JP5302219B2 - 新規なシクロペンタジエニルリガンドを有する第4族遷移金属化合物、その製造方法、およびそれを用いたオレフィン系重合体の製造方法 - Google Patents

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本発明は、新規なシクロペンタジエニル化合物、それを有する第4族遷移金属化合物、その製造方法、前記第4族遷移金属化合物を用いたオレフィン系重合体の製造方法、およびそれにより製造されたオレフィン系重合体に関する。
本出願は2007年2月15日に韓国特許庁に提出された韓国特許出願第10−2007−0015789号の出願日の利益を主張し、その内容の全ては本明細書に含まれる。
ジアルキルアミンのような官能基が導入されたモノシクロペンタジエニルリガンドを有する遷移金属化合物として多くの例が報告された。(文献[P.Jutzi et al.,Journal of Organometallic Chemistry,1997,533,237−245(非特許文献1)]および文献[M.S.Blais et al.,Organometallics,1998,17,3775−3783(非特許文献2)]参照)。前記のようなジアルキルアミン官能基がシクロペンタジエニル基に連結されている付加的な鎖である場合に中心金属と相互作用をすることができる。
Herrmannなどの文献[Journal of Organometallic Chemistry,1995,486,291−195(非特許文献3)]には、ピロリジン(pyrrolidine)およびピペリジン(piperidine)のような環状のアルキルアミン官能基が導入されたモノシクロペンタジエニルリガンドを有するチタニウム(IV)化合物を合成した例が記載されている。ピロリジンおよびピペリジンのような官能基はσ−供与基(σ−donating group)であり、トリメチルシリルシクロペンタジエニル前駆体とチタニウム(IV)テトラクロライドから合成された。
米国特許第5,986,029号(特許文献1)には、様々なジアルキルアミン官能基が導入されたモノシクロペンタジエニルリガンドを有するチタニウム(III)3価化合物の合成および重合結果が記載されている。前記特許には、前記チタニウム(III)3価化合物として、(ジメチルアミノエチル)テトラメチルシクロペンタジエニルチタニウム(III)ジクロライド[(dimethylaminoethyl)tetramethylcyclopentadienyltitanium(III)dichloride、(C5Me4(CH22NMe2TiCl2)]、[(N−ピロリジニルエチル)テトラメチルシクロペンタジエニルチタニウム(III)ジクロライド[(N−pyrrolidinylethyl)tetramethylcyclopentadienyltitanium(III)dichloride、(C5Me4(CH22NC48TiCl2)]などが記載されている。
Endersなどの文献[Chem.Ber.,1996,129,459−463.(非特許文献4),Journal of Organometallic Chemistry,1997,549,251−156(非特許文献5)]には、ピリジン基が置換されたシクロペンタジエニルリガンドを有するチタニウム(IV)トリクロライド化合物および8−キノリン基が置換されたシクロペンタジエニルリガンドを有するジルコニウム(IV)トリクロライド化合物を合成した例が記載されている。二つの化合物の全てがトリメチルシリルシクロペンタジエニル前駆体とチタニウム(IV)テトラクロライドまたはジルコニウム(IV)テトラクロライドから合成され、結晶構造分析により、ピリジン基の窒素(nitrogen)原子が中心金属に配位していることが確認された。
8−キノリン基が置換されたモノシクロペンタジエニルリガンドを有するクロミウム、モリブデナム、タングステンクロライド化合物の合成と重合結果も報告されたことがある(米国特許第6,437,161号(特許文献2))。
米国特許第5,986,029号明細書 米国特許第6,437,161号明細書
P.Jutzi et al.,Journal of Organometallic Chemistry,1997,533,237−245 M.S.Blais et al.,Organometallics,1998,17,3775−3783 Journal of Organometallic Chemistry,1995,486,291−195 Chem.Ber.,1996,129,459−463 Journal of Organometallic Chemistry,1997,549,251−156
本発明者らは新規なモノシクロペンタジエニル化合物およびそれを有する新規な第4族遷移金属化合物を明らかにし、それをオレフィン系単量体の重合触媒として用いることができるという事実を明らかにした。
そこで、本発明は、新規なモノシクロペンタジエニル化合物、新規な第4族遷移金属化合物、それを含むオレフィン系単量体重合用触媒組成物、それを用いたオレフィン系重合体の製造方法、および製造されたオレフィン系重合体を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は下記化学式1の第4族遷移金属化合物およびその製造方法を提供する:
Figure 0005302219
前記化学式1において、
R1〜R4は互いに同じであるか異なり、各々独立に、水素原子;炭素数1〜20のアルキルラジカル;炭素数2〜20のアルケニルラジカル;シリルラジカル;アルキルアリールラジカル;またはアリールアルキルラジカルであり;前記R1〜R4はアリールラジカルまたは炭素数1〜20のアルキルラジカルを含むアルキリデンラジカルによって互いに連結されて環を形成してもよく;
