JP2011007363A - 室外ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】電装基板を支持するケースを枠形状にしつつ、外部からの荷重で電装基板へストレスがかかる事態を抑制できる構造の電装ユニットを備えた室外ユニットを提供する。
【解決手段】電装ユニット16は、電装基板80を支持する枠部材81と、枠部材81の上部に連結されて電装基板80を上方から覆う蓋部材82とを備え、蓋部材82の裏面には、該蓋部材82と枠部材81との連結時の強度を高める複数の補強リブ105と、該蓋部材82と枠部材81との連結時に該枠部材81と協働して電装基板80を狭持する支持リブ106とを備えた。
【選択図】図7

Description

本発明は、筐体内に区画された熱交換室と機械室とを仕切る仕切り板の上部に電装基板を略水平状態で支持する電装ユニットを配置した室外ユニットに関する。
一般に、筐体内に区画された熱交換室と機械室とを仕切る仕切り板の上部に電装基板を略水平状態で支持する電装ユニットを配置した室外ユニットが知られている(例えば、特許文献1参照)。この種のものでは、電装ユニットを、下部の箱状体の箱部と上部の平板状の基板収容部とを一体にした電装ケースと、電装ケースに支持された電装基板を上方から覆う蓋部材とで構成し、電装ケースを大開口を有する枠形状に形成して、通気性や材料低減等を図ったものがある。
特開2005−127691号公報
しかしながら、従来のものでは、電装ケースを枠形状にした分、電装ケースの強度が低下するので、外部からの荷重が室外ユニットの天板を介して天板下の電装ケースに作用した場合に、電装ケースが変形し、電装基板にストレスが掛かってしまう恐れがあった。
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、電装基板を支持するケースを枠形状にしつつ、外部からの荷重で電装基板へストレスがかかる事態を抑制できる構造の電装ユニットを備えた室外ユニットを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、筐体内に区画された熱交換室と機械室とに跨って前記各室を仕切る仕切り板の上部に電装基板を略水平状態で支持する電装ユニットを配置した室外ユニットにおいて、前記電装ユニットは、前記電装基板を支持する枠部材と、前記枠部材の上部に連結されて、前記電装基板を上方から覆う蓋部材とを備え、前記蓋部材の裏面には、該蓋部材と前記枠部材との連結時の強度を高める複数の補強リブと、該蓋部材と前記枠部材との連結時に該枠部材と協働して前記電装基板を狭持する支持リブとを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、電装ユニットは、電装基板を支持する枠部材と、前記枠部材の上部に連結されて、前記電装基板を上方から覆う蓋部材とを備え、前記蓋部材の裏面には、該蓋部材と前記枠部材との連結時の強度を高める複数の補強リブと、該蓋部材と前記枠部材との連結時に該枠部材と協働して前記電装基板を狭持する支持リブとを備えるので、電装基板を支持するケースを枠形状にしつつ、外部からの荷重で電装基板へストレスがかかる事態を抑制できる。
上記構成において、前記支持リブは、前記蓋部材の周壁部に沿って設けられ、前記周壁部における前記支持リブが沿う部分には、この周壁部に沿って間隔を空けて、前記蓋部材の強度を高める他の補強リブが設けられるようにしてもよい。この構成によれば、蓋部材の支持リブが設けられた領域を集中的に補強し、外力が作用した場合における支持リブの変形を効率よく抑えて電装基板へのストレスを効率よく回避させることができる。
また、上記構成において、前記電装基板の一半部に電子部品が実装され、他半部に前記電子部品に比して発熱する発熱部品が実装され、前記電子部品および前記発熱部品が前記枠部材の下方に向けられ、前記枠部材には、前記発熱部品に密接するヒートシンクが取り付けられて下方に突出し、前記電子部品が前記機械室内に、前記ヒートシンクが前記熱交換室内に配置されるようにしてもよい。
