JP5013981B2 - 床下取付形給気送風装置 - Google Patents

床下取付形給気送風装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5013981B2
JP5013981B2 JP2007155141A JP2007155141A JP5013981B2 JP 5013981 B2 JP5013981 B2 JP 5013981B2 JP 2007155141 A JP2007155141 A JP 2007155141A JP 2007155141 A JP2007155141 A JP 2007155141A JP 5013981 B2 JP5013981 B2 JP 5013981B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air supply
blower
main body
air
box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007155141A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008309356A (ja
Inventor
義巳 岩村
毅 高瀬
英文 小林
英樹 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2007155141A priority Critical patent/JP5013981B2/ja
Publication of JP2008309356A publication Critical patent/JP2008309356A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5013981B2 publication Critical patent/JP5013981B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Description

本発明は、建物の床下空間に設置されて屋外から吸引した給気を室内へ供給する床下取付形給気送風装置に関するものであって、特にメンテナンスを容易とする床下取付形給気送風装置に関するものである。
給気または給排気によって室内の空気を換気する換気装置には、例えば天井裏空間に設置されるものがある。こうした換気装置には室内へ供給する空気を浄化するエアーフィルターが設けられているものがある。そして、この種の従来技術は、例えば、特許文献1,2に開示されている。また、床下に設置する床下空調対応送風機に関するものでは、特許文献3に示すようなものがある。
特開平09−203547号公報 特開平10−267373号公報 特開平07−269916号公報
従来のこの種の天井埋込型空調換気装置は、空気を浄化するエアーフィルターや熱交換器が換気装置に内蔵されている。そして、本体部分である換気装置は、天井裏の空間に設置されている。換気装置の設置箇所の天井面には、換気装置のメンテナンスのための点検口が設けられている。清掃等、比較的高頻度のメンテナンスを必要とするエアーフィルターについても、天井に点検口を開けてメンテナンス可能とされており、エアーフィルターは、この点検口を介して着脱自在とされている。こうした点検口は、一般に高所にありこれを開閉するのには脚立等を必要とする。そして、脚立上での作業は不安定であり、不安定な状態で狭隘な天井裏空間に設置された換気装置の点検口も開閉しなくてはならない。このように、エアーフィルターのメンテナンスは容易なものではなく、専門業者に依頼することになりがちである。
また、点検口を覆う点検蓋を固定する止め具は一般に着脱自在に設けられており、不注意で落下させてしまうことがある。そのため、点検蓋を取り外す際には、注意が必要である。このような煩わしさから、エアーフィルターのメンテナンスは、ないがしろにされることが多く、塵埃付着により給気風量の低下を招くこともある。エアーフィルターの汚れは、給気風量の低下のみならず、エアーフィルターに付着した細菌やカビ等を給気流に乗せて室内へばら撒くことにもなり、室内を不衛生な環境にしてしまいかねない。
また、給気用のダクト内にも長く使っていると汚れが付着する。ダクト内の清掃は特殊作業で、例えば微細なビーズを高速気流でダクト内を搬送させる方法等が実用化されているが、高価に付き一般には普及していない。また、送風機部分の羽根に付着した埃の除去やモーター交換などのメンテナンスは、点検蓋を取り外して、熱交換器を取外した後に点検口から行なう必要があり、この際には、熱交換器が作業の邪魔になる。
また、防虫網を備えたものに関しては、一般に防虫網は左右引き出し式のものが多いが、点検口の設置場所によっては天井の点検口から手探りの作業となることある。また、防虫網を上下方向の引き出し式としたものにおいては、エアーフィルターに付着した埃や虫などが落下してくる恐れもある。
また、床下に設置するタイプの床下空調対応送風機に関しては、メンテナンス性を改善するものとして特に提案はされてない。
