JP5303042B2 - アンテナ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、アンテナ装置に関し、特に、車両用アンテナ装置でAM放送及びFM放送が受信可能な低背型アンテナ装置に好ましく適用される技術に関するものである。
現在、車両には種々のアンテナ装置が搭載されるが、そのようなアンテナ装置として、例えばAM放送及びFM放送が受信可能なAM/FMラジオ用アンテナがあり、AM/FMラジオ用アンテナとしては、一般的にロッドアンテナが使用される。ロッドアンテナは、螺線形状の導体からなるエレメント(ヘリカルエレメント)をカバーで被覆したエレメント部とエレメント部を取り付けるためのベース部からなる。
このロッドアンテナは、車体に取り付けた際に、エレメント部が車体から大きく突出するため、車両の美観やデザインを損ね、車庫入れや洗車時に破損するおそれがあり、また車外に露出して取り付けられるためエレメント部が盗難に遭うおそれもある。
このような問題から、アンテナ装置全体の高さをロッドアンテナより低くするとともに、エレメントをアンテナケースに収容して車外への露出から守り、アンテナ装着後の車両全体のデザインを考慮してアンテナケースをフカヒレ形状(シャークフィン形状)で構成した低背型のアンテナ装置が提案されている。このような低背型のアンテナ装置は、法規制等との兼ね合いから、高さが70mm以下で、長手方向の長さが200mm前後であるものが多い。
しかし、該アンテナ装置には、70mm以下の低姿勢とすることによるアンテナの導体損失(エレメント長の短縮)の影響で放射効率が低下しやすくなり、感度劣化の原因となるという問題がある。例えば特許文献1には、この問題を解決することを目的としたアンテナ装置が開示されている。特許文献1で開示されたアンテナ装置は、アンテナパターンを形成し、アンテナパターンと給電点の間にアンテナインダクタンス補正を行うコイルを設けたアンテナ基板をベース部に立設するとともに、アンテナ基板を跨ぐようにアンテナ基板の上端にハット形状のトップ部を配置している。
特開2010−21856号公報
特許文献1で開示されたアンテナ装置には2つの問題がある。第1の問題は、既存の上記ロッドアンテナ(高さ180mm)に比べてアンテナ利得が低いという点である。そして、第2の問題は、コイルはインダクタンスの補正を行うのみでアンテナの役割を果たしておらず、また、ハット形状のトップ部がアンテナパターンを覆う構造をとっているため、実質的には当該トップ部のみが電波放射をしてアンテナとして機能していると考えられ、アンテナ効率が良くないという点である。
そこで、本発明は、上述した事情に鑑みて、エレメントの収容スペースが限られた低背型のアンテナ装置において、限られたスペース内でエレメント全体を効率良くアンテナとして機能させることができ、アンテナ特性を向上させることができるようにすることを目的とする。
上述した本発明の目的を達成するために、本発明による低背型の車両用のアンテナ装置は、車両に固定されるベース部と、ベース部に支持され、ベース部に近い側の第1ヘリカル部と、ベース部から遠い側の第2ヘリカル部とを具備するアンテナ部であって、第2ヘリカル部が第1ヘリカル部より単位長さ当たりの表面積が大きくなるように構成される、アンテナ部と、を具備するものである。
ここで、アンテナ部は、螺線軸を通り軸方向と垂直な長手方向の長さが軸方向の高さより大きい部位を有するものであれば良い。
また、第1ヘリカル部は、アンテナ部を2波対応アンテナとした場合における高周波帯の共振周波数に調整されるものであれば良い。
また、第2ヘリカル部は、螺旋軸を通り軸方向と垂直な方向から見て、第1ヘリカル部を覆わないように配置されれば良い。
また、第2ヘリカル部は、螺旋軸の軸方向と垂直な短辺方向から見た横幅が、第1ヘリカル部の横幅と同等以下であれば良い。
また、第2ヘリカル部は、その一部が螺旋軸方向から見てベース部の長手方向の端部側に突出して配置されても良い。
また、第1ヘリカル部は、ベース部に支持され基板面が対向するように配置される2枚の基板の少なくとも対向面と反対の面に形成される線状のアンテナパターンを含んで構成されても良い。
また、第2ヘリカル部は、2枚の基板の少なくとも対向面と反対の面で、ベース部側と反対側の端部を含む所定領域に形成されるアンテナパターンを含んで構成されても良い。
また、第2ヘリカル部は、一枚板を折り曲げて形成される導電性部材で構成されても良い。
また、第1ヘリカル部は、フィルム状の基材上に形成される線状のアンテナパターン、ワイヤ状の導電性部材、打ち抜き形成される板状の導電性部材、又は、ベース部に支持され基板面が対向するように配置される2枚の基板の少なくとも対向面と反対の面に形成される線状のアンテナパターンの何れかで構成されても良い。
また、第2ヘリカル部は、複数の巻段に巻回されても良い。
また、第2ヘリカル部は、第1ヘリカル部から遠い側の巻段が、第1ヘリカル部に近い側の巻段よりも螺旋軸方向から見てベース部の長手方向の一方の端部側に、より突出して配置されても良い。
また、アンテナ部は、さらに、第2ヘリカル部の先端に接続され、螺旋軸の軸方向と垂直な短辺方向から見て第2ヘリカル部の頂端部に沿って配置されるアンテナエレメントを具備するものであっても良い。
また、ベース部は、樹脂からなるものであっても良い。
本発明によれば、エレメントの収容スペースが限られた低背型のアンテナ装置において、限られたスペース内でエレメント全体を効率良くアンテナとして機能させることができ、アンテナ特性を向上させることが可能となる。
本発明の第1の実施形態(第1の実施例)に係るアンテナ装置の構成を示した図(斜視図)である。 本発明の第1の実施形態(第1の実施例)に係るアンテナ装置の構成を示した(側面図・上面図・正面図)である。 本発明の第1の実施形態(第1の実施例)に係るアンテナ装置と従来のアンテナ装置のアンテナ特性(FM・水平偏波)を示した図である。 本発明の第1の実施形態(第1の実施例)に係るアンテナ装置と従来のアンテナ装置のアンテナ特性(FM・垂直偏波)を示した図である。 本発明の第1の実施形態(第1の実施例)に係るアンテナ装置と従来のアンテナ装置のアンテナ特性(AM)を示した図である。 本発明の第1の実施形態(第1の実施例)に係るアンテナ装置と従来のアンテナ装置のアンテナ特性(AM)を示した図である。 本発明の第1の実施形態(第1の実施例)に係るアンテナ装置の要部構成(第1ヘリカル部及び第2ヘリカル部の構成)を示した図である。 本発明の第1の実施形態(第1の実施例)に係るアンテナ装置のアンテナ特性(FM・水平垂直偏波・TLの電流向きによる利得変化)を示した図である。 本発明の第1の実施形態(第1の実施例)に係るアンテナ装置のアンテナ特性(FM・水平垂直偏波・ヘリカル線路形状による利得変化)を示した図である。 本発明の第1の実施形態(第1の実施例)に係るアンテナ装置のアンテナ特性(FM・水平垂直偏波・TLの有無による利得変化)を示した図である。 本発明の第1の実施形態(第2の実施例)に係るアンテナ装置の構成を示した(側面図)である。 本発明の第1の実施形態(第2の実施例)に係るアンテナ装置のアンテナ特性(FM・水平垂直偏波・ヘリカル線路部疎密による利得変化)を示した図である。 本発明の第1の実施形態(第3の実施例)に係るアンテナ装置の構成を示した(上面図)である。 本発明の第1の実施形態(第3の実施例)に係るアンテナ装置のアンテナ特性(FM・水平偏波・PCB間の間隔による利得変化)を示した図である。 本発明の第1の実施形態(第3の実施例)に係るアンテナ装置のアンテナ特性(FM・垂直偏波・PCB間の間隔による利得変化)を示した図である。 本発明の第1の実施形態(第4の実施例)に係るアンテナ装置の構成を示した(側面図)である。 本発明の第1の実施形態(第4の実施例)に係るアンテナ装置のアンテナ特性(FM・水平偏波・ヘリカル線路部の高さ変化による利得変化)を示した図である。 本発明の第1の実施形態(第4の実施例)に係るアンテナ装置のアンテナ特性(FM・垂直偏波・ヘリカル線路部の高さ変化による利得変化)を示した図である。 本発明の第1の実施形態(第5の実施例)に係るアンテナ装置の構成を示した(斜視図)である。 本発明の第1の実施形態(第5の実施例)に係るアンテナ装置のアンテナ特性(FM・水平垂直偏波・LNA用GNDパターン有無による利得変化)を示した図である。 本発明の第1の実施形態(第6の実施例)に係るアンテナ装置の構成を示した(正面図)である。 本発明の第1の実施形態(第6の実施例)に係るアンテナ装置のアンテナ特性(FM・水平偏波・TLの傾き具合の変化による利得変化)を示した図である。 本発明の第1の実施形態(第6の実施例)に係るアンテナ装置のアンテナ特性(FM・垂直偏波・TLの傾き具合の変化による利得変化)を示した図である。 本発明の第1の実施形態(第7の実施例)に係るアンテナ装置の構成を示した(側面図)である。 本発明の第1の実施形態(第7の実施例)に係るアンテナ装置のアンテナ特性(FM・水平偏波・TL後方飛び出しによる利得変化)を示した図である。 本発明の第1の実施形態(第7の実施例)に係るアンテナ装置のアンテナ特性(FM・垂直偏波・TL後方飛び出しによる利得変化)を示した図である。 本発明の第2の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示した(斜視図)である。 本発明の第3の実施形態(第1の実施例)に係るアンテナ装置の構成を示した(斜視図・正面図)である。 本発明の第3の実施形態(第2の実施例)に係るアンテナ装置の構成を示した(斜視図・正面図)である。 本発明の第3の実施形態(第3の実施例)に係るアンテナ装置の構成を示した(斜視図・正面図)である。 本発明の第5の実施形態(第1の実施例)に係るアンテナ装置の構成を示した(側面図)である。 本発明の第5の実施形態(第2の実施例)に係るアンテナ装置の構成を示した(側面図)である。 本発明の第6の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示した(斜視図)である。
本発明は、低背型のアンテナ装置において、限られた収容スペース内でエレメント全体をいかに効率良くアンテナとして機能させるかという観点から導き出されたものである。そして、本発明では、電波の放射や受け取りを行うエレメントを表面積の異なる2つのパート(第1ヘリカル部、第2ヘリカル部)で構成するとともに、上方に位置する第2ヘリカル部の下端が下方に位置する第1ヘリカル部の上端にかからないように、エレメント全体を横長な(螺線軸の軸方向の高さが該軸と垂直な方向の長さより小さい)螺線形状で形成する(横長なヘリカルエレメントとする)。即ち、第2ヘリカル部が、螺旋軸を通り軸方向と垂直な方向から見て、第1ヘリカル部を覆わないように配置される。また、第1ヘリカル部に共振周波数の調整機能を持たせ、第2ヘリカル部に静電容量の付加機能を持たせる。以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[実施形態1]
本発明の第1の実施形態は、立設した2枚の基板にアンテナパターンを形成することで横長な螺線形状のエレメント(第1ヘリカル部、第2ヘリカル部)を実現するものである。本実施形態のアンテナ部は、金属系の導電性物質(例えば銅等)をエッチング等してアンテナパターンを形成し、各基板上のアンテナパターンを導電性部材(例えばワイヤ等)で接続することで行う。このため、本実施形態では、本発明が適用されるヘリカルエレメント(横長な螺線形状のエレメント)を製造するのに手間がかからず短時間で済み、また性能にぶれの少ない一定品質のアンテナ装置が得られ、さらに狙いのアンテナ特性とするための微調整を容易に行うことができる。また、以下の図示例では、第2ヘリカル部の横方向(螺線軸と垂直な長手方向)の長さ、即ち、螺旋軸の軸方向と垂直な短辺方向から見た第2ヘリカル部の横幅が、第1ヘリカル部の横幅と同じかそれより短くなるように構成している(トップロード部分が他の部分より大きい一般的なトップロード型とは逆の形状)。即ち、下側に配置される第1ヘリカル部のほうが太く、上側に配置される第2ヘリカル部のほうが細く構成されている。しかしながら、本発明はこれに限定されず、アンテナ部の収容スペースによっては、第1ヘリカル部のほうが細く、第2ヘリカル部のほうが太く構成されても良い。以下、本実施形態のより具体的な例について実施例として述べる。
<実施例1>
本実施形態の第1の実施例としてのアンテナ装置は、電波の放射及び受け取りを行うアンテナ部とこれを支持するベース部を備え、2枚の基板がベース部上に所定の間隔をもって略平行に立設される。そして、基板上に線路状のアンテナパターンを直線で形成し各パターンを接続して第1ヘリカル部とし、第1ヘリカル部の上方でベース部側と逆の端部を含む所定領域にべた状のアンテナパターンを形成し各パターンを接続して第2ヘリカル部としている。
図1は本実施例のアンテナ装置の構成を示した斜視図、図2は本実施例のアンテナ装置の構成を示した側面図、上面図、正面図である。本実施例のアンテナ装置100は、アンテナカバー110、アンテナカバー110により被せられ車体上に取り付けられるベース部120、ベース部120上に立設された基板上に形成されたアンテナ部130を有する。
アンテナケース110は、電波透過性の合成樹脂で構成され、先述したようなフカヒレ形状、即ちベース部120と対向する下端部から反対側の上端部にかけて幅狭で細くなる外形形状となっている。また、アンテナケース110内には、ベース部120上に立設された基板を収納できる空間が形成されている。
ベース部120は、アンテナケース110との対向面において、パッチアンテナ設置用スペース121、アンプ基板収納スペース122を有する。パッチアンテナ設置用スペース121は、例えば欧米向け製品において通常搭載されるGPS(Global Positioning System)用パッチアンテナやSDARS(Satellite Digital Audio Radio Service)用パッチアンテナ等を設置するための空間である。パッチアンテナ設置用スペース121とアンプ基板収納スペース122の間及びアンプ基板収納スペース122の後方の領域には、2枚の基板150が立った状態で配置されるように、各基板を挟み込んで支持する支持部がそれぞれ設けられている。
ベース部120は、車体との対向面において、車体上の取り付け部と嵌合しアンテナ装置100を固定するためのアンテナ取り付け部126を有する。また、ベース部120における車両との対向面の外縁及びアンテナ取り付け部126周囲には、ゴム製あるいはエラストマ製の柔軟な防水用ベースパッドが嵌着されており(図1及び2はベースパッドが嵌着された状態を表している)、車両に水密に取り付けることができるように構成されている。また、ベース部は、一般的にはグラウンドとなるように導電性の金属等で構成されるが、例えば車両ルーフや回路基板のベタ状部等で十分なグラウンド特性が得られる場合には、ベース部は樹脂からなる樹脂ベースで構成されても良い。
アンテナ部130は、線路状パターン131、べた状パターン132、ワイヤ133を有して構成される。線路状パターン131は、金属系の導電性物質(例えば銅等)をエッチングして基板150上(基板同士が対向する面とは反対の面の上)に形成した線路状のアンテナパターンである。べた状パターン132は、同様に基板150上に形成したべた状のアンテナパターンで、単位長さ当たりの表面積(電波放射するための空気に触れる部分の面積)が線路状パターン131より大きく構成される。べた状パターン132は、基板150上の上端部(ベース部120側と逆の端部)に形成され、線路状パターン131は、基板150上の下方(ベース部120側)で、その上端がべた状パターン132の下端にかからない位置に形成される。
なお、基板上へのアンテナパターン形成は、上述した銅エッチングのほか、種々の方法で行うことができる。また、上記では、第2ヘリカル部の構成例としてべた状パターン132を示したが、基板上に所定領域のアンテナパターンを形成する(単位長さ当たりの表面積が大きくなる)ものであれば、格子状のような密度の多い模様からなるパターンでも良い。
基板150上において、線路状パターン131の両端部及びべた状パターン132の両端部の位置には各パターンをワイヤ133で接続するための接続部(スルーホール)が形成され、一方の基板のスルーホールと他方の基板のスルーホールとがワイヤ133で接続されている。また、線路状パターン131の下端(ベース部側の端部)は、アンプ部140と接続されている。両基板の略対向する位置に形成されたスルーホールをワイヤ133で接続し、線路状パターン131及びワイヤ133により螺線形状の第1ヘリカル部が形成される。また、べた状パターンの後端部(アンプ基板収納スペース122側の端部)の位置にスルーホールが形成されており、該スルーホールがワイヤ133で接続され、べた状パターン132及びワイヤ133により螺線形状の第2ヘリカル部が形成される。
また、線路状パターン131の先端(螺線形状の最も先頭の端部)のスルーホールは、同じ基板上のべた状パターン132のスルーホールではなく、対向する基板上に設けられたべた状パターン132のスルーホールと接続される。このため、第1ヘリカル部と第2ヘリカル部とが全体として螺線形状を維持しながらワイヤ133で接続され、対向する2枚の基板上に形成されたアンテナパターン(線路状パターン131、べた状パターン部132)と該パターン同士を接続するワイヤ133により、全体として横長な螺線形状のエレメントが構成される。
線路状パターン131とワイヤ133(各線路状パターンを接続するワイヤ)とで構成された第1ヘリカル部は、電波放射のほか周波数調整を行う。つまり、アンテナ部130をFM波帯で共振させる共振周波数に調整する機能を持ち、該機能によりFM受信性能が向上する。また、べた状パターン132とワイヤ133(2つのべた状パターンを接続するワイヤ)とで構成された第2ヘリカル部は、電波放射のほか静電容量を稼ぐ働きがある。即ち、アンテナ部130に対して所定以上の静電容量を付加する機能を持ち、該機能によりAM受信性能や、FMの水平偏波に対する受信性能の向上に寄与している。
図3から6に、本発明が適用されるアンテナ装置と従来(例えば特許文献1)のアンテナ装置のアンテナ特性を比較した図を示す。図3はFM−Passive性能(水平偏波)を、図4はFM−Passive性能(垂直偏波)を、図5はAMアンテナ特性(受信レベル)を、図6はAM聴感評価をそれぞれ表す。FM−Passive性能は、図3及び4に示すように、本発明のアンテナ装置の方が良好である。また、AMアンテナ特性(受信レベル)は、図5に示すように、双方のアンテナ装置で略同等だが、AM聴感評価は、図6に示すように、本発明のアンテナ装置の方が良好な結果(ノイズフロアが低く、聴感上優位性あり)が得られる。
従来のアンテナ装置は、コイルによりインダクタンスの補正を行い、ハット形状のトップ部のみが実質的に電波放射をしてアンテナとして機能しているため、アンテナ効率が良くない。これに対して、本発明が適用されるアンテナ装置は、上述したように、対向する基板上に形成された2種類のアンテナパターン(線路状パターン131及びべた状パターン132)と各パターンを接続するワイヤにより、全体として螺線形状をなすエレメント(ヘリカルエレメント)を構成する。そして、線路状パターン131で構成される第1ヘリカル部に、アンテナ部130をFM波帯で共振させる周波数調整機能を持たせ、べた状パターン132で構成される第2ヘリカル部に、アンテナ部130に対して所定以上の静電容量を付加する機能を持たせるとともに、両ヘリカル部に電波放射する機能を持たせるため、従来のアンテナ装置と比較して、アンテナ部全体をアンテナとして活用しており、アンテナ効率が高い。このような事情、即ち、アンテナ部全体がヘリカルエレメントを構成すること、そのヘリカルエレメントが放射機能のほか、周波数調整機能(第1ヘリカル部)及び静電容量付加機能(第2ヘリカル部)を有していることが、図3から6に示すようなアンテナ特性の良好な結果に寄与していると思われる。
本実施例では、上述したように、第1ヘリカル部の先端のスルーホールと、該接続部が形成された基板とは別の基板に形成された第2ヘリカル部のスルーホールとを導線で接続している。即ち、図7(a)に示すように、接続後に通電したとき、第1ヘリカル部における電流の向きと第2ヘリカル部における電流の向きはそれぞれ同一基板上で同じ方向となり、アンテナ部全体が大きなヘリカルエレメントを構成することになる。一方、第1ヘリカル部の先端のスルーホールと、該接続部と同一基板上形成された第2ヘリカル部のスルーホールとが導線で接続された場合、図7(b)に示すように、同一基板の第1ヘリカル部及び第2ヘリカル部における電流の向きは逆の方向となり、第1ヘリカル部の部分のみがヘリカルエレメントを構成することになる。
同一基板の第1ヘリカル部及び第2ヘリカル部における電流の向きが同じ方向になるように接続した場合と、逆の方向になるように接続した場合のアンテナ特性を図8に示す。図8において、それぞれの電流向きが同じ方向を「順方向」、逆の向きを「逆方向」、水平偏波を「H」、垂直偏波を「V」で表す。図8からわかるように、水平偏波、垂直偏波ともに、それぞれの電流向きが同じ方向となるように接続した場合が、アンテナ全体の利得が総じて良好である。これは、同一基板の第1ヘリカル部及び第2ヘリカル部における電流の向きが同じ方向になるように接続した場合、アンテナ部全体が大きなヘリカルエレメントを構成し、電流ベクトルの方向性の違いによる相殺がなくなるためと考えられる。
また、本実施例では、上述したように、第1ヘリカル部のアンテナパターンを直線の線路状パターンで基板上に形成している。線路状パターンとしては、直線のほか、波線や曲線等が種々のものが挙げられる。直線で線路状パターンを形成する場合、波線や曲線で形成する場合より、基板上に印刷できるパターン長(線路長)が短く、同じエレメント長でヘリカルを形成しようとすると、より大きく(基板の長手方向の長さを超える長さで)巻く必要がある。例えば、波線や曲線で形成した場合に基板上のスルーホール間を最短距離で導体により接続して第1ヘリカル部を構成できたとしても、直線で形成する場合には、基板上の直線パターンを基板の外側にさらに延長するように、スルーホールから導体を延ばしてもう一方の基板のスルーホールに接続して第1ヘリカル部を構成する必要がある。即ち、波線や曲線等で線路状パターンを基板上に形成する場合、アンテナ全体を小型化できる(体積を小さくできる)といえる(直線で線路状パターンを形成する場合に比べて、長手方向の長さが短くなる)。
第1ヘリカル部のアンテナパターンを直線の線路状パターンで形成した場合と、波線の線路状パターンで形成した場合のアンテナ特性を図9に示す。水平偏波を「H」、垂直偏波を「V」で表すのは図8と同様である。図9からわかるように、水平偏波、垂直偏波ともに、直線の線路状パターンで形成した場合が、アンテナ全体の利得が総じて良好である。これは、直線で線路パターンを形成した場合、線路長が短くなり、波線の場合と比較して体積的に大きくなってしまい(例えば疎巻き(後述の実施例2を参照))、その分利得が良好になるためと考えられる。逆に、波線で線路パターンを形成した場合、体積的に小さくでき小型化に効果的だが、その分利得が犠牲になる。
また、本実施形態では、上述したように、立設した基板上の下方(ベース部側)に線路状パターンを形成して第1ヘリカル部を配置し、その上方で上端部を含む所定領域にべた状パターンを形成して第2ヘリカル部を配置し、第1ヘリカル部及び第2ヘリカル部を大きなヘリカルエレメントとなるようにワイヤで接続してアンテナ部を構成している。アンテナ部全体が大きなヘリカルエレメントとなるようにするには、上記のほか、第1ヘリカル部のみで構成することも可能である。この場合、基板上に線路状パターンを所定の間隔で上端(ベース部と逆側の端部)まで形成すれば良い。
第1ヘリカル部と第2ヘリカル部でアンテナ部を構成した場合と、第1ヘリカル部のみでアンテナ部を構成した場合のアンテナ特性を図10に示す。図10において、第1ヘリカル部と第2ヘリカル部で構成した場合を「TL有り」、第1ヘリカル部のみで構成した場合を「TL無し」、水平偏波を「H」、垂直偏波を「V」で表す。図10からわかるように、水平偏波、垂直偏波ともに、第1ヘリカル部と第2ヘリカル部でアンテナ部を構成した場合が、アンテナ全体の利得が総じて良好である。これは、べた状パターンで形成した第2ヘリカル部があることで放射に比較的大きく寄与する、即ち、強い電流がより高い部分(立設した基板の高い領域)に分布して水平方向への放射が増すためと考えられる。
なお、第1ヘリカル部を構成する線路状パターンについて、太い線で(線路幅を広く)形成することもできるし、細い線で(線路幅を細く)形成することもできる。一般に、エレメントは太いほど共振帯域は広がり、帯域内の平均利得は向上する。このため、アンテナ全体の利得を良好にするには、第1ヘリカル部を構成する線路状パターンをなるべく太い線で(線路幅を広く)形成する方が良いということになる。しかし、パターン間が密になるほど太く形成すれば、電磁結合により磁束が結合し、共振点が高くなって所望の周波数にて共振を得られなくなってしまうため、注意が必要である。
<実施例2>
本実施形態の第2の実施例としてのアンテナ装置は、実施例1と略同様の構成であるが、図11に示すように、第1ヘリカル部を構成する線路状パターンの間隔(パターン同士の間隔)をより広くし、第1ヘリカル部についてより疎巻きの螺線形状を形成するようにしている点が実施例1(図2(a)参照)と異なる。
第1ヘリカル部について、疎巻きの螺線形状を形成するようにした場合と密巻きの螺線形状を形成するようにした場合のアンテナ特性を図12に示す。図12において、水平偏波を「H」、垂直偏波を「V」で表すのは図10と同様である。図12からわかるように、水平偏波、垂直偏波ともに、疎巻きの螺線形状を形成するようにした場合が、アンテナ全体の利得が総じて良好である。これは、密巻きの螺線形状を形成した場合が、インダクタンスは増加するものの、イマジナリー数値が大きくなり共振帯域が狭まるとともに損失が大きくなって、絶対的にアンテナから放射されるエネルギー量が減少してしまうためで、このことから、相対的に疎巻きの場合が密巻きの場合よりアンテナ全体の利得が良好となると考えられる。
<実施例3>
本実施形態の第3の実施例としてのアンテナ装置は、実施例1と略同様の構成であるが、図13に示すように、ベース部に立設した2枚の基板の間隔をより広くし、第1ヘリカル部及び第2ヘリカル部で構成されるアンテナ部についてより大きな巻きの螺線形状を形成するようにしている点が実施例1(図2(b)参照)と異なる。なお、本実施例において、2枚の基板の間隔が各線路状パターンの間隔より広くなるように構成することも可能である。
2枚の基板の間隔について、10mmとした場合、12mmとした場合、そして14.25mmとした場合のアンテナ特性を図14及び15に示す。図14は水平偏波の特性を表し、図15は垂直偏波の特性を表す。図14及び15からわかるように、水平偏波、垂直偏波ともに、2枚の基板の間隔を広くするほど、アンテナ全体の利得が総じて良好である。これは、基板間を広く配置した場合、第1ヘリカル部について疎巻きの螺線形状を形成することが可能となり、実施例2において述べたのと同様の理由により、基板を狭く配置した場合と比較して相対的にアンテナ全体の利得が良好となると考えられる。また、基板間を広く配置することで、それぞれ対向するアンテナパターン(第1ヘリカル部及び第2ヘリカル部)から放射しやすくなり、平均利得が上がると考えられる。
<実施例4>
本実施形態の第4の実施例としてのアンテナ装置は、実施例1と略同様の構成であるが、図16に示すように、第1ヘリカル部をGND(アンプ部140)からより離間させて配置するようにしている点が実施例1(図2(a)参照)と異なる。なお、ここでいうGNDは、大地と等価とみなされるグラウンドベースと同等の役割をするものを意味する(以下、同じ)。
第1ヘリカル部について、ベース部上の設置面から第1ヘリカル部の下端までの高さを15mmとした場合、20mmとした場合、そして25mmとした場合のアンテナ特性を図17及び18に示す。図17は水平偏波の特性を表し、図18は垂直偏波の特性を表す。図17に示すように、水平偏波では特性に差がないように見えるが、図18からわかるように、垂直偏波では、第1ヘリカル部をベース部上の設置面からより高く配置し、GND(アンプ部140)からの距離を離すほど、アンテナ全体の利得が総じて良好である。これは、第1ヘリカル部は第2ヘリカル部側にいくほど電波の放射効率が良く、ベース部側にいくほど電波の放射効率が悪くなるためと考えられる。
<実施例5>
本実施形態の第5の実施例としてのアンテナ装置は、実施例1と略同様の構成であるが、図19に示すように、GND(アンプ部140)を基板上ではなくベース部上に配置するようにしている点が実施例1と異なる。即ち、本実施例では、アンプ部140をアンプ基板収納スペース122上に配置し、基板上にはアンテナパターン(線路状パターン131、べた状パターン132)のみ形成している。
GND(アンプ部140)について、基板の両面(表裏)に配置した場合、基板の片面に配置した場合、そして基板上に配置せずベース部120上に配置した場合のアンテナ特性を図20に示す。基板の両面(表裏)に配置した場合を「表裏GND」、基板の片面に配置した場合を「裏のみGND」、基板上に配置せずベース分上に配置した場合を「GND無し」、水平偏波を「H」、垂直偏波を「V」で表す。図20からわかるように、水平偏波では特性に差がないように見えるが、垂直偏波では、基板上に配置せずベース部上に配置した場合が、アンテナ全体の利得が総じて良好である。これは、GND(アンプ部140)を基板上ではなくベース部上に配置した場合、GND(アンプ部140)に流れる電流と第1ヘリカル部に流れる電流との電流ベクトルの方向性の違いによる相殺がなくなるためと考えられる。
<実施例6>
本実施形態の第6の実施例としてのアンテナ装置は、実施例1と略同様の構成であるが、図21に示すように、2枚の基板を平行ではなく開口気味に(ベース部側が狭く第2ヘリカル部側が広くなるように)配置するようにしている点が実施例1(図2(c)参照)と異なる。本実施例のポイントは、第2ヘリカル部が開口状態(外側に向けて開いた状態)となるように配置されている点である。したがって、上記のほか、第1ヘリカル部が形成される基板を平行に配置し、第2ヘリカル部が形成される基板のみ開口気味に配置するようにしても良い。
第2ヘリカル部が形成される2枚の基板について、閉口気味に(ベース部側が広く第2ヘリカル部側が狭くなるように)配置した場合、これよりさらに閉口気味に配置した場合、平行に配置した場合、そして開口気味に配置した場合のアンテナ特性を図22及び23に示す。図22は水平偏波の特性を、図23は垂直偏波の特性をそれぞれ表し、閉口気味に配置した場合を「(2)」、さらに閉口気味に配置した場合を「(1)」、平行に配置した場合を「(3)」、開口気味に配置した場合を「(4)」で表す。図22及び23からわかるように、水平偏波、垂直偏波ともに、第2ヘリカル部が形成される2枚の基板を開口気味に配置した場合が、アンテナ全体の利得が総じて良好である。これは、実施例1で述べたように第2ヘリカル部は放射に比較的大きく寄与することから、第2ヘリカル部の間隔を広げると、それぞれ対向する第2ヘリカル部からの放射相殺量(エレメントが近接すると対向する電流ベクトルが互いにキャンセルしやすくなり放射相殺量は増える)が減り、有効放射量が増加するため(実施例3と同じ理由)と考えられる。
<実施例7>
本実施形態の第7の実施例としてのアンテナ装置は、実施例1と略同様の構成であるが、図24に示すように、第2ヘリカル部を後方(アンテナ装置を取り付ける向きから見た場合の後方)に延長して突出させている点が実施例1(図2(a)参照)と異なる。即ち、第2ヘリカル部の一部が、螺旋軸方向から見てベース部の長手方向の端部側に突出して配置されている。本実施例のポイントは、「延長して突出」と記載しているように、単に第2ヘリカル部を後方にずらして配置するのではなく、第2ヘリカル部の表面積が大きくなるように形成し、かつ、拡大した領域を後方に配置する点である。しかしながら、本発明はこれに限定されず、第2ヘリカル部の横幅は変えず、第1ヘリカル部に対して単にオフセットするように第2ヘリカル部を後方に突出させて配置しても良い。即ち、本実施例では、第2ヘリカル部は、螺旋軸方向(上方向)から見てベース部120の長手方向の端部側に突出して配置されれば良い。
第2ヘリカル部について、実施例1と同様に配置した場合、実施例1より後方に10mm延長して配置した場合、実施例1より後方に20mm延長して配置した場合、そして実施例1より後方に30mm延長して配置した場合のアンテナ特性を図25及び26に示す。図25は水平偏波の特性を、図26は垂直偏波の特性をそれぞれ表し、図25及び26において実施例1と同様に配置した場合を「0mm」で表す。図25及び26からわかるように、水平偏波、垂直偏波ともに、第2ヘリカル部を大きく拡大して後方に配置するほど、アンテナ全体の利得が総じて良好である。これは、第2ヘリカル部がルーフエッジに近くなり、水平方向への放射が多くなるためと考えられる。また、第2ヘリカル部を後方に延長し後端部にスルーホールを設けてワイヤ133で接続した場合、第2ヘリカル部(第1ヘリカル部との接続点から第2ヘリカル部の先端までの螺線形状上の距離)が長くなり、その分だけ第1ヘリカル部の線路長を短くすることができ、第1ヘリカル部をより疎巻きとすることが可能となる。第1ヘリカル部をより疎巻きとした場合には、実施例2に示すように、アンテナ全体の利得が良好となる。
なお、上述してきた実施例1から7について共通していえることだが、基板両面にそれぞれのアンテナパターン(線路状パターン131、べた状パターン132)を形成するように構成しても良い。このように構成した場合、ワイヤ等の導電性部材を用いて各パターンを接続すること(物理的連結)もできるし、該導電性部材を用いないで接続すること(電磁的結合)もできる。
また、第1ヘリカル部における線路状パターンの両端部や第2ヘリカル部におけるべた状パターンの両端部の領域のみにスルーホールを形成するのではなく、両端部から内側にかけての複数の箇所にスルーホールを設けても良い。このように構成することで、所望の周波数帯域で良好なアンテナ特性が得られるように、ヘリカルアンテナとしてのエレメント長を細かく調整することが可能である。
[実施形態2]
本発明の第2の実施形態は、実施形態1と同様に第1ヘリカル部及び第2ヘリカル部により横長な螺線形状のエレメントを実現するものであるが、第2ヘリカル部を基板上のアンテナパターンではなく、板状の導電性部材(例えば銅版等)により構成する。つまり、基板は第1ヘリカル部の線路状パターンが印刷される領域まであれば良く(第1ヘリカル部の先端から上部は不要)、不要となる分だけ基板コストを削減することが可能である。また、板状の導電性部材を折り曲げて第2ヘリカル部を形成するためその製作は比較的容易で、本発明が適用されるヘリカルエレメント(横長な螺線形状のエレメント)を製造するのに手間がかからず短時間で済むという点では実施形態1と同様である。
図27は、本実施形態のアンテナ装置の構成を示した斜視図である。本実施形態では、基板250上に線路状パターン231が形成され、略コ字状に折り曲げられた板状の導電性部材232が固定部材により固定されて基板250の上端に配置されている。そして、線路状パターン231の両端部領域に設けられたスルーホール(略対向する位置のスルーホール同士)をワイヤ233で接続することで、螺線形状の第1ヘリカル部が構成される。また、板状の導電性部材232は、螺線形状の一部をなす第2ヘリカル部を構成する。そして、第1ヘリカル部の先端(螺線形状の最も先頭の端部)領域に設けられたスルーホールと対向する側の板状の導電性部材232の端部領域に設けられたスルーホールをワイヤ233で接続することで、第1ヘリカル部及び第2ヘリカル部が連続した螺線形状を形成する。即ち、対向する2枚の基板上に形成された線路状パターン231、板状の導電性部材232、これらを接続するワイヤ233により、全体として横長な螺線形状のヘリカルエレメントを構成する。
なお、上述した実施形態1における実施例2から7は、本実施形態においても同様に実施例とすることが可能である。実施例2、4、5は、基板上の線路状パターンの配置及びアンプ部の配置に関するものであり、板状の導電性部材232で構成される第2ヘリカル部を考慮せずに実施することができる。また、実施例3、6は2枚の基板の配置に関するもの、実施例7は第2ヘリカル部に関するもので、板状の導電性部材232で構成される第2ヘリカル部を考慮する必要はあるが、板状の導電性部材の大きさ、長さ、折りの角度等の調整を行うことは比較的容易であり、各実施例にマッチするように板状の導電性部材232の形状を適宜変更するのは比較的負担が軽くて済む。
また、上記では一枚板を加工した導電性部材で第2ヘリカル部を構成したが、他のものを導電性部材に用いることができる(後述する実施形態3、4についても同様)。基材上に所定領域のパターンを導電性物質で形成して第2ヘリカル部を構成しても良い。例えば、第2ヘリカル部は、金属系の導電性物質(例えば銀等)をベースとしたペーストあるいはインクをフィルム上に印刷して形成したべた状(あるいはフラクタルやメアンダといった密度の多い模様)のアンテナパターンであっても良い。また、樹脂やセラミックを屈曲した板状となるように成形し、その上に金属系の導電性物質(例えば銅等)をエッチングしてべた状(あるいは格子状のような密度の多い模様)のアンテナパターンを形成して第2ヘリカル部を構成しても良い。
[実施形態3]
本発明の第3の実施形態は、単位長さ当たりの表面積(電波放射するための空気に触れる部分の面積)の異なる2つの板状の導電性部材により第1ヘリカル部及び第2ヘリカル部を構成し、横長な螺線形状のエレメントを実現するものである。表面積の小さい方の板状の導電性部材により螺線形状の第1ヘリカル部を構成し、表面積の大きい方の板状の導電性部材により第2ヘリカル部を構成する。本実施形態では、横長な螺線形状のヘリカルエレメントの実現に基板を用いず、安価な導電性部材により構成するため、製造コストを大幅に抑制することが可能である。また、後述するように、第1ヘリカル部については、例えば1枚の板から半円形状を複数打ち抜いてこれらを折り返すことで製造することができ、第2ヘリカル部については、例えば板状の導電性部材を折り曲げることで製造することができ、第1ヘリカル部及び第2ヘリカル部の製作は比較的容易といえる。つまり、本発明が適用されるヘリカルエレメント(横長な螺線形状のエレメント)を製造するのに手間がかからず、短時間で済むという点では実施形態1及び2と同様である。
<実施例1>
図28は、本実施形態の第1の実施例としてのアンテナ装置の構成を示した図で、図28(a)は斜視図、図28(b)は正面図を表す。本実施例のアンテナ装置は、電波の放射及び受け取りを行うアンテナ部330とこれを実装するベース部320を備え、アンテナ部300を支持するアンテナ支持部350がベース部320上に設置されている。また、ベース部320における車両取り付け面(アンテナ取り付け部326の設置面)と反対の面には、パッチアンテナ設置用スペース321及びアンプ基板収納スペース322が形成されており、アンプ基板収納スペース322上にアンプ部340が配置されている。これは、実施形態1や2のようにアンプ部の配置スペースを有する基板を用いていないこと、より良好なアンテナ特性を得ることが好ましいことを考慮したためである。
本実施形態では、アンテナ部330は、板金コイル331(表面積の小さい方の板状の導電性部材)、板状の導電性部材332(表面積の大きい方)、導体333から構成される。板金コイル331は、所定幅の板状(帯状)導電性部材がアンテナ支持部350の側面に巻き付くように(該所定幅を有する面が側面と対向する向きで(設置面に対して垂直に立たせて)巻かれて)形成された螺線形状をなし、アンテナ支持部350により支持されている。ここで、所定幅とは、実施形態1や2における各線路状パターン同士の間隔と同程度の間隔をもって螺線形状を形成することができる程度の幅を意味する。板状の導電性部材332は、1枚の板から打ち抜いたものを略コ字状に折り曲げて加工したもので、板金コイル331の上方でアンテナ支持部350の上面(側面と垂直な面でベース部320と反対側の面)に取り付けられ固定されている。導体333は、一般にアンテナエレメントとして用いられるもので、アンプ部340と板金コイル331、板金コイル331と板状の導電性部材332を例えばはんだで接続している。
板金コイル331とこれと接続した導体333により螺線形状の第1ヘリカル部が構成され、板状の導電性部材332により螺線形状の一部をなす第2ヘリカル部が構成され、両ヘリカル部が接続されることで、第1ヘリカル部及び第2ヘリカル部が連続した螺線形状を形成する。即ち、板金コイル331、板状の導電性部材332、これらを接続する導体333により、全体として横長な螺線形状のヘリカルエレメントを構成する。
板金コイル331の製造について補足する。板金コイル331は、1枚の板(導電性部材)を、半円(長円の半分)を交互に180°回転させたものを端部がつながるように連続して配置した繰り返し模様に打ち抜いて、パタパタと折り返して長円の螺線形状をなすようにすることで製作できる。また、複数の半円状打ち抜き部材を積み重ねるように連結して製作しても良い。これらの方法であれば、機械的に螺線形状の帯状エレメントを作ることができ、低コストで量産化が見込め、コスト面での競争力という点でメリットがある。
<実施例2>
図29は、本実施形態の第2の実施例としてのアンテナ装置の構成を示した図で、図29(a)は斜視図、図29(b)は正面図を表す。本実施例のアンテナ装置も、実施例1(図28)と略同様な構成であるが、板金コイル331が設置面に対して水平に寝かせた状態で巻かれて横長の螺線形状を形成している点で実施例1(垂直に立たせた状態で巻かれている)と異なる。つまり、図29(b)に示すように、板金コイル331における所定幅を有する面がアンテナ支持部350の側面と略垂直な向きで該側面の周囲を巻き付くような横長の螺線形状をなしている。
本実施例における水平配置の板金コイルの製造は、確かに、実施例1(垂直配置の板金コイル)の場合と比較して多少容易ではなくなる。しかしながら、所定幅を有する面を水平に寝かせることで、螺線の間隔を所定幅の分だけ広くすることができる。これは、実施形態1や2における線路状パターンの間隔を拡張に相当し、実施例1と比べてアンテナ全体としての利得が向上することになる。
<実施例3>
図30は、本実施形態の第3の実施例としてのアンテナ装置の構成を示した図で、図30(a)は斜視図、図30(b)は正面図を表す。本実施例のアンテナ装置も、実施例1(図28)や2(図29)と略同様な構成であるが、板金コイル331が設置面に対してどのような状態で巻かれているかという点で実施例1及び2と異なる。本実施例は、実施例1と2の折衷的なもので、板金コイル331が設置面に対して斜めに傾斜させた状態で巻かれて横長の螺線形状を形成している。つまり、図30(b)に示すように、板金コイル331における所定幅を有する面がアンテナ支持部350の側面に対して所定の角度傾いた状態で該側面の周囲を巻き付くような横長の螺線形状をなしている。
本実施例における傾斜配置の板金コイルの製造は、実施例1(垂直配置の板金コイル)の方法を利用して行うことができ(折り返しの前に、打ち抜いた繰り返し模様を絞って折り返し後に傾斜がつくようにする工程を加える)、実質的には実施例1の場合と同程度に容易である。さらに、所定幅を有する面を傾斜させることで、実施例2の場合と同様に、螺線の間隔を所定幅の分だけ広くすることができ、実施例1と比べてアンテナ全体としての利得が向上することになる。
なお、本実施形態において、第2ヘリカル部を板状でなく線状の導電性部材を用いて構成することも可能である。線状の導電性部材として例えばワイヤが挙げられ、ワイヤは、一般的に用いられる固いものであっても、例えば電力供給線として用いられるような屈曲性に優れる被覆電線であっても良い(被覆していない電線でも良い)。また、支持部材側面に位置決め用の溝を設けるようにしても良く、このように構成することで、正確かつ迅速な第1ヘリカル部の製作が可能となる。
[実施形態4]
本発明の第4の実施形態は、フィルムアンテナにより第1ヘリカル部を構成するとともに、第1ヘリカル部より単位長さ当たりの表面積(電波放射するための空気に触れる部分の面積)が大きい板状の導電性部材により第2ヘリカル部を構成し、横長な螺線形状のエレメントを実現するものである。本実施形態では、実施形態3と異なり、第1ヘリカル部にフィルムアンテナを用いており、支持部材側面にフィルムアンテナを巻き付けて貼付し第2ヘリカル部と接続することでヘリカルエレメントを製作でき、製造コストの大幅な抑制に加えて、より簡易な製造が可能となる。
第1ヘリカル部は、一般的なフィルムアンテナで構成され、金属系の導電性物質(例えば銀等)をベースとしたペーストあるいはインクをフィルム上に印刷して形成した線路状のアンテナパターンである。1本の螺線形状であっても良いし、複数本の線形状であっても良い。後者の場合、支持部材の例えば前方(図28(a)のパッチアンテナ設置用スペース側)に接続部を設けておき、1本(支持部材の長手方向1周分)のパターンを両端部が該接続部に接続するように貼り付け、これを全ての本数分行うことで螺線形状を形成することができる。また、いずれの場合においても、支持部材側面に位置決め用の溝を設けるようにしても良く、このように構成することで、正確かつ迅速な第1ヘリカル部の製作が可能となる。
なお、上述した実施形態1における実施例2から4、6、7は、実施形態3及び4においても同様に実施例とすることが可能である。実施例2から4は、基板上の線路状パターンの配置に関するものであり、実施形態3では板金コイル331の形状に変更を加えることで、また実施形態4ではフィルムアンテナ(印刷したエレメント部分)の形状に変更を加えることで適用可能である。実施例3については、本実施形態に適用した場合、アンテナ支持部350の形状を大きくし(例えば長手方向に拡張する)、これに対応して板金コイル331の形状あるいはフィルムアンテナの形状を変更するというものになる(基板間隔を広くすることは、これにより巻きの大きい螺線形状を形成することが目的であり、実施形態3において板金コイル331をより大きく巻いて螺線形状を形成することで、また実施形態4においてフィルムアンテナをより大きく巻いて螺線形状を形成することで同様の目的が達成できる)。また、実施例6、7は第2ヘリカル部に関するもので、板状の導電性部材の大きさ、長さ、折りの角度等の調整を行うことで適用可能である。また、これらの調整は比較的容易であり、各実施例にマッチするように板状の導電性部材332の形状を適宜変更するのは比較的負担が軽くて済む。
[実施形態5]
本発明の第5の実施形態は、第2ヘリカル部を複数の巻段に巻回して構成するものである。上述の実施形態は、第2ヘリカル部は1巻きだけ巻回、即ち、1段の巻段だけ巻回したような構成であるが、本実施形態では、第2ヘリカル部を分割し、複数の段数に螺旋状になるように巻回している。これにより、第1ヘリカル部の電気長を短くする一方、ベース部からなるべく遠い第2ヘリカル部において電気長を長くすることが可能となる。この構成によれば、グラウンドとの干渉を低減でき、アンテナ利得を向上させることが可能となる。
<実施例1>
図31は、本実施形態の第1の実施例としてのアンテナ装置の構成を示した側面図である。基本的な構成は実施形態1の実施例1(図2)と略同様な構成であるが、この例では、第2ヘリカル部を構成するべた状パターン132を2段とし、2巻分巻回した構成としている。即ち、第2ヘリカル部が第1ヘリカル部より単位長さ当たりの表面積が大きくなるように構成されたまま、第2ヘリカル部を複数の巻段に巻回している。第2ヘリカル部は、例えば基板150上に形成されるベタ状のパターンにスリットを入れ上下に分割し、ワイヤ133を用いて螺旋状に巻回されるように構成すれば良い。また、実施形態2のような板状の導電性部材を、複数の巻段に巻回されるように折り曲げて構成しても良い。
<実施例2>
図32は、本実施形態の第2の実施例としてのアンテナ装置の構成を示した側面図である。本実施例のアンテナ装置も、実施例1(図31)と略同様な構成であるが、この例では第2ヘリカル部が上段に行くにしたがって後方(アンテナ装置を取り付ける向きから見た場合の後方)に延長して突出させている点が実施例1(図31)と異なる。これにより、実施形態1の実施例7(図24)と同様の作用効果が得られる。
なお、これらの実施例は、上述した実施形態1から4の何れにも適用可能である。
[実施形態6]
本発明の第6の実施形態は、アンテナ部について、第2ヘリカル部の先端にさらにアンテナエレメントを追加し、シャークフィン形状の頂端部分の少ない空間を有効活用したものである。図33は、本実施形態のアンテナ装置の構成を示した斜視図である。基本的な構成は実施形態5と略同様な構成であるが、この例では、アンテナ部130が、さらにアンテナエレメント134を有している点が異なる。アンテナエレメント134は、ベタ状パターン132で構成される第2ヘリカル部の先端に接続されるものである。そして、アンテナエレメント134は、螺旋軸の軸方向と垂直な短辺方向から見て第2ヘリカル部の頂端部に沿って配置される。アンテナエレメント134は、例えば螺旋軸の軸方向と垂直な長手方向から見て螺旋軸を通るように、即ち、長手方向に第2ヘリカル部の中心を横切るように配置されれば良い。しかしながら、これは中心ではなく偏らせて配置されても良い。また、アンテナエレメント134は、板状で且つ板面が側面側を向くように配置されたブレード形状のものを示した。これにより、シャークフィン形状のアンテナカバーの頂端部分の狭い領域に丁度収まるように構成することができる。なお、アンテナエレメント134はブレード形状に限らず、線状素子であっても良い。また、図示例では実施形態5に示されるような複数の巻段に巻回される第2ヘリカル部を示しているが、本発明はこれに限定されず、実施形態1等のような1巻の第2ヘリカル部であっても適用可能である。また、この実施形態6で説明されるアンテナエレメントは、上述した実施形態1から5の何れにも適用可能である。
上述してきた実施形態及び実施例は、あくまでも本発明の好適な実施の一例であり、上記の実施形態や実施例のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
100 アンテナ装置
110 アンテナカバー
120,220,320 ベース部
121,221,321 パッチアンテナ設置用スペース
122,222,322 アンプ基板収納スペース
126,326 アンテナ取り付け部
130,230,330 アンテナ部
131,231 線路状パターン
132 べた状パターン
133,233 ワイヤ
134 アンテナエレメント
140,340 アンプ部
150,250 基板
160,260 同軸ケーブル
232,332 板状の導電性部材
331 板金コイル
350 アンテナ支持部

Claims (14)

  1. 低背型の車両用のアンテナ装置であって、該アンテナ装置は、
    車両に固定されるベース部と、
    前記ベース部に支持され、ベース部に近い側の第1ヘリカル部と、ベース部から遠い側の第2ヘリカル部とを具備するアンテナ部であって、第2ヘリカル部が第1ヘリカル部より単位長さ当たりの表面積が大きくなるように構成される、アンテナ部と、
    を具備することを特徴とするアンテナ装置。
  2. 請求項1に記載のアンテナ装置において、前記アンテナ部は、螺線軸を通り軸方向と垂直な長手方向の長さが軸方向の高さより大きい部位を有することを特徴とするアンテナ装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のアンテナ装置において、前記第1ヘリカル部は、アンテナ部を2波対応アンテナとした場合における高周波帯の共振周波数に調整されることを特徴とするアンテナ装置。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れかに記載のアンテナ装置において、前記第2ヘリカル部は、螺旋軸を通り軸方向と垂直な方向から見て、第1ヘリカル部を覆わないように配置されることを特徴とするアンテナ装置。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れかに記載のアンテナ装置において、前記第2ヘリカル部は、螺旋軸の軸方向と垂直な短辺方向から見た横幅が、第1ヘリカル部の横幅と同等以下であることを特徴とするアンテナ装置。
  6. 請求項1乃至請求項5の何れかに記載のアンテナ装置において、前記第2ヘリカル部は、その一部が螺旋軸方向から見てベース部の長手方向の端部側に突出して配置されることを特徴とするアンテナ装置。
  7. 請求項1乃至請求項6の何れかに記載のアンテナ装置において、前記第1ヘリカル部は、ベース部に支持され基板面が対向するように配置される2枚の基板の少なくとも対向面と反対の面に形成される線状のアンテナパターンを含んで構成されることを特徴とするアンテナ装置。
  8. 請求項7に記載のアンテナ装置において、前記第2ヘリカル部は、2枚の基板の少なくとも対向面と反対の面で、ベース部側と反対側の端部を含む所定領域に形成されるアンテナパターンを含んで構成されることを特徴とするアンテナ装置。
  9. 請求項1乃至請求項6の何れかに記載のアンテナ装置において、前記第2ヘリカル部は、一枚板を折り曲げて形成される導電性部材で構成されることを特徴とするアンテナ装置。
  10. 請求項9に記載のアンテナ装置において、前記第1ヘリカル部は、フィルム状の基材上に形成される線状のアンテナパターン、ワイヤ状の導電性部材、打ち抜き形成される板状の導電性部材、又は、ベース部に支持され基板面が対向するように配置される2枚の基板の少なくとも対向面と反対の面に形成される線状のアンテナパターンの何れかで構成されることを特徴とするアンテナ装置。
  11. 請求項1乃至請求項10の何れかに記載のアンテナ装置において、前記第2ヘリカル部は、複数の巻段に巻回されることを特徴とするアンテナ装置。
  12. 請求項11に記載のアンテナ装置において、前記第2ヘリカル部は、第1ヘリカル部から遠い側の巻段が、第1ヘリカル部に近い側の巻段よりも螺旋軸方向から見てベース部の長手方向の一方の端部側に、より突出して配置されることを特徴とするアンテナ装置。
  13. 請求項1乃至請求項12の何れかに記載のアンテナ装置において、前記アンテナ部は、さらに、第2ヘリカル部の先端に接続され、螺旋軸の軸方向と垂直な短辺方向から見て第2ヘリカル部の頂端部に沿って配置されるアンテナエレメントを具備することを特徴とするアンテナ装置。
  14. 請求項1乃至請求項13の何れかに記載のアンテナ装置において、前記ベース部は、樹脂からなることを特徴とするアンテナ装置。
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