JP5308558B1 - 空調システム及び建物 - Google Patents

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Abstract

【課題】ダクトの配管が簡易に行える空調システムを提供する。
【解決手段】建物1内に、被空調空間としての共用空間21及び居室空間23,24,25と、空調装置収納空間としての空調装置収納室22と、これらを連通するダクト収納空間4とが設けられており、空調装置収納室22には、吹出部31と吸込部32とを有する吹出型の空調装置3が設置されており、居室空間23,24,25の壁12に、空調装置3の吹出部31とダクト収納空間4に配管されたダクト7で接続される給気口51と、ダクト収納空間4と連通する排気口52とが設けられており、ダクト収納空間4には、ダクト7内を通る空調空気の給気の流れとは逆の方向に空調空気の排気が流れるダクト外空間4aが設けられた構成とされている。
【選択図】図2

Description

本発明は、建物の空調システム及びこの空調システムを備えた建物に関するものである。
従来から、建物の天井裏空間や床下空間に吹出型の空調装置を設置し、ダクトを介して各居室空間などに空調空気を吹き出して空調を行う空調システムが知られている(例えば、特許文献1等を参照)。
特開平10−78244号公報
しかしながら、特許文献1のような従来の空調システムでは、空調空気を循環させるのに、往路となる給気用のダクトだけでなく、復路となる排気用のダクトも必要なので、これらダクトの配管が複雑となり、配管したいのにできないケースもある。
そこで、本発明は、ダクトの配管が簡易に行える空調システム、及びこの空調システムを備えた建物を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の空調システムは、建物内に、被空調空間と、空調装置収納空間と、両者を連通するダクト収納空間とが設けられており、前記空調装置収納空間には、吹出部と吸込部とを有する空調装置が設置されており、前記被空調空間に面して、前記空調装置の前記吹出部と前記ダクト収納空間に配管されたダクトで接続される給気口と、前記ダクト収納空間と連通する排気口とが設けられており、前記ダクト収納空間には、前記ダクト内を通る空調空気の給気の流れとは逆の方向に空調空気の排気が流れるダクト外空間が設けられていることを特徴とする。
ここで、前記空調装置の前記吸込部は、前記空調装置収納空間を形成する側壁と間隔をあけて該側壁に向いているとよい。
また、前記空調装置の筐体内には、前記吸込部から吸い込んだ空気を下向きに案内するガイド部材と、該ガイド部材により下向きに案内された空気をその上面から通過させるフィルタとが設けられているとよい。
また、前記空調装置の前記筐体の側面に内部点検口が設けられており、該内部点検口から前記フィルタが着脱可能とされているとよい。
さらに、前記フィルタは、前記内部点検口を開閉する内部点検口用蓋と一体に形成された枠体に設けられているとよい。
また、前記枠体は、前記フィルタが設けられた領域と、該フィルタが設けられていない領域とを有するとよい。
ここで、前記建物の天井部の少なくとも一部が二重天井とされ、該二重天井の天井間で挟まれる内部空間が、前記ダクト収納空間とされているとよい。
また、前記被空調空間は、共用空間と、該共用空間に隣接する複数の居室空間又は非居室空間とに区画されており、前記共用空間の天井部が前記二重天井とされて前記ダクト収納空間とされているとともに、その側部で前記居室空間又は前記非居室空間に面する壁に前記給気口及び前記排気口が設けられているとよい。
さらに、前記二重天井とされた前記共用空間の前記天井部に前記内部空間と連通する排気口が設けられているとよい。
また、前記空調装置収納空間の一側の壁の一部が前記空調装置の前記内部点検口が設けられた部分の側面で形成されているとよい。
さらに、前記一側の壁と間隔をあけて扉を有する目隠用の壁が設けられ、前記両壁間に収納空間が設けられているとよい。
本発明の建物は、上記した空調システムを備えていることを特徴とする。
