JP5292925B2 - 半導体集積回路及びその制御方法、並びに情報処理装置 - Google Patents

半導体集積回路及びその制御方法、並びに情報処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、半導体集積回路及びその制御方法、並びに情報処理装置に関し、特に、半導体集積回路におけるエラー解析に係る技術分野に関する。
近年、半導体集積回路の製造プロセスの微細化が進むにつれて、微細化した回路配線に電源ノイズの影響による誤動作等、電源ノイズが半導体集積回路の動作に及ぼす影響が大きくなっている。電源ノイズに対する対策を施すためには、先ず、誤動作の原因となる電源ノイズを正確に観測することが必要である。
電源ノイズの観測手法としては、従来、半導体集積回路或いは半導体集積回路を搭載した電子基板にプローブを介してオシロスコープを接続して観測する手法が一般的である。このような半導体集積回路の外部にオシロスコープを接続して観測する手法では、例えば1GHzを超える速度で動作する演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)やCPUと共に高速で動作するチップセット等の半導体集積回路に発生する高周波の電源ノイズを半導体集積回路の外部から観測することは困難である。即ち、高周波の電源ノイズは、減衰しやすいだけでなく、一般信号とは異なる有意性のないランダムパターンであるから、半導体集積回路の内部で発生した高周波の電源ノイズを半導体集積回路の外部に接続されたオシロスコープで観測することは困難である。そこで、高周波の電源ノイズを観測しやすくするために、電源ノイズの観測を行う回路をオンチップで半導体集積回路に搭載する技術が提案されている(例えば特許文献1及び2参照)。
特開2005−249408号公報 特開2004−212387号公報
電源ノイズは、半導体集積回路において例えばECC(Error Correcting Code)エラー、CRC(Cyclic Redundancy Check)エラー、パリティエラー等のデータエラーが発生する原因となる場合がある。一方、このようなデータエラーは、データパターンと相関関係がある場合もある。しかしながら、上述した技術では、データエラーの発生時におけるデータパターン及び電源ノイズ、或いはデータパターンと電源ノイズとの相関関係を解析することが困難であるという技術的問題点がある。このため、データエラーの発生時において、例えば、データエラーは電源ノイズによるものなのか、データパターンとデータエラーや電源ノイズとの間に相関関係があるのか、或いは、データエラーは電源ノイズやデータパターンとは異なる外部要因によるものなのかなどの解析が困難になってしまう。
本発明は、例えば上述した問題点に鑑みなされたものであり、例えば、データエラー発生時におけるデータパターン及び電源ノイズ、並びにデータパターンと電源ノイズとの相関関係を解析することを可能にする半導体集積回路及びその制御方法、並びに情報処理装置を提供することを課題とする。
(半導体集積回路)
本発明の一つの観点では、半導体集積回路は、演算処理装置にバスを介して接続される回路ブロックと、前記回路ブロックを動作させる電源の電源電圧に生じる電源ノイズをアナログ信号からデジタル信号に変換することによりパルス列からなる電源ノイズデータ信号を生成する電源ノイズデータ信号生成手段と、前記回路ブロックから前記バスに出力されるデータのエラーを検出するエラー検出手段と、前記電源ノイズデータ信号の前記パルス列のパターンを表す電源ノイズ情報と前記バス上のデータとを互いに対応付けて記憶手段に書き込むと共に、前記エラー検出手段によって前記エラーが検出されたタイミングに応じて、前記記憶手段に書き込むことを停止する書込制御手段と、を備え、前記電源ノイズデータ信号生成手段は、前記電源電圧を基準電圧と比較することにより、前記電源電圧が前記基準電圧よりも高い場合に比較信号を生成する電圧比較手段と、前記比較信号をクロック信号に基づいて整形することにより、前記電源ノイズデータ信号をパルス信号として生成するパルス整形手段とを有し、前記電源ノイズデータ信号に含まれるパルスの数を、所定期間毎にカウントするカウント手段を更に備え、前記書込制御手段は、前記所定期間毎に、前記カウント手段がカウントしたカウント値を前記所定期間における前記電源ノイズ情報として、前記バス上のデータに対応付けて前記記憶手段に書き込む
この半導体集積回路によれば、その検査時には、電源ノイズデータ信号生成手段によって生成された電源ノイズデータ信号に基づく電源ノイズ情報が、バス上のデータに対応付けられて例えばメモリ等である記憶手段に、書込制御手段によって書き込まれる。より具体的には、電源ノイズデータ信号生成手段は、例えば、電源電圧を基準電圧と比較することにより、電源電圧が基準電圧よりも高い場合に出力される比較信号を生成する電圧比較手段を有している。電源ノイズデータ信号生成手段は、電圧比較手段によって生成した比較信号をクロック信号に基づいて整形することにより、パルス信号である電源ノイズデータ信号を生成する。書込制御手段は、例えば、電源ノイズデータ信号における所定期間毎に含まれるパルスの数を、電源ノイズデータ信号に基づく電源ノイズ情報として記憶手段に書き込む。この際、書込制御手段は、電源ノイズ情報に対応付けてバス上のデータも記憶手段に書き込む。即ち、記憶手段には、例えば、所定期間毎に、所定期間における電源ノイズ情報とこの電源ノイズ情報を書き込む際における(言い換えれば、所定期間毎の)バス上のデータとが、互いに対応付けられて記憶される。
この半導体集積回路では特に、書込制御手段は、回路ブロックからバスに出力されるデータに例えばECCエラー、CRCエラー、パリティエラー等のエラーがエラー検出手段によって検出された場合には、該エラーが検出されたタイミングに応じて記憶手段に書き込むことを停止する。例えば、書込制御手段は、回路ブロックからバスに出力されるデータにおけるエラーがエラー検出手段によって検出されたタイミングから所定の停止期間だけ経過した後に、電源ノイズ情報とバス上のデータとを互いに対応付けて書き込むことを停止する。よって、回路ブロックからバスに出力されるデータにエラーが検出されたタイミング(言い換えれば、演算処理装置及び回路ブロック間のバスを流れるデータにエラーが発生した時点)の前後における電源ノイズ情報及びバス上のデータを記憶手段に記憶させた状態にすることが可能となる。従って、記憶手段に互いに対応付けられて記憶された電源ノイズ情報及びバス上のデータを記憶手段から外部に読み出すことにより、回路ブロックからバスに出力されるデータにエラーが発生した時点を含む期間における電源ノイズ情報及びバス上のデータ、並びに電源ノイズ情報とバス上のデータとの相関関係を解析することが可能となる。即ち、演算処理装置及び回路ブロック間のバスを流れるデータにエラーが発生するデータエラー発生時におけるデータパターン及び電源ノイズを解析することが可能となり、更に、データエラー発生時におけるデータパターンと電源ノイズとの相関関係を解析することも可能となる。
