JP6872036B2 - インバータ装置および電動コンプレッサ - Google Patents

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Description

本開示は、インバータ装置および電動コンプレッサに関する。
特許文献1および特許文献2は、インバータ型電動圧縮機を開示する。特許文献1の電動圧縮機は、電動モータおよび圧縮機構が内蔵されているハウジングを備え、当該ハウジングの外周には、インバータ収容部が設けられる。インバータ収容部には、インバータ装置が配置される。インバータ装置は、高電圧電源から提供された直流電流を三相交流電流に変換する。そして、インバータ装置は、三相交流電流を電動モータに供給する。特許文献2の電動圧縮機は、圧縮機構と、圧縮機構を駆動する電動モータと、電動モータを制御するインバータ制御装置と、を有する。これらの装置は、一体化されている。インバータ制御装置は、制御基板およびパワー基板を備える。
特開2009−235965号公報 特開2009−89525号公報
インバータ装置を構成する電気部品は発熱する。電気部品の温度が高まると電気部品の性能に影響を及ぼす場合がある。従って、インバータ装置が発する熱を排出する能力、つまりインバータ装置の放熱性は、インバータ装置の設計において重視される。
そこで、本開示は、放熱性を向上し得るインバータ装置および電動コンプレッサを説明する。
本開示の一形態に係るインバータ装置は、表面にインバータ回路が設けられ、裏面に放熱部が設けられた回路基板と、放熱部を露出させる開口部が設けられ、放熱部の周囲を支持する第1のケース部と、回路基板の表面に押し当てられ、回路基板を第1のケース部側に向けて押圧するリブ構造が設けられると共に、第1のケース部が取り付けられる第2のケース部と、を備える。回路基板は、第1のケース部と第2のケース部とに挟まれる。
本開示によれば、放熱性を向上し得るインバータ装置および電動コンプレッサが説明される。
図1は、電動コンプレッサの構造を示す断面図である。 図2は、インバータユニットの取付構造を示す分解斜視図である。 図3は、インバータユニットの内部構造を示す分解斜視図である。 図4の(a)部は回路基板を表側からみた斜視図である。図4の(b)部は回路基板を裏側からみた斜視図である。 図5の(a)部は上部ケースを表側からみた斜視図である。図5の(b)部は上部ケースを裏側からみた斜視図である。 図6は、入出力回路の構造を示す斜視図である。 図7の(a)部は下部ケースを表側からみた斜視図である。図7の(b)部は下部ケースを裏側からみた斜視図である。 図8は、下部ケースと回路基板と入出力回路との関係を示す分解斜視図である。 図9の(a)部は比較例に係るインバータユニットの作用効果を示す断面図である。図9の(b)部は実施形態に係るインバータユニットの作用効果を示す断面図である。 図10は、インバータユニットの止水性を示す断面図である。
本開示の一形態に係るインバータ装置は、表面にインバータ回路が設けられ、裏面に放熱部が設けられた回路基板と、放熱部を露出させる開口部が設けられ、放熱部の周囲を支持する第1のケース部と、回路基板の表面に押し当てられ、回路基板を第1のケース部側に向けて押圧するリブ構造が設けられると共に、第1のケース部が取り付けられる第2のケース部と、を備える。回路基板は、第1のケース部と第2のケース部とに挟まれる。
このインバータ装置では、インバータ回路が設けられた回路基板の裏面に含まれる放熱部が、第1のケース部の開口部から暴露される。従って、回路基板に生じた熱を放熱部からインバータ装置の外部へ効率よく導くことが可能になる。さらに、第2のケース部はリブ構造を有する。リブ構造は、回路基板を第1のケース部に向けて押圧する。その結果、開口部を介して回路基板に対して力が作用したときに、回路基板の撓みが抑制される。従って、回路基板の裏面と、回路基板の裏面に対面する部品と、の隙間の増大が抑制される。隙間の増大は、熱抵抗の増大を招く。リブ構造によって隙間の増大が抑制されることにより、回路基板と回路基板に対面する部品との間の熱抵抗の増大が抑制される。その結果、インバータ装置は、放熱性を向上できる。
インバータ装置は、回路基板の裏面と、第1のケース部の表面との間に挟み込まれた第1のシール部材と、第1のケース部の表面と第2のケース部の裏面との間に挟み込まれた第2のシール部材と、をさらに備えてもよい。第1のシール部材によれば、回路基板と第1のケース部との間から液体又は気体が浸入することを抑制できる。さらに、第2シール部材によれば、第1のケース部と第2のケース部との間から液体又は気体が浸入することを抑制できる。