このような本発明の空調システムは、建物内に、被空調空間と、空調装置収納空間と、両者を連通するダクト収納空間とが設けられており、空調装置収納空間には、吹出部と吸込部とを有する空調装置が設置されており、被空調空間に面して、空調装置の吹出部とダクト収納空間に配管されたダクトで接続される給気口と、ダクト収納空間と連通する排気口とが設けられており、ダクト収納空間には、ダクト内を通る空調空気の給気の流れとは逆の方向に空調空気の排気が流れるダクト外空間が設けられた構成とされている。
こうした構成なので、ダクト収納空間に配管するのは給気用のダクトだけで済むため、ダクトの配管を簡易に行うことができる。
そのうえ、ダクト収納空間のダクト外空間は排気用のダクトの役目を果たすだけでなく、ダクト内を通る給気される空調空気と温度差が小さい排気される空調空気が通るため、ダクトから熱が逃げる熱損失を小さくでき、効率の良い空調を行うことができる。
特に、冷房を行う際は、ダクトの結露を防止することもできる。
ここで、空調装置の吸込部は、空調装置収納空間を形成する側壁と間隔をあけて該側壁に向いている場合は、空調装置の筐体が防音壁となり、吸込部から漏れる音(具体的には、筐体内にあるファンの作動音や筐体内の空気の流動音などの音)が広がるのを抑制することができる。
また、空調装置の筐体内には、吸込部から吸い込んだ空気を下向きに案内するガイド部材と、ガイド部材により下向きに案内された空気をその上面から通過させるフィルタとが設けられている場合は、フィルタの上面で吸込部から吸い込んだ空気内のダストを捕捉することができる。
また、空調装置の筐体の側面に内部点検口が設けられており、内部点検口からフィルタが着脱可能とされている場合は、フィルタがダストで目詰まりしてきたときの掃除や交換時期がきたときの交換作業などのメンテナンスを容易に行うことができる。
さらに、フィルタは、内部点検口を開閉する内部点検口用蓋と一体に形成された枠体に設けられている場合は、メンテナンスを行うために、内部点検口用蓋を開けると、フィルタを枠体とともに引き出すことができ、フィルタの掃除や交換が終わったときは、内部点検口に枠体を差し込み、内部点検口用蓋を閉じるだけでメンテナンスが済む。
また、枠体は、フィルタが設けられた領域と、フィルタが設けられていない領域とを有する場合は、ガイド部材により下向きに案内された空気からフィルタの上面でダストを捕捉したあとは、フィルタが設けられていない領域を通って空調装置の筐体の内部に向かい空気が流れるので、無駄な圧力損失をなくすことができる。
ここで、建物の天井部の少なくとも一部が二重天井とされ、二重天井の天井間で挟まれる内部空間が、ダクト収納空間とされている場合は、ダクトを配管してから下側の天井を設置すればよいので、ダクトの配管とダクト収納空間の形成とをより容易に行うことができる。
また、被空調空間は、共用空間と、共用空間に隣接する複数の居室空間又は非居室空間とに区画されており、共用空間の天井部が二重天井とされてダクト収納空間とされているとともに、その側部で居室空間又は非居室空間に面する壁に給気口及び排気口が設けられている場合は、ダクトの長さを短くし、さらにより簡易な配管で実施することができる。
さらに、二重天井とされた共用空間の天井部に内部空間と連通する排気口が設けられている場合は、居室空間又は非居室空間のドアの隙間などから吹き出された空調空気により、ホールや廊下などの共用空間もそれなりに快適な状態に空調することができる。
また、空調装置収納空間の一側の壁の一部が空調装置の内部点検口が設けられた部分の側面で形成されている場合は、空調装置のメンテナンスなどを容易に行うことができる。
さらに、一側の壁と間隔をあけて扉を有する目隠用の壁が設けられ、両壁間に収納空間が設けられている場合は、目隠用の壁により、空調装置の内部点検口が設けられた部分の側面が露出されないので、意匠的外観が良いうえに、収納空間に収納物を収納することができ、さらには、目隠用の壁の存在により、空調装置の稼動時の音(具体的には、筐体内にあるファンの作動音や筐体内の空気の流動音などの音)が外部に漏れるのを更に防止することができる。
このような本発明の建物は、上記した本発明の空調システムを備えた構成とされている。
こうした構成なので、上記した本発明の空調システムの効果を奏する建物とすることができる。
