JP5301010B1 - 計測装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】計測における多種多様な計測シーンに柔軟に対応することができる技術を提供する。
【解決手段】本体ユニット10に計測ユニット20を取り付け、計測ユニット20に計測用マイクロホン40を取り付けると、本体ユニット10と計測ユニット20とは一体となり、計測ユニット20と計測用マイクロホン40とはケーブル41及び接続プラグ42を介して接続される。計測ユニット20は、本体ユニット10に対して着脱が可能であり、計測ユニット20には様々な種類のセンサを取り付けることができるので、多種多様な計測シーンに柔軟に対応することができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、物理量を計測するための計測装置に関する。
計測対象は様々であり、その計測シーンに合わせて計測装置をカスタマイズする必要がある。また、計測においては、音響や振動にとどまらず、温湿度や圧力等といった様々な計測対象に対応することが求められている。
そして、このような音や騒音等を計測する先行技術が開示されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
特許文献1の技術は、騒音レベルが規制基準を超えたときに、その実音(騒音)を伝送させる技術である。具体的には、マイクロホン及び騒音計を介して騒音の騒音レベルが計測され、騒音レベルが規制基準を超えていれば、PHS(Personal Handyphone System)によって通話を確立し、作業員がPHSからその実音を聞くことができるというものである。
また、特許文献2は、ホール、スタジアム等の測定空間の音場特性を正確に測定するための音場特性測定システムを開示している。音場特性を把握することは、音楽演奏時だけでなく、明瞭な場内放送を実現する上でも重要な要素となる。
さらに、特許文献3は、騒音や振動に関する特定環境データ信号を収集解析し、印刷書面や画面に表示することができる環境データ収集解析装置を開示している。
特許文献3の技術によれば、測定対象外の環境データ信号を視認し得るようにグラフラインの属性を変えているため、騒音や振動に関する測定データの解析を容易に行うとともに、測定対象の音と測定対象外の音とを容易に区別することができると考えられる。
特開2002−188953号公報 特開2006−64393号公報 特開2010−78369号公報
上記の先行技術等に示されるように、一般に音響や振動の計測は、様々な計測シーンが想定される。例えば、道路交通騒音や鉄道騒音、遮音性能計測、自動車の遮音性計測、建設作業の騒音及び振動を計測したりすることがある。
この場合、各計測シーンに対応して、計測時に取得したいデータも様々であり、計測場所も様々である。例えば、音響データのみならず、振動データも同時に取得したい場合もあれば、音響データだけ又は振動データだけを取得したいということもある。また、同一の計測シーンであっても、1箇所だけで計測したい場合もあれば、多点にわたる計測箇所で計測を行いたい場合もある。さらに、音響や振動の計測だけでなく、温湿度や圧力等といった計測を行うこともある。
このように、計測シーンは、計測対象や計測者、計測場所によって多種多様に変化することになるが、現状は、複数の計測器を組み合わせて計測を行っている。この場合、作業員は、計測に必要なすべての機器を現場に持参しなければならず、手間と労力がかかることになる。
一方、計測対象に応じて専用機を用意することはコストが掛かるという問題がある。また、専用機をカスタマイズすることは難しいという問題がある。
そこで本発明は、計測における多種多様な計測シーンに柔軟に対応することができる技術の提供を課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明は以下の解決手段を採用する。なお、以下の各解決手段は、引用関係や従属関係を適宜変更した解決手段とすることができる。
解決手段1:本解決手段の計測装置は、センサからの物理量を表す信号が入力される入力部、及び前記入力部に入力された信号を有線により外部に送信する計測ユニット側有線通信コネクタを有する計測ユニットと、前記計測ユニット側有線通信コネクタにより送信された信号を受信する本体ユニット側有線通信コネクタ、及び前記本体ユニット側有線通信コネクタからの信号を制御する制御部を有する本体ユニットとを備え、前記計測ユニットは、前記本体ユニットと着脱が可能であることを特徴とする計測装置である。
本解決手段の計測装置は、計測ユニットと本体ユニットとを備えている。
計測ユニットは、センサからの物理量(音響、振動、温度、湿度、圧力等の計測に基づく情報)を表す信号(アナログ信号及びデジタル信号のうち少なくとも一方の信号)が入力され、入力された信号を有線により本体ユニットに送信する。
本体ユニットは、計測ユニットからの信号を受信し、受信した信号を制御(処理)する。
このように、計測ユニットは、主として物理量を取得する役割を果たしており、本体ユニットは、主として物理量を表す信号を制御する役割を果たしている。このため、計測ユニットと本体ユニットとで、計測における一連の処理を分担することができる。
しかも、本解決手段では、計測ユニットは本体ユニットに対して着脱が可能である。このため、本体ユニットに計測ユニットを取り付けたり、本体ユニットから計測ユニットを取り外したりすることができる。また、様々なセンサを計測ユニットに取り付けることができるので、多種多様な計測シーンに柔軟に対応することができる。
また、本体ユニットは、主として物理量を表す信号を制御する役割を果たしているので、計測シーンが変わっても、本体ユニットを変更する必要がない。このため、特殊な計測シーンでの計測であっても、専用機を製造する必要がないのでコストを抑えることができる。さらに、計測シーンに合わせたカスタマイズも容易である。
解決手段2:本解決手段の計測装置は、解決手段1において、前記本体ユニットは、その表面に前記信号に関する情報を表示する液晶表示部と、前記液晶表示部に設置された計測装置を操作するためのタッチパネルとを有し、その裏面に前記計測ユニットを着脱するための窪み部を有し、前記窪み部に前記本体ユニット側有線通信コネクタが設けられており、前記計測ユニットは、対向する一方の側面に前記計測ユニット側有線通信コネクタが設けられているとともに他方の側面に前記入力部が設けられており、前記窪み部を利用して前記本体ユニットに前記計測ユニットを取り付けると、前記本体ユニット側有線通信コネクタと前記計測ユニット側有線通信コネクタとが接続され、前記入力部が前記本体ユニットの外縁側に配置されることを特徴とする計測装置である。
本解決手段では、本体ユニットの表面に液晶表示部及びタッチパネルが設けられており、本体ユニットの裏面に計測ユニットを着脱するための窪み部(凹み)が設けられている。このように、本体ユニットの表面には液晶表示部及びタッチパネルが設けられているので、本体ユニットの表面には操作ボタン等を設置する必要はなく、結果として本体ユニットをスマートな形状とすることができる。また、作業員は、本体ユニットの表面に設けられたタッチパネルをタッチして本体ユニットを操作することができるので、作業員の作業性を向上させることができる。
さらに、液晶表示部及びタッチパネルと、窪み部とは、本体ユニットにおける反対側の面にそれぞれ配置される。したがって、窪み部を利用して本体ユニットに計測ユニットを取り付けた際には、本体ユニットの裏面に計測ユニットが位置することになる。これにより、計測ユニットは、作業員の邪魔とならない位置に収納されるので、作業員の作業性を向上させることができる。