本発明によれば、電装基板を支持するケースを枠形状にしつつ、外部からの荷重で電装基板へストレスがかかる事態を抑制できる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳述する。
図1において、10は空気調和機の室外ユニットであり、この室外ユニット10は、室外に設置され、略直方体箱形状の筐体11を備えている。
この室外ユニット10は、不図示の室内ユニットと組み合わされて空気調和機を構成する装置であり、室内ユニットとは冷媒配管で接続されて冷凍サイクル回路を形成し、この冷凍サイクル回路に冷媒を流すことによって室外空気と熱交換して冷房や暖房といった室内空調を可能にする。なお、以下に述べる上下および前後左右といった方向は、室外ユニット10を設置した状態でその前面側から見た場合の方向を示している。
図2および図3は、室外ユニット10の内部構成を示す斜視図であり、図4は、室外ユニット10の筐体11を周辺構成と共に示す分解斜視図である。
図2および図3に示すように、室外ユニット10は、筐体11の一部を構成する鋼板製の底板21の上に、同じく鋼板製の仕切り板22が立設され、この仕切り板22により筐体11内が熱交換室Aと機械室Bとに区画される。なお、この仕切り板22は、ねじ等の締結部材で底板21に固定される。
熱交換室Aには、底板21の一側(左側)の短辺21L1(図4参照)と背面側の長辺21L2(図4参照)とに沿うように上面視L形状であって上下幅が一定の室外熱交換器12が配置される。また、熱交換室Aにおける室外熱交換器12の前面側には、モーター支持台13(図2参照)を介して室外送風機14が配置される。
このモーター支持台13は、室外熱交換器12の前面側で上下に渡って延在し、その上下略中央位置に、室外送風機14のモーターを支持する。このモーター支持台13は、その上下端に板状のフランジ部13A、13Bを有し、これらフランジ部13A、13Bを介して筐体11に固定される。
より具体的には、上端のフランジ部13Aは、背面側に位置する室外熱交換器12側に向けて略水平に屈曲した形状を有し、室外ユニット10の左右に延在する上板部材15を介して室外熱交換器12の上面側にねじ等の締結部材で固定される。また、下端のフランジ部13Bは、前面側に向けて略水平に屈曲した形状を有し、底板21にねじ等の締結部材で固定される。すなわち、モーター支持台13は、室外熱交換器12と一体に連結されて底板21に固定され、室外熱交換器12を前面側で支持する支持部材としても機能する。
機械室Bには、冷凍サイクル回路の一部を構成する圧縮機、アキュムレータ、冷媒配管等が配置されており、この圧縮機等の機械部品は、機械室B内に配置された遮音性能等を備えたカバー部材34で囲われている。
また、仕切り板22の上部には、空気調和機制御用の制御基板を収容する電装ユニット16が配置される。この電装ユニット16は、内部で制御基板を水平状態に支持するため、横長形状であり、筐体11内で熱交換室Aと機械室Bとに跨るように配置される。
すなわち、この仕切り板22は、図2および図3に示すように、室外熱交換器12の上面よりも低い高さに形成され、この仕切り板22の上部に横長形状の電装ユニット16を配置することによって、電装ユニット16が室外熱交換器12の上面と略同じ高さで熱交換室Aと機械室Bとを跨ぐように配置される。
このように電装ユニット16が熱交換室Aと機械室Bとを跨ぐので、この電装ユニット16が熱交換室Aと機械室Bとを仕切る仕切り板の一部として機能すると共に、電装ユニット16に後段に示す大判の電装基板80を収容させることができる。また、電装ユニット16における熱交換室A側にヒートシンク17を設けることによって、室外送風機14の送風を利用して効率よく電装基板80等の熱を外部に放出させることができる。なお、後段に詳述するが、電装ユニット16は、電装基板80を支持する支持枠となる電装ケース(枠部材)81と、電装ケース81の上部に連結されて電装基板80を上方から覆う蓋部材82とを備えている。また、電装ケース81には、電装ケース81の位置で熱交換室Aと機械室Bとを仕切るためのスポンジ状のシール材(不図示)が配置されるガイド壁84Bが設けられている。