本発明は、上記した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、エアーフィルターを始めとする複数のメンテナンス箇所に関して、それぞれ簡単にメンテナンスすることができる床下取付形給気送風装置を得ることである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の床下取付形給気送風装置は。建物の床下空間に設置されて屋外から吸引した給気を室内へ供給する床下取付形給気送風装置であって、床面に形成された床下点検口の下方に設置され、内部に給気経路を形成する本体箱体と、給気経路に設けられこの給気経路内の給気の移動を行うとともに、メンテナンス部分が本体箱体から着脱自在とされた送風機と、給気経路を横断するように設けられこの給気経路を流通する給気を濾過するとともに、本体箱体から着脱自在とされたフィルター装置と、電気配線及び電機配線接続部を収納するとともに、本体箱体から着脱自在とされた電気配線接続ボックスとを備え、送風機のメンテナンス部分、フィルター装置及び電気配線接続ボックスは、本体箱体の床下点検口に対向する天板上面の床下点検口の内側の領域に着脱自在に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、比較的高頻度のメンテナンスを必要とするフィルター装置を室内の床下点検口真下の手の届く所に設置する給気送風装置の上面に着脱可能に収納したので、容易かつ簡単にフィルター装置のメンテナンスを行うことができる。これにより、給気風量の低下や室内が細菌やカビ等で不衛生な環境になることを抑制することができる。また、送風機や電気配線接続ボックスのメンテナンス部分も給気送風装置の上面に着脱可能に収納したので、1つの床下点検口から、フィルター装置、送風機及び電気配線接続ボックスのメンテナンスを行うことができる。
以下、本発明にかかる床下取付形給気送風装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態
図1はこの発明に係る床下取付形給気送風装置を含む給気送風システムの系統図である。図2は床下取付形給気送風装置の上部天板を除く断熱構造体と下部箱体の上面側から見た斜視図である。図3は床下取付形給気送風装置の上面側から見た斜視図である。図4はメンテナンスのためにフィルター装置を本体箱体から引き抜いた状態を示す斜視図である。図5はフィルター装置、モーター及び電気配線接続ボックスを本体箱体から取り外した状態を示す斜視図である。図6は床下取付形給気送風装置の平面図である。
図1において、床下取付形給気送風装置100は建物の床下空間S2に設置されている。室内空間S1と床下空間S2とを隔てる床4には、点検蓋にて閉塞された床下点検口7が設けられている。点検蓋は、床下点検口7から取り外し可能とされており、床下取付形給気送風装置(以降、単に給気送風装置)100は、この床下点検口7の鉛直下方の床下空間S2に設置されている。給気送風装置100の高さは、床下空間S2の高さより所定量だけ低くされている。そして、点検蓋を開けた際、床下点検口7のすぐ下に給気送風装置100の上部天板21が位置する状態とされている。給気送風装置100は、屋外空間S4から吸引した給気を室内空間S1へ吹き出す。
屋外空間S4と天井裏空間S3とを隔てる外壁に屋外開口1が形成されている。そして、屋外空間S4から給気を吸引するための第一ダクト2が屋外開口1と給気送風装置100との間に配設されている。一方、建物の床4の所定の位置に室内吹出口6が設けられている。そして、給気送風装置100と室内吹出口6との間に給気を室内空間S1へ供給するための第二ダクト3が配設されている。第一ダクト2及び第二ダクト3は、塩ビ管等の筒体の周囲に樹脂綿等の断熱材を覆うように設けて構成されている。第一ダクト2及び第二ダクト3の室内に露出する箇所は、これらダクトを覆うように図示しない化粧カバー等が設けられている。
屋外空間S4に面する側の屋外開口1には、風雨の吹き込みや塵埃や昆虫の侵入を抑制する目的で、防蝶ネットが張設されたウエザーカバー9が装着されている。そしてさらに、塵埃や昆虫の第一ダクト2内部への侵入を抑制する目的で、屋外開口1に続く外壁近傍の第一ダクト2の流路は、他の部分より局部的に流路断面積が広くされ、この部分の流速がおそくなるようにされている。
給気送風装置100を含む上記系統の給気送風システムは、屋外開口1から室内吹出口6に至る図1に矢印にて示す給気系を形成する(図中、薄墨の矢印は外気を示し、白抜きの矢印は給気送風装置100にて清浄化された空気を示す)。給気送風装置100の内部には、この給気系の一部である給気経路が形成されている。
給気送風装置100は、外殻を構成する本体箱体20と、本体箱体20の内部に収納された断熱構造体16とを有している。本体箱体20は、さらに、上面を開口とする概略箱状の下部箱体22と、この下部箱体22の開口部を閉塞する上部天板21とから構成されている。下部箱体22には、第一ダクト2を接続する接続フランジ14と、第二ダクト3を接続する接続フランジ15とが設けられている。断熱構造体16は、下部箱体22に収納されて、これら接続フランジ14,15と連通する給気経路を内部に形成している。そして、この給気経路には、給気経路内の空気の移動を行う送風機25と、給気経路を流通する空気を濾過して清浄化するフィルター装置10とが配置されている。
