JP2001263774A - 収容舎における空調装置 - Google Patents

収容舎における空調装置

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JP2001263774A
JP2001263774A JP2000074677A JP2000074677A JP2001263774A JP 2001263774 A JP2001263774 A JP 2001263774A JP 2000074677 A JP2000074677 A JP 2000074677A JP 2000074677 A JP2000074677 A JP 2000074677A JP 2001263774 A JP2001263774 A JP 2001263774A
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JP2000074677A
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Junichi Kakehashi
順一 掛橋
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Kitamura Manufacturing Co Ltd
NTT Docomo Tohoku Inc
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Kitamura Manufacturing Co Ltd
NTT Docomo Tohoku Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収容舎に設置した電気機器の吸気位置に対応
して冷気の吹出し位置を調整できるようにする。 【解決手段】 通信機器30A,30Bの設置位置に対応し
て床パネル6に空洞部53と連通する開口窓部55を形成す
る。空洞部53には空調装置32から開口窓部55に至る送風
路57を形成し、開口窓部55から各通信機器30A,30Bに
向かって冷気を直接送風する。開口窓部55は二枚の覆蓋
60と一枚の吹出案内板62で覆い、開口窓部55における吹
出案内板62の位置を変えることにより、各通信機器30
A,30Bに応じて吹き出し位置を簡単に調整することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話などの電
波を中継する通信機器を収容する収容舎における空調装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話が普及し、これに伴い携
帯電話の電波を中継するための無線局舎が多数点在させ
て建設されている。ところで、このような中継局は無人
化が進み、単に中継用の通信機器を設置するだけで中継
局の機能を果たすようになっている。このように、近
年、無線局舎は、無人化が進む傾向にあるが、それに伴
うメンテナンスが重要となる。すなわち、無線局舎の内
部には各種の通信機器や、この電源となるバッテリなど
が集約的に配置され、これらの排熱で無線局舎の温度が
上昇し、特に夏場などの温度上昇などの影響で室内が高
温化し、逆に冬期間においては温度が低下する。このよ
うな温度変化は通信機器に悪影響を与えることから、無
線局舎の室温や湿度などは四季を通じて一定に保つこと
が望ましい。このため、従来は、無線中継局舎にエアコ
ンディショナなどの空調装置を設置して無線中継局舎の
室温をコントロールしていた。また、無人化した無線中
継局舎において、空調装置により室温をコントロールす
る場合、一般に、室温を検知する温度センサを設け、こ
の温度センサからの検知信号に基づいて空調装置を通・
断電することによって室温をコントロールしているが、
このように、空調装置によって室内を全体的に冷却する
ことによって、無線中継局舎内の通信機器を冷却する方
法では、室内全体を冷却することによって室内に設置す
る通信機器を冷却することから、熱損失も大きくなるた
め極めて効率が悪い。しかも、前述したように温度セン