図4に示すように、室外ユニット10の筐体11は、熱交換室Aおよび機械室Bの床部材を構成する一枚の底板21と、熱交換室Aおよび機械室Bの左右両側を覆う左右の鋼板製の側板23、24と、熱交換室Aおよび機械室Bの前面を覆う鋼板製の前板25と、熱交換室Aおよび機械室Bの上部を覆う鋼板製の天板26とを有している。この前板25と天板26とは一体に形成されて側面視で略L字形状に形成されている。なお、図1中、符号11Aは、底板21を下方から支持する台座であり、符号11Bは、前板25に設けられた送風機用開口を塞ぐグリルである。
筐体11を構成する上記カバー部品21、23〜26は、ねじ等の締結部材によって互いに連結される。より具体的には、底板21は、略水平板状に形成された底板部21Aと、この底板部21Aの外周縁(4辺21L1〜21L4)から上方に屈曲形成された立ち上がり縁21B(底板21の側面)とを備えており、立ち上がり縁21Bが、底板部21Aの4辺21L1〜21L4に沿って延在して左右の側板23、24および前板25と重なると共に、この重なる部分に雌ねじ孔が間隔を空けて設けられ、左右の側板23、24および前板25の外側から不図示のねじを各雌ねじ孔に各々締結することによって左右の側板23、24および前板25が連結される。
また、底板21以外の他のカバー部品23〜26についても、隣接する他のカバー部品23〜26と重なる重なり部の内側部品に雌ねじ孔が設けられ、重なった状態で外側から不図示の雄ねじが締結されることによってカバー部品23〜26同士が連結される。
筐体11における熱交換室Aの背面側には、カバー部品がなく、底板21上に配置された室外熱交換器12を外部に露出させる。
図4に示すように、熱交換室A側の側板23には、略全面に渡って多数の開口部23Aが設けられ、この側板23の内側に位置する室外熱交換器12の側方(後述する短辺部12X)を、側板23で覆いつつ開口部23Aを介して内外を流通する外気で熱交換可能にしている。
また、機械室B側の側板24は、機械室Bの側面を覆う側面覆い部24Aと、機械室Bの背面を覆う背面覆い部24Bとを一体に備える上面視でL字形状に形成されている。背面覆い部24Bは、底板21上に配置された室外熱交換器12の機械室B側の端部(冷媒出入り側となる一方の端部)12Rを背面側から覆う位置まで延在し、室外熱交換器12の一方の端部12Rに固定された管板35を介して室外熱交換器12が連結される。
側面覆い部24Aは、上下一対の開口部24A1、24A2を備え、これら開口部24A1、24A2は、把手部27Aを有するカバー板27で覆われる。
ここで、上側の開口部24A1は、電装ユニット16に連結されたベース板18に配置された電子部品接続部(端子板やコネクタ部)18A(図3参照)を露出させ、外部(室内ユニットや外部電源)からの配線を接続するための開口部であり、外部からの配線は、把手部27Aを有するカバー板27内を通される。また、下側の開口部24A2は、機械室B内の冷媒配管への配管接続部を露出させ、室内ユニットとの間の冷媒配管を配管接続するための開口部である。ここで、図4中、符号28は、配管接続部側に取り付けられる小型のカバー部材である。なお、この側板24に対向する側板23にも把手部が設けられている。
室外熱交換器12は、複数(本実施形態では2個)のフィンチューブ型の熱交換部31、32を厚み方向に積層した多列型の熱交換器である。
各々の熱交換部31、32は、略水平方向に延びるチューブが縦一列で配置された単列の熱交換器であり、その両端部に上下のチューブをつなぐ鋼管製のUベンド管33が縦一列に接続される。また、この室外熱交換器12では、機械室B側の端部12Rに冷媒出入り口が設けられており、熱交換室A側の端部12Lは、この端部に設けてチューブ内を流れる冷媒をUベンド管33を介して端部12R側に流す冷媒折り返し部とされている。
この室外熱交換器12は、L字状を有しているが、熱交換部31、32の各々をL字状に曲げた後に重ねるのではなく、直線状に延びた平型形状の熱交換部31、32を厚み方向に重ね、冷媒出入り側となる一方の端部12Rの位置を揃えて同一の管板35で連結し、冷媒折り返し側となる他方の端部12Lを自由端とした状態で該端部12L側を同時に屈曲することによってL字状に形成される。