本体箱体20の下部箱体22は、鋼板にて作製され、図2に示されるように、上面が開放された概略立方体箱状を成し上部開口にフランジ部を有している。上部天板21(図2では省略)は、この下部箱体22のフランジ部に固定ネジにて締着されている。下部箱体22の内部には、発泡スチロール等の発泡断熱材料にて成形された断熱構造体16が収容されている。断熱構造体16は、図2中矢印にて示すように内部に給気経路を形成する。そして、この給気経路上には、送風機25が設置されるベルマウス17bや、フィルター装置25が設置されるメンテナンス空間17dが形成されている。
図3から図5に示すように、送風機25は、モーター26と、このモーター26の駆動軸に取り付けられたシロッコファン27とを有している。送風機25は、上部天板21の天板上面のベルマウス17bに対応した位置に形成された送風機挿入口21aから駆動軸を垂直にして挿入されて、モーター26を囲繞するモーター取付板28aを固定ネジ28bで締着されて上部天板21に固定されている。図5に示すように、送風機25は、メンテナンスの際、固定ネジ28bを取り外すことにより、垂直上方に取り外し可能とされている。送風機25は、ベルマウス17b内でシロッコファン27を回転させて、給気経路内の空気を強制的に移動させる。
また、フィルター装置10は、上部天板21の天板上面のメンテナンス空間17dに対応した位置に形成された清掃用開口21bを閉塞するメンテナンスカバー19のフィルター挿入口19aから挿入されて本体箱体20に取り付けられている。図4に示すように、フィルター装置10は、メンテナンスの際、垂直上方に引き抜くことにより、本体箱体20から取り外し可能とされている。清掃用開口21b(メンテナンス空間17d)を閉塞するメンテナンスカバー19は、清掃用開口21bの四隅に設けられた回転式クランプ23(係合止め構造)により、清掃用開口21bに気密状態に固定されている。メンテナンスカバー19は、本体箱体20の内部(メンテナンス空間17d)を清掃する際、クランプ23を90°回転させることにより、本体箱体20から取り外し可能とされている。
エアーフィルター12は、塵埃除去エアーフィルターや高性能エアーフィルター等、いくつかのエアーフィルターが積層されて作製され、図5に示すように、フィルター枠11に挟み込まれている。フィルター枠11は、樹脂製でセルフヒンジにより開閉できる枠部とメンテナンスカバー19のフィルター挿入口19aより平面積の広い蓋板13でなる一体成型物であり、枠部にエアーフィルター12を挟持する。フィルター装置10は、メンテナンス空間17dに給気経路を横断するように設置されて、給気経路を流通する空気を濾過する。
電気配線接続ボックス30は、上部天板21の天板上面の電気配線接続ボックス取付場所21cに固定ネジにより締着されている。電気配線接続ボックス30の内部には、モーターリード26aを始めとする給気送風装置100に接続される種々配線(本実施の形態においては、送風機25に接続されるモーター起動用コンデンサーに延びる配線等)やその接続端子が収容されている。図5に示すように、電気配線接続ボックス30は、例えばモーター26の交換等といったメンテナンスの際に、固定ネジを取り外すことにより、垂直上方に取り外し可能とされている。
図6において、一点鎖線は、床下点検口7の開口の大きさを示している。モーター取付板28aを含む送風機25のメンテナンス部分(モーター26及びシロッコファン27)、フィルター装置10、回転式クランプ23を含むメンテナンスカバー19及び電気配線接続ボックス30は、すべて本体箱体20の上部天板21の床下点検口7に対向する領域の内側に配置されている。
図7は断熱構造体16の上面側から見た部分分解斜視図である。図8は断熱構造体16の下面側から見た部分分解斜視図である。図7および図8において、断熱構造体16は、上部断熱体17と下部断熱体18とに上下方向二分割されている。二分割された上部断熱体17と下部断熱体18とは、外周部に形成された印籠部17c、18cを相互に嵌め合わせて印籠結合されている。断熱構造体16の内部には、図2にて説明したように給気経路が形成されている。この給気経路上には、送風機25が設置されるベルマウス17bや、フィルター装置25が設置されるメンテナンス空間17dが形成されている。
メンテナンス空間17d内には、フィルター装置10が挿入される際にフィルター装置10を案内し、挿入の後にはメンテナンス空間17d内でフィルター装置10を保持するフィルター保持溝17a,18aが形成されている。また、メンテナンス空間17d底のフィルター保持溝18aの接続フランジ14側(上流側)にはドレイン皿状の保水構造33が設けられている。この保水構造33には、給気とともに吸込まれた霧や雪による水が溜まり、送風に晒されることにより蒸発する。反対に、フィルター保持溝18aの内部側(下流側)は、受け皿状に形成された受皿部18dが設けられ、シロッコファン27の回転軸までは水平面とされ、そこからシロッコファン吸込口に位置するベルマウス17dの吸込R形状の外周部に至る部分までは傾斜面18bとされている。これにより、給気を流通させる良好な給気経路が形成されている。