第2のケース部の裏面には、第1のケース部が取り付けられると共に、開口部が設けられてもよい。第2のケース部は、回路基板に対して電気的に接続されるバスバを有してもよい。バスバは、回路基板の表面に押し当てられてもよい。これらの構成によれば、回路基板に対してバスバを確実に接続することが可能になる。
本開示の別の形態に係る電動コンプレッサは、上記のインバータ装置と、インバータ装置を収容するインバータ収容部を有する筐体と、を備える。インバータ収容部は、インバータ装置が備える回路基板の放熱部が熱的に接続されるヒートシンクを含む。電動コンプレッサは、上記のインバータ装置を備える。従って、インバータ装置の放熱性が向上するので、電動コンプレッサを確実に動作させることができる。
以下、添付図面を参照しながら本開示のインバータ装置および電動コンプレッサを詳細に説明する。図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
<電動コンプレッサ>
図1に示される電動コンプレッサ1は、例えば車両及び船舶の内燃機関に適用される。電動コンプレッサ1は、内燃機関に提供される圧縮空気を発生させる。
電動コンプレッサ1は、回転軸3とコンプレッサインペラ4とを有する。回転軸3は、ハウジング2の内部において回転可能に支持されている。コンプレッサインペラ4は、回転軸3の先端部3aに締結されている。ハウジング2は、モータハウジング8(筐体)とベースハウジング9とを有する。モータハウジング8は、ロータ部6およびステータ部7を収納する。ベースハウジング9は、モータハウジング8の第2端側の開口を閉鎖する。第2端側とは、図1の右側であり、コンプレッサインペラ4に対して反対側である。ロータ部6およびステータ部7は、ステータケース20に収容される。ステータケース20は、モータハウジング8に収容される。モータハウジング8の第1端側には、コンプレッサハウジング11が設けられる。第1端側とは、図1の左側であり、コンプレッサインペラ4側である。コンプレッサハウジング11は、コンプレッサインペラ4を収納する。コンプレッサハウジング11は、吸入口12と、スクロール部13と、吐出口14とを含む。
ロータ部6は、回転軸3の回転軸線Aに沿う方向における中央部に取り付けられている。ロータ部6は、回転軸3に取り付けられた一又は複数の永久磁石(図示せず)を含む。ステータ部7は、ロータ部6を包囲する。また、ステータ部7は、モータハウジング8の内面に取り付けられている。ステータ部7は、コイル部(図示せず)を含む。ステータ部7のコイル部に交流電流が供給されると、ロータ部6およびステータ部7の相互作用が生じる。相互作用によって、回転軸3とコンプレッサインペラ4とが一体になって回転軸線Aを中心に回転する。コンプレッサインペラ4が回転すると、電動コンプレッサ1は、吸入口12を通じて外部の空気を吸入する。吸入された空気は、スクロール部13を通じて圧縮される。そして、電動コンプレッサ1は、圧縮空気を吐出口14から吐出する。吐出口14から吐出された圧縮空気は、前述の内燃機関に供給される。
電動コンプレッサ1は、軸受16を有する。軸受16は、ハウジング2に対して回転軸3を回転可能に支持する。また、回転軸3は、一対の軸受16によって支持されている。一方の軸受16は、モータハウジング8のコンプレッサインペラ4側の端部に設けられる。他方の軸受16は、ベースハウジング9から回転軸線Aに沿う方向においてコンプレッサインペラ4側に突出する部分に設けられている。例えば、コンプレッサインペラ4は、回転軸3の先端部3aに設けられた軸端ナット15によって、回転軸3に取り付けられる。
<モータハウジング>
電動コンプレッサ1が備えるインバータユニット30(インバータ装置)の取付構造について説明する。図2に示されるように、インバータユニット30は、ユニット化されている。インバータユニット30は、モータハウジング8に収容される。換言すると、電動コンプレッサ1は、インバータユニット30を有する。
モータハウジング8の外周部には、インバータユニット30が配置される。モータハウジング8は、金属製である。モータハウジング8は、一例としてアルミニウム合金により形成される。モータハウジング8は、例えば周壁17(図1参照)と、第1外壁18と、第2外壁19と、を有する。周壁17の形状は、回転軸線Aを中心とする円筒状である。第1外壁18は、周壁17の外部に一体的に形成されている。一対の第1外壁18は、回転軸線Aの方向に直交するように延びる。一対の第2外壁19は、回転軸線Aの方向に平行に延びる。第1外壁18および第2外壁19は、インバータ収容部21を形成する。インバータ収容部21は、第1外壁18、第2外壁19および底面に囲まれる。さらに、インバータ収容部21は、上面側が開放されている。インバータ収容部21は、開口21aを有する。インバータユニット30は、開口21aからインバータ収容部21の内部へ配置される。開口21aは、モータハウジング8の外周部に一体的に形成されている。