R5〜R7は互いに同じであるか異なり、各々独立に、水素原子;ハロゲンラジカル;炭素数1〜20のアルキルラジカル;アリールラジカル;アルコキシラジカル;アリールオキシラジカル;アルキルアミノラジカル;またはアリールアミノラジカルであり;前記R5〜R7のうちの2個以上の基は互いに連結されて脂肪族環または芳香族環を形成してもよく;
R8は水素原子;炭素数1〜20のアルキルラジカル;アリールラジカル;アルキルアリールラジカル;またはアリールアルキルラジカルであり;R8はYが第16族の原子である場合に存在せず;
CY1は置換または非置換の脂肪族環または芳香族環であり;
Yは第15族または第16族原子であり;
Mは第4族遷移金属であり;
X1〜X3は互いに同じであるか異なり、各々独立に、ハロゲンラジカル;炭素数1〜20のアルキルラジカル;アルケニルラジカル;アリールラジカル;アルキルアリールラジカル;アリールアルキルラジカル;アルキルアミノラジカル;アリールアミノラジカル;または炭素数1〜20のアルキリデンラジカルである。
また、本発明は、前記第4族遷移金属化合物を製造するためのリガンドとして用いることができる下記化学式2のシクロペンタジエニル化合物を提供する:
Figure 0005302219
前記化学式2において、
R1〜R8、CY1およびYは前記化学式1で定義した通りである。
また、本発明は、前記化学式1の第4族遷移金属化合物を含むオレフィン系単量体重合用触媒組成物およびそれを用いたオレフィン系重合体の製造方法を提供する。また、本発明は前記触媒組成物を用いて重合したオレフィン系重合体を提供する。
本発明に係る第4族遷移金属化合物は新規な化合物であって、オレフィン系重合体を製造するのに触媒として用いられる場合、共単量体が立体障害の大きいオレフィンモノマーである場合も共重合反応性に優れ、150℃以上の高温においても共重合活性度および共重合度に優れ、密度が低く、分子量の大きい重合体を製造することができる。
以下、本発明についてより詳細に説明する。
前記化学式1のうちの各置換基についてより詳細に説明すれば次の通りである。
前記炭素数1〜20のアルキルラジカルは直鎖もしくは分枝鎖のアルキルラジカルを含む。
前記炭素数2〜20のアルケニルラジカルは直鎖もしくは分枝鎖のアルキルラジカルを含む。
前記シリルラジカルはトリメチルシリル、トリエチルシリル、トリプロピルシリル、トリブチルシリル、トリヘキシルシリル、トリイソプロピルシリル、トリイソブチルシリル、トリエトキシシリル、トリフェニルシリル、トリス(トリメチルシリル)シリルなどが挙げられるが、これらの例だけに限定されるものではない。
前記アリールラジカルは炭素数6〜40が好ましく、具体的にはフェニル、ナフチル、アントラセニル、ピリジル、ジメチルアニリニル、アニソリルなどが挙げられるが、これらの例だけに限定されるものではない。
前記アルキルアリールラジカルは前記アルキルラジカルによって置換されたアリールラジカルを意味する。
前記アリールアルキルラジカルは前記アリールラジカルによって置換されたアルキルラジカルを意味する。
前記ハロゲンラジカルはフッ素基、塩素基、臭素基またはヨウ素基を意味する。
前記アルキルアミノラジカルは前記アルキルラジカルによって置換されたアミノラジカルを意味し、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基などが挙げられるが、これらの例だけに限定されるものではない。
前記アリールアミノラジカルは前記アリールラジカルによって置換されたアミノラジカルを意味し、ジフェニルアミノ基などが挙げられるが、これらの例だけに限定されるものではない。
前記第15族元素としてはN、Pなどが挙げられるが、これらの例だけに限定されるものではない。
前記第16族元素としてはO、Sなどが挙げられるが、これらの例だけに限定されるものではない。
前記第4族遷移金属としてはTi、Zr、Hfなどが挙げられる。
前記化学式1の化合物は下記化学式1−1で示すことができる:
Figure 0005302219
前記化学式1−1において、
R9〜R12は互いに同じであるか異なり、各々独立に、水素原子;炭素数1〜20のアルキルラジカル;炭素数2〜20のアルケニルラジカル;シリルラジカル;アルキルアリールラジカル;アリールアルキルラジカルであり;前記R9〜R12はアリールラジカルまたは炭素数1〜20のアルキルラジカルを含むアルキリデンラジカルによって互いに連結されて環を形成してもよく;
R13〜R15は互いに同じであるか異なり、各々独立に、水素原子;ハロゲンラジカル;炭素数1〜20のアルキルラジカル;アリールラジカル;アルコキシラジカル;アリールオキシラジカル;アルキルアミノラジカル;またはアリールアミノラジカルであり;前記R13〜R15のうちの2個以上の基は互いに連結されて脂肪族環または芳香族環を形成してもよく;
R16は水素原子;炭素数1〜20のアルキルラジカル;アリールラジカル;アルキルアリールラジカル;またはアリールアルキルラジカルであり;
CY2は置換もしくは非置換の脂肪族環または芳香族環であり;
Mは第4族遷移金属であり;
X4〜X6は互いに同じであるか異なり、各々独立に、ハロゲンラジカル;炭素数1〜20のアルキルラジカル;アルケニルラジカル;アリールラジカル;アルキルアリールラジカル;アリールアルキルラジカル;アルキルアミノラジカル;アリールアミノラジカル;または炭素数1〜20のアルキリデンラジカルである。
前記化学式1の化合物は、好ましくは、下記化学式1−2または1−3で示される化合物である:
Figure 0005302219
Figure 0005302219
前記化学式1−2および化学式1−3において、
R17〜R22は互いに同じであるか異なり、各々独立に、水素原子;ハロゲンラジカル;炭素数1〜20のアルキルラジカル;アリールラジカル;アルコキシラジカル;アリールオキシラジカル;アルキルアミノラジカル;またはアリールアミノラジカルであり;前記R17〜R22のうちの2個以上の基は互いに連結されて炭素数5〜20の脂肪族環または炭素数6〜20の芳香族環を形成してもよく;
R23は水素原子;炭素数1〜20のアルキルラジカル;炭素数6〜20のアリールラジカル;アルキルアリールラジカル;またはアリールアルキルラジカルであり;
CP1はシクロペンタジエニル基またはその誘導体であり;
Mは第4族遷移金属であり;
X7〜X9は互いに同じであるか異なり、各々独立に、ハロゲンラジカル;炭素数1〜20のアルキルラジカル;アルケニルラジカル;アリールラジカル;アルキルアリールラジカル;アリールアルキルラジカル;アルキルアミノラジカル;アリールアミノラジカル;または炭素数1〜20のアルキリデンラジカルである。
前記CP1としてシクロペンタジエニル基またはその誘導体としてはシクロペンタジエニル基;テトラメチルシクロペンタジエニル基;インデニル基;またはフルオレニル基などが挙げられる。
また、本発明は、前記化学式1の化合物を製造するためのリガンドとして、下記化学式2のシクロペンタジエニル化合物を提供する:
Figure 0005302219
前記化学式2において、
R1〜R8、CY1およびYは前記化学式1で定義した通りである。
前記化学式2の化合物は、例えば、下記化学式2−1で示すことができる:
Figure 0005302219
前記化学式2−1において、
R9〜R16およびCY2は前記化学式1−1で定義した通りである。
また、本発明は、前記化学式1の製造方法として、
a)下記化学式3で示される化合物とアルキルリチウムを反応させた後、保護基(−R25、protecting group)を含む化合物を添加して下記化学式4で示される化合物を製造するステップと、
b)下記化学式4で示される化合物とアルキルリチウムを反応させた後、下記化学式5で示されるケトン系化合物を添加して下記化学式6で示される化合物を製造するステップと、
c)下記化学式6で示される化合物のYにR8を置換させ、前記化学式2で示されるフェニレン基と連結された環状基が導入されたリガンドを得るステップ、および
d)前記化学式2で示されるリガンドに連続して1当量のn−BuLiを加えてリチウム化合物を得、このリチウム化合物とMCl4(M=Ti、Zr、Hf)化合物を反応させて前記化学式1で示される第4族遷移金属化合物を得るステップ
を含む前記化学式1の第4族遷移金属化合物の製造方法を提供する:
Figure 0005302219
Figure 0005302219
Figure 0005302219
Figure 0005302219
前記化学式3〜化学式6において、
R1〜R7、CY1およびYは前記化学式1で定義した通りであり、
R24は水素原子;炭素数1〜20のアルキルラジカル;炭素数2〜20のアルケニルラジカル;シリルラジカル;アルキルアリールラジカル;またはアリールアルキルラジカルであり;
R25は保護基(protecting group)である。
前記保護基(−R25、protecting group)を含む化合物としては、トリメチルシリルクロライド、ベンジルクロライド、tert−ブトキシカルボニルクロライド、ベンジルオキシカルボニルクロライドおよび二酸化炭素などからなる群から選択された少なくとも一つの化合物を用いることができる。
前記保護基を含む化合物が二酸化炭素である場合、前記d)ステップのリチウム化合物が下記化学式7で示されるリチウムカルバメート化合物であり得る:
Figure 0005302219
前記化学式7において、
R5〜R7、R24、CY1およびYは前記化学式3〜化学式6で定義した通りである。
例えば、前記化学式1の化合物は、a)1,2,3,4−テトラヒドロキノリンに1当量のn−BuLiおよび過量のCO2ガスを投入してリチウムカルバメート(lithium carbamate)化合物を製造するステップと、b)前記リチウムカルバメート化合物にt−BuLiおよび置換もしくは非置換のシクロペンチノン化合物を加えてシクロペンタジエニル系化合物を製造するステップと、c)前記シクロペンタジエニル系化合物の窒素原子にアルキル基、アリール基、アルキルアリール基、アリールアルキル基を置換させ、フェニレン基と連結された環状のアミン官能基が導入されたリガンドを得るステップ、およびd)前記リガンドに連続して1当量のn−BuLiを加えてリチウム化合物を得、このリチウム化合物とMCl4(M=Ti、Zr、Hf)化合物を反応させて第4族遷移金属化合物を得るステップを含む方法により製造することができる。
前記製造方法は下記のような反応式で示すことができる。
Figure 0005302219
また、本発明は前記化学式1の化合物を含むオレフィン系重合用触媒組成物を提供する。
前記触媒組成物は、前記化学式1の第4族遷移金属化合物の他に、下記化学式8〜化学式10で示される化合物のうちの1種以上の助触媒化合物を含むことができる。
[化学式8]
−[Al(R26)−O]n
前記化学式8において、R26は互いに同じであるか異なってもよく、各々独立に、ハロゲン基、炭素数1〜20の炭化水素基、またはハロゲンで置換された炭素数1〜20の炭化水素基であり、nは2以上の整数である。
[化学式9]
D(R26)3
前記化学式9において、R26は前記化学式8で定義した通りであり、Dはアルミニウムまたはホウ素である。
[化学式10]
[L−H]+[ZA4-または[L]+[ZA4-
前記化学式10において、Lは中性またはカチオン性ルイス酸であり、Hは水素原子であり、Zは第13族元素であり、Aは互いに同じであるか異なってもよく、各々独立に、1以上の水素原子がハロゲン基、炭素数1〜20の炭化水素基、アルコキシまたはフェノキシで置換もしくは非置換された炭素数6〜20のアリールまたは炭素数1〜20のアルキルである。
前記化学式8で示される化合物の例としてはメチルアルミノキサン、エチルアルミノキサン、イソブチルアルミノキサン、ブチルアルミノキサンなどが挙げられるが、より好ましい化合物はメチルアルミノキサンである。
前記化学式9で示される化合物の例としてはトリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリプロピルアルミニウム、トリブチルアルミニウム、ジメチルクロロアルミニウム、トリイソプロピルアルミニウム、トリ−s−ブチルアルミニウム、トリシクロペンチルアルミニウム、トリペンチルアルミニウム、トリイソペンチルアルミニウム、トリヘキシルアルミニウム、トリオクチルアルミニウム、エチルジメチルアルミニウム、メチルジエチルアルミニウム、トリフェニルアルミニウム、トリ−p−トリルアルミニウム、ジメチルアルミニウムメトキシド、ジメチルアルミニウムエトキシド、トリメチルホウ素、トリエチルホウ素、トリイソブチルホウ素、トリプロピルホウ素、トリブチルホウ素などが含まれ、より好ましい化合物はトリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウムのうちから選択される。
前記化学式10で示される化合物の例としては、トリエチルアンモニウムテトラフェニルホウ素、トリブチルアンモニウムテトラフェニルホウ素、トリメチルアンモニウムテトラフェニルホウ素、トリプロピルアンモニウムテトラフェニルホウ素、トリメチルアンモニウムテトラ(p−トリル)ホウ素、トリメチルアンモニウムテトラ(o,p−ジメチルフェニル)ホウ素、トリブチルアンモニウムテトラ(p−トリフルオロメチルフェニル)ホウ素、トリメチルアンモニウムテトラ(p−トリフルオロメチルフェニル)ホウ素、トリブチルアンモニウムテトラペンタフルオロフェニルホウ素、N,N−ジエチルアニリニウムテトラフェニルホウ素、N,N−ジエチルアニリニウムテトラペンタフルオロフェニルホウ素、ジエチルアンモニウムテトラペンタフルオロフェニルホウ素、トリフェニルホスホニウムテトラフェニルホウ素、トリメチルホスホニウムテトラフェニルホウ素、トリエチルアンモニウムテトラフェニルアルミニウム、トリブチルアンモニウムテトラフェニルアルミニウム、トリメチルアンモニウムテトラフェニルアルミニウム、トリプロピルアンモニウムテトラフェニルアルミニウム、トリメチルアンモニウムテトラ(p−トリル)アルミニウム、トリプロピルアンモニウムテトラ(p−トリル)アルミニウム、トリエチルアンモニウムテトラ(o,p−ジメチルフェニル)アルミニウム、トリブチルアンモニウムテトラ(p−トリフルオロメチルフェニル)アルミニウム、トリメチルアンモニウムテトラ(p−トリフルオロメチルフェニル)アルミニウム、トリブチルアンモニウムテトラペンタフルオロフェニルアルミニウム、N,N−ジエチルアニリニウムテトラフェニルアルミニウム、N,N−ジエチルアニリニウムテトラペンタフルオロフェニルアルミニウム、ジエチルアンモニウムテトラペンタテトラフェニルアルミニウム、トリフェニルホスホニウムテトラフェニルアルミニウム、トリメチルホスホニウムテトラフェニルアルミニウム、トリプロピルアンモニウムテトラ(p−トリル)ホウ素、トリエチルアンモニウムテトラ(o,p−ジメチルフェニル)ホウ素、トリブチルアンモニウムテトラ(p−トリフルオロメチルフェニル)ホウ素、N,N−ジエチルアニリニウムテトラフェニルホウ素、トリフェニルカルボニウムテトラ(p−トリフルオロメチルフェニル)ホウ素、トリフェニルカルボニウムテトラペンタフルオロフェニルホウ素などが挙げられる。
前記触媒組成物は、1)前記化学式1の第4族遷移金属化合物と前記化学式8または化学式9で示される化合物を接触させて混合物を得るステップ;および2)前記混合物に前記化学式10で示される化合物を添加するステップを含む方法により製造することができる。また、前記触媒組成物は、前記化学式1の第4族遷移金属化合物と前記化学式8で示される化合物を接触させる方法により製造することができる。
前記化学式1の第4族遷移金属化合物を含む触媒組成物の製造時、反応溶媒として、ペンタン、ヘキサン、ヘプタンなどのような炭化水素系溶媒、またはベンゼン、トルエンなどのような芳香族系溶媒を用いることができる。また、遷移金属化合物と助触媒はシリカやアルミナに担持された形態で利用することもできる。
また、本発明は、前述した化学式1の化合物を含む触媒組成物を用いてオレフィン系重合体を製造する方法およびその方法により製造されたオレフィン系重合体を提供する。
本発明に係る触媒組成物を用いたオレフィン系重合体の製造方法は、前述した化学式1の第4族遷移金属化合物を用いることを除いては、当業界に知られた一般的な方法を利用することができる。
使用可能なオレフィン系単量体または共単量体の例としてはエチレン、α−オレフィン、環状オレフィンなどが挙げられ、二重結合を2つ以上有しているジエンオレフィン系単量体またはトリエンオレフィン系単量体なども用いることができる。
前記単量体の具体的な例としてはエチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−デセン、1−ウンデセン、1−ドデセン、1−テトラデセン、1−ヘキサデセン、1−エイコセン、ノルボルネン、ノルボルナジエン、エチリデンノルボルネン、フェニルノルボルネン、ビニルノルボルネン、ジシクロペンタジエン、1,4−ブタジエン、1,5−ペンタジエン、1,6−ヘキサジエン、スチレン、α−メチルスチレン、ジビニルベンゼン、3−クロロメチルスチレンなどが挙げられ、これらの単量体を2種以上混合して共重合することもできる。
本発明に係る前記化学式1の第4族遷移金属化合物を用いてエチレンと1−ブテンの共重合を実施した結果、分子量が大きく、密度の低い共重合体を得た。このような結果は後述する実施例および比較例から把握することができる。このような結果は、本発明に係る触媒組成物の共重合反応性が1−ブテンのように立体障害の大きいオレフィンモノマーの場合に相対的に優れていることを示す。また、一般的に温度が高くなるほど共単量体の混入度は落ちるものとして知られているが、本発明が含む触媒組成物の場合、重合温度150℃以上の高温において、共重合活性度および共重合度に優れ、密度が低く、分子量の大きい重合体を製造することができた。このような結果により、本発明が含む遷移金属化合物およびそれを用いた触媒組成物は150℃前後およびそれ以上の高温において、密度が低く、分子量の高い共重合体を作るのに適していると言える。
以下、実施例に基づいて本発明をより具体的に説明する。但し、下記の実施例は本発明の好ましい一実施例に過ぎず、本発明が下記実施例によって限定されるものではない。
<実施例/比較例>
<リガンドおよび遷移金属化合物の合成>
有機試薬および溶媒はアルドリッチ(Aldrich)社とメルク(Merck)社から購入し、標準方法で精製して用いた。合成の全ステップにおいて、空気と水分の接触を遮断して実験の再現性を高めた。化合物の構造を立証するために、400MHz核磁気共鳴装置(NMR)を利用してスペクトルを得た。
<実施例1>
1)リチウムカルバメート化合物の製造
1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(13.08g、98.24mmol)とジエチルエーテル(150mL)をシュレンクフラスコに入れた。ドライアイスとアセトンから作った−78℃低温槽にフラスコを入れて30分間攪拌した後、n−ブチルリチウム(39.3mL、2.5Mヘキサン溶液、98.24mmol)を窒素雰囲気下にて注射器で投入した。淡い黄色のスラリーが形成された。2時間攪拌した後、形成されたブタンガスを除去しつつ、温度を常温に上げた。フラスコを再び−78℃低温槽に入れて温度を下げた後、CO2ガスを投入した。二酸化炭素ガスを投入することにより、スラリーがなくなって透明な溶液となった。フラスコをバブラーに連結し、二酸化炭素ガスを除去しつつ、温度を常温に上げた後、真空をかけて余分のCO2ガスと溶媒を除去した。ドライボックスにフラスコを移した後、ペンタンを加えて攪拌した後、濾過して白色の固体化合物を得た。ジエチルエーテルが配位結合されており、この時の収率は100%であった。
1H NMR(C66,C55N):δ8.35(d,J=8.4Hz,1H,CH),δ6.93−6.81(m,2H,CH),δ6.64(t,J=7.4Hz,1H,CH),δ3.87(br,s,2H,quin−CH2),δ3.25(q,J=7.2Hz,4H,ether),δ2.34(br s,2H,quin−CH2),δ1.50(br s,2H,quin−CH2),δ1.90(t,J=7.2Hz,6H,ether)ppm。
2)8−(2,3,4,5−テトラメチル−1,3−シクロペンタジエニル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリンの製造
前記で製造されたリチウムカルバメート化合物(8.47g、42.60mmol)をシュレンクフラスコに入れた。テトラヒドロフラン(4.6g、63.9mmol)とジエチルエーテル45mLを順に入れた。アセトンと少量のドライアイスから作った−20℃低温槽にフラスコを入れて30分間攪拌した後、tert−BuLi(25.1mL、1.7M、42.60mmol)を入れた。この時、赤い色に変わった。−20℃を維持し続けながら6時間攪拌した。テトラヒドロフランに溶けているCeCl3・2LiCl溶液(129mL、0.33M、42.60mmol)とテトラメチルシクロペンチノン(5.89g、42.60mmol)を注射器中において混合した後、窒素雰囲気下でフラスコに投入した。温度を常温に徐々に上げ、1時間後に恒温槽を除去して温度を常温に上げた。水(15mL)を添加した後、エチルアセテートを入れ、濾過して濾液を得た。その濾液を分別漏斗に移した後、塩酸(2N、80mL)を入れて12分間振った。次に、飽和した炭酸水素ナトリウム水溶液(160mL)を入れて中和した後に有機層を抽出した。この有機層に無水硫酸マグネシウムを入れて水分を除去し濾過した後、その濾液を取り、溶媒を除去した。カラムクロマトグラフィーで黄色オイルを得た。ヘキサン:トルエン(v/v、10:1)。ヘキサン:エチルアセテート(v/v、10:1)。収率は40%であった。
1H NMR(C66):δ1.00(br d,3H,Cp−CH3),1.63−1.73(m,2H,quin−CH2),1.80(s,3H,Cp−CH3),1.81(s,3H,Cp−CH3),1.85(s,3H,Cp−CH3),2.64(t,J=6.0Hz,2H,quin−CH2),2.84−2.90(br,2H,quin−CH2),3.06(br s,1H,Cp−H),3.76(br s,1H,N−H),6.77(t,J=7.2Hz,1H,quin−CH),6.92(d,J=2.4Hz,1H,quin−CH),6.94(d,J=2.4Hz,1H,quin−CH)ppm。
3)リチウム1−(N−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−8−イル)−2,3,4,5−テトラメチルシクロペンタジエニルの製造
前記で製造された8−(2,3,4,5−テトラメチル−1,3−シクロペンタジエニル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(2g、7.89mmol)をメタノール(42mL)に溶かした溶液にホルムアルデヒド37%水溶液(0.88mL、11.8mmol)を入れ、常温で30分間攪拌した。この混合物にデカボラン(decaborane、0.29g、2.37mmol)を入れて常温で1時間さらに攪拌した。生成された化合物をヘキサンおよびエチルアセテート(v:v=10:1)溶媒を用いてシリカパッドに濾過した。濾過した溶液の溶媒を除去して得た化合物をフラスコに移し、ペンタン(50mL)を入れた後に温度を−78℃に下げた。−78℃でn−ブチルリチウム(3.2mL、2.5Mヘキサン溶液、7.89mmol)を窒素雰囲気下で注射器に投入した。常温に徐々に昇温した後、常温で3時間さらに攪拌した。反応物を窒素雰囲気下で濾過し、ペンタン(10mL)で2回洗浄した後に真空下で乾燥した。黄色固体のリチウム塩を得た(0.837g、39%)。
1H NMR(pyr−d5):δ7.31(br s,1H,CH),δ7.10−6.90(m,1H,CH),δ6.96(s,1H,CH),δ3.09(m,2H,quinoline−CH2),δ2.77(t,J=6Hz,2H,quinoline−CH2),δ2.51−1.11(m,15H,Cp−CH3,N−CH3),δ1.76(m,2H,quinoline−CH2)ppm。
4)1−(N−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−8−イル)−2,3,4,5−テトラメチルシクロペンタジエニルチタニウム(IV)トリメチルの製造
ドライボックス中でTiCl4・DME(429mg、1.53mmol)とジエチルエーテル(25mL)をフラスコに入れて−30℃で攪拌しながらMeLi(2.9mL、1.6Mジエチルエーテル溶液、4.60mmol)を徐々に入れた。15分間攪拌した後、前記で製造したリチウム塩化合物(リチウム1−(N−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−8−イル)−2,3,4,5−テトラメチルシクロペンタジエニル、419mg、1.53mmol)をフラスコに入れた。温度を常温に上げながら3時間攪拌した。反応が終わった後、真空をかけて溶媒を除去し、ペンタンに溶かし、濾過して濾液を抽出した。真空をかけてペンタンを除去し、チタニウム錯体(titanium complex)を得た(431mg、75%)。
1H NMR(C66):δ6.83(d,J=7.2Hz,1H,CH),δ6.78(d,J=7.6Hz,1H,CH),δ6.73(t,J=7.4Hz,1H,CH),δ2.80(m,2H,quin−CH2),δ2.52(t,J=6.4Hz,2H,quin−CH2),δ2.26(s,3H,N−CH3),δ1.96(s,6H,Cp−CH3),δ1.85(s,6H,Cp−CH3),δ1.50(m,2H,quin−CH2),δ1.26(s,9H,Ti−CH3)ppm。
<実施例2>
1)6−メチル−8−(2,3,4,5−テトラメチル−1,3−シクロペンタジエニル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリンの製造
6−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリンを用い、前記実施例1と同じ方法により、リチウムカルバメート化合物および6−メチル−8−(2,3,4,5−テトラメチル−1,3−シクロペンタジエニル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリンを製造した。収率は34%であった。
1H NMR(CDCl3):δ6.70(s,1H,CH),δ6.54(s,1H,CH),δ3.71(br s,1H,NH),δ3.25−3.05(m,3H,Cp−CH,quinoline−CH2),δ2.76(t,J=6.4Hz,2H,quinoline−CH2),δ2.19(s,3H,CH3),δ1.93−1.86(m,2H,quinoline−CH2),δ1.88(s,3H,Cp−CH3),δ1.84(s,3H,Cp−CH3),δ1.74(s,3H,Cp−CH3),δ0.94(br d,J=6.8Hz,3H, Cp−CH3)ppm。
2)リチウム1−(6,N−ジメチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−8−イル)−2,3,4,5−テトラメチルシクロペンタジエニルの製造
6−メチル−8−(2,3,4,5−テトラメチル−1,3−シクロペンタジエニル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリンを用いて前記実施例1と同じ方法により製造した。
1H NMR(pyr−d5):δ7.05(br s,1H,CH),δ6.73(s,1H,CH),δ6.96(s,1H,CH),δ3.08(m,2H,quinoline−CH2),δ2.76(t,J=6.4Hz,2H,quinoline−CH2),δ2.57−2.25(m,18H,Cp−CH3,Ph−CH3,N−CH3),δ1.76(m,2H,quinoline−CH2)ppm。
3)1−(6,N−ジメチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−8−イル)−2,3,4,5−テトラメチルシクロペンタジエニルチタニウム(IV)トリメチルの製造
前記で製造したリチウム塩化合物(リチウム1−(N−メチルl−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−8−イル)−2,3,4,5−テトラメチルシクロペンタジエニル)を用いて前記実施例1と同じ方法により製造した。
1H NMR(C66):δ6.65(m,2H,CH),δ2.83(m,2H,quin−CH2),δ2.54(t,J=7.2Hz,2H,quin−CH2),δ2.28(s,3H,N−CH3),δ2.14(s,3H,Ph−CH3),δ1.99(s,6H,Cp−CH3),δ1.87(s,6H,Cp−CH3),δ1.52(m,2H,quin−CH2),δ1.28(s,9H,Ti−CH3)ppm。
<比較例1>ジメチルシリル(テトラメチルシクロペンタジエニル)(t−ブチルアミド)チタニウム(IV)ジメチル化合物
ジメチルシリル(テトラメチルシクロペンタジエニル)(t−ブチルアミド)チタニウム(IV)ジメチル化合物は、米国のBoulder Scientific社から購入したジメチルシリル(テトラメチルシクロペンタジエニル)(t−ブチルアミド)チタニウム(IV)ジクロライドをメチルリチウムと反応させて製造した。
<高圧力エチレンと1−ブテンの共重合>
遷移金属化合物として前記実施例1と前記比較例1で製造した化合物を各々用いてC2−C4共重合をした後、各種物性を測定して下記表1に示す。
具体的には、2Lオートクレーブ反応器にヘキサン(1.0L)溶媒と1−ブテン(0.8M、1.2Mあるいは1.6M)を加えた後、反応器の温度を下記表1に示すように予熱した。それと同時に反応器の圧力をエチレン(35bar)で予め充填した。トリイソブチルアルミニウム化合物で処理された5×10-4Mのチタニウム化合物2mLを触媒貯蔵タンクに入れた後、高圧アルゴン圧力を加えて反応器に入れ、1×10-3Mのジメチルアニリニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート助触媒3mLを順に高圧アルゴン圧力を加えて反応器に入れた。重合反応は、8分間反応器内の圧力を34bar〜35barに維持するために、エチレンを注入し続けながら進行させた。反応熱は反応器内部の冷却コイルを通して除去し、重合温度は出来るだけ一定に維持した。共重合反応を8分間進行した後、残っていたエチレンガスを取り出し、高分子溶液を反応器の下部に排出させ、過量のエタノールに加えて冷却させて沈殿を誘導した。得られた高分子をエタノールおよびアセトンで各々2〜3回洗浄した後、80℃真空オーブンで12時間以上乾燥した後に物性を測定した。
高分子の溶融指数(Melt Index、MI)は、ASTM D−1238(条件E、190℃、2.16Kg荷重)で測定した。また、高分子の密度(Density)は、酸化防止剤(1,000ppm)で処理されたサンプルを180℃プレスモールド(Press Mold)で厚さ3mm、半径2cmのシートを製作し、10℃/minで冷却し、メトラー(Mettler)秤で測定した。共単量体の含量は、試料10mgを溶媒(1,1,2,2−テトラクロロエタン−d2)と共に入れて高温(100℃)で溶かした後、Bruker DRX 600MHz NMR Spectrometerを利用して測定した後に分析した。
Figure 0005302219

Claims (9)

  1. 下記化学式1の第4族遷移金属化合物:
    Figure 0005302219
    前記化学式1において、
    R1〜R4は互いに同じであるか異なり、各々独立に、水素原子;炭素数1〜20のアルキルラジカル;炭素数2〜20のアルケニルラジカル;シリルラジカル;アルキルアリールラジカル;またはアリールアルキルラジカルであり;前記R1〜R4はアリールラジカルまたは炭素数1〜20のアルキルラジカルを含むアルキリデンラジカルによって互いに連結されて環を形成してもよく;
    R5〜R7は互いに同じであるか異なり、各々独立に、水素原子;ハロゲンラジカル;炭素数1〜20のアルキルラジカル;アリールラジカル;アルコキシラジカル;アリールオキシラジカル;アルキルアミノラジカル;またはアリールアミノラジカルであり;前記R5〜R7のうちの2個以上の基は互いに連結されて脂肪族環または芳香族環を形成してもよく;
    R8は炭素数1〜20のアルキルラジカル;アリールラジカル;アルキルアリールラジカル;またはアリールアルキルラジカルであり;
    CY1は置換または非置換の脂肪族環であり;
    Yは窒素であり;
    Mは第4族遷移金属であり;
    X1〜X3は互いに同じであるか異なり、各々独立に、ハロゲンラジカル;炭素数1〜20のアルキルラジカル;アルケニルラジカル;アリールラジカル;アルキルアリールラジカル;アリールアルキルラジカル;アルキルアミノラジカル;アリールアミノラジカル;または炭素数1〜20のアルキリデンラジカルである。
  2. 前記化学式1が下記化学式1−2または化学式1−3で示されることを特徴とする、請求項1に記載の第4族遷移金属化合物:
    Figure 0005302219
    Figure 0005302219
    前記化学式1−2および化学式1−3において、
    R17〜R22は互いに同じであるか異なり、各々独立に、水素原子;ハロゲンラジカル;炭素数1〜20のアルキルラジカル;アリールラジカル;アルコキシラジカル;アリールオキシラジカル;アルキルアミノラジカル;またはアリールアミノラジカルであり;前記R17〜R22のうちの2個以上の基は互いに連結されて炭素数5〜20の脂肪族環または炭素数6〜20の芳香族環を形成してもよく;
    R23は炭素数1〜20のアルキルラジカル;炭素数6〜20のアリールラジカル;アルキルアリールラジカル;またはアリールアルキルラジカルであり;
    CP1はシクロペンタジエニル基またはその誘導体であり;
    Mは第4族遷移金属であり;
    X7〜X9は互いに同じであるか異なり、各々独立に、ハロゲンラジカル;炭素数1〜20のアルキルラジカル;アルケニルラジカル;アリールラジカル;アルキルアリールラジカル;アリールアルキルラジカル;アルキルアミノラジカル;アリールアミノラジカル;または炭素数1〜20のアルキリデンラジカルである。
  3. 下記化学式2の化合物:
    Figure 0005302219
    前記化学式2において、
    R1〜R4は互いに同じであるか異なり、各々独立に、水素原子;炭素数1〜20のアルキルラジカル;炭素数2〜20のアルケニルラジカル;シリルラジカル;アルキルアリールラジカル;またはアリールアルキルラジカルであり;前記R1〜R4はアリールラジカルまたは炭素数1〜20のアルキルラジカルを含むアルキリデンラジカルによって互いに連結されて環を形成してもよく;
    R5〜R7は互いに同じであるか異なり、各々独立に、水素原子;ハロゲンラジカル;炭素数1〜20のアルキルラジカル;アリールラジカル;アルコキシラジカル;アリールオキシラジカル;アルキルアミノラジカル;またはアリールアミノラジカルであり;前記R5〜R7のうちの2個以上の基は互いに連結されて脂肪族環または芳香族環を形成することができ;
    R8は炭素数1〜20のアルキルラジカル;アリールラジカル;アルキルアリールラジカル;またはアリールアルキルラジカルであり;
    CY1は置換または非置換の脂肪族環であり;
    Yは窒素である。
  4. a)下記化学式3で示される化合物とアルキルリチウムを反応させた後、保護基(−R25)を含む化合物を添加して下記化学式4で示される化合物を製造するステップと、
    b)下記化学式4で示される化合物とアルキルリチウムを反応させた後、下記化学式5で示されるケトン系化合物を添加して下記化学式6で示される化合物を製造するステップと、
    c)下記化学式6で示される化合物のYにR8を置換させ、下記化学式2で示されるフェニレン基と連結された環状基が導入されたリガンドを得るステップ、および
    d)下記化学式2で示されるリガンドに連続して1当量のn−BuLiを加えてリチウム化合物を得、このリチウム化合物とMCl4(M=Ti、Zr、Hf)化合物を反応させて第4族遷移金属化合物を得るステップ
    を含む第4族遷移金属化合物の製造方法:
    Figure 0005302219
    Figure 0005302219
    Figure 0005302219
    Figure 0005302219
    Figure 0005302219
    前記化学式2〜化学式6において、
    R1〜R4は互いに同じであるか異なり、各々独立に、水素原子;炭素数1〜20のアルキルラジカル;炭素数2〜20のアルケニルラジカル;シリルラジカル;アルキルアリールラジカル;またはアリールアルキルラジカルであり;前記R1〜R4はアリールラジカルまたは炭素数1〜20のアルキルラジカルを含むアルキリデンラジカルによって互いに連結されて環を形成してもよく;
    R5〜R7は互いに同じであるか異なり、各々独立に、水素原子;ハロゲンラジカル;炭素数1〜20のアルキルラジカル;アリールラジカル;アルコキシラジカル;アリールオキシラジカル;アルキルアミノラジカル;またはアリールアミノラジカルであり;前記R5〜R7のうちの2個以上の基は互いに連結されて脂肪族環または芳香族環を形成することができ;
    CY1は置換または非置換の脂肪族環であり;
    Yは窒素であり;
    R8は炭素数1〜20のアルキルラジカル;アリールラジカル;アルキルアリールラジカル;またはアリールアルキルラジカルであり;
    R24は水素原子;炭素数1〜20のアルキルラジカル;炭素数2〜20のアルケニルラジカル;シリルラジカル;アルキルアリールラジカル;またはアリールアルキルラジカルであり;
    R25は保護基である。
  5. 前記a)ステップの保護基を含む化合物は、トリメチルシリルクロライド、ベンジルクロライド、tert−ブトキシカルボニルクロライド、ベンジルオキシカルボニルクロライドおよび二酸化炭素からなる群から選択された少なくとも一つを含むことを特徴とする、請求項4に記載の第4族遷移金属化合物の製造方法。
  6. 前記a)ステップの保護基を含む化合物が二酸化炭素である場合、前記d)ステップのリチウム化合物が下記化学式7で示されるリチウムカルバメート化合物であることを特徴とする、請求項4に記載の第4族遷移金属化合物の製造方法:
    Figure 0005302219
    前記化学式7において、
    R5〜R7、R24、CY1およびYは前記化学式3〜化学式6で定義した通りである。
  7. 請求項1の第4族遷移金属化合物を含むオレフィン系単量体重合用触媒組成物。
  8. 前記オレフィン系単量体重合用触媒組成物に下記化学式8〜化学式10で示される化合物のうちの1種以上をさらに含むことを特徴とする、請求項7に記載のオレフィン系単量体重合用触媒組成物:
    [化学式8]
    −[Al(R26)−O]n
    前記化学式8において、R26は互いに同じであるか異なってもよく、各々独立に、ハロゲン基、炭素数1〜20の炭化水素基、またはハロゲンで置換された炭素数1〜20の炭化水素基であり、nは2以上の整数であり;
    [化学式9]
    D(R26)3
    前記化学式9において、R26は前記化学式8で定義した通りであり、Dはアルミニウムまたはホウ素であり;
    [化学式10]
    [L−H]+[ZA4-または[L]+[ZA4-
    前記化学式10において、Lは中性またはカチオン性ルイス酸であり、Hは水素原子であり、Zは第13族元素であり、Aは互いに同じであるか異なってもよく、各々独立に、1以上の水素原子がハロゲン基、炭素数1〜20の炭化水素基、アルコキシまたはフェノキシで置換もしくは非置換された炭素数6〜20のアリールまたは炭素数1〜20のアルキルである。
  9. 請求項7または8の触媒組成物を用いたオレフィン系重合体の製造方法。
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