ここで、L字状に曲げた他方の端部12Lを自由端にするのは、L字形状への曲げ工程の際、外側に位置する熱交換部31と内側に位置する熱交換部32とで曲げ部12Mの曲がり(曲率やカーブ長)に差異が生じて各熱交換部31、32の端部12Lが同じ位置に揃わないからである。つまり、室外熱交換器12の端部12Lでは、外側の熱交換部31ほど曲率が小さく、カーブ長が長くなるため、外側の熱交換部31ほど内側の端部32Lよりも奥まった位置にずれた段差部が形成される。
また、この室外熱交換器12は、曲げ部12Mを基準にしてL字状に曲げられた端部12L側が短い直線部とされ、曲げられない側の端部12R側が長い直線部とされており、短い端部12L側を短辺部12Xと表記し、長い端部12R側を長辺部12Yと表記する。
この室外熱交換器12は、短辺部12Xを底板21の左側(熱交換室側)の短辺21L1に沿わせ、かつ、長辺部12Yを底板21の背面側の長辺21L2に沿わせて底板21上に載置される。
図4に示すように、底板21には、室外熱交換器12が載置される略L字状の領域に渡って下方に凹む凹部21Cが一体に形成されると共に、この凹部21Cの底面よりも高い位置で室外熱交換器12を下方から支持する熱交換器支持台21Dが一体に形成されているため、室外熱交換器12は、凹部21Cの底面から浮いた状態で底板21上に載置される。
すなわち、上記凹部21Cは、室外熱交換器12からのドレンを受けるドレン受けとして機能し、このドレン受けに溜まったドレンを図示せぬドレン抜き孔、或いは、ドレンホース等を介して外部に速やかに排出できるように構成されている。
また、上記熱交換器支持台21Dは、複数設けられ、本構成では、室外熱交換器12の長辺部12Yの端部12Rを下方から支持する第1支持台21D1と、室外熱交換器12の両端部12R、12Lの略中間位置を下方から支持する第2支持台21D2と、室外熱交換器12の短辺側の端部12Lを下方から支持する第3支持台21D3とが設けられている。
この室外熱交換器12では、長辺部12Y側の一方の端部12Rを、単一の管板35を介して機械室B側の側板24に固定すると共に、短辺部12X側の他方の端部12Lを押さえ部材51を介して底板21に固定することによって、室外熱交換器12を底板21上に安定固定させている。
より具体的には、底板21の立ち上がり縁21Bには、底板21上に載置された熱交換部31の端部31L側に向かって背面側に突出する突出部21B1が一体に形成されており、この突出部21B1に押さえ部材51がねじ等の締結部材で固定される。この押さえ部材51は、この突出部21B1を基準にして内側の熱交換部31の端部31Lを室外ユニット10の背面側および左側に押圧し、内外の熱交換部31、32を密着させると共に、この底板21の立ち上がり縁21Bとの間に内外の熱交換部31、32を挟持させる。
次に電装ユニット16について説明する。図5(A)(B)は電装ユニット16の外観と側断面を示す図であり、図6および図7は電装ユニット16の分解斜視図である。
電装ユニット16は、電装基板80を支持する支持枠となる電装ケース(枠部材)81と、電装ケース81の上部に連結されて電装基板80を上方から覆う蓋部材82とを備え、これらは合成樹脂にて形成されている。
電装ケース81は、底板83および周囲壁84〜87を有して機械室B側に設けられる箱部91と、この箱部91の上部にて機械室Bおよび熱交換室Aに渡って設けられる基板収容部92とを一体に備え、箱部91が、上下方向を含む多方向に開口する箱形状に形成されると共に、基板収容部92が、基板の周囲を囲う四方枠に形成されることによって、全体として枠形状に形成される。
より具体的には、図6に示すように、箱部91の底板83には、室外ユニット10の前面右側角部にて上下方向に開口する第1開口部83Aが設けられ、箱部91の前壁84には、室外ユニット右側にて前後方向に開口する第2開口部84Aが設けられ、箱部91の右側壁85には、室外ユニット前面側にて左右に開口する第3開口部85Aが設けられる。
すなわち、箱部91には、上記開口部83A〜85Aが形成されることによって、この箱部91における室外ユニット前面右側角部を上下および前後左右に開口させる大開口部が形成され、この大開口部により箱部91内の通気性が確保されると共に材料が低減され、かつ、機械室Bへのアクセスが容易になり、機械室B内のメンテナンスが容易になる。