(情報処理装置)
本発明の他の観点では、情報処理装置は、演算処理装置と、前記演算処理装置にバスを介して接続される回路ブロックと、前記回路ブロックを動作させる電源の電源電圧に生じる電源ノイズをアナログ信号からデジタル信号に変換することによりパルス列からなる電源ノイズデータ信号を生成する電源ノイズデータ信号生成手段と、前記回路ブロックから前記バスに出力されるデータのエラーを検出するエラー検出手段と、データを記憶可能な記憶手段と、該記憶手段へのデータの書き込みを制御する書込制御手段とを有する半導体集積回路と、前記電源ノイズデータ信号の前記パルス列のパターンを表す電源ノイズ情報と前記バス上のデータとを互いに対応付けて前記記憶手段に書き込むと共に、前記エラー検出手段によって前記エラーが検出されたタイミングに応じて前記記憶手段に書き込むことを停止するように、前記書込制御手段を制御する制御部と、を備え、前記半導体集積回路は、前記電源ノイズデータ信号生成手段の一部として、前記電源電圧を基準電圧と比較することにより、前記電源電圧が前記基準電圧よりも高い場合に比較信号を生成する電圧比較手段と、前記比較信号をクロック信号に基づいて整形することにより、前記電源ノイズデータ信号をパルス信号として生成するパルス整形手段とを有すると共に、前記電源ノイズデータ信号に含まれるパルスの数を、所定期間毎にカウントするカウント手段とを有し、前記制御部は、前記所定期間毎に、前記カウント手段がカウントしたカウント値を前記所定期間における前記電源ノイズ情報として、前記バス上のデータに対応付けて前記記憶手段に書き込むように、前記書込制御手段を制御する
この情報処理装置によれば、上述した本発明の一つの観点に係る半導体集積回路と概ね同様に、回路ブロックからバスに出力されるデータのエラーが検出されたタイミングの前後における電源ノイズ情報及びバス上のデータを記憶手段に記憶させた状態にすることが可能となる。従って、記憶手段に互いに対応付けられて記憶された電源ノイズ情報及びバス上のデータを記憶手段から外部に読み出すことにより、回路ブロックからバスに出力されるデータにエラーが発生した時点を含む期間における電源ノイズ情報及びバス上のデータ、並びに電源ノイズ情報とバス上のデータとの相関関係を解析することが可能となる。
(半導体集積回路の制御方法)
本発明の他の観点では、半導体集積回路の制御方法は、演算処理装置にバスを介して接続される回路ブロックと、データを記憶する記憶部とを備えた半導体集積回路を制御する半導体集積回路の制御方法であって、
前記回路ブロックを動作させる電源の電源電圧に生じる電源ノイズをアナログ信号からデジタル信号に変換することによりパルス列からなる電源ノイズデータ信号を生成する電源ノイズデータ信号生成工程と、前記回路ブロックから前記バスに出力されるデータのエラーを検出するエラー検出工程と、前記電源ノイズデータ信号の前記パルス列のパターンを表す電源ノイズ情報と前記バス上のデータとを互いに対応付けて前記記憶部に書き込むと共に、前記エラー検出工程によって前記エラーが検出されたタイミングに応じて前記記憶部に書き込むことを停止する書込制御工程と、を含み、前記電源ノイズデータ信号生成工程は、前記電源電圧を基準電圧と比較することにより、前記電源電圧が前記基準電圧よりも高い場合に比較信号を生成する電圧比較工程と、前記比較信号をクロック信号に基づいて整形することにより、前記電源ノイズデータ信号をパルス信号として生成するパルス整形工程と、を有し、前記電源ノイズデータ信号に含まれるパルスの数を、所定期間毎にカウントするカウント工程を更に有し、前記書込制御工程は、前記所定期間毎に、前記カウント工程でカウントされたカウント値を前記所定期間における前記電源ノイズ情報として、前記バス上のデータに対応付けて前記記憶手段に書き込む工程を有する
この半導体集積回路の制御方法によれば、上述した本発明の一つの観点に係る半導体集積回路と概ね同様に、回路ブロックからバスに出力されるデータのエラーがエラー検出工程によって検出されたタイミングの前後における電源ノイズ情報及びバス上のデータを記憶手段に記憶させた状態にすることが可能となる。従って、記憶手段に互いに対応付けられて記憶された電源ノイズ情報及びバス上のデータを記憶手段から外部に読み出すことにより、回路ブロックからバスに出力されるデータにエラーが発生した時点を含む期間における電源ノイズ情報及びバス上のデータ、並びに電源ノイズ情報とバス上のデータとの相関関係を解析することが可能となる。
上述した半導体集積回路、情報処理装置、及び半導体集積回路の制御方法によれば、データエラー発生時におけるデータパターン及び電源ノイズ、並びにデータパターンと電源ノイズとの相関関係を解析することが可能となる。
本発明の作用及び他の利得は次に説明する実施するための最良の形態から更に明らかにされる。
以下では、実施形態の一例について図を参照しつつ説明する。
本実施形態に係る情報処理装置について、図1から図8を参照して説明する。
先ず、本実施形態に係る情報処理装置の構成について、図1及び図2を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。図2は、本実施形態に係る情報処理装置の全体構成を示すブロック図である。
図1及び図2において、本実施形態に係る情報処理装置1は、CPU100と、CPU等に接続されるチップセット等の半導体集積回路200と、外部電源供給部300と、システムサービスプロセッサ400とを備えている。
図2に示すように、CPU100、半導体集積回路200及び外部電源供給部300は、システムボード等の電子基板20上に実装されている。
図1において、CPU100は、半導体集積回路200が有するロジックブロック210とバス50を介して接続された中央演算処理装置である。CPU100は、例えば1GHzを超える速度で動作する。CPU100は、例えば、ロジックブロック210からバス50を介して出力されるデータに対して演算、加工等の処理を施して、処理結果を例えばロジックブロック210に出力する。
半導体集積回路200は、ロジックブロック210と、電圧比較部220と、レギュレータ230と、パルス整形部231と、クロック制御部232と、カウンタ240と、タイマ242と、セレクタ245と、書込制御部250と、エラー検出部260と、読込制御部270と、メモリ280とを有している。
ロジックブロック210は、CPU100とバス50を介して接続されており、演算処理等の処理を実行する回路ブロックである。ロジックブロック210は、接地電位VSS1に対して電源電位VDD1を有する内部電源の供給を受けて動作する。電源電位VDD1及び接地電位VSS1を有する内部電源は、外部電源供給部300から電源端子291及び292を夫々介して供給されている。VDD1の電位は、例えば1.0Vに設定され、例えば0V等の接地電位(GND電位)に設定されるVSS1の電位よりも高い。尚、ロジックブロック210は、本発明に係る「回路ブロック」の一例である。