断熱構造体16は、二分割された上部断熱体17と下部断熱体18とが、印籠部17c、18cを相互に嵌め合わせて印籠結合されているので、本体外装部が鋼板などで構成されていてもエアー漏れなど発生させることなく良好に給気経路を形成する。また、断熱構造体16の作用により、比較的暖かい温暖地などでは、冬期の結露防止のために外周部に貼り付けられる断熱材を無くすことができる場合がある。また、完全に無くすことはできなくても、断熱材を必要とする部分を極めて少なくすることができる。
次に給気送風装置100の据え付け方法について図3を用いて説明する。本体箱体20の接続フランジ14、15が取り付けられてない残る2面の下部側面に断面L字形の本体取付金具35が締着されている。この本体取付金具35は、施工時に据え付け場所において、本体箱体20に締着される。本体取付金具35には、ドーナツ形状の防振ゴム37が取り付けられており、この防振ゴム37を貫通するアンカーボルトにより、コンクリート面などで成る据え付け場所に固定されている。
次に給気送風装置100のメンテナンス方法について図4及び図5を用いて説明する。上部天板21には、上述のように床下点検口7の開口穴に収まる範囲で、モーター取付板28aを含む送風機25のメンテナンス部分(モーター26及びシロッコファン27)、フィルター装置10、回転式クランプ23を含むメンテナンスカバー19及び電気配線接続ボックス30が配置されている。エアーフィルター12のメンテナンスの場合は、メンテナンスカバー19の中央部に位置するフィルター装置10を鉛直上方に引き上げて取り外し、その後、図5で示すようにフィルター枠11のヒンジ部分を外してフィルター枠11からエアーフィルター12を取り出す。そして、掃除機などによりエアーフィルター表面に付着した埃等を取り除く。また、エアーフィルター12の汚れがひどい場合には新しいエアーフィルターと交換する。その後取り外した場合と逆の手順にてエアーフィルター12をフィルター枠11に収め、メンテナンスカバー19のフィルター挿入口19aにフィルター枠11を挿入して装着する。
次に、フィルター枠11に付着した後、本体箱体20内部に落下して溜まった塵埃や昆虫の清掃方法について説明する。清掃頻度はエアーフィルター12ほど多くないが、例えば一年に2回程度は行なった方が良い。クランプ23を回転させて、メンテナンスカバー19を上部天板21の上方に取り外す。この際、フィルター装置10はメンテナンスカバー19から取り外した状態でも取り付けた状態でもどちらでも可能である。これにより、上部天板21に清掃用開口21bが現れる。そして、この清掃用開口21bから掃除機などのノズルを挿入してメンテナンス空間17dの底部に形成された保水構造33や受皿部18dに溜まった埃や虫等を吸って清掃することができる。
次に送風機25のメンテナンスについて説明する。具体的には、送風機25のモーター26の交換やシロッコファン27の清掃である。モーター取付板28aを上部天板21に固定している4本の固定ネジ28bを取り外す。これにより、図5で示すように送風機25を鉛直上方に取り出すことができる。送風機25は、モーター26、シロッコファン27及びモーター取付板28aが一体のまま取り外せるようにされている。そして、その作業は高所作業ではなく、床4に設けられた床下点検口7を開いた状態で、4本の固定ネジ28bを取り外すという簡単な作業で行うことができる。一般に送風機25は重量が大きいが、それでも容易に且つ安全にメンテナンス作業を行なうことができる。なお、送風機25を取り外した状態においては、上部断熱体17のシロッコファン27の吸込口部分から下部断熱体18の底面部(受皿部18d)が見える状態となる。そのため、送風機25を取り外すことにより給気送風装置100内の清掃、特に下部断熱体18の底面部に溜まった塵埃や昆虫を吸い取って清掃することができる。
なお、本実施の形態の給気送風システムにおいては、上記のように屋外開口1付近の吸込み給気の流速が低く抑えられているため、塵埃や昆虫、さらには霧雨等も吸込みにくく、従来のものと比べ第一ダクト2内の汚れも低減する。そのため、面倒な作業であるダクト内清掃の頻度を減らすことができる。例えば、給気風量を150m/hとした場合ダクト内径が直径100mmの場合には、第一ダクト2内の風速は5.3m/S程度になる。一方、ダクト内径が直径150mmの場合は2.4m/S程度と低減する。一般的に風速が3m/S以上になると、昆虫等を吸込み易くなり、この値以下だと昆虫、霧雨、雪等の吸込みを抑制することができる。