右側壁85には、鋼板製のベース板18を取り付けるための樹脂製の取付部85Bが設けられ、この取付部85Bにベース板18が取り付けられる。
また、箱部91の左壁86は、基板収容部92における熱交換室A側と機械室B側とを区画する位置に延在し、箱部91の底板83と前壁84と後壁87とを連結して電装ケース81の強度を向上する補強壁として機能する。
基板収容部92の内側には、電装基板80の周縁を下方から支持する複数の基盤受け部93が一体に設けられると共に、電装基板80を固定するためのねじ孔を有する前後一対のボス部94が一体に設けられる。この基盤受け部93とボス部94とは、箱部91の内側を上下に延在し、電装ケース81の内側で該ケース81の強度を補強する内側補強リブとしても機能する。
基板収容部92と箱部91の左壁86との間には、ヒートシンク17が取り付けられる。このヒートシンク17は、上部が基板収容部92に取り付けられて複数の下向きのフィンを下方に突出させ、熱交換室A内に配置される。
電装基板80には、基板収容部92のボス部94にねじ止めするための貫通孔80Aやヒートシンク17に固定するための貫通孔80Bが設けられる。この電装基板80には、図7に示すように、機械室B側の一半部に、電装基板80から大きく突出する電解コンデンサ等を含む電子部品95が実装され、熱交換室A側の他半部に、インバーター用のパワーモジュールやブリッジダイオードを含む発熱部品96(図5(B)参照)が実装される。そして、電装基板80は、これら電子部品95および発熱部品96を下方に向けて基板収容部92に収容される。
ここで、発熱部品96は、機械室B側の一半部に配置される電子部品95に比して発熱する部品であり、この発熱部品96はヒートシンク17に密着し、このヒートシンク17を介して該部品の熱が効率よく外部に放出されるようになっている。
基板収容部92の外周部には、蓋部材82の周壁部101下端が当接するフランジ部97が設けられると共に、このフランジ部97に置かれた蓋部材82が係止する係止部98が設けられる。
上述したように、本構成の電装ユニット16は、電装基板80の一半部に電子部品95が実装され、他半部に電子部品95に比して発熱する発熱部品96が実装され、電子部品95および発熱部品96が電装ケース81の下方に向けられ、電装ケース81には、発熱部品96に密接するヒートシンク17が取り付けられて下方に突出し、電子部品95が機械室B内に、ヒートシンク17が熱交換室A内に配置された構成である。この構成では、電装ケース81が上下に開口する必要があり、かつ、電装ケース81の下方に向けられた電子部品95や発熱部品96への通気性も確保する必要が生じる。
本電装ケース81では、上記の枠形状にすることによって、電装ケース81を上下に開口させ、かつ、電子部品95等への通気性も十分に確保させるものの、電装ケース81単品の強度が低くなってしまう。一方、電装ケース81の強度を高くするために鋼板を用いると、電装ケース81を含む電装ユニット16の絶縁性を確保し難くなり、望ましくない。
そこで、本実施の形態では、鋼板を用いることなく、蓋部材82によって蓋部材82と電装ケース81との連結時の強度を高めることによって、電装ケース81の強度低下を補い、電装ユニット16全体の強度を十分に確保するようにしている。
図8は蓋部材82を裏側から示す図である。
蓋部材82は、樹脂成形により一体に形成され、四方枠形状の周壁部101と、この周壁部101の上端間に渡って延在する天板部102とを備えている。
周壁部101は、基板収容部92に嵌合する枠形状に形成されており、蓋部材82を基板収容部92に被せると、図5(B)に示すように、周壁部101の内面が基板収容部92の外周面に当接し、更に蓋部材82を下方に押し込むと、周壁部101の下端が基板収容部92のフランジ部97に当接し、このときに、周壁部101に設けられた被係止部103(図6参照)が、基板収容部92に設けられた係止部98に係止して蓋部材82が抜け止めされる。
すなわち、蓋部材82は電装ケース81における基板収容部92を外側から覆うように被せられて電装ケース81に連結され、かつ、この連結時に基板収容部92に嵌合することによって電装ケース81との連結強度が高められる。