サからの検知信号に基づいて室温をコントロールする場
合、空調装置に近い部分と空調装置から離れた部分とで
は温度差が生じ、かつ、内部施設に配置や空調装置から
送風されるエアの流れあるいは直射日光が当たる部分と
当たらない部分などの諸条件によって室内を均一的に冷
却することも困難であり、温度センサの周囲と通信機器
の設置部分との温度が異なる場合、通信機器が充分、冷
却されない状態でも空調装置への通電を停止する場合が
あり、通信機器を効果的に冷却することができないとい
う問題があった。
【0003】そこで、本願出願人らは、特願平11−1172
43号で空調装置の吹出口と中継局舎の床面に形成する空
洞部とをダクトで連結し、床面に通信機器に臨む開口窓
部を形成して空調装置の吹出口から開口窓部に至る送風
路を形成した収容舎における空調装置を提案している。
この装置によれば、通信機器に直接的に冷風を吹き付け
ることが可能であるため、熱損失も少なく、効率的に通
信機器を冷却することが可能である。
【0004】ところで、冷却対象である通信機器によっ
ては冷却用ファンを内蔵し、通信機器の筐体に吸気孔を
形成し、冷却用ファンにより、吸気孔から空気を吸引し
て積極的に冷却するものもある。しかし、その吸気孔の
形成位置は、機種によって異なり、例えば、後面下部に
形成するものや通信機器の底面側を全開放させる構造
等、多種多様である。このため、より確実に通信機器を
冷却するためには通信機器に冷気を送風する床面の開口
窓部は、通信機器の吸気孔と対応した位置に形成するこ
とが望ましいが、前述したとおり、通信機器に形成する
吸気孔の位置は機種によって種々、異なるばかりでな
く、収容舎における通信機器の設置位置も異なるため、
これら通信機器のレイアウトや通信機器に形成する吸気
孔の位置に応じて中継局舎の床面に形成す開口窓部の位
置を設定することは、設計上、極めて煩雑であった。
【0005】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、送風路の吹出し位置を任意に調整可能と
する収容舎における空調装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の収容
舎における空調装置は、パネルを箱型に連結して内部に
複数の電気機器を収容する密閉可能な収容室を形成する
とともに、前記収容室に空調装置を設けた収容舎におけ
る空調装置であって、前記収容室の少なくとも一内壁面
に空洞部を形成するとともに、前記内壁面には前記各電
気機器に対応して前記空洞部と連通する開口窓部を形成
し、前記空洞部に前記空調装置の吹出口から前記開口窓
部に至る送風路を形成するとともに、前記開口窓部に、
該開口窓部を塞ぐ覆蓋と、吹出部を有する吹出案内板と
を着脱自在に嵌め入れ、開口窓部における吹出案内板の
配置を変えることによって前記電気機器に対する空気の
吹き出し位置を調整可能としたものである。
【0007】上記構成により、空調装置から送風された
冷気は、空洞部に形成された送風路を通って内壁面に形
成する開口窓部から収容舎内に設置した例えば通信機器
に向かって直接、送風されるので熱損失が少なく、通信
機器を直接、冷却することができるため、効率的に通信
機器を冷却することができる。また、開口窓部に装着す
る吹出案内板の位置を変えることによって、通信機器側
の構造に応じて最適な吹出し位置を任意に設定すること
が可能となる。
【0008】本発明の請求項2の収容舎における空調装
置は、請求項1記載の収容舎における空調装置におい
て、前記吹出案内板は、送風方向を変える整風機構を備
えるものであるから、その吹出案内板の整風機構によっ
て、吹出案内板から吹出す空気の吹出し方向を任意に調
整することができる。
【0009】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施例を添付図面を
参照して説明する。図1〜図10は、本発明の一実施例
を示し、同図において、1は収容舎であり、本実施例で
は、携帯電話などの電波を中継する無線中継局舎に適用
した場合を示している。この収容舎1は、前面パネル2