実施例1の空調システムを備えた建物の概略構成を説明する説明図である。 実施例1の空調システムの概略構成を説明する説明図である。 実施例1の空調装置の詳細を示す縦断面図である。 実施例1の枠体の詳細を示す斜視図である。 (A)、(B)は、枠体の抜き差しを説明するための説明図である。 実施例2の空調装置の詳細を示す縦断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面に示す実施例1,2に基づいて説明する。
先ず、実施例1の構成について説明する。
図1は、実施例1の空調システムを備えた建物1の概略構成を平面視で示している。
まず、この建物1は、屋内空間2の略中心部にホールである共用空間21が設けられている。
また、共用空間21に隣接して空調装置収納空間としての空調装置収納室22が設けられている。
また、共用空間21に隣接して居室空間23,24,25が設けられている。
さらに、共用空間21の天井部の一部は、図2に示したように、二重天井21aとされている。
また、この二重天井21aの天井間に挟まれる内部空間が空調装置収納室22と連通するダクト収納空間4とされている。
さらに、このダクト収納空間4と居室空間23,24,25との間の壁12には、グリル付きの給気口51と排気口52とがそれぞれ設けられている。
また、二重天井21aとされた共用空間21の天井部には、ダクト収納空間4と連通する排気口6が設けられている。
そして、空調装置収納室22に、吹出部31と吸込部32とを有する吹出型の空調装置3が設置されている。
そのうえで、この空調装置3の吹出部31と、居室空間23,24,25に設けられた給気口51とがダクト7を介してそれぞれ接続されている。
なお、居室空間23,24に比べて広い居室空間25には、2つの給気口51,51と2つの排気口52,52とが設けられており、ダクト7は、分岐チャンバ7aで2経路に分岐されてから給気口51,51に接続されている。
また、空調装置収納室22を形成する共用空間21側の壁8の一部は、図2に示したように、空調装置3の内部点検口3aが設けられた部分の正面側の側面で形成されている。
さらに、壁8と間隔をあけて扉9aを有する目隠用の壁9が設けられており、両壁8,9間に収納空間10が形成されている。
こうした構成のもとに空調装置3を稼動して、吹出部31から換気用の空気、冷房用の冷気、又は暖房用の暖気などの空調空気を吹き出すと、ダクト7を通った空調空気は、給気口51から居室空間23,24,25に吹き出され、空調を行った後、排気口52からダクト収納空間4のダクト外空間4aを通って空調装置収納室22に有る吸込部32に吸い込まれる。
すなわち、空調空気の給気と空調空気の排気とは、図1及び図2に矢印で示したように、ダクト収納空間4内で逆向きに流れることとなる。
さらに、居室空間23,24,25を空調した後の空調空気の一部は、図2に示したように、ドア11の下側などの隙間から共用空間21内に吹き出され、共用空間21を空調した後、排気口6に吸い込まれ、他の空調空気の排気と合流して同様な流れで吸込部32に吸い込まれる。
次に、空調装置3の詳細について説明する。
この空調装置3は、ヒートポンプ式のエアーコンディショナの室内機であり、図示省略の室外機と冷媒循環回路で接続されている。
具体的には、図3に示したように、この空調装置3の筐体30内には、ファン33と熱交換器34とが設けられており、この熱交換器34に冷媒循環回路が接続されている。
そして、この空調装置3の筐体30は、上面に吹出部31が設けられ、背面側の側面に吸込部32が設けられている。
ここで、空調装置収納室22を形成する側壁22aと吸込部32が設けられた空調装置3の筐体30の背面側の側面との間には15cm程度の間隔が設けられており、吸込部32は側壁22aに向いている。
なお、実証試験を行ったところ、この間隔は、5cm〜50cmの範囲に設定すると、被験者の殆どが不快感を覚えない防音効果が得られた。
また、上記したように、空調装置3の筐体30の正面側の側面には、内部点検口3aが設けられている。
さらに、この内部点検口3aから内部点検口用蓋30aと一体化された引出状の枠体35が差し込まれている。
この枠体35は、図4に示したように、正面側の矩形状の内部点検口用蓋30aと、断面略L字状の左右の側面板35a,35aと、背面側の矩形状の背面板35bとを組み付けてその外枠が形成されている。
そして、左右の側面板35a,35aの略中央部間に、断面略コ字状の仕切材35cが、その凹部が内部点検口用蓋30a側を向くように設けられている。
さらに、仕切材35cによって仕切られた背面板35b側の空所に上側からフィルタ36が嵌め込まれ、このフィルタ36の両端は、左右の側面板35a,35aの向かい合う下部のリップ部で支持されている。
これにより、仕切材35cによって仕切られた背面板35b側はフィルタ36が設けられた領域となり、内部点検口用蓋30a側はフィルタ36が設けられていない領域となる。
また、空調装置3の筐体30内には、左右の側面板35a,35aの下面と上面に位置する箇所に、下側ガイド金具37aと、上側ガイド金具37bとがそれぞれ設けられており、図5(A)及び図5(B)に示したように、枠体35を、筐体30から引き出したり、筐体30へ差し入れたりすることが容易となっている。
さらに、図3に示したように、空調装置3の筐体30内には、筐体30の背面側から中央に向かって下り、先端に垂下する折曲部38aを有するガイド部材38が設けられており、吸込部32から吸い込まれた空気は、矢印で表したように、まずは下向きに案内されて流れ、フィルタ36を通った後、上向きに流れて、熱交換器34に向かう。
なお、ガイド部材38の折曲部38aの外側面には、仕切材35cとの間の気密性を保つためのシール材39が設けられている。
また、内部点検口用蓋30aの内側縁部にも、気密性を保つためのシール材40が設けられている。
次に、実施例1の作用効果について説明する。
このような実施例1の空調システムは、建物1内に、被空調空間としての共用空間21及び居室空間23,24,25と、空調装置収納空間としての空調装置収納室22と、これらを連通するダクト収納空間4とが設けられており、空調装置収納室22には、吹出部31と吸込部32とを有する吹出型の空調装置3が設置されており、居室空間23,24,25の壁12に、空調装置3の吹出部31とダクト収納空間4に配管されたダクト7で接続される給気口51と、ダクト収納空間4と連通する排気口52とが設けられており、ダクト収納空間4には、ダクト7内を通る空調空気の給気の流れとは逆の方向に空調空気の排気が流れるダクト外空間4aが設けられた構成とされている。
こうした構成なので、ダクト収納空間4に配管するのは給気用のダクト7だけで済むため、ダクトの配管を簡易に行うことができる。
そのうえ、ダクト収納空間4のダクト外空間4aは排気用のダクトの役目を果たすだけでなく、ダクト7内を通る給気される空調空気と温度差が小さい排気される空調空気が通るため、ダクト7から熱が逃げる熱損失を小さくでき、効率の良い空調を行うことができる。
特に、冷房を行う際には、ダクト7の結露を防止することもできる。
ここで、空調装置3の吸込部32は、空調装置収納室22を形成する側壁22aと間隔をあけて側壁22aに向いている。
このため、空調装置3の筐体30が防音壁となり、吸込部32から漏れる音(具体的には、筐体30内にあるファン33の作動音や筐体30内の空気の流動音などの音)が広がるのを抑制することができる。
また、空調装置3の筐体30内には、吸込部32から吸い込んだ空気を下向きに案内するガイド部材38と、ガイド部材38により下向きに案内された空気をその上面から通過させるフィルタ36とが設けられている。
このため、フィルタ36の上面で吸込部32から吸い込んだ空気内のダストを捕捉することができる。
また、空調装置3の筐体30の正面側の側面に内部点検口3aが設けられており、内部点検口3aからフィルタ36が着脱可能とされている。
このため、フィルタ36がダストで目詰まりしてきたときの掃除や交換時期がきたときの交換作業などのメンテナンスを容易に行うことができる。
さらに具体的には、フィルタ36は、内部点検口3aを開閉する内部点検口用蓋30aと一体に形成された枠体35に設けられている。
このため、メンテナンスを行うために、内部点検口用蓋30aを開けると、フィルタ36を枠体35とともに引き出すことができ、フィルタ36の掃除や交換が終わったときは、内部点検口3aに枠体35を差し込み、内部点検口用蓋30aを閉じるだけでメンテナンスが済む。
また、枠体35は、フィルタ36が設けられた領域と、フィルタ36が設けられていない領域とを有する。