以上のように本実施の形態の床下取付形給気送風装置100においては、送風機25のメンテナンス部分、フィルター装置10及び電気配線接続ボックス30が、本体箱体20の床下点検口7に対向する天板上面21の床下点検口7の内側の領域に着脱自在に設けられている。このように構成して、比較的高頻度のメンテナンスを必要とするフィルター装置10を、床下点検口7真下の手の届く位置に設置された給気送風装置100の上面に着脱可能に配設したので、容易かつ簡単にフィルター装置10のメンテナンスを行うことができる。この構造により、フィルター装置10を床下点検口7から真上方向への抜き差しにより脱着することができ、この真上方向の抜き差しでは、フィルター装置10に付着した汚れや埃が作業者に降り掛かることもなく、衛生的にフィルター装置10の脱着ができる。さらに、フィルター装置10が着脱可能に取り付けられている給気送風装置100の上面は、室内の手の容易に届く床下に設置されているため、高齢者であっても容易かつ簡単手軽にフィルター装置10のメンテナンスを行うことができる。これにより、給気風量の低下や室内が細菌やカビ等で不衛生な環境になることを抑制することができる。また、送風機25や電気配線接続ボックス30のメンテナンス部分も給気送風装置100の上面に着脱可能に配設したので、1つの床下点検口7から、フィルター装置10、送風機25及び電気配線接続ボックス30の全てのメンテナンスを行うことができる。
また、発泡断熱材料にて作製され本体箱体20内に収納され上下方向に2分割されて内部に給気経路を形成する断熱構造体16を備えているので、本体箱体20内に良好に給気経路を形成するとともに、寒冷対策として必要な断熱材を削減することができる。
さらに、本体箱体20の清掃するための清掃用開口21bを覆うとともに、本体箱体20の床下点検口7に対向する天板上面21の床下点検口7の内側の領域に回転式クランプ23(係合止め構造)により着脱自在に設けられ、主面にフィルター装置25が挿入されるフィルター挿入口19aが開口されたメンテナンスカバー19を備えているので、回転式クランプ23を外すという簡単な作業により、清掃用開口21bを露呈することができ、清掃用開口21bから掃除機などのノズルを挿入して本体箱体20内部の清掃が容易にできるとともに、フィルター装置25の支持構造を簡素化することができる。
さらにまた、断熱構造体16は、給気経路上のメンテナンス空間17d内にフィルター装置25を保持するフィルター保持溝17a,18aを形成するとともに、このフィルター保持溝17a,18aの上流側にドレイン皿状の保水構造33を形成しているので、給気経路上にフィルター装置25を容易に保持することができるとともに、フィルター装置25の上流側に埃や昆虫の溜まる保水構造33を設けることができ、衛生上優れたものとするとともに清掃を容易とする。
また、本体箱体20は、概略箱状を成し開口部にフランジ部を有する鋼板製の下部箱体22と、下部箱体22の開口部を閉塞する上部天板21とから構成されているので、鋼板製の下部箱体22や上部天板21は、金型を必要としないタレパン加工などで製作することができ、発泡スチロール製の断熱構造体16だけ金型で製作すればよく、発泡スチロール成形の金型費用は非常に安価であるため開発費用を安く収めることができる。また、送風機部分、電気配線接続ボックス部分、フィルター枠部分は別の換気送風機と共用でき、それが使用できる。
なお、本実施の形態では、室内吹出口6は室内空間S1に臨む床4に設置されているが、室内吹出口6は床4ではなく例えば壁面の低所に設置されてもよく、さらには壁面の高所まで第二ダクト3を配管しても良いが、第二ダクト3は結露対策のため外周部に断熱工事を行うか、断熱ダクトを使用する必要があるため工事が煩雑になる。
以上のように、本発明にかかる床下取付形給気送風装置は、建物の床下空間に設置されて屋外から吸引した給気を室内へ供給する床下取付形給気送風装置に関するものに有用であり、特に、メンテナンスの容易性を要求される床下取付形給気送風装置に適している。
この発明に係る床下取付形給気送風装置を含む給気送風システムの系統図である。 床下取付形給気送風装置の上部天板を除く断熱構造体と下部箱体の上面側から見た斜視図である。 床下取付形給気送風装置の上面側から見た斜視図である。 メンテナンスのためにフィルター装置を本体箱体から引き抜いた状態を示す斜視図である。 フィルター装置、モーター及び電気配線接続ボックスを本体箱体から取り外した状態を示す斜視図である。 床下取付形給気送風装置の平面図である。 床下取付形給気送風装置の断熱構造体の上面側から見た部分分解斜視図である。 床下取付形給気送風装置の断熱構造体の下面側から見た部分分解斜視図である。
符号の説明
1 屋外開口
2 第一ダクト
3 第二ダクト
4 床
6 室内吹出口
7 床下点検口
9 ウエザーカバー
10 フィルター装置
11 フィルター枠
12 エアーフィルター
13 蓋板
14,15 接続フランジ
16 断熱構造体
17 上部断熱体
17a,18a フィルター保持溝
17b ベルマウス
17c,18c 印籠部
17d メンテナンス空間
18 下部断熱体
18b 傾斜面
18d 受皿部
19 メンテナンスカバー
19a フィルター挿入口
20 本体箱体
21 上部天板
21a 送風機挿入口
21b 清掃用開口
21c 電気配線接続ボックス取付場所
22 下部箱体
23 回転式クランプ(係合止め構造)
25 送風機
26 モーター(送風機のメンテナンス部)
26a モーターリード
27 シロッコファン(送風機のメンテナンス部)
28a モーター取付板
28b 固定ネジ
30 電気配線接続ボックス
32 電気配線
33 保水構造
35 本体取付金具
37 防振ゴム
100 床下取付形給気送風装置
S1 室内空間
S2 床下空間
S3 天井裏空間
S4 屋外空間

