JP2008185332A - 換気装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ケーシング(10)の上面板(13)に、室外吸込口(21)と室内吸込口(22)と室内給気口(23)と室外排気口(24)とを形成し、各吸込口(21,22)及び給/排気口
(24)にダクトを接続できるようにする。
【選択図】図9
Description
る。そして、この換気装置は、上記室外吸込口(21)と上記室内給気口(23)と上記室内吸込口(22)と上記室外排気口(24)とが、上記ケーシング(10)の上部に設けられていることを特徴とするものである。なお、ここでいう、「ケーシングの上部」とは、ケーシングの上面だけでなく、ケーシングの側面の上部寄りの位置も含む意味である。
交換エレメント(61,62)では、室内空気と室外空気とが熱交換する。熱交換エレメント
(61,62)で処理された後の室外空気は、室内給気口(23)より室内へ供給される。一方
、熱交換エレメント(61,62)で処理された後の室内空気は、室外排気口(24)より室外
へ排出される。以上のようにして、この換気装置では、室内の換気と同時に室内の空調も行う。
/排気口(23,24)に接続されるダクトを天井側に伸ばすことで、この換気装置の設置ス
ペースを最小限に抑えることができる。
るように配置されていることを特徴とするものである。
を床面に設置しても、前面パネル(12)を取り外すことで、熱交換エレメント(61,62)
のメンテナンスを容易に行うことができる。
露出した状態となる。このため、この換気装置を床面に設置しても、前面パネル(12)を取り外すことで、フィルタ(71)のメンテナンスや交換を容易に行うことができる。
のである。
配置される。つまり、本発明のフィルタ(71)は、熱交換エレメント(61,62)に流入す
る前の室外空気中の塵埃を捕集する。その結果、熱交換エレメント(61,62)に室外空気
中の塵埃が付着してしまうことが回避される。
その下側から上側に向かって給気通路の空気が流れるように構成され、上記フィルタ(71)は、上記熱交換エレメント(61)の下側に配置されていることを特徴とするものである。
下側に配置されたフィルタ(71)を通過する。このフィルタ(71)では、室外空気中の塵埃が捕集される。その後、室外空気は、熱交換エレメント(61,62)の下側から上側に向
かって流れる。ここで、このように室外空気が、熱交換エレメント(61,62)を鉛直上方
に流れるようにすると、熱交換エレメント(61,62)の下面側には、フィルタ(71)で捕
集できなかった比較的小径の塵埃が付着してしまうことがある。しかしながら、本発明では、熱交換エレメント(61,62)への室外空気の供給を停止させることで、熱交換エレメ
ント(61,62)の下面側に付着した塵埃をフィルタ(71)の上面に落下させることができ
る。
ると、このフィルタ(71)を交換する際、フィルタ(71)に捕集された塵埃等が剥がれ落ちても、熱交換エレメント(61,62)に付着することがない。
なってしまうのを回避できる。
(61,62)の下流側に配置されていることを特徴とするものである。
気が熱交換エレメント(61,62)の全域を均等に流通し易くなる。
)がケーシング(10)の外部へ露出するようにしている。このため、本発明によれば、例えばメンテナンス業者等が、熱交換エレメント(61,62)のメンテナンスを室内側から容
易に行うことができる。
埃をフィルタ(71)で捕集するようにしている。このため、本発明によれば、熱交換エレメント(61,62)に室外空気中の塵埃が付着してしまうのを効果的に防止することができ
る。
囲が湿潤状態となるのを極力回避することができ、各ファン(73,74)の電気的な不具合
を防止することができる。
めることができる。
。本実施形態の換気装置(1)は、室内の床面に設置される、いわゆる床置型の換気装置
を構成している。図1及び図2に示すように、換気装置(1)は、縦長の直方体状に形成
されたケーシング(10)を備えている。ケーシング(10)は、前面が開放されたケーシング本体(11)と、ケーシング本体(11)の前側の開放部に着脱自在な前面パネル(12)とを備えている。
)とを備えている。前面パネル仕切板(12a)は、前面パネル(12)の内側に取り付けら
れている。この前面パネル仕切板(12a)は、前面パネル(12)の内側の空間を上下2つ
