JP5977614B2 - 測定装置 - Google Patents

測定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5977614B2
JP5977614B2 JP2012171648A JP2012171648A JP5977614B2 JP 5977614 B2 JP5977614 B2 JP 5977614B2 JP 2012171648 A JP2012171648 A JP 2012171648A JP 2012171648 A JP2012171648 A JP 2012171648A JP 5977614 B2 JP5977614 B2 JP 5977614B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
measurement
measuring
data
unit
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012171648A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014032479A (ja
Inventor
隆彦 中野
隆彦 中野
英二 大西
英二 大西
愛 佐藤
愛 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hioki EE Corp
Original Assignee
Hioki EE Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hioki EE Corp filed Critical Hioki EE Corp
Priority to JP2012171648A priority Critical patent/JP5977614B2/ja
Publication of JP2014032479A publication Critical patent/JP2014032479A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5977614B2 publication Critical patent/JP5977614B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)

Description

本発明は、複数個所に配置されている測定ユニットにて測定された測定データを測定器本体に収集して所定の処理を行う測定装置に関し、さらに詳しく言えば、測定器本体と測定ユニット間を無線で接続してなる測定装置に関するものである。
例えば、店舗やオフィス等として提供される室内の空調設計においては、その室内の天井,壁面および床面等に、温度計測のためのデータロガーと呼ばれる温度測定ユニットを配置し、それら温度測定ユニットにて測定された測定データをマスター機器としての測定器本体に収集し、室内の温度分布等を解析するようにしている。
各測定ユニットからデータを収集する場合、通常は、特許文献1に記載されているように、測定ユニットを測定器本体にドッキングさせたり、測定ユニットと測定器本体とを配線にて接続するようにしている。また、別の方法としてSDカード等にてデータを収集する方法も知られている。
しかしながら、測定ユニットを測定器本体にドッキングする方法では、測定ユニットを設置場所から外して測定器本体にまで持ち運ぶ必要がある。また、SDカード等にてデータを収集する方法にしても、作業者が各測定ユニットの設置場所に行く必要があり、いずれにしても時間と手間がかかる。
測定ユニットと測定器本体とを配線にて接続する方法によれば、測定器本体にリアルタイムで測定データを収集することができるが、特に測定ユニットの数が多い場合、その配線作業に手間がかかる。
また、配線長が長い場合には、その分配線コストがかかるし、接続ポートへの差し違い等による誤配線やノイズが混入しやすくなる、といった問題が生ずる。また、測定ユニットの追加や削除が行いにくい。
特開2011−187686号公報
上記した配線にまつわる問題は、測定ユニットと測定器本体とを無線通信により接続すれば解決することができる。簡易に構築できる無線通信の一つに、2.4GHz帯の電波を利用したブルートゥース(Bluetooth:登録商標)通信があり、パソコン通信やオーディオ機器通信、それに各種の携帯端末機器に使用されている。
ブルートゥース通信では、測定器本体(マスター機器)に対して同時に接続できる測定ユニット(スレーブ機器)の数は7台までという制限が課せられているが、1台の測定ユニットで温度や電圧等の測定が例えば15チャネル,100msの間隔で行えるとした場合、測定ユニットが最大の7台であるとすると、測定器本体は、7×15=105チャネル分の測定データを100msの間隔でリアルタイムで収集することができる。
ところで、電波の状況が悪い場合、測定器本体と測定ユニットとの間の通信が一時的に途絶えることがある。このような状況に備えて、測定ユニットは、所定時間長分の測定データを記憶し得る内部メモリを有し、その内部メモリに通信が途絶えている間の測定データを未送信として記憶し、通信復旧後における測定器本体からのデータ送信要求に応じて、内部メモリ内の未送信データを送信できるようにしている。
しかしながら、測定器本体が各測定ユニットから測定データをリアルタイムで収集し、それらの測定データに基づいて、例えば50℃を超えたら警報を表示したり、外部機器に警報信号を出すような処理をしているときに、未送信分の測定データが遅延して送られてくると、警報表示や警報信号が遅れて出される、という不都合が生ずる。
また、測定ユニットの内部メモリの容量にもよるが、通信が途絶えている時間が長く測定データがすべて記憶されない場合には、測定データに欠落が生ずることになる。このような測定データの送信遅延や測定データの欠落による誤判定,誤測定を防止するうえで、測定作業者にそのことを表示できるとよい。