及び後面パネル3と、左右の側面パネル4と天井パネル
5及び床パネル6を備え、前記各パネル2,3,4,5
を床パネル6の前後左右に立設した支持型枠7に連結し
て箱型に形成している。また、前記床パネル6の裏面側
には枠状のベースフレーム8が固定され、このベースフ
レーム8を基礎コンクリート9に埋設した図示しないア
ンカーボルトによって据付固定する。
【0010】前記各パネル2,3,4,5は、図10に示
すように、ポリスチレンフォームなどからなる断熱材11
をアルミパネルからなる内装材12と外装材13とで挟んだ
断熱パネル14で構成されている。
【0011】また、図8に示すように収容舎1の前面側
には開閉扉20が設けられ、さらに、収容舎1の一側面及
び後面には、フード21によって覆われた吸・排気口2
2,23が設けられている。
【0012】このようにして構成される収容舎1は、携
帯電話の電波を中継する収容舎として使用するものであ
り、収容舎1の内部には、電気機器として無線電波を中
継する交換機などの複数の通信機器30A,30Bが複数、
収容されている。なお、本実施例では、収容舎1の内部
に後面下部に吸気孔31を有する通信機器30Aと底面を全
開放する通信機器30Bとが設置されている。また、収容
舎1の内側には、空調装置32の室内ユニット33が取り付
けられ、さらに、前記吸気口22の内側には図示しない換
気扇が取り付けられている。なお、収容舎1の内部は仕
切り壁35によって前後に区画され、前記開閉扉20と連通
する前側の収容室36が狭く、後側の収容室37が広く形成
され、前側の収容室36に前記空調装置32の室内ユニット
33が固定され、後側収容室37に前記通信機器30が所定間
隔毎に並設されている。また、前記仕切り壁35には後側
収容室37への出入り口40が設けられ、この出入り口40を
扉41で開閉するようにしている。前記仕切り壁35には前
後の収容室36,37を連通する通気孔42が設けられ、この
通気孔42には循環用のファン44が前側収容室36側に位置
して取り付けられ、さらに、後側収容室37の室内には該
収容室37内の空気を前記通気孔42から前側収容室36へと
送るファン45が取り付けられている。なお、前記収容舎
1の外部には前記空調装置32の室外ユニット46が取り付
けられている。
【0013】次に、前記通信機器30の冷却方法について
説明すると、図2及び図10に示すように収容舎1の一
内壁面を構成する床パネル6は、内面材50と外面材51と
を有する二重構造であり、これら内面材50と外面材51と
の間に空洞部53を形成し、この空洞部53に前記空調装置
32の吹出口33に接続された送風ダクト54を配置してい
る。また、床パネル6の内面材50には前記各通信機器30
の設置位置に対応して前記空洞部53と連通する開口窓部
55が複数、形成され、この開口窓部55と前記送風ダクト
54との間を複数の分岐ダクト56で連結している。すなわ
ち、分岐ダクト56と送風ダクト54によって前記空調装置
32の吹出口33から床パネル6の開口窓部55に至る送風路
57を構成している。
【0014】前記開口窓部55は、図1などに示すよう
に、各通信機器30A,30Bの中心から各通信機器30A,
30Bの外部に延設する長方形である。そして、開口窓部
55は、二枚の覆蓋60,60と、吹出部61を有する一枚の吹
出案内板62とを嵌め入れている。これら覆蓋60,60と吹
出案内板62はそれぞれ同一の大きさの正方形であり、ま
た、断面形状はコ字型に形成されている。すなわち、こ
れら覆蓋60,60と吹出案内板62で覆われる前記開口窓部5
5の長辺は覆蓋60,60及び吹出案内板62の各一辺の三倍で
あり、三枚の覆蓋60,60及び吹出案内板62によって開口
窓部55を塞いでいる。また、吹出案内板62の吹出部61
は、整風機構として斜め切り起こした複数ルーバー65が
形成され、このルーバー65に沿って送風路57からの冷気
が吹き出される。なお、70は前記開口窓部55に装着する
縁枠であり、この縁枠70の下端周縁に形成するフランジ
部71に前記覆蓋60,60と吹出案内板62とを載置してい
る。なお、一方の覆蓋60の一縁部には孔60Aが形成さ