インバータユニット30は、4本の締結部材であるボルトB1によって、モータハウジング8に固定される。従って、モータハウジング8は、ボルトB1がねじ込まれる4個のネジ穴H1を有する。ネジ穴H1は、第1外壁18と第2外壁19とが連結される4カ所の角部にそれぞれ設けられる。
モータハウジング8は、インバータユニット30を冷却するための冷却構造を有する。具体的には、モータハウジング8は、冷却構造として、ヒートシンク22と、冷却水路23と、を有する。ヒートシンク22は、インバータ収容部21の底面に設けられている。また、ヒートシンク22は、底面から開口21aに向けて突出する。ヒートシンク22の形状は、直方体状である。ヒートシンク22は、熱接続面22aを有する。矩形平面状の熱接続面22aは、インバータユニット30に対面する。冷却水路23は、貫通穴であり、モータハウジング8の筐体の内部に設けられる。例えば、冷却水路23は、ヒートシンク22の近傍に設けられる。例えば、冷却水路23には、モータハウジング8の外から所定の冷却水が供給される。冷却水は、冷却水路23を流通したのち、モータハウジング8の外へ排出される。冷却水は、モータハウジング8の内部を通る。従って、冷却水は、インバータユニット30の止水性とは関係がない。
このような冷却構造によれば、インバータユニット30が発生した熱は、ヒートシンク22の熱接続面22aを介して、インバータユニット30からモータハウジング8のヒートシンク22へ移動する。ヒートシンク22に移動した熱は、冷却水路23を流れる冷却水へ移動する。そして、熱は、冷却水と共にモータハウジング8の外へ排出される。
<インバータユニット>
インバータユニット30について詳細に説明する。インバータユニット30は、電源(不図示)から提供された直流電流を三相交流電流に変換する。インバータユニット30は、三相交流電流をステータ部7に提供する。
図3に示されるように、インバータユニット30は、回路基板31と、上部ケース32(第2のケース部)と、下部ケース33(第1のケース部)と、を有する。回路基板31は、インバータである。回路基板31は、直流電流を三相交流電流に変換する。上部ケース32および下部ケース33は、樹脂ケースである。上部ケース32および下部ケース33は、回路基板31及びその他の部品(制御基板42、電流センサ43等)のための収容スペースSを形成する。収容スペースSは、外部からの水の浸入が抑制される。樹脂ケースは、外部から収容スペースSへの液体の移動を阻害する構造を有する。
<回路基板>
回路基板31は、後述する入出力回路34(図6参照)に対して電気的に接続される。回路基板31は、樹脂製の上部ケース32と樹脂製の下部ケース33とに挟まれる。その結果、回路基板31の位置は、保持される。図4の(a)部に示されるように、回路基板31は、アルミ基板36と、パワーデバイス37と、コンデンサ38と、を有する。
アルミ基板36の形状は、矩形板状である。アルミ基板36は、金属板39と、絶縁膜41と、を有する。金属板39は、一例としてアルミニウム製である。絶縁膜41は、金属板39の表面に設けられる。電気部品であるパワーデバイス37およびコンデンサ38は、絶縁膜41に配置される。絶縁膜41は、アルミ基板36の表面36aを形成する。絶縁膜41には、所定の機能を奏するように設けられた配線パターン(不図示)が設けられる。パワーデバイス37、コンデンサ38および配線パターンは、インバータ回路を構成する。
金属板39の裏面は、アルミ基板36の裏面36bである。裏面36bには、絶縁膜41が設けられていない。アルミ基板36の裏面36bは、アルミニウム面を暴露する。従って、裏面36bは、絶縁膜41が設けられた表面36aに比べて熱の移動が容易である。裏面36bは、下部ケース33から暴露される暴露領域SA(放熱部、図4の(b)部参照)を含む。
図4の(b)部に示されるように、アルミ基板36は、複数の穴36hを有する。穴36hは、電気的な接続を確保するために用いられる。穴36hは、アルミ基板36の周辺に沿って設けられる。アルミ基板36は、電気的な観点から、伝熱部36eと、接続部36fと、絶縁部36gと、を有する。接続部36fは、絶縁部36gによって伝熱部36eから電気的に絶縁される。接続部36fは、穴36hを有する。