また、本体ユニットの裏面に計測ユニットを取り付けるため、計測ユニットは、本体ユニットの表面に配置される液晶表示部及びタッチパネルをさえぎることはない。したがって、本体ユニットの表面の大部分を包含する位置に液晶表示部及びタッチパネルを配置することができ、液晶表示部及びタッチパネルの表示画面を見やすいものとすることができ、結果として作業員の作業性を向上させることができる。
さらに、本解決手段では、本体ユニット側有線通信コネクタは窪み部の内部に設けられている。また、計測ユニットは、対向する一方の側面に計測ユニット側有線通信コネクタが設けられているとともに他方の側面に入力部が設けられている。このため、計測ユニット側有線通信コネクタと入力部とは、計測ユニットにおける反対側の側面に設けられていることになる。
そして、窪み部を利用して本体ユニットに計測ユニットを取り付けると、本体ユニット側有線通信コネクタと計測ユニット側有線通信コネクタとが接続され、入力部が本体ユニットの外縁側に配置される。
ここで、入力部には各種センサが接続されるため、入力部が様々な箇所に配置されていると作業員の作業性を低下させるおそれがある。この点、本解決手段では、本体ユニットに計測ユニットを取り付けた際には、入力部が本体ユニットの外縁側に配置されるので、入力部が一箇所に集まり、各種センサやケーブル等が作業の邪魔になることがなく、作業員の作業効率や作業員の作業性を向上させることができる。
解決手段3:本解決手段の計測装置は、解決手段2において、前記本体ユニットは、その外形が扁平な直方体形状であって携帯が可能であり、前記計測ユニットは、前記本体ユニットの窪み部に挿入する側の一端から他端に向かうにつれて全体の厚みが徐々に厚くなることを特徴とする計測装置である。
本解決手段では、本体ユニットは、その外形が扁平な(平べったい)直方体形状であって携帯が可能である。このため、本体ユニットは、携帯が可能な筐体(ケーシング、容器)に包含されていることになる。
したがって、本体ユニットは、鞄等に収納して容易に持ち運ぶことができ、作業員の運搬の負担を軽減し、計測時の作業負担も軽減させることができる。
また、本解決手段では、計測ユニットは、窪み部に挿入する側の一端から他端(入力部側)に向かうにつれて全体の厚みが徐々に厚くなっている。このため、入力部の形状の変更(コネクタ形状の設計変更)又は計測ユニットの電気部品の増加に応じて他端側の厚みを変更して設計することができる。したがって、入力部に取り付けられる様々なセンサに対応するために、入力部の形状や電気部品を変更して厚みが増しても、計測ユニットの長さが変わるのではなく、計測ユニットの厚みが変わることになる。このため、本体ユニットに計測ユニットを装着した際には、本体ユニットから計測ユニットが出っ張る(はみ出す)のではなく、計測ユニットの傾斜角度が変わることになり、本体ユニット及び計測ユニットのスマートな形状を維持することができる。
解決手段4:本解決手段の計測装置は、解決手段1において、前記本体ユニットは、無線により通信を行う本体ユニット側無線通信部を有し、前記計測ユニット側有線通信コネクタにより送信された信号を受信する無線通信ユニット側有線通信コネクタ、及び受信した信号を無線により前記本体ユニット側無線通信部に送信する無線通信ユニット側無線通信部を有する無線通信ユニットをさらに備え、前記計測ユニットは、前記無線通信ユニットと着脱が可能であることを特徴とする計測装置である。
本解決手段では、本体ユニットは、無線により通信を行う本体ユニット側無線通信部を有する。
また、本解決手段の計測装置は、無線通信ユニットを備えている。無線通信ユニットは、計測ユニット側有線通信コネクタにより送信された信号を受信する無線通信ユニット側有線通信コネクタと、受信した信号を無線により本体ユニット側無線通信部に送信する無線通信ユニット側無線通信部とを有する。
このため、計測ユニットからの信号は、無線通信ユニットを介して、本体ユニットに送信される。したがって、本体ユニット側で、計測ユニットが計測したデータを取得する方法としては、本体ユニットに計測ユニットを取り付けて取得する方法と、無線ユニットに計測ユニットを取り付けて取得する方法の2種類の方法があることになる。
これにより、本体ユニットの近くに計測ユニットがあれば、本体ユニットに直接計測ユニットを取り付けて計測データを回収し、本体ユニットの近くに計測ユニットがなければ、無線通信ユニットを介して、計測データを回収することができ、様々な計測シーンに柔軟に対応することができる。
また、本解決手段では、計測ユニットは、無線通信ユニットに対して着脱が可能である。このため、無線通信ユニットに計測ユニットを取り付けたり、無線通信ユニットから計測ユニットを取り外したりすることができる。
解決手段5:本解決手段の計測装置は、解決手段4において、前記本体ユニットには、複数の前記無線通信ユニットが無線により接続されており、前記無線通信ユニットには、前記計測ユニットが接続されていることを特徴とする計測装置である。
このように、本解決手段では、1つの本体ユニットに対して複数の無線通信ユニットが無線により接続される。また、各無線通信ユニットにはそれぞれ計測ユニットが接続される。このため、無線通信ユニットを増設することにより、計測ユニットの数も増加することになり、多チャンネルでの計測に対応することができる。
解決手段6:本解決手段の計測装置は、解決手段1から5のいずれかにおいて、前記計測ユニットの入力部には、前記物理量を検出する1つ、又は複数のセンサが有線により接続されることを特徴とする計測装置である。
このように、本解決手段では、計測ユニットに1つ、又は複数のセンサが接続されるため、1チャンネルで計測を行ったり、多チャンネルで計測を行ったりすることができる。
解決手段7:本解決手段の計測装置は、物理量を検出して信号として出力する検出部、及び前記検出部により出力された信号を無線により外部に送信する計測ユニット側無線通信部を有する計測ユニットと、前記計測ユニット側無線通信部により送信された信号を無線により受信する本体ユニット側無線通信部、及び受信した信号を制御する制御部を有する本体ユニットとを備え、前記本体ユニットと前記計測ユニットとは、前記計測ユニット側無線通信部及び前記本体ユニット側無線通信部を介して無線により接続されることを特徴とする計測装置である。
本解決手段の計測装置は、計測ユニットと本体ユニットとを備えている。
計測ユニットは、物理量を検出して信号として出力し、出力された信号を無線により外部(本体ユニット)に送信する。
本体ユニットは、計測ユニットからの信号を無線により受信し、受信した信号を制御(処理)する。
このように、計測ユニットは、主として物理量を検出して出力する役割を果たしており、本体ユニットは、主として信号を制御する役割を果たしている。このため、計測ユニットと本体ユニットとで、計測における一連の処理を分担することができる。
しかも、本解決手段では、計測ユニットからの信号は、計測ユニット側無線通信部及び本体ユニット側無線通信部を介して無線により本体ユニットに送信されるので、計測ユニットから直接計測データを回収することができ、様々な計測シーンに柔軟に対応することができる。
また、本体ユニットは、主として物理量を表す信号を制御する役割を果たしているので、計測シーンが変わっても、本体ユニットを変更する必要がない。このため、特殊な計測シーンでの計測であっても、専用機を製造する必要がないのでコストを抑えることができる。さらに、計測シーンに合わせたカスタマイズも容易である。