れ、開口窓部55を嵌め入れた覆蓋60,60及び吹出案内板6
2を取り外す際、一方の覆蓋60に形成する孔60Aに指先
を挿入することにより、開口窓部55に嵌合させた覆蓋60
を簡単に取り外すことができる。このように、一枚の覆
蓋60を取り外してしまえば、他の覆蓋60と吹出案内板62
は覆蓋60を取り外した開口部分から手を入れて簡単に取
り外すことができる。
【0015】以上のように構成される本実施例の作用に
ついて説明する。
【0016】空調装置32から送風される冷気は前記送風
路57を通って床パネル6の開口窓部55から吹き出され、
その冷気が各通信機器30A,30Bに向かって送風され
る。ここで、収容舎1の内部には後面下部に吸気孔31を
有する通信機器30Aと底面を全開放する通信機器30Bと
が設置されているので、各通信機器30A,30Bに応じて
前記開口窓部55に着脱自在に嵌め入れる吹出案内板62の
位置を変える。すなわち、図5(c)に示すように、後
面下部に吸気孔31を有する通信機器30Aと対応する吹出
案内板62は開口窓部55の後端側に配置し、それ以外の開
口窓部55の開口部分を覆蓋60,60で塞ぐ。これにより、吹
出案内板62が通信機器30Bの後面下部に配置される。一
方、底面を開口した通信機器30Bでは、通信機器30Bの
内側に吹出案内板62の内側に配置する。ここで、開口窓
部55における吹出案内板62の位置は二通りである。すな
わち、図5(b)に示すように、吹出案内板62を中央に
配し、その両側に覆蓋60,60を配置する。また、図5
(a)に示すように、吹出案内板62を開口窓部55の前端
側に嵌め入れ、その後方に二枚の覆蓋60,60を配置する
こともできる。このように、底面を開口した通信機器30
Bに対応させて吹出案内板62を配置する場合、通信機器
30Bの構造によって、図5(a)に示すように、通信機
器30Bの中央、若しくは図5(b)に示すように、通信
機器30Bの後端寄り何れかを選択すればよい。また、そ
の通信機器30Bへの冷気の吹き出し方向も簡単に調整可
能である。すなわち、吹出案内板62にはルーバー65が形
成され、そのルーバー65によって、吹出案内板62から吹
出す空気がルーバー65に沿って斜め吹き出されるから、
図6の(a)に示すように、吹出案内板62を開口窓部55
の前端部に配置した場合、吹出案内板62に形成するルー
バー65によって後方側に向ければ、吹出案内板62からの
空気を後方側に吹き出だすことができ、一方、図6の
(b)に示すように、吹出案内板62を中央部に嵌め入れ
て吹出案内板62から供給される空気を収容舎1の前方に
向けて吹き出すこともできる。さらに、吹出案内板62は
正方形に形成されているので、図7に示すように、水平
方向に右あるいは左側に90度回転させることも可能であ
る。このように、吹出案内板62の位置を変えることによ
って、通信機器30A,30Bの機種に応じて、後面に吸気
孔31を有する通信機器30Aに冷気を供給する吹出案内板
62は、通信機器30Aで覆うことなく、外部に露出させて
通信機器30Aの後方に配置でき、他方、底面が開口して
通信機器30Bの内部に直接的に冷気を吹出す場合、吹出
案内板62を通信機器30Bの内側に配置すればよい。この
ように、長方形の開口窓部55に正方形の吹出案内板62を
嵌め入れ、他の開口窓部55を二枚の覆蓋60,60で塞ぐこ
とによって、通信機器30A,30Bの機種に応じて吹出案
内板62の位置を簡単に変えることができる。そして、吹
出案内板62から供給される冷気を通信機器30A,30Bに
取り込んで冷却することで極めて効率的に通信機器30
A,30Bを冷却することができる。また、各通信機器30
A,30Bを通って暖められた空気は、前後各収容室36,3
7に形成するファン44,45によって通気孔42を通って前
側収容室36へと送られ、再び空調装置32の室内ユニット
33で吸引されて床下の空洞部53に形成する送風ダクト54
へと送られ、こうして収容舎1内を循環する。なお、本
実施例においては、主に空調装置32で通信機器30A,30
Bを冷却して通信機器30の温度上昇を抑制する場合を例