このため、ガイド部材38により下向きに案内された空気からフィルタ36の上面でダストを捕捉したあとは、フィルタ36が設けられていない領域を通って空調装置3の筐体30の内部に向かい空気が流れるので、無駄な圧力損失をなくすことができる。
ここで、共用空間21の天井部の一部が二重天井21aとされ、この二重天井21aの天井間で挟まれる内部空間が、ダクト収納空間4とされている。
このため、ダクト7を配管してから下側の天井を設置すればよいので、ダクト7の配管とダクト収納空間4の形成とをより容易に行うことができる。
また、ダクト収納空間4の側部にある、共用空間21に隣接する居室空間23,24,25の壁12に、給気口51及び排気口52がそれぞれ設けられている。
このため、ダクト7の長さを短くし、さらにより簡易な配管で実施することができる。
さらに、二重天井21aとされた共用空間21の天井部に内部のダクト収納空間4と連通する排気口6が設けられている。
このため、居室空間23,24,25のドア11の下側などの隙間から吹き出された空調空気により、共用空間21もそれなりに快適な状態に空調することができる。
また、空調装置収納室22の共用空間21に面する側の壁8の一部は、吹出型の空調装置3の内部点検口3aが設けられた部分の側面で形成されている。
このため、空調装置3のメンテナンスなどを容易に行うことができる。
さらに、この壁8と間隔をあけて扉9aを有する目隠用の壁9が設けられ、両壁8,9間に収納空間10が設けられている。
このため、目隠用の壁9により、空調装置3の内部点検口3aが設けられた部分の側面が共用空間21側に露出されないので、意匠的外観が良いうえに、収納空間10に収納物を収納することができ、さらには、目隠用の壁9の存在により、空調装置3の稼動時の音(具体的には、筐体30内にあるファン33の作動音や筐体30内の空気の流動音などの音)が外部に漏れるのを更に防止することができる。
このような実施例1の建物1は、上記した実施例1の空調システムを備えた構成とされている。
こうした構成なので、上記した実施例1の空調システムの作用効果を奏する建物とすることができる。
次に、実施例2について説明する。
なお、実施例1で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
図6は、実施例2の空調装置3の詳細を示している。
この実施例2の空調装置3では、ガイド部材38の先端の折曲部38aが筐体30の前側の上方斜め45°に向くように設定されており、これに合わせて、仕切材35cの上側のリップ部も筐体30の前側の上方斜め45°に向くように設定されていることが実施例1の空調装置3と主に異なる。
このため、筐体30内のフィルタ36が設けられていない領域の上方が広くなり、その分、空気の流れがスムーズになる。
なお、他の構成及び作用効果については、実施例1と略同様であるので説明を省略する。
以上、図面を参照して、本発明を実施するための形態を実施例1,2に基づいて詳述してきたが、具体的な構成は、これら実施例1,2に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、上記した実施例1,2では、空調装置収納空間としての空調装置収納室22を共用空間21や居室空間23,24,25などと同じ階の屋内空間2内に設けて実施したが、これに限定されず、屋根裏空間などに設けて実施してもよい。
また、上記した実施例1,2では、ダクト収納空間4を二重天井21aの内部空間を利用して実施したが、これに限定されず、例えば、二重壁の内部空間を利用するなどして実施してもよい。
さらに、上記した実施例1,2では、共用空間21の天井部の一部を二重天井21aとして実施したが、これに限定されず、例えば、共用空間21の天井部の全体を二重天井21aとして実施してもよい。
また、上記した実施例1,2では、居室空間23,24,25の壁12に給気口51と排気口52を設けて実施したが、これに限定されず、例えば、給気口51と排気口52を天井などに設けて実施してもよい。
さらに、上記した実施例1,2では、居室空間23,24,25のみに給気口51と排気口52を設けて実施したが、これに限定されず、給気口51と排気口52をトイレなどの非居室空間にも設けて実施してもよい。
1 建物
2 屋内空間
21 共用空間(被空調空間)
21a 二重天井