その上、本解決手段の接続形態は、本体ユニットと計測ユニットとが、無線により接続される形態となる。このように、本解決手段の接続形態では、有線接続が介在しないため、ハンディ計測で計測点を頻繁に移動して計測を行う場合等に適した接続形態となる。
本発明によれば、計測ユニットには、様々なセンサが接続可能であるため、多種多様な計測シーンに柔軟に対応することができる。
また、計測ユニットは、本体ユニットに対して着脱が可能であるため、入力チャンネルの増減や、システムの構成変更が容易となる。
一実施形態に係る計測装置100を示す概要図である。 本体ユニット10を裏面側からみた状態で示す斜視図である。 無線通信ユニット30を裏面側からみた状態で示す斜視図である。 計測ユニット20に接続される各種センサを例示する図である。 本体ユニット10とともに用いられる無線音響インテンシティプローブ60を示す図である。 各ユニットの第1接続例について示す図である。 各ユニットの第2接続例について示す図である。 各ユニットの第3接続例について示す図である。 各ユニットの第4接続例について示す図である。 各ユニットの第5接続例について示す図である。 本体ユニット10及び計測ユニット20の構成を概略的に示すブロック図である。 本体ユニット10、計測ユニット20、及び無線通信ユニット30の構成を概略的に示すブロック図である。 無線音響インテンシティプローブ60の構成を概略的に示すブロック図である。 計測装置100の基本的な使用態様を示す図である。 屋内多点計測、騒音又は振動の計測の様子を示す図である。 室内透過損失の計測の様子を示す図である。 遮音空間での計測の様子を示す図である。 工事騒音の計測の様子を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る計測装置100を示す概要図である。
計測装置100は、音響、振動、温度、湿度、圧力等といった物理量を計測するための装置であり、本体ユニット(計測装置用本体ユニット)10と、計測ユニット(計測装置用計測ユニット)20と、無線通信ユニット(計測装置用無線通信ユニット)30とを備える。なお、図1では特に図示していないが、計測ユニット20にはセンサが接続される。
本体ユニット10及び無線通信ユニット30は、その裏面に計測ユニット20を着脱することが可能である。本体ユニット10に計測ユニット20を取り付けると、本体ユニット10と計測ユニット20とは、データの送受信を直接行うことができる状態となる。一方、無線通信ユニット30に計測ユニット20を取り付けると、本体ユニット10と計測ユニット20とは、無線通信ユニット30を介して、無線によりデータの送受信を行うことができる状態となる。なお、特に図示していないが、本体ユニット10、計測ユニット20、無線通信ユニット30は、通信ケーブル等の媒体により相互に接続することもできる。
〔本体ユニット〕
本体ユニット10は、その外形が扁平な直方体形状であり、作業員により携帯が可能な大きさを有するタブレット型の端末(タブレット端末)である。
また、本体ユニット10は、その表面に各種情報(操作用のアイコンや、デジタル信号に関する情報、各種データの波形データ等)を表示する液晶表示装置(液晶表示部)11を有する。
液晶表示装置11には、計測装置100を操作するためのタッチパネルが設置されており、作業員が画面上の表示をタッチすることで本体ユニット10を操作することができる。
本体ユニット10は、その周縁部に傾斜面11aを有しており、液晶表示装置11を有する面から外側に向かうにつれて全体の厚みが徐々に薄くなっている。傾斜面11a又はその付近は、作業員が本体ユニット10を保持するための保持部となる。また、本体ユニット10の角部分は円弧状に面取りされている。本体ユニット10のサイズは、例えば、平面視でA4用紙程度(縦210mm、横297mm程度)のサイズとすることができる。
本体ユニット10の右側面には、ACアダプタ用の端子13やLAN(Local Area Network)ポート14、USB(Universal Serial Bus)ポート14a、カード形状の記録媒体が挿入されるカード用スロット15等が設けられている。
〔計測ユニット〕
計測ユニット20は、その外形が扁平な直方体形状であり、作業員により携帯が可能な大きさを有する装置である。計測ユニット20は、本体ユニット10よりも小さいサイズであり、本体ユニット10の窪み部16(図2参照)に着脱が可能である。
また、計測ユニット20の左右の側壁には、本体ユニット10の凸部17(図2参照)に嵌り込む溝部21が計測ユニット20の下端側から上端側の一部を残して形成されている。
さらに、計測ユニット20の下方の側壁には、本体ユニット10の爪部18(図2参照)が挿入される2つの開口部22が形成されている。
また、計測ユニット20の下方の側壁には、本体ユニット10と通信を行うための有線通信コネクタ23が設けられている。有線通信コネクタ23は、オス型の接続端子である。
さらに、計測ユニット20には、有線通信コネクタ23が設けられている側壁とは反対側の側壁に入力部24が設けられている。
入力部24は、センサからの物理量を表す信号(アナログ信号やデジタル信号)が入力される4つのコネクタ24a〜24dと、アナログ信号以外の信号を出力する1つのコネクタ24eとにより構成されている。
4つのコネクタ24a〜24dには、各種センサがケーブルを介して接続される。このため、4つのコネクタ24a〜24dにより、4チャンネルの計測を実現することができる。一方、コネクタ24eには、例えばスピーカ等の外部機器がケーブルを介して接続される。このため、コネクタ24eは、外部機器に対してアナログ信号以外の信号を出力することができる。
計測ユニット20の表面には、円形の開口孔25が形成されており、その開口孔25から内部に配置されている図示しない発光ダイオードの発光状態を確認することができる。
発光ダイオードは、例えばコネクタ24a〜24dのアクセスランプや、計測ユニット20の電源ランプ、通信状態を示すランプ等として機能する。
ここで、計測ユニット20の表面は、平らな面となっているが、計測ユニット20の裏面は、傾斜した面となっている。このため、計測ユニット20は、有線通信コネクタ23側の厚みよりも、入力部24側の厚みの方が厚くなっている。
より具体的には、計測ユニット20の有線通信コネクタ23側の厚みは本体ユニット10の窪み部16の深さと略同程度の厚みであり、計測ユニット20の入力部24側の厚みは本体ユニット10の窪み部16の深さよりも厚い。
このように、本実施形態の計測ユニット20は、入力部24に向かうにつれて全体の厚みが徐々に厚くなっている。そして、入力部24の形状を変更(例えば大型化)させた場合、又は計測ユニット20の回路を増加させた場合、計測ユニット20の入力部24側の厚みを増加させることにしている。このため、本体ユニット10に計測ユニット20を装着した際には、本体ユニット10及び計測ユニット20のスマートな形状を維持することができる。
また、計測ユニット20の入力部24の隣には、各種機器を接続するための図示しないソケット等が設けられている。
〔無線通信ユニット〕
無線通信ユニット30は、その外形が扁平な直方体形状であり、作業員により携帯が可能な大きさを有する装置である。
また、無線通信ユニット30には、その表面の上端部に円形の開口孔31が形成されている。この開口孔31は、無線通信ユニット30に計測ユニット20を取り付けた際に、計測ユニット20の発光ダイオードの発光状態を確認するための孔である。
無線通信ユニット30は、その周縁部に傾斜面32を有しており、開口孔31を有する面から外側に向かうにつれて全体の厚みが徐々に薄くなっている。また、無線通信ユニット30の角部分は円弧状に面取りされている。
図2は、本体ユニット10を裏面側からみた状態で示す斜視図である。
本体ユニット10は、その裏面に計測ユニット20を着脱するための窪み部16を有する。
窪み部16は、本体ユニット10の上方端部から略中央部分にわたって形成された凹みである。窪み部16は、本体ユニット10の幅方向の端部を残して形成されている。また窪み部16は、計測ユニット20の挿入方向(図中、矢印A参照)に沿って、かつ、本体ユニット10の内部(中央方向)に向かって凹んでいる。さらに、本体ユニット10の窪み部16は計測ユニット20の厚みよりも浅い深さを有する窪みである。
窪み部16の左右の側壁には、計測ユニット20の左右の側面に設けられた溝部21(図1参照)に嵌り込む凸部17が、本体ユニット10の上方端部付近を除いた位置に形成されている。
また、窪み部16の上方端部とは反対側の側壁には、計測ユニット20の下端の側面に設けられた開口部22(図1参照)に挿入される爪部18が2つ形成されている。
2つの爪部18は、本体ユニット10の裏面に形成された操作片18aと連動して動作する。操作片18aを図中右方向にスライドさせると、操作片18aに連動して2つの爪部18も図中右方向にスライドする。なお、2つの爪部18は、図示しないバネによって図中左方向に付勢されている。
窪み部16の上方端部とは反対側の側壁には、計測ユニット20と通信を行うための有線通信コネクタ19が設けられている。有線通信コネクタ19は、メス型の接続端子である。
図3は、無線通信ユニット30を裏面側からみた状態で示す斜視図である。
無線通信ユニット30は、その裏面に計測ユニット20を着脱するための窪み部16を有する。無線通信ユニット30の窪み部16の構成は、本体ユニット10の窪み部16の構成と同一である。このため、窪み部16の各構成には、本体ユニット10の窪み部16と同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
このように、無線通信ユニット30の裏面には窪み部16が形成されているため、本体ユニット10に計測ユニット20を取り付けることができるのと同様に、無線通信ユニット30にも、計測ユニット20を取り付けることができる。
図4は、計測ユニット20に接続される各種センサを例示する図である。
計測ユニット20のコネクタ24a〜24dには、物理量を計測するための各種センサを接続することができる。
図4(A)には、各種センサの一例として、計測用マイクロホン40を示している。計測用マイクロホン40により計測されたアナログ信号は、ケーブル41及び接続プラグ42を介して、計測ユニット20の入力部24に入力される。
図4(B)には、各種センサの一例として、振動計50を示している。振動計50は、例えば圧電式加速度ピックアップである。振動計50により計測されたアナログ信号は、ケーブル51及び接続プラグ52を介して、計測ユニット20の入力部24に入力される。
計測ユニット20には、これらのセンサ以外にも、例えば騒音計や温湿センサ、圧力センサ、振動レベル計等も接続することができる。
図5は、本体ユニット10とともに用いられる無線音響インテンシティプローブ60を示す図である。
本体ユニット10は、計測ユニット20や無線通信ユニット30とともに用いられるものであるが、計測ユニット20や無線通信ユニット30とは別に、無線音響インテンシティプローブ60(無線通信機能を備える計測ユニット)とともに用いてもよい。
無線音響インテンシティプローブ60は、音響インテンシティプローブに無線通信機能を加えた計測ユニットである。
無線音響インテンシティプローブ60は、U字型のパイプ62と、パイプ62の中間部分に取り付けられたマイクロホンユニット64と、マイクロホンユニット64からの出力がケーブル66を介して入力される本体部68とにより構成される。
本体部68は、円筒状の長棒形状であり、作業員は本体部68を手で掴んで計測を行うことができる。また本体部68の内部には、無線通信機能を基本とする各種制御機能が内蔵されている。
このように、無線音響インテンシティプローブ60は、音響計測機能と無線通信機能とが備わっているため、本体ユニット10と無線音響インテンシティプローブ60とを用意すれば、それだけで音響の計測が可能となる。
なお、このような無線通信機能を備える計測ユニットとしては、無線音響インテンシティプローブ60だけでなく、無線通信機能を備えるマイクロホンとしてもよい。
〔接続例〕
次に、上記の各ユニットを用いた接続例について説明する。上記の各ユニットは、様々な態様で、有線や無線により接続することができる。
〔第1接続例〕
図6は、各ユニットの第1接続例について示す図である。
図6(A)に示すように、第1接続例では、本体ユニット10と計測ユニット20と計測用マイクロホン40とを用意している。
図6(B)に示すように、本体ユニット10に計測ユニット20を取り付け、計測ユニット20に計測用マイクロホン40を取り付けると、本体ユニット10と計測ユニット20とは一体となり、計測ユニット20と計測用マイクロホン40とはケーブル41及び接続プラグ42を介して接続される。
このように、窪み部16を利用して本体ユニット10に計測ユニット20を取り付けると、本体ユニット10の有線通信コネクタ19と計測ユニット20の有線通信コネクタ23(図1参照)とが接続され、入力部24が本体ユニット10の外縁側(上端側)に配置される。
また、本体ユニット10に計測ユニット20を取り付けた場合、入力部24の先端は、本体ユニット10の外縁よりも内側に位置するため、計測用マイクロホン40等を接続しない不使用の入力部24が本体ユニット10の外縁から突出して、作業の邪魔となることがない。
さらに、本体ユニット10の窪み部16は計測ユニット20の厚みよりも浅い深さであり、計測ユニット20の裏面には傾斜があり、計測ユニット20の厚みは入力部24側に向かうにつれて厚くなっているため、本体ユニット10の窪み部16に計測ユニット20を取り付けた場合、計測ユニット20は、窪み部16の内部に完全に収納されない。そして、計測ユニット20の裏面の一部は、窪み部16から斜めに突出して配置されることになる。このため、計測ユニット20を取り付けた本体ユニット10を作業台等に設置した際には、本体ユニット10が程よく傾斜し、液晶表示装置11の視認性を向上させることができる。ここで、計測ユニット20の裏面とは、本体ユニット10に計測ユニット20を装着した際に本体ユニット10の裏面(窪み部16側の面)と接触する面と反対側の面であり、具体的には開口孔25を有する面が表面であり、それとは反対側の面が裏面である。
〔第2接続例〕
図7は、各ユニットの第2接続例について示す図である。
図7(A)に示すように、第2接続例では、本体ユニット10と、計測ユニット20と、無線通信ユニット30と、計測用マイクロホン40とを用意している。
図7(B)に示すように、無線通信ユニット30に計測ユニット20を取り付け、計測ユニット20に計測用マイクロホン40を取り付けると、無線通信ユニット30と計測ユニット20とは一体となる。これにより、本体ユニット10と計測ユニット20とは、無線通信ユニット30を介して無線により通信を行うことができる状態となる。
〔第3接続例〕