Claims (4)

  1. 建物の床下空間に設置されて屋外から吸引した給気を室内へ供給する床下取付形給気送風装置であって、
    床面に形成された床下点検口の下方に設置され内部に給気経路を形成する本体箱体と、
    前記給気経路に設けられ当該給気経路内の給気の移動を行うとともに、メンテナンス部分が前記本体箱体から着脱自在とされた送風機と、
    前記給気経路を横断するように設けられ当該給気経路を流通する給気を濾過するとともに、前記本体箱体から着脱自在とされたフィルター装置と、
    電気配線を収納するとともに、前記本体箱体から着脱自在とされた電気配線接続ボックスとを備え、
    前記送風機の前記メンテナンス部分、前記フィルター装置及び前記電気配線接続ボックスは、前記本体箱体の前記床下点検口に対向する天板上面の前記床下点検口の内側の領域に着脱自在に設けられており、
    発泡断熱材料にて作製され前記本体箱体内に収納され上下方向に2分割されて内部に前記給気経路を形成する断熱構造体をさらに備え、
    前記断熱構造体は、前記給気経路に前記フィルター装置を保持するフィルター保持溝を形成するとともに、前記フィルター保持溝の上流側にドレイン皿状の保水構造を形成している
    ことを特徴とする床下取付形給気送風装置。
  2. 前記本体箱体の清掃するための清掃用開口を覆うとともに、前記本体箱体の前記床下点検口に対向する天板上面の前記床下点検口の内側の領域に係合止め構造により着脱自在に設けられ、主面に前記フィルター装置が挿入されるフィルター挿入口が開口されたメンテナンスカバーをさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の床下取付形給気送風装置。
  3. 前記メンテナンスカバーを前記本体箱体に固定する前記係合止め構造が、回転式クランプである
    ことを特徴とする請求項に記載の床下取付形給気送風装置。
  4. 前記本体箱体は、概略箱状を成し開口部にフランジ部を有する鋼板製の下部箱体と、前記開口部を閉塞するとともに前記天板上面を有する上部天板とから構成されている
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の床下取付形給気送風装置。
JP2007155141A 2007-06-12 2007-06-12 床下取付形給気送風装置 Expired - Fee Related JP5013981B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007155141A JP5013981B2 (ja) 2007-06-12 2007-06-12 床下取付形給気送風装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007155141A JP5013981B2 (ja) 2007-06-12 2007-06-12 床下取付形給気送風装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008309356A JP2008309356A (ja) 2008-12-25
JP5013981B2 true JP5013981B2 (ja) 2012-08-29