<上部ケース>
図5の(a)部及び図5の(b)部に示されるように、樹脂製の上部ケース32の形状は、枠状である。上部ケース32は、上面及び下面が開放される。上部ケース32は、枠体44と、リブ構造46と、入出力回路34と、コネクタ48と、を有する。
枠体44は、一対の第1壁部44aと、一対の第2壁部44bと、枠体上面44c(表面)と、枠体下面44d(裏面)と、を有する。一対の第1壁部44aは、互いに対面する。そして、一方の第1壁部44aは、他方の第1壁部44aに対して所定距離だけ離間する。一対の第2壁部44bは、互いに対面する。一対の第2壁部44bは、一対の第1壁部44aをそれぞれ連結する。一方の第2壁部44bには、入出力回路34のためのコネクタ48が設けられる。
枠体上面44cは、上側開口を囲む。枠体上面44cには、板材である上部カバー49(図3参照)が取り付けられる。上部カバー49の外周部は、枠体上面44cに接する。従って、上部カバー49は、上側開口を閉鎖する。枠体上面44cには、第3シーリング配置溝45が設けられる。第3シーリング配置溝45は、上側開口を囲む。第3シーリング配置溝45には、上側シーリング部材40(図3参照)が配置される。この構成によれば、上部カバー49をネジB4によって枠体上面44cに押し当てたとき、上部カバー49によって上側シーリング部材40がつぶされる。つぶされた上側シーリング部材40は、上部カバー49と上部ケース32との間を止水する。
枠体下面44dは、下側開口44e(開口部)を囲む。枠体下面44dには、下部ケース33(図3参照)が取り付けられる。従って、下部ケース33は、下側開口44eの一部を閉鎖する。
上部ケース32は、4個のボス51を有する。ボス51は、一対の第1壁部44aの法線方向に沿って突出する。ボス51は、枠体上面44cと面一である面を有する。さらに、ボス51は、枠体上面44cに対して垂直に延びる穴51hを有する。穴51hは、ネジ山を有しない単なる貫通穴である。穴51hの内径は、ボルトB1(図2参照)の外径よりも僅かに大きい。
<リブ構造>
上部ケース32は、リブ構造46を有する。一般に、上部ケース32のようなフレーム構造物におけるリブは、構造物の剛性を高めるために設けられる。本開示のリブ構造46は、さらに、回路基板31の剛性を高めるために設けられる。
リブ構造46は、主リブ52と従リブ53とを含み、平面視して格子状の構造を呈する。格子の内側には、パワーデバイス37およびコンデンサ38が配置される。主リブ52の下端面52aおよび従リブ53の下端面53a(図5の(b)部参照)は、アルミ基板36の表面36aに当接する。換言すると、下端面52a,53aは、回路基板31の絶縁膜41に接する。下端面52a,53aは、表面36aから、表面36aの法線方向に沿って起立する。この構造によれば、法線方向に沿った曲げに対する断面二次モーメントが大きくなる。従って、アルミ基板36をその法線方向に撓ませようとする力に対して、十分な抵抗力を生じさせることができる。
主リブ52は、一対の第1壁部44aの間に延びる。主リブ52の一端は、一方の第1壁部44aに連結する。主リブ52の他端は、他方の第1壁部44aに連結する。従って、主リブ52は、第2壁部44bに対して対面する。従リブ53は、一方の主リブ52と他方の主リブ52との間に延びる。従って、従リブ53は、隣接する別の従リブ53又は第1壁部44aに対して対面する。
なお、リブ構造46の具体的な構成は、上記の構成に限定されない。リブ構造46は、回路基板31の形状又は回路基板31が有する電気部品の配置などに応じて、種々の態様を取り得る。例えば、リブ構造46は、主リブ52及び従リブ53のどちらか一方を省略してよい。この場合でも、リブ構造46を設けない場合と比較して、アルミ基板36をその法線方向に撓ませようとする力に対して、抵抗力を生じさせることができる。従って、回路基板31の剛性を高めることができる。
<入出力回路>
上部ケース32は、図6に示される入出力回路34を有する。入出力回路34は、インバータユニット30の外部に配置された装置と、回路基板31との電気的な接続を確保する。入出力回路34は、金属板を折り曲げて形成された複数のバスバを含む。具体的には、入出力回路34は、第1入力バスバ54と、第2入力バスバ56と、スペーサ57と、出力バスバ58と、を有する。第1入力バスバ54、第2入力バスバ56及び出力バスバ58は、上部ケース32に対して埋め込まれている。例えば、入出力回路34は、上部ケース32を樹脂モールドにより成形する際に埋め込まれる。この構造によれば、インバータユニット30の組立作業において、上部ケース32に対して入出力回路34を取り付ける工程が不要になる。従って、インバータユニット30を容易に組み立てることができる。その結果、インバータユニット30に回路基板31を取り付ける構造に要求される位置精度を容易に満たすことができる。
第1入力バスバ54の一端54aおよび第2入力バスバ56の一端56aは、コネクタ48の内部に配置される。他端54b,56bは、収容スペースSの内部に配置される。具体的には、第1入力バスバ54の他端54bおよび第2入力バスバ56の他端56bは、アルミ基板36の表面36aに接する。より詳細には、他端54b,56bは、回路基板31の接続部36fと重複する(図8参照)。他端54bには穴54hが設けられる。他端56bには、穴56hが設けられる。
本開示の入出力回路34は、例えば3個の出力バスバ58を有する。出力バスバ58の一端58aは、上部ケース32の枠体下面44dから下方に突出する。出力バスバ58の他端58bは、収容スペースSの内部に配置される。出力バスバ58の他端58bも、第1入力バスバ54等と同様に、アルミ基板36の表面36aに接する。より詳細には、出力バスバ58の他端58bは、回路基板31の接続部36fと重複する。他端58bには、穴58hが設けられる。
<下部ケース>
図7の(a)部及び図7の(b)部に示されるように、下部ケース33の形状は、板状である。下部ケース33は、上部ケース32のように明確に起立した壁部を持たない。下部ケース33は、下部ケース内面33aと、下部ケース外面33bと、暴露開口59(開口部)と、を有する。下部ケース内面33aは、上部ケース32に対面する。下部ケース内面33aは、第1シーリング配置溝61と、第2シーリング配置溝62と、ナット配置穴66と、を有する。下部ケース内面33aは、アルミ基板36の裏面36bと対面する。下部ケース外面33bは、モータハウジング8の底面と対面する。
暴露開口59は、貫通穴である。暴露開口59の形状は、平面視して矩形状である。暴露開口59は、アルミ基板36の裏面36bにおける暴露領域SAを暴露する。従って、下部ケース33は、回路基板31の外周部を覆う。しかし、下部ケース33は、外周部の内側である暴露領域SAを覆わない。暴露開口59の形状は、例えば、ヒートシンク22の熱接続面22aの形状と略同じである。例えば、暴露開口59の外形は、熱接続面22aの外形よりも僅かに大きい。
第1シーリング配置溝61は、暴露開口59の近傍に設けられる。また、第1シーリング配置溝61は、暴露開口59を囲む。第1シーリング配置溝61には、内側シーリング部材63(第1のシール部材、図3参照)が嵌め込まれる。第2シーリング配置溝62は、ナット配置穴66が設けられた領域を囲む。第2シーリング配置溝62には、外側シーリング部材64(第2のシール部材、図3参照)が嵌め込まれる。
図8に示されるように、ナット配置穴66は、下部ケース33が上部ケース32に取り付けられたときに、回路基板31の接続部36fに対面する。換言すると、ナット配置穴66は、下部ケース33が上部ケース32に取り付けられたときに、第1入力バスバ54の他端54b、第2入力バスバ56の他端56bおよび出力バスバ58の他端58bに対面する。ナット配置穴66には、ボルトB3がねじ込まれる。ボルトB3は、回路基板31を第1入力バスバ54に電気的に接続する。また、ボルトB3は、回路基板31を第2入力バスバ56に電気的に接続する。さらに、ボルトB3は、回路基板31を出力バスバ58に電気的に接続する。つまり、回路基板31は、ボルトB3とナットN3とにより挟み込まれる。ナットN3は、ナット配置穴66に嵌め込まれている。
以下、インバータユニット30が奏する作用効果について説明する。インバータユニット30は、少なくとも、放熱性の向上と、止水性の確保と、組立性の向上と、の3つの作用効果を奏する。
図9の(a)部は、比較例に係るインバータユニット300をモータハウジング8に取り付けたときの断面構造を示す。比較例に係るインバータユニット300は、リブ構造46を有しない点で、本開示のインバータユニット30と相違する。インバータユニット300をモータハウジング8に取り付けたとき、アルミ基板36の裏面36bは、ヒートシンク22の熱接続面22aに熱的に接続される。ここで、熱的に接続されるとは、直接的(物理的)な接触に加えて、グリスといった熱伝導部材を介した接続も含む。いま、裏面36bと熱接続面22aとの間には、グリス101が充填されている。
ボルトB1(図2参照)を締め込むと、インバータユニット300は、モータハウジング8に近づく。その結果、アルミ基板36の裏面36bと、ヒートシンク22の熱接続面22aとの隙間が小さくなる。隙間には、グリス101が充填されている。隙間が小さくなると、回路基板31の裏面36bおよびヒートシンク22の熱接続面22aは、互いに離間する方向に沿う力をグリス101から受ける。ヒートシンク22は、十分な剛性を有するので、ほとんど変形しない。従って、隙間が小さくなることに起因する力は、そのほとんどがアルミ基板36の裏面36bに作用する。アルミ基板36の外周部は、上部ケース32と下部ケース33とにより挟まれている。従って、アルミ基板36の外周部は、変形しない。しかし、暴露開口59から露出した部分は、力によって上方に撓む可能性がある。そして、撓みが生じると、裏面36bと熱接続面22aとの隙間が大きくなる。隙間は、アルミ基板36からヒートシンク22への熱抵抗に影響を及ぼす。具体的には、熱接続面22aと裏面36bとの間の隙間が大きくなると、熱抵抗も大きくなる。
一方、図9の(b)部に示されるように、本開示のインバータユニット30は、アルミ基板36の表面36aに押し当てられるリブ構造46を有する。リブ構造46は、回路基板31を撓ませる力に対して充分な剛性を有する。従って、回路基板31の撓みが抑制される。その結果、裏面36bと熱接続面22aとの隙間の拡大も抑制される。従って、予め設定した隙間が維持されるので、熱抵抗の増大が抑制される。その結果、インバータユニット30は、放熱性を向上することができる。
インバータユニット30では、インバータ回路が設けられた回路基板31の裏面36bにおける暴露領域SA(放熱部)は、下部ケース33の暴露開口59から暴露される。従って、回路基板31に生じた熱を暴露領域SAからインバータユニット30の外部へ効率よく導くことが可能になる。インバータユニット30の外部とは、例えばヒートシンク22である。さらに、上部ケース32はリブ構造46を有する。リブ構造46は、回路基板31を下部ケース33に向けて押圧する。その結果、暴露された領域から回路基板31に対して力が作用したときに、回路基板31の撓みが抑制される。従って、回路基板31の裏面36b及び回路基板31の裏面36bに対面するヒートシンク22の熱接続面22aとの隙間の増大が抑制される。隙間の増大は、熱抵抗の増大を招く。従って、リブ構造46によって隙間の増大が抑制されることにより、回路基板31とヒートシンク22との間の熱抵抗の増大が抑制される。そして、放熱性が向上する。
要するに、インバータユニット30は、暴露開口59を有する樹脂部品である下部ケース33と上部ケース32との間にインバータである回路基板31を収容する。回路基板31の表面31aには、パワーデバイス37及びコンデンサ38が実装されている。パワーデバイス37及びコンデンサ38は、三相インバータを形成する。回路基板31の裏面36bには、アルミ基板36の裏面36bが露出する。さらに、裏面36bは、下部ケース33の暴露開口59によってインバータユニット30から暴露されている。暴露されたアルミ基板36の裏面36bの一部である暴露領域SAは、モータハウジング8に形成されたヒートシンク22と熱的に接続されている。
具体的には、インバータユニット30は、上部ケース32に設けられたボス51にボルトB1を挿し込むことによりモータハウジング8へ組み付けられる。ボス51は、回路基板31をヒートシンク22に向けて押し付ける力を生じる。力によって、インバータユニット30のアルミ基板36の裏面36b(アルミニウム面)は、ヒートシンク22の熱接続面22aに向けて常に押し付けられる。従って、回路基板31からヒートシンク22への熱の移動を促進させることができる。
図3に示されるように、インバータユニット30を組み立てるとき、回路基板31を上部ケース32と下部ケース33との間に挟み込む作業が生じる。上部ケース32には、入出力回路34が既に一体化されている。回路基板31は、入出力回路34の他端およびリブ構造46の下側に配置する必要がある。従って、回路基板31を上部ケース32の上側(枠体上面44c側)から所定の位置に配置することは困難である。
インバータユニット30の樹脂ケースは、上部ケース32と、下部ケース33と、を備える。上部ケース32及び下部ケース33は、互いに分割されている。インバータユニット30は、種々の部品を収容する上部ケース32の上下面を開放する。その結果、インバータユニット30は上面及び下面の両側から、内部にアクセスすることができる。このような構成を有するインバータユニット30に回路基板31を組み込む手順を、例示する。
下部ケース33の第1シーリング配置溝61に内側シーリング部材63を嵌め込む。第2シーリング配置溝62に外側シーリング部材64を嵌め込む。次に、ナット配置穴66にナットN3を嵌め込む。次に、下部ケース33の下部ケース内面33a上に回路基板31を載置する。次に、下部ケース33を上部ケース32の枠体下面44dに配置する。つまり、回路基板31は、上部ケース32の枠体下面44d側から進入する。その結果、回路基板31は、上部ケース32に設けられたバスバおよびリブ構造46に阻害されることなく、所定の位置に容易に配置できる。つまり、回路基板31は、上部ケース32に設けられた各種バスバの下側と、リブ構造46の下端面側に配置される。そして、下部ケース33をボルトB2により上部ケース32に固定する。締結により、下部ケース33は、上部ケース32に固定される。つまり、下部ケース33と上部ケース32との間に回路基板31が挟み込まれる。次に、ボルトB3をバスバの穴に挿し込む。そして、ボルトB3を回路基板31の裏面36b側に配置されたナットN3に対してねじ込む。締結により、バスバが回路基板31に電気的に接続される。
要するに、樹脂ケースは、上部ケース32と下部ケース33とを有する。つまり、樹脂ケースは、上下に分離する構成である。下部ケース33に回路基板31を取り付ける。一方、上部ケース32には入出力回路34を構成するいくつかのバスバが埋め込まれる。そして、上部ケース32を下部ケース33に組み付けることで、バスバを回路基板31に接続することができる。従って、インバータ回路を形成できる。つまり、インバータユニット30は、回路基板31をユニット化することにより、機械的要素と電気的要素とが一体化されたシステムの組み立て性を向上させることができる。つまり、インバータユニット30は、インサート工法により量産性を向上させることができる。
インバータユニット30は、一個のユニットとして成り立っている。つまり、インバータユニット30は、機械的なインターフェースと、電気的なインターフェースと、を有する。インバータユニット30は、これらのインターフェースを介して、電動コンプレッサ1を構成する部品と接続されて、その機能を発揮する。機械的なインターフェースとは、インバータユニット30をモータハウジング8に固定するための後述するボス51である。電気的なインターフェースとは、後述する第1入力バスバ54、第2入力バスバ56、出力バスバ58である。従って、各インターフェースを介した結合および接続が確保されることにより、インバータユニット30は、電動コンプレッサ1の構成部品としての機能を発揮する。従って、インバータユニット30は、モータハウジング8への組立性を向上することができる。
図10に示されるように、インバータユニット30は、止水性を有する。つまり、ユニット化されたインバータユニット30をモータハウジング8に取り付ける際に、シーリング部材を挟み込むといった止水性を確保するための作業を要しない。つまり、インバータユニット30は、止水性を有するので機械的な結合および電気的な接続を考慮すればよい。機械的な結合とは、例えば、インバータユニット30とモータハウジング8との結合である。電気的な結合とは、例えば、第1入力バスバ54、第2入力バスバ56、出力バスバ58と回路基板31との結合である。
インバータユニット30の止水性とは、上部カバー49と、上部ケース32と、下部ケース33と、回路基板31と、により囲まれた閉鎖空間(収容スペースS)への液体(例えば雨水)の浸入を抑制する能力である。インバータユニット30において、閉鎖空間への液体の浸入経路は、各部品の接続部である。各部品の接続部は、例えば、上部カバー49と上部ケース32との接続部、下部ケース33と回路基板31との接続部、および、上部ケース32と下部ケース33との接続部を含む。インバータユニット30は、これら全ての接続部に対応するシーリング部材を配置する。
上部カバー49と上部ケース32との接続部には、上側シーリング部材40を配置する。上側シーリング部材40は、上部ケース32の枠体上面44cに設けられた第3シーリング配置溝45に嵌め込まれる。下部ケース33と回路基板31との接続部には、内側シーリング部材63を配置する。この配置によれば、内側シーリング部材63は、暴露開口59を囲む。従って、内側シーリング部材63は、アルミ基板36の裏面36bと下部ケース内面33aとの間からの液体の浸入を抑制する。上部ケース32と下部ケース33との接続部には、外側シーリング部材64を配置する。この配置によれば、外側シーリング部材64は、回路基板31を囲む。従って、外側シーリング部材64は、上部ケース32の枠体下面44dと下部ケース内面33aとの間からの液体の浸入を抑制する。
インバータユニット30とモータハウジング8との間には、止水構造を設けてもよいし、設けなくともよい。止水構造を設けない場合には、インバータユニット30とモータハウジング8との間から水が浸入することがあり得る。しかし、この場合であっても水は、インバータユニット30の内部へ移動しない。浸入した水は、例えば、モータハウジング8に設けられた水抜き穴71から外部へ排出される。
要するに、インバータユニット30は、回路基板31と下部ケース33との間にシーリング部材を設けることにより、樹脂ケースの内部への水及び空気の浸入を防ぐ。回路基板31は、下部ケース33にネジによって固定されていない。つまり、上部ケース32に設けられたリブ構造46は、表面31aにおける非実装領域を押し付ける。この押し付けにより、下部ケース33と回路基板31との間の内側に配置された内側シーリング部材63がつぶれる。その結果、つぶされた内側シーリング部材63は、止水性を発揮する。従って、インバータユニット30は、ケース内部への水及び空気の浸入の虞を低減する。その結果、インバータユニット30は、回路基板31の信頼性を高めることができる。
以上、本開示の実施形態について説明したが、上記実施形態に限定されることなく様々な形態で実施してよい。
1 電動コンプレッサ
2 ハウジング
3 回転軸
3a 先端部
4 コンプレッサインペラ
6 ロータ部
7 ステータ部
8 モータハウジング(筐体)
9 ベースハウジング
11 コンプレッサハウジング
12 吸入口
13 スクロール部
14 吐出口
15 軸端ナット
16 軸受
17 周壁
18 第1外壁
19 第2外壁
21 インバータ収容部
22 ヒートシンク
22a 熱接続面
23 冷却水路
30 インバータユニット
31 回路基板
31a 表面
32 上部ケース(第2のケース部)
33 下部ケース(第1のケース部)
33a 下部ケース内面(表面)
33b 下部ケース外面(裏面)
34 入出力回路
36 アルミ基板
36a 表面
36b 裏面
36h 穴
36e 伝熱部
36f 接続部
36g 絶縁部
37 パワーデバイス
38 コンデンサ
39 金属板
40 上側シーリング部材
41 絶縁膜
42 制御基板
43 電流センサ
44 枠体
44a 第1壁部
44b 第2壁部
44c 枠体上面(表面)
44d 枠体下面(裏面)
44e 下側開口(開口部)
45 第3シーリング配置溝
46 リブ構造
48 コネクタ
49 上部カバー
51 ボス
51h 穴
52 主リブ
52a 下端面
53 従リブ
53a 下端面
54 第1入力バスバ
54h 穴
56 第2入力バスバ
56h 穴
57 スペーサ
58 出力バスバ
58h 穴
59 暴露開口(開口部)
61 第1シーリング配置溝
62 第2シーリング配置溝
63 内側シーリング部材(第1のシール部材)
64 外側シーリング部材(第2のシール部材)
66 ナット配置穴
71 水抜き穴
101 グリス
300 インバータユニット
A 回転軸線
B1 ボルト
B2 ボルト
B3 ボルト
H1 ネジ穴
N3 ナット
S 収容スペース
SA 暴露領域(放熱部)

Claims (4)

  1. 表面にインバータ回路が設けられ、裏面に放熱部が設けられた回路基板と、
    前記放熱部を露出させる開口部が設けられ、前記放熱部の周囲を支持する第1のケース部と、
    前記回路基板の表面に押し当てられ、前記回路基板を前記第1のケース部側に向けて押圧するリブ構造が設けられると共に、前記第1のケース部が取り付けられる第2のケース部と、を備え、
    前記回路基板は、前記第1のケース部と前記第2のケース部とに挟まれる、インバータ装置。
  2. 前記回路基板の裏面と、前記第1のケース部の表面との間に挟み込まれた第1のシール部材と、
    前記第1のケース部の表面と前記第2のケース部の裏面との間に挟み込まれた第2のシール部材と、をさらに備える、請求項1に記載のインバータ装置。
  3. 前記第2のケース部の裏面には、前記第1のケース部が取り付けられると共に、開口部が設けられ、
    前記第2のケース部は、前記回路基板に対して電気的に接続されるバスバを有し、
    前記バスバは、前記回路基板の表面に押し当てられる、請求項1又は2に記載のインバータ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のインバータ装置と、
    前記インバータ装置を収容するインバータ収容部を有する筐体と、を備え、
    前記インバータ収容部は、前記インバータ装置における前記回路基板の前記放熱部が熱的に接続されるヒートシンクを含む、電動コンプレッサ。
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