図8は、各ユニットの第3接続例について示す図である。
図8に示すように、第3接続例では、第2接続例と同様に、本体ユニット10と、計測ユニット20と、無線通信ユニット30と、計測用マイクロホン40とを用意している。
そして、無線通信ユニット30に計測ユニット20を取り付け、計測ユニット20に計測用マイクロホン40を取り付けている。
この場合、本体ユニット10と計測ユニット20とは、無線通信ユニット30を介して通信を行うことができる状態となる。
そして、第3接続例では、1つの本体ユニット10に対して、複数の計測ユニット20が接続されることになるため、計測ユニット20は、複数接続となる。
このため、様々な計測シーンに合わせて、計測ユニット20を増台することにより、多種多様な計測シーンに柔軟に対応することができる。また、無線通信ユニット30を増設することにより、計測ユニット20の数も増加することになり、多チャンネルでの計測に対応することができる。
〔第4接続例〕
図9は、各ユニットの第4接続例について示す図である。
第4接続例は2つの接続例を含んでおり、1つ目の接続例は図中上段に示しており、2つ目の接続例は図中下段に示してある。
図中上段の1つ目の接続例は、本体ユニット10と計測ユニット20とをケーブル54(所定の通信媒体)を介して有線により接続する例を示している。また計測ユニット20には、2つの計測用マイクロホン40が有線により接続される。
このように、図中上段の接続例では、2つの計測用マイクロホン40に対して計測ユニット20は1つである。このため、本体ユニット10と計測ユニット20との間は、1つのケーブル54で足りる。したがって、2つの計測用マイクロホン40を用いて計測を行う場合であっても、本体ユニット10と計測ユニット20との間は、1つのケーブル54を用意すればよいため、有線の引き回しの本数を削減することができる。
また図中下段の2つ目の接続例は、本体ユニット10と無線通信ユニット30とをケーブル56(所定の通信媒体)を介して有線により接続する例を示している。そして、無線通信ユニット30には計測ユニット20が取り付けられ、計測ユニット20に計測用マイクロホン40が取り付けられる。
無線通信ユニット30は、基本的には無線により本体ユニット10と通信を行うものであるが、電波状況が悪い時等には、有線による接続も可能とすることができる。
〔第5接続例〕
図10は、各ユニットの第5接続例について示す図である。
第5接続例は、本体ユニット10と無線音響インテンシティプローブ60とを無線により接続する例を示している。
この場合、無線音響インテンシティプローブ60には無線通信機能が備わっているため、無線音響インテンシティプローブ60は、上記の無線通信ユニット30を用いずに、本体ユニット10と通信を行うことができる。
なお、第5接続例において、1つの本体ユニット10に対して、複数の無線音響インテンシティプローブ60を接続することもできる。この場合、本体ユニット10と無線音響インテンシティプローブ60とは、複数接続となる。
したがって、本体ユニット10が1台あれば、様々な計測シーンに合わせて、無線音響インテンシティプローブ60を増台することにより、多種多様な計測シーンに柔軟に対応することができる。
〔制御上の構成〕
次に、計測装置の制御に関する構成について説明する。
図11は、本体ユニット10及び計測ユニット20の構成を概略的に示すブロック図である。本体ユニット10と計測ユニット20とが有線により接続される場合は以下の接続形態となる。
〔計測ユニット〕
計測ユニット20は、入力部24、増幅器70、A/Dコンバータ71、演算処理部72、制御部73、外部メモリ75、内部メモリ76、有線通信コネクタ77(計測ユニット側有線通信コネクタ)、バッテリ78及び電源部79を備える。
入力部24は、計測ユニット20に接続された各種センサから、物理量を表す信号が入力されるインターフェースである。また、入力部24には、各種センサ以外の外部機器から信号が入力されることもある。
増幅器70は、入力部24に入力された信号がアナログ信号である場合、そのアナログ信号を増幅する機器である。
A/Dコンバータ71は、増幅器70により増幅されたアナログ信号をデジタル信号に変換する機器である。
演算処理部72は、A/Dコンバータ71により変換されたデジタル信号を演算処理する演算処理装置であり、例えばDSP(Digital Signal Processor)等により構成される。演算処理部72での演算処理は、例えばデジタル信号を所望の形式に変換したり、無線通信用にデジタル信号を符号化したり復号したりする内容の処理である。
制御部73は、コンピュータとして機能する要素であり、CPU(Central Processing Unit、中央演算処理装置)によって構成されている。制御部73は、計測ユニット20が行う各種の処理や動作を制御する機能を有している。なお、制御部73は、発光ダイオードの発光状態等も制御する。
外部メモリ75は、計測ユニット20に装着可能な外付けの記憶装置であり、例えば、マイクロSDカード等である。
内部メモリ76は、計測ユニット20に予め備えられている記憶装置であり、例えば、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等である。
有線通信コネクタ77は、デジタル信号を本体ユニット10に送信するインターフェースであり、例えば、USBポートやシリアルポート等を適用することができる。また有線通信コネクタ77は、通信ケーブルにより通信を行う場合の通信インターフェースとしても機能する。なお、有線通信コネクタ77は、図1の有線通信コネクタ23に対応する。
バッテリ78は、充電によって繰り返し使用することができる蓄電池によって構成されている。
電源部79は、計測ユニット20の駆動源となる装置であり、図示しないACアダプタや乾電池等から電力を取り込むと、そこから必要な電力を生成し、生成した電力を計測ユニット20の各部に分配する。なお、バッテリ78は、電源部79から分配された電力を蓄電する。そして、計測ユニット20は、バッテリ78や電源部79からの電力により駆動する。このように、計測ユニット20は、バッテリ78を備えているため、例えば、電池の交換時に電源部79からの電源供給が一時的に停止しても、連続して稼働することができる。
〔本体ユニット〕
本体ユニット10は、有線通信コネクタ80(本体ユニット側有線通信コネクタ)、制御部81、演算処理部82、外部メモリ83、内部メモリ84、液晶表示装置11、無線通信部85(本体ユニット側無線通信部)、バッテリ87、電源部88、LANポート14、及びUSBポート14aを備える。
有線通信コネクタ80は、例えば計測ユニット20の有線通信コネクタ77から送信されてきた信号を受信するインターフェースであり、例えば、USBポートやシリアルポート等を適用することができる。また有線通信コネクタ80は、通信ケーブルにより通信を行う場合の通信インターフェースとしても機能する。なお、有線通信コネクタ80は、図2の有線通信コネクタ19に対応する。
制御部81は、コンピュータとして機能する要素であり、CPUによって構成されている。制御部81は、本体ユニット10が行う各種の処理や動作を制御する機能を有している。なお、制御部81は、液晶表示装置11からの入力信号に基づいて本体ユニット10の各部を制御し、液晶表示装置11の画像表示等も制御する。
演算処理部82は、計測ユニット20から受信したデジタル信号を演算処理する演算処理装置であり、例えばDSP等により構成される。
