JP5490247B2 - 熱交換換気装置 - Google Patents

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Description

本発明は、熱交換素子を介して同時給排気による熱交換を行なう熱交換換気装置に関する。
熱交換換気装置は、空気対空気での熱交換を行う熱交換素子が内蔵され、熱交換を行いながら同時給排気により換気を行うものである。例えば、特許文献1や特許文献2には、建物内の床に設置されて用いられる熱交換換気装置が開示されている。
このような、床置型の熱交換換気装置では、メンテナンス時に、製品前面に設けられたメンテナンスパネルを取り外して、送風機や熱交換器やフィルターの交換、内部の風路の清掃などが行われる。
特開2008−116170号公報 特許第3837988号公報
しかしながら、上記従来の技術の製品構造では、メンテナンスパネルは、製品前面または背面の一部分を覆っているに過ぎず、メンテナンスパネルを取り外したとしても、風路の一部しか露出しないため清掃や送風機の交換が難しいという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、風路全体の清掃の容易化やメンテナンス性の向上を図ることのできる熱交換換気装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、床置型の熱交換換気装置であって、本体外殻を構成する本体箱体と、本体箱体に設けられた外気吸込口を入口端とし、本体箱体に設けられた給気吹出口を出口端として、本体箱体内を経て室外空気を室内へ供給する給気風路と、本体箱体に設けられた還気吸込口を入口端とし、本体箱体に設けられた排気吹出口を出口端として、本体箱体内を経て室内空気を室外へ排気する排気風路と、給気風路にその入口端から出口端へ向かう給気流を形成する給気送風機と、排気風路にその入口端から出口端へ向かう排気流を形成する排気送風機と、本体箱体内に設けられて、給気風路を通る室外空気と排気風路を通る室内空気との間で熱交換を行わせる熱交換器と、を備え、本体箱体は、一面側の略全体が開口とされ、給気風路および排気風路の少なくとも一方の略全域が開口から露出し、開口を本体箱体の前面から着脱可能に覆うメンテナンスパネルをさらに備えることを特徴とする。
本発明にかかる熱交換換気装置は、メンテナンスパネルを取り外すことで、少なくとも一方の風路の略全域が露出するので、風路全体の清掃の容易化やメンテナンス性の向上を図ることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態1にかかる熱交換換気装置の外観を示す斜視図である。 図2は、メンテナンスパネルを取り外した状態の熱交換換気装置を示す斜視図である。 図3は、メンテナンスパネルを取り外した状態の熱交換換気装置を示す正面図である。 図4は、熱交換換気装置の平面図である。 図5は、熱交換換気装置の断面構成を模式的に示す図であって、図4に示すA−A線に沿った矢視断面図である。 図6は、熱交換換気装置の断面構成を模式的に示す図であって、図4に示すB−B線に沿った矢視断面図である。 図7は、熱交換換気装置の断面構成を模式的に示す図であって、図4に示すC−C線に沿った矢視断面図である。 図8は、熱交換換気装置の断面構成を模式的に示す図であって、図4に示すD−D線に沿った矢視断面図である。 図9は、風路仕切り部品の斜視図である。 図10は、メンテナンスパネルを取り外した状態の熱交換換気装置を示す正面図であって、メンテナンス時の状態を例示するための図である。
以下に、本発明の実施の形態にかかる熱交換換気装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる熱交換換気装置の外観を示す斜視図である。図2は、メンテナンスパネルを取り外した状態の熱交換換気装置を示す斜視図である。図3は、メンテナンスパネルを取り外した状態の熱交換換気装置を示す正面図である。図4は、熱交換換気装置の平面図である。図5は、熱交換換気装置の断面構成を模式的に示す図であって、図4に示すA−A線に沿った矢視断面図である。図6は、熱交換換気装置の断面構成を模式的に示す図であって、図4に示すB−B線に沿った矢視断面図である。図7は、熱交換換気装置の断面構成を模式的に示す図であって、図4に示すC−C線に沿った矢視断面図である。図8は、熱交換換気装置の断面構成を模式的に示す図であって、図4に示すD−D線に沿った矢視断面図である。
熱交換換気装置30は、室外空気対室内空気の熱交換を行う熱交換器14が、直方体に形成された本体箱体1の内部に設置され、同時給排気により、給気と排気との間で熱交換を行いながら室内の換気を行うものである。熱交換換気装置30は、例えば建物内の機械室の床に設置される床置型の換気装置である。
熱交換換気装置30の本体外殻を構成する本体箱体1には、本体箱体1の上面に設けられた外気吸込口2を入口端とし、本体箱体1内を経て本体箱体1の上面に設けられた給気吹出口3を出口端とし、室外の空気を室内へ供給する給気風路6と、本体箱体1の上面に設けられた還気吸込口4を入口端とし、本体箱体1内を経て本体箱体1の上面に設けられた排気吹出口5を出口端とし、室内の空気を室外へ排気する排気風路7と、が形成されている。
本体箱体1の前面は、その全体がメンテナンス用開口1aとなっている。本体箱体1の前面全体がメンテナンス用開口1aとなっているので、メンテナンス用開口1aを通して本体箱体1の内側全体が露出される。
メンテナンス用開口1aは、複数のメンテナンスパネル15,16,17で塞がれる。メンテナンスパネル15,16,17は、メンテナンス用開口1aに対して、着脱可能に設けられる。例えば、メンテナンスパネル15,16,17は本体箱体1にビス止めされる。なお、メンテナンス用開口1aが1枚のメンテナンスパネルで塞がれるように構成しても構わない。
メンテナンスパネル15は、給気送風機9、給気送風機部風路6c、給気吹出し風路6dを覆う。メンテナンスパネル16は、熱交換器14、フィルター12、熱交換器前給気風路6a、熱交換器後給気風路6b、熱交換器前排気風路7a、熱交換器後排気風路7b、を覆う。メンテナンスパネル17は、排気送風機11、排気送風機部風路7c、排気吹出し風路7dを覆う。
給気風路6は、熱交換器前給気風路6a、熱交換器後給気風路6b、給気送風機部風路6cおよび給気吹出し風路6dを有して構成される。熱交換器前給気風路6aは、外気吸込口2の直後から熱交換器14の直前までの空間を構成する。熱交換器後給気風路6bは、熱交換器14の直後から給気送風機9の直前までの空間を構成する。給気送風機部風路6cは、給気送風機9の周囲の空間を構成する。給気吹出し風路6dは、給気送風機9の直後から給気吹出口3までの空間を構成する。
熱交換器前給気風路6aと熱交換器後給気風路6bは、メンテナンスパネル16の背面に構成される。給気送風機部風路6cと給気吹出し風路6dは、メンテナンスパネル15の背面に構成される。
排気風路7は、熱交換器前排気風路7a、熱交換器後排気風路7b、排気送風機部風路7cおよび排気吹出し風路7dを有して構成される。熱交換器前排気風路7aは、還気吸込口4の直後から熱交換器14の直前までの空間を構成する。熱交換器後排気風路7bは、熱交換器14の直後から排気送風機11の直前までの空間を構成する。排気送風機部風路7cは、排気送風機11の周囲の空間を構成する。排気吹出し風路7dは、排気送風機11の直後から排気吹出口5までの空間を構成する。
熱交換器前排気風路7aと熱交換器後排気風路7bは、メンテナンスパネル16の背面に構成される。排気送風機部風路7cと排気吹出し風路7dは、メンテナンスパネル17の背面に構成される。
給気送風機9は、上述したように、給気送風機部風路6cに設けられる。給気送風機9は、給気風路6の入口端(外気吸込口2)から出口端(給気吹出口3)へ向かう給気流8を生成する。排気送風機11は、上述したように、排気送風機部風路7cに設けられる。排気送風機11は、排気風路7の入口端(還気吸込口4)から出口端(排気吹出口5)へ向かう排気流10を形成する。