22 空調装置収納室(空調装置収納空間)
22a 空調装置収納室の側壁(空調装置収納空間の側壁)
23 居室空間(被空調空間)
24 居室空間(被空調空間)
25 居室空間(被空調空間)
3 空調装置
30 筐体
31 吹出部
32 吸込部
3a 内部点検口
30a 内部点検口用蓋
33 ファン
34 熱交換器
35 枠体
35a 側面板
35b 背面板
35c 仕切材
36 フィルタ
37a 下側ガイド金具
37b 上側ガイド金具
38 ガイド部材
38a 折曲部
39 シール材
40 シール材
4 ダクト収納空間
4a ダクト外空間
51 給気口
52 排気口
6 排気口
7 ダクト
7a 分岐チャンバ
8 壁(一側の壁)
9 壁(目隠用の壁)
9a 扉
10 収納空間
11 ドア
12 壁

Claims (11)

  1. 建物内に、被空調空間と、空調装置収納空間と、両者を連通するダクト収納空間とが設けられており、
    前記空調装置収納空間には、空調空気として冷気・暖気を吹き出す吹出部と吸込部とを有する空調装置が設置されており、
    前記被空調空間に面して、前記空調装置の前記吹出部と前記ダクト収納空間に配管されたダクトで接続される給気口と、前記ダクト収納空間と連通し、前記空調装置の前記吸込部との間がダクトで接続されていない排気口とが設けられており、
    前記ダクト収納空間と、該ダクト収納空間と連通する前記空調装置収納空間とには、前記ダクト内を通る空調空気の給気の流れとは逆の方向に前記ダクトの表面に沿って空調空気の排気が流れるダクト外空間が、前記ダクトの全長にわたって設けられているとともに、
    前記空調装置の前記吸込部は、前記空調装置収納空間を形成する側壁と間隔をあけて該側壁に向いていることを特徴とする空調システム。
  2. 前記空調装置の筐体内には、前記吸込部から吸い込んだ空気を下向きに案内するガイド部材と、該ガイド部材により下向きに案内された空気をその上面から通過させるフィルタとが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の空調システム。
  3. 前記空調装置の前記筐体の側面に内部点検口が設けられており、該内部点検口から前記フィルタが着脱可能とされていることを特徴とする請求項2に記載の空調システム。
  4. 前記フィルタは、前記内部点検口を開閉する内部点検口用蓋と一体に形成された枠体に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の空調システム。
  5. 前記枠体は、前記フィルタが設けられた領域と、該フィルタが設けられていない領域とを有することを特徴とする請求項4に記載の空調システム。
  6. 前記建物の天井部の少なくとも一部が二重天井とされ、該二重天井の天井間で挟まれる内部空間が、前記ダクト収納空間とされていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の空調システム。
  7. 前記被空調空間は、共用空間と、該共用空間に隣接する複数の居室空間又は非居室空間とに区画されており、
    前記共用空間の天井部が前記二重天井とされて前記ダクト収納空間とされているとともに、その側部で前記居室空間又は前記非居室空間に面する壁に前記給気口及び前記排気口が設けられていることを特徴とする請求項6に記載の空調システム。
  8. 前記二重天井とされた前記共用空間の前記天井部に前記内部空間と連通する排気口が設けられていることを特徴とする請求項7に記載の空調システム。
  9. 前記空調装置収納空間の一側の壁の一部が前記空調装置の前記内部点検口が設けられた部分の側面で形成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の空調システム。
  10. 前記一側の壁と間隔をあけて扉を有する目隠用の壁が設けられ、前記両壁間に収納空間が設けられていることを特徴とする請求項9に記載の空調システム。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の空調システムを備えていることを特徴とする建物。
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