外部メモリ83は、本体ユニット10に装着可能な外付けの記憶装置であり、例えば、SDカード等である。
内部メモリ84は、計測ユニット20に予め備えられている記憶装置であり、例えば、ROMやRAM等である。内部メモリ84には、計測装置100を統括制御したり、デジタルデータを数値化・解析したりするための各種アプリケーションソフトが格納されている。
無線通信部85は、無線通信ユニット30(図1参照)と無線によりデジタル信号や各種データを送受信するためのインターフェースである。
LANポート14やUSBポート14aは、図示しない外部機器(パーソナルコンピュータや、ネットワーク上の機器、他の計測機器)に、本体ユニット10を接続するためのインターフェースである。
バッテリ87は、充電によって繰り返し使用することができる蓄電池によって構成されている。
電源部88は、本体ユニット10の駆動源となる装置であり、図示しないACアダプタや乾電池等から電力を取り込むと、そこから必要な電力を生成し、生成した電力を本体ユニット10の各部に分配する。なお、バッテリ87は、電源部88から分配された電力を蓄電する。そして、本体ユニット10は、バッテリ87や電源部88からの電力により駆動する。このように、本体ユニット10は、バッテリ87を備えているため、例えば、電池の交換時に電源部88からの電源供給が一時的に停止しても、連続して稼働することができる。
本体ユニット10と計測ユニット20とは、有線通信コネクタ77,80により信号やデータの送受信を行うことができる。
図12は、本体ユニット10、計測ユニット20、及び無線通信ユニット30の構成を概略的に示すブロック図である。本体ユニット10と計測ユニット20とが、無線通信ユニット30を介して無線により接続される場合は以下の接続形態となる。なお、既に説明した本体ユニット10及び計測ユニット20の各構成は説明を省略する。
〔無線通信ユニット〕
無線通信ユニット30は、有線通信コネクタ90(無線通信ユニット側有線通信コネクタ)、無線通信部91(無線通信ユニット側無線通信部)、バッテリ93、及び電源部94を備える。
有線通信コネクタ90は、計測ユニット20の有線通信コネクタ77により送信された信号を受信するインターフェースであり、例えば、USBポートやシリアルポート等を適用することができる。また有線通信コネクタ90は、通信ケーブルにより通信を行う場合の通信インターフェースとしても機能する。なお、有線通信コネクタ90は、図3の有線通信コネクタ19に対応する。
無線通信部91は、本体ユニット10の無線通信部85と無線によりデジタル信号や各種データを送受信するためのインターフェースである。
バッテリ93は、充電によって繰り返し使用することができる蓄電池によって構成されている。
電源部94は、無線通信ユニット30の駆動源となる装置であり、図示しないACアダプタや乾電池等から電力を取り込むと、そこから必要な電力を生成し、生成した電力を無線通信ユニット30の各部に分配する。なお、バッテリ93は、電源部94から分配された電力を蓄電する。そして、無線通信ユニット30は、バッテリ93や電源部94からの電力により駆動する。このように、無線通信ユニット30は、バッテリ93を備えているため、例えば、電池の交換時に電源部94からの電源供給が一時的に停止しても、連続して稼働することができる。
〔無線音響インテンシティプローブ〕
図13は、無線音響インテンシティプローブ60の構成を概略的に示すブロック図である。
無線音響インテンシティプローブ60は、検出部62、増幅器200、A/Dコンバータ201、演算処理部202、制御部203、内部メモリ205、無線通信部206、バッテリ208、及び電源部209を備える。
検出部62は、音の強さとその音の伝播して行く方向とを計測するセンサであり、検出結果をアナログ信号として出力する。なお、検出部62は、図5のU字型のパイプ62及びマイクロホンユニット64に対応する。
増幅器200は、検出部62により出力されたアナログ信号を増幅する機器である。
A/Dコンバータ201は、増幅器200により増幅されたアナログ信号をデジタル信号に変換する機器である。
演算処理部202は、A/Dコンバータ201により変換されたデジタル信号を演算処理する演算処理装置であり、例えばDSP等により構成される。
制御部203は、コンピュータとして機能する要素であり、CPUによって構成されている。制御部203は、無線音響インテンシティプローブ60が行う各種の処理や動作を制御する機能を有している。
内部メモリ205は、無線音響インテンシティプローブ60に予め備えられている記憶装置であり、例えば、ROMやRAM等である。
無線通信部206は、本体ユニット10の無線通信部85(図12参照)と無線によりデジタル信号や各種データを送受信するためのインターフェースである。
バッテリ208は、充電によって繰り返し使用することができる蓄電池によって構成されている。
電源部209は、無線音響インテンシティプローブ60の駆動源となる装置であり、図示しないACアダプタや乾電池等から電力を取り込むと、そこから必要な電力を生成し、生成した電力を無線音響インテンシティプローブ60の各部に分配する。なお、バッテリ208は、電源部209から分配された電力を蓄電する。そして、無線音響インテンシティプローブ60は、バッテリ208や電源部209からの電力により駆動する。このように、無線音響インテンシティプローブ60は、バッテリ208を備えているため、例えば、電池の交換時に電源部209からの電源供給が一時的に停止しても、連続して稼働することができる。
〔計測シーンの例〕
次に、計測装置100の好適な計測シーンについて、いくつかの例を挙げて説明する。
〔基本計測〕
図14は、計測装置100の基本的な使用態様を示す図である。
まず、作業員は、音響又は振動の計測の現場に計測装置100を持っていく。ここでは、計測装置100として、本体ユニット10と、計測ユニット20と、無線通信ユニット30と、計測用マイクロホン40とを持参した例を示している。
ついで、計測用マイクロホン40を取り付けた計測ユニット20を無線通信ユニット30に装着し、無線通信ユニット30を計測ポイントに配置する。
そして、作業員は、傾斜面11a付近を掴んで本体ユニット10を保持しながら、本体ユニット10の液晶表示装置11により本体ユニット10を操作して、計測ユニット20に物理量(音)の計測を行わせる。
計測ユニット20で計測したデータは、無線通信ユニット30を介して本体ユニット10に送信されるため、作業員は液晶表示装置11を見ながら、その場で計測結果を確認することができる。
〔屋内多点計測、騒音又は振動の計測〕
図15は、屋内多点計測、騒音又は振動の計測の様子を示す図である。
屋内多点計測は、例えばマンション等の集合住宅300における騒音や振動等の計測である。屋内多点計測では、集合住宅300の外部から建物内の騒音や振動を計測するとともに、複数の部屋での計測を同時に多点で計測する場合が多い。同じ階や近接階であれば、ケーブルを引き回して多点を同時に計測することができるが、それでも作業員の労力は相当なものとなる。しかも、離れた階の同時多点計測は、あきらめざるを得ず、それぞれの階ごとに計測する必要がある。
この点、本実施形態の計測装置100を利用すれば、このような計測シーンであっても容易に同時計測が可能になる。図示の例では、本体ユニット10を集合住宅300の外部に配置し、騒音計46を取り付けた計測ユニット20を装着した無線通信ユニット30を集合住宅300の2階と4階に配置している。そして、本体ユニット10に対しては、無線通信ユニット30から計測データが無線により送信されてくる。