この蓋部材82の天板部102の上面は、平坦面に形成され、この蓋部材82に室外ユニット10の天板26等が接触したとしても天板26等に打痕が生じないように形成されている。
また、蓋部材82の天板部102の裏面(下面)には、複数の補強リブ105と、電装基板80を上方から押さえる支持リブ106とが一体に形成される。
補強リブ105は、天板部102の裏面に格子状に延びる複数本の縦リブ105Aと複数本の横リブ105Bとで構成され、縦リブ105Aおよび横リブ105Bのいずれも蓋部材82の対向する周壁部101間に渡って延在し、蓋部材82全体の強度を向上させる。
蓋部材82の強度が向上すれば、この蓋部材82が電装ケース81に連結された場合に電装ケース81の補強部材としても機能するので、電装ケース81に大開口部を設けたことによる強度低下を蓋部材82で補うことができる。すなわち、蓋部材82の強度を高めることで、この蓋部材82と電装ケース81とを連結して構成される電装ユニット16の強度を十分に確保することができる。
支持リブ106は、補強リブ105よりも下方に突出し、蓋部材82が電装ケース81に連結された場合に、この支持リブ106で電装基板80を上方から押さえ、基板収容部92側に設けられた複数の基盤受け部93およびボス部94との間で電装基板80を挟持する。すなわち、この支持リブ106は、蓋部材82と電装ケース81との連結時に電装ケース81と協働して電装基板80を挟持するようになっている。
この支持リブ106は、蓋部材82の周壁部101に沿って設けられ、より具体的には、周壁部101のうちの機械室B側に位置する3辺の部分(前壁右側、右壁、後壁右側)近傍に沿って設けられて下面視でコ字形状に延在し、電装基板80の右半部を効率よく押さえる。また、この支持リブ106は、補強リブ105に連結され、この支持リブ106および補強リブ105の強度が相互に高められるようになっており、これによっても、蓋部材82と電装ケース81とを連結して構成される電装ユニット16の強度を高めることができる。
また、図8に示すように、蓋部材82の周壁部101における少なくとも支持リブ106が沿う部分には、この周壁部101に沿って間隔を空けて、蓋部材82の強度を高める外側補強リブ(他の補強リブ)107が設けられている。この外側補強リブ107は、周壁部101に沿って延び、蓋部材82の支持リブ106が設けられた領域を集中的に補強し、外力が作用した場合における支持リブ106の変形を効率よく抑えて電装基板80へのストレスを効率よく回避させる。
ここで、本構成の外側補強リブ107は、補強だけのリブではなく、他の機能を具備したリブに形成されている。つまり、外側補強リブ107のうち、蓋部材82の後側に設けられる補強リブ107A、Bは、蓋部材82近傍に引き回される配線(例えば、室外送風機14につながる配線)を下方から保持するリブ107Aと、上方から押さえるリブ107Bとに形成されている。
また、蓋部材82の右側に設けられる補強リブ107Cは、図5に示すように、電装ケース81のフランジ部97よりも外側に張り出して蓋部材82を着脱する際に作業者が操作する操作部としても機能するように形成されている。
さらに、蓋部材82の前面側に設けられる外側補強リブ107Dは、図5(A)に示すように、電装ケース81の位置で熱交換室Aと機械室Bとを仕切るためのスポンジ状のシール材(不図示)が配置されるガイド壁84Bにつながるリブに形成されている。
このガイド壁84Bは、電装ケース81の前壁84に一体に設けられ、熱交換室Aと機械室Bとを区画する位置で上方に延びている。このため、このガイド壁84Bとこのガイド壁84Bに連なる外側補強リブ107Dとに渡ってスポンジ状のシール材を配置することによって、電装ユニット16と室外ユニット10の前板25との間の隙間を、熱交換室Aと機械室Bとを区画する位置で容易に閉塞することができるようになっている。
つまり、本構成では、枠部材である電装ケース81に、室外ユニット10の前板25に沿って熱交換室Aと機械室Bとの間を上方に延びるガイド壁84Bを設け、蓋部材82の周壁部101に、ガイド壁84Bに連なる外側補強リブ107Dを設けることによって、電装ユニット16の強度向上とシール材の取付作業の容易化を図ることができる。