にして説明したが、外気温が低い冬季においては、空調
装置32から温風を送風して通信機器30A,30Bの温度低
下を抑制するものであり、要は四季を通じて通信機器30
A,30Bの温度をほぼ一定温度に維持することによっ
て、通信機器30A,30Bの作動を安定化することを目的
とするものである。
【0017】以上のように本実施例では、収容舎1の前
側収容室36に設置した空調装置32から送風される冷気を
送風ダクト54、分岐パイプ54を経由させて床パネル6の
内面材50に形成する開口窓部55から直接、複数の通信機
器30A,30Bに向かって吹き出すことによって、各通信
機器30A,30Bに直接、冷気を送風することができる。
このため、熱損失も少なく、各通信機器30A,30Bを効
率的に冷却して通信機器30A,30Bの温度上昇を抑制す
ることができる。したがって、収容舎1内に設置される
複数の通信機器30A,30Bを効率的に冷却することがで
きるとともに、各通信機器30A,30Bを均一的に冷却す
ることが可能となり、熱による通信機器30A,30Bの悪
影響を抑制し、無線中継局舎として最も重要な機能を果
たす各通信機器30A,30Bの作動を安定化させることが
できる。また、各通信機器30A,30Bの開口窓部55を二
枚の覆蓋60,60と一枚の吹出案内板62で覆うことによっ
て、その開口窓部55における吹出案内板62に位置を自由
に変えることができるため、通信機器30A,30Bの構造
に応じて最適な吹出し位置を任意に設定でき、また、そ
の吹出案内板62に形成するルーバー65によって、吹出案
内板62から吹出す空気の方向も自由に設定することがで
きる。したがって、通信機器30A,30Bの機種に応じて
吹出し位置を設定する必要がないため、汎用性にも優れ
る。
【0018】以上、本実施例を詳述したが、本発明は前
記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範
囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、前記実施
例では、収容舎1を無線中継局舎として用いた例を示し
たが、各種の収容舎1などに利用することができる。ま
た、収容舎1の材質してアルミパネルを例にして説明し
たが、ステンレスやFRPあるいは軽量コンクリートな
どでもよく、収容舎1の基本的構造は適宜選定するばよ
いものである。また、前記実施例では、床パネル6に開
口窓部55を形成した例を示しが、二重構造の側面壁に形
成し、その側面壁の内部に送風ダクト54が配置可能な空
洞部53を設けて側面壁に形成する開口窓部から側面壁に
隣接した通信機器30A,30Bに向けて冷気を送風するよ
うに構成してもよく、要は、収容舎の内壁の一側あるい
は二面に空調装置32の送風路57を形成し、この送風路57
から通信機器30A,30Bに直接、冷気を送風するように
構成すればよいものである。
【0019】また、前記実施例では、床パネル6に開口
窓部55を二枚の覆蓋60,60と、吹出部61を有する一枚の
吹出案内板62で覆った例を示したが、図11及び図12
に示すように、前記第1実施例で示した二枚の覆蓋を一
体化させて指を挿入するための孔75Aを有する一枚の長
方形の覆蓋75を設け、この覆蓋75と一枚の吹出案内板62
で開口窓部55を覆うように構成してもよい。この場合、
吹出案内板62は、開口窓部55の前端部あるい後端部に嵌
め入れる。したがって、後面下部に吸気孔31を有する通
信機器30Aでは、吹出案内板62を開口窓部55の後端部に
配置し、それ以外の開口窓部55の開口部分を覆蓋75で塞
ぎ、一方、底面を開口した通信機器30Bでは、開口窓部
55の前端部に吹出案内板62を配置し、それ以外の開口部
分を覆蓋75で塞ぐことになる。また、吹出案内板62の形
成するルーバー80は、中央部から左右対象に傾斜させて
形成するれば、吹出案内板62を開口窓部55の前端部、す
なわち、通信機器30Bの中央部に配置する際、ルーバー
80から通信機器30Bの内部に向けて均一的に冷気を送風
することが可能である。なお、ルーバーは必ずしも前記