電圧比較部220は、電源VDD1及びVSS1のうちいずれか一方の電源を比較対象として基準電圧値Vrefと比較することにより、一方の電源に生じる電源ノイズをパルス信号としてパルス整形部231に出力する。尚、電圧比較部220は、レギュレータ230、パルス整形部231、クロック制御部232と共に、本発明に係る「電源ノイズデータ信号生成手段」の一例を構成する。
図3は、本実施形態に係る電圧比較部の回路構成を示す回路図である。
図3において、電圧比較部220は、セレクタ221と、可変抵抗222及び223と、差動アンプ224とを有している。
セレクタ221は、電源VDD1及びVSS1のうちいずれか一方の電源を選択して、差動アンプ224の一方の差動入力へ出力するための選択器である。このように、選択器であるセレクタ221を設けることにより、電源VDD1及びVSS1毎に電源ノイズを観測するための仕組みを別個に用意する必要がなくなり、半導体集積回路200の回路規模を小さくすることができる。
可変抵抗222及び223は、抵抗値を任意に設定可能な抵抗である。可変抵抗222及び223は、電源VDD2及びVSS2間を接続するように直列に接続され、中間に任意の電圧値の基準電圧値Vrefを生成する。可変抵抗222及び223によって生成された基準電圧値Vrefは、差動アンプ224の他方の差動入力に入力される。
尚、セレクタ221の選択状態並びに可変抵抗222及び223の抵抗値は、システムサービスプロセッサ400(図2参照)から動作テスト用のレジスタを設定することにより、或いは、外部端子経由での制御により変更される。
差動アンプ224は、セレクタ221から出力された電圧が基準電圧値Vrefよりも高い場合には、ハイレベルとなり、その他の場合(即ち、セレクタ221から出力された電圧が基準電圧値Vref以下の場合)には、ローレベルとなるパルス信号を出力する回路である。差動アンプ224の出力は、電圧比較部220の出力となる。
上述した電圧比較部220の各部が動作するための電源である電源VDD2及びVSS2は、外部電源供給部300(図1参照)から、一旦、電源端子293及び294を夫々介してレギュレータ230に供給され、レギュレータ230によって電圧が安定化された後に、電圧比較部220に供給されている。このように、電源VDD2及びVSS2は、ロジックブロック210を動作させるための電源である電源VDD1及びVSS1とは別系統で供給され、更に、レギュレータ230によって電圧が安定化されるため、電圧比較部220は、ロジックブロック210が発生させるノイズの影響を受けることなく正確に動作することができる。
図4は、本実施形態に係る電圧比較部の出力波形の一例を示す波形図である。
図4では、図3を参照して上述した差動アンプ224の一方の差動入力に電源VDD1が入力された場合における電圧比較部220から出力される信号の波形を示している。
図4において、波形60は、電源VDD1の電圧の変動を示している。電源VDD1には、電源ノイズが生じており、本来とるべき電圧である設定電圧値(例えば1.0V)に対して変動している。電圧比較部220の出力である信号70は、波形60の高さ(即ち、電源VDD1の電圧)が基準電圧値Vref(例えば1.2V)を上回っている場合には、ハイレベル(H)になり、波形60の高さが基準電圧値Vref以下の場合には、ローレベル(L)になるパルス信号となる。尚、電圧比較部220は、半導体集積回路200の内部に設けられているため、高周波の電源ノイズも減衰することなく電圧比較部220へ入力され、電圧比較部220の出力に反映される。また、基準電圧値Vrefの大きさは、可変抵抗222及び223(図3参照)の抵抗値を調節することにより変更可能である。
図1に戻り、パルス整形部231は、ラッチ回路を含んで構成され、クロック制御部232から供給されるクロック信号を用いて電圧比較部220から出力されるパルス信号の波形を整形する。具体的には、パルス整形部231は、電圧比較部220から出力されるパルス信号に含まれるパルスが、クロック信号に同期して立ち上がり及び立ち下がるように、このパルス信号を整形して電源ノイズデータ信号として出力する。このように、本実施形態では、上述した電圧比較部220及びパルス整形部231によって、ロジックブロック210を動作させるための電源VDD1及びVSS1に生じる電源ノイズをアナログ信号からデジタル信号に変換することができる。
クロック制御部232は、パルス整形部231へのクロック信号の供給を制御する回路である。具体的には、クロック制御部232は、パルス整形部231へのクロック信号の送信開始及び送信停止を制御する。尚、クロック制御部232がパルス整形部231へ供給するクロック信号は、半導体集積回路200の外部から外部端子を介して入力されたものであってもよいし、半導体集積回路200の内部で生成されたものであってもよい。
カウンタ240は、パルス整形部231から出力される電源ノイズデータ信号に含まれるパルスを受信するたびに保持する値を1だけ増加させる回路である。カウンタ240は、タイマ242によって設定される一定期間(以下、適宜「タイマ設定期間」とも呼ぶ)毎に保持する値をリセット或いはクリアする(即ち、ゼロにする)。具体的には、カウンタ240は、タイマ242から一定期間毎に供給されるリセットパルスに応じて保持する値をゼロにする。尚、カウンタ240は、本発明に係る「カウント手段」の一例である。
タイマ242は、システムサービスプロセッサ400から外部端子295を介して供給されるタイマ設定信号に基づいて、一定期間(即ち、タイマ設定期間)毎にリセットパルスを出力する。尚、タイマ242は、本発明に係る「所定期間設定手段」の一例である。
セレクタ245は、システムサービスプロセッサ400から外部端子296を介して供給される選択信号に基づいて、パルス整形部231から出力される電源ノイズデータ信号とカウンタ240に保持された値(以下、適宜「カウンタ値」とも呼ぶ)とのいずれか一方を選択してメモリ280に出力する。
書込制御部250は、メモリ280へのデータの書き込みを制御する回路であり、メモリ280のライトアドレス(或いは書き込みアドレス、即ち、メモリ280におけるデータを書き込むべきエントリを示すアドレス)を生成するカウンタを含んで構成されている。書込制御部250は、システムサービスプロセッサ400から供給される選択信号に応じて、タイマ242から出力されるリセットパルスに基づくタイマ設定期間毎或いはクロック制御部232から供給されるクロック信号のクロックサイクル期間毎に、ライトアドレスのカウントアップを行う。書込制御部250は、後述するエラー検出部260から入力される停止信号に応じて、ライトアドレスのカウントアップを停止する(即ち、メモリ280へのデータの書き込みを停止する)。