の空間に仕切っている。閉塞部材(12b)は、前面パネル(12)の下部に取り付けられて
いる。この閉塞部材(12b)は、前面パネル(12)から取り外し可能に構成されている。
つまり、閉塞部材(12b)は、前面パネル(12)と別体となってケーシング(10)から着
脱自在となっている。操作部(12c)は、前面パネル(12)の前面の上部寄りに形成され
ている。この操作部(12c)には、換気装置(1)の運転操作を行うためのスイッチ等が設けられている。
を介して上記室内吸込通路(42)と連通している。また、第4仕切板(34)には、バイパス導入口(34a)を開閉自在な開閉ダンパ(34b)が取り付けられている。
(31b)と第3連通口(31c)とが形成されている。第1連通口(31a)は、室外吸込通路
(41)に開口している。第2連通口(31b)は、バイパス通路(45)と室外排気通路(44
)とに跨るようにして両通路(44,45)に開口している。第3連通口(31c)は、室内給気通路(43)に開口している。また、第1仕切板(31)は、その前端面が下側に屈曲している。
が、その前寄りに上部排気通路(51b)が形成されている。上部給気通路(51a)は、上記第1連通口(31a)を介して室外吸込通路(41)と連通している。上部排気通路(51b)は、上記第2連通口(31b)を介して室外排気通路(44)及びバイパス通路(45)と連通し
ている。
成されている。中間部給気通路(52a)は、上記上部給気通路(51a)と連通している。
て形成されている。中間部給気通路(52a)は、各熱交換エレメント(61,62)を通過する前の室外空気が流れるように構成されている。
通路(53a,53a)は、その前端開口部からその後方寄りの上端開口部までに亘って形成さ
れている。また、第3部材(53)は、両下部排気通路(53a,53a)の間に下部給気通路(53b)を形成している。下部給気通路(53b)は、上記中間部給気通路(52a)と連通している。また、下部給気通路(53b)の前端の開口部は、前面パネル(12)の閉塞部材(12b)によって閉塞される(図2参照)。
通路(52a)と重なるように形成されている。具体的に、上記中間部給気通路(52a)は、背面板(14)側に位置して背面板(14)と隣り合っている形成されているのに対し、この中間部排気通路(54a)は、上記中間部給気通路(52a)よりもケーシング(10)の前後方向の内部側寄りに形成されている。つまり、中間部排気通路(54a)は、中間部給気通路
(52a)と隣り合う一方、ケーシング(10)の背面板(14)とは隣り合っていない。この
中間部排気通路(54a)は、各熱交換エレメント(61,62)を通過後の室内空気が流れるように構成されている。
この蓋部材(54b)は、中間部排気通路(54a)と上記下部給気通路(53b)とを互いに仕
切っている。
る。連絡排気通路(55a)は、第5部材(55)の天板によって上記上部排気通路(51b)と
仕切られ、第5部材(55)の底板によって上記下部給気通路(53b)と仕切られている。
の位置決め部材として機能する。また、上側枠部材(58)は、各熱交換エレメント(61,62)を通過する空気のシール部材としても機能する。
り、各熱交換エレメント(61,62)は、前面パネル(12)を取り外すことで、その前面側
がケーシング(10)の外部に露出されるように配置されている。
角柱状に形成されている。熱交換エレメント(61,62)では、平板部材(63)と波板部材
(64)とがその長手方向へ交互に配置されている。この熱交換エレメント(61,62)では
、室外空気を流すための外気流路(65)と、室内空気を流すための内気流路(66)とが、平板部材(63)を挟んで交互に形成されている。四角柱状の熱交換エレメント(61,62)
では、隣り合った側面の一方に外気流路(65)が、他方に内気流路(66)がそれぞれ開口している。このように、熱交換エレメント(61,62)は、外気流路(65)の伸長方向と内
気流路(66)の伸長方向とが互いに直交する直交流型の熱交換器を構成している。
されている。熱交換エレメント(61,62)では、外気流路(65)を流れる室外空気と内気
流路(66)を流れる室内空気の一方から他方へ熱と水分が移動する。つまり、熱交換エレメント(61,62)は、湿り空気同士の間でエンタルピを交換する、いわゆる全熱交換器を
構成している。