このため、作業員は、本体ユニット10を確認しながら、現場の状況をリアルタイムでモニタリングすることができる。しかも、現場でモニタリングをしながら、異常な騒音源を発見した場合、作業員は騒音計46を取り付けた計測ユニット20を装着した無線通信ユニット30を随時追加することができ、計測点を柔軟に増加させることができるので、騒音の原因となっていそうなポイントを逐次に追加計測することができる。
また図示の例では、車道400の左側のビル402内や、車道400の右側の建物404にも騒音計46を取り付けた計測ユニット20を装着した無線通信ユニット30を配置している。
さらに、車道400の両脇には、騒音計46のみならず振動レベル計48を取り付けた計測ユニット20を装着した無線通信ユニット30を配置している。このため、本計測例では、道路に面する地域の広範囲な計測が可能となる。
〔室内透過損失の計測(遮音性能計測)〕
図16は、室内透過損失の計測の様子を示す図である。
図示の例では、隣り合う2部屋での室内の音響を計測している。
図中右側の部屋(音源側室)500には、音源となる2つのスピーカ502が配置されている。そして、右側の部屋(音源側室)500には、各種センサとして3つのマイクロホンM1〜M3、及び部屋の奥側に配置されたスピーカ502が有線接続された計測ユニット20が装着された無線通信ユニット30と、各種センサとして2つのマイクロホンM4,M5、及び部屋の手前側に配置されたスピーカ502が有線接続された計測ユニット20が装着された無線通信ユニット30とが配置されている。
スピーカ502からの音源出力は、マイクロホンM1〜M5を介して計測ユニット20により計測される。また、スピーカ502と計測ユニット20とをケーブルにより直接接続(ライン接続)することにより、スピーカ502から所望の音源を出力させることもできる。
一方、図中左側の部屋(受音側室)504には、各種センサとして3つのマイクロホンM6〜M8、及び部屋の手前側に配置されたスピーカ502が有線接続された計測ユニット20が装着された無線通信ユニット30と、各種センサとして2つのマイクロホンM9,M10が有線接続された計測ユニット20が装着された無線通信ユニット30とが配置されている。
そして、スピーカ502からの音源出力は、マイクロホンM6〜M10を介して計測ユニット20により計測されるのみならず、右側の部屋(音源側室)500と左側の部屋(受音側室)504との間にある壁506を通じて右側の部屋(音源側室)500のスピーカ502からの音が伝達され、その音が左側の部屋(受音側室)504の計測ユニット20によっても計測される。
この場合、合計4台の計測ユニット20からの計測データは、無線通信ユニット30により本体ユニット10に送信され、1台の本体ユニット10に集約される。
このため、右側の部屋(音源側室)500の5つの入力と2つの出力(音源出力を含む)と、左側の部屋(受音側室)504の5つの入力と1つの出力を、1台の本体ユニット10と4台の計測ユニット20及び無線通信ユニット30等という小さなシステムで計測することができる。
しかも、計測ユニット20の計測データは、無線により本体ユニット10に送信されるため、音源側室と受音側室との間のケーブルの引き回しを考慮する必要はなく、作業員の作業負担を軽減させることができる。
〔遮音空間での計測〕
図17は、遮音空間での計測の様子を示す図である。
遮音空間での計測は、ある閉じた空間の遮音を計測する。図示の例では、自動車900のキャビンの窓を閉めた状態で遮音を計測している。自動車900のキャビンには、騒音計46を取り付けた計測ユニット20を装着した無線通信ユニット30を配置しており、自動車の扉や窓を完全に閉め切った状態で、自動車900の外部にある本体ユニット10により自動車900の内部の音響を計測する。
従来であれば、ケーブルを車内から引き出す必要があり、完全な遮音空間を実現することができなかったが、本実施形態の計測装置100では、無線通信ユニット30を介して計測データを本体ユニット10に送信することができるので、遮音の計測を容易に実行することができる。
〔工事騒音の計測〕
図18は、工事騒音の計測の様子を示す図である。
ここで、図18(A)は音響パワーレベルの計測の様子を示しており、図18(B)は振動レベルの計測の様子を示している。
図18(A)に示すように、音響パワーレベルを計測する場合、バックホー等の建設機械950を実際に可動させる付近に、騒音計46を有線により接続した計測ユニット20を装着した無線通信ユニット30を配置する。具体的には、騒音計46を有線により接続した計測ユニット20を装着した無線通信ユニット30を建設機械950の周囲に6箇所配置している。なお、建設機械950を中心として、左右方向をxとし、前後方向をyとし、高さ方向をzとし、建設機械950を中心とした仮想円の半径をrとした場合、6つの騒音計46に対応する6つの計測点の座標は以下の通りである。
第1計測点:(x/r,y/r,z)=(0.7,0.7,1.5m)
第2計測点:(x/r,y/r,z)=(−0.7,0.7,1.5m)
第3計測点:(x/r,y/r,z)=(−0.7,−0.7,1.5m)
第4計測点:(x/r,y/r,z)=(0.7,−0.7,1.5m)
第5計測点:(x/r,y/r,z)=(−0.27,0.65,0.71r)
第6計測点:(x/r,y/r,z)=(0.27,−0.65,0.71r)
また、図18(B)に示すように、振動レベルを計測する場合、バックホー等の建設機械950を実際に可動させる付近に振動レベル計48を有線により接続した計測ユニット20を装着した無線通信ユニット30を配置する。具体的には、振動レベル計48を有線により接続した計測ユニット20を装着した無線通信ユニット30を建設機械950の周囲に8箇所配置している。なお、建設機械950の旋回中心を中心として、左右方向をxとし、前後方向をyとした場合、8つの振動レベル計48に対応する8つの計測点の座標は以下の通りである。
第1計測点:(x,y)=(4m,0m)
第2計測点:(x,y)=(7m,0m)
第3計測点:(x,y)=(15m,0m)
第4計測点:(x,y)=(30m,0m)
第5計測点:(x,y)=(0m,4m)
第6計測点:(x,y)=(0m,7m)
第7計測点:(x,y)=(0m,15m)
第8計測点:(x,y)=(0m,30m)
これにより、建設機械950の周囲で音響パワーレベル及び振動レベルを計測することができる。また振動レベル計48については、3方向(X方向、Y方向、Z方向)の振動の計測が可能な振動計を使用することにより、「8箇所×3方向=24箇所」の計測が可能となる。なお、本体ユニット10は、工事現場に設置されるプレハブ小屋等に配置することができる。
上記の計測シーンは、計測装置100の好適な計測シーンであるが、その他にも以下のような計測シーンに計測装置100を用いることもできる。
〔騒音・振動苦情の調査〕
例えば、「騒音・振動」について住民から苦情がある場合、本当にその騒音・振動源が原因であるのか否かを確かめる必要がある。そのためには、騒音・振動源の状態と、苦情者の住空間での騒音・振動とを同時にモニタリングする必要がある。
このとき、騒音・振動源と対象住空間が離れている場合には、ケーブルの引き回しの問題がある上に、それぞれに作業員(計測員)を配置して常に騒音や振動を監視する必要がある。また、作業員を配置する場合、限られた時間範囲のみの計測しかできないため、苦情者から「計測時にだけ騒音・振動源を小さくしているのではないか」と疑われる場合もある。