各実施例にように切り起こしによって固定的に形成する
必要はなく、縁枠70に回動自在に枢着し、ルーバーの向
きを可動させることによって吹出案内板62から吹出す空
気の向きを変えるように構成してもよい。
【0020】
【発明の効果】本発明の請求項1の収容舎における空調
装置によれば、パネルを箱型に連結して内部に複数の電
気機器を収容する密閉可能な収容室を形成するととも
に、前記収容室に空調装置を設けた収容舎における空調
装置であって、前記収容室の少なくとも一内壁面に空洞
部を形成するとともに、前記内壁面には前記各電気機器
に対応して前記空洞部と連通する開口窓部を形成し、前
記空洞部に前記空調装置の吹出口から前記開口窓部に至
る送風路を形成するとともに、前記開口窓部に、該開口
窓部を塞ぐ覆蓋と、吹出部を有する吹出案内板とを着脱
自在に嵌め入れ、開口窓部における吹出案内板の配置を
変えることによって前記電気機器に対する空気の吹き出
し位置を調整可能としたものであるから、空調装置から
送風された冷気の吹出し位置を任意に設定することが可
能となる。
【0021】本発明の請求項2の収容舎における空調装
置によれば、請求項1記載の収容舎における空調装置に
おいて、前記吹出案内板は、送風方向を変える整風機構
を備えるものであるから、電気機器に対する空気の吹き
出し位置に加えて空気の吹出し方向も調整することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す収容舎の全体断面図で
ある。
【図2】同上収容舎を平面的に見た断面図である。
【図3】同上開口窓部付近の斜視図である。
【図4】同上開口窓部付近の断面図である。
【図5】同上通気案内板によって吹き出し位置を変えた
状態を平面から示した説明図であり、図5(a)は通気
案内板を最も前側に位置させた状態、図5(b)は通気
案内板を中間に位置させた状態、図5(c)は通気案内
板を最も後側に位置させた状態を示している。
【図6】同上通気案内板によって吹き出し位置を変えた
状態を側面から示した説明図であり、図6(a)は通気
案内板を最も前側に位置させた状態、図6(b)は通気
案内板を中間に位置させた状態、図6(c)は通気案内
板を最も後側に位置させた状態を示している。
【図7】同上通気案内板を水平方向に90度回転させた
状態を示す平面図である。
【図8】同上収容舎の正面図である。
【図9】同上収容舎の背面図である。
【図10】同上収容舎の断熱パネルを示す一部を省略し
た断面図である。
【図11】本発明の変形例を示す分解斜視図である。
【図12】同上開口窓部付近の断面図である。
【符号の説明】
1 収容舎 2 前面パネル 3 後面パネル 4 左右側面パネル 5 天井パネル 6 床パネル(内壁面) 30A,30B 通信機器 53 空洞部 55 開口窓部 57 送風路 60,75 覆蓋 61 吹出部 62 吹出案内板 65,80 ルーバー(整風機構)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネルを箱型に連結して内部に複数の電
    気機器を収容する密閉可能な収容室を形成するととも
    に、前記収容室に空調装置を設けた収容舎における空調
    装置であって、前記収容室の少なくとも一内壁面に空洞
    部を形成するとともに、前記内壁面には前記各電気機器
    に対応して前記空洞部と連通する開口窓部を形成し、前
    記空洞部に前記空調装置の吹出口から前記開口窓部に至
    る送風路を形成するとともに、前記開口窓部に、該開口
    窓部を塞ぐ覆蓋と、吹出部を有する吹出案内板とを着脱
    自在に嵌め入れ、開口窓部における吹出案内板の配置を
    変えることによって前記電気機器に対する空気の吹き出
    し位置を調整可能としたことを特徴とする収容舎におけ
    る空調装置。
  2. 【請求項2】 前記吹出案内板は、送風方向を変える整
    風機構を備えることを特徴とする請求項1記載の収容舎
    における空調装置。
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