び、内気流路(66)が前後方向に延びる姿勢でケーシング本体(11)内に保持されている。第2熱交換エレメント(62)の外気流路(65)は、その下端側が下部給気通路(53b)
と連通し、その上端側が第1熱交換エレメント(61)の外気流路(65)の下端側と連通している。また、第1熱交換エレメント(61)の外気流路(65)の上端側は、第3連通口(31c)を介して室内給気通路(43)と連通している。
連通している。また、第1熱交換エレメント(61)の内気流路(66)の前端側は、前面パネル(12)内の上側の空間を介して室内吸込通路(42)と連通している。一方、各熱交換エレメント(61,62)の後端側は、それぞれ上記連絡排気通路(55a)と連通している。
ァン(74)とを備えている。
、板状の基材に、空気中の塵埃を捕集するフィルタが取り付けられて構成されている。フィルタ部材(71)では、鉛直方向に空気の流通路が形成されている。
いる。つまり、フィルタ部材(71)は、閉塞部材(12b)を取り外すことで、ケーシング
(10)の外部に露出するように配置されている。更に、フィルタ部材(71)は、前後へのスライド動作が可能となるように第3部材(53)に支持されている。
この電装品箱(72)は、ケーシング(10)の上部に取り付けられている。ところで、工事の施工不良等の何らかの原因により、ケーシング(10)内の空気通路に水分が侵入すると、この水分は最終的にはケーシング(10)の下部側に溜まり込み易い。これに対し、本実施形態では、このように電装品箱(72)をケーシング(10)の上部寄りに配置することで、電装品箱(72)の周囲が湿潤状態となるのを防ぎ、各電装品の電気的な不具合等を防止するようにしている。また、電装品箱(72)は、前面パネル(12)の操作部(12c)の裏
側に位置している。つまり、電装品箱(72)は、前面パネル(12)を取り外すことで、ケーシング(10)の外部に露出するように配置されている。
)と同様に、各ファン(73,74)の周囲が湿潤状態となるのを防ぎ、各ファン(73,74)の電気的な不具合を防止するようにしている。
られている。つまり、給気ファン(73)は、その吸込側に各熱交換エレメント(61,62)
が位置している。このため、給気ファン(73)を各熱交換エレメント(61,62)の上流側
に配置する場合と比較して、給気ファン(73)に搬送される室外空気は、各熱交換エレメント(61,62)の外気流路(65)の全域を均一に流通し易くなる。
交換エレメント(61,62)が位置している。このため、排気ファン(74)を各熱交換エレ
メント(61,62)の上流側に配置する場合と比較して、排気ファン(74)に搬送される室
内空気は、各熱交換エレメント(61,62)の内気流路(66)の全域を均一に流通し易くな
る。
の収納空間(80)内に配置されている。この換気装置(1)は、その前面パネル(12)が
収納空間(80)の前側の開放部に位置するように設置される。この換気装置(1)では、
上述した室外吸込口(21)と室内吸込口(22)と室内給気口(23)と室外排気口(24)とが、上面板(13)において上方を向くように開口している。そして、収納空間(80)内では、天井側から鉛直下方に延びる4本のダクト(81,82,83,84)が、各吸込口(21,22)及び給/排気口(23,24)にそれぞれ接続される。具体的には、上記室外吸込口(21)には
、室外空間と繋がる室外吸込ダクト(81)が、上記室内吸込口(22)には、室内空間と繋がる室内吸込ダクト(82)が、上記室内給気口(23)には、室内空間と繋がる室内給気ダクト(83)が、上記室外排気口(24)には、室外空間と繋がる室外排気ダクト(84)が、それぞれ接続されている。
本実施形態の換気装置(1)では、熱交換換気運転と普通換気運転とが切り換え可能と
なっている。
熱交換換気運転について図10(A)及び図10(B)を参照しながら説明する。この運転は、例えば冬季や夏季のように、空調されている室内空間と室外空間との間の気温差や湿度差が大きい場合に行われる。
)を流れる室内空気との間で熱と水分の授受が行われる。
まり、室内へ供給される室外空気は、室外へ排出される室内空気によって加熱され且つ加湿される。
場合、熱交換エレメント(61,62)では、室外空気から室内空気へ熱と水分が移動する。
つまり、室内へ供給される室外空気は、室外へ排出される室内空気によって冷却され且つ減湿される。
れる室外空気は、上部排気通路(51b)及び室外排気通路(44)を通った後、室外排気口