エラー検出部260は、ロジックブロック210からバス50に出力されるデータにおける例えばECCエラー、CRCエラー、パリティエラー等のデータエラーを検出する。即ち、エラー検出部260は、ロジックブロック210によって処理されるデータに付加されている例えばパリティビット、ECC符号、CRC符号等の誤り検出符号に基づいて、ロジックブロック210からバス50に出力されるデータに生じたエラーを検出する。エラー検出部260は、エラーを検出した場合には、エラーを検出した時点から所定の停止期間後に停止信号を書込制御部250に出力する。エラー検出部260は、エラーを検出した場合には、エラーの内容を示すエラー情報としてのエラー検出パルスをメモリ280に出力する。また、エラー検出部260は、エラーを検出すると、システムサービスプロセッサ400に外部端子297を介して割り込み信号を通知する。エラー検出部260は、所定の停止期間がシステムサービスプロセッサ400によって任意に設定可能に構成されている。
読込制御部270は、メモリ280からのデータの読み込みを制御する回路であり、メモリ280のリードアドレス(或いは読み込みアドレス、即ち、メモリ280における読み込むべきデータが記憶されたエントリを示すアドレス)を生成するカウンタを含んで構成されている。読込制御部270は、システムサービスプロセッサ400から外部端子298を介して入力される読込指示信号に応じて、リードアドレスのカウントアップを行う。メモリ280に記憶されたデータは、外部端子299を介してシステムサービスプロセッサ400に読み込まれる。
メモリ280は、RAM(Random Access Memory)等であり、データの書き込み及び読み出しが可能なメモリである。メモリ280には、書込制御部250による制御下で、セレクタ250から出力されるカウンタ値或いは電源ノイズデータ信号が電源ノイズ情報として書き込まれると共に、この電源ノイズ情報と対応付けられてバス50上のデータがデータ情報として書き込まれる。更に、エラー検出部260によってエラーが検出された場合には、エラー検出部260から出力されるエラー情報が電源ノイズ情報及びデータ情報に対応付けられてメモリ280に書き込まれる。尚、メモリ280は、本発明に係る「記憶手段」の一例である。
図5は、本実施形態に係るメモリのメモリフォーマットを示す概念図である。
図5に示すように、メモリ280は、320ビット×1024エントリのメモリサイズを有している。各エントリ281には、エラー情報、電源ノイズ情報及びデータ情報が記憶される。エラー情報、電源ノイズ情報及びデータ情報は、第0番のエントリ281から第1023番のエントリ281まで順次に書き込まれることで、メモリ280に蓄積される。第1023番のエントリ281に書き込まれた後には、再び第0番のエントリ281から順次に書き込まれる。エラー情報としては、エラー検出部260から出力されるエラー検出パルスに基づいて、エラーが検出された時刻やエラーの種類(例えばECCエラー、CRCエラー、パリティエラーなど)などがメモリ280に書き込まれる。電源ノイズ情報としては、セレクタ245から出力されるカウンタ値或いは電源ノイズデータ信号がメモリ280に書き込まれる。データ情報としては、バス50上のデータ(即ち、CPU100及び半導体集積回路200間のデータ)がその時間情報と共にメモリ280に書き込まれる。
図1に戻り、外部電源供給部300は、ロジックブロック210及び電圧比較部220の各々に動作に必要な電源を供給する。
システムサービスプロセッサ400は、一般的にSVP(Service Processor)と呼ばれる半導体集積回路200を含むシステムの全体の動作を制御するシステム制御装置である。システムサービスプロセッサ400は、セレクタ245から出力されるカウンタ値或いは電源ノイズデータ信号とバス50上のデータとを互いに対応付けてメモリ280に書き込むと共に、エラー検出部260によってエラーが検出されたタイミングに応じてメモリ280への書き込みが停止されるように、書込制御部250を制御する。尚、システムサービスプロセッサ400は、本発明に係る「制御部」の一例である。
次に、上述のように構成された本実施形態に係る情報処理装置の半導体集積回路を検査する検査時における、本実施形態に係る情報処理装置の動作について、図1に加えて図6から図8を参照して説明する。
図6は、タイマ設定期間毎に電源ノイズ情報及びデータ情報がメモリに書き込まれる場合の本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を示すタイムチャートである。
図6では、書込制御部250がライトアドレスのカウントアップをタイマ設定期間T1毎に行う場合における、カウンタ240のカウンタ値、パルス整形部231から出力される電源ノイズデータ信号、タイマ242から出力されるリセットパルス、バス50上のデータ、並びにメモリ280に書き込まれるノイズ量及びデータ情報を時系列的に示している。また、以下では、検査時において、電源VDD1に生ずる電源ノイズを観測する場合を例にとり説明する。即ち、図3を参照して上述した差動アンプ224の一方の差動入力に電源VDD1が入力された場合を例にとり説明する。尚、電源VSS1に生ずる電源ノイズを観測する場合についても、以下に説明する場合と概ね同様である。
図1において、ロジックブロック210に供給される電源VDD1に生じている電源ノイズを示すパルス信号が電圧比較部220からパルス整形部231に入力される。尚、図3及び図4を参照して上述したように、このパルス信号は、電圧比較部220によって電源VDD1が基準電圧値Vrefと比較されることにより生成される。
次に、電圧比較部220からパルス整形部231に入力されたパルス信号は、クロック制御部232から供給されるクロック信号を用いてパルス整形部231によってその波形が整形される。波形が整形されたパルス信号は、電源ノイズデータ信号としてパルス整形部231からカウンタ240に入力される。
図1及び図6において、カウンタ240は、電源ノイズデータ信号に含まれるパルスPn毎にカウンタ値を1ずつ増加させる(即ち、カウントアップする)。カウンタ240は、タイマ242からタイマ設定期間T1毎に入力されるリセットパルスPtに応じてカウンタ値をリセット或いはクリアする。即ち、カウンタ240は、タイマ設定期間T1毎にカウンタ値をリセットする。図6に示す例では、カウンタ240は、パルスPnが入力されるタイミング毎にカウントアップすることでカウンタ値を0から2まで増加させた後、リセットパルスPtに応じてリセットすることによりカウンタ値を0としている。その後、カウンタ240は、パルスPnが入力されるタイミング毎にカウントアップすることでカウンタ値を0から3まで増加させた後、リセットパルスPtに応じてリセットすることによりカウンタ値を0としている。尚、電源ノイズデータ信号に含まれるパルスPnは、図4を参照して上述したように基準電圧値Vrefを上回る電源ノイズに対応するものであることから、ノイズパルスと呼ぶこともできる。
この動作例では、書込制御部250によって、タイマ設定期間T1毎に、カウンタ値がノイズ情報(即ち、電源ノイズの発生の有無を示す情報)としてメモリ280に書き込まれると共にバス50上のデータが基準電圧値Vrefを超えた電圧のノイズ発生の有無に対応付けられてメモリ280に書き込まれる。即ち、タイマ242から書込制御部250にリセットパルスPtが入力されると、そのリセットパルスPtが入力されたタイミングにおけるカウンタ値及びバス50上のデータが、メモリ280上の同一のエントリ281(図5参照)に書込制御部250によって書き込まれる。尚、ノイズ情報は、電源ノイズ情報の一部としてメモリ280に書き込まれ、バス50上のデータは、データ情報の一部としてメモリ280に書き込まれる。図6に示す例では、一のリセットパルスPtが書込制御部250に入力されたタイミングにおけるカウンタ値「2」及びバス50上のデータ「i」がメモリ280上の同一のエントリ281に書き込まれ、一のリセットパルスPtよりもタイマ設定期間T1だけ後に他のリセットパルスPtが書込制御部250に入力されたタイミングにおけるカウンタ値「3」及びバス50上のデータ「w」がメモリ280上の同一のエントリ281(具体的には、カウンタ値「2」及びバス50上のデータ「i」が書き込まれたエントリ281からカウントアップされたエントリ281)に書き込まれる。更に他のリセットパルスPtが書込制御部250に入力されたタイミングにおけるカウンタ値「6」及びバス50上のデータ「dd」が同一のエントリ281に書き込まれる。尚、図6では、バス50上のデータが「a」、「b」、「c」、・・・、「z」、・・・、「aa」、・・・、「gg」として時系列的に示されている。
このように、電源ノイズの観測時において、情報処理装置1では、半導体集積回路200上のメモリ280に、基準電圧値Vrefを超えた電圧の電源ノイズのノイズ情報とバス50上のデータとが互いに対応付けられて書き込まれる。ここで、この動作例では特に、タイマ設定期間T1毎にノイズ情報及びバス50上のデータがメモリ280に書き込まれる。
図7は、クロックサイクル期間毎に電源ノイズ情報及びデータ情報がメモリに書き込まれる場合の本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を示すタイムチャートである。
図7では、書込制御部250がライトアドレスのカウントアップをクロックサイクル期間T2毎に行う場合における、パルス整形部231から出力される電源ノイズデータ信号、バス50上のデータ、並びにメモリ280に書き込まれるノイズ情報及びデータ情報を時系列的に示している。尚、以下では、図6を参照して上述した動作例(即ち、タイマ設定期間T1毎にノイズ情報及びバス50上のデータがメモリ280に書き込まれる動作例)と異なる点について詳細に説明し、図6を参照して上述した動作例と同様な点については、適宜説明を省略する。
図1及び図7において、書込制御部250によって、クロックサイクル期間T2毎に、パルス整形部231から出力される電源ノイズデータ信号がノイズ情報としてメモリ280に書き込まれると共にバス50上のデータがノイズ情報に対応付けられてメモリ280に書き込まれる。具体的には、電源ノイズデータ信号に基準電圧値Vrefを超えた電圧の電源ノイズが発生していることを示すパルスPnが含まれている期間に対応してノイズ情報として「1」が、電源ノイズデータ信号にパルスPnが含まれていない期間に対応してノイズ情報として「0」が、クロックサイクル期間T2毎にメモリ280に書き込まれる。言い換えれば、電源ノイズデータ信号がパルスPnの有無に応じて「0」又は「1」にクロックサイクル期間T2毎に変換されてノイズ情報としてメモリ280に書き込まれる。更に、クロックサイクル期間T2毎にバス50上のデータがメモリ280に書き込まれる。図7に示す例では、クロックサイクル期間T2毎にバス50上のデータ「a」、「b」、「c」、・・・、「z」、・・・、「aa」、・・・、「ff」がメモリ280に順次に書き込まれる。バス50上のデータ「a」がメモリ280に書き込まれる際には、電源ノイズデータ信号にパルスPnが含まれていないので、データ「a」が書き込まれるエントリ281(図5参照)にノイズ情報として「0」が書き込まれる。続くバス50上のデータ「b」がメモリ280に書き込まれる際には、電源ノイズデータ信号にパルスPnが含まれているので、データ「b」が書き込まれるエントリ281にノイズ情報として「1」が書き込まれる。以下同様に、バス50上のデータがメモリ280に書き込まれる際には、電源ノイズデータ信号にパルスPnが含まれるか否かに応じて、該バス50上のデータが書き込まれるエントリ281にノイズ情報として「1」又は「0」が書き込まれる。
このように、この動作例でも、図6を参照して上述した動作例と同様に、メモリ280に、電源ノイズのノイズ情報とバス50上のデータとが互いに対応付けられて書き込まれる。ここで、この動作例では特に、クロックサイクル期間T2毎にノイズ情報及びバス50上のデータがメモリ280に書き込まれる。
図8は、エラーが検出された際の本実施形態に係る情報処理装置の動作を示すタイムチャートである。
図8では、書込制御部250がライトアドレスのカウントアップをクロックサイクル期間T2毎に行っている場合において、エラー検出部260によってエラーが検出された際の、エラー検出部260から出力されるエラー検出パルス及び停止信号、パルス整形部231から出力される電源ノイズデータ信号、バス50上のデータ、並びにメモリ280に書き込まれるノイズ情報及びデータ情報を時系列的に示している。
図1及び図8において、エラー検出部260は、ロジックブロック210からバス50に出力されるデータにおけるエラーを検出すると、エラー検出パルスPeをメモリ280に出力する。この際、書込制御部250によって、エラー検出パルスPeはエラー情報としてメモリ280に書き込まれる。即ち、エラー検出パルスPeに基づいて、エラーが検出された時刻やエラーの種類などのエラー情報が、エラー検出パルスPeが出力されたタイミングにおけるノイズ情報及びバス50上のデータと共にメモリ280における同一のエントリ281(図5参照)に書き込まれる。更に、エラー検出部260は、エラーを検出した時点(言い換えれば、エラー検出パルスPeを出力した時点)から停止期間T3後に停止信号Psを書込制御部250に出力する。書込制御部250は、停止信号Psが入力されると、メモリ280への電源ノイズのノイズ情報とバス50上のデータとの書き込みを停止する。図8に示す例では、停止信号Psが書込制御部250に入力されたタイミングにおけるノイズ情報「0」及びデータ「u」がメモリ280上の同一のエントリ281に書き込まれた後に、メモリ280へのノイズ情報及びバス50上のデータの書き込みが停止され、その後のデータ「v」、「w」、・・・、「gg」等はメモリ280に書き込まれない。
よって、エラー検出部260によってエラーが検出されたタイミングの前後(言い換えれば、エラーが検出された瞬間を含む期間)におけるノイズ情報及びバス50上のデータをメモリ280に記憶させた状態にすることができる。従って、メモリ280に互いに対応付けられて記憶されたノイズ情報及びバス50上のデータをメモリ280から読込制御部270によってシステムサービスプロセッサ400に読み込むことにより、ロジックブロック210からバス50に出力されるデータにエラーが発生した時点を含む期間における電源ノイズのノイズ情報及びバス50上のデータ、並びにノイズ情報とバス上のデータとの相関関係を解析することが可能となる。即ち、ロジックブロック210からバス50を介してCPU100に出力されるデータにエラーが発生するデータエラー発生時におけるデータパターン及び電源ノイズを解析することが可能となり、更に、データエラー発生時におけるデータパターンと電源ノイズとの相関関係を解析することも可能となる。例えば、基準電圧値Vrefを超えた電圧の電源ノイズの発生頻度がどれくらいのときにデータエラーが発生するのか、或いは、基準電圧値Vrefを超えた電圧の電源ノイズの発生とデータパターンとのどのような組み合わせによってデータエラーが発生するのかなどを把握することが可能となる。加えて、例えば、データエラー発生時において電源ノイズが検出されていない場合などに、データエラー発生の原因が電源ノイズではないなどのようにデータエラー発生の原因の切り分けを行うことも可能となる。
尚、ここでは、書込制御部250がライトアドレスのカウントアップをクロックサイクル期間T2毎に行っている場合における、エラーが検出された際の本実施形態に係る情報処理装置1の動作の一例について説明したが、図6を参照して上述した書込制御部250がライトアドレスのカウントアップをタイマ設定期間T1毎に行っている場合においても、概ね同様に、書込制御部250によって、エラー検出パルスPeがエラー情報としてメモリ280に書き込まれると共に、エラー検出部260によってエラーが検出された時点から所定の停止期間後に停止信号Psに応じて、メモリ280へのノイズ情報及びバス50上のデータの書き込みが停止される。
次に、比較例に係る半導体集積回路におけるエラー検出方法及び電源ノイズの測定方法について、図9を参照して説明する。
図9は、比較例に係る半導体集積回路におけるエラー検出方法及び電源ノイズの測定方法を示すブロック図であり、図9(a)は、比較例に係る半導体集積回路におけるエラー検出方法を示しており、図9(b)は、比較例に係る半導体集積回路における電源ノイズの測定方法を示している。
図9(a)において、比較例に係る半導体集積回路1200は、ロジックブロック1210と、エラー検出部1260とを有している。ロジックブロック1210は、CPU(図示省略)とバスを介して接続されており、演算処理等の処理を実行する回路ブロックである。ロジックブロック1210は、電源VDD3及びVSS3の一組の電源の供給を外部電源供給部(図示省略)から受けて動作する。エラー検出部1260は、ロジックブロック1210における例えばECCエラー、CRCエラー、パリティエラー等のデータエラーを検出する。エラー検出部1260は、エラーを検出すると、システムサービスプロセッサ1400に割り込み信号を通知する。このように、半導体集積回路1200におけるエラー検出は、エラー検出部1260によってシステムサービスプロセッサ1400に割り込み信号を通知することにより行われる。
一方、図9(b)に示すように、比較例に係る半導体集積回路1200における電源VDD3の電源ノイズの測定は、電源ノイズ観測用の外部端子1290にプローブ1510を介して接続されたオシロスコープ1500を用いて行われる。この測定方法では、半導体集積回路1200内部から外部端子1290を介してプローブ1510へ引き出される経路上で電源ノイズの高周波成分が減衰してしまうため、低周波の電源ノイズしか観測されない。また、この測定方法では、電源VDD3を引き出すための配線がアンテナとなり、ノイズを受けてしまう場合がある。
更に、上述した比較例のように、エラー検出と電源ノイズの測定とを分けて行う場合(つまり、エラー検出を行った後に、オシロスコープ1500を半導体集積回路1200に接続して電源ノイズの測定を行う場合)には、エラーが検出される瞬間の電源ノイズを観測することができず、エラーと電源ノイズとの相関関係を解析することが困難である。
しかるに、本実施形態によれば、図1から図8を参照して上述したように、半導体集積回路200の内部に設けられた電圧比較部220及びパルス整形部230によって電源ノイズデータ信号が生成される。よって、電源ノイズデータ信号には、高周波の電源ノイズも減衰することなく反映される。従って、高周波成分を含む電源ノイズを観測することができる。
更に、本実施形態によれば、電源ノイズデータ信号に基づく電源ノイズ情報が、バス50上のデータのデータ情報と対応付けてメモリ280に書き込まれ、この書込みは、エラー検出部260によってエラーが検出されたタイミングから停止期間T3後に停止される。よって、エラー検出部260によってエラーが検出されたタイミングの前後におけるノイズ量及びバス50上のデータをメモリ280に記憶させた状態にすることができる。従って、データエラー発生時におけるデータパターン及び電源ノイズ、並びにデータパターンと電源ノイズとの相関関係を解析することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態によれば、データエラー発生時におけるデータパターン及び電源ノイズ、並びにデータパターンと電源ノイズとの相関関係を解析することが可能となる。
実施形態は、上述した実施形態の例に限られるものではなく、特許請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う半導体集積回路及びその制御方法、並びに情報処理装置もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
演算処理装置にバスを介して接続される回路ブロックと、
前記回路ブロックを動作させる電源の電源電圧に生じる電源ノイズをアナログ信号からデジタル信号に変換することにより電源ノイズデータ信号を生成する電源ノイズデータ信号生成手段と、
前記回路ブロックから前記バスに出力されるデータのエラーを検出するエラー検出手段と、
前記電源ノイズデータ信号に基づく電源ノイズ情報と前記バス上のデータとを互いに対応付けて記憶手段に書き込むと共に、前記エラー検出手段によって前記エラーが検出されたタイミングに応じて、前記記憶手段に書き込むことを停止する書込制御手段と
を備えることを特徴とする半導体集積回路。
(付記2)
前記電源ノイズデータ信号生成手段は、
前記電源電圧を基準電圧と比較することにより、前記電源電圧が前記基準電圧よりも高い場合に比較信号を生成する電圧比較手段と、
前記比較信号をクロック信号に基づいて整形することにより、前記電源ノイズデータ信号をパルス信号として生成するパルス整形手段と
を有し、
前記電源ノイズデータ信号に含まれるパルスの数を、所定期間毎にカウントするカウント手段を更に備え、
前記書込制御手段は、前記所定期間毎に、前記カウント手段がカウントしたカウント値を前記所定期間における前記電源ノイズ情報として、前記バス上のデータに対応付けて前記記憶手段に書き込む
ことを特徴とする付記1に記載の半導体集積回路。
(付記3)
前記エラー検出手段は、前記エラーを検出した場合には、前記エラーの内容を示すエラー情報を出力し、
前記書込制御手段は、前記エラー検出手段によって前記エラーが検出された場合には、前記エラー情報を前記電源ノイズ情報及び前記バス上のデータと対応付けて前記記憶手段に書き込むと共に、前記エラーが検出されたタイミングから所定の停止期間を経過した後に、前記記憶手段に前記電源ノイズ情報、前記バス上のデータ及び前記エラー情報を書き込むことを停止する
ことを特徴とする付記1又は2に記載の半導体集積回路。
(付記4)
前記所定期間を外部から設定可能な所定期間設定手段を更に備えることを特徴とする付記2又は3に記載の半導体集積回路。
(付記5)
前記所定期間は、前記クロック信号のクロックサイクル期間と同一であることを特徴とする付記2又は3に記載の半導体集積回路。
(付記6)
演算処理装置と、
前記演算処理装置にバスを介して接続される回路ブロックと、前記回路ブロックを動作させる電源の電源電圧に生じる電源ノイズをアナログ信号からデジタル信号に変換することにより電源ノイズデータ信号を生成する電源ノイズデータ信号生成手段と、前記回路ブロックから前記バスに出力されるデータのエラーを検出するエラー検出手段と、データを記憶可能な記憶手段と、該記憶手段へのデータの書き込みを制御する書込制御手段とを有する半導体集積回路と、
前記電源ノイズデータ信号に基づく電源ノイズ情報と前記バス上のデータとを互いに対応付けて前記記憶手段に書き込むと共に、前記エラー検出手段によって前記エラーが検出されたタイミングに応じて前記記憶手段に書き込むことを停止するように、前記書込制御手段を制御する制御部と
を備えることを特徴とする情報処理装置。
(付記7)
前記半導体集積回路は、前記電源ノイズデータ信号生成手段の一部として、前記電源電圧を基準電圧と比較することにより、前記電源電圧が前記基準電圧よりも高い場合に比較信号を生成する電圧比較手段と、前記比較信号をクロック信号に基づいて整形することにより、前記電源ノイズデータ信号をパルス信号として生成するパルス整形手段とを有すると共に、前記電源ノイズデータ信号に含まれるパルスの数を、所定期間毎にカウントするカウント手段とを有し、
前記制御部は、前記所定期間毎に、前記カウント手段がカウントしたカウント値を前記所定期間における前記電源ノイズ情報として、前記バス上のデータに対応付けて前記記憶手段に書き込むように、前記書込制御手段を制御する
ことを特徴とする付記6に記載の情報処理装置。
(付記8)
前記エラー検出手段は、前記エラーを検出した場合には、該エラーの内容を示すエラー情報を出力すると共に前記制御部に割り込み信号を出力し、
前記制御部は、前記エラー検出手段から前記割り込み信号が入力された場合には、前記エラー情報を前記電源ノイズ情報及び前記バス上のデータと対応付けて前記記憶手段に書き込むと共に、前記エラーが検出されたタイミングから所定の停止期間を経過した後に、前記記憶手段に前記電源ノイズ情報、前記バス上のデータ及び前記エラー情報を書き込むことを停止するように、前記書込制御手段を制御する
ことを特徴とする付記6又は7に記載の情報処理装置。
(付記9)
演算処理装置にバスを介して接続される回路ブロックと、データを記憶する記憶部とを備えた半導体集積回路を制御する半導体集積回路の制御方法であって、
前記回路ブロックを動作させる電源の電源電圧に生じる電源ノイズをアナログ信号からデジタル信号に変換することにより電源ノイズデータ信号を生成する電源ノイズデータ信号生成工程と、
前記回路ブロックから前記バスに出力されるデータのエラーを検出するエラー検出工程と、
前記電源ノイズデータ信号に基づく電源ノイズ情報と前記バス上のデータとを互いに対応付けて前記記憶部に書き込むと共に、前記エラー検出工程によって前記エラーが検出されたタイミングに応じて前記記憶部に書き込むことを停止する書込制御工程と
を含むことを特徴とする半導体集積回路の制御方法。
(付記10)
前記エラー検出工程は、前記エラーを検出した場合には、前記エラーの内容を示すエラー情報を出力し、
前記書込制御工程は、前記エラー検出工程において前記エラーが検出された場合には、前記エラー情報を前記電源ノイズ情報及び前記バス上のデータと対応付けて前記記憶手段に書き込むと共に、前記エラーが検出されたタイミングから所定の停止期間を経過した後に、前記記憶手段に前記電源ノイズ情報、前記バス上のデータ及び前記エラー情報を書き込むことを停止する
ことを特徴とする付記9に記載の半導体集積回路の制御方法。
本実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る情報処理装置の全体構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る電圧比較部の回路構成を示す回路図である。 本実施形態に係る電圧比較部の出力波形の一例を示す波形図である。 本実施形態に係るメモリのメモリフォーマットを示す概念図である。 タイマ設定期間毎に電源ノイズ情報及びデータ情報がメモリに書き込まれる場合の本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を示すタイムチャートである。 クロックサイクル期間毎に電源ノイズ情報及びデータ情報がメモリに書き込まれる場合の本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を示すタイムチャートである。 エラーが検出された際の本実施形態に係る情報処理装置の動作を示すタイムチャートである。 比較例に係る半導体集積回路におけるエラー検出方法及び電源ノイズの測定方法を示すブロック図である。
符号の説明
1 情報処理装置
50 バス
100 CPU
200 半導体集積回路
210 ロジックブロック
220 電圧比較部
230 レギュレータ
231 パルス整形部
232 クロック制御部
240 カウンタ
242 タイマ
250 書込制御部
260 エラー検出部
270 読込制御部
280 メモリ
300 外部電源供給部
400 システムサービスプロセッサ

Claims (8)

  1. 演算処理装置にバスを介して接続される回路ブロックと、
    前記回路ブロックを動作させる電源の電源電圧に生じる電源ノイズをアナログ信号からデジタル信号に変換することによりパルス列からなる電源ノイズデータ信号を生成する電源ノイズデータ信号生成手段と、
    前記回路ブロックから前記バスに出力されるデータのエラーを検出するエラー検出手段と、
    前記電源ノイズデータ信号の前記パルス列のパターンを表す電源ノイズ情報と前記バス上のデータとを互いに対応付けて記憶手段に書き込むと共に、前記エラー検出手段によって前記エラーが検出されたタイミングに応じて、前記記憶手段に書き込むことを停止する書込制御手段
    を備え、
    前記電源ノイズデータ信号生成手段は、
    前記電源電圧を基準電圧と比較することにより、前記電源電圧が前記基準電圧よりも高い場合に比較信号を生成する電圧比較手段と、
    前記比較信号をクロック信号に基づいて整形することにより、前記電源ノイズデータ信号をパルス信号として生成するパルス整形手段と、
    を有し、
    前記電源ノイズデータ信号に含まれるパルスの数を、所定期間毎にカウントするカウント手段を更に備え、
    前記書込制御手段は、前記所定期間毎に、前記カウント手段がカウントしたカウント値を前記所定期間における前記電源ノイズ情報として、前記バス上のデータに対応付けて前記記憶手段に書き込む、
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  2. 前記エラー検出手段は、前記エラーを検出した場合には、前記エラーの内容を示すエラー情報を出力し、
    前記書込制御手段は、前記エラー検出手段によって前記エラーが検出された場合には、前記エラー情報を前記電源ノイズ情報及び前記バス上のデータと対応付けて前記記憶手段に書き込むと共に、前記エラーが検出されたタイミングから所定の停止期間を経過した後に、前記記憶手段に前記電源ノイズ情報、前記バス上のデータ及び前記エラー情報を書き込むことを停止する
    ことを特徴とする請求項に記載の半導体集積回路。
  3. 前記所定期間を外部から設定可能な所定期間設定手段を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体集積回路。
  4. 前記所定期間は、前記クロック信号のクロックサイクル期間と同一であることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体集積回路。
  5. 演算処理装置と、
    前記演算処理装置にバスを介して接続される回路ブロックと、前記回路ブロックを動作させる電源の電源電圧に生じる電源ノイズをアナログ信号からデジタル信号に変換することによりパルス列からなる電源ノイズデータ信号を生成する電源ノイズデータ信号生成手段と、前記回路ブロックから前記バスに出力されるデータのエラーを検出するエラー検出手段と、データを記憶可能な記憶手段と、該記憶手段へのデータの書き込みを制御する書込制御手段とを有する半導体集積回路と、
    前記電源ノイズデータ信号の前記パルス列のパターンを表す電源ノイズ情報と前記バス上のデータとを互いに対応付けて前記記憶手段に書き込むと共に、前記エラー検出手段によって前記エラーが検出されたタイミングに応じて前記記憶手段に書き込むことを停止するように、前記書込制御手段を制御する制御部と、
    を備え、
    前記半導体集積回路は、前記電源ノイズデータ信号生成手段の一部として、前記電源電圧を基準電圧と比較することにより、前記電源電圧が前記基準電圧よりも高い場合に比較信号を生成する電圧比較手段と、前記比較信号をクロック信号に基づいて整形することにより、前記電源ノイズデータ信号をパルス信号として生成するパルス整形手段とを有すると共に、前記電源ノイズデータ信号に含まれるパルスの数を、所定期間毎にカウントするカウント手段とを有し、
    前記制御部は、前記所定期間毎に、前記カウント手段がカウントしたカウント値を前記所定期間における前記電源ノイズ情報として、前記バス上のデータに対応付けて前記記憶手段に書き込むように、前記書込制御手段を制御する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  6. 前記エラー検出手段は、前記エラーを検出した場合には、該エラーの内容を示すエラー情報を出力すると共に前記制御部に割り込み信号を出力し、
    前記制御部は、前記エラー検出手段から前記割り込み信号が入力された場合には、前記エラー情報を前記電源ノイズ情報及び前記バス上のデータと対応付けて前記記憶手段に書き込むと共に、前記エラーが検出されたタイミングから所定の停止期間を経過した後に、前記記憶手段に前記電源ノイズ情報、前記バス上のデータ及び前記エラー情報を書き込むことを停止するように、前記書込制御手段を制御する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  7. 演算処理装置にバスを介して接続される回路ブロックと、データを記憶する記憶部とを備えた半導体集積回路を制御する半導体集積回路の制御方法であって、
    前記回路ブロックを動作させる電源の電源電圧に生じる電源ノイズをアナログ信号からデジタル信号に変換することによりパルス列からなる電源ノイズデータ信号を生成する電源ノイズデータ信号生成工程と、
    前記回路ブロックから前記バスに出力されるデータのエラーを検出するエラー検出工程と、
    前記電源ノイズデータ信号の前記パルス列のパターンを表す電源ノイズ情報と前記バス上のデータとを互いに対応付けて前記記憶部に書き込むと共に、前記エラー検出工程によって前記エラーが検出されたタイミングに応じて前記記憶部に書き込むことを停止する書込制御工程と、
    を含み、
    前記電源ノイズデータ信号生成工程は、
    前記電源電圧を基準電圧と比較することにより、前記電源電圧が前記基準電圧よりも高い場合に比較信号を生成する電圧比較工程と、
    前記比較信号をクロック信号に基づいて整形することにより、前記電源ノイズデータ信号をパルス信号として生成するパルス整形工程と
    を有し、
    前記電源ノイズデータ信号に含まれるパルスの数を、所定期間毎にカウントするカウント工程を更に有し、
    前記書込制御工程は、前記所定期間毎に、前記カウント工程でカウントされたカウント値を前記所定期間における前記電源ノイズ情報として、前記バス上のデータに対応付けて前記記憶手段に書き込む工程を有する、
    ことを特徴とする半導体集積回路の制御方法。
  8. 前記エラー検出工程は、前記エラーを検出した場合には、前記エラーの内容を示すエラー情報を出力し、
    前記書込制御工程は、前記エラー検出工程において前記エラーが検出された場合には、前記エラー情報を前記電源ノイズ情報及び前記バス上のデータと対応付けて前記記憶手段に書き込むと共に、前記エラーが検出されたタイミングから所定の停止期間を経過した後に、前記記憶手段に前記電源ノイズ情報、前記バス上のデータ及び前記エラー情報を書き込むことを停止する
    ことを特徴とする請求項に記載の半導体集積回路の制御方法。
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