したがって、本発明の課題は、測定器本体と各測定ユニットとを配線を必要としない無線ネットワークで接続してなる測定装置で、測定ユニットから測定器本体に送信される測定データの送信状況を測定作業者が的確に把握し得るようにすることにある。
上記課題を解決するため、本発明は、所定の物理量を測定する複数の測定ユニットと、上記各測定ユニットにて測定された測定データを処理する測定器本体とを含み、上記各測定ユニットと上記測定器本体とが無線通信手段により双方向通信可能に接続され、上記測定器本体からの測定開始信号に基づいて上記各測定ユニットで測定が行われ、それらの測定データが上記測定ユニットから上記測定器本体に送信される測定装置であって、
上記各測定ユニットは、上記測定器本体への測定データ送信中において、無線通信が途絶えた場合にその期間の測定データを未送信として記憶する内部メモリを有し、無線通信復旧後に上記内部メモリ内の測定データを上記測定器本体に送信し、上記測定器本体は、通信履歴画面を含む表示部を備え、無線通信復旧後に上記測定ユニットから遅れて送信された測定データについては、その遅延履歴を上記通信履歴画面に表示することを特徴としている。
また、本発明は、別の態様として、所定の物理量を測定する複数の測定ユニットと、上記各測定ユニットにて測定された測定データを処理する測定器本体とを含み、上記各測定ユニットと上記測定器本体とが無線通信手段により双方向通信可能に接続され、上記測定器本体からの測定開始信号に基づいて上記各測定ユニットで測定が行われ、それらの測定データが上記測定ユニットから上記測定器本体に送信される測定装置であって、
上記測定器本体は、通信履歴画面を含む表示部を備え、上記測定ユニットからの測定データ受信中において、上記測定ユニットとの無線通信が途絶え、その間における測定データの1部もしくは全部が上記測定ユニットから送信されなかった場合には、その未送信履歴を上記通信履歴画面に表示することを特徴としている。
いずれの場合においても、上記表示部には上記測定データの波形表示画面がさらに含まれ、上記測定器本体は、上記波形表示画面に上記測定データの波形を表示するにあたって、上記波形表示画面の時間軸に沿って上記遅延履歴時間もしくは上記未送信履歴時間の範囲を表示することができる。
本発明において、上記無線通信手段には、2.4GHz帯の電波を利用した短距離無線通信が好ましく適用される。
本発明によれば、測定器本体は、通信履歴画面を含む表示部を備え、測定器本体と測定ユニットの無線通信が一時的に途絶え、無線通信の復旧後に測定ユニットから送信された測定データについては、その遅延履歴が通信履歴画面に表示され、同様に、測定ユニットとの無線通信が途絶え、その間の測定データの1部もしくは全部が上記測定ユニットから送信されなかった場合には、その未送信履歴(測定データの欠落期間)が通信履歴画面に表示されることにより、測定作業者は、測定ユニットから測定器本体に送信される測定データの送信状況を的確に把握することができる。したがって、各測定ユニットからリアルタイムで測定データを収集して、何らかの判定や測定を行う際、測定データの通信履歴を考慮して、より正確な判定や測定を行うことができる。
無線通信手段の一例としてブルートゥースにより構築されるネットワークを示すイメージ図。 (a)本発明で用いられる測定器本体の構成例を示すブロック図,(b)測定器本体が備える通信モジュールの好ましい一例を示すブロック図。 (a)本発明で用いられる測定ユニットの構成例を示すブロック図,(b)測定ユニットが備える通信モジュールの好ましい一例を示すブロック図。 測定器本体が備える表示部に含まれている表示画面のうちの通信履歴画面の一例を示す画面図。 測定器本体が備える表示部に含まれている表示画面のうちの測定データの波形表示画面の一例を示す画面図。 測定器本体が備える表示部に含まれている表示画面のうちの測定データの波形表示画面の他の例を示す画面図。
次に、図1ないし図6により、本発明のいくつかの実施形態について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1に示すように、本発明では、マスター機器としての1台の測定器本体10に対して、スレーブ機器としての複数台(この例では7台)の測定ユニット20a〜20gを無線通信手段としての好ましくは2.4GHz帯の電波を利用した短距離無線通信手段により双方向通信可能に接続して無線ネットワークを構築している。なお、各測定ユニット20a〜20gを特に区別する必要がない場合には、総称として測定ユニット20とする。
2.4GHz帯の電波を利用した短距離無線通信手段として、ブルートゥース(Bluetooth)とジグビー(Zigbee)とが知られている。なお、BluetoothおよびZigbeeは、ともに登録商標である。
このうち、ブルートゥースは、2.4GHz帯の電波を利用した短距離間での音声信号やデータ通信を実現する通信技術で、主に低コスト、低消費電力を特徴として小型の通信デバイスに適用されている。この実施形態でも、無線通信手段として主にブルートゥースを使用している。
図2(a)を参照して、測定器本体10は、動作主体としてのマイクロコンピュータ等からなる制御部11を備える。制御部11は、上記ピコネット内で測定ユニット20との通信を行う通信モジュール12が接続されている。通信モジュール12は、ブルートゥースの他にジグビーが用いられてもよい。
また、制御部11には、各種の操作条件等を設定する設定部13、外部機器との通信を行うインタフェース14、測定データや測定ユニット20のアドレス等を保存する記憶部15および液晶パネル等の表示部16が接続されている。
図3(a)を参照して、測定ユニット20は、基本的な構成として、所定の物理量を測定するセンサ21、マイクロコンピュータ等からなる制御部24および通信モジュール25を備える。通信モジュール25には、測定器本体10に採用されているのと同じ仕様の通信モジュールが用いられる。制御部24には、所定時間長分の測定データを記憶し得る内部メモリ24aが含まれている。
センサ21には、温度センサ,湿度センサ,電流センサ,電圧センサ,それに振動や加速度を検出するセンサ等が用いられてよいが、複数のセンサ21を備え、測定チャンネルを多チャンネルとして、各測定チャンネルの測定データをスキャンして取り込むこともできる。
この実施形態によると、センサ21にて測定された物理量(測定データ)は増幅器22で所定に増幅されたのち、A/Dコンバータ23にてデジタルデータに変換されて制御部24に入力され、制御部24は、通信モジュール25を介して1データごともしくは複数データをまとめて測定器本体10に送信する。
なお、測定ユニットは20は、電波の状況が悪く、測定器本体10との通信が一時的に途絶えた場合、内部メモリ24aに通信が途絶えている間の測定データを未送信として記憶する。
測定器本体10の制御部11は、各測定ユニット20から送信された測定データを所定に処理し、好ましくはリアルタイムで表示部16に表示し、記憶部15への保存やインタフェース14を介して外部機器(例えばパソコン)との通信を行う。
本発明によれば、上記のようにして、例えばブルートゥースにより構築される同一のピコネット内で測定器本体10と各測定ユニット20との通信が無線で行われることにより、測定器本体10と測定ユニット20とをつなぐ配線(接続ケーブル)が不要であり、測定ユニット20を配線が困難であった場所にも容易に設置することができる。
また、各測定ユニット20の測定データを逐次測定器本体10に収集することができるため、測定器本体10は、ほぼリアルタイムで測定結果等を表示したり、メディアへの保存や外部機器(例えばパソコン)との通信が行える。
次に、接続から測定開始までの手順について、その概略を説明する。なお、測定ユニット20は、例えば電池等の内部電源を有し、先にその電源が入れられているとする。
まず、手順1として、測定器本体10の制御部11は、測定器本体10の電源が投入されると、自動的に各測定ユニット20との無線接続を行う。手順2として、操作者は設定部13に測定条件(例えば、レンジや記録長等)を設定する。
次に、手順3として、操作者は図示しない測定開始ボタンを押す。これにより、設定部13に設定された測定条件が通信モジュール12から各測定ユニット20に送信され、これを受けて各測定ユニット20は測定を開始する。なお、あらかじめ測定条件が設定されている場合には手順2は省略され、手順1→手順3となる。
ところで、通信モジュール12,25にブルートゥースが用いられる場合、ブルートゥースでは上記手順1での接続に時間がかかる。通常、その接続時間は1台あたり500ms程度であるが、接続台数が増え最大の7台になると、場合によっては5sec程度を要することもある。
そのため、上記手順3で測定開始をしたときに、測定器本体10と測定ユニット20とが接続されていない場合がある。このような場合には、接続が確立するまで、測定開始を待つ必要があり、電源投入後すぐに測定を開始できないことがある。
接続時間について言えば、ブルートゥースよりもジクビーの方が速い。ジクビーはワイヤレスネットワーク向けの無線規格になっており、電源投入後、瞬時に接続することが可能である。他方において、通信速度(データ転送速度)は、ジクビーが250kbpsであるのに対して、ブルートゥースは1Mbpsで、ジクビーよりもブルートゥースの方が速い。
そこで、好ましくは、図2(b)に示すように、測定器本体10側の通信モジュール12として、ブルートゥースモジュール121とジグビーモジュール122とを搭載し、これら各モジュール121,122を制御部11のソフトウェアにて切り替え可能とする。
同様に、図3(b)に示すように、測定ユニット20側の通信モジュール25にも、ブルートゥースモジュール251とジグビーモジュール252とを搭載して、これら各モジュール251,252を制御部24のソフトウェアにて切り替え可能とし、電源投入後の接続はジグビーにて行い、その後、ブルートゥースによる接続が確立されたときに、ジグビーからブルートゥースに切り替えることが好ましい。
このようにして、測定器本体10と測定ユニット20とが、例えばブルートゥースにより無線接続されるが、測定ユニット20から測定器本体10に測定データが送信されているときに、電波の状況が悪く無線通信が途絶えた場合、上記のように、測定ユニット20の内部メモリ24aに通信が途絶えている間の測定データが未送信として記憶される。
この内部メモリ24aに記憶された未送信分の測定データは、無線通信復旧後に自動的に、もしくは無線通信復旧後に測定器本体10から出されるデータ送信要求により、測定器本体10に送信される。
この場合、測定ユニット20の内部メモリ24aの容量にもよるが、無線通信が途絶えている時間が長く、その間の測定データがすべて記憶されない場合には、測定データの1部に欠落が生ずる。また、何らかの原因で、無線通信が途絶えている間の測定データが内部メモリ24aに残されていない場合には、その間の測定データがすべて欠落することになる。
本発明では、このような測定データの送信遅延や測定データの欠落を測定器本体10の表示部16に表示して、測定作業者がこれら通信履歴の一覧をいつでも見ることができるようにしている。
図4に、表示部16が備える通信履歴画面16aの一例を示す。この通信履歴画面16a中の履歴1は、無線通信が一時的に途絶え、その復旧後に測定ユニット20から測定器本体10に未送信分の測定データが送られた場合で、例えばとして、
「2012/01/02 10:20:30〜2012/01/02 10:20:50 の間のデータがBluetooth通信異常のため測定ユニットから遅れて送信されました」とのデータ遅延メッセージが表示される。
通信履歴画面16a中の履歴2は、無線通信が一時的に途絶え、その復旧後に測定ユニット20から測定器本体10に測定データの1部もしくは全部が送られなかった場合のもので、例えばとして、
「2012/01/02 10:30:40〜2012/01/02 10:50:20 の間のデータがBluetooth通信異常のため測定ユニットから送信されませんでした」とのデータ欠落メッセージが表示される。
また、本発明では、通信履歴画面16a中に表示されている履歴の項目番号を例えばマウスにて選択することにより、通信履歴画面16aが図5もしくは図6に示す波形表示画面16bに切り替わり、選択された履歴についての測定データの波形が表示される。
図5は、通信履歴画面16a中の履歴1(データ遅延)を選択した場合の表示例で、UNIT1(例えば測定ユニット20a)とUNIT2(例えば測定ユニット20b)の各測定データの波形が表示されている。この例で、データ遅延が生じているのはUNIT2である。
UNIT1,2ともに15チャネルであるが、UNIT2にデータ遅延が生じていることを示すため、時間軸上にデータ遅延の発生時刻「2012/01/02 10:20:30」と、その終了時刻「2012/01/02 10:20:50」とが表示され、この実施形態では、その間の波形の範囲を画面下の時間軸に沿って例えば黄色線Yで表示するようにしている。なお、この例では、測定開始時刻「2012/01/02 10:00:00」が併せて表示されている。
この図5の波形表示画面16bにより、測定作業者は、UNIT2からの測定データのうち、2012年1月2日の10時20分30秒から10時20分50秒までの間の測定データに遅延が生じていることを即座に理解することができる。
図6は、通信履歴画面16a中の履歴2(データ欠落)を選択した場合の表示例で、UNIT1(例えば測定ユニット20a)とUNIT2(例えば測定ユニット20b)の各測定データの波形が表示されている。この例で、データ欠落が生じているのはUNIT2である。
UNIT1,2ともに15チャネルであるが、UNIT2にデータ欠落が生じていることを示すため、時間軸上にデータ欠落の発生時刻「2012/01/02 10:30:40」と、その終了時刻「2012/01/02 10:50:20」とが表示され、その間の欠落波形が画面下の例えば時間軸上に振り切った状態(「貼り付いた状態」とも言う)の表示となり、この例では、その欠落部分の範囲を例えば赤色線Rで表示するようにしている。この場合においても、測定開始時刻「2012/01/02 10:00:00」が併せて表示されている。
この図6の波形表示画面16bにより、測定作業者は、UNIT2からの測定データが2012年1月2日の10時30分40秒から10時50分20秒の間欠落していることを即座に理解することができる。
ここで、上記の「データ遅延」,「データ欠落」となる通信異常をどのようにして判断するかについて説明を加える。
測定器本体10から測定ユニット20に対して、データ番号を指定してデータ送信要求を出すが、測定ユニット20からの応答がない場合、測定器本体10はリトライを数回行い、それでも応答がない場合、「通信異常」と判断する。
そして、例えば「0x0001」等のデータ欠落を意味する欠落専用データを測定器本体10のデータ用メモリに書き込み、その後もデータ欠落状態が継続するときには、例えば数10秒もしくは数分おきに測定器本体10から測定ユニット20に欠落箇所のデータ送信要求を送り続ける。
通信が復旧し、測定器本体10からのデータ送信要求に応じて、測定ユニット20から欠落箇所のデータが測定器本体10に送信されてきた場合には、測定器本体10のデータ用メモリに書き込まれている欠落専用データ「0x0001」の部分に、通信復旧後に送られてきた欠落箇所のデータが上書きされ、データ遅延復帰状態となる。
これに対して、通信が復旧せずに例えば測定が停止された場合には、欠落部分のデータは遅延復帰することなく、欠落専用データ「0x0001」がそのまま残され、これにより、図6に示したように、データ欠落部分の波形は画面下に振り切った状態として表示されることになる。
次に、図5,図6の波形表示について説明を加える。通常は、測定ユニット20から逐次送信されてくるデータをつなぐようにしてリアルタイムで波形が表示されるが、データが欠落している箇所は欠落専用データ「0x0001」となっているため、図6で説明したように、波形が画面下の例えば時間軸上に振り切ったように表示され、その部分に例えば赤色線Rがアンダライン状に付けられる。
その後、通信が復旧して、測定ユニット20から欠落箇所のデータ(遅延データ)が送られてくると、上記したように欠落専用データ「0x0001」に遅延データが上書きされるとともに、波形を再描画する処理が実行され、図5で説明したように、遅延データによる波形が嵌め込まれた波形が表示され、遅延データによる波形の範囲に例えば黄色線Yがアンダライン状に付けられる。
このように、測定器本体10のデータ用メモリのうち、欠落専用データ「0x0001」が書き込まれた部分は「欠落データ」領域となり、欠落専用データ「0x0001」が測定ユニット20から送られてきた遅延データにより上書きされた部分は「遅延データ」領域となる。なお、一度も欠落専用データ「0x0001」が書き込まれず、測定ユニット20から送られてきた正常なデータが書き込まれた部分は「正常データ」領域となる。
そして、「欠落データ」領域や「遅延データ」領域のデータ番号は、測定器本体10内において変数として扱われ、これに基づいて、図4の通信履歴画面16aおよび図5,図6の波形表示画面16bが作成される。
以上説明したように、本発明によれば、各測定ユニット20からリアルタイムで測定データを収集して、何らかの判定や測定を行う際、測定データの通信履歴を考慮して、より正確な判定や測定を行うことができる。
10 測定器本体(マスター機器)
11 制御部
12 通信モジュール
121 ブルートゥースモジュール
122 ジグビーモジュール
13 設定部
14 インターフェイス
15 記憶部
16 表示部
20(20a〜20g) 測定ユニット(スレーブ機器)
21 センサ
24 制御部
25 通信モジュール
251 ブルートゥースモジュール
252 ジグビーモジュール

Claims (4)

  1. 所定の物理量を測定する複数の測定ユニットと、上記各測定ユニットにて測定された測定データを処理する測定器本体とを含み、上記各測定ユニットと上記測定器本体とが無線通信手段により双方向通信可能に接続され、上記測定器本体からの測定開始信号に基づいて上記各測定ユニットで測定が行われ、それらの測定データが上記測定ユニットから上記測定器本体に送信される測定装置であって、
    上記各測定ユニットは、上記測定器本体への測定データ送信中において、無線通信が途絶えた場合にその期間の測定データを未送信として記憶する内部メモリを有し、無線通信復旧後に上記内部メモリ内の測定データを上記測定器本体に送信し、
    上記測定器本体は、通信履歴画面を含む表示部を備え、無線通信復旧後に上記測定ユニットから遅れて送信された測定データについては、その遅延履歴を上記通信履歴画面に表示することを特徴とする測定装置。
  2. 所定の物理量を測定する複数の測定ユニットと、上記各測定ユニットにて測定された測定データを処理する測定器本体とを含み、上記各測定ユニットと上記測定器本体とが無線通信手段により双方向通信可能に接続され、上記測定器本体からの測定開始信号に基づいて上記各測定ユニットで測定が行われ、それらの測定データが上記測定ユニットから上記測定器本体に送信される測定装置であって、
    上記測定器本体は、通信履歴画面を含む表示部を備え、上記測定ユニットからの測定データ受信中において、上記測定ユニットとの無線通信が途絶え、その間における測定データの1部もしくは全部が上記測定ユニットから送信されなかった場合には、その未送信履歴を上記通信履歴画面に表示することを特徴とする測定装置。
  3. 上記表示部には上記測定データの波形表示画面がさらに含まれ、上記測定器本体は、上記波形表示画面に上記測定データの波形を表示するにあたって、上記波形表示画面の時間軸に沿って上記遅延履歴時間もしくは上記未送信履歴時間の範囲を表示することを特徴とする請求項1または2に記載の測定装置。
  4. 上記無線通信手段として、2.4GHz帯の電波を利用した短距離無線通信が適用されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の測定装置。
JP2012171648A 2012-08-02 2012-08-02 測定装置 Active JP5977614B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012171648A JP5977614B2 (ja) 2012-08-02 2012-08-02 測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012171648A JP5977614B2 (ja) 2012-08-02 2012-08-02 測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014032479A JP2014032479A (ja) 2014-02-20
JP5977614B2 true JP5977614B2 (ja) 2016-08-24

Family

ID=50282272

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012171648A Active JP5977614B2 (ja) 2012-08-02 2012-08-02 測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5977614B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7116833B1 (ja) 2021-09-28 2022-08-10 Kddi株式会社 移動体管理装置及び移動体管理方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11331959A (ja) * 1998-05-19 1999-11-30 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 広域遠隔監視システム
JP2000276686A (ja) * 1999-01-20 2000-10-06 Risou Keisoku Kk 計測装置用遠隔地データ伝送装置
JP4093392B2 (ja) * 2001-08-01 2008-06-04 大日本コンサルタント株式会社 自立型ネットワーク計測システム
JP4841197B2 (ja) * 2004-08-18 2011-12-21 宇部興産株式会社 無線計測装置
JP4714025B2 (ja) * 2006-01-06 2011-06-29 株式会社日立製作所 センサノード、基地局、センサネット及びセンシングデータの送信方法
JP2011166482A (ja) * 2010-02-10 2011-08-25 Panasonic Electric Works Co Ltd 無線通信システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014032479A (ja) 2014-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107896131B (zh) 蓝牙信号调整方法、装置、测试终端、系统及可读介质
US20170146429A1 (en) Portable diagnosis data measurement transmission device
JP2017503619A5 (ja)
CN108234034B (zh) 蓝牙信号调整方法、装置、测试终端、系统及可读介质
US10139431B2 (en) Measurement system
JP5191934B2 (ja) 状態監視システムおよび状態監視方法
JP5301010B1 (ja) 計測装置
CN108199789B (zh) 蓝牙信号调整方法、装置、测试终端、系统及可读介质
JP5710056B2 (ja) 計測システム
JP5977614B2 (ja) 測定装置
JP2007114862A (ja) ネットワークサーボシステムとサーボドライブおよび通信データトレース方法
KR101470206B1 (ko) 이동 단말기 기반의 범용 통합 차량 제어 시스템
JP5606641B2 (ja) 無線通信装置および無線通信方法
CN115480974A (zh) 设备接口的测试方法、设备、电子设备及存储介质
JP6047339B2 (ja) 測定装置
JP6009297B2 (ja) 測定装置
CN104000561A (zh) 多功能体温测量仪
US9489330B2 (en) Sensing system, electronic device and sensing method
EP3119125B1 (en) Communication status output apparatus, communication status output method, communication status output program, and transmission module
JP2014026639A (ja) 測定装置
JP2014021811A (ja) 測定装置
CN203893882U (zh) 手持式数据测量装置
JP2012151554A (ja) 無線通信システムの通信経路構築方法
JP5131132B2 (ja) 自動検針無線システム
JP2008028613A (ja) 自動検針無線システム及びハンディターミナル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150727

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160420

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160427

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20160512

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160512

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160622

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160722

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5977614

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250