以上説明したように、本実施の形態では、蓋部材82の裏面には、蓋部材82と電装ケース81との連結時の強度を高める複数の補強リブ105と、蓋部材82と電装ケース81との連結時に電装ケース81と協働して電装基板80を狭持する支持リブ106とを設けたので、電装基板80を支持する電装ケース81を樹脂製の枠形状にしても、蓋部材82と電装ケース81とを連結して構成される電装ユニット16の強度を十分に確保でき、外部からの荷重(外力)で電装基板80へストレスがかかる事態を抑制することができ、かつ、電装基板80を適切に支持できる。
特に、本構成では、電装ユニット16の上部を構成する蓋部材82の強度が高められるので、外力が室外ユニット10の天板26を介して天板26下の電装ユニット16に作用した場合でも、電装ユニット16の変形を効果的に回避できる。また、蓋部材82の裏面に補強リブ105を設けたので、蓋部材82の天板部102を平坦面にでき、天板26への打痕を回避できる。また、蓋部材82についても樹脂製としたので、電装ユニット16の絶縁性を容易に確保することができる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。例えば、上述の実施形態では、電装基板80に実装された電子部品95および発熱部品96が電装ケース81の下方に向けられ、電子部品95が機械室B内に、電装ケース81に取り付けられて発熱部品96の熱を放出するヒートシンク17が熱交換室A内に配置された室外ユニットに本発明を適用する場合について説明したが、これに限らず、枠形状の電装ケースと蓋部材とを備える電装ユニットを配置した室外ユニットに本発明を広く適用してもよい。
空気調和機の室外ユニットの外観図である。 室外ユニットの内部構成を熱交換室側から示す斜視図である。 室外ユニットの内部構成を機械室側から示す斜視図である。 室外ユニットの筐体を周辺構成と共に示す分解斜視図である。 (A)は電装ユニットの外観を示す図であり、(B)は電装ユニットの側断面を示す図である。 電装ユニットを斜め上方から見た分解斜視図である。 電装ユニットを斜め下方から見た分解斜視図である。 蓋部を裏側から示す図である。
10 室外ユニット
11 筐体
12 室外熱交換器
14 室外送風機
16 電装ユニット
17 ヒートシンク
22 仕切り板
26 天板
80 電装基板
81 電装ケース(枠部材)
82 蓋部材
95 電子部品
96 発熱部品
105 補強リブ
106 支持リブ
107 外側補強リブ(他の補強リブ)
A 熱交換室
B 機械室

Claims (3)

  1. 筐体内に区画された熱交換室と機械室とに跨って前記各室を仕切る仕切り板の上部に電装基板を略水平状態で支持する電装ユニットを配置した室外ユニットにおいて、
    前記電装ユニットは、前記電装基板を支持する枠部材と、前記枠部材の上部に連結されて、前記電装基板を上方から覆う蓋部材とを備え、
    前記蓋部材の裏面には、該蓋部材と前記枠部材との連結時の強度を高める複数の補強リブと、該蓋部材と前記枠部材との連結時に該枠部材と協働して前記電装基板を狭持する支持リブとを備えたことを特徴とする室外ユニット。
  2. 前記支持リブは、前記蓋部材の周壁部に沿って設けられ、
    前記周壁部における前記支持リブが沿う部分には、この周壁部に沿って間隔を空けて、前記蓋部材の強度を高める他の補強リブが設けられることを特徴とする請求項1に記載の室外ユニット。
  3. 前記電装基板の一半部に電子部品が実装され、他半部に前記電子部品に比して発熱する発熱部品が実装され、前記電子部品および前記発熱部品が前記枠部材の下方に向けられ、前記枠部材には、前記発熱部品に密接するヒートシンクが取り付けられて下方に突出し、前記電子部品が前記機械室内に、前記ヒートシンクが前記熱交換室内に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の室外ユニット。
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