(24)を介してケーシング(10)の外部へ吹き出される。この空気は、室外排気ダクト(84)を経由して室外空間へ排出される。
普通換気運転について図11(A)及び図11(B)を参照しながら説明する。この運転は、例えば中間期(春季や秋季)のように、空調されている室内空間と室外空間との間における気温差や湿度差がさほど大きくない場合に行われる。
排気ファン(74)を運転すると、室外空気が室外吸込ダクト(81)を通って室外吸込口(21)内に流入し、室内空気が室内吸込ダクト(82)を通って室内吸込口(22)内に流入する。
気運転では、室外空気が各熱交換エレメント(61,62)をバイパスして室外排気通路(44
)へ送り込まれる。
)に室内空気が流れていない。このため、室外空気が各熱交換エレメント(61,62)を通
過する際には、室内空気との間で熱と水分の授受が行われない。
ところで、図9に示すように、換気装置(1)を室内に設置して使用する場合、上述し
た熱交換換気運転において、排気通路より室外へ排出される空気(排出空気)と室内空間の室内空間との間で熱のやりとりが行われ、室内の暖房負荷や冷房負荷が増大してしまう虞がある。
空気は、排気通路を経由して室外へ排出されることになる。このため、各熱交換エレメント(61,62)の下流側の排気通路には、比較的低温の空気(排出空気)が流れることにな
る。一方、ケーシング(10)の周囲の温度(室内温度)は、この排出空気の温度よりも高い温度となり易い。このため、冬期の運転では、室内空間の熱がケーシング(10)を介して排出空気に伝わってしまい、この排出空気が加温されてしまうことがある。この排出空気は、その後に室外へ排出されることになる。その結果、この換気装置(1)により室内
に供給された熱が、結局は室外へ捨てられることになり、冬期の暖房負荷が増大してしまうという問題が生じる。
は、排出通路を経由して室外へ排出されることになる。このため、各熱交換エレメント(61,62)の下流側の排気通路には、比較的高温の排出空気が流れることになる。一方、ケ
ーシング(10)の周囲の室内温度は、この排出空気の温度よりも低い温度となり易い。このため、夏期の運転では、排出空気の熱がケーシング(10)を介して室内へ伝わってしまうことがある。その結果、室内の温度が上昇し、夏期の冷房負荷が増大してしまうという問題が生じる。
(52a)、中間部排気通路(54a)、及び連絡排気通路(55a)を順に並べて形成するよう
にしている。その結果、この換気装置(1)の熱交換換気運転では、室内空間の暖房負荷
や冷房負荷が増大してしまうのを、以下に説明するようにして防止している。
低温(例えば5℃)の状態で中間部排気通路(54a)を流れる。ここで、この中間部排気
通路(54a)は、ケーシング(10)の背面板(14)と隣り合っていない。このため、室内
空間で比較的高温(例えば20℃)となった室内空気の熱が、ケーシング(10)を介して中間部排気通路(54a)を流れる排出空気へ伝わってしまうのを回避できる。その結果、
室内の暖房負荷の増大を抑制できる。
のため、中間部排気通路(54a)を流れる排出空気の熱は、第4部材(54)の側壁を介し
て中間部給気通路(52a)を流れる室外空気に付与され、この室外空気が加熱される。つ
まり、本実施形態では、中間部排気通路(54a)を流れる排出空気の熱が中間部給気通路
(52a)の室外空気に回収される。このようにして熱を回収した室外空気は、上述したよ
うにして最終的に室内へ供給される。
の空気の熱交換効率が増し、中間部給気通路(52a)を流れる室外空気に回収される熱量
も増大する。
ば12℃)の室内空気が流れている。このため、連絡排気通路(55a)に第1熱交換エレ
メント(61)で冷却される前の高温(例えば20℃)の室内空気を流すようにすると、室内空気の熱が中間部排気通路(54a)を流れる排出空気へ伝達してしまい易いのに対し、
本実施形態では、連絡排気通路(55a)を流れる室内空気の熱が排出空気へ伝達しにくく
なる。その結果、排気通路を介して室外へ排出される熱量を最小限に抑えることができる。
高温(例えば30℃)の状態で中間部排気通路(54a)を流れる。ここで、この中間部排
気通路(54a)は、ケーシング(10)の背面板(14)と隣り合っていない。このため、中
間部排気通路(54a)を流れる排出空気の熱が、ケーシング(10)を介して室内空間の室