給気送風機9は、上述したように、給気送風機部風路6cに設けられる。給気送風機9は、給気送風機部風路6cに形成された給気送風機用台座18と給気吹出し部仕切り部品19とに、ねじ固定されている。給気送風機9を固定しているねじを外せば、給気送風機9を容易に前面側にスライドさせることができる。したがって、メンテナンス用開口1aを通して容易に給気送風機9を本体箱体1から引き出すことが可能である。
また、給気送風機9を固定するねじは、熱交換換気装置30に用いられる他のねじと色や大きさを異ならせている。そのため、給気送風機9を固定しているねじを、作業者が容易に識別することが可能である。
排気送風機11は、上述したように、排気送風機部風路7cに設けられる。排気送風機11は、排気送風機部風路7cに形成された排気送風機用台座20と排気吹出し部仕切り部品21とに、ねじ固定されている。排気送風機11を固定しているねじを外せば、排気送風機11を容易に前面側にスライドさせることができる。したがって、メンテナンス用開口1aを通して容易に排気送風機11を本体箱体1から引き出すことが可能である。
また、排気送風機11を固定するねじは、熱交換換気装置30に用いられる他のねじと色や大きさを異ならせている。そのため、排気送風機11を固定しているねじを、作業者が容易に識別することが可能である。
また、上記本体箱体1内には、給気風路6及び排気風路7に組込まれて、給気流8と排気流10に含まれる埃等を捕集するフィルター12が設けられている。フィルター12は、前面側にスライドさせることができる。したがって、メンテナンス用開口1aを通して容易にフィルター12を本体箱体1から引き出すことが可能である。
図7,8に示すように、給気風路6の一部と、排気風路7の一部とは、本体箱体1の内部で前後に重なっている。より具体的には、熱交換器前給気風路6aおよび熱交換器後給気風路6bと、熱交換器前排気風路7aおよび熱交換器後排気風路7bとが、前後に重なっている。
本実施の形態では、熱交換器前給気風路6aおよび熱交換器後給気風路6bが、熱交換器前排気風路7aおよび熱交換器後排気風路7bより前側、すなわちメンテナンス用開口1a側に構成されている。なお、熱交換器前排気風路7aおよび熱交換器後排気風路7bを前側に構成しても構わない。
図9は、風路仕切り部品13a,13b,13cの斜視図である。本体箱体1の内部には、給気風路6と排気風路7とが前後に重なる部分に、給気風路6と排気風路7とを前後に仕切るための風路仕切り部品13a,13b,13cが設けられる。
風路仕切り部品13aは、熱交換器前給気風路6aと熱交換器前排気風路7aとを前後に仕切る部品であり、外気吸込口2の直下に設けられる。風路仕切り部品13bは、熱交換器前給気風路6aと熱交換器前排気風路7aとを前後に仕切る部品であり、還気吸込口4の直下に設けられる。風路仕切り部品13cは、熱交換器後給気風路6bと熱交換器後排気風路7bとを前後に仕切る部品であり、熱交換器14の直下に設けられる。
風路仕切り部品13a,13b,13cは、周囲に設けられた別の風路仕切り部品、例えば、給気風路6や排気風路7を上下や左右に仕切る仕切り部品29に対してねじ固定されている。風路仕切り部品13a,13b,13cを固定しているねじを外せば、風路仕切り部品13a,13b,13cを容易に取り外すことができる。したがって、メンテナンス用開口1aを通して容易に風路仕切り部品13a,13b,13cを本体箱体1から引き出すことが可能である。
また、風路仕切り部品13a,13b,13cを固定するねじは、熱交換換気装置30に用いられる他のねじと色や大きさを異ならせている。そのため、風路仕切り部品13a,13b,13cを固定しているねじを、作業者が容易に識別することが可能である。
また、風路仕切り部品13a,13b,13cには、周囲の別の仕切り部品29と異なり、取手部品22(例えば樹脂性のハンドル)が取付けられている。そのため、作業者が容易に風路仕切り部品13a,13b,13cを識別することが可能である。
上記本体箱体1内には、室外空気対室内空気の熱交換、すなわち給気流8と排気流10との間で熱交換を行わせる熱交換器14が設けられている。熱交換器14は前面側にスライドして引き出すことが可能である。したがって、メンテナンス用開口1aを通して容易に熱交換器14を引き出すことが可能である。