Family

ID=40237118

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007155141A Expired - Fee Related JP5013981B2 (ja) 2007-06-12 2007-06-12 床下取付形給気送風装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5013981B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5402076B2 (ja) * 2009-02-24 2014-01-29 パナソニック株式会社 換気扇取付装置
JP5328515B2 (ja) * 2009-06-24 2013-10-30 株式会社クボタ 送風装置の設置構造及び汚水処理設備の改築方法
JP5340842B2 (ja) * 2009-07-23 2013-11-13 ダイダン株式会社 換気装置
JP5441996B2 (ja) * 2011-12-27 2014-03-12 三菱電機株式会社 熱交換換気装置
JP5308558B1 (ja) * 2012-03-06 2013-10-09 積水化学工業株式会社 空調システム及び建物
JP6617275B2 (ja) * 2014-08-28 2019-12-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 フィルターユニット
JP6539062B2 (ja) * 2015-02-23 2019-07-03 パナソニックホームズ株式会社 チャンバーボックス
JP6284134B1 (ja) * 2016-11-29 2018-02-28 株式会社 エコファクトリー 外気調和機および換気システム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6181513U (ja) * 1984-11-02 1986-05-30
JPH09122421A (ja) * 1995-10-30 1997-05-13 Matsushita Seiko Co Ltd 空気用フィルターおよびその応用機器
JP4194812B2 (ja) * 2002-08-23 2008-12-10 三洋電機株式会社 空気調和機の室内機
JP2007024358A (ja) * 2005-07-13 2007-02-01 Max Co Ltd 空調システムおよびこの空調システムを備えた建物

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008309356A (ja) 2008-12-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5013981B2 (ja) 床下取付形給気送風装置
JP4766169B2 (ja) 天井埋め込み型空調室内機
US9297542B2 (en) Wall-mounted type air conditioner
JP4670441B2 (ja) 換気装置
JP3438659B2 (ja) 天井設置型空気調和装置
JP4617967B2 (ja) 換気装置
JP4717641B2 (ja) 換気システムおよびフィルター装置
WO2006038352A1 (ja) 空気調和装置
US20070227172A1 (en) Air Conditioner
JP2019056515A (ja) 熱交換形換気装置
JP6584922B2 (ja) 送風装置
JP4677739B2 (ja) 空気調和機
CN204786803U (zh) 空调器
JP4481933B2 (ja) 空気調節装置並びにその排気管の開閉弁取付方法
JP2018004211A (ja) 送風装置
JP5105590B2 (ja) 空気吸込み口の清掃装置
JP4693614B2 (ja) ダクト用換気扇
JP5381245B2 (ja) 換気装置
JP2002098367A (ja) 加湿機能を有する空気調和機
JP3736272B2 (ja) 換気装置
JP2010117104A (ja) 空調機
JP5067180B2 (ja) 換気装置
JPH0659722U (ja) 天井装着型空調装置
JPH06117673A (ja) 空調換気扇
JP5527342B2 (ja) 換気装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110816

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111006

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120508

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120605

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150615

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5013981

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees