JP6789147B2 - 車両用アンテナ - Google Patents

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Description

本発明は車両用アンテナに関し、特に車両の樹脂製の屋根(以下、これを樹脂ルーフという。)に設置する車両用アンテナの取付構造に関する。
従来の車両用アンテナにおいて、板金製のルーフ上に設けられた短ポールアンテナが公知である。ポールアンテナはモノポールアンテナとも呼ばれている。短ポールアンテナでは、ルーフ面が反射板の作用をし、FM放送等の無指向性の受信性能を確保できていた。ルーフ面を反射板として使用しないアンテナとしては、ループアンテナが知られている。
特許文献1には、ルーフに設置される無指向性の車両用アンテナとしてループアンテナが開示されている。
図11は、特許文献1に開示されているアンテナ装置の構成図であり、図12は図11のアンテナ装置の給電切替器の回路図である。
図11及び図12に示すように、ループアンテナ素子100は、複数の給電素子111a、111b、111c、111dと、複数の給電素子111a、111b、111c、111dをスイッチ装置122nにより切り換えて所定のアンテナ素子を選択する給電切替器120と、給電切替器120に接続される同軸ケーブル114とから構成されている。特許文献1に記載のループアンテナによれば、ループアンテナ素子100を、車両の樹脂ルーフの裏面に設け車体構造(金属フレーム)の内周に配置し、放射/受信アンテナ素子とすることで効率の良い電波の放射と受信が可能となることが記載されている。
図13は、樹脂ルーフに設置されダイバーシティ受信等に適用できる車両用のアンテナとして、特許文献2に開示されている二つのループアンテナ210、210を示す図であり、図14はループアンテナ210の構成図である。
図13に示すように、ループアンテナ210は、車両の樹脂ルーフ221に配設可能な車載用のアンテナであり、ダイバーシティ受信等に適用するために二つのループアンテナ210、210が配設されている。
図14に示すように、このループアンテナ210は、給電点付近を下方とする略逆三角形のループ構造を有しており、略逆三角形のループ長を自らの線路長によって調整する短絡スタブ221が、略逆三角形の一つの頂点付近にループ構造に対して直列に挿入されている。これにより、ループ中点の位置と頂点の位置とが略一致し、横方向に流れる電流を有効に放射させることができるので、自動車の前後方向での受信感度の落ち込みを無くすことができることが開示されている。
特開2003−243922号公報 特開2004−96618号公報
しかしながら、特許文献1に記載のアンテナは、樹脂ルーフに設けた複数のループアンテナ100をスイッチ装置122nにより切り換える給電切替器120が新たに必要で、指向性を満足するアンテナを成立させるためにコストが掛かるという課題がある。
また、特許文献2に記載のアンテナは、従来のループアンテナに対し、ダイバーシティ化することを前提に、指向性の改善を試みており、ルーフ搭載の短ポールアンテナと比較すると、指向性を確保するためにコストが掛かるという課題がある。
従来の樹脂製のルーフに設けた短ポールアンテナでは、接地板に相当するものがないため受信性能が確保できないという課題がある。
そこで本発明では、樹脂製のルーフに設置しても板金製のルーフ上に設けられた短ポールアンテナと同等の受信性能が得られる車両用アンテナを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明の車両用アンテナは、車両の樹脂ルーフの表側に配設されて電気長が1/4波長のモノポール部と、樹脂ルーフの裏側においてモノポール部の一端から少なくとも3方向に、好ましくは放射状に配設されて電気長が1/4波長の導体部と、前記樹脂ルーフの表側においてモノポール部の一端が接続されるモノポール接続部と樹脂ルーフの裏側において導体部の一端が接続される基部とからなるアンテナ取付部と、を備え、取付部の基部が車両のボディー部に接地され、導体部の一端を除く全長がボディー部に対して電気的に開放されていることを特徴とする。