熱交換器14は、前側(メンテナンス用開口1a側)から見て横並びに配置されている。これにより、熱交換器14を縦並びに配置するよりも熱交換換気装置30の製品高さを抑えることができる。また、熱交換換気装置30の製品高さを抑えることで、ダクト工事の柔軟性が増す。また、天井の低い場所への設置も容易になり、施工性の向上も図ることができる。また、メンテナンス性の向上も図ることができる。また、製品重心が低い為搬入性の向上も図ることができる。
次に、熱交換換気装置30のメンテナンスの手順について説明する。まず、メンテナンスパネル15を取外し、給気送風機9を取外す。給気送風機9は、上述したように、ねじを外すことでメンテナンス用開口1aを通して容易に本体箱体1から引き出すことができる。
次に、メンテナンスパネル16を取り外し、熱交換器14、フィルター12を取り出す。次に、風路仕切り部品13a、13b、13cを取り外す。風路仕切り部品13a、13b、13cは、上述したように、ねじを外すことでメンテナンス用開口1aを通して容易に本体箱体1から引き出すことができる。
次に、メンテナンスパネル17を取外し、排気送風機11を取外す。排気送風機11は、上述したように、ねじを外すことでメンテナンス用開口1aを通して容易に本体箱体1から引き出すことができる。
図10は、メンテナンスパネルを取り外した状態の熱交換換気装置を示す正面図であって、メンテナンス時の状態を例示するための図である。上記の手順を経ることで、熱交換換気装置30は、図10に示す状態になり、メンテナンス用開口1aから本体箱体1内の給気風路6および排気風路7のほとんどが露出する。これにより、本体箱体1内の風路のうちほとんどの領域を容易に清掃できるようになる。
このように本体箱体1内の風路のほとんどを容易に清掃することができるため、風路内に埃、塵などが堆積しにくくなる。これにより、埃や塵などが給気流8によって室内へ給気されることを抑えることができるので、室内環境を衛生的にしやすくなる。また、埃や塵などが排気流10によって室外へ排出されることを抑えることができるので、建物周囲の環境の汚染を抑制することができる。
なお、上述したメンテナンスの手順において、風路仕切り部品13a,13b,13cを取り外さない場合でも、給気風路6のほとんどの領域はメンテナンス用開口1aから露出する。そのため、風路仕切り部品13a,13b,13cを取り外さなくても給気風路6のほとんどの領域を容易に清掃することができ、室内環境を衛生的に維持することができる。
また、排気風路7が給気風路6よりも前側に構成されている場合には、これとは逆に、風路仕切り部品13a,13b,13cを取り外さない場合でも排気風路7のほとんどの領域がメンテナンス用開口1aから露出することとなる。したがって、風路仕切り部品13a,13b,13cを取り外さなくても、排気風路7を容易に清掃することができ、建物周囲の環境の汚染を抑制することができる。
また、メンテナンス用開口1aを本体箱体1の背面側に設けてもよいし、本体箱体1の前面側と背面側の両方にメンテナンス用開口1aを設けてもよい。平面的に余裕のあるスペースに熱交換換気装置30が設置された場合には、前面側と背面側を塞ぐメンテナンスパネルを容易に取り外せる作業スペースを確保できる場合がある。このような場合には、前面側と背面側を塞ぐメンテナンスパネル15,16,17を取り外せば、風路仕切り部品13a,13b,13cを取り外すまでもなく、給気風路6と排気風路7の両方を容易に清掃することができるようになる。
以上のように、本発明にかかる熱交換換気装置は、機械室等に据え付けられる熱交換換気装置として有用である。
1 本体箱体
1a メンテナンス用開口
2 外気吸込口
3 給気吹出口
4 還気吸込口
5 排気吹出口
6 給気風路
6a 熱交換器前給気風路
6b 熱交換器後給気風路
6c 給気送風機部風路
6d 給気吹出し風路
7 排気風路
7a 熱交換器前排気風路
7b 熱交換器後排気風路
7c 排気送風機部風路
7d 排気吹出し風路
8 給気流
9 給気送風機
10 排気流
11 排気送風機
12 フィルター
13a,13b,13c 風路仕切り部品
14 熱交換器
15,16,17 メンテナンスパネル
18 給気送風機用台座
19 給気吹出し部仕切り部品
20 排気送風機用台座
21 排気吹出し部仕切り部品
22 取手部品
29 仕切り部品
30 熱交換換気装置

Claims (4)

  1. 床置型の熱交換換気装置であって、
    本体外殻を構成する本体箱体と、
    前記本体箱体に設けられた外気吸込口を入口端とし、前記本体箱体に設けられた給気吹出口を出口端として、前記本体箱体内を経て室外空気を室内へ供給する給気風路と、
    前記本体箱体に設けられた還気吸込口を入口端とし、前記本体箱体に設けられた排気吹出口を出口端として、本体箱体内を経て室内空気を室外へ排気する排気風路と、
    前記給気風路にその入口端から出口端へ向かう給気流を形成する給気送風機と、
    前記排気風路にその入口端から出口端へ向かう排気流を形成する排気送風機と、
    前記本体箱体内に設けられて、前記給気風路を通る室外空気と前記排気風路を通る室内空気との間で熱交換を行わせる熱交換器と、
    前記給気風路と前記排気風路を仕切る風路仕切り部材と、を備え、
    前記本体箱体は、一面側の略全体が開口とされ、前記給気風路および前記排気風路の少なくとも一方の略全域が前記開口から露出し、
    前記開口を前記本体箱体の前面から着脱可能に覆うメンテナンスパネルをさらに備え、
    前記給気風路および前記排気風路のうち一方の風路の少なくとも一部は、他方の風路に対して前記風路仕切り部材を隔てて前記一面の反対面側である後側に形成され、
    前記風路仕切り部材は、前記開口を通して着脱可能で、
    前記風路仕切り部材を外すと前記給気風路および前記排気風路の略全域が前記開口から露出し、
    前記外気吸込口、前記給気吹出口、前記還気吸込口および前記排気吹出口は、前記開口が形成された一面とは異なる一つの面に形成されることを特徴とする熱交換換気装置。
  2. 前記熱交換器、前記給気送風機および前記排気送風機のいずれも前記開口を通して引き出しできることを特徴とする請求項1に記載の熱交換換気装置。
  3. 前記仕切り部材を固定するネジは、他で用いられるネジと色または大きさが異なることを特徴とする請求項1に記載の熱交換換気装置。
  4. 床置型の熱交換換気装置であって、
    本体外殻を構成する本体箱体と、
    前記本体箱体に設けられた外気吸込口を入口端とし、前記本体箱体に設けられた給気吹出口を出口端として、前記本体箱体内を経て室外空気を室内へ供給する給気風路と、
    前記本体箱体に設けられた還気吸込口を入口端とし、前記本体箱体に設けられた排気吹出口を出口端として、本体箱体内を経て室内空気を室外へ排気する排気風路と、
    前記給気風路にその入口端から出口端へ向かう給気流を形成する給気送風機と、
    前記排気風路にその入口端から出口端へ向かう排気流を形成する排気送風機と、
    前記本体箱体内に設けられて、前記給気風路を通る室外空気と前記排気風路を通る室内空気との間で熱交換を行わせる熱交換器と、
    前記給気風路と前記排気風路を仕切る風路仕切り部材と、を備え、
    前記本体箱体は、一面側の略全体が開口とされ、前記給気風路および前記排気風路の少なくとも一方の略全域が前記開口から露出し、
    前記開口を前記本体箱体の前面から着脱可能に覆うメンテナンスパネルをさらに備え、
    前記給気風路および前記排気風路のうち一方の風路の少なくとも一部は、他方の風路に対して前記風路仕切り部材を隔てて前記一面の反対面側である後側に形成され、
    前記風路仕切り部材は、前記開口を通して着脱可能で、
    前記仕切り部材を外すと前記給気風路および前記排気風路の略全域が前記開口から露出し、
    前記仕切り部材を固定するネジは、他で用いられるネジと色または大きさが異なることを特徴とする熱交換換気装置。
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