内空気(例えば25℃)へ伝わってしまうのを回避できる。その結果、室内の冷房負荷の増大を抑制できる。
のため、中間部給気通路(52a)を流れる室外空気の熱が第4部材(54)の壁面を介して
中間部排気通路(54a)を流れる排出空気に付与され、中間部給気通路(52a)の室外空気が冷却される。つまり、本実施形態では、中間部排気通路(54a)を流れる排出空気の冷
熱が中間部給気通路(52a)の室外空気に回収される。このようにして冷熱を回収した室
外空気は、上述したようにして最終的に室内へ供給される。
空気の熱交換効率が増し、中間部給気通路(52a)を流れる室外空気に回収される冷熱量
も増大する。
ば28℃)の室内空気が流れている。このため、連絡排気通路(55a)に第1熱交換エレ
メント(61)で冷却される前の低温(例えば25℃)の室内空気が流れていると、中間部排気通路(54a)を流れる排出空気からこの連絡排気通路(55a)を流れる室内空気へ熱が伝達してしまい易いのに対し、本実施形態では、排出空気の熱が連絡排気通路(55a)を
流れる室内空気へ伝達しにくい。その結果、排気通路を介して室外へ排出される冷熱量を最小限に抑えることができる。
図9を示して上述したように、本実施形態の換気装置(1)は、ケーシング(10)の上
面板(13)に、室外吸込口(21)、室内吸込口(22)、室内給気口(23)、及び室外排気口(24)が形成され、各吸込口(21,22)や給/排気口(23,24)には、天井側から鉛直に延びる4本のダクト(81,82,83,84)が接続されている。このため、本実施形態では、換
気装置(1)の左右側方や前後方向に各ダクト(81,82,83,84)が配設されることがない。このため、クローゼット等の比較的狭い収納空間(80)に換気装置(1)を設置すること
が可能となっている。
ザーやメンテナンス業者等が、室内側から換気装置(1)のメンテナンスを容易に行うこ
とができる。この点について以下に説明する。
に露出されるように設置されている。ユーザー等がフィルタ部材(71)の清掃や交換を行う場合には、前面パネル(12)の閉塞部材(12b)を前方にスライドさせ、ケーシング(1
0)から閉塞部材(12b)を取り外す。その結果、図2に示すフィルタ部材(71)がケーシング(10)の外部に露出されることになる。ユーザーは、更にフィルタ部材(71)を前方にスライドさせ、フィルタ部材(71)の清掃や交換を行う。
できなかった比較的小径の塵埃が第1熱交換エレメント(61)の下面に付着したとしても、その後に換気装置(1)を停止させると、これらの小径の塵埃が落下し、フィルタ部材
(71)の上面に積もることになる。従って、ユーザーは、これらの小径の塵埃をフィルタ部材(71)で捕捉した塵埃と共に併せて清掃することができる。また、このようにフィルタ部材(71)を各熱交換エレメント(61)の下側に配置すると、フィルタ部材(71)を交換する際等にフィルタ(71)から埃等が剥がれ落ちても、この埃が熱交換エレメント(61)の上側に付着してしまうことがない。
されることになる。このため、メンテナンス業者等は、換気装置(1)の前側から各熱交
換エレメント(61,62)や電装品箱(72)内の各電装品のメンテナンスを容易に行うこと
ができる。
上記実施形態では、室外吸込口(21)と室内吸込口(22)と室内給気口(23)と室外排気口(24)とを、それぞれケーシング(10)の上面板(13)に形成するようにしている。このため、この換気装置(1)を床面に設置しても、各吸込口(21,22)や給/排気口(23,24)に接続されるダクトの設置スペースの最小化を図ることができ、この換気装置(1)の設置場所の自由度を向上させることができる。
と比較して、室内空間側からのメンテナンスを容易に行うことができる。
記実施形態では、閉塞部材(12b)を取り外すことで、フィルタ部材(71)がケーシング
(10)の外部へ露出するようにしている。このため、上記実施形態によれば、換気装置(1)がクローゼット等の収納空間(80)に設置された状態であっても、換気装置(1)の前側から各構成部品のメンテナンスを容易に行うことができる。
上記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
上面に形成する必要はなく、例えばケーシング(10)の上部寄りの側板に形成するようにしても良い。この場合にも、各ダクトを天井側に伸ばすことで、室内の床面側のスペースが狭くなってしまうのを回避できる。