上記構成において、導体部は、好ましくは樹脂ルーフの裏側で120度の等間隔で3方向に配設される。
好ましくは、モノポール部及び/又は導体部を短縮するためモノポール部及び/又は導体部にローディングコイルが挿入される。
前記車両に搭載された受信機とモノポール接続部との間を同軸ケーブルで結び、該同軸ケーブルの内部導体が前記モノポール接続部に接続され、外部導体が前記基部に接続される。
本発明の車両用アンテナによれば、樹脂ルーフであっても良好な受信性能を有するポールアンテナを実現することが可能となり、全て板金で構成された車両のルーフと比較して、導体部をほぼ等間隔に放射状に展開してモノポールアンテナの電波の反射板として使用することにより、樹脂製のルーフでも受信感度と無指向性を向上させることができる。
本発明の車両用アンテナの構成を模式的に示す斜視図である。 本発明の車両用アンテナ1の構成例を示す拡大斜視図である。 図2のA−A線に沿った断面図である。 図2において点線で示す箇所Bの透視図である。 実施例1の車両用アンテナを示す平面図である。 実施例1の車両用アンテナの指向性をシミュレーションした結果を示す図である。 比較例の車両用アンテナの指向性をシミュレーションした結果を示す図である。 実施例2の車両用アンテナを示す平面図である。 実施例3の車両用アンテナを示す平面図である。 実施例4の車両用アンテナを示す平面図である。 特許文献1に開示されているアンテナ装置の構成図である。 図11のアンテナ装置の給電切替器の回路図である。 樹脂ルーフに設置され、ダイバーシティ受信等に適用できる車両用のアンテナとして、特許文献2に開示されている二つのループアンテナを示す図である。 図13のループアンテナの構成図である。
以下、本発明の実施形態について図を用いて詳細に説明するが、本発明の範囲は実施形態に限定されることなく適宜変更することができる。特に、図面に記載した各部材の形状、寸法、位置関係などについては概念的な事項を示すに過ぎず、その適用場面に応じて変更することができる。各図において、同一の又は対応する部材等には同一の符号を付している。
図1は、本発明の実施形態に係る車両用アンテナ1の構成を模式的に示す斜視図であり、図2は上記車両用アンテナ1の構成例を示す拡大斜視図である。図3は図2のA−A線に沿った断面図で、車両用アンテナ1を車両20の樹脂ルーフ21に取り付けた取付構造を示す。図4は図2において鎖線で示す箇所Bの透視図である。
図1及び図2に示すように、本発明の実施形態に係る車両用アンテナ1は、車両20の樹脂ルーフ21の表側に配設される電気長が1/4波長のモノポール部2と、樹脂ルーフ21の裏側、例えば裏面においてモノポール部2の一端から少なくとも3方向に、例えば等角度の間隔で放射状に配設されて電気長が1/4波長の導体部3と、樹脂ルーフ21の表側においてモノポール部2の一端が接続されるモノポール接続部24aと樹脂ルーフ21の裏側において導体部3の一端が接続される基部24bとからなるアンテナ取付部24と、を備え、基部24bが、車両20のボディー部に接地され、導体部3の一端を除く全長がボディー部に対して電気的に開放されている。
図示の場合、導体部3は、3つの導体3a、3b、3cからなり、その長さはモノポール部2と同様にFM放送の波長の1/4波長の電気長に設定されている。導体部3は、地線又はカウンターポイズ用導体線とも呼ばれ、モノポール部2に対して接地線、つまりグランドとして作用する。本発明の車両用アンテナ1は、所謂グランドプレーンアンテナと同様に、少なくとも3つの各導体部3a、3b、3cを、好ましくは3方向に放射状に等角度又はほぼ等角度の間隔で配設することにより無指向性のアンテナとして動作する。
モノポール部2は、線、棒及びプリント基板やフレキシブルプリント基板(Flexible Printed Circuit, FPCとも称する。)等に形成された導体パターンからなる、導体で構成される。モノポール部2は、樹脂等の絶縁物で被覆されていてもよい。モノポール部2は、樹脂ルーフ21の表面に垂直又は角度を付けて配設すればよい。
モノポール部2の長さを短縮するためにモノポール部2にローディングコイルを挿入してもよい。上記した線、棒及びプリント基板やFPCからなる導体の途中や端部側にコイルを挿入して、受信するFM放送の波長の1/4波長の長さに調整してもよい。このコイルを、本明細書では、モノポール部用ローディングコイルと呼ぶ。モノポール部用ローディングコイルを挿入することにより、モノポール部2の実際の長さを、電気長である1/4波長の長さよりも短くすることができる。これにより、車両用アンテナ1が小型化される。
受信する電波がFM放送の場合には、日本のFM放送の周波数が約76MHz〜90MHzであるので、1/4波長の長さは、約99cm〜83cmであり、大凡1mとなる。受信する電波が中波(AM)放送の中継を行うFM補完中継局の場合には、その周波数が約90MHz〜約95MHzであるので、1/4波長の長さは、約83cm〜79cmとなる。モノポール部2に、モノポール部用ローディングコイルを挿入することにより、モノポール部2の長さを等価的に電気長である1/4波長にして、例えばモノポール部2の実際の長さを、例えば1mから20cm程度に短縮することができる。
各導体部3a、3b、3cは、線、棒、プリント基板に形成された導体パターンからなる導体で構成される。導体としては、樹脂ルーフ21を補強するために配設されるルーフリインフォースメント(ルーフリインフォース又はR/Fとも称する。)を利用してもよい。各導体部3a、3b、3cとなる導体の形状は直線又は直線を折り曲げた形状とすることができる。
ここで、ローディングコイルは、モノポール部2のみならず導体部3に挿入してもよい。つまり、各導体部3a、3b、3cの線や棒からなる導体の間又は端部にコイルを挿入して、受信するFM放送の波長の1/4波長の長さに調整してもよい。このコイルを、本明細書では、ラジアル用ローディングコイルと呼ぶ。ラジアル用ローディングコイルを挿入することにより、各導体部3a、3b、3cの実際の長さを、電気長である1/4波長の長さよりも短くすることができる。これにより、樹脂ルーフ21の面積が小さい小型の車両20に搭載可能な車両用アンテナ1とすることができる。
図2に示す導体部3は、3つの導体部3a、3b、3cからなり、各導体部3a、3b、3cは隣り合う導体部3a、3b、3cと所定の角度間隔で配設されている。例えば、導体部の数を3本で構成する場合は等角度の120度に設定し得る。導体部3の線数は、4本以上としてもよい。この場合の導体部3の間隔は、例えば90度の等間隔としてもよい。
次に、本発明の実施形態に係る車両用アンテナ1を車両20の樹脂ルーフ21に取り付ける取付構造について、図3を参照して説明する。モノポール部2と各導体部3a、3b、3cは、樹脂ルーフ21に配設されるアンテナ取付部24に接続されている。アンテナ取付部24は、モノポール部2に接続されるモノポール接続部24aと、各導体部3a、3b、3cに接続される基部24bと、モノポール接続部24aと基部24bとを絶縁する絶縁部24cとから構成されている。絶縁部24cは、空気、フッ素樹脂等からなる。
モノポール接続部24aは導体からなり、例えば中空管の形状を有しており、その上部が樹脂ルーフ21の表側に開口し、その下部は樹脂ルーフ21の裏側に突出している。モノポール接続部24aの上部には、例えば棒状のモノポール部2の一端がその上部に挿入されて、樹脂ルーフ21上で固定されている。防水や防塵のため、モノポール接続部24aにモノポール部2の一端が挿入された後、樹脂やゴムからなるシール部28でモノポール部2の下部が被覆されることが望ましい。
基部24bは、導体からなり外周部に螺子山が設けられており、樹脂ルーフ21に設けた車両用アンテナ取り付け用の開口部21aに挿入され、座金26を介してナット27により樹脂ルーフ21に締結される。
図4に示すように、座金26には、各導体部3a、3b、3cが接続され、さらに、座金26と共に基部24bがアースとなるボディー部(図示せず)に接続される。各導体部3a、3b、3cとして、ルーフリインフォースメントを使用することができる。この場合ルーフリインフォースメントは、ボディー部と導通させることにより接地される。ルーフリインフォースメントの一端を座金26に接続した場合、ルーフリインフォースメントの長さを受信するFM放送の波長の1/4波長とし、かつ、ルーフリインフォースメントの基部24bに接続される一端を除く全長がボディー部に対して電気的に開放されている。すなわち、導体部としてのルーフリインフォースメントを電気的に開放又は浮いた状態とし、ルーフリインフォースメントの一端と反対端の他端側は、ボディー部とは絶縁状態とする。
モノポール接続部24aの最下部と基部24bの最下部は、伝送線路を介してFM受信機に接続される。伝送線路としては同軸ケーブル31を用いることができる。これにより、車両20に搭載された受信機とモノポール接続部24aとの間が同軸ケーブル31で結ばれ、同軸ケーブル31の一端における内部導体31aがモノポール接続部24aの最下部に接続され、同軸ケーブル31の外部導体31bが基部24bの最下部に接続される。そして、車両用アンテナ1に接続された同軸ケーブル31の図示しない他端が、インストルメントパネルに配設されたFM受信機に接続される。ここで、車両用アンテナ1と同軸ケーブル31との間にアンプが接続されてもよい。
本発明の車両用アンテナ1によれば、樹脂ルーフ21に設置でき、モノポール部2が1/4波長のアンテナとして、導体部3が反射板として機能し、所謂グランドプレーンアンテナと同様に無指向性の指向特性が得られ、かつ、板金製のルーフ上に設けられた短ポールアンテナと同等の受信感度が実現できる。
本発明の車両用アンテナ1によれば、無指向性が簡単な構造で実現できるので、ダイバーシティとするための複数のアンテナや、複数のアンテナを切り換えるための部品や回路が不要となり、低コストで製造することができる。
さらに、本発明の車両用アンテナ1によれば、板金製のルーフ上ではなく、樹脂ルーフ21に設置することができ、車両20の軽量化を図ることができるので、燃費の改善ができ、環境に配慮することができる。以下に、本発明の車両用アンテナの具体的な実施例を示す。
次に、本発明の車両用アンテナを車両の樹脂ルーフ上に配設する実施例1について説明する。
図5は、実施例1の車両用アンテナ1Aを示す平面図である。図5に示すように、車両用アンテナ1Aは、車両の後方側の樹脂ルーフ21上に配設され、モノポール部2が樹脂ルーフ21の面の垂直方向に配設され、導体部3となる第1〜第3のルーフリインフォースメント3d、3e、3fが等しい角度、つまり120度の角度間隔で樹脂ルーフ21の裏面側に配設されている。
第1のルーフリインフォースメント3dは、樹脂ルーフ21において、車両20の幅方向のほぼ中央で、かつ車両20の前後方向に沿って配設されている。第1のルーフリインフォースメント3dは、受信するFM放送の波長の1/4波長の長さとして約1mの長さを有している。
第1のルーフリインフォースメント3dの一端は、座金26を介して、アンテナ取付部24の基部24bに接続されると共に、基部24b及び座金26がアースとなるボディー部に電気的に接続されるように固定されている。
第1のルーフリインフォースメント3dの他端は、電気的にボディー部に接続されずに、ボディー部に対して浮いた状態とされている。実施例1では、第1のルーフリインフォースメント3dの他端は、樹脂等の接続部材に挿入されて、図示しない別のルーフリインフォースメントや他の補強する部材であるルーフクロスメンバー等に接着剤等により固定される。これにより、第1のルーフリインフォースメント3dの他端は、絶縁物により電気的にはボディー部に接続されずに、別のルーフリインフォースメントに固定されるので、樹脂ルーフ21は、第1のルーフリインフォースメント3dにより補強されることになる。
第2のルーフリインフォースメント3eは、樹脂ルーフ21において、第1のルーフリインフォースメント3dから120度の角度で、車両20の右後方に配設され、樹脂ルーフ21後端の補強メンバーである、リヤーヘッダー41の一端部側の方向に向って配設されている。第2のルーフリインフォースメント3eも、第1のルーフリインフォースメント3dと同様に、約1mの長さを有している。
第2のルーフリインフォースメント3eの一端は、第1のルーフリインフォースメント3dの一端と同様に、座金26を介してアンテナ取付部24の基部24bに接続されると共に、基部24b及び座金26がアースとなるボディー部に電気的に接続されるように固定されている。
第2のルーフリインフォースメント3eの他端側は、電気的にボディー部に接続されずに、ボディー部に対して浮いた状態とされている。第2のルーフリインフォースメント3eの他端は、樹脂等の接続部材に挿入されてリヤーヘッダー41の一端部に接着剤等により固定される。これにより、第2のルーフリインフォースメント3eの他端側は、絶縁物により電気的にはボディー部に接続されずに、リヤーヘッダー41に固定されるので、樹脂ルーフ21は、第2のルーフリインフォースメント3eにより補強されることになる。
さらに、第3のルーフリインフォースメント3fは、樹脂ルーフ21において、第2のルーフリインフォースメント3eから120度の角度間隔で、車両20の左後方に配設される樹脂ルーフ21後端の補強メンバーである、リヤーヘッダー41の他端部側の方向に向って配設されている。第3のルーフリインフォースメント3fも、第1のルーフリインフォースメント3dと同様に、約1mの長さを有している。
第3のルーフリインフォースメント3fの一端は、第1のルーフリインフォースメント3dの一端と同様に、座金26を介して、アンテナ取付部24の基部24bに接続されると共に、基部24b及び座金26がアースとなるボディー部に電気的に接続されるように固定されている。
第3のルーフリインフォースメント3fの他端側は、電気的にボディー部に接続されずに、ボディー部に対して浮いた状態とされている。第3のルーフリインフォースメント3fの他端は、樹脂等の接続部材に挿入されてリヤーヘッダー41の他端部に接着剤等により固定される。これにより、第3のルーフリインフォースメント3fの他端側は、絶縁物により電気的にはボディー部に接続されずに、リヤーヘッダー41の他端部に固定されるので、樹脂ルーフ21は、第3のルーフリインフォースメン3fにより補強されることになる。
(比較例)
実施例1に対して、導体部を2本として、車両の幅方向の中心から左右に配置した以外は、実施例1と同様に構成した車両用アンテナを比較例とした。
図6は、実施例1の車両用アンテナ1Aの指向性をシミュレーションした結果を示す図であり、図7は、比較例の車両用アンテナの指向性をシミュレーションした結果を示す図である。図6及び7には、車両20を点線で示しており、X方向が車両20の前後方向であり、Yが車幅方向である。
図6に示すように、本発明の車両用アンテナ1Aの指向性はほぼ無指向性であることが分かり、本発明の車両用アンテナ1Aの感度は板金製のルーフ上に設けられた短ポールアンテナと同等の受信性能が得られることが判明した。
一方、図7に示すように、比較例の車両用アンテナでは、車両の左右方向で感度が高いが、車両の前後方向で感度が悪くなるという指向性があることが分かった。
次に、本発明の車両用アンテナの実施例2について説明する。
図8は、実施例2の車両用アンテナ1Bを車両の樹脂ルーフに配設した平面図である。図8に示すように、実施例2の車両用アンテナ1Bは、車両20の後方側の樹脂ルーフ21上に配設され、モノポール部2が樹脂ルーフ21の面の垂直方向に配設され、第1〜第3のルーフリインフォースメント3g,3h,3iが図5の実施例1の第1〜第3のルーフリインフォースメント3d,3e,3fとは異なる構成で、樹脂ルーフ21の裏面側に配設されている。
第1のルーフリインフォースメント3gは、樹脂ルーフ21において、実施例1の第1のルーフリインフォースメント3dと同様に、車両20の幅方向のほぼ中央で、かつ車両20の前後方向に沿って配設されている。第1のルーフリインフォースメント3gは、受信するFM放送の波長の1/4波長の長さとして約1mの長さを有している。
第1のルーフリインフォースメント3gの一端は、実施例1の第1のルーフリインフォースメント3dと同様に、座金26を介してアンテナ取付部24の基部24bに接続されると共に、基部24b及び座金26がアースとなるボディー部に電気的に接続されるように固定されている。
第1のルーフリインフォースメント3gの他端側は、実施例1の第1のルーフリインフォースメント3dと同様に、電気的にボディー部に接続されずに、ボディー部に対して浮いた状態とされている。実施例2では、第1のルーフリインフォースメント3gの他端は、樹脂等の接続部材に挿入されて、図示しない別のルーフリインフォースメントや他の補強部材であるルーフクロスメンバー等に接着剤等により固定される。これにより、第1のルーフリインフォースメント3gの他端側は、絶縁物により電気的にはボディー部に接続されずに、別のルーフリインフォースメントに固定されるので、樹脂ルーフ21は、第1のルーフリインフォースメント3gにより補強されることになる。
第2のルーフリインフォースメント3hは、実施例1の第2のルーフリインフォースメント3fとは異なり、約90度の角度で、車両20の右後方に配設されており、樹脂ルーフ21後端の補強メンバーである、リヤーヘッダー41の一端部側の方向に向って配設されているが、略L字状に折れ曲がって配設されている。図8では、一例として、第2のルーフリインフォースメント3hは、モノポール部2側から樹脂ルーフ21の右端部まで直線状に伸び、さらに、この直線に対して約90度の角度で、リヤーヘッダー41まで伸びる略L字状の形状を有している。第2のルーフリインフォースメント3hも、第1のルーフリインフォースメント3gと同様に、約1mの長さを有している。
第2のルーフリインフォースメント3hの一端は、第1のルーフリインフォースメント3gの一端と同様に、座金26を介して、アンテナ取付部24の基部24bに接続されると共に、基部24b及び座金26がアースとなるボディー部に電気的に接続されるように固定されている。
第2のルーフリインフォースメント3hの他端側は、電気的にボディー部に接続されずに、ボディー部に対して浮いた状態とされている。第2のルーフリインフォースメント3hの他端は、樹脂等の接続部材に挿入されて、リヤーヘッダー41の左側の一端部に接着剤等により固定される。これにより、第2のルーフリインフォースメント3hの他端は、絶縁物により電気的にはボディー部に接続されずに、リヤーヘッダー41に固定されるので、樹脂ルーフ21は、第2のルーフリインフォースメント3hにより補強されることになる。
さらに、第3のルーフリインフォースメント3iは、実施例1の第3のルーフリインフォースメント3fとは異なり、約90度の角度で、車両20の左後方に配設されており、樹脂ルーフ21後端の補強メンバーである、リヤーヘッダー41の他端部側の方向に向って略L字状に折れ曲がって配設されている。図8では、一例として、第3のルーフリインフォースメント3iは、モノポール部2側から樹脂ルーフ21の左端部まで直線状に伸び、さらに、この直線に対して約90度の角度で、リヤーヘッダー41まで伸びる略L字状の形状を有している。第3のルーフリインフォースメント3iも、第1のルーフリインフォースメント3gと同様に、約1mの長さを有している。
第3のルーフリインフォースメント3iの一端は、第1のルーフリインフォースメント3gの一端と同様に、座金26を介してアンテナ取付部24の基部24bに接続されると共に、基部24b及び座金26がアースとなるボディー部に電気的に接続されるように固定されている。
第3のルーフリインフォースメント3iの他端側は、電気的にボディー部に接続されずに、ボディー部に対して浮いた状態とされている。第3のルーフリインフォースメント3iの他端は、樹脂等の接続部材に挿入されて、リヤーヘッダー41の他端部に接着剤等により固定される。これにより、第3のルーフリインフォースメント3iの他端側は、絶縁物により電気的にはボディー部に接続されずに、リヤーヘッダー41の他端部に固定されるので、樹脂ルーフ21は、第3のルーフリインフォースメント3iにより補強されることになる。
次に、本発明の車両用アンテナの実施例3について説明する。
図9は、実施例3の車両用アンテナ1Cを車両の樹脂ルーフに配設した状態を示す平面図である。図9に示すように、車両用アンテナ1Cは、車両20の後方側の樹脂ルーフ21上に配設され、モノポール部2が樹脂ルーフ21の面の垂直方向に配設され、第1〜第3の導体部3a、3b、3cが等しい角度、つまり120度の角度間隔で樹脂ルーフ21の裏面側に配設されている。
実施例3の車両用アンテナ1Cが実施例1の車両用アンテナ1Aと異なるのは、第1〜第3の導体部3a、3b、3cを、第1〜第3のルーフリインフォースメント部3d、3e、3fではなく、銅等からなる電線等により構成した点である。
銅以外の材料としては、アルミニウム等の抵抗の低い材料が望ましい。第1〜第3の導体部3a、3b、3cとなる銅又はアルミニウムの電線は、単芯や撚り線を用いることができ、基部24bに接続される一端以外は樹脂等により絶縁被覆されていることが望ましい。また、第1〜第3の導体部3a、3b、3cは、板材、プリント基板及びにFPCに形成した銅からなる導体パターン体を使用してもよい。
第1の導体部3aは、樹脂ルーフ21において、車両20の幅方向のほぼ中央で、かつ車両20の前後方向に沿って配設されている。第1の導体部3aの長さは、受信するFM放送の波長の1/4波長の長さとして約1mの長さを有している。
第1の導体部3aの一端は、座金26を介してアンテナ取付部24の基部24aに接続されると共に、基部24b及び座金26がアースとなるボディー部に電気的に接続されるように固定されている。ここで、ボディー部としては、アンテナ取付部24に一番近いボディー部の一つであるルーフリインフォースメント等に直接かつ最短距離で接続されることが望ましい。
第1の導体部3aの一端を除く全長である他端側は、電気的にボディー部に接続されずに、ボディー部に対して浮いた状態とされている。ボディー部に対して浮いた状態にするには、第1の導体部3aと後述する第2及び第3の導体部3b、3cに絶縁被覆された電線等を用いると比較的容易に実現できる。第1の導体部3aの他端は、樹脂等の接続部材に挿入されて、図示しないルーフリインフォースメントや他の補強部材であるルーフクロスメンバー等に接着剤等により固定される。これにより、第1の導体部3aの他端側は、絶縁物により電気的にはボディー部に接続されずに、ルーフリインフォースメント等に固定される。
第2及び第3の導体部3a,3bの配置とその寸法は、実施例1と同様である。さらに、第2及び第3の導体部3a,3bの一端は、実施例1の第1のルーフリインフォースメント3dの一端と同様に、座金26を介してアンテナ取付部24の基部24bに接続されると共に、基部24b及び座金26がアースとなるボディー部に電気的に接続されるように固定されている。
第2及び第3の導体部3a,3bの他端側は、電気的にボディー部に接続されずに、ボディー部に対して浮いた状態とされている。第2及び第3の導体部3a,3bの他端は、実施例1の第2及び第3のルーフリインフォースメント3d,3eの他端と同様に、樹脂等の接続部材に挿入されて、リヤーヘッダー41の一端部に接着剤等により固定される。これにより、第2及び第3の導体部3a,3bの他端側は、絶縁物により電気的にはボディー部に接続されずに、リヤーヘッダー41に固定される。
次に、本発明の車両用アンテナの実施例4について説明する。
図10は、実施例4の車両用アンテナ1Dを示す平面図である。図10に示すように、車両用アンテナ1Dは、車両20の後方側の樹脂ルーフ21上に配設され、モノポール部2が樹脂ルーフ21の面の垂直方向に配設され、ラジアル用ローディングコイル45を挿入された第1〜第3の導体部3a、3b、3cが等しい角度、つまり120度の角度間隔で放射状に樹脂ルーフ21の裏面側に配設されている。
実施例4の車両用アンテナ1Dが実施例3の車両用アンテナ1Cと異なるのは、第1〜第3の導体部3a,3b、3cに、ラジアル用ローディングコイル45を挿入した点である。他の構成は実施例3と同様であるので、説明を省略する。
ラジアル用ローディングコイル45が挿入された第1〜第3の導体部3a、3b、3cについて説明する。
図10に示すように、ラジアル用ローディングコイル45が挿入された第1〜第3の導体部3a,3b、3cは、何れも同じ構成とすることができる。ラジアル用ローディングコイル45が挿入された第1〜第3の導体部3a,3b、3cは、プリント基板又はFPCに形成した銅からなる導体パターンの中間部や先端部にローディングコイル45を配設することにより形成されている。
ラジアル用ローディングコイル45は、一例としてエナメル線を所定の回数で巻回したコイルであり、プリント基板又はFPCに形成した銅からなる導体パターンに接続したときに、FM放送の受信周波数における1/4波長となる所定のインダクタンスを有するように作製される。ラジアル用ローディングコイル45が挿入された第1〜第3の導体部3a、3b、3cは、プリント基板又はFPCに形成した導体パターンに半田付けして作製することができる。ラジアル用ローディングコイル45は、導体パターンに半田付けした後、巻線のピッチを変えてインダクタンスの調整をしたり、ラジアル用ローディングコイル45に並列又は直列に可変コンデンサをさらに設けてインダクタンスの調整をしてもよい。これにより、FM放送の受信周波数の選局つまりチューニングが可能となる。
第1〜第3の導体部3a、3b、3cの配置とその寸法は、実施例3と同様である。さらに、第1〜第3の導体部3a、3b、3cの一端は、実施例3の第1〜第3の導体部3a、3b、3cの一端と同様に、座金26を介してアンテナ取付部24の基部24bに接続されると共に、基部24b及び座金26がアースとなるボディー部に電気的に接続されるように固定されている。
第1〜第3の導体部3a、3b、3cの他端側は、電気的にボディー部に接続されずに、ボディー部に対して浮いた状態とされている。第1〜第3の導体部3a、3b、3cの他端は、実施例3の第1〜第4の導体部3a、3b、3cの他端と同様に、樹脂等の接続部材に挿入されて、リヤーヘッダー41の一端部に接着剤等により固定される。これにより、第1〜第3の導体部3a、3b、3cの他端側は、絶縁物により電気的にはボディー部に接続されずに、リヤーヘッダー41に固定される。
実施例4の車両用アンテナ1Dによれば、ラジアル用ローディングコイル45を挿入しているので、車両用アンテナ1Dが小型化されるという利点が生じる。
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれることはいうまでもない。
X 車両前後方向
Y 車幅方向
1、1A、1B、1C、1D:車両用アンテナ
2:モノポール部
3:導体部
3a、3b、3c:第1〜第3の導体部
3d、3g:第1のルーフリインフォースメント
3e、3h:第2のルーフリインフォースメント
3f、3i:第3のルーフリインフォースメント
20:車両
21:樹脂ルーフ
24:アンテナ取付部
24a:モノポール接続部
25b:基部
24c:絶縁部
26:座金
27:ナット
28:シール部
31:同軸ケーブル
31a:内部導体
31b:外部導体
41:リヤーヘッダー
45:ラジアル用ローディングコイル

Claims (4)

  1. 車両の樹脂ルーフの表側に配設されて電気長が1/4波長のモノポール部と、
    前記樹脂ルーフの裏側において前記モノポール部の一端から少なくとも3方向に配設され電気長が1/4波長の導体部と、
    前記樹脂ルーフの表側において前記モノポール部の一端が接続されるモノポール接続部と前記樹脂ルーフの裏側において前記導体部の一端が接続される基部とからなるアンテナ取付部と、
    を備え、
    前記基部が、前記車両のボディー部に接地され、
    前記導体部の一端を除く全長で前記ボディー部に対して電気的に開放されている、車両用アンテナ。
  2. 前記導体部が、前記樹脂ルーフの裏側で120度の等間隔で3方向に放射状に配設される、請求項1に記載の車両用アンテナ。
  3. 前記モノポール部及び/又は前記導体部を短縮するため該モノポール部及び/又は前記導体部にローディングコイルが挿入される、請求項1又は2に記載の車両用アンテナ。
  4. 前記車両に搭載された受信機とモノポール接続部との間を同軸ケーブルで結び、該同軸ケーブルの内部導体を前記モノポール接続部に外部導体を前記基部にそれぞれ接続した、請求項1〜3の何れかに記載の車両用アンテナ。
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