲について、少なくとも3点以上の基準電圧を設定する基準電圧設定手段と、
前記A/D変換回路に入力する信号を、入力電圧側と前記基準電圧側とに切換える入力切換え手段と、
この入力切換え手段が前記基準電圧側を選択した場合、前記基準電圧を縦軸に、前記A/D変換回路により変換されたデジタルデータを横軸にした2次元座標上で、前記3点以上の基準電圧に対応する座標点を通過するn次関数式を演算して決定する補正式決定手段と、
前記入力切換え手段が前記入力電圧側を選択した場合に前記A/D変換回路により変換されたデジタルデータを、前記n次関数式を用いて補正する補正手段とを備え、
前記レベル変換手段は、前記判定手段により判定された領域に対応する調整電圧を、前記入力電圧に加算することを特徴とするA/D変換回路の出力データ補正装置。 - 前記入力切換え手段は、前記A/D変換回路が新たな入力電圧についてA/D変換を行なう毎に前記基準電圧側を選択し、
前記補正式決定手段は、前記n次関数式を新たに演算することを特徴とする請求項3記載のA/D変換回路の出力データ補正装置。 - 前記A/D変換回路は、
入力信号を反転し且つ反転動作時間が電源電圧により変化する反転回路が複数個リング状に連結されると共に、該反転回路の一つが反転動作を外部から制御可能な起動用反転回路として構成され、該起動用反転回路の動作開始に伴いパルス信号を周回させるパルス周回回路と、
このパルス周回回路内の各反転回路の電源線に接続され、前記アナログ信号を該各反転回路の電源電圧として印加するアナログ信号入力端子と、
前記パルス周回回路内での前記パルス信号の周回回数をカウントし、該カウント結果をデジタルデータとして出力するカウンタと、
前記起動用反転回路を動作させて前記パルス周回回路の周回動作を起動させる制御手段とを備え、
前記デジタルデータをA/D変換結果の一部として出力するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のA/D変換回路の出力データ補正装置。 - 前記nを「2」に設定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のA/D変換回路の出力データ補正装置。
- アナログ信号をデジタルデータに変換するA/D変換回路について、A/D変換の非直線性を補正する方法であって、
前記A/D変換回路に入力される電圧が、予め想定される最大入力範囲を複数に分割した何れの領域内にあるかを判定し、
判定された前記領域に対応する少なくとも3点以上の基準電圧を選択し、前記基準電圧を縦軸に、前記A/D変換回路により変換されたデジタルデータを横軸にした2次元座標上で、前記3点以上の座標点を通過するn次関数式を演算して決定し、
前記A/D変換回路がA/D変換したデジタルデータを前記n次関数式に入力して演算することで、非直線性を補正することを特徴とするA/D変換出力データの補正方法。 - アナログ信号をデジタルデータに変換するA/D変換回路について、A/D変換の非直線性を補正する方法であって、
前記A/D変換回路に入力される電圧について、予め想定される最大入力範囲を複数に分割した各領域に対応する少なくとも3点以上の基準電圧を選択し、前記基準電圧を縦軸に、前記A/D変換回路により変換されたデジタルデータを横軸にした2次元座標上で、前記3点以上の座標点を通過するn次関数式を演算して、各領域に対応するn次関数式を予め決定し、
前記A/D変換回路に入力される電圧が、前記複数の領域の何れに属するかを判定し、
前記A/D変換回路がA/D変換したデジタルデータを、前記領域に対応するn次関数式に入力して演算することで、非直線性を補正することを特徴とするA/D変換出力データの補正方法。 - アナログ信号をデジタルデータに変換するA/D変換回路について、A/D変換の非直線性を補正する方法であって、
前記A/D変換回路に入力される電圧が、予め想定される最大入力範囲を複数に分割した何れの領域内にあるかを判定し、
前記A/D変換回路に入力される信号のレベルが所定範囲内となるように、判定された領域に対応する調整電圧を、前記入力電圧に加算して入力信号レベルを変換し、
前記入力信号レベルの所定範囲に対して、少なくとも3点以上の基準電圧を設定し、前記基準電圧を縦軸に、前記A/D変換回路が前記基準電圧を変換したデジタルデータを横軸にした2次元座標上で、前記3点以上の基準電圧に対応する座標点を通過するn次関数式を演算して決定し、
前記A/D変換回路により変換されて得られたデジタルデータを、前記n次関数式を用いて補正することを特徴とするA/D変換出力データの補正方法。 - 前記A/D変換回路が新たな入力電圧についてA/D変換を行なう毎に、前記n次関数式を新たに演算し、その演算結果に基づいて補正を行なうことを特徴とする請求項8記載のA/D変換出力データの補正方法。
- 前記nを「2」に設定することを特徴とする請求項7乃至10のいずれかに記載のA/D変換出力データの補正方法。
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