側の室外空気中の塵埃を捕集するようにしている。しかしながら、このフィルタ部材で、各熱交換エレメント(61,62)の上流側の室内空気中の塵埃を捕集するようにしても良い
。この場合にも、前面パネル(12)を取り外すことで、フィルタ部材を外部に露出させるようにすると、このフィルタ部材のメンテナンスが容易となる。
り顕熱と潜熱)の両方を交換させる熱交換エレメント(61,62)を用いているが、これに
代えて、室外空気と室内空気の間で顕熱だけを交換させる顕熱交換エレメントを用いてもよい。また、熱交換エレメント(61,62)の個数は、2つに限定されるものではなく、1
つであっても良いし、3つ以上であっても良い。
10 ケーシング
12 前面パネル
21 室外吸込口
22 室内吸込口
23 室内給気口
24 室外排気口
61 第1熱交換エレメント(熱交換エレメント)
62 第2熱交換エレメント(熱交換エレメント)
71 フィルタ(フィルタ部材)
72 電装品箱
73 給気ファン
74 排気ファン
Claims (10)
- 室外吸込口(21)と室内給気口(23)とを繋ぐ給気通路と、室内吸込口(22)と室外排気口(24)とを繋ぐ排気通路とが形成されるケーシング(10)と、該ケーシング(10)内に収納されて、上記給気通路を流れる室外空気と上記排気通路を流れる室内空気とを熱交換させる熱交換エレメント(61,62)とを備えた換気装置であって、
上記室外吸込口(21)と上記室内給気口(23)と上記室内吸込口(22)と上記室外排気口(24)とが、上記ケーシング(10)の上部に設けられていることを特徴とする換気装置。 - 請求項1において、
上記室外吸込口(21)と上記室内給気口(23)と上記室内吸込口(22)と上記室外排気口(24)とが、上記ケーシングの上面に形成されていることを特徴とする換気装置。 - 請求項1又は2において、
上記ケーシング(10)では、その前面側に形成される前面パネル(12)が着脱自在となっており、
上記熱交換エレメント(61,62)は、上記前面パネル(12)を取り外すと、ケーシング
(10)の外部に露出するように配置されていることを特徴とする換気装置。 - 請求項1又は2において、
上記給気通路又は排気通路を流れる空気中の塵埃を捕集するフィルタ(71)を備え、
上記ケーシング(10)では、その前面側に形成される前面パネル(12)が着脱自在となっており、
上記フィルタ(71)は、上記前面パネル(12)を取り外すと、ケーシング(10)の外部に露出するように配置されていることを特徴とする換気装置。 - 請求項4において、
上記フィルタ(71)は、上記給気通路における上記熱交換エレメント(61,62)の上流
側に設けられていることを特徴とする換気装置。 - 請求項5において、
上記熱交換エレメント(61,62)は、その下側から上側に向かって上記給気通路の空気
が流れるように構成され、
上記フィルタ(71)は、上記熱交換エレメント(61)の下側に配置されていることを特徴とする換気装置。 - 請求項1又は2において、
電装品が収納される電装品箱(72)を備え、
上記ケーシング(10)では、その前面側に形成される前面パネル(12)が着脱自在となっており、
上記電装品箱(72)は、上記前面パネル(12)を取り外すと、ケーシング(10)の外部に露出するように配置されていることを特徴とする換気装置。 - 請求項7において、
上記電装品箱(72)は、ケーシング(10)の上部に設けられていることを特徴とする換気装置。 - 請求項1又は2において、
上記給気通路を流れる空気を搬送するための給気ファン(73)と、上記排気通路を流れ
る空気を搬送するための排気ファン(74)とを備え、
上記給気ファン(73)と排気ファン(74)とは、ケーシング(10)の上部に設けられていることを特徴とする換気装置。 - 請求項1又は2において、
上記給気通路を流れる空気を搬送するための給気ファン(73)と、上記排気通路を流れる空気を搬送するための排気ファン(74)とを備え、
上記給気ファン(73)は、給気通路における熱交換エレメント(61,62)の下流側に配
置され、
上記排気ファン(74)は、排気通路における熱交換エレメント(61,62)の下流側に配
置されていることを特徴とする換気装置。
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