この点、本実施形態の計測装置100では、音源や振動源と考えられる工場内と、工場の敷地境界、苦情者の住居のそれぞれに、騒音計46を取り付けた計測ユニット20を装着した無線通信ユニット30を自由に配置して計測点を確保することができる。しかも、作業員は、1つの場所で本体ユニット10を用いてモニタリングをすることができる。
また、騒音計46を取り付けた計測ユニット20を装着した無線通信ユニット30を計測点に配置しておけば、作業員の常駐は必要なく、数日間以上の長期の計測も可能であるため、実苦情状況に即した計測が可能になる。
〔鉄道騒音の計測〕
鉄道騒音を計測する場合、線路の両脇で鉄道騒音を計測する必要がある。この場合、反対側の計測器が正しく動作しているか確認するには、作業員をもう一人配置する必要がある。ただし、昨今の省人員化では、作業員のさらなる増加は難しい。このため、一人の作業員が、線路の反対側まで行かなければならない。もしくは、鉄道会社の許可を得て、線路の下にケーブル(信号線)を通す必要がある。いずれにしても、作業員の作業効率は低下する。
この点、本実施形態の計測装置100では、線路の反対側に騒音計46を取り付けた計測ユニット20を装着した無線通信ユニット30を配置することができる。このため、無線で計測データを本体ユニット10に転送することができ、作業員を線路の片側に配置するだけで計測データを確認することができる。
さらに、線路の反対側に配置したユニットから、リアルタイムで音響に関する波形を転送させることにより、線路の反対側に配置したユニットにノイズや計測対象外の音が混入していないかを、作業員がイヤホンで実音を聞いて確認することもできる。
〔幹線道路や高架道路での計測〕
幹線道路や高架道路での計測では、幹線道の両側に騒音計46を取り付けた計測ユニット20を装着した無線通信ユニット30を配置し、高架道路(高速道路)にも騒音計46を取り付けた計測ユニット20を装着した無線通信ユニット30を配置することができる。
高架道路や高架鉄道の周辺で音や振動を計測する場合、高架道路には計測場所がないため、作業員(計測者)が高架上にいることはできない。
このため、従来は、高架道路に設置された高架橋の上から橋脚を這わせて何十メートルもケーブルを引き回す必要があった。この場合、ケーブルが断線したり、あるいは後から計測チャンネルを増やしたりすることがあるため、余分にケーブルを引いていたが、それでもケーブルが足りなくなるというケースがあった。
この点、本実施形態の計測装置100では、無線により計測データを取得することができるので、ケーブルの断線を心配する必要はない。また、後から計測チャンネルを増やす場合であっても、新たに計測ユニット20を追加すればよいので、ケーブルを足す必要はない。
〔航空機騒音の計測〕
航空機の騒音については、昨今は無人で空港周辺の航空機騒音が計測されることが多い。この場合、数キロメートルの範囲に騒音計を配置して、騒音レベルや実際の騒音を計測する(波形収録)。
このとき、各観測点に配置した騒音計が正しく動作しているかを確認するため、作業員(計測者)は、各観測点を延々と巡回することになる。したがって、作業員は、数キロメートルの範囲を巡回する必要があり、作業負担は相当なものとなる。
この点、本実施形態の計測装置100では、本体ユニット10と、騒音計46を取り付けた計測ユニット20を装着した無線通信ユニット30とが無線により接続されているため、各観測点の計測ユニット20が正常に動作しているか否かを、1箇所から確認することができる。
また、各観測点に配置されている計測ユニット20は、無人での計測となるため、航空機の音か、犬の鳴き声かを、計測用の記録用紙(野帳)に記すことができない。ただし、多点の音響レベルの波形は、本体ユニット10により1箇所でモニタリングすることができるので、その時点で音響レベルの波形にラベルやメモを付ける(作業員が本体ユニット10を見ながらメモ書きを残す)ことができる。このため、作業員は、計測現場で1次処理をすることができるので、後の作業の省力化に役立てることができる。
以上説明したように、計測ユニット20には、様々なセンサが接続可能であるため、多種多様な計測シーンに柔軟に対応することができる。
また、計測ユニット20は、本体ユニット10に対して着脱が可能であるため、入力チャンネルの増減や、システムの構成変更が容易となる。
本発明は上述した実施形態に制約されることなく、種々に変形して実施することができる。また、上述した計測シーン以外にも様々な計測シーンで本発明を適用することができる。
10 本体ユニット
20 計測ユニット
30 無線通信ユニット
60 無線音響インテンシティプローブ
100 計測装置

Claims (5)

  1. センサからの物理量を表す信号が入力される入力部、及び前記入力部に入力された信号を有線により外部に送信する計測ユニット側有線通信コネクタを有する計測ユニットと、
    前記計測ユニット側有線通信コネクタにより送信された信号を受信する本体ユニット側有線通信コネクタ、及び前記本体ユニット側有線通信コネクタからの信号を制御する制御部を有する本体ユニットとを備え、
    前記計測ユニットは、
    前記本体ユニットと着脱が可能であり、
    前記本体ユニットは、
    その裏面に前記計測ユニットを着脱するための窪み部を有し、
    前記本体ユニットは、
    その外形が扁平な直方体形状であって携帯が可能であり、
    前記計測ユニットは、
    前記本体ユニットの窪み部に挿入する側の一端から他端に向かうにつれて全体の厚みが徐々に厚くなることを特徴とする計測装置。
  2. 請求項1に記載の計測装置において、
    前記本体ユニットは、
    その表面に前記信号に関する情報を表示する液晶表示部と、前記液晶表示部に設置された計測装置を操作するためのタッチパネルとを有し
    記窪み部に前記本体ユニット側有線通信コネクタが設けられており、
    前記計測ユニットは、
    対向する一方の側面に前記計測ユニット側有線通信コネクタが設けられているとともに他方の側面に前記入力部が設けられており、
    前記窪み部を利用して前記本体ユニットに前記計測ユニットを取り付けると、前記本体ユニット側有線通信コネクタと前記計測ユニット側有線通信コネクタとが接続され、前記入力部が前記本体ユニットの外縁側に配置されることを特徴とする計測装置。
  3. 請求項1に記載の計測装置において、
    前記本体ユニットは、
    無線により通信を行う本体ユニット側無線通信部を有し、
    前記計測ユニット側有線通信コネクタにより送信された信号を受信する無線通信ユニット側有線通信コネクタ、及び受信した信号を無線により前記本体ユニット側無線通信部に送信する無線通信ユニット側無線通信部を有する無線通信ユニットをさらに備え、
    前記計測ユニットは、
    前記無線通信ユニットと着脱が可能であることを特徴とする計測装置。
  4. 請求項に記載の計測装置において、
    前記本体ユニットには、
    複数の前記無線通信ユニットが無線により接続されており、
    前記無線通信ユニットには、
    前記計測ユニットが接続されていることを特徴とする計測装置。
  5. 請求項1からのいずれかに記載の計測装置において、
    前記計測ユニットの入力部には、前記物理量を検出する1つ、又は複数のセンサが有線により接続されることを特徴とする計測装置。
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